カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダF1 「トラブルがメルボルンで再発しないとは言い切れない」

    ホンダF1 「トラブルがメルボルンで再発しないとは言い切れない」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、問題に対処するために作業はしてきたが、F1オーストラリアGPでのマクラーレン・ホンダの信頼性について“心配”なままだと認める。

    バルセロナでのホンダのプレシーズンテストプログラムは、トラブル多発によって大きく妥協を強いられるものとなった。

    ホンダは、メルボルンまでの作業によって信頼性問題の大部分は解決していることを期待しているが、長谷川祐介は完全には自信を持っていない。

    「2週目のテストの最後の2日間でのトラブルはクルマの振動に起因するものでした」と長谷川祐介は木曜日にメルボルンでコメント。

    「それはエンジンだけの問題ではありませんでしたが、最も振動していたのはエンジンでした」

    「そのトラブルは、車体側のカーボンパイプのクラックを引き起こし、ハーネスが外れていました」

    「ですが、それらの問題はエンジンの振動が止まれば二度と起きないものなのかどうかはわかりません。心配しています」

    「クルマがバルセロナの縁石にのったことで振動を引き起こしたのも確かです」

    「車体側にそのような弱さがあるならば、そこは心配です」

    ホンダは振動問題を改善させるためのエンジンマッピングの作業を行い、テストベンチでは進展を示しているが、クルマが実際にコース上で走ってみなければ状況はわからないと長谷川祐介は語る。

    「ドライバビリティは改善していると思います」と長谷川祐介は語る。

    「さくらでベンチテストを行いましたが、まだコース上でエンジンを走らせていないので、今現在の状況は理解できていません」

    長谷川祐介は、振動以外の他の問題はすでに解決し他と考えている。

    「スペインのテストでは1週目の初日にオイルタンク、2日目にはエンジン自体にトラブルが発生しました。トラブルがどのようなものかはお話しできませんが、対策は施してあります」

    「2週目の初日は高電圧システムがそれらの問題に対して絶縁されていました。大きな問題は解決していると思います」

    「2週目のテストの2日目にはラジエーターの水漏れがありました。それが原因でエンジンの電源が落ちました」

    オイルタイクの問題について長谷川祐介は「形状の問題でした。内部にバッフルプレートがあるのですが、形状が悪く、きちんとオイルを吸い上げることができていなかったようです。それを変更しました。非常に基本的な問題でした」

    フェルナンド・アロンソは、ホンダのエンジンが“信頼性もパワーもない”と不満を述べていたが、長谷川祐介は、ホンダの目標には達していないものの、新型エンジンの方が優れていると語る。

    「まだ我々が自主的に設定した目標値には達していません。ですが、数値を教えることはできません」

    「去年のアブダビものよりもパワーは優れていると思います。ただ、ドラッグが増加しています。タイヤもワイドになり、ドライバーはスピードが落ちたと感じたのかもしれません」

  • フェルナンド・アロンソ、ホンダに早急な問題解決を要求

    フェルナンド・アロンソ、ホンダに早急な問題解決を要求

    フェルナンド・アロンソは、ホンダにF1パワーユニットの問題をシーズン序盤戦のうちに解決し、改善するよう要求した。

    パートナーシップ3年目を迎えるマクラーレン・ホンダだが、今年も表彰台はおろか、ポイント獲得にさえ苦しむシーズンになると予想されている。プレシーズンテストでまともな走行ができなかったことで、今週末の開幕戦オーストラリアGPでは完走すら難しいかもない。

    ホンダは、今シーズンにむけてF1パワーユニットのレイアウトを一新したが、信頼性とパワー不足により、2017年F1マシンMCL32での走行は非常に限られた。

    今年の目標について質問されたフェルナンド・アロンソは「チャンピオンシップで良いポジションにつくことだ。レースで勝利を目指し、表彰台に上がることだ」とコメント。

    「マクラーレンのようなビッグチームで新シーズンをスタートするなら、それくらいは目指さなければならない。それが夢であり、狙いだ。でも、ウィンターテストであれだけ苦労すれば、それが難しいのことわかっている」

    「道のりは長いよ。ホンダにはできるだけ早く対応してもらいたい。レースがどうなるかを知るには少し時間が必要だ。まだ僕たちには答えが必要なものがたくさんある」

    「パワーとパワーユニットをどう改善できるのか、詳しいことはわからない。いろいろ複雑なことがあるだろうし、全体像はわからない・でも、僕たちにはスピードが必要だ。ギアチェンジしてライバルたちと同じレベルに立たなきければならない。できるだけ早くそれが実現することを願っている」

    フェルナンド・アロンソは、今が最盛期だと感じているが、マシンがそれに追いていないため、全力を出せないと悔しそうな表情を見せた。

    「フラストレーションを感じている。今年のために準備してきた気分は最高だし、走りも今がベストだと思っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「コンペティティブかどうか以前に、ウィンターテストで10~11周くらいしかできなければフラストレーションも溜まる。でも、それが現実だし、諦めずに仕事をしていかなければならない。それが現実だし、仕方ないことだ。とにかく状況が改善されることを願っている」

    「これがF1だ。周りは、1日、1時間ですら待ってくれない。チャリティーマッチではない。僕たちはもっと改善し、レベルを上げて、懸命に戦わなければならない。できれば、そういったチャレンジを楽しみたいものだ」

  • フェルナンド・アロンソ 「マクラーレン・ホンダに“奇跡”は期待できない」

    フェルナンド・アロンソ 「マクラーレン・ホンダに“奇跡”は期待できない」

    フェルナンド・アロンソは、F1オーストラリアGPでマクラーレン・ホンダに“奇跡”を期待することはできないが、開幕フライアウェイレースを見限るというオプションはないと語る。

    マクラーレン・ホンダが、プレシーズンテストでまともに走れずに開幕戦を迎えるのは3年のパートナーシップで今回の2度目。

    ホンダの新型F1パワーユニットは、振動が原因とみられる信頼性問題に悩まされており、メディアはマクラーレンとホンダのパートナーシップは崩壊の一途をたどっており、マクラーレンはすでに代わりのエンジンオプションを検討しているとの報道が盛んになされた。

    F1バルセロナテストでは、ホンダの新型F1エンジンを“パワーも信頼性もない”と酷評したフェルナンド・アロンソだが、少なくとも再びバルセロナに戻るまでにはMCL32で競争的なラップタイムをプッシュしていくことができることを期待している。

    「状況を改善し、少しでもここで競争できるよう準備して到着するために、チームはとても懸命に頑張ってきた」とフェルナンド・アロンソは Sky Sport F1 に語った。

    「でも、F1では2週間で奇跡は起こらないし、難しい週末になると予想している」

    「僕たちは解決しなければならない問題があることに現実的にならなければならない。でも、同時にこれはレースであり、テストではない。ここでは何が起こるかわからない」

    「リタイアが出る可能性もあるし、僕たちは今週末から知識とポジティブなことを得るつもりで週末に臨む必要がある。冬季テストではまったくプッシュできなかったので、もう少しプッシュして、限界を探れればいいね」

    今週、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、準備の状況を強調し、今週末については“いかなる約束も予測もしない”と語る一方で、ホンダはエンジンマッピングと他のエリアで前進することができたと述べている。

    トラブルによって、マクラーレン・ホンダは、開幕戦4戦のフライアウェイレースを事実上見限らなければならないのかと質問されたフェルナンド・アロンソは「僕は何も見限ってはいない。僕たちは改善するために、4戦、6戦、8戦と待つためにここにいるわけではない。僕たちは明日にも改善する必要がある」とコメント。

    「明日がうまくいかなければ、土曜日にむけて改善する必要がある。土曜日の予選で良いポジションを獲得できなければ、日曜日に改善する必要がある」

    「それがF1だし、チャリティーマッチではない。あちこちで楽しめるようなね。これはF1だ。僕たちは競走しなければならないし、敵を倒さなければならない。僕たちは一番になる必要がある。それが究極の目的だ」

  • ストフェル・バンドーン 「チームのためにマイレージを稼ぐことが重要」

    ストフェル・バンドーン 「チームのためにマイレージを稼ぐことが重要」

    ストフェル・バンドーンは、フルタイムのF1ドライバーとして初レースとなるF1オーストラリアGPでマクラーレン・ホンダのためにマイレージを稼ぐことに集中していくと語る。

    昨年、負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてF1バーレーンGPでF1デビューを果たしているストフェル・バンドーンだが、2017年は初めてのマクラーレン・ホンダのレギュラードライバーとしてF1フル参戦を果たすことになる。

    だが、デビューシーズン前のプレシーズンテストでは、ホンダの新型F1パワーユニットのトラブルによって、十分に走り込むことができなかった。マクラーレン・ホンダは、最長で11周しか連続走行ができていない。

    ストフェル・バンドーンは、オーストラリアでの初レースにむけて予想を立てることは難しいと認める。

    「僕たちにとって簡単なレースになりないだろうことはわかっている」とストフェル・バンドーンは語る。

    「ウィンターテストでの難しいスタートの後、僕たちはいかなる予測もしていないと思う。クルマにはいくつか小さなアップデートが施されると思うけど、それらが良いかどうかは明日のプラクティスで調べていかなければならない。僕たちにとっては多くのマイレージを稼ぎ、パッケージを最大限に生かし、それを最大限に生かすことが重要だ」

    「もちろん、僕たちは望んだように冬のテストプログラムをこなすことができなかったし、現在、難しい状況にいることはわかっているでも、それはここに来る前からわかっていたことだ」

    「今はクルマに新しいパーツをもたらして、週末毎に改善していけるように、チームと一体となってプッシュしていくことが重要だ。それが、今、僕たちが示さなければならないことだ」

    技術的にはルーキーではないストフェル・バンドーンだが、土壇場での参戦となった去年のバーレーンよりも、F1オーストラリアGPがリアルなF1デビューのように感じていると語る。

    「去年、バーレーンでF1レースを味わっているし、ここメルボルンに来てどのような予想をすればいいかはだいたいわかっていると思う」

    「それでも、今回は2回目のレースだし、トラックや経験しなければわからない週末内の運営方法など、学ばなけばならないことがたくさんあるので自分のことをルーキーだと感じている」

    「バーレーンはずっと前のように感じるし、始めるのを楽しみにしている」

  • フェルナンド・アロンソ、マクラーレンのF1エンジン変更の噂に沈黙

    フェルナンド・アロンソ、マクラーレンのF1エンジン変更の噂に沈黙

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがホンダを切るつもりであり、メルセデスからF1エンジンを供給してもらうよう打診したとの報道についてコメントすることを拒否した。

    マクラーレンは、ホンダの信頼性とパフォーマンスに欠けるF1エンジンにとって今年は悲惨なプレシーズンテストに耐えることになった。

    マクラーレン・ホンダは、2016年のプレシーズンテストより少ない周回数となり、1年落ちのフェラーリ製エンジンを搭載するザウバーを除けば、最も遅いチームとなった。

    それにより、マクラーレンが2018年のエンジン契約についてメルセデスに打診したとの報道に至った。

    だが、フェルナンド・アロンソはその件についてコメントすることを拒否した。

    「それはチームへの質問だ」とフェルナンド・アロンソは Sky F1 にコメント。

    「もちろん、いろいろな推測があることはわかっているし、いくつかの記事が出ているのも知っている。でも、僕はそのような議論にあまり立ち入りたくない」

    「僕はとにかく自分のベストを尽くすだけだ。明日チームがその質問に答えてくれるだろう」

    競争力のあるエンジンが得られれば2017年以降もマクラーレンに留まるかと質問されたアロンソは「わからない」と答えた。

  • フェルナンド・アロンソ 「他と比較しなければ2017年F1マシンは楽しい」

    フェルナンド・アロンソ 「他と比較しなければ2017年F1マシンは楽しい」

    フェルナンド・アロンソは、ホンダのF1エンジンのトラブルによってまた厳しいシーズンに耐えることになりそうだが、少なくとも2017年F1マシンのドライビングは楽しいと述べた。

    マクラーレンは4年間勝利を味わっておらず、ホンダは、2017年のパフォーマンス向上を目指して、パワーユニットのレイアウトを再設計した。

    しかし、プレシーズンテストでは、そのホンダの新型F1パワーユニットにトラブルが多発し、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは本格的な走行ができず、マクラーレン・ホンダの最長での連続走行はわずか11周だった。

    F1オーストラリアGPの木曜記者会見に出席したフェルナンド・アロンソは、テストでは限界に近づくことさえできなかったため、メルボルンでマクラーレン・ホンダのポジションについてもっとわかってくるだろうと述べた。

    「テスト期間しか走っていないので、開幕戦でもう少し状況はクリアになってくるだろう。自分たちが正確にどの位置にいるかはクエスチョンマークだからね」

    「テストではいろいろな問題によってどのラップも限界近くまでクルマをプッシュすることはできなかった。僕たちが良い週末を過ごせるか、クルマのポテンシャルをもう少し見ることができるか見てみよう。僕たちがどの位置にいるかわかればいいね。それでも、僕たちにとっては長い道のりだし、やらなければならなことはたくさんある」

    「チームは状況を改善し、やれる限り頑張って、問題を特定して、そのエリアを改善するためにずっと100%で作業してきたと思う。この数週間は全員が最大限で頑張ってきた。明日コース上でもっと見つけられるか見てみよう」

    今年がマクラーレンとの契約最終年となるフェルナンド・アロンソは、新世代のF1マシンが気に入らなければ、F1を引退するかもしれないと以前に述べていた。

    だが、フェルナンド・アロンソは、ダウンフォースが増加し、速いラップタイムを刻めるようになった新車を楽しんでいると強調。競争力の欠如がその楽しさを損なうことはないと述べた。

    「いいや、2つの別々のものがあると思う」とフェルナンド・アロンソは語る。

    「1つはどれくらい楽しいか、このクルマがコーナリングスピードでどれくらいアドレナリンを与えてくれるかだ。ここ数年と比較して、僕たちドライバーだけでなく、観客、ここのグランドスタンドの人たち、テレビで観ている人たちにとっても良い前進だと思う。見応えはあると思う」

    「当然、スポーツマンはみんな競争的だ。今の僕たちのようにシーズン開幕戦のレースに到着するとする。その喜びは、競争力があれば感じられるものだ。今年、僕たちがどれくらい競争力があるか見てみよう」

    2015年のF1日本GPではホンダのF1エンジンを“GP2エンジン”と斬り捨てたフェルナンド・アロンソは、最後にまた捨て台詞を残して会見を終えた。

    「少なくとも一人で運転しているときは新車を楽しむことができる」

    「近くにクルマがいて、彼らの方がずっと速ければ、楽しくはなくなるけどね・・・」

  • マクラーレン 「ホンダはF1文化を受け入れる必要がある」

    マクラーレン 「ホンダはF1文化を受け入れる必要がある」

    マクラーレンは、ホンダがF1での運命を改善するためには、自動車メーカーの企業体質で仕事をするのではなく、F1のレース文化の理解し、統合していく必要があると考えている。

    ホンダは、2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1に復帰して以降、厳しいシーズンを過ごしている。2017年も壊滅的なプレシーズンテストを過ごし、今シーズンもトラブルの絶えないシーズンになることが予想されている。

    パートナーであるマクラーレンも結果の出ない不遇のシーズンをもう一年過ごす可能性に直面しており、ホンダとマクラーレンの関係はここ数週間で緊迫していると報じられている。

    ホンダは、F1プログラムに外部の影響を受け入れることを嫌っているように見られており、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ここまでホンダがスピードを得ることができないのは、F1で成功するために必要な開発の正確さが欠けており、プロジェクトが後手に回っているからだと語る。

    「彼らが理解する必要のある唯一のことは、F1のレース文化を理解し、統合していくことだ」とエリック・ブーリエは Autosport にコメント。

    「それが意味するのはこういうことだ。我々は、レース、そして、F1において、カレンダー、固定した目標、固定した期日、ラップタイムゲインによって全てを動かしている」

    「自動車メーカーが運営しているプロジェクトでは、数週間の遅れが出ても、製品が変わることはない。ビジネスモデルが変わることはない」

    「レースでは、ひとつのレースでアップデートをもたらさなければ、次のレースではもう意味はない」

    「それがこのレースのメンタリティだ。サプライヤーに関しては、彼らが1ヵ月で何かをした場合、次回は3週間でそれを行い、それが3週間から2週間で確実にやれるようにならなければならない」

    「我々は費やしたお金よりも、得られたタイムの方を評価する。これは残りの世界とは異なるアプローチだ」

    ホンダは、ミルトンキーンズに欧州におけるF1の活動拠点を構えている。しかし、エリック・ブーリエは、メインの拠点は日本のままであり、親会社の企業体質で仕事をしていると考えており、そのF1の運営方法では、現在のグランプリレーシングに必要な対応をするにはあまりに遅いとしている。

    「メルセデスが英国に拠点を置いているのはそれが理由だ。彼らはサプライチェーン、F1の経験のある人々から利益を得ていると思う」

    「我々のサプライヤーは、ホンダよりも2倍のコストはかかるかもしれないが、3~5倍速い」

    「いくつかの点で会社の影響が効率性の助けになっていないと理解することができるだろう」

    「大会社のように振る舞うほど、プロセスは会社からより受け継がれ、遅く、機敏さに欠ければ、レース文化には合わない」

  • ホンダF1 「マクラーレン以外にエンジンを供給する体制は整っていない」

    ホンダF1 「マクラーレン以外にエンジンを供給する体制は整っていない」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、マクラーレン以外のチームにF1パワーユニットを供給することはデータ収集とマイレージを稼ぐという点で良いだろうと認めるが、現在は供給するための準備はできてないと語る。

    マクラーレン・ホンダのシーズンスタートは、ホンダの新型F1パワーユニットの信頼性問題とパフォーマンス不足によって厳しいものとなった。

    バルセロナでの8日間のプレシーズンテストで、マクラーレン・ホンダ MCL32は425周しか走行できなかった。ルノーのパワーユニットもトラブルに見舞われたが、3チームに供給していることで1865周をカバー。マクラーレンにしか供給していないホンダが、データ取りとパッケージの理解と言う点で不利な立場なのは明らかだ。

    マクラーレン以外のチームに供給することは、競争的なパワーユニットを開発する助けになるのではないかと質問された長谷川祐介は「確かにそう思います。より多くのサンプルが得られた方がいいですからね。ですが、エンジニアという点でより多くのリソースが必要になりますし、今はその準備はできていません。ですが、準備する必要があるかもしれません」とコメント。

    フェルナンド・アロンソは、ホンダのF1エンジンを「信頼性もパワーもない」と批判し、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエも、シャシーの性能がエンジンによって覆い隠されていると語っている。

    それらの発言については長谷川祐介は「トップチームは高いレベルを届けています。去年、我々は低いレベルでスタートし、改善していきました」とコメント。

    「比率は非常にポジティブでしたが、コンセプトを変更したことで、横ばいかもしれませんし、まだキャッチアップする余地はたくさんあります。ただ、もちろん、フェルナンドは急速な改善を期待していますし、我々はそうでなければなりません。なので、我々は、ただ口で言うだけでなく、良いパフォーマンスを示さなければなりません。それが何より重要です」

    F1オーストラリアGPに向けて長谷川祐介は「パフォーマンス面ではドライバービリティを良くするためにマッピングに改善の余地がありましたし、さらなる分析によって、メルボルンの準備のためにさらに変更を施すことができました」とコメント。

    「我々が正しい方向に向かっているのはわかっていますし、シーズンを通して競争力を増していけるように努力を続けていきます」

  • マクラーレン・ホンダ:F1 2017 開幕戦 オーストラリアGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダ:F1 2017 開幕戦 オーストラリアGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダの3シーズン目が、F1オーストラリアGPでスタートする。

    8日間のプレシーズンテストでは、ホンダの新型F1パワーユニットのトラブルによって思うような走行ができなかったマクラーレン・ホンダ。開幕戦F1オーストラリアGPでは厳しい戦いが予想されているが、ドライバー、マクラーレン、そして、ホンダの全員がポジティブな気持ちで戦いに挑む。

    フェルナンド・アロンソ
    「新シーズンの開幕はいつも、再びレースができる喜びとレギュレーションの変更による不安が入り混じった心境でスタートする。バルセロナでのテストはかつてないほど難しいな要素が多かったので、今どの段階まで到達できているのか、僕たちもわからない。週末のレースに向けて、チームが迅速に準備を進めてくれていることを期待している。僕は2017年シーズン開幕を前にして、とてもやる気に満ちている。今回の改革がレースにどんな影響を及ぼすのか楽しみだ。このレギュレーション変更は、ドライバーにとってより肉体的な負荷が増し、マシンをドライブすることを難しくするのは確かだ。でも、それがサーキットでのいいバトルに繋がることを期待している。2週間の難しいテストを終え、僕たちはメルボルンでの難しいレースに挑む。チームのみんなの頑張りと協力が必要だが、レースまでの時間は限られていて、大幅な改善は見込めないだろう。パフォーマンスの向上を目指す前に、今取り組むべきは、信頼性の確保だ。僕たちはレースを楽しめるように最善を尽くすだけだ」

    ストフェル・バンドーン
    「昨年9月にマクラーレン・ホンダのレギュラードライバーになることが決定して以来、開幕戦のオーストラリアGPで走るのを待ち望んできた。F1のレギュラードライバーとなることは、レースに関わるようになって以来、長年持ち続けてきた夢だ。その夢の実現を目前にして感無量だ。金曜日にMCL32に乗ってレースに挑むのがとても楽しみだ。シーズンオフの冬の間、筋力や持久力を鍛え入念な準備を行ってきた。チームと一緒に一歩一歩進化していきたいと思っている。再びマシンに乗るのが楽しみであり、レースでは全力を尽くすつもりだ。パフォーマンスに関しては、僕自身に具体的な目標はない。チームやフェルナンドから様々なことを学び、最善を尽くすだけだ。マクラーレン・ホンダのスタッフとは個人的にも仲がよく、家族のように感じている。F1のレギュラードライバーとしてのキャリアをマクラーレン・ホンダでスタートすることに、何の不安もない。オーストラリアGPで走るのは初めての体験だ。サーキットの雰囲気やシーズン開幕戦ならではの熱狂を楽しみ、レースを戦い抜きたいと思う」

    エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
    「テストの2週間はマクラーレン・ホンダが予想していよりも難しいものだったことは秘密ではないし、バルセロナから戻って以降、我々はシーズン開幕戦までに直面した問題に対応するために密接に仕事をしてきた。チームとして、我々は再びレースに向かうことに非常に興奮しているが、F1新時代の幕開けということもあり、我々が未知数な部分に直面するであろうことは承知している。我々がどの位置にいるかはまだわからないが、金曜日の午前中にコースに出てみるまで、週末がどのように展開するかを予想するのは不可能だ。各セッション毎に、我々自身の長所と短所だけでなく、序列がどうなっていくかを見るのは我々全員にとって興味深いことだ。我々はチャレンジングな週末に挑む覚悟はできている。我々はレース毎に今シーズンへアプローチしていく。我々にとってオーストラリアは残りのフィールドと比較して我々がどの位置にいるか、今後のグランプリにどのように取り組む必要があるかを理解するためのベンチマークになる。我々はパフォーマンスや結果について約束や予想をするつもりはないが、マクラーレンとホンダはパートナーシップにおいて協力し、パッケージを最大限に生かしていく。メルボルンは常に素晴らしいシーズン開幕戦だし、ファンに会い、声援を聞くことを楽しみにしている。チーム全体が楽しむ雰囲気があの場所には常にある」

    長谷川祐介 (マクラーレン・ホンダ)
    「この冬の準備は、チーム全員にとってチャレンジングなものでした。バルセロナテストではトラブルにより走行時間が少なく、シーズン前の準備にプレッシャーをかけてしまったことは事実ですが、同時に貴重なデータをかなり多く収集することもできました。パフォーマンスについては、ドライバビリティ向上を目的としたマッピングの調整にまだ伸びしろがあったため、テストでのデータを分析し、メルボルンに向けて改善することができました。開幕戦のオーストラリアGPは、ドライバーだけでなく、マシンとパワーユニットにも厳しい戦いが待ち受けています。フラットで幅が狭く、滑りやすい高速路面という特性から、レースは予測しづらく難しいものになると思います。今週末は信頼性を維持しつつ、パワーユニットの力を最大限引き出すことに専念します。簡単な週末にはならず、困難が待ち受けていると思いますが、メルボルンへ行くのが楽しみで仕方ありません。素晴らしいファンがいますし、Hondaオーストラリアの仲間たちの声援も、いつも心強く感じます。我々はコース上での努力を通じて、それに応えたいと思います」

    2017年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
    2017年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 「マクラーレン・ホンダが競争力をつけるには奇跡が必要」とクルサード

    「マクラーレン・ホンダが競争力をつけるには奇跡が必要」とクルサード

    マクラーレン・ホンダが、2017年に競争力をつけるには“脱出王”の異名をとった奇術師フーディーニような奇跡が必要だと、マクラーレンでF1を戦ったデビッド・クルサードは語る。

    「彼らがホンダのパワーユニットに抱えている問題はとにかく本当に大きい」とデビッド・クルサードは Autosport にコメント。

    「信頼性問題があり、馬力も足りない。彼らはあまり連携した開発ができていない」

    「彼らは改善するだろう。だが、彼らは大きな遅れをとっている。今年本当に復活して、競争力を生み出したとしてら、まるでフーディーニのようだ。レースシーズンのペースは速いからね」

    デビッド・クルサードは、2015年にF1に復帰したホンダが、弱いパフォーマンスのまま長期的にF1にいるかどうかは疑わしいと語る。

    マクラーレンは、エンジン供給についてメルセデスに打診したと報じられている。

    「マクラーレンは続けるだろうが、ホンダがそうするかどうかはまた別の問題だ」とデビッド・クルサードはコメント。

    「彼らはコミットしているし、そこに多くの資金を費やしている。彼らは国際的なステージにいるが、失敗することはできないステージだ。現時点でそれが彼らがやっていることだ」