カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダF1 「レースにむけてパッケージの熟成は順調に進んでいる」

    ホンダF1 「レースにむけてパッケージの熟成は順調に進んでいる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1バルセロナ合同テスト3日目の作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダのテスト3日目はピエール・ガスリーが走行を担当。ここまでのテストでのトロロッソ・ホンダの最長周回となる169周をノートラブルで走り切り、チームのベストラップを更新する1分18秒363を記録した。

    田辺豊治は「今日は昨日までの2日間に比べると曇りがちで、気温もやや低くなりましたが、それでも終日いいコンディションでテストができました」とコメント。

    「チームとしてはとても実りの多い一日となり、満足しています。午前に予選シミュレーション、午後はレースシミュレーションを実施しました。ピット作業なども含め、実際のレースオペレーションを組み込んだ形での確認を進めましたが、セッションの中で見つかる細かい課題をその都度修正しながら、パッケージとして熟成を進められました」

    「パワーユニットの信頼性もここまで全く問題なく、レースに向けてのセッティングも順調に進んでいます」

    「今日はガスリー選手が169周をトラブルフリーで走り切り、多くのフィードバックをチームに伝えてくれました。いい仕事をしてくれたと思います」

    「長かったテストも残すところ1日となりました。明日はハートレー選手のドライブで多くの周回を重ね、レッドブル・トロロッソ・ホンダとしての第一歩をいい形で締めくくりたいと思います」

    関連:F1バルセロナテスト3日目 結果:トロロッソ・ホンダが堂々3番手タイム!

  • トロロッソ 「ホンダのF1エンジンでマクラーレンを倒す」

    トロロッソ 「ホンダのF1エンジンでマクラーレンを倒す」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、2018年のF1世界選手権でトロロッソ・ホンダはマクラーレンよりも競争力があると考えている。

    2018年のF1世界選手権ではマクラーレンとトロロッソは事実上パワーユニットを交換する形となった。マクラーレンは、3年間の結果を出せなかったホンダを切り、今年からルノーのF1パワーユニットを搭載している。

    一方、トロロッソは新たにホンダの“ワークスチーム”となり、今シーズンの結果次第ではレッドブルが2019年にホンダのF1パワーユニットを搭載する可能性が報じられている。

    過去3年間、ホンダがマクラーレンと結果を出せなかったのは事実であり、多くの人々はトロロッソはマクラーレンのとばっちりを受けたと考えていた。

    だが、これまでのプレシーズンテストでホンダのF1パワーユニットは安定した信頼性をみせており、対照的にマクラーレンにはトラブルが続発している。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダとの新しい契約によってチームはグリッド順位を上げられると考えており、ホンダの元パートナーであるマクラーレンを上回れると考えている。

    「我々はホンダのエンジンに満足している。ホンダのエンジンは素晴らしい仕事をしている」とフランツ・トストは Sky Sports にコメント。

    「彼らが非常に競争力のあるパッケージを我々に供給してくれると確信している。シーズン終了までには追いつくと確信しているし、非常に競争力のあるクルマになっているだろう」

    「我々の目標はミッドフィールドのトップにいることだ」

    ルノーのエンジンを搭載したマクラーレン MCL33は信頼性トラブルに苦しんでおり、すでに設計について多くの懸念の声が挙がっている。

    しかし、フランツ・トストはライバルの不調を利用するのではなく、正々堂々と勝ちにいくと主張。マクラーレンはホンダを切って、“安全”なルノーのパワーユニットを選択するというミスを犯したと感じていると述べた。

    「マクラーレンについては気にしてはいない」とフランツ・トストはコメント。

    「最終的に我々は彼らよりも競争力のあるパッケージを得られると確信している」

  • ブレンドン・ハートレー 「ホンダはトロロッソの期待に応えている」

    ブレンドン・ハートレー 「ホンダはトロロッソの期待に応えている」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、ホンダが2018年のF1世界選手権にむけて競争力と信頼性のあるF1エンジンを生産するというシーズン前の期待にまさに応えてくれていると述べた。

    過去3年間、ホンダはマクラーレンと悲惨な3年間を過ごしてきたが、新生トロロッソ・ホンダは、これまでの6日間のプレシーズンテストでエンジン関連の問題に見舞われることなく、順調に走行距離を延ばしている。

    7日(水)のテスト2日目は、午後にセンサーの小さなトラブルが発生して1時間が犠牲になったが、ブレンドン・ハートレーは119周を走行し、トップタイムを記録したレッドブルのダニエル・リカルドから1.7秒差の5番手タイムを記録した。

    ホンダのF1エンジンについて質問されたブレンドン・ハートレーは「今回もホンダはいくつかアップデートを持ち込んでいる」とコメント。

    「彼らは懸命に作業しているし、これまで信頼性問題はゼロだ。本当にスムーズなスタートが切れているし、本当にポジティブだ」

    ブレンドン・ハートレーは、冬の間にホンダの信頼性について心配することに時間を費やすことはなかったと語る。

    「正直、ここに来る前から本当にポジティブだったし、楽観的だった。到着する前でさえ、悪いと予想するポイントはなかった」

    「3~4週間前にファクトリーに行ったとき、全員からひそかな自信を感じた。ファエンツァのファクトリーでホンダからの初期の兆候についての何度かミーティングに参加していたし、ここに来る前から高い期待を抱いていた。そして、まさにその通りになっている」

    「今年の計画は1年を通して大きな改善を果たしていくことだ。昨年みたいに滑り落ちることなくね。良いスタートだけど、まだまだやるべき仕事はある」

  • トロロッソ・ホンダ:第2回 F1バルセロナ合同テスト 2日目レポート

    トロロッソ・ホンダ:第2回 F1バルセロナ合同テスト 2日目レポート

    トロロッソ・ホンダは、第2回F1バルセロナ合同テストの2日目にブレンドン・ハートレーが走行を担当。プログラムの遅れを取り戻すべく精力的に周回を重ねトータル119周を走行した。

    第2回プレシーズンテストの2日目は、前日より気温はやや低いものの、正午には日差しも強くなる好コンディションの中でプログラムを実施。トロロッソ・ホンダは前日のトラブルを修復して、テストに臨んだ。

    先週のテストでは雪の影響で長時間の走行ができなかったブレンドン・ハートレーが2日目の走行を担当。ハートレーは、午前9時の開始とともにコースインし、途中マシンのセット変更作業を挟みながら、ランチブレイクまでに53周を走行した。テスト後半は午後2時44分にコースインし、順調にテストプログラムをこなしながら66周を周回。テスト終盤には、チームベストとなる1分19秒823のラップタイムをマークした。トータル119周を走った2日目は、順調なテストデイとなった。

    第2回プレシーズンテストは、3月6日から9日までの4日間、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで行われる。

    ブレンドン・ハートレー
    「今日は実りのある日となった。午後に細かいトラブルがいくつか発生したが、時間をかけることなく修復できたので、最後には多くの燃料を積んだ状態でのロングランもテストできた。STR13をだんだんと理解できるようになってきている。僕にとってはテスト1の初日以来久しぶりの走行となったが、マシンが非常に仕上がってきておりとても素晴らしい。この2日間での幾つかのトラブルも問題なく解決されているので、全体的にとても上手くいっていると思う。午前中、今までと違ったマシンのセッティングだったせいかハンドリングが難しく感じた。スピンもしたが、シーズン開幕前のテストで起こったので、かえってよかった。ロングランでのテストの感触もよく、最終的にとても満足できる結果となった」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「2週に渡って行われているテストの中で、今日初めてSTR13のメカニカルかつ空力性能に関する重要なテストプログラムを行った。先週のテスト初日以来のドライブになるハートレー選手には安定した走行を重ねることが必要だったが、何回か走行を中断する小さな問題もあり、午前中はいい形で走行をすることが難しかった。しかし、午後はテスト時間終了までの間に、実りのあるテストを行うことができた。レースのスティントと同じぐらいのロングランをし、ソフトタイヤで短距離走行も試したので、テスト2の後半に向けたいい準備となった。これからのマシンセッティングの方向性を決めるのにあたり重要となってくるデータを得ることもできた。エンジンは今日の走行を通して安定していて、ホンダのパワーユニットの性能向上を感じている。全体的に今日は忙しくもあり充実した日となったが、残り2日間も同じくいい結果に繋げられるようにしていきたい」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「バルセロナは昨日に続き今日も青空が広がり、日本の春のような暖かさでした。テストに適したコンディションの中、ここまであまり周回を重ねられていなかったハートレー選手がドライブしました。今日もシャシー、PUともに実戦を想定したプログラムを組んでいましたので、ロングランも含めて119周を周回できたことはポジティブに捉えています。途中小さなトラブルでマシンが止まる場面はありましたが、すぐに問題を特定し、最小限のロスでトラックにマシンを送り出すことができました。チームの迅速な作業に感謝しています。テスト開始から6日間の走行を行ってきました。天候の影響で予定通りにプログラムを消化できない日もありましたが、時間を無駄にすることなく、開幕戦に向け「トロロッソ・ホンダ」がワンチームとして日々前進している実感があります。残り2日、このいい流れを維持し、実りある形でテストを終えたいと思います」

  • トロロッソ 「ホンダF1のワークスパートナーという“大きな責任”がある」

    トロロッソ 「ホンダF1のワークスパートナーという“大きな責任”がある」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、新たにエンジン契約を結んだホンダが進歩できるようにワークスパートナーとして手助けするという“大きな責任”をもって仕事に挑んでいると語る。

    昨年、マクラーレンがホンダとのパートナーシップを解消したことで、今年からトロロッソはルノーからホンダにF1パワーユニットを変更。トロロッソの13年の歴史で初めて“ワークスチーム”としてホンダからF1エンジンの独占供給を受ける。

    トロロッソの新車『STR13』は、ホンダのF1パワーユニットに合わせてギアボックスとリアエンドのデザインを一新。ルノーとは異なり、ターボを分割するホンダのF1パワーユニットによて異なるパッケージグが要求された。その変更作業にとって比較的小規模なトロロッソは、忙しい冬の期間を過ごした。

    先週バルセロナで開始されたF1プレシーズンテストでは、新生“トロロッソ・ホンダ”は素晴らしいスタートを切り、大きなエンジントラブルに見舞われることなく、全チームで最多の324周を走行してF1パドックを驚かせた。

    「ホンダのF1エンジンのインストレーションで我々が気づいたのは、ルノーのものとは基本的に異なるということだった。そこには全く共通性がない」とジェームス・キーはコメント。

    「ギアボックスの内部はレッドブル・テクノロジーと共通だが、それらは共同で設計されている。例えば、オイルシステムは我々のものであり、メインケースは完全に我々のものだ。電子システムやコントロールシステムもそうだ。完全にトロロッソ製だ。互角性に完全な違いがあるので、異なるエンジンを搭載するにはその方法を採らなければならない」

    「シャシーのデザインは明らかに異なるものになっているし、ギアボックスも違う。それは全て我々が手掛けたものだ」

    「もう一つはそれがワークス契約だということだ。本格的な協力体制だ。全てのダイナモテスト、R&Dリグテスト、いくつかのエリアの共同開発、共同設計作業などがある。来年の設計作業もすでに進行している。その全てが我々のパートナーシップでは非常にユニークなことだ」

    「実際、そのすべては責任が重い。我々はそれを楽しみにしていたし、ポジティブなプレッシャーだ。だが、ホンダが一緒に仕事をするチームと進歩するために必要なレベルに引き上げるのは大きな責任だ。共通性は確かに少ない」

    ホンダとのワークス契約はトロロッソに追加のリソースをもたらしたが、それと同時にカスタマーだった今までとは異なり、かつて経験したことのないほど作業負担は増えたとジェームス・キーは語る。

    「夢見ていたいろいろなことがいっぺんに玄関に届けられるようなものだ。『何てことだ!やることが山盛りだ!』という気分だ」とジェームス・キーは語る。

    「シャシー面ではエンジンに関連した特定のシステムのリグテストを11月に開始した。12月にはダイナモでギアボックスをテストを実施し、それ以降はまずはミルトンキーンズで、それから日本でも同様のテストを続けている。そのため、ギアボックスは日本とミルトンキーンズの両方にある」

    「冷却システムなどのテストにも取り組んできた。そういった部分ではプレッシャーはある。過去に経験はないが、同時に素晴らしい機会でもある。チームにはこれまでより多くのパーツをどんどん製造し、イタリアだけでなくヨーロッパ、日本までを含めてエンジニアリングサポートをしなければというプレッシャーがかかっている」

    「作業量は大幅に増えたが、全てに正当な理由があるし、ホンダにはそのような観点を見通すためにチームとの緊密な関係が必要だ。例えば、ギアボックスはエンジンサプライヤーにとって極めて重要だ」

    昨年9月に契約が発表されてからホンダと仕事をしてきたジェームス・キーは、トロロッソ・ホンダが初のF1プレシーズンテストでスムーズなスタートを切ったことに驚かないと語る。

    「去年の状況を見れば驚くかもしれないが、しばらく彼らと仕事をしてきた我々としては驚きではない」とコメント。

    「彼らが有している施設、何が何でも成功させなければならないという必死の決意を見れば、もう私にとっては驚きではない」

    「もちろん、コースに出てみるまで決してどうなるかはわからなかった。だが、大きな問題はまったくなかったと言わなければならない。小さなストップがあったがどれも我々側のものだった」

    「彼らとの作業は非常にスムーズだった。我々は非常に一体となっている。彼らは非常に開放的であり、全ての会議に出席しているので、我々全員が何が進行しているかを把握しているし、我々はすべてを最適化するために協力している。これまでのところは非常にスムーズだし、それが続いていくと確信している」

  • ピエール・ガスリー 「日本でホンダと仕事をした経験が役立っている」

    ピエール・ガスリー 「日本でホンダと仕事をした経験が役立っている」

    ピエール・ガスリーは、昨年日本でホンダとスーパーフォーミュラに参戦した経験が、2018年に新たにトロロッソのパートナーとなったホンダF1との仕事を容易にしていると感じていると語る。

    先週のF1バルセロナ合同テストで、ピエール・ガスリーは全ドライバーのなかで最多の229周を走破。ホンダのF1パワーユニットには4日間で大きな問題は発生せず、2015年にF1に復帰してから最も生産的な冬季テストを過ごした。

    2017年、レッドブルはピエール・ガスリーを日本のスーパーフォーミュラに送り込み、ガスリーはホンダが支援するTEAM MUGENで2勝を挙げてタイトルを争った。

    ピエール・ガスリーは、ホンダと仕事をした経験がトロロッソの新たなパートナーシップの基盤を築き、移行フェーズに役立ったとし、昨年予想していたよりもはるかに有用だったと述べた。

    「ホンダの事は去年から知っている。最終的に当時考えていたよりもさらに良い経験になった」

    「彼らとのコミュニケーションに役立っているのは確かだ。彼らの仕事のやり方、彼らと仕事をするにはどのようなことが必要か、状況にどのようにアプローチする必要があるかを少しは知っているからね」

    「今のところまったく問題はない。とにかくエンジニアにはっきりとしたフィードバックを与え、自分たちにできるエリアを改善しようとする。それが重要だ」

    今週の2回目のプレシーズンテストで3月25日の開幕戦オーストラリアGPに向けて最後の2日間のテストを行うピエール・ガスリーは、テストを通してすぐに改善を見い出すことができたと語る。

    「シーズン前に4日間のテストを実施するのは初めてのことだし、実際にとても速くなっている。開幕戦までにあと2日しかクルマに乗れないのは若手ドライバーにとってちょっと異様なことだ」

    「コースに出るすべてのラップを最大限に生かす必要があると本当に感じている。だから、かなり多くのラップを走れたことには本当に満足できた」

    「昨日(3日目)のように1日を逃してしまうと、開幕戦までにクルマでフィーリングを掴んで経験を積むことにかなり大きな影響を及ぼす」

    「今、本当にポジティブなのはそれが理由だ」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1は本当に懸命にプッシュしている」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1は本当に懸命にプッシュしている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、先週のF1バルセロナ合同テストでのホンダのF1パワーユニットは将来にむけての良い前兆だと語る。

    トロロッソ・ホンダは、4日間の合同テストで全チームで最多となる324周を走破。ピエール・ガスリーは最終日に147周を走行しており、冬の間にホンダが達成して驚異的な進歩を示した。

    「本当にポジティブなことだと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「エンジンにはまったく問題が発生しなかった。それはいつだって素晴らしことだ。これを続けられることを願っている」

    「かなり多くのラップを走れたので本当に満足している。僕にとっては実走テスト2日目だし、チームにとっては4日目だ。僕たちはまだ走行から多くのことを学んでいるところだ」

    トロロッソ・ホンダとしての最初のテストは、ホンダの批判家たちに答えを示したかと質問されたピエール・ガスリーは「そうだといいね。今日、僕たちはエンジンが問題ないことを示したと思う」とコメント。

    「トロロッソはベストなパッケージを得るためにコミュニケーションにおいてホンダと本当に懸命に仕事をしている」

    「僕たちは共通の目標を持っている。僕たちは2つの異なるチームではなく、1つのチームとして仕事をしている。それは本当にポジティブなことだと思う」

    「まだ改善する必要があることはいくつかあるけど、それは全てのチームが同じだと思う。でも、これまでは彼らと素晴らしい仕事ができている」

    「彼らは本当に懸命にプッシュしている。それは常に素晴らしいことだ」

    P.ガスリー トロロッソ・ホンダ

  • トロロッソ・ホンダ 「コミュニケーションは非常にスムーズ」

    トロロッソ・ホンダ 「コミュニケーションは非常にスムーズ」

    トロロッソとホンダは、新たなパートナーシップにおける作業において非常にスムーズにコミュニケーションをとれていると語る。

    トロロッソとホンダは2018年のF1世界選手権から新たにパートナーシップを開始。今週行われたプレシーズンテストでは、4日間で大きな問題に見舞われることなく、合計で324周を走破。これは全チーム内で最多の走行距離となる。

    昨年までホンダのパートナーだったマクラーレンは、イギリスの拠点と日本のさくらとのコミュニケーションに問題を抱えていたが、トロロッソはそれが問題になることはないと強調する。

    トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは「私は1年間日本に住んで仕事をしていたことがあるので、彼らの文化について多少はわかっている。彼らとの仕事ではヨーロッパの企業と働くときに使用されていた方法とは完全に異なるメソッドを伴う」とコメント。

    「我々はエンジニアが日本の考え方をより理解できるようにファクトリーでセミナーを開催してこの新しい文化を彼らに紹介した。それが大きく役立っていると思う。ここまで目にしてきたもの協力関係は効果的ですでに高いレベルにある」

    本田技研工業,のモータースポーツ部長を務める山本雅史は「開発側とマネジメント側のコミュニケーションはよりスムーズです」とコメント。「私自身とフランツ、そして、開発側は良いコミュニケーションを築いています」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治も「今季に向けたトロ・ロッソとの準備期間は決して長くはありませんでしたが、限られた時間の中で密にコミュニケーションを取り、順調に作業を進めることができました。互いにいいパートナーシップを築けていますし、イタリア、日本、イギリスのそれぞれのファクトリーにいるチームメンバーの努力にとても感謝しています」と語る。

    また、マクラーレンとのパートナーシップの違いとして、トロロッソのイタリア人スタッフとホンダの日本人スタッフはお互いに第2外国語で会話をするという点がある。

    「我々の日本語力よりもホンダのスタッフの英語力に依存している部分が大きい。彼らは優れた英語を話すために素晴らしい努力をしている」とトロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーはコメント。

    「我々は、日本の会社がどのように構成され、彼らがどのようなコミュニケーションを採っているのか、特定の物事で実際には何を意味しているかなどをもう少し理解するために日本文化の文化研修を行った。それも大きく役に立っている」

    「もちろん、会議や物事の進め方に違いはあるが、これまでのところ、全てが問題なく進んでいる。我々にとってのチャレンジは2か国に広がっていることだ(トロロッソは英国バイチェスターに空力拠点を置いている)。すでに我々は運営において妥協している」

    「ほぼ全員がイタリアにいるし、イタリアのスタッフは第2言語を話すことになり、日本のスタッフも第2言語で話す。大きな時差と二つの異なる文化があり、そこにある潜在的な危険は大きい。だが、全員がそれが確実に機能するように努力している」

    イタリアにあるトロロッソのファエンツァの拠点と、日本のホンダのHRDさくらは6000マイル以上離れており、8時間の時差がある。だが、それは逆に有効だとフランツ・トストは語る。

    「私は朝6時半くらいにデスクにいることを好む。集中する必要のある仕事の多くをこなせるし、すべてを反省する時間も得られる。まず最初に夜中に到着したEメールを見ている。特に我々のホンダの友人は我々よりも8時間早いので、朝にすぐに彼らに返信することができる」

    マクラーレンは英国を拠点とする名門チームであり、ホンダに多くの要求を課してきたが、トロロッソはイタリアを拠点としている小規模なチームであり、ホンダのF1エンジン開発に自由を与えている。

    「作業関係という観点で我々は非常に早い段階から合意していた。それぞれで努力し、全体的に最速のパッケージを作る必要があるということで完全に合意している」

    「それぞれで妥協点が必要な場合は、非常に科学的な方法でそこに目を向け、最良なソリュションと最小限の妥協を見つけていく」

    「我々が対処したい特定の空力問題があり、そこに少しエンジンが関わりシャシー側により多くのポテンシャルある場合、もしくは彼らが熱望している特定のエンジンがあってシャシー側にはわずかな妥協点がある場合、我々はそれを見ていく」

    「ケース・バイ・ケースであり、共同で多くの調整が必要だが、正当な理由であればそれは問題ではない」

    その証拠として、ホンダはパフォーマンスと信頼性を改善するためにV6エンジンを2cm延長しており、トロロッソは喜んで対応したと伝えられている。

    本田技研工業 ホンダF1トロロッソ・ホンダ

  • トロロッソ 「ホンダと順調なスタートを切れたことは驚きではない」

    トロロッソ 「ホンダと順調なスタートを切れたことは驚きではない」

    トロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、新しいパワーユニットパートナーであるホンダととに順調なスタートを切れたことは驚くことではないと語り、この傾向は今後も継続していくだろうと自信をみせる。

    昨年、マクラーレンはホンダのF1パワーユニットの信頼性問題に苦しみ、最終的にパートナーシップを解消することを選んだ。しかし、今年ホンダのF1パワーユニットを搭載するトロロッソ STR13は優れた信頼性を示しており、すでに1500km以上を走行している。

    これほどまでに多くの走行距離を走りこめていることに驚いているかと質問されたジェームス・キーは「去年の状況を見れば驚くかもしれないが、しばらく彼らと仕事をしてきた我々としては驚きではない」とコメント。

    「彼らが有している施設、彼らの仕事への必死さを見れば、もう私を驚かせることはない」

    「もちろん、コースに出てみるまで決してどうなるかはわからなかった。だが、大きな問題はまったくなかったと言わなければならない。我々の側には小さなストップがあった。彼らとの作業は非常にスムーズだった。彼らは非常に開放的であり、全ての会議に出席しているので、我々全員が何が進行しているかを把握しているし、我々はすべてを最適化するために協力している。これまでのところは非常にスムーズだし、それが続いていくと確信している」

    ジェームス・キーは、テスト最終日にソフトウエアのエラーによるブレーキ・バイ・ワイヤの問題が発生して作業は一時的に遅れたと説明した。

    また、ルノーに代えてホンダのF1エンジンを搭載するためにSTR13を短期間で再開発しなければならなかったが、トロロッソにはマクラーレン製のプロダクトはまったく使用されていないと語る。

    「なぜ我々がSTRにマクラーレンの部品を望む? STRのギアボックスだ」とジェームス・キーはコメント。

    「内部はレッドブル・テクノロジーと共通だが、それらは共同で設計されている。例えば、オイルシステムは我々のものであり、メインケースは完全に我々のものだ。電子システムやコントロールシステムもそうだ。完全にSTRだ。互角性に完全な違いがあるので、異なるエンジンを搭載するにはその方法を採らなければならない」

    また、ワークスパートナーとしてホンダと働くことはトロロッソに“ポジティブなプレッシャー”をもたらしているとジェームス・キーは語る。

    「ワークス契約であり、本格的な協力体制だ。全てのダイナモテスト、R&Dリグテスト、いくつかのエリアの共同開発、共同設計作業などがある。来年の設計作業もすでに進行している。その全てが我々のパートナーシップでは非常にユニークだ」

    「実際、そのすべては責任が重い。我々はそれを楽しみにしていたし、ポジティブなプレッシャーだ。しかし、ホンダが一緒に仕事をするチームと進歩するために必要なレベルに引き上げるのは大きな責任だ」

    ジェームス・キーは、ホンダとマクラーレンの提携の詳細については知らないとしながらも、トロ・ロッソについてはホンダとの関係を確立するため、できるだけ要求を減らそうとしたと語る。

    「マクラーレンとの関係がどうだったのか知らないし、正直なところ話し合ってもいない。それは我々の仕事ではない。自分たちの仕事を楽しみにしているし、注目している」

    「我々は、ホンダが改善するために必要な自由をすべて与えるというアプローチを採っている。非常に短い期間で2018年のエンジンで協力しなければならなかったし、対応しようとした妥協点もいくつかあったが、基本的に彼らを全面的に支援して、彼らが仕事をするために必要な自由を与えたかった」

    「来年については、さらに緊密な共同作業になる。というのもゼロから始めているからだ。したがって、2019年のエンジン、シャシーへの搭載、統合システムについては、今とても自由に議論することができている。ホンダには『やりたいことを教えてほしい、そうすればこちらで得失評価をして、ベストパッケージがどういうものかを考える』と言ってある」

    「なぜなら、最高のパワーユニットや最高のシャシーではなく、最高のパッケージのために組み合わせようとしているからだ。コンビネーションが重要だ」

    ジェームス・キー トロロッソ テクニカルディレクター

  • トロロッソ・ホンダ、全チームで最多の合計324周を走破

    トロロッソ・ホンダ、全チームで最多の合計324周を走破

    トロロッソ・ホンダは、4日間のF1バルセロナ合同テストで全チームで最多となる合計324周を走破。新シーズンにむけて好調なスタートを切った。

    2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、その後の3年間では信頼性とパフォーマンス不足が露呈。マクラーレン側はホンダに辛辣な言葉を浴びせ続け、2017年限りでパートナーシップを解消した。

    2018年のF1世界選手権にむけてホンダはトロロッソとの新たなパートナーシップを開始。マクラーレンとの3年間で多くの報道がなされ、特に昨年のプレシーズンテストでは信頼性トラブルが続発したことから、特にホンダの2018年F1パワーユニット『RA618H』には懐疑的な目も含めて多くの注目が集まった

    今週スタートしたプレシーズンテストでは、ホンダのF1パワーユニットは保守的なモードではあるものの、全日程をトラブルフリーで走行を重ね、最終日にはピエール・ガスリーがこの日のドライバーのなかで最多となる147周を走破。これはホンダがF1に復帰して以来、1日での最多の周回数となる。

    トロロッソ・ホンダの2018年F1マシン『STR13』はメルセデスの新車『W09』よりも合計で18周多い324周を走破。同じく注目の対象となったマクラーレンより64周を多く走り込んでいる。ピエール・ガスリーも全ドライバーで最多となる229周を走り込んだ。

    ピエール・ガスリーは「今日は本当にポジティブな一日だった」とコメント。「エンジンの信頼性は素晴らしい。レース距離の2倍以上にあたる147周という走行の間、全く問題は起きなかった。これを継続できればと願っている。また、クルマのフィーリングもよく、マシンとエンジンともに満足している」と新車STR13とホンダのF1パワーユニットをポジティブに語る。

    スムーズなスタートはトロロッソ、特にホンダ陣営に良い雰囲気を作り出している。また、昨シーズン後半から途中参戦したピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという経験の浅いドライバーラインナップに貴重な走行経験をもたらすことになった。

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「彼らは仕事をするには本当に良い二人だし、彼らはすぐに行動を開始することを望んでいる。彼らはレース週末のことを心配せず、自分自身、そして、我々と一緒にクルマを改善することに時間を費やしがっている」とコメント。

    「我々の走行距離を伸ばしていこうという計画はうまくいった。また、ホンダにとっても素晴らしいテストになったと思う。彼らは、自分たちの開発と、我々との共同作業の両方で多くの準備を行い、新型のエンジンをここに持ち込んでくれた」

    「このテストでパワーユニット側の問題が全く起きなかったというのは素晴らしい結果だし、これまで我々が行ってきたウインターテストでは初めての経験だ。おそらくホンダにとって今日の147周という走行距離は、2014年のF1復帰以降の最長の記録ではないかと思う。そのおかげで実質3日間のテストを効果的に行うことができたし、これは素晴らしい成果だ」とホンダを称えた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「ガスリー選手の堅実な走りもあり、4日間で最多の合計147周を走行し、チームにとってはとても生産的な一日になりました」とコメント。

    「ドライコンディションでのパワーユニット機能確認とセッティングの熟成に加え、ロングランを行い、レースに向けて有用なデータを得ることもできました。今日でテスト1が終了となりますが、4日間、予定していたスケジュールをトラブルフリーでほぼ消化できたことに満足しています」

    「また、レッドブル・トロロッソ・ホンダにとって大切な最初のテストを、いいかたちで終えることができました。この後は休む間もなく来週のテスト2に向けた準備を始めますが、万全の体制で臨みたいと考えています」

    2018年 F1バルセロナ合同テスト 4日間の合計周回数

    チーム 周回数
    トロロッソ・ホンダ 324
    メルセデス 306
    フェラーリ 298
    ザウアー 283
    ウィリアムズ 276
    ルノー 273
    マクラーレン 260
    レッドブル 209
    ハース 187
    フォース・インディア 166

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