カテゴリー: ニコ・ヒュルケンベルグ

  • 「まるでマシン」 ヒュルケンベルグがザウバーF1新人ボルトレトの能力を評価

    「まるでマシン」 ヒュルケンベルグがザウバーF1新人ボルトレトの能力を評価

    ニコ・ヒュルケンベルグは、ルーキーのチームメイト ガブリエル・ボルトレトがザウバーで徐々に主導権を握っていることを認める。

    今季シルバーストンで悲願の初表彰台を獲得したベテランのヒュルケンベルグ,だが、予選成績ではこれまでボルトレトに10対6で後れを取っている。モンツァでも、38歳のヒュルケンベルグは12番手に終わった一方で、ブラジル人ルーキーは見事8番手につけた。

    「もっと上に行けたと思う」とヒュルケンベルグは語った。「Q3の1回目のアタックでミスをしてしまったから、最後の走行では脆弱になってしまった。タイムを取り戻そうとしなければならなかったので、それが結局タイムロスにつながった」

    それでもヒュルケンベルグは、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンの後押しでF1入りを果たし、フェルナンド・アロンソのマネジメントを受けるボルトレトを惜しみなく称賛している。

    「彼は本当に素晴らしい仕事をしている」とヒュルケンベルグは認めた。

    「まるでインクが切れないプリンターのように、次から次へとラップを刻んでいくマシンだ」と笑顔で語った。「ルーキーなのにほとんどミスをしない。急激に成長しているけど、間違いなく将来有望なドライバーだ」

    20歳のボルトレトは、経験豊富なチームメイトと対峙することに不安を抱いていたことを明かした。「正直に言うと、『これは大変だぞ』と思った」と彼は語った。「僕はF2やF3の頃からニコを尊敬していた。『あの人は本当に速い』といつも思っていた」

    「今年は自分を追い込まなければならない、自分の人生を懸けて走らなければならないと思った」

    ガブリエル・ボルトレト ザウバーF1チーム

    それでも20歳のボルトレトは、戦いは見た目ほど一方的ではないと強調する。「正直に言えば、データを見ればかなり接近している」とボルトレトは説明した。

    「今年のミッドフィールドは本当に僅差で、ミリ秒単位が勝負を分ける。僕たちは互いにアドバイスを求め合うことはないけれど、互いのデータをチェックしている。僕たちは二人ともクルマに同じものを求めていて、それがチームにとって役立っている」

    モンツァでは、元ウィリアムズ代表のヨースト・カピートがSkyドイツでボルトレトを「シーズン最高のルーキー」と評する場面もあった。

    一方、チーム代表のマッティア・ビノットは、このブラジル人の台頭は偶然ではないと強調した。「彼と契約できたことを本当に喜んでいる」とラ・ガゼッタ・デッロ・スポルトに語った。「今日ではF3やF2で優秀だったと言うのは簡単だが、彼と契約したのは我々だ」

    「彼は努力家で、とても速く、すでに実力を証明している。トップドライバーになるだろう」

    さらにビノットは、2026年にチームを引き継ぐアウディも初年度については現実的な見方をしていると付け加えた──再びヒュルケンベルグとボルトレトのラインナップで臨む。

    「大きな成果を期待しているわけではないが、大事なのは成長し進歩を示すことだ。ニコは速く、一貫性があり、手本となる存在。ガブリエルは落ち着いてプレッシャーなく学んでいる。二人揃って、このプロジェクトに信頼性をもたらしている」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1イタリアGPでスタート前にリタイア「本気か?」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1イタリアGPでスタート前にリタイア「本気か?」

    ザウバーのドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグは2025年F1イタリアGPでレースが始まる前にメカニカルトラブルによりリタイアを強いられた。チームからリタイアの指示が出された際、ヒュルケンベルグは無線で「Oh man! You serious?(なんてこった!本気か?)」と4語の反応を示した。

    ヒュルケンベルグは今季序盤からチームのリードドライバーを務めてきたが、ここ数戦ではチームメイトのガブリエル・ボルトレトから強いプレッシャーを受けている。

    新人のボルトレトは直近3戦で予選・決勝ともに速さを見せており、今回のモンツァでも予選でQ3進出を果たしたのに対し、ヒュルケンベルグはQ2敗退に終わった。決勝ではP12からのスタートを予定していたが、フォーメーションラップ終盤でチームからリタイアの指示が出され、ピットレーンへ戻りレース前に戦線を離脱した。

    詳細な原因はまだ公表されていないが、F1TVの解説者で元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは油圧系のトラブルだったと指摘。センサーやソフトウェア関連の不具合ではなくメカニカルな故障であったため、さらなるダメージを避けるためにリタイアを選択したと見られている。

    一方でチームメイトのボルトレトはP7からスタートし、序盤で1つポジションを上げた。その後、ジョージ・ラッセルとP5を争う場面もあったが、最終的にはルイス・ハミルトンに抜かれ、メンターであるフェルナンド・アロンソに追われながらP7でレースを終えた。

    ヒュルケンベルグはシーズン前半戦を振り返り、スペインGP以降のアップグレードによるチームの進歩を称賛していた。スペインGPで投入されたフロア改良はチームの競争力を押し上げ、イギリスGPでは自身初のF1表彰台を獲得する快挙も果たした。

    「夏休み前までのシーズン前半はとてもポジティブだったと思う。バルセロナ以降、我々は本当に状況を好転させることができた。冬のテストの頃と比べて、今どこにいるかを見れば大きな進歩を遂げているし、それ以来多くのことが起こった」とヒュルケンベルグは語っていた(F1経由)。

    現在、ヒュルケンベルグはドライバーズランキング9位で37ポイントを獲得している。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 2026年F1新規則でアウディが避けるべき状況を指摘

    ニコ・ヒュルケンベルグ 2026年F1新規則でアウディが避けるべき状況を指摘

    ニコ・ヒュルケンベルグは、フォーミュラ1の2026年新規則下でアウディが競争から遅れを取らないことを望んでおり、フルワークス体制へと成長していく中で強固な基盤を築き続けることの重要性を強調した。

    ザウバーのドライバーであるヒュルケンベルグは、イギリスGPでの初表彰台をハイライトに、自身にとって最高のシーズンのひとつを送っている。しかし、来年チームが後退するのか、それとも前進を続けられるのかについてはまだ確信を持てないでいる。

    スペインでのアップグレード投入をきっかけに、復調したスイスのチームはミッドフィールドへと食い込み、ヒュルケンベルグはバルセロナ・カタルーニャ・サーキットでのグランプリ以来4戦連続でポイントを獲得している。

    しかし、チームがフルアウディ・ワークス体制へと移行するにあたり、37歳のヒュルケンベルグは、ファクトリーの改修、チームの結束強化、そして組織基盤の強化が、安定したミッドフィールド勢力として確立するための鍵だと強調した。

    記者から「来年は今季よりも状況が悪くなると予想しているか」と問われると、ヒュルケンベルグは慎重ながらも楽観的に答えた。

    「そうならないことを願っている」とヒュルケンベルグはMotorsport Weekを含むメディアに語った。

    「ただ、期待値に関して言えば、予測を立ててポジションや数字に落とし込むのは本当に難しいと思う。正直言って、ほとんど不可能だと思うけど、現実的である必要がある。依然として全員にとって大きなチャレンジだ。新しい規則は当然チャンスをもたらすけれど、保証は何もない」

    「重要なのは、正しいことをすべて整えていくこと。成長を続け、インフラを改善し、チームを改善し、より大きなファクトリーチームになるための基盤を固めていくことだ。そして、その過程にあるのは明らかだけど、やるべきことは常に存在する」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1 アウディ好調な近況で自信を深めるヒュルケンベルグ

    ハンガリーGPを前にしたヒュルケンベルグは、シーズン前半を振り返り、安定してポイントを重ね、初表彰台を獲得した流れを「おおむねポジティブ」と表現した。

    「振り返って考えると、間違いなくポジティブなことの方が多い」と彼は付け加えた。

    「冬季テストからシーズン序盤を考えると、その後バルセロナ以来、5戦連続でポイントを獲得し、表彰台もあり、いくつか非常に強い走りとパフォーマンスを見せられた。だからトレンドは正しい方向にある。本当は最初からそうありたかったけど、そうはならなかった。でも間違いなく最近は正しい方向へ進んでいる」

    「ただ、ミッドフィールドにおける状況は同じだ。基本的に5チームが非常に接近していて、その日の状況、サーキット、コンディションによって流れが入れ替わる」

    また、ヒュルケンベルグはすでに2026年規則に関するシミュレーションを完了しており、チームに早期のパフォーマンスの見通しを提供し、来季のマシン準備に役立てていることも明かした。

  • ザウバーF1代表 「ヒュルケンベルグとボルトレトはF1で最も協調的なコンビ」

    ザウバーF1代表 「ヒュルケンベルグとボルトレトはF1で最も協調的なコンビ」

    ザウバーのチーム代表ジョナサン・ウィートリーは、個人の才能や激しいライバル関係によって特徴づけられることの多いF1において、ニコ・ヒュルケンベルグと新人ガブリエル・ボルトレトの現在のドライバーラインナップを、自身の長いF1キャリアの中で最も「協調的」なコンビだと称賛した。

    ザウバーは2025年に完全に刷新されたラインナップでシーズンに臨み、ヒュルケンベルグは豊富な経験を持ち込み、ボルトレトはF3とF2で連続タイトルを獲得した直後に加入した。

    このデュオは2026年のアウディへのリブランドを前に変革のシーズンを進めるチームを牽引し、印象的な結果を残すだけでなく、ウィートリーがチームの復調を後押ししていると信じる独自のダイナミクスを築いている。

    「これは信じられないほど重要だ」とウィートリーはハンガリーGP後に記者団に語った。「私が言わなければならないのは、F1での自分の時間の中で記憶している限り最も親密で、最も協調的なドライバーコンビだということだ」

    「ガブリエルは素晴らしい労働倫理を持っている。新しい情報を吸収する能力を持っている。彼は我々が期待した未来のスターであることをあらゆる面で証明している。そしてニコもその旅の一部なんだ」

    「エンジニアリングテーブルの向こう側には、途方もない経験とニコの実績ある才能がある。ハンガリーGP後はガビのことを多く話しているが、ニコも素晴らしい仕事をした。ポイント獲得には結びつかなかったから目立たなかったり気づかれなかったりするかもしれないが、チームとしては両方のドライバーに非常に満足している」

    ザウバーF1チーム

    ボルトレトの急成長
    ボルトレトは直近のハンガリーGPで自身最高となる6位を獲得し、過去4戦で14ポイントという好調を維持している。ザウバーのC45が明らかに改善された一方で、ブラジル人ドライバー自身の成長も同様に重要だとウィートリーは強調する。

    「もう一度強調しておきたいのは、彼が旧型車のテストを1万キロもこなしていないということだ」とイギリス人のウィートリーは指摘した。「F1カーで1万キロを走ったこともない。彼にとってこれはF1での初シーズンなんだ。これまで走ったことのないサーキットが数多くあるし、これからも初めてのサーキットが控えている。ここ数戦は知っているサーキットで素晴らしい結果を出すことができた」

    「彼は成熟し、ドライバーとして成長したと思う。そしてシーズン前半よりもずっと速く新しいサーキットに順応できるようになると思う」

    ヒュルケンベルグのレースクラフトとフィードバックに、ボルトレトの飢えと適応力が組み合わさることで、ザウバーのドライバーダイナミクスは今シーズン残りとアウディの参入に向けて強固な基盤を築いているとウィートリーは信じている。

    結果は必ずしもスコアボードに表れるわけではないが、ウィートリーにとって、ひとつのユニットとして機能するドライバーラインナップの価値は何物にも代えがたいものだ。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1ハンガリーGP決勝「戦略は悪くなかったけど…」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1ハンガリーGP決勝「戦略は悪くなかったけど…」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝を13位で完走。最後方スタートからポジションを10つ上げる走りを見せたが、惜しくもポイントには届かなかった。

    スタート直後に数台を交わしたヒュルケンベルグは、早めのピットストップでアンダーカットを試みる2ストップ戦略を採用。一時は上位勢の背後に迫る位置まで浮上したが、2度目のストップで順位を落とし、再びトラフィックに阻まれた。

    「今日は間違いなくチャレンジングなレースだった。最後方スタートだったから、最初から厳しい戦いになるのはわかっていた。ハンガロリンクは道幅も狭いし、トラフィックとの戦いが常に付きまとうからね。」とヒュルケンベルグはコメント。

    「2ストップ戦略を選んだんだけど、ある時点では良さそうに見えた。でも結果的に、1ストップ勢がうまくやったから、僕たちの戦略は正解じゃなかった。正直、昨日の予選がすべてだった。」

    「でも、ガブリエルが8ポイントを持ち帰ってくれたのは良かった。全体として、バルセロナ以降はずっとポイント争いに絡めてるし、6戦連続でポイント獲得しているのは、僕たちの成長の証だと思う。」

    チーム代表のジョナサン・ウィートリーもヒュルケンベルグのレース運びを評価しつつ、予選の重要性を強調した。

    「ニコのレース内容自体は素晴らしかった。序盤のアンダーカットも的確だったし、混戦の中でポジションを上げていた。ただ、このサーキットではスタート位置がすべてを左右する。チーム全体としては6戦連続のポイント獲得という成果を持ち帰れたし、今後もその一貫性を大切にしていきたい。」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) ハンガリーGP F1ニコ・ヒュルケンベルグが最後方から13位まで追い上げる走りを披露。戦略は機能したが、ポイントには届かなかった。

    後方スタートから2ストップ戦略に挑戦しましたが、どのようなレースでしたか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: まあ、あの位置からのスタートだったから、最初から厳しいレースになるのは分かってた。ずっとトラフィックの中だったし、ここではそれが本当に難しい。

    今日のレースを見る限り、1ストップ戦略がうまくいってた人が多かったから、2ストップは最初から速い選択肢じゃなかったかもしれない。そこにトラフィックが加われば、なおさら厳しくなる。結局、今日は何も得るものがなかったけど、Gabiがポイントを取ってくれたのは嬉しいね。

    すべては昨日の予選から始まっていたと思う。あそこでうまくいかなかったことが、今日の結果につながった。

    シーズン前半は好調でした。夏休みを迎える今の気持ちは?

    ヒュルケンベルグ: ポジティブな気持ちでいるよ。バルセロナ以降、僕らはマシンのパフォーマンスを大きく改善してきた。今は本当にミッドフィールドでしっかり戦える位置にいるし、実際にポイントも取れている。

    たしか、これでバルセロナ以降6戦連続でポイント圏内を争えている。それだけでも十分に前進を示していると思うし、それを誇りに思ってる。だからこそ、これからも努力を続けていきたいね。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1ハンガリーGP予選「自信が指の間からすり抜けた」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1ハンガリーGP予選「自信が指の間からすり抜けた」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2025年F1ハンガリーGP予選でQ1敗退を喫し、日曜の巻き返しを目指すことになった。

    予選での手応えを問われると、フリー走行とは異なるマシンバランスや、セクター2でのわずかなトラフィックによって自信を失ったと語り、「何が起きたのか調べる必要がある」と述べた。

    Q:今日もまた厳しい1日になりました。マシンからパフォーマンスを引き出すのが難しそうに見えましたが、どこで失ったと感じていますか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ:正直、何が悪かったのか自分でもちゃんと見直す必要があると思ってる。

    というのも、週末全体を通してマシンのフィーリングはかなりポジティブだったし、予選に入る前まではすごく良かったんだ。

    でも予選に入ったらバランスがかなり変わっていて、自信が文字通り指の間からすり抜けていったような感覚だった。

    セクター2では少しトラフィックにも引っかかって、それも助けにならなかったね。

    いくつかの細かい要素が重なったのかもしれないけど、全体として何が起きたのかちゃんと調査しないといけない。

    痛い結果だったよ。

    ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバーF1チーム

    Q:今年は特に日曜のレースで強さを見せてきましたが、明日の巻き返しにはどの程度自信がありますか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ:難しいね。確かにここではオーバーテイクは可能だけど、簡単ではない。

    後方からのスタートになると、僕たち自身の首を絞めることになるし、レースを楽にするわけじゃない。

    明日は厳しい戦いになると思うし、何ができるかまだ分からないけど、様子を見ていくよ。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1ベルギーGP決勝「ミディアムが持たなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1ベルギーGP決勝「ミディアムが持たなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグは2025年F1ベルギーGP決勝で一時ポイント圏内を走行したものの、ミディアムタイヤの摩耗により戦略を変更せざるを得なくなり、最終的には入賞を逃した。

    最初のスティントではフロントタイヤのグリップ低下と激しいアンダーステアに苦しみ、残り15周を前にピットインを決断。追い上げを図るも、すべてを取り戻すには至らなかった。

    チームメイトのガブリエル・ボルトレトがポイントを獲得したことで、ザウバーとしては一定の成果が残った週末となったが、ヒュルケンベルグ自身は「結果が伴わなかったのは残念」としつつも、全体としてはミッドフィールドで戦える手応えを得たと前向きに振り返った。

    Q:ニコ、今日は途中までポイント圏にいましたね。いけそうだと思いましたか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: うん、思ってたよ。でも、2回目のピットが必要になってから流れが変わったね。

    最初のミディアムタイヤはまったく持たなかった。フロントのグリップがなくなって、ロックしたりアンダーステアがひどくて、とても最後までは持たないと判断した。まだ15周くらい残ってたしね。しかも後ろのグループが迫ってきてて、ガスリーは僕らよりもローダウンフォース仕様だったから、スリップを使われたら完全にやられてただろうし、ピットに入るしかなかった。そこからの挽回は難しかったね。

    ニコヒュルケンベルグ(ザウバーF1チーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリポイント圏内を走行するも、タイヤ劣化で戦略変更を強いられたニコ・ヒュルケンベルグ

    Q:週末全体を振り返ってみてどうですか?結果こそ出なかったものの、得るものもあったのでは?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: そうだね、学ぶことはあったし、進歩もあったと思う。もちろんリザルトがないのは残念だけど、ガビがポイントを取ってくれたのはチームにとって大きい。

    チームとしてコンストラクターズ争いも大事だから、あれはポジティブな材料だね。僕たちはまたミッドフィールドでしっかり戦えていたし、それも良かったと思う。来週のハンガリーはもっと僕たちに合うサーキットになるはずだから、そこでは結果を持ち帰りたいね。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1ベルギーGP予選のストロールとの接触で戒告処分

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1ベルギーGP予選のストロールとの接触で戒告処分

    ニコ・ヒュルケンベルグは、F1ベルギーGP予選中に発生したランス・ストロールとのピットレーンでの接触により、スチュワードから戒告処分を受けた。

    Q1開始前、複数のマシンがピット出口に列をなす中で、ヒュルケンベルグのザウバーはまだファストレーン内に位置しておらず、車両の一輪をファストレーンに入れて優先権を得ようとした。

    しかしその直後、前方の車列が動き始めた際に、アストンマーティンのストロールが進路を譲らず、両者は低速で接触。ヒュルケンベルグはエンドプレートを損傷し、フロントウイングの交換を余儀なくされた。

    一方、ストロールはそのまま走行を続行。インシデントはセッション後に審議対象となった。

    スチュワードの裁定では、ヒュルケンベルグとザウバーチームは「ストロールに優先権がある状態でファストレーンに進入した」件について違反と認定され、この件で戒告が科された。一方、接触そのものについては「いずれのドライバーも主たる責任はない」と判断され、追加の処分は行われなかった。

    以下は、スチュワードが発表した裁定理由の全文である。

    「レースディレクターのノートには、次のように記されている:『セッション開始前にピットレーンの端に走行して到達したマシンは、ファストレーンに一列に整列し、到着順に発進しなければならない。ファストレーンに入ったと見なされるのは、タイヤがファストレーンと内側レーンを隔てる白線を完全に越えたときである。ここで「越える」とは、タイヤ全体がその白線の遠側を超えている状態を指す』今回のケースでは、27号車(ヒュルケンベルグ)のタイヤはセッション開始前にこの条件を満たしておらず、このため18号車(ストロール)に優先権があったと見なされる。よって、27号車は『適切なギャップ』がある場合にのみ列に合流すべきであったが、この時点でそのようなギャップは存在しなかった」

    「また、27号車のドライバーは常にチームの指示(無線またはチームメンバーの手信号)に従って行動していた」

    「このため、27号車は競技規定第34.8条に違反しており、ペナルティはチームに適用される」

    「その後に発生した接触については、両車がほぼ同時にチームの指示で動き出し、結果的に偶発的な接触が発生した。いずれのドライバーも完全または主としての責任はないと判断されるため、『接触の原因』に関しては追加措置を取らない」

  • ガブリエル・ボルトレト F1ベルギーGP スプリント予選「トップ10は励みになる」

    ガブリエル・ボルトレト F1ベルギーGP スプリント予選「トップ10は励みになる」

    キック・ザウバーは、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選で明暗が分かれた。

    ルーキーのガブリエル・ボルトレトは今季2度目となるスプリント予選でのトップ10入りを果たし、10番グリッドを獲得。対照的に、ニコ・ヒュルケンベルグは2つの不運に見舞われ、SQ1敗退を喫した。

    「今日はSQ3に進出できて本当に嬉しかった。これはスプリント予選だけど、やっぱり突破できたときの気持ちは格別だ」とボルトレトはコメント。

    「セッションを通してクルマの感触は良くて、SQ3でもう少し絞り出せたかもしれないと思うくらいだった」

    「全体としては力強い予選パフォーマンスだったし、トップ10入りは大きな励みになる」

    「クルマの仕上がりは良さそうなので、あとは明日のレースでペースがどこまで持つかを見極めたい」

    「すべてが噛み合えば、同じようなポジションで戦えるはずだ」

    チーム代表のジョナサン・ウィートリーもボルトレトの活躍を称賛した。

    「GabiはSQ1で非常にクリーンな走りを見せて通過し、SQ2では素晴らしいラップを決めた。ノリスからわずか0.5秒差で、1分41秒901というスパにおけるザウバー史上最速のタイムだった。SQ3では最終的に思うようなタイムが出なかったが、それでも10番手はスプリントに向けて非常に良いポジションだ」とウィートリーはコメント。

    ベルギーグランプリ F1 ザウバーF1チーム

    一方、ベテランのニコ・ヒュルケンベルグは、2度にわたる不運によって予選最初のセッションで姿を消すこととなった。まず、ピットレーンでリアム・ローソンの進路に出てしまったが、これはスチュワードによる調査対象とはならなかった。その後のアタックでも、再びタイミングが合わずトラフィックに巻き込まれた。

    「スプリント予選にはいつも独特の難しさがある。短いフォーマットでタイヤは1セットしか使えないし、最初のラップがすべてを左右する」とヒュルケンベルグはコメント。

    「最初のアタックは計画通りにはいかなかった」

    「2回目の走行では、ウォームアップラップの終盤でトラフィックに引っかかってしまって、リアムのすぐ後ろを走る形になってしまい、ラップが台無しになった」

    「その時点でタイヤの状態も理想的ではなかったので、全体的に十分な結果にはならなかった」

    「明日の決勝予選に向けてやるべきことはたくさんある。FP後にいくつか変更を加えたが、進むべき方向性は見えてきた」

    「まだクルマから引き出せるポテンシャルはあるはずなので、データをしっかり分析して、スプリントを最大限に活かしていきたい」

    ウィートリーもヒュルケンベルグの状況をこう総括した。

    「ニコは時間との戦いの中で、2回目のアタックで前方のクルマとの距離が近すぎて、本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。その結果、17番手という順位に終わってしまった」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1初表彰台にサインツが絶賛「常にトップ5の実力」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1初表彰台にサインツが絶賛「常にトップ5の実力」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、F1のライバルであるカルロス・サインツから「常にグリッド上のトップ5ドライバー」と称賛された。

    ヒュルケンベルグは先週末のF1イギリスGPで3位に入り、F1史上最多記録となっていた表彰台なしの連続出走に終止符を打った。悪天候を巧みに利用した走りで、キャリア初の表彰台をつかみ取った。

    それまでヒュルケンベルグは、F1史上最多の表彰台なしレース出走記録を保持していた。

    ヒュルケンベルグの思わぬ快挙について感想を求められたカルロス・サインツは、RacingNews365などのメディアに対して次のように語った。

    「おめでとう。きっと本当に堅実なレースをして、あそこまで行ったんだと思う」

    「正直言って、彼に表彰台がなかったことをみんなが呪ってたみたいだけど、僕にとってはまったく重要なことじゃなかった」

    「僕にとって彼は、F1にいるときは常にグリッド上のトップ5ドライバーだと思ってるし、彼の才能やレースでの実行力は本当にすごいんだ」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1 カルロス・サインツJr.

    ヒュルケンベルグは、いわゆる「トップチーム」でレースをしたことはなく、ドライバーズランキングでの最高位は2018年にルノーで記録した7位だった。

    その2018年、サインツはエンストン拠点の同チームでヒュルケンベルグのチームメイトを務め、彼の実力を間近で見ていた。

    「僕は彼のチームメイトだったからわかってるけど、彼に表彰台がなかったのはただの偶然であって、彼が所属していたチームによるところが大きかった」

    「今回こうして表彰台に立てて、彼を疑ってた人たちを黙らせられたことがうれしい。僕は最初から彼を疑ったことなんてなかったし、いつか必ず表彰台に立つって信じていた」