カテゴリー: ホンダF1

  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP 第3戦アメリカズGPの決勝は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、今季2回目のポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、快調にラップを重ねて優勝した。

    オープニングラップは、チームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に続いて2番手。そこからペドロサをピタリとマークする形で2番手を走行したマルケスは、9周目にペドロサをかわしてトップに浮上。

    14周目、15周目には、このレースでただひとり2分04秒台に入って後続を突き放し、初開催の2013年から5年連続でポール・トゥ・ウインを達成した。

    今季初優勝を果たしたマルク・マルケスは、チャンピオンシップでも総合8位から3位に浮上。第2戦アルゼンチンGPのノーポイントをばん回し、チャンピオン争いに見事復帰した。

    予選4番手からレース前半をリードしたダニ・ペドロサは、9周目にマルケスにトップを譲ったが、その後も2番手をキープ。しかし、フロントタイヤの消耗で終盤はペースを上げられず、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)にかわされて3位でフィニッシュ。この3位で総合10位から総合6位へとランキングを上げた。

    Repsol Honda Teamとしては、アメリカズGPで3年ぶりの1-2フィニッシュは果たせなかったが、今季初めて両選手が表彰台に立ち、Hondaファンを喜ばせた。

    その後方では、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)とし烈な4番手争いを繰り広げたカル・クラッチロー(LCR Honda)が、予選9番手からすばらしい追い上げのレースで4位。2戦連続の表彰台は果たせなかったものの、総合5位をキープした。レース前半はロッシとザルコを追撃。後半はザルコとの一騎打ちとなり、ラスト2周で4番手に浮上すると、ザルコの追撃を振り切ってチェッカーを受けた。

    今季ベストの12番グリッドから決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)とし烈な9番手争いを繰り広げて10位でフィニッシュ。開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを達成した。ロレンソとの戦いに敗れはしたが、安定した走りは大きな成長を感じさせた。チームメートのティト・ラバトも今季ベストグリッドの16番手から13位でフィニッシュ。開幕から3戦連続でポイント獲得を果たした。

    マルク・マルケス (MotoGP 優勝)

    「今大会は非常に大事なレースでした。転倒したアルゼンチンのあとだったので、最高の形でカムバックすることがとても重要でした。今回の結果はとてもうれしいです。優勝はしましたが、昨日より気温が高くなり難しいレースでした。スタート5分前にチーフメカニックにハードタイヤを使おうと言いました。ミディアムタイヤだとフロントタイヤをかなりプッシュすると思ったからです。ハードを選択したことで序盤は限界を把握しようと思いました。金曜日にあまりこのタイヤを試していなかったからです。ダニ(Repsol Honda Team)の後ろにいましたが、彼が少し苦戦しているのが分かり、と同時にバレンティーノ(ヤマハ)が追い上げてきていたので、そろそろアタックするころだと思いました。そして勝つことができました。チャンピオンシップに戻ってくることができてとてもうれしいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3位)

    「今日は前進できたのでうれしいです。レースウイークとしては、全体的にポジティブでした。ここ数戦でいくつか改善してきました。その結果、プラクティスでの走りがよくなりました。予選は思ったほどではありませんでしたが、今日はいいスタートを切って、1コーナーにトップで入ることができました。ここ最近こういうことがなかったのですが、数周に渡りレースをリードすることもできました。最後はフロントタイヤのマネジメントが難しかったです。タイヤの右側が消耗していたので、バレンティーノにパスされるのを防ぐことはできませんでした。アルゼンチンで転倒したため、フロントから転倒することは避けたいと思っていました。とにかくフィニッシュしようと努力しました」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4位)

    「いいレースでした。週末に掛けてチームはすばらしい仕事をしてくれたので、今日は自信を持ってレースに挑むことができました。もちろん、表彰台に立てなかったのはとても残念ですが、4位という結果には満足しています。表彰台争いに加われなかった要因の1つは、ザルコ(ヤマハ)をパスするのに時間がかかりすぎたことでした。今日は、とても快適に走ることができました。前戦アルゼンチンGPで3位。今大会は4位。2戦連続でいいレースができて、気持ちよくヨーロッパラウンドに挑むことができます。とても楽しみです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 10位)

    「今日はスタートからいいスピードがありました。ただオーバーテイクがとても難しく、なかなか前に出ることができませんでした。その理由は低速コーナーでタイムをかなり落としてしまったからです。そのため、その遅れをブレーキングゾーンで取り戻すのは簡単なことではありませんでした。唯一できることはロレンソ(ドゥカティ)がミスをすることを願うことでした。そしてレース終盤ではフロントの感触がなくなってきました。最後まで抜けず残念でしたが、今回もいい結果でした。トップ10でフィニッシュしてポイントも獲得しました。そして多くのことを学ぶことができました」

    ティト・ラバト (MotoGP 13位)

    「今回の結果はうれしいです。序盤、少しゆっくり走ったことで多くのことを理解することができました。そして、レース終盤は徐々にペースを上げることができました。今日は普通のコンディションだったし、そういうコンディションで、上位のライダーたちに近付くことができたのは自信になりました。最初の3戦でポイントを獲得しました。とてもいいスタートです。そして次のホームレースのへレスへ向けていい後押しになりました」

    関連:【MotoGP】 第3戦 アメリカズGP:マルク・マルケスが5年連続で優勝

  • スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿:ホンダ 決勝レポート

    スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿:ホンダ 決勝レポート

    4月23日(日)、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット国際レーシングコースにて、2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ開幕戦の決勝レースが行われた。

    朝から雲ひとつない快晴に恵まれ、決勝スタートが始まる頃には汗ばむほどの陽気となった。午後1時43分、戦いの火ぶたが切られた決勝レースは、予選で3番グリッドを獲得した#16 山本尚貴選手(チーム・ムゲン)が絶妙なスタートを決めて2番手に浮上。

    そして、多くのマシンが序盤にタイヤ交換義務を消化する中、コンスタントに1分42秒前後で周回し、2位をキープ。途中、セーフティカーが導入されたタイミングでピットストップを行ったあとも2番手でコースに復帰。そのまま順位を守り、2位表彰台を獲得した。

    5番手スタートの#10 塚越広大選手(リアル レーシング)も、レース中盤までピットストップを遅らせる戦略を採り、ファステストラップを記録しながら3位を走行。ピットストップで順位を落とし、追い上げを図ったものの、最終的には6位でゴール。さらに、#64 中嶋大祐選手(ティー・シー・エス・ナカジマ・レーシング)が7位、#41 伊沢拓也選手(ドコモ チーム ダンディライアン レーシング)が8位に入り、ホンダ勢は4台が入賞を果たしました。

    8番手スタートの#15 ピエール・ガスリー選手(チーム・ムゲン)は、スーパーフォーミュラ初挑戦となるこのレースでは10位完走となった。

    2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第2戦は、5月27日(土)・28日(日)に、岡山県の岡山国際サーキットにおいて2レース制で行われます。

    山本尚貴 (#16 チーム・ムゲン)

    今日のレースはスタートにすべてを懸けていました。その狙いどおり、ライバルよりも良い動き出しができて、2番手で1コーナーに入ることができました。残念ながらトップの選手についていくことができず、優勝を逃してしまいましたが、2番手を走りながら、次のレースに向けて何をしなければならないのか見えてきた部分がありますので、いまはすぐにでも次の岡山を走りたい気持ちです。去年は、鈴鹿での開幕戦勝利のあとは調子を落としてしまったのですが、今年は岡山以降も良いパフォーマンスを発揮し、得意とする鈴鹿での最終戦には、チャンピオン争いをしているドライバーのひとりとして、戻ってきたいと思います。

    塚越広大 (#10 リアル レーシング)

    シーズンオフのテストから考えると、今回は最後まできちんとレースができましたし、ポイントも獲得できたという点では、良いレースでした。完走できたおかげでわかったこともあったりと、いろいろな意味で収穫があったレースです。スタートでポジションを落としてしまったのですが、途中、速いペースで走ることができたのは良かったですね。ただ、マシンのオーバーステアがきつくて、それ以上タイムが上げられなかったので、次の岡山に向けてはセットアップを改善し、さらに良い結果を残せるよう、チームと一緒に準備を進めていきたいと思います。

    佐伯昌浩 (ホンダ スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー)

    予選3番手の山本選手が良いスタートを切り、トップを狙えるポジションをずっと走っていただけに、2位というのは本当に惜しい結果でした。一方、8台中4台が8位入賞圏内に入ったこと、Honda勢のレベルが確実に上がってきていることを示せたと思います。今回はとくに大きなトラブルもなく、ライバルと互角に戦っていける手応えを感じましたので、2戦目以降でもより多くのポイントが獲得できるよう頑張ります。

    関連:スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿 結果:中嶋一貴が優勝

  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP 予選レポート

    MotoGP アメリカズGPの予選は、終日、厚い雲が空を覆う肌寒い一日となった。最高気温は19℃。金曜日より約10℃も低い最高気温となり、午前中のフリー走行はさらに低い16℃という難しいコンディションとなって、転倒者の多い一日となった。

    ポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、午前中のFP3で2回の転倒を喫した。

    1回目の転倒は左高速コーナーの18コーナーで、バンプに乗り上げてフロントから転倒。ピットに戻り再スタートするが、今度は低い路面温度と温まりきっていないタイヤの影響で、波乱のセッションとなった。結果、総合2位でQ2に進出した。

    マルケスは、その後に行われたFP4では落ち着いた走りを取り戻し、快調に連続周回をこなしてトップタイムをマーク。本来のリズムを取り戻し、Q2でもトップタイムをマークして5年連続となるPPを獲得した。決勝では、今季初優勝と5年連続の優勝を目指す。

    チームメートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)も順調にセットアップを進めた。午前中のFP3では2番手タイムをマーク。総合3位に浮上してQ2進出を決めると、その後のFP4でもマルケスに続いて2番手タイムをマーク。そしてQ2では4番手と、わずかの差でフロントローを逃した。今大会は連続周回のアベレージもよく、決勝では今季初表彰台と優勝が期待される。今大会は、マルケスとともにRepsol Honda Teamとしては3年ぶりの1-2フィニッシュに挑む。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)は、フリー走行で総合5番手につけてQ2進出を果たす。FP4でも5番手タイムをマークし、Q2では2戦連続のフロントロー獲得に挑んだが、最後のアタックで転倒を喫し、9番グリッドとなった。3列目からのスタートとなるが、仕上がりはよく、2戦連続の表彰台獲得が期待される。

    フリー走行で総合11番手と、惜しくも直接Q2へ進出することができなかったジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、総合11番手以下の選手で争われれるQ1でトップタイムをマークしてQ2へ。Q2では新品タイヤを使えないままプッシュして転倒してしまったが、それでも今季ベストの12番グリッドを獲得し、3戦連続のシングルフィニッシュを目指す。ミラーのチームメートであるティト・ラバトも、着実にセットアップを進め、今季ベストの16番グリッドから追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)

    「今日のポールポジションはとてもうれしいです。正直、このような結果は難しいと思っていました。実際、このサーキットが自分のライディングスタイルに合うとわかっていても、今週末は少し苦戦していました。僕たちのライバルは、新品タイヤではとても強いことはわかっていたので、決勝を見据えながら予選に臨み、いい感触を得ました。予選の最終ラップでは全力を出し、ポールポジションを獲得できました。チームの仕事にとても満足しています。レースウイークを通してマシンの各部分を調整し、少しずつ自信もついてきました。午後はいいペースを維持することだけに集中し、それがうまくいきました。FP4ではいい仕事ができました。ユーズドタイヤでとてもいい感触を得られたので、明日何ができるのか、様子を見たいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)

    「4番手は悪くない結果です。3番手を獲得できたかもしれませんが、4番グリッドからのスタートに不安はありません。今日は昨日より気温が低く、難しい路面コンディションになりました。転倒も多かったので、午前中は落ち着いて走りました。午後のFP4はペースが明らかによくなりました。最後に1コーナーで転倒しましたが、幸い大したことはありませんでした。予選では全力を尽くしましたが、フロントのチャタリングに苦戦し、それほどタイムを上げられませんでした。明日はこの問題を解決して、レースではベストを尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)

    「フロントローを獲得できるかも知れない状況だったので、9番手に終わったのはとても残念です。1速で回るコーナーでかなり挙動が出ていて、そのためにミスをし、転倒してしまいました。その周回はいいタイムを刻んでいたので、とても残念です。明日はゼロからスタートしなければなりません。アグレッシブに走ることはもちろん、忍耐強く長いレースを戦わなければなりません。今の時点ではまだどのタイヤにするかは決まっていませんが、いいポジションでフィニッシュできることを願っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 12番手)

    「十分に新品タイヤが残っていなかったので、Q2が難しいことはわかっていました。そして気温も路面温度も低いコンディションで転倒してしまいました。1コーナーではらんでしまい、完全にラインから外れました。そのまま2コーナーへ進んだのですが、そこでフロントから転倒してしまいました。ゆっくりとした奇妙な転倒でした。でもレースに向けて自分のペースには満足しています。過去2戦は、12番手よりももっと悪いポジションでしたが、トップ10に入ることができました。このサーキットではいい感触があります。決勝が楽しみです」

    ティト・ラバト(MotoGP 16番手)

    「今日は気温が下がり、午前中のFP3でも、とてもいい仕事ができましたし、かなり進展がありました。しかし、午後の予選でタイムを落してしまいました。コース上でほかのライダーを待っていた僕のミスです。一人で走って自信を持つべきだということはわかっているのですが、1周が長いサーキットでは簡単なことではありません。でもレースのセットアップには満足しています。またポイント圏内でフィニッシュしたいです」

    関連:【MotoGP】 第3戦アメリカズGP:マルク・マルケスがポールポジション

  • マクラーレン、ホンダのカスタマー供給には「払うべき代償がある」

    マクラーレン、ホンダのカスタマー供給には「払うべき代償がある」

    マクラーレンのエリック・ブーリエは、エンジンパートナーのホンダが将来的に第2のチームにF1エンジンを供給することにはオープンだが、データを得られる利益と同時にマクラーレンには“払わなければならない代償”があると考えている。

    2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、1990年代の“マクラーレン・ホンダ”の栄光には程遠い状況となっている。

    ホンダのF1パワーユニットの設計と信頼性の問題により、マクラーレンはミッドフィールドの戦いを強いられており、現在、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいる。

    以前、マクラーレンはホンダが第2のチームに供給することを阻止したが、ロン・デニスが去り、今ではデータ量が2倍になることで得られる利益を考え、そのアイデアにオープンな姿勢を示すようになった。

    だが、エリック・ブーリエは、まだその考えには確信は持てておらず、ホンダが2つ目のチームに供給することによってマクラーレンに生じる影響をしっかりと評価したいと考えている。

    「チームが多い方がいいし、多くのチームが走った方がいいのは確かだ。だが、そのためには常に支払うべき代償があり、より多くのエンジンを作ることは我々のリソースを逸脱させるかもしれない」

    「たとえ、何が起こっても我々はパートナーであり、どこかの段階で第2のチームがいるだろう。我々はそれをサポートしなければならないと思う」

    「だが、それが我々のパートナーシップに有害でないことを確認しなければならない」

    2017年以前にホンダが2つ目のチームに供給したら、マクラーレンに影響を及ぼしたかとの質問にエリック・ブーリエは「そうだね。正直、今日はよりそう思える」とコメント。

    「あるゆるシナリオを評価しているし、我々は全てのオフィスをオープンにするとは言っても、ファイルは留めておく必要がある。現在、我々は進むべき方向や早くなる方法について、だいたいクリアな道が見えていると思う。何も保証はない。我々は何も保証することはできないからね。だが、リカバリープランを考えているし、我々はしっかりと落とし込めていると思う」

    「集中するか、他チームによって散漫になって我々をサポートするかだ。我々にはまずこのリカバリープランが必要だ。3年連続で我々がいる位置では今はそれは不可能だし、我々はそれをブレイクスルーして、ステップアップしなければならない」

    ホンダは、現在1年落ちのフェラーリ製エンジンを搭載しているザウバーと2018年のエンジン契約について交渉していると噂されている。

  • スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿:ホンダ 予選レポート

    スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿:ホンダ 予選レポート

    4月22日(土)、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット国際レーシングコースにて、2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ開幕戦の予選が行われた。

    2017シーズンは、「ビーマックス・レーシング・チーム」が新たにホンダ陣営に加わるとともに、2016年「GP2シリーズ」でチャピンオンを獲得したピエール・ガスリーが「チーム・ムゲン」に加入。5チーム8台の体制でシーズンを戦う。

    鈴鹿サーキットは朝から好天に恵まれ、ノックアウト方式の予選が気温22℃、路面ドライの格好のコンディションのもと、午後2時から行われた。

    参加19台が14台に絞られるQ1で、ホンダ勢は3番手タイムをマークした#15ピエール・ガスリーを筆頭に6台がQ2に進出。Q2では、#16 山本尚貴(チーム・ムゲン)がチームメイトのガスリーをリードするなどして、上位8台がポールポジションを争うQ3に3台が進んだ。

    Q3では、山本尚貴はさらに1つポジションを上げ3番手グリッドを獲得。これに#10 塚越広大(リアル レーシング)が5番手、ピエール・ガスリーが8番手で続いた。

    19台がしのぎを削る開幕戦の決勝レースは、明日23日(日)の午後1時40分にスタート予定。35周203kmにわたるバトルが繰り広げられる。

    山本尚貴 (#16 チーム・ムゲン)

    週末を通してライバルが速かったので、今回は厳しいかなと思っていましたが、フリー走行から予選を通じて、上手くセッティングを合わせ込むことができました。とくに、Q3ではビックリするくらいクルマが良くなっていて、こうすればいいのかなという方向性が見えたことは、結果以上の収穫でした。今シーズンはガスリー選手と2台体制になりましたが、お互いに刺激しあうことで自分のレベルを上げることができますし、チームの士気が上がっていることを肌で感じています。明日の決勝ではいいスタートを決めて、さらに上位を狙いたいと思います。

    塚越広大 (#10 リアル レーシング)

    マシンについては、シーズンオフのあいだに悩んでいた問題もほぼ解消され、自分が攻めやすいものに仕上がりつつあります。この週末も、金曜の走行からマシンの良さが実感できていて、Q1で気持ちよく1コーナーに入っていったらミスしてスピンしてしまいました。それでもなんとかタイムが残せたので、Q2、そしてQ3まで進むことができました。結果的には5番手でしたが、前の4台との差はコンマ3秒と小さくないので、手放しで喜べる状況ではありません。決勝はとくに奇策はなく、セオリーどおりにしっかり戦って、順位を上げていきたいと思います。

    ピエール・ガスリー (#15 チーム・ムゲン)

    朝のフリー走行ではマシンのダウンフォースに問題を抱えていました。しかし、Q1に向けてマシンのセッティングを全面的に変えたことで、Q1では3番手という良い結果を出すことができました。Q2でもその流れが続きましたが、Q3のアタックではセクター2とセクター3でリヤを滑らせてしまい、コンマ7秒はロスしてしまったので、この8位という結果はとても残念です。アタックの前にどのようにタイヤを温めていくかというのが、今後の課題です。明日の決勝は、とにかくスタートが重要になるので、オープニングラップで可能なかぎりポジションを上げていきたいと思います。そのためにも、今晩はよく眠って、明日は速く走ることに集中します。

    佐伯昌浩 (ホンダ スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー)

    予選タイムを見る限りは例年と同様、ライバルとのエンジン性能差はほとんどなく、シーズン前半戦はこのまま激戦が続くと考えられます。 そんな中で、鈴鹿を得意としている山本選手のポールポジションを期待していましたが、コンマ1秒に満たない僅差で3位に終わったのは本当に惜しかったです。また、5位の塚越選手は、昨年から調子が上がっていて、それが今年も続いていることを実感しています。ガスリー選手には驚かされました。この激戦のスーパーフォーミュラで、ルーキーで唯一Q3に進んだことに、彼の高いポテンシャルを感じています。 残念ながら予選では僅差でポールポジションを逃しましたが、決勝ではスタートを確実に決め、着実なレース運びで表彰台の頂点を狙っていきます。

    関連:スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿 予選:中嶋一貴がポールポジション

  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP フリー走行レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP フリー走行レポート

    MotoGP 第3戦アメリカズGPのフリー走行は、同大会を過去4年連続で優勝しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、トップタイムで初日を締めくくった。午前中は雲の多い天候だったが、午後になって青空が広がり、気温は29℃まで上昇した。

    路面コンディションは、過去の大会に比べるとギャップが増えたようだが、順調にセットアップを進めたマルケスは、1回目のセッションで2番手、2回目のセッションでトップタイムをマーク。5年連続のポール・トゥ・ウインに向けて、順調にメニューを消化した。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、初日を5番手で終えた。午前中のセッションでは7番手だったが、午後の走行では5番手に浮上。アメリカズGPで3年ぶりの表彰台獲得と初制覇に向けて、まずは順調なスタートを切った。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は一周5.513km。高低差があり、バリエーションに富んだコーナーが連続するため、セットアップをまとめるのが難しいサーキットだが、セクター1とセクター3でタイムをロスしているだけに、2日目はその区間でのタイム短縮に挑む。

    2戦連続の表彰台獲得に挑むカル・クラッチロー(LCR Honda)が、7番手とまずまずのスタートを切った。午前中のセッションでは、セットアップが思うように進まず11番手と苦戦したが、午後のセッションでは、いいセッティングを見いだし、ベストタイムとラップタイムの改善に成功した。2日目の予選では、マルケス、ペドロサとともにポールポジション(PP)とフロントローを目指す。

    開幕から2戦連続でシングルフィニッシュを果たしているジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は13番手で初日を終えた。昨年はケガのために予選と決勝をキャンセルしたが、今年は2年ぶりの決勝に向けて気合十分。午前中のセッションでは、これまでに比べてやや荒れた路面でのセッティングに苦労したが、たびたび上位につける走りを見せているだけに、予選でのポジションアップに大きな期待がかかる。チームメートのティト・ラバトは、午前と午後での気温と路面温度の変化にセッティングを合わせるのに手間取り、17番手。2日目はタイムの短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はとても順調でした。セカンドセッションでマシンは格段に快適になりましたが、まだ、フロントのフィーリングの改善など、取り組まなければならないセットアップもあります。ポジティブなのは、一日を通じて、多くの仕事をこなせたことです。ソフトを含むすべてのタイヤを試して、マシンの反応を見ることができました。バンプでのマシンの動きに関しては、もう少し細かいところを解決しなければなりませんが、午後は電子制御で一歩前進して、いいペースを見つけることができました。マシンも僕自身の走りについても、引き続き取り組まなければなりません。T4(最終区間)は、もっとよくできると思います。明日が楽しみです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
    「1回目、2回目ともに、前進することができました。タイヤのテストを含め、いろいろなことにトライできたし、セットアップに取り組むことができました。今日収集したデータを活用して、明日はいい仕事をして、さらに前進しなければなりません。特にセクター1とセクター3を改善して、できる限りレースに向けての準備を整えたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「残念ながら最初のセッションでは、マシンもタイヤもいい感触が得られませんでしたが、FP2でかなりいいセッティングを見つけることができました。午後はフロント、リアともにハードで走行しましたが、よくなったように感じました。まだいくつか試したいことがあります。うまくいけば、改善できる部分があると思います。チームは今日、いい仕事をしました。明日もさらに前進できることを願っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 13番手)
    「今日はかなり快適に走行できましたが、これまでに比べて、路面は明らかにバンピーになっていました。このようなコンディションでももう少し走りやすくするために、セッティングに取り組まなければなりません。バンプに当たると、挙動を抑えるのがとても難しくなります。こういう路面になったのは、F1の影響だと思います。ダウンフォースが多く、コーナリングスピードとタイヤにかかる圧力も高いので、コーナーにバンプができてしまうのだと思います。そのため、バイクは走行が難しくなります。今日はトップ10を維持したかったです。しかし、明日に向けてポジティブな気持ちですし、自信はあります」

    ティト・ラバト(MotoGP 17番手)
    「午前中のFP1では強さと自信がありましたが、午後は同じようなフィーリングになれませんでした。しかし、チームが素早く問題を解決してくれて、最初のセッションのような状態に戻してくれました。セッション終盤でラップタイムを更新できる自信がありましたが、渋滞にはまってしまい、プッシュできませんでした。初めてMotoGPマシンで走った昨年は、とても難しいサーキットでしたが、今年の走りには満足しています。再びポイント獲得を狙えると思います」

  • マクラーレン 「ホンダがエンジンカスタマーを探すサポートをする」

    マクラーレン 「ホンダがエンジンカスタマーを探すサポートをする」

    ホンダは、F1エンジン供給プログラムにカスタマーチームを加える準備がようやく整ったかもしれない。

    2015年にF1に復帰したホンダは、レッドブルやザウバーとのカスタマー契約が噂されていた。

    しかし、ワークスパートナーであるマクラーレンには拒否権があり、元CEOのロン・デニスは、独占権を主張していた。

    しかし、その状況も変わったかもしれない。

    2017年にさらに苦しい状況に立たされているホンダは、2018年にザウバーとのカスタマー契約が噂されている。現在はマクラーレンのみにエンジンを供給しているホンダだが、2つ目のチームができることで、改善に必要なデータを2倍にすることが可能になる。

    ホンダのカスタマー契約の可能性について質問されたマクラーレンのエリック・ブーリエは「我々はカスタマーを探すことをサポートするつもりだ」と Blick にコメント。

    「今年、ホンダはできなかっただろう。誰もが減退していただろう。だが、今は状況は異なる」

    「チームが多い方がいいし、多くのチームが走った方がいいのは確かだ。だが、そのためには常に支払うべき代償があり、より多くのエンジンを作ることは我々のリソースを逸脱させる」

    「何が起こっても我々はパートナーであり、どこかの段階で第2のチームがいるだろう。我々はそれをサポートしなければならないと思う」

    「だが、それが我々のパートナーシップに有害でないことを確認しなければならない」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第3戦 アメリカズGP プレビュー

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPから2週間のインターバルを経て、第3戦アメリカズGPが、4月21日(金)~23日(日)の3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催。初開催となった2013年から、今年で5年目を迎える。

    13年には、MotoGPクラスにデビューしたばかりのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が次々に新記録を樹立し、多くのレースファンの記憶に残る大会となった。

    予選では、MotoGPクラスへのデビュー2戦目にして、初のポールポジション(PP)を獲得。勢いそのままに、決勝では20歳と63日で初優勝を達成し、1982年にホンダから参戦したフレディ・スペンサーの持っていた20歳と196日という最高峰クラス最年少優勝記録を、31年ぶりに塗り替えた。

    最高峰クラスでの初PP記録はそれまで、1982年のスペインGP(ハラマ)でスペンサーが樹立した20歳と153日だったが、その記録をマルケスは20歳と62日でブレイク。翌日の決勝でも同様に記録を塗り替えると、シーズン6勝を挙げてタイトルを獲得する。これもまた、スペンサーが83年に21歳と258日で達成した史上最年少でのタイトル獲得を20歳と266日で達成と、30年ぶりに記録を塗り替えた。

    以来、マルケスにとってCOTAは、最も相性のいいサーキットの一つで、初開催の13年から、4年連続でポール・トゥ・ウインを達成しており、その記録の更新へ期待が膨らむ。

    開幕戦カタールGPは、タイヤの選択ミスにより、トップを走るも終盤はペースが上がらず、4位でフィニッシュする悔しいレースとなった。第2戦アルゼンチンGPは、今年も含め、初開催となった14年から4年連続でPPを獲得していた。しかし今回は、好スタートを切って順調にトップを快走するも、コンディションの悪い路面に足をすくわれて痛恨の転倒。決勝はリタイアに終わった。

    最高峰クラスでの2年連続4度目のタイトルを狙うマルケスにとって、思うように結果を残せないシーズンのスタートとなったが、今大会から、その遅れを取り戻すべく戦う。まずは今季初の表彰台、そして初優勝を目指す。

    チームメートのダニ・ペドロサは、マルケス同様、今季初表彰台、初優勝を目指す戦いとなりる。開幕戦カタールGPでは、タイヤが路面コンディションに合わなかったこともあり、5位と悔しいレースだった。第2戦アルゼンチンGPでは、マルケスと同じ2コーナーで転倒してしまいリタイア。第3戦アメリカズGPは、序盤2戦の遅れを取り戻す戦いになる。

    COTAでは、13年から2年連続で2位表彰台を獲得しているペドロサ。Repsol Honda Teamとしては、2年連続での1-2フィニッシュを果たしている。15年は右腕の持病の手術のため欠場。2年ぶりとなった昨年の大会では、予選8番手から2番手争いのグループに加わるも、1コーナーのブレーキングでバランスを崩して転倒、リタイアとなった。今年は同大会での3年ぶりの表彰台、そしてCOTAの初制覇に挑む。

    LCR Hondaに加入して3年目を迎えるカル・クラッチローは、今大会は2戦連続の表彰台、そして今季初優勝を目指す。アメリカズGPでは、13年に4位、14年はリタイア、そして15年は7位となっている。昨年は予選5番手から決勝に挑んだが、転倒を喫し、16位に終わった。今年はウインターテストから好調さを発揮しており、第2戦アルゼンチンGPではその走りを結果につなげた。今大会の走りにも注目が集まる。

    MotoGPクラスで3年目のシーズンを迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、開幕戦カタールGPで8位、第2戦アルゼンチンGPでは9位と、2戦連続でトップ10フィニッシュを果たしている。COTAでは、MotoGPクラスにデビューした15年に14位でフィニッシュし、最高峰クラスで初のポイントを獲得。昨年はフリー走行で転倒し、右足首を負傷して決勝をキャンセルする残念な展開となってしまった。2年ぶりの大会となる今年は、COTAでのベストリザルトと、3戦連続のシングルフィニッシュを目指す。

    チームメートのティト・ラバトは、開幕戦カタールGPで15位、第2戦アルゼンチンGPで12位と着実にポイントを獲得している。ラバトは今季、セパン(マレーシア)でのウインターテストで手足を負傷し、テストのメニューを十分に消化できなかった。しかし、カタール、アルゼンチンと徐々に体調が回復しており、今大会は万全の状態で挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合8位)
    「アルゼンチンのレースを終えて、大好きなオースティンのサーキットに行くのを楽しみにしています。もっといい結果を残してオースティンに向かいたかったのですが、とにかく、気持ちを切り替えて今週のレースに挑み、今季初の表彰台を獲得できるように100%でがんばります。オースティンにはすばらしい思い出があります。僕にとってはレースカレンダーの中で、ベストな大会の一つです。このサーキットは、バリエーションに富んだセクションやコーナーが多く、高低差もあります。そしてアメリカンスタイルのイベントも好きです。すべてのファンが、スポーツ、そしてコース上の戦いを楽しんでいます。アメリカズGPに全力で挑みます」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合10位)
    「ヨーロッパに戻り、数日間休めました。トレーニングもこなしました。今はオースティンでマシンに乗るのが待ちきれない気持ちです。アルゼンチンでポイントを獲得できなかったのはとても残念でしたが、そのことは忘れて、今週のレースに集中したいです。序盤の2戦を終えて、自分のマシンをさらに理解できました。今大会は安定性など、全体的にセットアップを改善できるよう取り組みたいです。今週末は、さらに一歩前進できることを願っています。オースティンは、サーキットも街も好きですし、ファンは本当に最高です。いい週末になることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)
    「アルゼンチンからの好調さをキープしたいです。アルゼンチンでは、チームがすばらしい仕事をしてくれました。オースティンはアルゼンチンGPの舞台となったテルマスとは全く違うサーキットなので、現時点では、どうなるか予想するのは難しいです。ポジティブな点は、このサーキットではHondaが常にいい結果を残してきたということです。特にマルクは、COTAではすばらしい走りをします。日曜日の目標はトップグループに加わり、そのあと、なにができるかを考えることです。いいペースがあることは分かっています。あとは日曜日にすべてをうまくまとめるだけです。楽しみです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合7位)
    「カタールは難しい週末でしたが、レースではすべてをまとめることができて、トップ10に入れました。アルゼンチンでも、毎戦トップ10でフィニッシュするという今年の目標を達成できました。しかし、トップとの差が思ったよりできてしまったので、オースティンではこの点に取り組みたいです。テキサスでの週末に向けて、気分は上々です。ここもまたとても楽しいサーキットです。Hondaとの相性がいいので、いい結果を期待しています。とても楽しみです」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合19位)
    「昨年、COTAはかなり苦戦したサーキットで、あまりいい思い出はありません。しかし、サーキットのレイアウトはとても好きです。この2戦はポイントを獲得し、マシンの感触もかなりいいので、今週末を楽しみにしています。COTAは難しいサーキットですが、Hondaとの相性はいいです。特に前半セクションはいいと思います。オースティンではいい仕事ができると思います。今週は、ジャックとのギャップを縮めることが目標です」

  • ホンダ ASIMO、インディカー第3戦のグランドマーシャルを担当

    ホンダ ASIMO、インディカー第3戦のグランドマーシャルを担当

    ホンダの二足歩行ロボット『ASIMO』が、インディカー第3戦アラバマのグランドマーシャルを務めることが発表された。

    ASIMOは、アダバマのレース開始前のエンジン始動の号令“Gentlemen, start your engines(紳士諸君、エンジンを始動しなさい)”を担当する。

    「我々のグランドマーシャルにASIMOを採用できて光栄だ」とイベントプロモーターのジョージ・デニス(ZOOMモータースポーツ代表)はコメント。

    「ASIMOが出席する初のレースイベントになる。彼の登場で歴史を作ることに興奮している」

    ASIMOは、これまでニューヨーク証券取引所で取引開始のベルを鳴らしたり、デトロイト交響楽団の指揮をとったり、アカデミー賞のレッドカーペットを歩くなど、様々なイベントに参加してきた。

  • マクラーレン・ホンダ:2017年 F1バーレーン公式テスト 2日目レポート

    マクラーレン・ホンダ:2017年 F1バーレーン公式テスト 2日目レポート

    マクラーレン・ホンダにとってバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたシーズン中の公式テスト最終日は、昨日よりも実りの多い一日となった。

    今日は先週末のレースに続き、ストフェル・バンドーンがドライブを担当した。午前9時のテスト開始とともに、チームはすぐに本日のプログラムを開始。一日を通してコンスタントにテスト走行を行った。

    ストフェル・バンドーンはお昼の休憩を迎える前に56周を走行。その後、チームは昼食時間を利用して、時間を要するマシンのセットアップ変更を予定どおり行い、午後4時ごろにコースに復帰した。

    本日のテストでは、車体のセットアップとハンドリング設定の組み合わせのテスト、空力データのシュミレーションとの整合を確認するテスト、パワーユニットのドライバビリティと信頼性に関するテストに、大半の時間を費やした。 今日はトラブルのない、収穫の多い一日となり、午後6時にセッションが終了。バンドーンは合計81周を走行した。

    ストフェル・バンドーン

    「今日は、おそらく今シーズンで最もいい一日でした。大きな問題もなく、プログラムを消化できたのは、今日が初めてです。 予定していたことをすべて完了することができましたし、バルセロナで行われた冬季テストではできなかったセットアップ作業をいろいろと実施することができました。 今日は非常に実りある一日でしたし、多くの周回を重ねられたことにとても満足しています。特に先週末も昨日もあまりいい状況ではなかったので、うれしく思っています。今回はグランプリ週末に続いて公式テストがあり、テストでは多くの問題が発生したので、チームにとっては大変な一週間でした。それでもチームのメンバーは、懸命に作業を続け、毎回マシンをコースに戻すためにとてもいい仕事をしてくれました。 今日は本当にいい一日でしたが、毎日このぐらいいい一日になるようにしなければいけないと思います。次の週末も今日のような一日になるという保証はありませんが、だからこそ今日できたことからよく学ぶ必要がありますし、このよい状態を次のグランプリまで維持し、状況を改善できることを願っています。今日はさまざまなセットアップを試すことができたので、私とチームの両方にとって、とてもよかったと思います。(かなり基本的な要素ではあるものの)新しいパーツをいくつかマシンに搭載し、いろいろと試したり、学んだりすることができました。どのようにパフォーマンスを向上できるのかを確認できたことは本当に有意義でしたし、とても生産的な内容でした。 今日、それから週末を通して、マシンにはかなりの手ごたえを感じていました。車体の動きはいいですし、次の数戦のうちに新しいパーツをさらにマシンに導入する予定です。大事なのは、グランプリ週末にすべてをスムーズに行うことです。まだそれができていませんが、それができれば、我々が前進しつつあることを示すことができるのではないかと思っています。これからも精力的に仕事を続け、すべてが一つにまとまるのを待つのみです」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「今日は、信頼性の面で、すべてのものが完ぺきに機能しました。また、セッティングに関しては、予定よりも多くの作業を実施することができました。今日はあるべき形でテストを行うことができ、コース上での時間を最大限に活用することができました。すべて予定どおりにテストスケジュールを消化し、連続走行も行いました。今日のテスト内容には、とても満足しています。 今日はなんの問題もなく走行できたので、ここ数日の間に発生した不具合について理解するのは簡単ではありません。ただ、ホンダは原因がどこにあるのかを見つけるために、懸命な仕事を続けています。今日はこれまでよりもさらにアグレッシブなセットアップで走行することができ、膨大な情報を収集しながら、解決策についても数多くテストしました。従って、データおよび結果の両面で、非常に前向きな一日となりました。 ここ2週間は、マクラーレン・ホンダの全員にとって試練のときでした。自宅を離れて久しいというのに、長時間にわたって懸命に仕事をし、信じられないほどの努力を重ねてくれたチームのメンバーには、感謝してもしきれません。オリバーとストフェルも、すばらしい仕事をしてくれました。特にストフェルは、連戦となったここ2週間は困難な状況に直面していたため、今日のテストで多くの周回を重ねられたことは、本当に貴重でした。 今回はいいタイミングで、最終日にかなりの距離を走行することができました。私たちは、引き続き前進するために今まで以上にやる気に満ちた気持ちで、これからファクトリーに戻ります。データを解析しますが、ソチで開催される次戦に向けて準備する時間はあまりありません。次のロシアGPも難しい週末になると思いますが、我々はいつもどおり困難に立ち向かう準備はできています」

    中村聡 (ホンダR&Dチーフエンジニア)

    「昨日のテスト初日は、MGU-H周辺の問題によりあまり周回を重ねられませんでしたが、今日はスケジュールどおりにプログラムを消化できました。トータルで81周を走行し、昨日の遅れをほぼ取り戻すことができたと思います。先日のバーレーングランプリでMGU-Hの問題が発生して以降、短い時間ではありましたが懸命に分析を行い、今回のテストで一連の問題に対して、暫定的な対策を施しています。今日の走行で対策の方向性をある程度確認できたことは大きな収穫でしたし、今日はそれ以外にもセッティングの調整によりドライバビリティや振動の問題に進歩が見られました。バーレーングランプリの前から昼夜を問わずに作業を続け、今日の結果につなげてくれたチームスタッフ全員に、感謝をしたいと思います。パフォーマンス面で言えば、まだ目標としている部分にまで到達できていませんが、いま我々が向かっている方向は正しいと感じています。我々のPUにはまだポテンシャルがあると思っていますし、今回得られた貴重なデータを元に今後も改善を続け、できるだけ早くライバルにキャッチアップできるよう、努力を続けます。ロシアグランプリはもう10日後に迫っていますし、我々にとってはまた厳しい週末になることを予想しています。ただ、どのような状況でも前進することを目指し、マクラーレンとチーム一丸となり、努力を続けていきます。」