カテゴリー: ホンダF1

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝 「シート問題」でリタイア

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP決勝 「シート問題」でリタイア

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、波乱の展開となった2026年F1カナダGPでリタイアを喫した。チームによると、原因はシートのトラブルだった。

    モントリオールは決勝前から不安定な天候に見舞われ、各チームはタイヤ選択に頭を悩ませた。アストンマーティン勢にとっても厳しい週末となっており、ランス・ストロールはPU関連交換によってピットレーンスタート。アロンソ自身もスプリントでは接触によるダメージでリタイアしていた。

    決勝では、路面が乾き始める難しいコンディションのなかでレースがスタート。メルセデス勢による激しい首位争いの裏で、中団グループも激しくポジションを争う展開となった。

    アロンソは序盤、ピエール・ガスリーとの10番手争いを展開。しかしマシンには問題が発生していたようで、30周目には「アロンソはすでにガレージへ戻された」と伝えられ、その後正式にリタイアとなった。

    レース後、アストンマーティンはSNSで「フェルナンドはシートの問題によりカナダGPをリタイアした」と説明した。

    アストンマーティンは今季、ホンダPUとのパッケージ改善を進めている一方で、週末ごとに細かな信頼性トラブルにも苦しんでいる。カナダGPではストロールにもサスペンション関連の問題が発生しており、ホームレースは苦い結果となった。

  • ランス・ストロール F1カナダGPでPU交換許容量超過 ピットレーンスタートへ

    ランス・ストロール F1カナダGPでPU交換許容量超過 ピットレーンスタートへ

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、母国レースとなる2026年F1カナダGP決勝をピットレーンからスタートすることになった。

    アストンマーティンにとっては、週末を通じてトラブルが相次ぐなかでのさらなる痛手となる。ストロールは当初21番グリッドからスタートする予定だったが、パワーユニット関連コンポーネントの交換と複数のセットアップ変更により、決勝のスタート位置がピットレーンへ変更された。

    許容量超過のコンポーネント交換でピットレーンスタート
    ストロールのAMR26には、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われる70周の決勝に向けて、新たなエナジーストアとコントロールエレクトロニクスが投入された。

    いずれも今季4基目であり、シーズン全体で許可されている3基を超過している。まだシーズン第5戦の段階でこの上限を超えたことになり、これによってストロールはグリッドではなくピットレーンからスタートする。

    チームはこの変更について「戦略的」なものだと説明しており、あわせて複数のセットアップ変更も行われた。

    アストンマーティンを襲った相次ぐトラブル
    アストンマーティンの週末は、金曜のスプリント予選から厳しい流れとなっていた。フェルナンド・アロンソは最初の12分間のセッションでクラッシュ。SQ2進出に十分なタイムは記録していたものの、マシンの損傷によりその後の走行はできなかった。

    スプリントでは、ストロールが17番グリッドからスタートする予定だったが、マシンにサスペンションの問題が発生。グリッド上から押し戻され、ピットレーンスタートを強いられた。

    そのスプリントでは、アロンソが技術的な問題で唯一のリタイアとなり、ストロールは完走した21台中16位にとどまった。

    予選前には2件の危険なリリースで罰金
    グランプリ予選を前に、アストンマーティンには短時間で2つのインシデントが発生した。

    まずアロンソが、アルピーヌのフランコ・コラピントの進路に出される形となり、危険なリリースとしてチームに5,000ユーロ(約92万5000円)の罰金が科された。

    さらにストロールのマシンも安全ではない状態でリリースされたとしてスチュワードの調査対象となり、チームには追加で7,500ユーロ(約138万7500円)の罰金が科された。

    母国カナダでのレースを迎えるストロールにとって、そしてアストンマーティンにとって、週末の流れはさらに厳しいものとなった。

  • ランス・ストロール F1カナダGP予選「マシンにまったく自信が持てなかった」

    ランス・ストロール F1カナダGP予選「マシンにまったく自信が持てなかった」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、母国レースとなる2026年F1カナダGPで厳しい土曜日を過ごした。スプリントはサスペンショントラブルによってピットレーンスタートを強いられ、予選でもグリップ不足に苦しみ21番手に沈んだ。

    アストンマーティンは週末を通して苦戦が続いており、ストロールもマシンへの信頼感を失っていたと説明。決勝については、雨予報が状況を変える可能性に期待を寄せている。

    ランス・ストロール『マシンにまったく自信が持てなかった』
    「厳しい一日だった」とランス・ストロールはコメント。

    「今朝のグリッド上でサスペンションの問題が見つかって、スプリントはピットレーンスタートになった。それで最初から厳しい状況になってしまった」

    「予選ではグリップ不足のせいでマシンにまったく自信が持てなかったし、本当にプッシュするのが難しかった」

    「明日は雨予報だから、状況が少し変わるかもしれないし、ローダウンフォース寄りのマシンには助けになるかもしれない」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダGP

    スプリント後のインタビューでは、サスペンショントラブル後のマシン状態について語った。

    「走り出してからは問題なかった」

    「セッションの中で学べたことは特に多くなかったけど、感触自体は問題なかった」

    一方、予選では終始グリップ不足に悩まされ、芝生にはみ出す場面もあった。

    「本当に難しかった。マシンに自信がなくて、とにかくグリップがなかった」

    「スプリントから予選に向けて大きな変更はしていない。少し細かな調整をしただけだった」

    「でも、とにかくマシンにグリップがなかった」

  • ホンダF1 カナダGP予選:2026年PUの知見拡大 雨予報の決勝へ調整継続

    ホンダF1 カナダGP予選:2026年PUの知見拡大 雨予報の決勝へ調整継続

    ホンダは2026年F1第5戦カナダGP土曜日を通じて、新世代パワーユニットのエネルギーマネジメントとドライバビリティに関するデータ収集を進めた。アストンマーティン勢は苦戦し、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが21番手で予選を終えたが、ホンダ側は週末を通じて技術的な収穫があったことを明かしている。

    モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、2026年仕様のパワーユニットにとって初めて走行する高速市街地サーキットとなる。

    加減速の多いレイアウトに加え、路面状況や低グリップ特性もあり、エネルギーマネジメントやトルク供給の最適化が重要なテーマとなっていた。

    ホンダが重視した“ドライバビリティ”調整
    ホンダ F1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、スプリントから予選にかけてマッピング変更を含む細かな調整を進めたと説明した。

    「本日はパワーユニットに大きなトラブルなくスプリントレースと予選を終えました」

    「新しいパワーユニットで初めて走るこのサーキットでの、トルク供給を中心としたエネルギーマネジメントとドライバビリティの知見を得ることができました」

    「スプリントレース後にはマッピングとドライバビリティの調整を行って予選に臨んでいます」

    2026年マシンでは電動比率拡大に伴って低速域でのトルク制御がさらに重要になっており、ドライバーが違和感なくスロットルを開けられるかどうかがラップタイムに直結している。特にモントリオールのようなストップ&ゴー型サーキットでは、その傾向がより顕著となる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    雨予報の決勝へ ホンダは“安心して走れるPU”を重視
    日曜日の決勝は雨予報となっており、各チームとも未知のウェットコンディションへの対応が焦点となる。2026年レギュレーション下では本格的な雨天走行データが極めて少なく、パワーユニット側の制御精度がこれまで以上に重要視されている。

    折原伸太郎は、ホンダとしてもウエットコンディションを強く意識していると語った。

    「明日の決勝はウェットコンディションとなる予報のため、パワーユニットのパフォーマンスやドライバビリティに集中します」

    「ドライバーが雨の中でも安心して走行するための細かな調整を進めており、それがレースでどのように機能するかを見極めます」

    予選結果だけを見れば厳しい週末となっているアストンマーティンだが、ホンダ側は新世代パワーユニットの実戦データ蓄積を着実に進めている。特に雨となれば、エネルギーデリバリーやスロットル制御の完成度がレース結果を左右する可能性もありそうだ。

    【関連】
    ・フェルナンド・アロンソ F1カナダGP予選「少し競争力が上がった感触がある」

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGP予選「少し競争力が上がった感触がある」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGP予選「少し競争力が上がった感触がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGP予選を19番手で終えた。スプリントでは接触とマシントラブルによってリタイアとなったが、週末を通してマシンとの一体感や競争力の向上を感じていると語った。

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いているが、アロンソはモントリオールで「正しい方向への小さな前進」があったと説明。決勝については、2026年レギュレーション下で初のウエットレースとなる可能性を警戒している。

    フェルナンド・アロンソ『少し競争力が上がった感触がある』
    「カナダで走るのはいつも楽しいし、今週末は少し競争力が上がった感触がある」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕たちは正しい方向へ小さな前進をしているけど、Q2進出にはまだパフォーマンスが足りない」

    「スプリントではターン1で少し接触があって、最終的にはマシンをリタイアさせた」

    「明日もし雨になれば面白いことになると思う。この新しいレギュレーションのマシンではまだウエットコンディションを走っていないし、ここはグリップレベルもかなり低くなるはずだ」

    「全員にとって難しいレースになると思うけど、何ができるか見てみよう」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダグランプリ

    レース後のインタビューでは、スプリント終盤のリタイアについて信頼性への懸念があったことを明かした。

    「マシンにいくつか警告が出ていて、信頼性の問題があった」

    「予選まで3時間しかなかったし、ポイント圏外だったので、ガレージのメカニックたちに少しでも時間を与えたかった」

    予選後には、セットアップ変更によってマシンバランスが改善したとも説明している。

    「最終結果としてはQ1敗退なので大きくは変わらないけど、今週末は少し競争力が増した感覚がある」

    「マシンの中で速さを感じていたし、パッケージとのつながりも少し良くなった。すべてを最大限引き出そうとしていたし、間違いなく以前より競争力は上がっていると思う」

    「Q2までコンマ数秒だった。これまで平均すると1.2秒くらい離されていたと思うけど、今回は少し近づけた。それでも、まだやるべきことは多い」

    「スプリントから予選に向けては小さな変更を加えた。主にメカニカル面で、スプリントで不足していたフロントグリップを改善しようとしたんだ」

    「それはうまく機能していたと思うし、マシンの感触も良くなった。でも明日もし雨になれば、すべてが変わる」

  • フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

    フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年シーズン限りで契約が満了するなか、2027年以降もF1を続けるかどうかについて、まだ決断していないと認めた。

    アストンマーティンはホンダとの新パートナーシップ初年度で苦戦が続いており、ドライバビリティ、ギアボックス挙動、エネルギーマネジメント、そして振動問題が課題となっている。カナダGPを前に、アロンソは現在の状況が長期的な判断を難しくしていると語った。

    アロンソ「もう1年やりたいかを感じる助けになるかもしれない」
    「正直なところ、それについては1分も考えていない」とアロンソはDAZNに語った。

    「まだチャンピオンシップ序盤のこの難しい状況があり、それを解決しなければならない。シーズン後半にはそうできることを願っている」

    「おそらく、それが僕の考えを少し開かせてくれて、もう1年やりたいと本当に感じるかどうかを助けてくれるかもしれない。今は自分のパフォーマンスがこういう状況なので、決断するのは難しい」

    カナダGPに大きなアップグレードなし
    アロンソは、モントリオールに大きなパフォーマンス向上をもたらすアップグレードは投入されていないと説明した。

    「パフォーマンスアップグレードはないので、ハンドリングに集中できる」

    「今後数か月で、エンジン面でも空力面でも異なるフィロソフィーが入ってくる」

    カナダGPでの見通しについて問われると、アロンソは「最初の数戦と似たようなパフォーマンスになると思う」と語った。

    クラック「ドライバーを守らなければならない」
    アストンマーティンのマイク・クラックも、チームの停滞がドライバーにとって精神的に難しい状況になっていることを認めた。

    「木曜、金曜、土曜、日曜と、彼らに同じ質問をすることになる」

    「彼らにとって、同じことを繰り返し、同じ答えを返し続けるのは難しい。我々は彼らをそこから守らなければならない。フラストレーションが積み重なっていくからだ」

    クラックは、カナダに投入された変更は小規模で、外からはほとんど見えないものにとどまると説明。より大きな空力アップグレードはシーズン後半にずれ込むという。

    「我々は巨大な前進を果たす必要がある」

    「そして、F1ではシーズン中に進歩することが難しいことも分かっている」

    「各レースで少しずつ改善していくことで、モチベーションを保つ必要がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ホンダも性能と信頼性の両面で課題
    ホンダのリードエンジニアである折原伸太郎は、性能と信頼性の両面でまだ課題が残っていると説明した。

    「マイアミでは、バッテリーの信頼性において重要な一歩を踏み出しました」

    「今はエネルギーマネジメントとドライバビリティの改善に集中しています」

    「今年のパフォーマンスを改善するために、内燃エンジンを改善し、フリクションを減らす必要があります」

    ニューウェイ体制の下で問われる修正力
    クラックは、体調不良やマネジメント変更の噂も出ているエイドリアン・ニューウェイの技術開発上の主導権についても言及した。

    「私はその判断を、エイドリアンと技術開発戦略を担当する人々の手に委ねている」

    アロンソの去就は、単なる年齢や契約満了だけでなく、アストンマーティンとホンダが2026年F1シーズン後半にどこまで状況を立て直せるかに直結している。本人が「今のパフォーマンスでは決断が難しい」と語ったことは、チームの改善が2027年の進路判断に直接影響することを示している。

  • ジョナサン・ウィートリー“駐車場サイン”が波紋 アストンマーティンF1加入説が再燃

    ジョナサン・ウィートリー“駐車場サイン”が波紋 アストンマーティンF1加入説が再燃

    ジョナサン・ウィートリーを巡るアストンマーティン移籍説が、2026年F1カナダGPのパドックで思わぬ形で加熱した。

    発端となったのは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのチーム代表用駐車エリアに設置された1枚のサインだった。そこには「Jonathan Wheatley Aston Martin」と記されており、現地で撮影したF1フォトグラファーのキム・イルマンがSNSに投稿したことで、一気に憶測が広がった。

    “アストンマーティン代表就任”説を呼んだ駐車場サイン
    キム・イルマンは自身のInstagramで次のように書き込んだ。

    「このサインが今日、ここモントリオールのチーム代表用駐車場に現れた」

    「ジョナサン・ウィートリーのアストンマーティン加入が確認されたということなのか、それとも単なるミスなのか。いずれにしても興味深い」

    この投稿は瞬く間に拡散され、F1パドック内で以前から続いていたウィートリーの去就に関する噂をさらに加速させる形となった。

    ウィートリーはレッドブルで長年スポーティングディレクターを務めた後、アウディF1プロジェクトへ加入。しかし、チーム代表として就任してから1年も経たないうちに、中国GPと日本GPの間のタイミングで突然離脱していた。

    そのため、次の行き先として以前から有力視されていたアストンマーティンとの関連が、今回の“誤表記”によって再び注目を集めた格好だ。


    ニューウェイ体制強化との関連も
    現在のアストンマーティンでは、エイドリアン・ニューウェイがチーム代表の役割を担っている。

    しかし、ウィートリーが加入すれば、ニューウェイは2027年以降のマシン開発により専念できる体制が構築できるとの見方がパドック内では広がっている。

    特に、ニューウェイ自身がウィートリー招聘を望んでいるとも噂されており、今回のサイン騒動はそうした背景とも重なって大きな話題となった。

    もっとも、現時点でウィートリーの次の所属先は正式発表されていない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    主催者は“印刷ミス”と説明
    騒動拡大を受け、カナダGP主催者のBell GPCanadaは声明を発表。問題のサインについて「印刷ミス」だったと説明した。

    「昨日発生した印刷エラーについて認識している」

    「問題には速やかに対応した。我々は、この件によって生じた混乱について心からお詫び申し上げる」

    それでも、アストンマーティンの将来体制を巡る関心が高まっていることを、今回の一件は改めて浮き彫りにした。特に2027年レギュレーションへ向けて各チームが組織強化を進める中、経験豊富なウィートリーの動向は今後もF1パドックの注目テーマとなりそうだ。

  • ランス・ストロール F1カナダGPスプリント予選「タイヤが冷えすぎていた」

    ランス・ストロール F1カナダGPスプリント予選「タイヤが冷えすぎていた」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選SQ1敗退について、赤旗後の最後のアタックでタイヤ温度を十分に上げられなかったことが原因だったと説明した。

    地元カナダGPでのスプリント予選となったストロールは、SQ1終盤の赤旗中断後にピットレーン先頭付近へ並び、最後のアタックに望みをつないだ。しかしタイヤを適正温度まで持ち込めず、18番手で敗退となった。

    ストロール「タイヤが冷えすぎていた」
    SQ1終盤はフェルナンド・アロンソのクラッシュによって赤旗中断。再開後は残り時間が極めて少なく、各車は慌ただしく最後のアタックへ向かった。

    ストロールはインタビューで、その状況が大きく影響したことを認めている。

    「最後のラップに向けてタイヤが冷えすぎていた。まあ、こういうこともある」

    アストンマーティンはストロールをできる限り前方でコースインさせたものの、短いアウトラップではタイヤを十分に作動領域へ持ち込めなかった。

    レース後に発表されたチームのプレスリリースでも、ストロールは同様の内容を語っている。

    「赤旗後の最後のラップに向けてコースへ出るため、できる限りのことはした。でもピットレーンで待機していたことでタイヤが冷えすぎていて、ラップタイムを改善することができなかった。時にはこういうこともある」

    「データを確認して、どこを改善できるかを見ていく。明日は少しでも前進できることを期待している」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダグランプリ

    “まずは完走”を目標に
    今季のアストンマーティンは依然として厳しい戦いが続いており、カナダGPでもトップ10争いには加われていない。

    スプリントでどのような結果を望むかを問われたストロールは、「完走すること」と率直に答えた。

    母国レースで厳しいスタートとなったストロールだが、土曜日にはスプリントと通常予選の2セッションが控えており、巻き返しを目指すことになる。

  • ホンダF1 カナダGPスプリント予選総括「ドライバビリティの面で前向きな兆し」

    ホンダF1 カナダGPスプリント予選総括「ドライバビリティの面で前向きな兆し」

    ホンダF1は、2026年F1カナダGP初日に向けてエネルギーマネジメント最適化とドライバビリティ改善に取り組み、「前向きな兆し」を確認したことを明かした。

    アストンマーティン・ホンダはスプリント予選でフェルナンド・アロンソが16番手、ランス・ストロールが18番手に終わったものの、ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、データ上では改善方向が見え始めていると説明している。

    今大会はスプリントフォーマットで行われており、初日にFP1とスプリント予選を消化。限られた走行時間の中で、各チームはセットアップとエネルギーマネジメントの最適化を急ぐ週末となっている。

    ホンダは“エネルギーマネジメント最適化”に注力
    ホンダ F1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、カナダGPに向けて重点的に取り組んできた課題について説明した。

    「カナダGPに向けて、HRC Sakuraとともにエネルギーマネジメントの最適化とドライバビリティの改善という2つの課題に取り組んできました」

    「エネルギーマネジメントについては、シミュレーション結果に基づいて慎重なセッティングから始め、走行を重ねながら調整を加えていくことで、セッションを通じて最適化を進めることができました」

    2026年F1マシンではエネルギー回生と電力使用比率が拡大しており、各メーカーともエネルギーマネジメントが大きなテーマとなっている。特にストップ&ゴー特性の強いジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは、回生効率と電力展開のバランスが重要視される。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    “前向きな兆し”を確認
    アストンマーティンはスプリント予選で苦戦を強いられたが、ホンダ側はデータ上で改善傾向を確認しているという。

    「フリー走行、スプリント予選ともに大きな問題は見られず、データ上でもドライバビリティの面で前向きな兆しを確認することができています」

    「まだ十分ではありませんが、進むべき方向性は見えてきているので、引き続き改善を続けていきます」

    アロンソはSQ1終盤にターン3でクラッシュ。限界を超えてプッシュしていたことを自ら認めているが、一方でホンダ側はパワーユニットや制御面での大きな問題は確認されなかったとしている。

    短いスプリント週末では修正作業に割ける時間も限られるが、アストンマーティン・ホンダF1は残るセッションで改善方向をさらに煮詰めていくことになる。

  • フェルナンド・アロンソ F1カナダGPスプリント予選「限界を攻めすぎていた」

    フェルナンド・アロンソ F1カナダGPスプリント予選「限界を攻めすぎていた」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選SQ1でクラッシュを喫した後、「限界を攻めすぎていた」と自身のミスを認めた。

    アロンソはSQ1終盤、ターン3進入でフロントタイヤをロック。そのままウォールに直進し、セッションは赤旗中断となった。アストンマーティンはフロントウイングなどにダメージを負い、アロンソは16番手で敗退となった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選SQ1でクラッシュを喫した後、「限界を攻めすぎていた」と自身のミスを認めた。

    アロンソはSQ1終盤、ターン3進入でフロントタイヤをロック。そのままウォールに直進し、セッションは赤旗中断となった。アストンマーティンはフロントウイングなどにダメージを負い、アロンソは16番手で敗退となった。

    アロンソ「ロックした時点で乗客状態だった」
    クラッシュ直後のインタビューでアロンソは、ブレーキング時のロックアップが原因だったと説明した。

    「フロントをロックさせた。そうなると、もうパッセンジャー状態だ。カナダには避けるスペースがない。限界を攻めすぎていた」

    アロンソほど経験豊富なドライバーには珍しいミスとも映ったが、本人はマシン側の問題を否定。現在のアストンマーティンの競争力不足が背景にあったことを認めている。

    「我々は少し後方にいるし、十分なペースがない。たぶんP14くらいの位置だったと思う。だから本来の力より7〜8ポジション上を狙ってプッシュしていた」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) カナダグランプリ

    レース後に発表されたアストンマーティンF1チームのプレスリリースでも、アロンソは次のように振り返った。

    「残念ながらターン3でフロントをロックさせてしまい、そこからは乗客状態だった。あのインシデントまでは、僕たちは期待以上の位置で戦えていた。スプリントともう一度の予選セッションから、明日どんなことを学べるか見てみたい」

    苦戦続くアストンマーティン
    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、カナダGPでもトップ10争いは厳しい状況となっている。

    アロンソはFP1でも上位争いには加われず、スプリント予選では限界ギリギリまで攻めた結果、クラッシュという代償を払う形となった。

    短いスプリント週末では修復時間も限られており、アストンマーティンのメカニック陣は土曜日に向けて慌ただしい作業を強いられることになる。