カテゴリー: ホンダF1

  • フェルナンド・アロンソ 「シンガポールはリアルなチャンス」

    フェルナンド・アロンソ 「シンガポールはリアルなチャンス」

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。

    「スパ、モンツァの連戦が厳しい戦いになることは分かっていたが、2戦合計で3つのリタイアというのは残念だった。ただし、ポイント獲得にはつながらなかったものの、予想よりもいいペースを発揮することはできた」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    ヨーロッパでのレースを終え、シーズン終盤戦となる遠征に気持ちを切り替えている。シンガポールは、そのフライアウェイ初戦としては最高の舞台だ。他のサーキットよりも僕たちのパッケージに合っているので、いい結果が得られる大きなチャンスだ」

    「コースは“東のモナコ”と言えるかもしれない。都市の中心部にある美しいサーキットで、雰囲気も素晴らしい。ただ、高温多湿のタフな環境は、マシンとドライバーにとっては厳しいものになる。バンピーでタイトなコースには力を試されるが、うまく走れれば気分は最高で、本当に楽しいサーキットだ。低速コーナーでのトラクションと、高いダウンフォースが求められるので、信頼性が確保できれば、間違いなく僕たちにチャンスがあるはずだ」

    関連:2017 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ストフェル・バンドーン 「シンガポールでパッケージの強みを引き出したい」

    ストフェル・バンドーン 「シンガポールでパッケージの強みを引き出したい」

    マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンが、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。
    「シンガポールでのレース経験はないが、ここ数年チームに帯同していたので、レースウイークの流れは分かっている。(すべてがナイトセッションのため)ヨーロッパ時間に合わせて動き、眠りにつくのが午前6時というのは不思議な感じがするが、それもこのグランプリが特別なものである一因だと思う」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「シンガポールは素晴らしい都市なので、街中を見て回るのも楽しみだね」

    「未経験ではあるが、シンガポールは年間で最もワクワクするグランプリの一つだ。他のレースとは全く違った経験になるだろう。グランプリの雰囲気は独特で、照明の下、街の中心部でレースをするのは、とてもいい気分だと思う。レース時間はカレンダー中でも最長の部類に入るので、高温多湿の環境下でいつも以上にスタミナが必要になるが、その準備はしっかりできている」

    「この2戦、チームとしては厳しい結果だったが、僕にとってはコース上で見せたパフォーマンスに勇気づけられた面もある。いい結果で終えることはできなったが、すべてのセッションでポジティブな手応えを得られた。今回は運が向いてくるはずだから、週末を通じてパッケージの競争力を最大化できればと思っている。そして、日曜のレースではいい位置でフィニッシュしたい」

    関連:2017 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレンとホンダの決別を軸に動く複雑な交渉と舞台裏

    マクラーレンとホンダの決別を軸に動く複雑な交渉と舞台裏

    マクラーレンとホンダの決別。その動きを軸にF1の舞台裏で複雑な交渉が行われていると報じられている。

    マクラーレンは、長年メルセデスとワークス関係を築いてエンジンを使用してきた。しかし、メルセデスは2010年からワークスチームとしてF1に参戦。マクラーレンはカスタマーチームに“格下げ”となった。

    2013年、タイトル獲得にはエンジンメーカーとのワークス関係が必要だと考えた当時マクラーレンのCEOであるロン・デニスは、2015年まで契約が残っていたメルセデスとのエンジン供給契約を1年前倒しして2014年で終了。2015年からホンダをF1に復活させ、ワークスパートナーとしてエンジンの供給を受けることを発表。『マクラーレン・ホンダ』の名前がF1に復活することになった。

    しかし、2014年にF1に導入された複雑なV6ターボ“パワーユニット”で他チームより実戦での1年の遅れがあったホンダは、初年度から信頼性とパフォーマンス不足に苦戦。2016年はやや戦闘力を増したものの、3年目となる今年はコンセプトを一新させた新型パワーユニットにプレシーズンからトラブルが多発。3月の時点でマクラーレンがメルセデスにパワーユニット供給を打診したと報じられた。

    そして、6月のF1カナダGPでホンダが約束していたとされるアップグレードを投入できなかったことから両者の関係は再び悪化。7月にはマクラーレンが歴史的なライバルであるフェラーリにパワーユニット供給を打診したとも報じられた。

    しかし、メルセデスとフェラーリはマクラーレンへのパワーユニット供給を拒否。ホンダ以外のエンジンメーカーはルノーだけとなった。

    夏休みが明け、マクラーレン・ホンダは初年度の成績を下回る状況。8月に入るとルノーがマクラーレンと交渉を行っていることを認めた。

    また、ホンダは3月に2018年からザウバーにパワーユニットを供給することを発表。だが、ザウバーは8月のF1ハンガリーGP前に提携の白紙化を発表。その理由をパワーユニットの供給を受けなければならないマクラーレンとホンダの状況が不透明だと述べ、マクラーレンとホンダの決別の噂が熱を帯びてきた。

    そして、前戦F1イタリアGPでは、マクラーレン、ホンダ、ルノー、そしてトロ・ロッソ&レッドブル、さらにはFIAとF1ノオーナーであるリバティメディアが絡みそれぞれの当事者との交渉が行われた。

    マクラーレンはルノーとの契約を希望している。レギュレーションでは各エンジンメーカーは3チームしか認められておらず、4チーム以上に供給を拡大する場合はFIAの承認が必要となる。そして、ルノーは信頼性の担保を理由に3チーム以上への供給は拒否している。

    マクラーレンがホンダとの決別を決めた場合、ホンダは供給先がなくなり、F1に居場所を失うことになる。

    そこで浮上したシナリオが、現在ルノーと契約を結ぶトロ・ロッソとマクラーレンのパワーユニットを交換するという案。ザウバーとの契約が白紙化された際、トロ・ロッソはホンダの供給先として名前が挙がっていた。

    だが、ホンダはマクラーレンとの継続を望んでおり、トロ・ロッソとの契約を拒否してF1撤退という選択肢も残されている。

    FIAとリバティ・メディアにとって、世界的な自動車メーカーであるホンダをわずか3年で失うことは非常にネガティブなニュースであり、FIAのジャン・トッド会長はホンダのF1撤退を回避させるために、本田技研工業の八郷隆弘社長に書簡を送り、ホンダへの支援を申し出たと報じられている。

    これらの交渉で優位に立っているとされるのがルノーだ。ルノーは、3チーム以内であれば供給先はトロ・ロッソでもマクラーレンでもいいとのスタンスをとってる。

    ただ、ルノーにはトロ・ロッソとの契約解消というカードが残っている。その交渉の切り札として、以前から狙っていたトロ・ロッソのドライバーを務めるカルロス・サインツの獲得を要求しているとされている。カルロス・サインツとの契約を有しているレッドブルとしても、FIAが介入するこの取引を拒むことは難しいとされ、実際、すでにカルロス・サインツの2018年からのルノーへのローン移籍に合意、ルノーが望めば1戦後のF1マレーシアGPでの電撃移籍が発表されると報じられている。

    そして、この契約合意をきっかけに残りの駒が動き出すとされている。

    トロ・ロッソとルノーが契約解消で合意したとなると、マクラーレンは2018年からルノーのパワーユニット供給を受けることが可能となる。マクラーレンは、トロ・ロッソとホンダとの契約に合意した場合、ホンダエンジン用のギアボックスを供給することに合意していると報じられている。

    マクラーレンは、ホンダからエンジン供給だけでなく、年間1億ドル(約107億円)とされる財政支援を受けているとされている。また、2024年までとされる契約を一方的に解消した場合、マクラーレンには多額の違約金を支払う義務が発生するという。だが、マクラーレンはそれらを加味してもホンダとの決別を望んでいるとされている。

    それらが事実の場合、残るはマクラーレンとホンダとの契約解消、そして、トロ・ロッソとホンダとの契約と、交渉のボールはホンダに投げられることになる。

    また、マクラーレンの2018年のエンジンがルノーに決定した場合、契約が今シーズン末までとなっているフェルナンド・アロンソのマクラーレン残留が決定的になるとされている。

    マクラーレンは11日(月)にもルノーとの契約にサインするとされ、F1シンガポールGP前に正式に発表されると報じられている。果たして今週1週間でこれらのストーリーは進展するのか? 注目の1週間となりそうだ。

    マクラーレン・ホンダに絡むストーリー
    – カルロス・サインツのルノー移籍
    – マクラーレンとホンダの契約解消
    – トロ・ロッソとルノーの契約解消
    – ホンダとトロ・ロッソの新契約
    – ルノーとマクラーレンの新契約
    – フェルナンド・アロンソのマクラーレン残留
    – (ピエール・ガスリーのトロ・ロッソ昇格)

  • ホンダF1 「スペック3導入以降の発展率はとても励みになっている」

    ホンダF1 「スペック3導入以降の発展率はとても励みになっている」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、“スペック3”導入以降のホンダのパワーユニットの発展率は「とても励みになっている」と語る。

    今年、ホンダはコンセプトを一新させた新型F1パワーユニットを導入したが、プレシーズンから信頼性トラブルが多発。前半戦はトラブルの解決に追われ、パフォーマンス向上は非常に限られたものとなった。

    だが、F1オーストリアGPで最終スペックのICE(内燃エンジン)を導入して以降、ホンダは定期的にアップデートをもたらせるようになり、現在は“スペック4”の完成に取り組んでいる。

    先週末のF1イタリアGPでは“スペック3.7”と呼ぶパワーユニットを導入。フェルナンド・アロンソ、ストフェル・バンドーンともレースではリタイアとなったが、長谷川祐介はホンダにとって最近の前進はポジティブなものだと述べた。

    「オーストリアでスペック3を導入して以降、我々の発展率はとてもいいです」と長谷川祐介は RACER にコメント。

    「我々は各アップデートでパフォーマンス向上を確認できていますし、それはとても励みになっています」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエもホンダの進歩を認める。

    「我々は追加の馬力を得ている。長谷川が(モンツァの土曜日に)言ったように、データ上では改善が見られているし、それには満足している」

    長谷川祐介は、今シーズン序盤の結果に対処するためにホンダが行った内部的な変更が最近の開発の改善が身を結んできていると考えている。

    「実際、最近は何も変わっていません。シーズン序盤の2月・3月に組織の変更を行い、量産部門や他のエリアから新しいメンバーが入りました。現在、新しい組織はうまく機能しており、より効率的になってきていると思います」

    マクラーレンとの決別が噂されるホンダだが、長谷川祐介は積極的なアプローチを変えていないと主張する。

    「彼らを説得するために良いパフォーマンスを生み出すために努力しています」

    だが、マクラーレンはルノーへのパワーユニット変更に動いており、その一方でホンダはトロ・ロッソとのパワーユニット契約を進めているとされ、F1シンガポールGP前には何らかの発表がなされると考えられている。

  • レッドブル 「トロ・ロッソとホンダの契約は将来の選択肢を与える」

    レッドブル 「トロ・ロッソとホンダの契約は将来の選択肢を与える」

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、トロ・ロッソとホンダが契約することなれば、レッドブルにとって将来のエンジンの選択肢を増やすことになると考えている。

    現在、トロ・ロッソはルノーのパワーユニットを搭載しているが、2018年にはマクラーレンとエンジンを交換することになるとみられている。

    ホンダは、マクラーレンとの契約が解消となり、トロ・ロッソと契約できなかった場合、F1で居場所を失うことになり、トロ・ロッソと交渉を進めているとされている。

    先週末、F1イタリアGPが開催されたモンツァ・サーキットでは、マクラーレン、ホンダ、ルノー、トロ・ロッソ&レッドブルとの各当事者の間で数回のミーティングが開催された。

    クリスチャン・ホーナーは、マクラーレンの決定が、そのドミノの動きを決めることになると考えている。

    「我々のビジネスではないが、特定のことがうまく収まらなければならない」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports にコメント。

    「マクラーレンとホンダと議論しているのは明らかだが、それは例えばトロ・ロッソに他の道を開くのか? マクラーレンとホンダが彼らのビジネスを解決するまで、それ以外のことは起こらな」

    レッドブルは、ルノーのF1パワーユニットに満足しているとは言えば、クリスチャン・ホーナーは、トロ・ロッソとホンダが契約を結ぶことになれば、レッドブルに将来のエンジン供給の選択が与えられることになると考えている。

    「我々にとって、それはかなり興味深いシナリオだ。オプションを提供することになるかもしれない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。
    「現時点では我々には選択肢はない。このビジネスでは常にいくつか利用できるオプションを持っていたいものだ」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブルのBチームであるトロ・ロッソがエンジンを変更することは、2018年のレッドブルには影響しないと強調する。

    「我々に直接的な影響はない。問題になるのはトロ・ロッソだ。彼らは、来年その道を進むことに決めた場合、パワーユニットに沿ってマシンとギアボックスを設計しなければならないからね」

    「もはや日にち的にはかなり遅い。我々は非常に多くのことを打ち切っているのはそれが理由だ。マクラーレンが変更することになった場合、それは彼らにも当てはまると思う」

    「ちょっとした椅子取りゲームのようなだ。とにかく音楽が止まるのを待っている」

  • マクラーレン 「ホンダとの契約を解消しても財政面は乗り切れる」

    マクラーレン 「ホンダとの契約を解消しても財政面は乗り切れる」

    マクラーレンは、ホンダとのF1エンジンパートナーの早期解消によってもたらされる財政的な影響を乗り切ることはできると語る。

    マクラーレンは、今週中にも2018年のF1エンジンサプライヤーを決定するとしており、困難な3シーズンを過ごしたホンダとの契約を解消し、ルノーに変更するとされている。

    ホンダは、F1パワーユニット供給だけでなく、マクラーレンのF1予算に1億ドルともいわれる財政的なサポートをしているとされており、マクラーレンはホンダを切り離す余裕があるかどうかに疑問の声が挙がっている。

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、2018年のマクラーレンのプライオリティはスポーツ面だと強調。ホンダとの契約を解消することによる商業的な懸念を乗り切ることができると信じている。

    「我々には表彰台に上がらない余裕はない」とザク・ブラウンはコメント。

    「多くの要素が絡んだ大きな決定であり、経済面もそのひとつだ」

    「幸いなことに、我々には競技的な決定をして、経済的に対処できる非常にコミットした株主がいる」

    「財政的には挑戦ではないし、我々は財政的な状況を乗り切ることができる」

    マクラーレンがホンダとの契約を解消するには、トロ・ロッソがルノーとの契約を解消し、ホンダとの契約に合意するかにかかっている。レッドブルとルノーは、トロ・ロッソのF1エンジン契約の解消で基本合意していると報じられている。

  • マクラーレン・ホンダ、フーキットとの長期的なパートナーシップを発表

    マクラーレン・ホンダ、フーキットとの長期的なパートナーシップを発表

    マクラーレン・ホンダは6日(水)、ソーシャルメディアやデジタルメディアでのスポンサー活動に関する調査を行うフーキット(Hookit)と“長期的”なパートナーシップ契約を結んだことを発表した。

    フーキットは、マクラーレン・ホンダの公式デジタル評価パートナーとして、ソーシャルメディアやデジタルメディアでのスポンサー活動を測定、評価し、ROIの最適化を手助けしていく。

    スポンサー活動の測定と評価以外にも、マクラーレン・ホンダのマーケティングチームは、ソーシャルメディアとデジタルコンテンツのスポンサー価値を最大化するために、リアルタイム分析や比較ベンチーマークのためのインサイトなど、デジタルコンテンツとマーケティング戦略を最適化するためにフーキットのツールにアクセスする。

    「フーキットはこの分野のパイオニアであり、我々のニースに合わせた最も深く包括的なソニューションを提供してくれることは明kだ」とマクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンはコメント。

    「フーキットの機能は、業界をリードするインサイトとビジネスインテリジェンスのための戦略を補完し、我々のマーケティング活動における具合的なROIを実証することを可能にする」

    フーキットのCEOを務めるスコット・ティルトンは「フーキットは、次世代のスポンサーシップ分析と評価において、1番手であり、最も信頼できるスタンダードであることを誇りに思っており、マクラーレン・ホンダとのパートナーシップを楽しみにしている」とコメント。

    「ザクと彼のチームは、非常に先を見据えており、ソーシャルメディアとデジタルメディアにスポンサー価値をもたらす大きな成長と機会を活用することに重点を置いている」

  • ダニエル・リカルド 「マクラーレンはホンダのエンジンでなければ速い」

    ダニエル・リカルド 「マクラーレンはホンダのエンジンでなければ速い」

    レッドブルのダニエル・リカルドは、マクラーレンのシャシーは、ホンダ以外のエンジンを搭載すれば、はるかに速くなると考えている。

    マクラーレンは、ホンダと決別し、2018年からルノーにパワーユニットを切り替えようとしていると報じられている。

    ダニエル・リカルドは、ホンダのパワーユニットの効率に反比例したマクラーレン MCL32のデザインの効率性を目の当たりにしている。

    「残念ながら、ホンダはあのエンジンでマクラーレンのクルマを速くすることはできていない」とダニエル・リカルドは Marca にコメント。

    「なので、僕は彼らがルノーのエンジンやそれ以外のエンジンを搭載すれば、自動的に速くなると思う。クルマ自体はとても良さそうだからね」

    「彼らは来年もっと強くなるはずだ」

    まだ、ダニエル・リカルドは、F1で最高のドライバーの一人として知られるフェルナンド・アロノソが、2015年以降、マクラーレン・ホンダで不遇の時代を過ごしていることを気の毒に思っていると述べた。

    「フェルナンドのことは本当に好きだし、ドライバーとして彼のことを心からリスペクトしている」とダニエル・リカルドはコメント。

    「彼がトラックで苦しんでいるの見たくないし、トップマシンに乗っているのを見たい。いつか彼やハミルトンとチームメイトになれたら素晴らしいだろうね」

  • トロ・ロッソとホンダの交渉が難航しているのはやはり金銭面?

    トロ・ロッソとホンダの交渉が難航しているのはやはり金銭面?

    トロ・ロッソとホンダの交渉が難航しているのは金銭面に関わることだと Sky F1 のマーク・ヒューズは考えている。

    マクラーレンとホンダは、この一週間で継続か決別かという重大な議論に直面している。マクラーレンは過去3年間のホンダのパフォーマンスに見切りをつけ、2018年からルノーのパワーユニットを搭載することを望んでいることはこれまでの各種報道でほぼ確実とみられている。だが、そこには多くの障壁が存在する。

    先月、トロ・ロッソとホンダの交渉は決裂し、マクラーレンはホンダと継続する以外に選択肢はないと報じられた。ルノーは4チームに供給する準備はできていないため、マクラーレンのルノーへの載せ替えを実現にするには、ホンダがトロ・ロッソに供給することが不可欠となっている。

    ルノーのアドバイザーを務めるアラン・プロストは「我々はトロ・ロッソとマクラーレンのどちらかに供給するというアイデアにはオープンだ。だが、両方に供給することは不可能だ。また、我々は来年という早い段階で勝てるエンジンを供給できるとは思っていない。フェルナンド・アロンソのような地位のドライバーにとって、それは問題になるかもしれない」とモンツァで述べている。

    だが、問題はマクラーレンがフェルナンド・アロンソの残留を説得できるかといったものではない。

    誰が支払い、どれくらいの金額になるのかという問題がある。加えて、ホンダは、F1パワーユニットの供給に加えて、マクラーレンの予選に年間1億ドルの貢献をしている。マクラーレンはそれを放棄することができると言っているが、レッドブルは当初の交渉でトロ・ロッソの予算にも同様の貢献を求めたとされている。

    トロ・ロッソのレッドブルのジュニアチームだが、レッドブルのオーナーであるディトリッヒ・マテリッツは、トロ・ロッソにシニアチーム以上の費用を要している。トロ・ロッソには外部の商業的な支援がないからだ。そのため、追加で1億ドルを得られるというアイデアは非常に魅力的だった。だが、ホンダはそれに嫌気が差し、交渉は決裂したとされている。

    だが、トロ・ロッソとホンダの交渉は再開された。モンツァの週末ではホンダ、レッドブル、マクラーレンの交渉にリバティ・メディアのロス・ブラウンとFIAのジャン・トッド会長が介入した。

    しかし、レッドブルは、引き続きトロ・ロッソへの供給に大きな予算貢献を求めており、ホンダもトロ・ロッソとのパートナーシップにレッドブルが求める価値を見い出していないという。

    レッドブルがマクラーレンとホンダの足元を見ている状況だ。

    「レッドブルは、ホンダが求めている額を支払わない場合、もしかするとマクラーレンが貢献してくれるかもしれないことをいたずらっぽく示唆さえしていた!」とマーク・ヒューズは Motor Sport Magazine のコラムで語る。

    「ホンダの希望はマクラーレンとのパートナーシップを継続することだ。だが、マクラーレンは悲惨な3シーズンを過ごしたことで決別を望んでいる。そこにもう信頼関係はない」

    そして、レッドブルは単に金銭的な考え方以上の論理がある。

    レッドブルは、長年ルノーが供給するパワーユニットに不満を抱いている。実際、2015年には契約解消に動いたが他の選択肢がなく、元の鞘に収まっている。最近もトラブルが多発するルノーのパワーユニットについてレッドブルは「ルノーは代金部の仕事をしていない」と批判している。

    現在、ホンダは外部のエンジニアからの支援を受けている。表面的にはイルモアだが、メルセデスの標準設定に取り組んでいるエンジニアも含まれているという。そして、最終的には競争力のあるF1パワーユニットを生み出すという現実的な望みもある。トロ・ロッソでホンダのパワーユニットの競争力が明白になった場合、将来的にレッドブルは比較的簡単にサプライヤーを変更することができるだろう。

    マクラーレンに関しては、メルセデスとフェラーリはマクラーレンへの供給を拒否しており、ホンダかルノーかの2択となっている。ホンダが撤退した場合、エンジンがないチームには残りのメーカーが供給しなければならないというレギュレーションがあったが、すでにFIAへの最終期限は過ぎている。したがって、ホンダにトロ・ロッソへの供給を納得させられない場合、ルノーから供給を受けることは現状では不可能となっている。

    最終手段としてマクラーレンには“F1撤退という“核爆弾”がある”とマーク・ヒューズは指摘するが、それは2020年末までF1と契約を結んでいることで複雑化しているとしている。

    「何か大きなことが起こりそうだ。だが、金銭面が解決するまで、誰にも正確なことはわからない」とマーク・ヒューズは締めくくった。

  • レッドブル 「我々がトロ・ロッソとホンダの契約を阻止することはない」

    レッドブル 「我々がトロ・ロッソとホンダの契約を阻止することはない」

    レッドブルは、トロ・ロッソがホンダと契約を結ぶことを阻止することはないと語った。

    どの当事者も明言はしていないものの、マクラーレンがルノー、トロ・ロッソがホンダと2018年のF1エンジン契約について交渉を行っているのは事実のようだ。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「私にとってトロ・ロッソがどのエンジンを搭載するかは問題ではない」と Sky Sports にコメント。

    「彼らは数年前も異なるパワーユニットを搭載していたので、ルノーかホンダかはレッドブル・レーシングには影響を及ぼさない」

    「全体的なジグソーパスルを握るのはマクラーレン・ホンダの状況だ」

    また、クリスチャン・ホーナーは、レッドブルはルノーとの契約のなかで他チームへの供給への拒否権を有しているが、マクラーレンとルノーの契約についてそれを行使することはないとしている。

    だが、トロ・ロッソとホンダの契約は、レッドブルに少なからず影響を及ぼすことになるようだ。

    ルノーは、トロ・ロッソとの契約を解消する条件として、レッドブルとドライバー契約を結ぶカルロス・サインツの獲得を求めていると報じられている。

    マクラーレンは、今週中に2018年のF1エンジンについて決断を下すと述べており、『マクラーレン・ルノー』の誕生と同時に、『トロ・ロッソ・ホンダ』の誕生が発表されることになるかもしれない。