カテゴリー: ホンダF1

  • マクラーレン 「ルノーとのパートナーシップはホンダほど複雑ではない」

    マクラーレン 「ルノーとのパートナーシップはホンダほど複雑ではない」

    マクラーレンは、言葉の壁だけでなく、共通の文化のおかげで、ルノーとのパートナーシップはホンダよりも複雑ではないと認める。

    マクラーレンは2015年からF1に復帰したホンダとパートナーシップを結んだが、ホンダのF1パワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足と相まって期待した結果を出すことができず、マクラーレン・ホンダは3年間で終止符を打つことになった。

    マクラーレン・ホンダが機能しなかった原因のひとつとして、イギリスのマクラーレンと日本のホンダとの“文化”の違いが挙げられている。

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「ホンダとは、異なる言語だけでなく、異なる文化に関連したコミュニケーションの難しさについて学んだ」とコメント。

    「それは考えを伝えるためにメッセージを翻訳するときだけではない。特に日本人とは、何を言われているのか、そして、いつそれを言われているのかも重要だ」

    「ルノーとの最初の技術ミーティングでは、全てをコントロールするのではなく、彼らが何かを理解していない場合には助けるために私はそこにいると主張した。氷を解かす必要があったし、今では両社の全員が満足していると思う」

    ホンダとのパートナーシップを解消してルノーに切り替えるという決定が遅れたことで、マクラーレンはMCL33の設計と製造に3週間の遅れをとることになったが、エリック・ブーリエは、2018年F1マシン『MCL33』の設計プロセスの遅れは完全に取り戻したと語る。

    「ホンダからルノーの変更は負担にはならなかった」とエリック・ブーリエは L’Equipe にコメント。

    「しかし、ルノーのエンジンは構成が異なるため、異なるアプロートが必要だった。それによってクルマの一部を再設計する必要があった」

    「ルノーのエンジンのターボは単一のコンポーネントだが、ホンダはユニットの両側に要素を配置していた。それは重量配分に影響を与える」

    ルノーは、昨シーズン末に多数の信頼性問題に見舞われており、パワーユニットの耐久性を向上させるためにかなりの作業を強いられている。

    「ルノーにとって信頼性を最大限に引き出すことは当然のことだ。特に今年は新たに3基のエンジン制限が導入される。それには信頼性が必要だ」とエリック・ブーリエは語る。

    「過去3年間でマクラーレンはタイヤデグレデーション、ブレーキの冷却、燃費に関するデータを欠いていた」

    「今後は失われた慣習を取り戻すことができる。例えば、我々は再びピットストップ練習を行っている。それはエンジンの作業のために一時的に廃止していたことだ」

    ルノーのエンジンを獲得したことでマクラーレンは再び表彰台にたどり着くことはできるかと質問されたエリック・ブーリエは「それについて話すのはまだ早い」とコメント。

    「ライバルが冬の間に何をやってくるかはわからない。バルセロナで何が起こるか見てみよう」

  • マクラーレンとホンダの崩壊を赤裸々に記録したドキュメンタリーが完成

    マクラーレンとホンダの崩壊を赤裸々に記録したドキュメンタリーが完成

    マクラーレン・ホンダの2017年の舞台裏を追いかけたドキュメンタリー「GRAND PRIX Driver」では、2017年のF1プレシーズンテストでのフェルナンド・アロンソ離脱の危機やマクラーレンが崩壊寸前の状況であったことが赤裸々に伝えられている。

    マイケル・ダグラスがナレーションを務め、BAFTAの受賞者であるマニシュ・パンディが制作を手掛けた「GRAND PRIX Driver」はAmazon Primeビデオで2018年2月9日から配信開始される。

    全4回にわたるドキュメンタリーでは、マクラーレン・ホンダの2017年の厳しいシーズンが克明に記録され、特にホンダのF1パワーユニットにトラブルが多発したバルセロナのプレシーズンテストでの危機的な状況が伝えられている。

    実際、バルセロナのプレシーズンテストが、マクラーレンがホンダとの決別を決意した瞬間であることが後に語られている。

    テスト後、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエとCOOのジョナサン・ニールとの会話は、マクラーレンの状況がいかに危機的だったかを物語っている。

    エリック・ブーリエは、夕食の場でフェルナンド・アロンソが離脱を宣言していると語った。

    「彼は『じゃあね』と言うだろう。彼は残らない。彼は残らないと100%確信している。テストを終えフェルナンドはかなり怒っている」とエリック・ブーリエは語っている。

    「彼はレースに対する自分の立場を再考していえると明言している。このような1年をもう一年過ごすつもりはないとね」

    「現時点での私の一番の懸念はチームが崩壊することではない。F1チームを作っていくには数年かかるが、6ヵ月で死ぬことができる」

    ジョナサン・ニールは、チームスタッフのブリーフィングで、初テストでのホンダのパフォーマンスを“ショック”だと語っている。

    「一戦を越えてしまった。我々は終わった。何が起こるかを信じるという実験は終わった」

    「我々は新しい道、新しいプランを見つける必要がある。マクラーレンは今シーズンにうまくいくことはない」

    「本当に酷い(s***)エンジンだ」

    カメラは、マクラーレンのウォーキングのファクトリーにも潜入。マシン開発の遅れや、ホンダのエンジンの搭載がMCL32にとっていかに厄介なものであるかなど、直面していた課題が強調されている」

    フェルナンド・アロンソがホンダのエンジンをいかに受け入れがたいと思っているかはバルセロナテストでの無線やチームとの会話で明らかになっている。

    「このような走行はあまりに危険だ。リアのバランスは酷い。ドライバビリティはまったく駄目だ。このようなテストはやっていけない」

    「本当に酷いエンジンだ。酷いパワーユニットだ」

    マニシュ・パンディは、事態が悪化するマクラーレンにアクセスできたことは特権だったと語る。

    「マクラーレンの歴史で最も難しいシーズンだったことは秘密ではない。彼らが我々にドアを閉めることは簡単なことだったはずだ」とマニシュ・パンディはコメント。

    「だが、チームはPrimeのメンバーが、現在のF1の驚異的な複雑さ、全ての競技者が陥ることであることを理解してくれると信頼していた。偉大なチャンピオンだけが再び立ち上がり、戦い、勝つということ、そして、マクラーレンとホンダが偉大なチャンピオンであるということをね」

  • トロロッソ・ホンダ 「2018年の目標はF1コンストラクターズ選手権4位」

    トロロッソ・ホンダ 「2018年の目標はF1コンストラクターズ選手権4位」

    トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダのワークスエンジンを搭載する2018年にトロロッソ・ホンダにはコンストラクターズ選手権4位を争う力があると考えている。

    過去数シーズン、トロ・ロッソはコンストラクターズ選手権でトップ5フィニッシュを目標に掲げてきたが、2016年はフェラーリの1年落ちのパワーユニット、昨年はルノーのパワーユニットの信頼性不足によってその努力は妨げられてきた。

    ホンダとのワークスパートナーシップにむけて、フランツ・トストは、過去に手が届かなかったのはメルセデス、フェラーリ、レッドブルだけであり、2018年も目標は同じでなければならないと主張した。

    まだホンダのF1パワーユニットで走行してはいないこともあり、2018年のトロロッソ・ホンダの目標について質問されたフランツ・トストは「それに答えるのは難しい」と RACER にコメント。

    「我々はもう一度トップ5以内でフィニッシュしなければならない。それは2017年と同じストーリーだ。上位3位はないし、それは忘れよう。別のリーグであり、別世界だ。彼らには良い大きな財政リソースがあり、はるかに大きなチームだ。だが、4位以降のポジションは全てが可能だ。フォース・インディアは我々と似たような予算で運営している。ウィリアムズもそうだ」

    「マクラーレンもかなり競争力をつけてくると思うし、ルノーも前進を果たすだろう。だが、4位以降のポジションはすべてが可能だ。我々はもう一度良いマシン、競争力のあるマシンを造らなければならない。我々には成功したポジションを争うための材料は揃っている」

    フランツ・トストは、マクラーレンとルノーの競争力は測るのは難しいが、過去数年のチームのリソースを元に考えれば、トロ・ロッソにはウィリアムズやフォース・インディアの前に出るために大きく欠けているものはないと語る。

    「この段階でウィリアムズとフォース・インディアが、この冬でどれくらいのことを達成してくるかはわからない。彼らは突然1億ポンド(約153億円)のスポンサーシップを見つけてくるかもしれない」とフランツ・トストはコメント。

    「だが、我々は同じようなレベルで仕事をしているし、我々が彼らに近づけないという言い訳はできない。彼らを倒すことはもうひとつの課題だが、そのレベルに到達しなければならない」

    トロロッソ・ホンダは、2018年にピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという二人合わせて9戦のグランプリ経験しかない経験の浅いドライバーラインナップで戦う。だが、ライバルに見据えるウィリアムズもルーキーのセルゲイ・シロトキン(22歳)とランス・ストロール(19歳)という最年少ラインナップを起用する。

    トロロッソ・ホンダは、プレシーズンテスト初日となる2月26日(月)にカタロニア・サーキットのピットレーンで201年F1マシン『STR13』を披露。報道では、その5日前の2月21日にフィルミングデーを利用してイタリアのミサノ・サーキットでホンダのF1パワーユニットを搭載したマシンのシェイクダウンを実施するとされている。

  • セイコーウオッチ、ホンダ NSXとコラボした限定クロノグラフを発売

    セイコーウオッチ、ホンダ NSXとコラボした限定クロノグラフを発売

    セイコーウオッチは、世界初のGPSソーラーウオッチ『セイコー アストロン』のハイグレードシリーズとなるエグゼクティブラインから、ホンダ NSX の世界観とコラボレートした先進のGPSソーラー クロノグラフを数量限定で3月9日(金)より全国で発売。希望小売価格300,000円+税、販売数量は限定1,000本。

    『セイコー アストロン』は、1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツウオッチ『クオーツアストロン』から名を受け継いでいる。

    高い時間精度で世界の人々のライフスタイルを一変させた「クオーツ革命」に継ぐ、時計史の「第二の革命」を起こすべく、2012年9月に誕生した世界初のGPSソーラーウオッチ。

    地球上のどこにいてもGPS衛星からの電波を受信して、緯度・経度・高度を特定し、すばやく現在地の正確な時刻を表示。セイコー独自のリングアンテナや自動時刻修正機能「スマートセンサー」との組み合わせにより、ユーザーはストレスなく正確な時間を得ることができる。昨年、発売5周年を迎えた『セイコー アストロン』は「さらなる進化」をスローガンに、これからも前進を続けている。

    ≪商品の特徴≫
    誰も知らなかった喜びを届けるホンダ NSXのデザインを随所に取り入れた特別なモデル
    サファイアガラス製のベゼルリングと、シャープな面で構成されたケースとブレスレットデザインによる品格ある存在感が特徴のエグゼクティブラインから、走りの喜びをかつてない領域へと拡げるホンダ NSXの世界観とコラボレートしたスペシャル限定モデル。

    ■ ホンダ NSXとは
    ホンダのフラッグシップ、スーパースポーツ「NSX」。1990年、ホンダにしかできない、新たな走りの喜びを提案すべく、NSXは世界第一級の運動性能を持ちながら快適に操れるスーパースポーツとして誕生。それからおよそ四半世紀の時を経て、進化した新型NSXは、かつて経験したことのない走りの喜びをドライバーに提供し、スーパースポーツの新たなる進化の扉を開く。
    HONDA NSX

    ■ デザインポイント
    ・ハニカム柄の立体成型ダイヤル
    ダイヤルは、NSXのフロントグリルをモチーフにしたハニカム柄の立体成型で、その上にはインストルメントパネルと同じアラビア書体を採用したアワーマークがレイアウトされている。

    ・NSXのボディフォルムをイメージしたケース
    優れたエアロダイナミクス性能を発揮する独創的なNSXのボディフォルムをイメージしたケースは、限定モデルならではの立体的な造形美を放つ。

    ・アルミホイールをモチーフにした裏ぶた
    特殊な3次元加工を施した専用鍛造アルミホイールをモチーフにした立体的な裏ぶたのデザインは、NSXのロゴに「Limited Edition」の文字、そしてシリアルナンバーが刻印されている。
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    ・特別仕様の都市コード表記
    ベゼルの10時位置側面(UTC-5)には、NSXの生産拠点であるアメリカ オハイオ州メアリズビルにあるPMC(Performance Manufacturing Center)にちなんで、メアリズビルを含むコロンバス都市圏のポート・コロンバス国際空港の空港コード(CMH)を刻印している。

    ・「Black and Red」のレザーストラップ
    NSXのレザーシートを含むインテリアと同じ「Black and Red」のコンビネーションカラーのレザーストラップ。
    ※付け替え用強化シリコンストラップつき

    ・りゅうずデザイン
    シーンに応じて乗る人の気持ちが求める走りをダイヤルひとつで実現するNSXの「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」。そのダイヤルデザインをこの限定モデルでりゅうずのモチーフとして採用。レギュラーモデルにはない形状です。
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    ・アクセル / ブレーキペダルをモチーフにしたボタン
    2時、4時位置にあるストップウオッチボタン(スタート / ストップ、リセット)は、スリット溝を施したデザイン。ドライバーとクルマをつなぐアクセル / ブレーキペダルをモチーフにしており、ストップウオッチを操作しやすいよう機能性も高めている。

    ・NSXの最高速度をあしらったタキメーター目盛り
    アストロンでは初めてサファイアガラス表示板のタキメーター目盛りにルミブライトを採用。ベゼルの2時位置に表記した308はNSX(欧州仕様)の最高速度308kmを表し、他の目盛りとは異なり緑に発光する特別仕様。
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  • トロ・ロッソ、新カラーリングのロゴを公開

    トロ・ロッソ、新カラーリングのロゴを公開

    トロ・ロッソは、新しいカラーリングのロゴを公開。ソーシャルメディアのプロフィール画像などを更新している。

    トロ・ロッソは、2015年にレッドブルがミナルディを買収して設立。レッドブルの若手ドライバーを育成するジュニアチームとして誕生した。チーム名のスクーデリア・トロ・ロッソ(Scuderia Toro Rosso)は、Scuderiaがチーム、Toroが雄牛、Rossoが赤を意味し、英語に訳すとTeam Red Bullとなる。

    2016年までネイビー、レッド、ゴールドのロゴを採用してきたトロ・ロッソだが、昨年からマシンカラーをレッドブル缶をイメージしたカラーリングに変更。トロ・ロッソ STR12は、トロ・ロッソが今季マシンの“ベストドレッサー賞”と自信をみせるほど人気のあるカラーリングとなった。

    トロ・ロッソは、今年からホンダをワークスパートナーに迎え、さらに親会社のレッドブルの名前を掲げ「レッドブル・トロロッソ・ホンダ(RED BULL TORO ROSSO HONDA)」のチーム名で参戦。シャシー名はスクーデリア・トロロッソを継続する。

    新しいカラーリングのロゴについて、ホンダF1も「いい感じですね。我々は特に赤が好きです」とTwitterでリプライ。

    新生トロロッソ・ホンダは、プレシーズンテストが開始する2月26日の朝にバルセロナのカタロニア・サーキットで2018年F1マシン『STR13』を披露。すでにSTR13はFIAの義務的なクラッシュテストに合格しており、発表に先駆けて2月21日にイタリアのミサノ・サーキットでフィルミングデーを利用してSTR13のシェイクダウンを実施するとされている。

  • 「マクラーレンやホンダが苦戦するF1は何かが間違っている」

    「マクラーレンやホンダが苦戦するF1は何かが間違っている」

    元F1ワールドチャンピオンのナイジェル・マンセルは、マクラーレンとホンダが苦戦を強いられ、フェラーリが撤退を示唆している現在のF1は“何かが間違っている”と語る。

    F1の新オーナーとなったリバティメディアは、昨年10月に2021年の導入を目指している安価でシンプルなF1エンジン案を提案。しかし、既存エンジンメーカーはその案に猛反発し、フェラーリはF1撤退も辞さないと強固な姿勢をみせている。

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は「リバティメディアがF1をあまりに多く変更するようであれば、フェラーリはもうプレーしたくなくなるだろう」と語っている。

    そして、ナイジェル・マンセルは、それはF1にとって良くないことだと語る。

    フェラーリのF1撤退の可能性について質問されたナイジェル・マンセルは「絶対にあってはならないことだ」と語る。

    「いかなるマニュファクチャラーであっても、撤退することになれば、F1は大きなチャレンジに直面することになるだろう」

    「今はグリッドに20台しかいない。全盛期には43台のF1マシンが26の場所をかけて予選を行っていた。今、世界中のファンが26台を切望している。新しいドライバー、新しい血、新しいマニュファクチャラーが対等なレベルで戦えるようになる必要がある」

    1992年のF1ワールドチャンピオンであるナイジェル・マンセルは、F1はもっと多くのチームとマニュファクチャラーを引きつける必要があるが、それは新しいチームだけでなく、既存チームにとっても魅力的な方法でなければならないと語る。

    「我々にはF1参戦を待ち望んでいる素晴らしいドライバーの予備軍がいる。少なくとも26台を揃えられるようなにもっと多くのマニュファクチャラーが必要だ」

    「リバティメディアが、誰もが受け入れられることができる新しいレギュレーションを作り、誰もが競争力を発揮できる競争の場を生み出してくれることを願っている」

    「良い例なのか、悪い例なのかはわからないが、マクラーレンのような多くのチャンピオンシップを獲得してきた素晴らしいチームや、ホンダのような素晴らしいエンジンのマニュファクチャラーがうまくやるおkとが出来ないのは何がか間違っている。そのような難しいものであるべきではない」

  • ザウバー代表 「就任1時間後にホンダとのF1エンジン契約破棄を決断した」

    ザウバー代表 「就任1時間後にホンダとのF1エンジン契約破棄を決断した」

    ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、昨年夏にチームでの仕事を開始した1時間後にはホンダとの2018年のF1エンジン契約の破棄を決断していたと明かした。

    ザウバーの前チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、2018年にホンダからF1パワーユニットの供給を受ける契約に合意していた。しかし、6月のF1アゼルバイジャンGP直前に突然チーム代表を退任している。

    後任としてチームの指揮を執ることになったフレデリック・バスールは、マクラーレンがホンダのF1パワーユニットに苦戦していることに懸念を抱き、代わりにフェラーリとの提携を強化することを望んでいたと語る。

    「7月17日の午前9時に加入し、ホンダについての会議は午前10時に行われた」とフレデリック・バスールは Autosport に語った。

    「私にとっては重要なことだった。最初にエンジンサプライヤーを変更するのは決して簡単なことではなかったが、ホンダはあまり良い状態ではなかった」

    「さらに、おそらく私にとって最も重要だったのはマクラーレンに関連したことだった。我々にはギアボックスを独自に開発するための内部リソースがまったくなかった」

    「マクラーレンとコンタクトをとった際、彼らがホンダと決別するために最善を尽くすだろうと確信していた。なので、そのような危険に晒す立場にいることはできなかった」

    「ホンダのギアボックスをマクラーレンに要求しなければならなかったとしたら今頃どうなっていただろう? 完全な悪夢だっただろうね」

    「我々の2018年マシンの作業を進行していたので、決断を延期することはできなかった」

    2017年は1年落ちのフェラーリ製エンジンを搭載していたザウバーだったが、その後、フェラーリから最新仕様のエンジン供給を受ける新たな契約を締結。さらに年末にはフェラーリの姉妹ブランドであるアルファロメオとタイトルスポンサー契約を締結。ホンダとの契約を破棄するという決断が、さらに大きな契約へと繋がった。

    フレデリック・バスールは、ザウバーのチーム代表に就任する数カ月前までワークスルノーでチーム代表を務めていたが、マネージングディレクターのシリル・アビテブールと長期的な戦略のビジョンが一致しないと感じて辞任した。

    フレデリック・バスールは、ルノーでの期間に後悔はしていないと主張。だが、下位カテゴリーでのASM/ARTグランプリのチーム代表として大きな成功を収めていたことを考えれば、F1ではやり残した仕事があると感じていたと認めた。

    「私は人生のこの27年間をトラックで過ごしてきたし、成功を収めたいと考えるものだ。このような形で終えるのは望ましいことではない」とフレデリック・バスールはコメント。

    「だが、復讐やそれに似た感情は一切ない。私は常にF1で自分にとって良いプロジェクトを探していたし、ザウバーーは私にとってパーフェクトだったと思う」

    「ルノーが良くなかったと言いたいわけではない。だが、そのシステムに合わせることにいくつかトラブルを抱えていたし、私にとっては離れた方が良かった。人生でいくつか他のプロジェウトがあったからね。それで私は辞めた」

    「6ヵ月の休暇は少し長かったが、休みをとれたのはとても嬉しいことだったよ! 私の妻は『これ以上家にいないで』と言って他のことを見つけるように急かしていただね」

    「そしてザウバーとの話し合いをスタートした。議論は良いものだったし、良いプロジェクトだった。私の期待やキャリアの序盤に行っていたプロジェクトにはるかにフィットしていた」

  • トロロッソ・ホンダ、新車STR13を2月21日にシェイクダウン

    トロロッソ・ホンダ、新車STR13を2月21日にシェイクダウン

    トロロッソ・ホンダは、2018年F1マシン『STR13』を2月21日(水)にフィルミングデーを利用してイタリアのミサノ・サーキットでシェイクダウンさせると報じられている。

    2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載するトロ・ロッソは、先週、STR13のシャシーがFIAの義務的なクラッシュテストに合格したことを報告している。

    2018年のプレシーズンテストは2月26日(月)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタートするが、トロロッソ・ホンダは、2018年型のホンダ製パワーユニットを搭載するマシンのシステムチェックを行うためにフィルミングデーを利用して新車STR13のシェイクダウンテストを実施する。

    F1レギュレーションでは、シーズンにつき2日間のフィルミングデーが許されている。走行距離は100km以内となっており、タイヤはプロモーションタイヤが指定されている。

    ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップを開始した2015年のプレシーズンテストで複数のトラブルに見舞われて最初の4日間のテストでは124周しか走行できなかった。

    すでに3年の経験を積んだホンダが2018年のプレシーズンテストでそのような失態を起こすことはないかもしれないが、事前にシステムのチェックができることは安心材料となる。

    また、ホンダの2018年F1パワーユニットは前年コンセプトの“進化版”であり、最新型に不具合が発生した場合は、2017年型を搭載するというバックアッププランがある。

    トロロッソ・ホンダは、シェイクダウンの4日後の2月25日(日)にSTR13をカタロニア・サーキットのピットレーンで披露。翌日からプレシーズンテストに望むことになる。

  • トロロッソ・ホンダ 「STR13のHaloはもう少し“F1的”な見栄えになる」

    トロロッソ・ホンダ 「STR13のHaloはもう少し“F1的”な見栄えになる」

    トロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、2018年マシン『STR13』に搭載されるHaloは、空力フェアリングのおかげで以前にテストされたものと比較して“もう少しF1らしい”見た目に仕上がっていると語る。

    FIAは、昨シーズンの中盤になって2018年から安全面を向上させるためにコックピット保護デバイス『Halo』を搭載することを決定。

    F1関係者は安全性の向上という点には納得しているものの、ファンからその見た目に批判的な意見が多い。

    しかし、ジェームス・キーは、空力への影響を最小限に抑えるために小さなフェアリングやウィングレットを追加する自由があることが、ある程度は見栄えを改善する助けになったと語る。

    Haloな見た目への影響について質問されたジェームス・キーは「どうなるか様子を見てみなければならないと思う」と RACER にコメント。

    「空力的なものがあるので、以前に目にしたフレームよりもう少しF1的な見栄えになると思うと言っておこう。チームはHalo周りの空力を最適化するための作業に少し時間をかけることができたので、見た目はもう少し洗練されたものになるだろう」

    「だが、私の直感では見慣れてくると思う。いろいろな議論や意見はあると思う。それらのすべては間違いなく有効なものだ。だが、最終的に慣れると思うし、すぐにレースについて心配することに戻るだろう」

    トロロッソ・ホンダの第1号マシンとなるSTR13は、先週全てのクラッシュテストに合格しており、マシンはプレシーズンテストにむけてホモロゲートされた。

    ジェームス・キーは、Haloの追加によって、今年のテストはより大きな挑戦になったと認める。

    「2つの理由から本当に厳しくなったと思う」とジェームス・キーはコメント。

    「ひとつは新しいツトであり、そこには常に未知のものがある。Haloのテストは新しくものなので歴史的に参考にできるものはないし、以前と比較して非常に異なる。また、それらはかなり厳しいテストでもある。ドライバー周りが非常に頑丈なフレームでなければならないのはもちろんのこと、それが遵守されていることを確認するためにかなり重い負荷とトリッキーな条件が求められる」

    「かなり新しいテストであることは明らかだし、シャシー設計に加えなければならない新たな要求だ。もちろん、最初にそれにトライするときは全員が少しナーバスになる。だが、予定通りに機能させることができて嬉しく思っている」

    トロロッソ・ホンダは、プレシーズンテスト開始の前日となる2月25日にカタロニア・サーキットのピットレーンで2018年F1マシン『STR13』を発表する。

  • マクラーレン 「当時はホンダと組むことが正しい決断だった」

    マクラーレン 「当時はホンダと組むことが正しい決断だった」

    マクラーレンは、ホンダのF1パワーユニットで不遇の3シーズンを過ごしてきたが、ルノーにパワーユニットを変更したことで状況は好転すると楽観視している。

    マクラーレンは、2014年の開幕戦オーストラリアGPでケビン・マグヌッセンとジェンソン・バトンが2位と3位を獲得して以降、表彰台から遠ざかっている。

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、上位争いに戻ることが最優先事項だと語る。

    「我々は上位争いに返り咲くつもりでいるし、どれくらい距離を縮められるか見てみるつもりだ」とザク・ブラウンはオートスポーツ・インターナショナル・ショーでコメント。

    「もちろん、ホンダとの関係が良くなることを望んでいたが、それがレースだ。リスクは付き物だ。我々の歴史の一章だった。今はその章を閉じて、2018年について考えている」

    最近のシーズンでは、成績を残せないことでマクラーレンは大きな犠牲を払うことになった。スポンサーはマクラーレンから離れ、獲得できる賞金も減少した。

    ザク・ブラウンは、ホンダとのパートナーシップによってどれくらいの犠牲を払ったかについて具体的な数字を提示することは拒否したが、当時はホンダと契約を結ぶことが正しい判断だったと主張する。

    「パフォーマンス不足の代償として賞金が挙げられる」とザク・ブラウンはコメント。

    「当時は正しい決断だったと思う。うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。間違った決断だっというのはアンフェアだと思う。当時は正しい決断だった」

    パワーユニットのサプライヤーをルノーに変更することで、マクラーレンは信頼性の向上に期待している。

    しかし、ルノーにも解決しなければならない信頼性問題は山積みとなっている。昨年のF1メキシコGPでは、ルノーのF1パワーユニットを搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧倒的な勝利を収めたが、他の5台のルノー搭載勢はエンジントラブルでリタイアしている」

    「もちろん、できる限り優勢なエンジンであることを望んでいるが、我々は自信を持っている」とザク・ブラウンは語る。

    「彼らがさらにもう少し馬力を解放しようとしているのはわかっていたし、それによって信頼性問題が発生する可能性はあるものだ。シーズンにむけてそこまで懸念はしていない」

    来週末、マクラーレンのドライバーを務めるフェルナンド・アロンソはデイトナ24時間レースに参戦する。

    ザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソの気持ちはまだF1にあると考えているが、彼にマクラーレンへのアロンソのコミットメントが揺らいだとしても、マクラーレンにはランド・ノリスという優れたリザーブドライバーがいると語る。

    「フェルナンドは素晴らしい走りをしていると思うし、彼がどれくらい長くそれをしたいかにかかってくるだろう」

    「彼がF1にいることを選択すれば、あと数年はF1にいるのは間違いないだろう。そして、我々に最速の新進気鋭のドライバーがいる。それは素晴らしことだ」