カテゴリー: ホンダF1

  • アストンマーティン・ホンダF1危機 ドメニカリ苦言「責任転嫁は許されない」

    アストンマーティン・ホンダF1危機 ドメニカリ苦言「責任転嫁は許されない」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前に、アストンマーティンとホンダのパワーユニットを巡る問題が深刻化するなか、F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリがチーム内部の“責任転嫁”に警鐘を鳴らした。

    振動問題やバッテリー不足などにより、アストンマーティンはマシンを限界までプッシュできない状況にあり、予選で107%ルールを満たせない可能性すら指摘されている。

    エイドリアン・ニューウェイが複数レースの欠場を望んでいるとの報道まで浮上し、チームの危機的状況が伝えられている。

    ドメニカリ「指差し合いは受け入れられない」
    メルボルンのアルバート・パークでF1のCEOステファノ・ドメニカリに取材したマーティン・ブランドルは、アストンマーティンの状況を「危機的」と表現した。

    F1チームがレースに出場できないほどの状況に陥るのは、2015年開幕戦でのマノー・マルシャ以来13年ぶりとなる可能性もある。

    ドメニカリは、今回の問題の深刻さに驚きを隠さなかった。

    「嘘は言いたくない。私はこの状況に驚いた」

    「私の経験から言って、唯一受け入れられないことがある。それは指差し合いだ」

    ドメニカリはまた、アストンマーティンが危機を乗り越えるためにはチームとしての団結が不可欠だと強調した。

    「我々はチームスポーツだ」

    「できるだけ早く前向きに状況に対応する唯一の方法は、協力して取り組むことだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダへの批判と“責任文化”の懸念
    一部の報道では、アストンマーティン内部で“有害な責任転嫁文化”が生まれつつあるとも指摘されている。

    メルボルンでのインタビューでは、エイドリアン・ニューウェイとフェルナンド・アロンソが、現状を打開する責任はホンダ側にあると示唆する発言をしている。

    ニューウェイは、ホンダのパワーユニットについて、稼働可能なバッテリーが残り2個しかないことも明らかにしており、チームの参加自体が危ぶまれる状況となっている。

    アロンソとストロールの“親指サイン”
    F1中継番組では、パドックでのフェルナンド・アロンソとチームオーナーのローレンス・ストロールのやり取りも紹介された。

    司会のサイモン・レイゼンビーによると、ストロールがシーズン初日の感触を尋ねた際、アロンソは明確な“親指下げ”で応じたという。

    「それは彼が少し前にフェルナンドとやり取りしていた場面だった」

    「親指を上げるか、下げるか? 彼ははっきりと親指を下げていた」

    ニューウェイの設計にも疑問の声
    一方、元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、ニューウェイ自身にも一定の責任がある可能性を指摘している。

    シュタイナーは、アストンマーティンの極端なマシン設計がオーバーヒートの問題を引き起こした可能性があると示唆した。

    今回の状況は、2015年にマクラーレンと再提携したホンダの苦境を思い起こさせる。当時の初年度は大きな失敗となり、その後3年間にわたり苦戦が続いた末、2018年を前に両者は袂を分かった。

    Source: F1 OVERSTEER

  • アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ「アロンソは厳しい精神状態」

    アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ「アロンソは厳しい精神状態」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、アストンマーティンとホンダの新パートナーシップが早くも深刻な問題に直面している。

    エイドリアン・ニューウェイは、チームのエースであるフェルナンド・アロンソが現在「厳しい精神状態」に置かれていると明かした。新車AMR26を巡るトラブルにより、スペイン人ドライバーは厳しい週末のスタートを強いられている。

    アストンマーティンとホンダは、バーレーンテストで発生したエンジン振動問題の対策を施してメルボルン入りした。しかし、オーストラリアでは新たにバッテリー関連の問題が発覚した。

    フリー走行1回目ではフェルナンド・アロンソが走行できず、ニューウェイはチームが持ち込んだ4基のバッテリーのうち、使用可能なのは2基のみになっていることを認めた。その2基はアロンソとランス・ストロールのマシンに搭載されている。

    フリー走行2回目ではアロンソとストロールで合計20周以上を記録し、状況はやや改善した。しかし終盤にはストロールのマシンにトラブルが見つかり、ピットに戻るよう指示されるなど、依然として問題は続いている。

    ニューウェイ「アロンソはF1史に残る偉大なドライバー」
    エイドリアン・ニューウェイは、アロンソをF1史上屈指のドライバーと称賛した。

    「フェルナンドは、僕の考えでは本当に偉大なドライバーの一人だ」とニューウェイは語った。

    「彼の能力、才能、総合力を考えれば、正直言って彼は2回よりもずっと多くのチャンピオンシップを獲得していてもおかしくない」

    「彼は今も、年齢ははっきり分からないが40代だ。それでも非常に速く、非常に才能があり、非常に鋭い」

    「彼と話しても、本人は衰えを感じていないようだ。視力もまだ非常に良く、反応も鋭い。昨年はリアクションタイムで最速スタートだったことをとても誇りに思っているそうだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイ「2026年はビルドイヤーになると覚悟していた」
    ニューウェイはまた、2026年シーズンが困難なスタートになる可能性は理解していたと説明した。

    「彼は本当に素晴らしい人物だ。だから僕たち全員、期待を抑えようとしていた。なぜなら、これは難しい年になると分かっていたからだ」

    「シャシー面でも、アストンマーティン側は非常に遅れて開発を始めた。開発サイクルは非常に圧縮されていた」

    「言い訳をするつもりはないが、シーズン序盤は少し遅れを取る可能性が高いと分かっていた」

    「ただし、シャシーにはポテンシャルがあると今でも信じている。本来なら追いつくこともできただろうが、現在の問題が大きな妨げになっている」

    「アロンソにとっては厳しい精神状態」
    そうした状況は、勝利とタイトルを目指すベテランにとって簡単に受け入れられるものではない。

    「フェルナンドにとって、今は厳しい精神状態にある」

    アロンソはフリー走行2回目でオスカー・ピアストリの1分19秒729から約5秒遅れのタイムにとどまった。

    なお、ニューウェイは先日、ホンダ製パワーユニットの振動問題により、アロンソはAMR26で25周以上走行すると永久的な神経障害のリスクがあると感じていると明かしている。ストロールの場合は15周が限界だという。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイがホンダを公然批判 「文化衝突」が波紋

    アストンマーティンF1 ニューウェイがホンダを公然批判 「文化衝突」が波紋

    アストンマーティンF1のチーム代表エイドリアン・ニューウェイが、ホンダのパワーユニット問題を公然と批判した発言がパドックで波紋を広げている。

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPのメルボルンで行われた記者会見で、ニューウェイはホンダ製パワーユニットが引き起こす強い振動について言及し、ドライバーの手に永久的な神経損傷のリスクがある可能性があると説明した。

    この発言はホンダ・レーシング社長の渡辺康治が同席する場で行われたもので、欧米型の率直な発言と日本メーカーの慎重な姿勢の違いを象徴する「文化衝突」として注目を集めている。

    ニューウェイが明かした深刻な振動問題
    エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンが直面している振動問題の原因について、パワーユニットにあると明言した。

    「パワーユニットが振動の発生源だ。現時点ではこの影響を抑えるためにできることは何もない」

    ニューウェイは、この振動がドライバーにも影響を及ぼしていると説明した。

    「フェルナンド(アロンソ)は、手に永久的な神経損傷のリスクを避けるため、25周以上連続して走ることはできないと感じている」

    「ランス(ストロール)は、その限界が15周だと考えている」

    ニューウェイはまた、この問題について率直に話す必要があるとしたうえで次のように語った。

    「この会見では率直に話すべきだと思う。期待については、残念ながらこの場の前に渡辺康治と十分に話し合う機会がなかった」

    「振動の原因を突き止め、改善できるまでは、レースでどれだけ周回できるかを大きく制限せざるを得ない」

    渡辺康治の前で飛び出した異例の発言
    今回の発言が注目を集めた理由の一つは、記者会見の場にホンダ・レーシング社長の渡辺康治が同席していたことにある。

    F1ではチームとパワーユニットメーカーが問題を公の場で語ることは珍しく、特に開幕戦の段階でここまで率直な発言が行われるのは異例といえる。

    ホンダ側は振動問題の存在自体は把握していたものの、ドライバーが永久的な神経損傷のリスクを感じているという説明については、事前に共有されていなかった可能性も指摘されている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    パドックで指摘される「文化の衝突」
    関係者の間では、今回の出来事を欧米型の率直なコミュニケーションと、日本メーカー特有の慎重な情報公開姿勢との「文化の衝突」と見る声もある。

    ホンダは問題の存在自体は認識していたものの、ドライバーが永久的な神経損傷のリスクを感じているというニューウェイの説明には驚きの声も出ていたとされる。

    あるチーム関係者は、この発言について冗談交じりに「政治的なドラマのようだ」と語ったとも伝えられている。ただし振動問題自体が存在することについては、関係者の間でも疑いはないとされる。

    その後、ドライバー自身は振動による不快感についてややトーンを抑えたコメントを残しており、ニューウェイだけが非常に率直な姿勢を示した形となった。

    ニューウェイが指摘したホンダの人材流出
    ニューウェイはまた、現在のホンダの苦戦の背景として、人材体制の変化にも言及した。

    「少し歴史を説明する必要がある。ホンダは2021年末にF1から撤退し、その後2022年末に再び関与する形になった」

    「その間に元々のチームの多くが解散し、太陽光パネルの仕事など別の分野に移った」

    「再編されたチームにはF1経験の少ないメンバーも多く、元のチームの30%ほどしか戻っていないと聞いている」

    ニューウェイは、アストンマーティン側がこうした状況を知ったのは2025年11月だったと明かした。

    「昨年11月にローレンス・ストロール、アンディ・コーウェル、そして私が東京を訪れ、開幕戦までに目標出力に到達できない可能性があるという噂について話し合った」

    「そのときに、多くの元メンバーが戻っていないことが分かった」

    「残り2個」バッテリー問題も発覚
    さらにニューウェイは、ホンダ製パワーユニットを巡る別の問題としてバッテリー不足にも言及した。

    「バッテリーが不足している。今残っているのはマシンに搭載されている2個だけだ」

    「もしそのどちらかを失えば大きな問題になる」

    ニューウェイによると、アストンマーティンはオーストラリアGPに4個のバッテリーを持ち込んだが、そのうち2個はコンディショニングまたは通信トラブルが発生して使用できなくなったという。

    「我々は4個のバッテリーを持ってここに来た。しかし2個はコンディショニングまたは通信の問題が発生した」

    「つまり、今この時点で使えるバッテリーは2個だけだ」

    ニューウェイは、この状況について「我々のバッテリー損傷のペースを考えると、これは正直かなり恐ろしい状況だ」と語っている。

    意味深だったニューウェイの回答
    さらにニューウェイは、もし選択肢があった場合にメルセデスのパワーユニットを使い続けたかったのではないかという質問も受けた。

    これに対してニューウェイは明確な否定を避け、「我々は今ホンダと共にいる。重要なのはこの状況を改善することだ」と述べるにとどめた。

    そのうえで、現在の最優先課題は振動問題の解決であり、その後に内燃エンジンのパフォーマンス向上に取り組む必要があるとの認識を示した。

    2026年シーズンはまだ始まったばかりだが、アストンマーティンとホンダのパートナーシップは早くも大きな試練に直面している。パフォーマンスの回復だけでなく、両者の関係をどう維持していくのかも、今後の焦点となりそうだ。

  • ホンダF1 オーストラリアGP初日に31周「振動対策が効果を示し始めている」

    ホンダF1 オーストラリアGP初日に31周「振動対策が効果を示し始めている」

    2026年F1オーストラリアGPの金曜日、深刻なトラブルに見舞われたアストンマーティンだが、ホンダ側からは状況改善を示す前向きな報告が出た。

    FP1ではフェルナンド・アロンソがパワーユニットの問題で走行できず、ランス・ストロールもわずか3周でピットに戻るなど苦しいスタートとなった。しかしFP2では両ドライバーが走行を重ね、ホンダは振動問題に改善の兆しが見られると説明している。

    ホンダ「対策の効果を確認」 バッテリー振動は減少
    ホンダのトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである折原慎太郎は、FP2での走行データから対策の効果が確認できたと説明した。

    「今日のFP2は我々にとって価値のあるセッションでした。対策の効果を確認することができたからです」

    「ランスとフェルナンドが合計31周を走行したことで、さくらの施設にあるHRCのダイノで最初に導入した対策が、実際のサーキットでも機能しているかどうかを判断するためのデータを収集することができました」

    「その結果、セッション中に収集したデータの分析では、バッテリー振動は以前よりも減少していることが確認されています」

    ホンダF1 本田技研工業 オーストラリアGP

    FP1はPUトラブルで走行できず
    折原慎太郎は一方で、金曜日の走行がトラブルに見舞われたことも認めている。

    「今日はフェルナンドのマシンでパワーユニットの問題を特定するところから始まりました。FP1開始前に修復を試みましたが、残念ながら作業を時間内に終えることができませんでした」

    「そのため#14のマシンは、PUの作業を続けるためにFP1を欠場する判断となりました」

    「ランスのパワーユニットにも問題があり、我々はマシンをピットに戻して調査することを決めました。その結果、FP2に向けて変更を施すことができました」

    アロンソはバッテリー不足に失望
    それでもアストンマーティンにとって、開幕戦は厳しいスタートとなっている。

    アルバートパークではホンダPUの予備バッテリーが不足しているとされ、アロンソはFP2後により多くの周回を重ねたかったと語り、落胆を隠さなかった。

    今回のレースに向けてアストンマーティンは新パッケージを投入しているが、初日は思うような走行距離を確保できず、FP2の最速タイムでもトップのオスカー・ピアストリから約5秒遅れという厳しい状況となっている。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1部品在庫に失望「1チームしか供給してない」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1部品在庫に失望「1チームしか供給してない」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPの週末、アストンマーティンはホンダ製パワーユニットのバッテリー問題により厳しいスタートを強いられている。チーム代表のエイドリアン・ニューウェイは、チームが使用可能なバッテリーを残り2基まで減らしており、ホンダからの予備部品も存在しない状況であることを明かした。

    こうした状況の中でフェルナンド・アロンソは、部品不足には失望していると認めつつも、チーム内部の雰囲気は外部報道ほど悲観的ではないと強調した。

    アストンマーティンは冬季テストから続くパワーユニット問題に悩まされており、特にバッテリー由来の激しい振動が走行を大きく制限してきた。アルバートパークで行われたフリー走行1回目ではアロンソはわずか3周しか走行できなかったが、フリー走行2回目ではより多くの周回を重ねることができた。

    エイドリアン・ニューウェイは金曜日、チームのマシンに使用可能なバッテリーが残り2基のみで、ホンダから供給される予備がないことを認めている。

    フリー走行3回目でより多くの走行ができる可能性について問われたアロンソは、状況は自分では判断できないと語った。

    「僕はただクルマをドライブするだけだ。これはホンダに聞くべき質問だ」

    「言ったように僕はクルマをドライブするだけだ。もちろん在庫がないことには失望している。ホンダは1チームにしか供給していないわけだからね。でも、これが今の状況だ。だから彼らに聞いてほしい」

    一方でアロンソは、チームの現状について外部の見方ほど悲観的ではないとも語っている。

    「僕たちはメディアや周囲の人たちよりもずっと悲観していない」

    「誰かが素晴らしいことをしている時や、逆にうまくいっていない時は、そのストーリーを語るのが面白いものだ」

    「そして両極端に誇張されがちだ。でも僕たちは自分たちがどこにいるのか分かっている」

    さらにアロンソは、チームが直面する課題を全員で受け止めていると強調した。

    「昨日も言ったように、僕たちには大きな挑戦が待っている。でもチームの全員がこの状況から抜け出すために、あらゆる形でその挑戦を受け入れている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    AMR26のセットアップ領域はまだ把握できず
    金曜日の走行が断続的だったことで、アロンソはAMR26のセットアップ作業を十分に進めることができなかったと認めた。

    「今日はあまり学べなかった」

    「残念ながらFP1のホンダの問題、そしてFP2でも少しホンダの問題があって、今日は周回数がかなり制限されてしまった」

    「本当はもっと走ってクルマを理解する必要があったし、このクルマがどのセットアップ領域で機能するのか、その“ウィンドウ”を把握する必要があった」

    また、今回のレースには完全に新しいパッケージが投入されていることも説明した。

    「このレースには完全に新しいパッケージを持ち込んでいる。だからセットアップの面で、そのパッケージをどこで走らせるべきか理解する必要がある」

    「今日はあまり多くの周回をこなせなかったので、明日のFP3ではもっとクリーンなセッションになることを願っている」

  • アストンマーティンF1危機 ニューウェイ激白「ホンダ人材流出を知らなかった」

    アストンマーティンF1危機 ニューウェイ激白「ホンダ人材流出を知らなかった」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前に、アストンマーティンが直面している深刻なパワーユニット問題の背景が明らかになった。チームのテクニカルパートナーであるホンダが、かつての経験豊富なエンジニアの多くを失っていたことが原因のひとつだという。

    チームの技術部門を率いるエイドリアン・ニューウェイは、ホンダの体制問題を認識したのは契約後だったと明かし、現在の苦境の根本には人材流出による開発力低下があると説明した。

    ホンダ体制の実情を知ったのは契約後だった
    ニューウェイは、ホンダの開発体制の問題を把握したのは2025年11月だったと語った。ローレンス・ストロールとアンディ・コーウェルとともに東京を訪れた際、初めて実態を知ったという。

    「我々がそれを本当に認識したのは昨年11月だった」とニューウェイは語った。

    「そこで分かったのは、再始動したときに元のスタッフの多くが戻っていなかったということだ。だから、我々は事前には知らなかった」

    ホンダはかつてレッドブルと組んでタイトルを獲得したが、2021年末にF1活動を終了。その後に再参入した際、当時の開発チームの多くはすでに別の分野へ移っていたという。

    「当時のオリジナルメンバーの多くは解散していて、ソーラーパネルの仕事などに移っていたことが分かった」

    「再結成されたチームの多くはF1に新しく入ったメンバーで、以前のような経験を持っていなかった」

    さらにホンダが再参入した2023年は、パワーユニットにも予算制限が導入された年だった。ライバルメーカーが2021年から2022年にかけて継続的に開発を進めていたのに対し、ホンダは体制が整わない状態で開発を再開したことになる。

    「彼らが戻ってきたとき、元のチームの約30%しか残っていなかった」

    「しかもエンジンにも予算制限が導入された時代で、他のメーカーは既存チームのまま継続して開発していた。だから我々は非常に後ろからのスタートになった」

    バッテリー不足でアストンマーティンF1は危機的状況
    こうした背景の影響は、開幕戦オーストラリアGPの現場でも表面化している。アストンマーティンはメルボルンに4個のバッテリーを持ち込んだが、すでに2個を失っている。

    原因はコンディショニングと通信系のトラブルで、現在残っているのはマシンに搭載されている2個のみ。翌週には中国GPが控えている状況だ。

    「現在のバッテリー損傷のペースを考えると、かなり恐ろしい状況だ」とニューウェイは認めた。

    代替バッテリーを空輸できるか問われると、ニューウェイの答えは明確だった。

    「残念ながら無理だ。予備は存在しない」

    燃料はバッテリーの振動を抑える役割を持つが、ホンダが制限を設けているため、アストンマーティンは低燃料走行によるパフォーマンス確認も十分に行えない状況だという。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    アストンマーティンF1は開幕戦出走も不透明
    こうした状況を受け、チームは開幕戦の準備にも大きな影響を受けている。ニューウェイは、チームスタッフが極限状態にあることを明かした。

    「我々のメカニックは今朝4時まで作業していた。彼らは限界に近い」

    また、日曜の決勝で2台ともグリッドに並べることができるかという問いに対しても、明確な回答は避けた。

    「現時点ではそれを断言するのは非常に難しい」

    メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、アストンマーティンがメルセデス製パワーユニットを使用する可能性について問われ、「ホンダとのワークス体制は彼ら自身が選択した道だった」と語った。

    2027年F1パワーユニットへの集中が必要
    ニューウェイは、ホンダが今後取るべき方向性についても言及した。

    「2027年に向けて内燃エンジンの出力を大幅に向上させる必要があるのは明らかだ」

    「そのためには、そこに完全に集中する必要がある」

  • フェルナンド・アロンソ「ホンダに在庫があれば」 F1オーストラリアGP出場危機

    フェルナンド・アロンソ「ホンダに在庫があれば」 F1オーストラリアGP出場危機

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPの金曜日、アストンマーティンは深刻な信頼性問題に直面した。フェルナンド・アロンソはFP1を欠場し、ランス・ストロールもわずか3周しか走行できないなど、チームは厳しいスタートを強いられている。

    さらにチーム代表エイドリアン・ニューウェイは、すでにホンダ製パワーユニットのバッテリーを2個消費しており、週末を戦うために残っているのは2個だけだと明かした。ニューウェイはこの状況を「恐ろしい」と表現している。

    アストンマーティンを悩ませるホンダPUトラブル
    メルボルンのアルバート・パークで行われた開幕日の走行は、アストンマーティンにとって厳しいものとなった。

    FP1ではパワーユニット関連の問題により、フェルナンド・アロンソは一度も走行することができず、ガレージでセッションを終えることになった。

    チームメイトのランス・ストロールも追加のトラブルに見舞われ、わずか3周の走行にとどまった。

    FP2では状況はやや改善し、2人で合計31周を走行したが、アロンソはトップから5秒遅れ、ストロールは6秒遅れという厳しい結果となった。ストロールのタイムは、土曜日の予選で必要となる107%タイムのわずか外側に位置するものだった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) オーストラリアグランプリ

    アロンソ「グランプリ出場はホンダ次第」
    初日の状況を振り返ったフェルナンド・アロンソは、まだ問題の分析が続いていると説明した。

    「正直に言って、まだFP1のデータを分析しているところだ」とアロンソは語った。

    「感覚としては、バーレーンのときと大きく変わらなかった。FP1ではホンダの問題であまり周回できなかったし、FP2でもいくつかホンダの問題があった」

    「だから週末のプログラムを少し取り戻す必要がある。明日のFP3はもっとクリーンなセッションになることを願っている」

    さらに、決勝レースに出場できるかどうかについて問われると、アロンソは次のように述べた。

    「僕たちはレースをする準備はできている」

    「問題はむしろホンダ側だ。彼らに在庫があるかどうかだ」

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ「無力感」 ホンダPU燃料使用量にも制限

    アストンマーティンF1 ニューウェイ「無力感」 ホンダPU燃料使用量にも制限

    アストンマーティンのチーム代表であるエイドリアン・ニューウェイが、2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前にチームが深刻な部品不足に直面していることを明かした。

    ホンダ製パワーユニットのバッテリーに関する問題が発生しており、チームには現在スペアが存在せず、使用可能なのはマシンに搭載されている2基のみという極めて厳しい状況だ。

    2026年シーズンの開幕を迎えたアストンマーティンだが、ホンダ製パワーユニットに関連する深刻なトラブルに直面している。最大の問題は、エンジン作動時に発生する強い振動で、この振動がバッテリーの故障を引き起こしているとされる。

    この問題を受け、アストンマーティンは複数のスタッフをホンダのさくらの施設へ派遣し、原因の解明と解決策の模索を進めている。

    バーレーンテストでも同様の問題は発生しており、走行距離は大きく制限された。最終日にはフェルナンド・アロンソがロングランを行った後にコース上で停止し、ランス・ストロールも午後にわずかな周回しか走行できなかった。

    そしてメルボルンでのフリー走行1回目でも状況は改善せず、ストロールはアルバート・パークでわずか3周しか走行できず、アロンソはガレージから一度もコースへ出ることができなかった。

    アストンマーティンのチーム代表であるエイドリアン・ニューウェイは、オーストラリア到着後に新たな問題も発生したと説明している。

    「バッテリーとそのマネジメントシステムの内部通信に新たな問題が発生した」

    「しかし根本的な問題、もっと根本的な問題は、依然として我々が苦しんでいる振動の問題だ」

    「今日はランスのマシンで別の解決策を試した。今その結果を分析しているところで、それを踏まえてFP2で何をするか決める」

    「現実的に言えば、今は問題をどう管理するかという段階だ。我々にはバッテリーが足りない。残っているのはマシンに搭載されている2基だけだ」

    「もしそのうち1基を失えば、明らかに大きな問題になる。だからバッテリーの使い方には非常に慎重にならなければならない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    さらにニューウェイは、ホンダ側が燃料使用量にも制限を設けていることを明かし、それがアストンマーティンの走行距離不足をさらに悪化させていると説明した。

    燃料はバッテリーの振動を緩和する役割を持つため、低燃料状態でのテストは大きく制限されているという。

    「正直に言えば、私は少し無力感を感じている。明らかに我々はパワーユニットに大きな問題を抱えている」

    「しかも走行距離が少ないことで、マシン自体についてもほとんど何も分かっていない」

    「我々はほとんど走れていないし、特に低燃料での走行ができていないため、マシンに関する情報は非常に限られている」

    「燃料はバッテリーのダンパーの役割を果たす。だからホンダは低燃料テストの量をかなり制限している」

    「結果として問題が問題を生む状況になっている。もちろんホンダと協力して最善の解決策を見つけるために、多くのエネルギーを費やしている」

    「『これは我々の問題ではない』と言うこともできるかもしれない。しかし実際には我々の問題だ。なぜならマシンは最終的にシャシーとパワーユニットの組み合わせだからだ」

    ニューウェイは、週末の目標は依然として2台のマシンをグリッドに並べることだと説明したが、現在の状況は「非常に懸念すべき状態」だと認めた。

    さらにホンダから追加のバッテリーを調達する可能性についても、残念ながら現時点では存在しないという。

    「我々のバッテリー損傷の発生率を考えると、かなり心配な状況だ」

    「週末を乗り切り、2台を走らせられることを願っている。しかし現時点では具体的なことを言うのは非常に難しい状況だ」

  • アストンマーティンF1に緊急事態 ホンダPUバッテリー残り2個との情報

    アストンマーティンF1に緊急事態 ホンダPUバッテリー残り2個との情報

    アストンマーティンのチーム代表であるエイドリアン・ニューウェイが、2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前にチームが深刻な部品不足に直面していることを明かしたと伝えられている。

    ホンダと新たにパートナーシップを結んだアストンマーティンは、パワーユニット関連の問題に直面している可能性が報じられており、開幕戦メルボルンでも信頼性面への懸念が浮上している。

    「アストンマーティンには残っているバッテリーが2つしかない。つまり、どちらか1つでも壊れれば、その週末は終わりだ」とF1ジャーナリストのアダム・クーパーは指摘した。

    さらにクーパーは、フリー走行1回目の状況についても自身のXで次のように伝えている。

    「アストンマーティンのセッションは想像していたよりもさらに悪いものになっている。フェルナンド・アロンソはパワーユニットの問題でガレージを出ていない。一方、ランス・ストロールは3周しか走れず、しかもトップから30秒遅れのタイムだったうえ、彼のセッションもパワーユニットの問題で終了してしまった。もしこれがスプリント週末で予選がすぐに始まる状況だったと想像してみてほしい」とアダム・クーパーは書き込んだ。

    現在チームに残されているバッテリーは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのマシンに搭載されているものだけだとみられている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    2026年F1では新レギュレーションにより電動エネルギーの重要性が大幅に高まり、バッテリーはパフォーマンスと信頼性の両面で極めて重要なコンポーネントとなっている。

    そのため、もし週末の走行中にバッテリー関連のトラブルが発生すれば、アストンマーティンはレースウィークを戦い抜くことができない可能性もある。

    開幕戦を前に、チームは極めて厳しい状況でメルボルンの週末を迎えることになりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ FP1欠場 アストンマーティンF1にホンダPUトラブル疑い

    フェルナンド・アロンソ FP1欠場 アストンマーティンF1にホンダPUトラブル疑い

    アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソが、2026年F1オーストラリアGPのフリー走行1回目(FP1)を欠場する見通しとなった。チームはすでにランス・ストロールをコースへ送り出しているが、アロンソのマシンにはパワーユニット(PU)関連の問題が疑われている。

    ホンダはFP1開始前に状況を説明し、次のようにコメントした。

    「パワーユニット関連の問題が疑われる事象を確認しました。この影響により、#14のマシンはFP1に参加できません」

    アロンソはアルバート・パークで豊富な経験を持つドライバーであり、チームとしてはフリー走行2回目(FP2)までに問題を解決し、週末の走行に向けて準備を進めることを目指す。今回のトラブルがPUの信頼性に関わるものであれば、週末全体の戦略にも影響を及ぼす可能性がある。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム