カテゴリー: ホンダF1

  • ブレンドン・ハートレー、PU不具合でグリッド降格ペナルティの恐れ

    ブレンドン・ハートレー、PU不具合でグリッド降格ペナルティの恐れ

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目の終盤にホンダのF1パワーユニットにトラブルが発生。決勝でグリッド降格ペナルティを受ける可能性が高まっている。

    ブレンドン・ハートレーは、F1フリー走行2回目の終盤にパワー低下によってストップ。エキゾーストからは炎が上がった。

    ホンダはF1カナダGPでアップグレード版パワーユニットにトラブルが発生。そこではフリー走行3回目にピエール・ガスリーのパワーユニットにパワー低下の不具合が発生し、交換を余儀なくされている。

    チームメイトのピエール・ガスリーがトップ10入りするペースを見せていることから、ブレンドン・ハートレーは「残念な終わり方になった」と語る。

    「パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりとわかっていないけど、走行を終了させなければならなかった」とコメント。

    「ちょっと落胆しているけど、僕はポジティブなままだ。今回もペースはかなり良さそうだし、僕たちはタイトなミッドフィールドバトルにいる。7番手から集団のほぼ後方まで拮抗している」

    「全てをまとめられれば、ポイントを獲得できるペースがあるのは間違いない」

    「ペナルティを受けることになれば、厳しい週末になるだろうけど、どうなるかはまだわからない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」とセッション後に語った。

    ブレンドン・ハートレーは、すでに内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを3基、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを2基と年間使用制限の上限に達している。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)にテクニカルトラブル

  • ピエール・ガスリー、タイヤルール違反で1万ユーロの罰金 / フランスGP

    ピエール・ガスリー、タイヤルール違反で1万ユーロの罰金 / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPのフリー走行1回目でタイヤルール違反によって1万ユーロ(約128万円)の罰金を科せられた。

    規約では、初回セッション序盤40分で使用したタイヤのうち1セットの返却を義務付けられているが、ピエール・ガスリーはそれを超過。スチュワードはトロロッソ・ホンダに罰金を科すことを決定した。

    トロロッソ・ホンダは、セッション開始から37分の時点でガレージの電源が落ちてしまったことが原因だと説明した。

    「運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなった」とトロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはコメント。

    「したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来なかった」

    「ブレンドンは運よく戻ってきたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずにペナルティーを負うことになった」

    ピエール・ガスリーは「FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートだし、いいペースで走れていると思う」とコメント。

    「まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張っていく」

    「今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変だった。正しいセッティングを見つけられたと思うし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたい」

  • ピエール・ガスリー 特集:フランスGPへの情熱

    ピエール・ガスリー 特集:フランスGPへの情熱

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、母国開催となるF1フランスGPへの思いを語った。

    今年のF1は全21レースで開催されており、その内20はなじみのあるサーキットで行われる。昨年からは新たに2つの開催地が加わり、その一つが、隔年でホッケンハイムにて開催されるドイツGPだ。

    もう一つが、10年振りに復活したフランスGP。2008年にはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年は南フランスのマルセイユにほど近いポール・リカール・サーキットで行われることとなった。

    今年がF1フル参戦1年目のピエール・ガスリーにとって、これはすばらしいタイミングだ。最後にフランスGPが開催されたのは、実にガスリー選手が12歳のときだった。

    「自分の故郷に降り立ち、その雰囲気を楽しむことはすばらしい体験になると思います」とピエール・ガスリーは語る。

    「僕にとっての初のF1フル参戦の年にフランスGPが復活するなんて、本当にすばらしいことです。いまから興奮しています」

    「アラン・プロストやほかのフランス人ドライバーは、“母国の国旗が至るところではためく中、レースをするのは本当に特別な体験だ。観客はみんな、フランス語で励ましの言葉をかけてくれるしね。ホームグランプリには、ほかのレースでは決して味わえない特別な雰囲気があるよ”と言っていました。F1ドライバーとして、それを体験できるのは本当にすばらしいことです」

    地元ドライバーにとって、初めてのホームレースは胸躍るイベントであると同時に、プレッシャーを感じるものでもある。ピエール・ガスリーはフランスGP用の特別デザインのヘルメットこそ着用するものの、初のホームグランプリに“できるだけ平常心で臨もうとしている”と語る。

    「今週末のホームグランプリに関しては、特別になにをしようなどという計画は立てていません。ですが、もちろん、ほかのレースに比べてより多くのサポートが得られると思います。パドックには僕の家族、スポンサー、そしてカート時代から応援してくださっている方々と時間を過ごすためのラウンジが用意されます。僕を応援してくれているたくさんの方々が一堂に会する、すばらしい時間になるでしょう」

    「彼らにとっても、F1のグリッドで僕と会うことは感慨深いものになるのではないでしょうか。カートを始めて以来、僕は周りの人たちにずっとF1で走りたいと言ってきましたからね」

    「まだ確定ではありませんが、水曜日にはサーキットでゴーカートのイベントも開催される予定です。それ以外はいまの特別なものは計画していません」

    「F1に参戦し始めてからというもの、忙しい毎日をただ生き抜くのに必死で、あまり先のことは考えないようにしてきました。考え過ぎると怖くなってしまいますからね(笑)。今週末にかけては、メディア対応はもちろん、さまざまな責任を果たさなくてはなりませんが、同時に楽しみでもあります」

    ピエール・ガスリーが生まれ育ったフランス北部にある町ルーアンは、ポール・リカール・サーキットから約1000km離れた場所にある。これはモナコと同程度の距離だ。すばらしい走りで7位入賞を果たしたモナコGPでも、多くの人がガスリーの応援に駆け付けたが、今週末も何人かの幼なじみがレースを観に来てくれるとガスリーは語る。

    「モナコでは、今シーズンで初めて僕の両親と4人の兄弟、そして彼女がそろって応援しに来てくれました。それに、兄弟たちの奥さんも駆けつけてくれたんです。家族みんながそろうのは本当にうれしいことでした」

    「今週末は、従妹や叔父さん夫婦など、いつもは応援に来れない人たちが集まります。うちは大家族なので、みんながそろうことはあまりないのですが、フランスGPにはたくさんの身内が応援しに来てくれるんです。僕の友達はほとんどがまだ学生なんですが、彼らも何人か来ます。モナコに応援しに来るのは、学生にはちょっとお金がかかり過ぎますから(笑)」

    「家族や幼なじみに会えるのはいいものです。F1に参戦し始めてから、自分の家で過ごす時間はほとんどありませんでした。それに僕は13歳で学校に通うために家を出ているので、若いころから家族とあまりまとまった時間は過ごせなかったですから」

    ルーアンからポール・リカール・サーキットはかなり離れた距離にあるが、ピエール・ガスリ―も、昨年末にF1へのデビューが決まって以来、長い旅を続けてきた。

    ここまでの7レースですでに18ポイントを稼いでおり、第2戦バーレーンGPでは見事な走りで4位入賞。バーレーンでのレースは、ピエール・ガスリーの持つドライバーとしての才能と、トロロッソ・ホンダの進化が証明された瞬間でもあった。

    スーパーフォーミュラ全日本選手権に参戦していたころは、ホンダのチームメンバーがピエール・ガスリーに日本での過ごし方を紹介していた。しかし、ここフランスでは、それをするのはガスリーの役目。母国を離れてから多くの時間が流れたが、それでもポール・リカール・サーキット周辺での観光スポットについて、ガスリーにはチームメンバーに勧めたい場所を忘れてはいないようだ。

    「海岸沿いにある小さな町、バンドールは観光におススメなので是非、訪れてみて欲しいです。2時間程度のドライブが苦にならなければカンヌもおススメなのですが、バンドールはポール・リカール・サーキットから車で30分程度で行けますから」

    「海岸の反対側にも小さな村があり、そこもおススメです。僕はフランス北部の生まれなのであまり詳しくはないのですが、バンドールはかなり素敵な場所です。いい雰囲気のレストランもあるんですよ」

    7レースを終え、トロロッソ・ホンダは3度のトップ10フィニッシュを果たしている。そして、その内2つは若干22歳のフランス人ドライバーによってもたらされた。ピエール・ガスリーは、前戦カナダGPで投入した新型パワーユニットは明らかな進歩を遂げていると話す。もし今週末もガスリーがポイントを獲得できれば、チームはマシンのセッティングに関して、より多くのアドバイスを必要とするかもしれない。

    「そうなったら最高ですね。モナコでの初レースでポイントを獲得できたこともすばらしい体験でした。フランスGPがカレンダーに復活した年に、好リザルトを獲得できたらこんなにうれしいことはありません」

  • ホンダF1 「予選に向けて調整の余地がある」 / F1フランスGP初日

    ホンダF1 「予選に向けて調整の余地がある」 / F1フランスGP初日

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1フランスGPの作業について振り返った。

    トロロッソ・ホンダとして初めてポール・リカールで迎えるF1フランスGPの初日、母国グランプリのピエール・ガスリーは、FP1で8番手、FP2で10番手と両方のセッションでトップ10内のタイムを記録。

    一方、チームメイトのブレンドン・ハートレーはFP2の残り10分を切った時点でマシンにトラブルが発生。エキゾーストから炎が上がっていた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、パワーユニットに関してはまだ調整の余地はあるとし、またブレンドン・ハートレーのマシンのトラブルの原因などは把握できていないが、パワーユニットにダメージを負っている可能性があることを示唆した。

    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行っていたシミュレーションと実際の相関が取れているかどうかについてでした」と田辺豊治はコメント。

    「午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています」

    「母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終版でハートレー選手のパワーユニットにオラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    2018年 F1フランスGP フリー走行2回目:ブレンドン・ハートレー

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • ピエール・ガスリー 「レッドブルにホンダPUの情報提供で協力していた」

    ピエール・ガスリー 「レッドブルにホンダPUの情報提供で協力していた」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、メルボルンでの開幕戦からホンダのF1パワーユニットについてレッドブルにフィードバックを提供していたと語った。

    レッドブル・レーシングは、2019年からホンダとの2年間のF1パワーユニット供給契約に合意。それまでの間、今年からホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソのデータを詳細に分析してきた。

    ピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングにホンダのF1パワーユニットを搭載するよう積極的に推奨していたわけではないが、ホンダのF1パワーユニットの開発状況についてレッドブルにフィードバックを提供していたと明かした。

    「僕は決断を下す人物ではないし、レッドブルにホンダに切り替えるようプッシュしていたわけではない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「もちろん、彼らはシーズン序盤からエンジについて僕にフィードバックを求めていた。彼らの決断に役立てるように出来る限り正確な情報を提供しようとしていた。でも、その背景でははるかに大きな話し合いが行われていたと思うっよ」

    ピエール・ガスリーは、F1カナダGPで投入されたホンダのアップグレード版パワーユニットは本当に良い進歩を遂げていると語る。

    「そうだね。本当に良いステップだ。パフォーマンス的に明らかに良い助けになっていると思う。僕たちはカナダでフォース・インディアやハースをオーバーテイクすることができた。かなりいい感じだと思うよ」

    「ミッドフィールドは超タイトだ。現時点ではまだ僕たちは進歩が必要だ。でも、僕たちは一貫性という点で改善を果たしている。僕たちはすべてをまとめることができれば、トップ10を争えるこをわかっている。それができなければ、少し難しいけどね」

    フランス出身のピエール・ガスリーは、今週末ポール・リカール・サーキットで母国レースを迎える。

    「ここは良いチャンスだと思う。全てのチームがこのコースの経験はほんの少ししかないからね。それを最大限に生かすためにプラクティスセッションで本当にうまくやっていくことが僕たちの仕事だ」

    「アップグレード版エンジンあるので、ポイントを獲得するチャンスがあるのは明らかだ」

  • ホンダ、鈴鹿10時間耐久レースの参戦チーム体制を発表

    ホンダ、鈴鹿10時間耐久レースの参戦チーム体制を発表

    ホンダは、鈴鹿10時間耐久レースの参戦チーム体制を発表した。

    8月25日(土)、26日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」は、Intercontinental GT Challengeの一戦として開催され、世界の強豪チームが参戦する。

    ホンダからは2017年7月よりグローバルに販売を始めた『Honda NSX GT3』で2チームが出場する。Honda NSX GT3は米国をはじめ、ヨーロッパ、日本のレースで活躍し、米国で行われている“IMSA ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ”などで、すでに勝利を挙げており、Hondaのホームコースである鈴鹿サーキットでの勝利を目指しチームへのサポート体制を強化する。

    「Modulo Drago CORSE(チーム代表:道上龍)」のドライバーは、2018 SUPER GT GT300クラスで活躍する道上龍、大津弘樹に加え、GT500クラス開幕戦で優勝した小暮卓史が出場する。

    また、「Honda Team MOTUL」の監督には過去F1世界選手権や米国のCARTシリーズに参戦し、その後ルマン24時間耐久レースで活躍する中野信治を迎え、ドライバーには2018 SUPER GT GT500クラス/SUPER FORMULAで活躍する山本尚貴と、SUPER GT GT500クラスでMOTUL MUGEN NSX-GTをドライブする武藤英紀、中嶋大祐の3名が出場する。

    Modulo Drago CORSE
    Modulo Drago CORSE
    チーム代表:道上龍
    監督:鄭永熏(チョン ヨンフン)
    ドライバー:道上龍、大津弘樹、小暮卓史

    Honda Team MOTUL
    Honda Team MOTUL
    監督:中野信治
    ドライバー:山本尚貴、武藤英紀、中嶋大祐

  • マックス・フェルスタッペン 「ホンダのF1エンジンで走るのが楽しみ」

    マックス・フェルスタッペン 「ホンダのF1エンジンで走るのが楽しみ」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2019年からホンダのF1パワーユニットを走らせるのを楽しみにしていると語る。

    今週、レッドブル・レーシングは12年間にわたるルノーとのパートナーシップを今シーズン限りで解消し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表した。

    ホンダは2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1復帰したが、パフォーマンスと信頼性不足によって、マクラーレンから切られるカタチで3年間で契約を解消することになった。

    しかし、新たにレッドブルの姉妹チームであるトロロッソと組んだ今年はパフォーマンスと信頼性の両面で改善を兆候をみせている。

    2020年までレッドブル・レーシングと契約を結び、来季から新生“レッドブル・ホンダ”のドライバーとして走ることが決まっているマックス・フェルスタッペンは、昨年すでにホンダのHRD Sakuraを訪問しており、近年ホンダのF1パワーユニットに多発してきたトラブルについては心配していないと語る。

    「実際、そんなに気にしてはいない」とマックス・フェルスタッペンはホンダのF1パワーユニットについてコメント。

    「今年、特にカナダでは彼らが見せたパフォーマンスや進歩はとてもポジティブに見えた。改善を続けているし、正しい人材を配置をしている」

    「僕は決定を信じている。契約したということはチームも確信を持っているってことだからね。それに、ホンダがレッドブルとトロ・ロッソのためだけに働いて、純粋に自分のクルマのためだけにパワーユニットが設計されるなんてエキサイティングだ。それもかなりいいことだと思っている」

    今シーズン、マックス・フェルスタッペンは、開幕から6戦でインシデントに関与しており、レースへのアプローチやドライビングスタイルに批判の声が挙がっていたが、前戦F1カナダGPでは表彰台を獲得して批判に応えて見せた。

    今週末のF1フランスGPでも同じようなパフォーマンスを再現したいとマックス・フェルスタッペンは語る。

    「僕はいつもプレッシャーがかかるといい方に働くみたいだね。毎回お願いするべきかもしれないね!」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「カナダは良い週末だったし、とても楽しめた。今週末もそうなるように頑張るつもりだ」

  • ホンダF1 「ポール・リカールはPU的にバクーに似た特性が予想される」

    ホンダF1 「ポール・リカールはPU的にバクーに似た特性が予想される」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPへの意気込み、舞台となるポール・リカール・サーキットにおけるパワーユニットの対策について語った。

    2019年からのレッドブル・レーシングとのF1パワーユニット供給契約の決定が話題のホンダだが、今週末はトロロッソ・ホンダとしてF1フランスGPに挑む。

    ホンダは、前戦カナダGPでパワーユニットにパフォーマンスアップデートを投入。1周あたり0.3秒、馬力にして20馬力の改善を果たしたとされている。

    10年ぶりに復活するF1フランスGPの舞台となるポール・リカール・サーキットは、ロングストレートと低速コーナーが組み合わせたコース。田辺豊治は、パワーユニット的にはF1アゼルバイジャンGPの舞台となったバクーに似たエネルギーマネジメント特性を持っていると予想している。

    「今回は久しぶりにフランスでのF1開催になります。ポール・リカール・サーキットは過去に改修されてその姿を変えてはいるものの、私が以前訪れたときからその特徴は大きく変わっていません」と田辺豊治はコメント。

    「レイアウトとしてはロングストレートと低速コーナーの組み合わせになっており、エネルギーマネジメントの観点では、アゼルバイジャンと似た特性が予想されます」

    「現行レギュレーション下での初走行ですので、実際の走行パターンにスピーディーに対応できるよう、十分に準備をして臨みたいと思います」

    「また、このサーキットは山頂近くにあり、強い風が予想されます。従って、シャシーやエアロのセットアップにとってもチャレンジングな週末となりそうです」

    「ただ、ガスリー選手にとってはホームレースになりますし、チームとしてよいレースができるように準備を進めます」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ、2019年もホンダの“ワークス”ステータスを維持

    トロロッソ、2019年もホンダの“ワークス”ステータスを維持

    トロロッソは、2019年もホンダの“ワークス”ステータスを失うことはないようだ。

    トロロッソは、今年からホンダとワークス契約を結びF1パワーユニットの独占供給を受けてきた。中堅チームのトロロッソは、ホンダとのワークス関係を“これまでで最高の状況”だと喜んでおり、カスタマーではできなかった完全な設計プロセスにおいてホンダと協力体制を築けていることで、2019年F1マシンの開発においてモチベーションを高めている。

    「トロロッソはこれまでで最高の状況にあると言わなければならない。今は車両、パワーユニットの搭載方法、冷却システムの設計方法、エキゾーストシステム、電気系ボックスの配置場所など、完全な設計プロセスにはるかに関わっているからだ。特に来年は完全なマシン設計という点で大きなアドバンテージになると思っている」とトロロッソのチーム代表フランツ・トストは語っていた。

    しかし、ホンダは6月19日(火)にトロロッソの親チームであるレッドブル・レーシングと2019年から2年間のF1パワーユニット契約を結んだことを発表。同じレッドブル・グループのなかで人員や予算規模も大きいレッドブルレーシングの方が、ホンダのワークスのステータスを得ることになるとと見る向きもある。

    しかし、ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は、ワークス/カスタマーという格差はなく、トロロッソとレッドブル・レーシングの両チームに同じ仕様のパワーユニットを供給していくと語る。

    「来年からはレッドブル・レーシング、トロロッソの2チームに、レギュレーションに沿って同仕様のパワーユニットを供給することとなります」とコメント。

    「我々パワーユニットマニュファクチュラーからすると、これまでのように供給先チームをワークス/カスタマーと定義づける考え方は、それぞれに同一パワーユニットを供給しなくてはならないという現行レギュレーションを考慮すると成立しないと思っています」

    「そういった意味でも今回の契約は、レッドブル・レーシング、トロロッソ、そしてホンダの三者がイコールになるようなパートナーシップだと考えています」

    「ホンダとトロロッソとの間の現在の関係が変わることはありません」

    Auto Bild は、ルノーはF1パワーユニットの代金として年間1800万ユーロ(約22億円)を求めていたため、トロロッソとホンダは財政的にはるかに良い状況になると報じている。

    「プレスリリースで出ている以上の契約の詳細を明かすつもりはありませんが、両社にとって非常に公正な条件だと言えます」と山本雅史は語った。

    マクラーレンとのパートナーシップに心配したホンダは、レッドブル・レーシングへのF1パワーユニット供給に大きなプレッシャーを感じていると山本雅史は認める。

    「レッドブルはトップチームのひとつです。複数のチャンピオンシップを獲得しており、今年もすでに数戦で勝利を挙げています」と山本雅史はコメント。

    「彼らは非常に優れたシャシーを有していることは明らかですし、それはレースに勝つチャンスがさらに増えることを意味します」

    「それはホンダのメンバー全員にさらなるモチベーションを与えますが、同時に我々にとって巨大なプレッシャーであり、大きな責任となります」

    「ですが、常に高い目標を目指すことがホンダの本質ですし、それがホンダというものだと思っています」

    「出発点として、レッドブル・レーシングのパフォーマンスが現在のレベルを下回ることは望んでいません。ですが、我々の目標は現時点で彼らがやっていることよりもさらに進む、さらに良くなることです」

    「今年からパートナーシップを組んでいるトロロッソも同様ですが、今回の契約交渉を通し、レッドブル・グループがホンダという会社に対して非常にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました。F1では過去3年間、我々はなかなか思うような成績を出すことができずに苦しんできたわけですが、そのような状況にあっても、ホンダとのパートナーシップに可能性を見出し、真摯な姿勢で交渉に臨んでくれたことにとても感謝しています」

  • レッドブル 「ホンダとF1パワーユニット契約を結んだのは技術主導の決断」

    レッドブル 「ホンダとF1パワーユニット契約を結んだのは技術主導の決断」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年シーズンにむけてルノーからホンダにF1パワーユニットを変更するという決断は、技術的に“疑いの余地のない”選択だったと語る。

    今年、姉妹チームのトロロッソがホンダのF1パワーユニットに移行したことで、レッドブル・レーシングはF1カナダGPで投入されたアップグレードを含め、ホンダの進捗を観察することができた。

    そして、6月19日(火)、レッドブル・レーシングは2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約を結んだことを発表した。

    「我々は、ホンダが我々のパワーユニット供給元に対して姉妹チームのトロロッソでどのように進歩しているかを最前列で観察できるという特権的な立場にあった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「その進歩を目にすることができたのは素晴らしいことだった。我々はホンダが良い飛躍を遂げ、パフォーマンスと信頼性の両方で良い進歩を遂げているという結論に至った。それにより、我々は12シーズン搭載してきたパワーユニットを2019年以降にいた新しいものに変更するという難しい決断を下した」

    「我々には彼らが今年どのような進歩を果たしたかを確認できる特権があったし、技術主導の理由からこれがアストンマーティン・レッドブル・レーシングにとって正しい動きだという結論に達した」

    当初、レッドブル・レーシングは来週のF1オーストリアGPでエンジン計画を発表すると主張していたが、クリスチャン・ホーナーは、必要なデータは揃ったと感じたこと、そして、ルノーからのプレッシャーもあり、決定を早めにことになったと認める。

    「モントリオールで得られた情報をベースにすれば、エンジニアリング主導で我々の決断はかなり疑いのないものだった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「物事を遅らせたり、さらに時間を費やすのではなく、ルノー側も彼らのプランを立てるためにできるだけ早く決断をすることに非常に関心を持っていたため、コミットメントして決断を下すには適切なタイミングだと判断した。したがって今日発表を行った」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングがホンダとともに勝てるポジションにいられることを期待していると語る。

    「直近のライバルとの差を縮め続けていくことがチームとしての我々の決意だ」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「我々は過去数年間でそれをするために努力してきた。もちろん、F1カーでパワーユニットは不可欠な要素でだ。我々はホンダには適切なインフラ、適切なリソース、適切な技術力、そして、我々の前にいるフェラーリとメルセデスとのギャップを縮めるという我々の挑戦を手助けするという決意があると確信している」

    「今回締結したホンダとの2年契約は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングにとって、チャンピオンシップタイトルの獲得に向けたエキサイティングなステージの幕開けを意味している」

    「このような決断を下すとき、我々の判断基準は一つしかない。『この決定がより高いレベルでのパフォーマンスに結びつくか否か』だ。ここまで慎重に分析と検討を重ねてきたが、今はホンダとのパートナーシップ締結こそがチームを正しい方向に導くものだと確信している」

    「ホンダが今年、我々の姉妹チームであるトロ・ロッソと一緒に見せている進歩のスピードは印象的で、彼らがF1で目指しているゴールは、我々の目標と同じだとも感じている。来年ホンダと一緒に仕事ができることを非常に楽しみにしているし、ともにF1の頂点を目指していく」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングは今シーズン終了までにルノーとさらなる成功を収めることを諦めてはいないと語る。

    「我々は2018年のワールドチャンピオンシップにかなりの重点を置いている。我々には両方のチャンピオンシップにおいてわずかな可能性が残っている。我々は今年ここまで2勝を挙げており、コンストラクターズ選手権で3位にいる。道のりは長い」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「なので、最後までずっとプッシュしていくつもりであり、シーズン終了まではルノーからのサポートに頼っていくことになるだろう。彼らは以前の11シーズンでやってきたようにそれを惜しみなく与えてくれると確信している」

    関連:ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表