カテゴリー: ホンダF1

  • マックス・フェルスタッペン、ハミルトンに反論「証明することなどない」

    マックス・フェルスタッペン、ハミルトンに反論「証明することなどない」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、今年タイトル獲得することで“証明することがたくさんある”としてライバルのルイス・ハミルトンの挑発に反論した。

    今シーズン、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンは、初めてグリッド上でほぼ互角なマシンで直接対決を繰り広げている。

    現在、最初の4レースのうちルイス・ハミルトンが3レースで勝利して優位に立っているが、マックス・フェルスタッペンはバーレーンとバルセロナでホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開した。

    しかし、接戦バトルを繰り広げているにも関わらず、二人はまだ衝突したことはない。マックス・フェルスタッペンが1コーナーで首位に躍り出たF1スペインGPでは、ルイス・ハミルトンが十分なスペースを残した。

    F1モナコGPでのレースウィークエンドに先立ち、7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、自分の方が証明することが少ないと感じており、将来も全体的なチャンピオンシップを見据えてできる限り接触を避けていくつもりだと語った。

    「これまでのすべての事件を回避するためにうまくやったと思う」とルイス・ハミルトンはF1モナコGPの水曜記者会見で語った。

    「あと19戦が残っているので、接触する可能性はあるかもしれないけど、そうならないことを願っている」

    「良いことだと思っている。僕たちの間にはバランスの取れた敬意がある。ご存知のように、彼はおそらく証明することがたくさんあると感じていると思う。僕は必ずしも同じ立場にいるわけではない」

    「僕はもっと長期的で、ある意味“スプリントではなくマラソン”だという考え方だ。それが最終的に僕のスタッツの理由だ」

    「なので、僕はそれを続けて、僕たちが接触を避けることを確実にするためにいろいろとやっていくつもりだ」

    その後、ルイス・ハミルトンのこの発言についてコメントを求められたマックス・フェルスタッペンは、自分は誰にも何も証明する必要はないと感じていると述べた。

    また、ルイス・ハミルトンと同じように、シーズン最初の4ラウンドでクラッシュしなかったのは自分が避けていたからだと付け加えた。

    「いいや、証明するものは何もない」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「それに、接触を避けるという意味では、お互いの信頼があるからだ。僕はうまくやっている。それは本当です。でも、僕たちは激しく競争し、お互いの接触を避けた」

    「僕たちがそれを続けて、コース、お互いに激しく競争し続けることができることを願っているよ」

    マクラーレンのザク・ブラウンは、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンが接触事故を起こすのは時間の問題だと述べたが、それについては見出しを作ると言っただけだと非難した。

    「正直なところ、それらのことについてもう何を言うべきかわからない」とマックス・フェルスタッペンは言った。

    「僕たちは決してクラッシュしようとはしていないよね? そんなのはいくつかの興味深い見出しを作りたいだけだと思う」

    「これまでいくつか素晴らしいレースが展開されたという代わりに、接触は時間の問題だと言えば、視聴者が少し増えると思う。もちろん、人々はそっちをクリックするだろう」

  • ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP プレビュー

    ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP プレビュー

    2021年のF1世界選手権の第5戦として伝統のF1モナコGPが2年ぶりの開催を迎える。昨年は、コロナ禍の影響で1954年以来66年ぶりに開催がなかったものの、名物コーナーをいくつも持つ、タイトな市街地コースがカレンダーに復活した。

    ホンダF1としては、モナコで過去に6勝を挙げている。この勝利は、1987年から1992年にかけての6年連続で達成されたもので、1987年はロータスのアイルトン・セナ、1988年はマクラーレンのアラン・プロスト、1989~92年はマクラーレンでセナが4連勝を飾っている。このうち、1987年から1991年までの5年間は、ホンダのF1エンジン搭載車が全ラップでリードを記録している。

    現在、マックス・フェルスタッペンは、首位と14ポイント差のランキング2位。開幕4戦を終えて80ポイントを獲得しており、キャリア最高のシーズンスタートを切っている。レッドブル・レーシング・ホンダとしても、首位と29ポイント差のコンストラクターズランキング2位につけており、ホンダF1としては1991年以来となるポイントリーダーの座を目指して、今回も全力で臨む。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末は、伝統のモナコGPが開催されます。道幅が狭く低速コーナーの続く市街地コース、またモナコという華やかな地で行われることからF1カレンダーの中でも特別な雰囲気を持つレースになります。昨年は残念ながら新型コロナウイルスの影響でキャンセルされましたが、今年は無事、ホンダF1が過去に数々の記憶に残るレース結果を残した伝統あるレース開催地に戻ってきました。ストリートサーキットでドライバーの実力が試されるコースといわれますが、パワーユニットとしてもパワーに加えてドライバーの意思に忠実に反応するドライバビリティーが大変重要となります。過去のデータや各ドライバーのドライビングスタイルを考慮した上で最適なセッティングを施し、4人のドライバーに実力を発揮してもらいたいと考えています。ここまでホンダ PUを搭載する2チームはいい戦いを見せていますが、さらに戦闘力を増して戦うために、両チームと全力で準備を進めて臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「いいレースができたと感じていますが、チームとしては決してスムーズなレースウイークではなく、レースを通じてペースが不足していました。それはそれで仕方のないことですし、それでも2位を守ってチームに貴重なポイントをもたらすことができました。まだシーズン序盤ですから、僕らはプッシュし続けてプレッシャーをかけ、そろそろ勝ち始めなければいけません。常に自分たちのことを分析し、最大限にプッシュしています。バルセロナでは、メルセデス勢に対して、タイヤのデグラデーション(性能劣化)とともに、マシンのペースも十分ではありませんでした。スタートではターン1でルイス(ハミルトン)の前に出ましたが、それがなければ、彼に突き放されていたはずです。長い間レースをリードしたので、惜しくも勝利を逃したように見えただけだと思います。僕らは改善し続けていく必要があります。モナコGPは、いつだって特別な舞台です。ほかのコースとは大きく異なり、サーキットはとても狭いのですが、予選でのアタックは素晴らしいものです。一周をまとめきれれば本当に気持ちいいですし、ラップタイムもよくなって笑みがこぼれます。僕はこれまでモナコで表彰台の経験がないので、それを変えたいですね!トラブルなくレースウイークを進めることがとても重要だと思います。僕らが速いかどうかはこれから分かりますが、ここまで予選ではかなり僅差の戦いができているので、モナコでも同じ状況であればと思います。モナコではミスが許されないというのはよく分かっています(笑)。土曜日は絶対に完璧な一日にしなければなりません。そうすれば、レースではオーバーテイクが難しいので、大抵はそのままの結果になりますが、波乱が起きる可能性も高いです。表彰台の中央に立てるよう、土曜、日曜ともにベストを尽くす必要があります」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「スペインGPは、土曜の予選でパフォーマンスが発揮できなかったことも影響してタフなレースウイークになりました。フィジカル面も100%ではなかったので苦しみましたが、今は万全の体調に戻っています。前向きな面は、マシンを快適にドライブできるようになっていることで、モナコでもそれを示したいですし、土曜日にはいいパフォーマンスを発揮できればと思います。モナコでのレースを楽しみにしています。特に、昨年は開催がなかったので、なおさらです。(スペインGPのレースではダニエル・リカルド選手の後方で時間を使ってしまった)ターン1で彼をオーバーテイクしようとしましたが、マクラーレンは直線スピードが非常に速かったので、厳しい状況でした。最終的にはパスできましたが、タイミングとしては少し遅すぎましたね。Red Bullはこれまでモナコでは強いので、勝利を目指して戦えればと思います。ここではミスの許容範囲がとても狭いので、マシンに大きな自信を持つ必要があります。僕の自信は深まっていて、それを今週末を通じて示すことができればと思います。また、今回はファンの皆さんがいるので楽しみです。雰囲気が全く異なります。(チャンピオンシップ争いを考えると)レースウイークごとに最大限の成果を出すことが非常に重要です。大きなチャレンジになりますし、シーズンはとても長いので、一人ひとりがチャンピオンシップ獲得に向けて100%の力を発揮することが求められます」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    スペインを振り返ると、かなりタフなレースウイークでした。特に予選が順調にいかず、100分の2秒差でQ3進出を逃したのはよくなかったですし、12番手で今季初めてトップ10グリッドに入れませんでした。がっかりしましたし、他のチームが改善して向上してきたことを示しており、差はかなり小さくなってきました。中団で戦うために、僕らはすべてを最大限に活かしていかなければならないということは分かっています。レースでは至る所でタイムを失い、一時は15番手まで落ちましたが、最終スティントは何台もオーバーテイクでき、勇気付けられるものでした。あと1周あれば9位になれましたし、ペナルティーがなければ絶対に可能でした。いくつか明るい点と可能性が見えましたが、数チームは大きな前進を遂げているだけに、この先のシーズンで彼らと戦い続けるためにはハードワークが必須です。モータースポーツの世界でミスをしないというのは不可能ですが、もっと多くのポイントを手にするためには、完璧に行くように取り組み、さらなるスピードを見出す必要があります。モナコは大好きなサーキットで、昨年は開催がなかったので、戻ってこられてとてもうれしいです。とても特別なコースで、今年レースをした4つのサーキットとは何も共通点がありません。市街地コースでは独特の課題があり、グリップが低い中での走行開始になるので、なるべく早くマシンの挙動をつかみ、速く走るために何が必要かを解明して、連続入賞を続けていきたいと思います。モナコではなるべく多くの走行時間を確保することが重要ですが、ガレージに留まる時間を減らすことで、これまでも過去と同じくらいの周回数をこなせているので、金曜のフリー走行が短くなったことが問題になるとは感じていません。もちろん、モナコは適応に少し時間のかかるコースです。マシンの限界を探り、できるだけウォールに近づいていきながら、セッションごとに自信を深めていきます。そして、レース結果の95%は予選に左右されるので、土曜の午後に全力を尽くします。今回のレースでは限られた数ではあるものの観客が入るのは素晴らしいことです。一方で、レースウイーク全体のスケジュールは過去のモナコほど忙しいものにはならないはずです。だから、少しリラックスする時間が取れればと思っています。もし忙しくなければ、金曜は午後に例年同様のエンジニアリングミーティングがありますが、午前にはシャルル(ルクレール選手)とパドルテニスをやってみるかもしれません」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「僕にとってはスペインがうまくいかなかっただけに、モナコを楽しみにしています。予選での自分のドライビングには満足していませんし、ミスもしてしまいましたが、こうしたことが起こるものだということを受け入れて、改善するために学んでいかなければなりません。F1ではここまで4戦しか経験していないので、気持ちをリセットして臨みます。自分のドライビングに集中し、できる限りマシンに適応していきます。スペインGPを終えて2日後に、21歳の誕生日を迎えましたが、特別なことはしませんでした。午前中にPCR検査を受け、ジムでのトレーニングをして過ごしたので、『職場』でのいつも通りの一日を過ごしました(笑)。これまでどのカテゴリーでもモナコでレースをしたことはありませんが、マカオでのレースなど、市街地コースでの経験はかなりあるので、問題ありません。モナコのような市街地ではアプローチを大きく変える必要がありますし、特に初めてのコースであることを考慮していきます。トラックエボリューション(路面グリップの改善)が大きなファクターで、初めはグリップが低いのですが、セッションごとに改善していきます。カギになるのは、FP1とFP2でクラッシュせず、走行時間を最大限確保することです。今週末は通常と異なることが多いのですが、モナコでは金曜に走行がなく、木曜にフリー走行を行うというのを、スペインにいるときに知りました。集中力を失わないようにする必要がありますが、適応できるはずです。準備のために、シミュレーターの時間をたくさん取りました。ここまで僕らのマシンは低速コーナーでベストの状態になっておらず、モナコでもそこが課題になります。ただ、マシンは重要ではあるものの、僕がどれだけコースに順応できるかが一番の課題です。フリー走行では、自分のドライビングに焦点を当てていきますが、セットアップに役立つよう、エンジニアへできる限りいいフィードバックもしていこうと思います。市街地コースでは予選がいつも以上に重要なので、そこでマシンに自信が持てるかが大切です」

  • アルファタウリ・ホンダF1代表、角田裕毅への期待は揺らがず

    アルファタウリ・ホンダF1代表、角田裕毅への期待は揺らがず

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、最近のレースでの成績や論争となった発言に関わらず、角田裕毅のこれまでの成長に満足していると語る。

    日本人として7年ぶりのF1ドライバーとなった角田裕毅には、レッドブルF1上層部の大きな期待をかけており、開幕戦での9位入賞にはモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは“将来の新しいF1ワールドチャンピオン”と絶賛していた。

    だが、それ以降のレースでは予選でのクラッシュなど歯車がかみ合っておらず、前戦F1スペインGPでは無線とインタビューでの“暴言”が話題となり、角田裕毅がソーシャルメディアで謝罪するという事態に発展した。

    しかし、アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅のここまでの仕事ぶりに満足しており、実力を発揮できていないのはチーム側にも責任があると語る。

    「裕毅はとてもうまくやっている。イモラの予選で起こったこと(クラッシュ)にもかかわらず、彼にはとても満足している」とフランツ・トストは Auto Motor und Sport にコメント。

    「だが、それはあなたが若いドライバーに与えなければならない通常の学習プロセスだ。彼は最初のセクションで2つの自己ベストタイムを記録していた。セクター3で彼はコースオフしてしまったがね」

    「今、彼はそれを分かっているし、二度と起こらないと思う。特にQ1の最初の走行それが起こった。トップ10に十分に進めるマシンだったので、それほどリスクを冒す必要はなかった」

    「だが、繰り返しになりますが、それは学習プロセスであり、彼の功績を認めなければならない。基本的に、彼はうまくやっている。彼はセンセーショナルなスピードを持っているし、非常によく成長しているので、私は満足している」

    チームメイトのピエール・ガスリーの方が角田裕毅と比べて堅実にマシンからパフォーマンスを引き出しているが、まだすべてのポテンシャルを引き出すには至っていない。

    フランス・トストは、それには様々な理由があると説明する。

    「特に運用部分でいくつかのミスが発生した。たとえば、イモラでは誤って、インターミディエイトではなく、レインタイヤをピエールに与えた。ポルティマオでは、空力とセットアップの両方の点でミスがあった。いくつかの事故もあり、全体として、予想よりも乏しい結となった」

    イモラでのタイヤ選択について、フランツ・トストは、タイヤを間違えたのはチームだと強調する。

    「ピエールはレインタイヤが欲しいと言っていた。我々はチームとしてそれに対応すべきだった。ドライバーは頭の中に最終的な印象を持っている。あれはチームの間違いだった」とフランツ・トストは結論付けた。

  • 角田裕毅 「スペインでの言動を後悔している…二度と繰り返したくない」

    角田裕毅 「スペインでの言動を後悔している…二度と繰り返したくない」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、スペインの週末での言動をまだ後悔しており、F1モナコGPで良い結果を出すことでチームに償うことができることを望んでいる。

    F1スペインGPの週末、角田裕毅は前戦から継続するマシンへのフラストレーションを拭い去ることができず、FP3でエンジニアから“落ち着く”ように諭され、予選ではQ1敗退を喫した。

    予選後、メディアのインタビューに答えたチームメイトのピエール・ガスリーと同じマシンに乗っているとは思えないと発言。これがチーム批判だと解釈され、最終的に謝罪するに至った。モナコでの初レースとなる角田裕毅は、レースにむけて“リセット”する必要があると繰り返した。

    「バルセロナでは非常に困難なレースウィークを過ごしました。今後あのようなレースウィークは二度と過ごしたくないですし、リセットする必要があります。特に予選での無線には本当に後悔しています。あのようなことは言うべきではありませんでした…だから、二度としたくないですし、あそこからリセットするつもりです」と角田裕毅はF1モナコGPの水曜記者会見で語った。

    「モナコは新しいトラックです。ドライブしたことはないですが、お気に入りのトラックのひとつです。リセットして、期待して、チームのために良い結果をもたらす必要があります」

    伝統的にF1モナコGPは変則的なスケジュールとなり、予選は土曜日、決勝は日曜日だが、2回のフリープラクティスは木曜日に行われる。タフなストリートサーキットでの初めての走行にどのようにアプローチするかと質問された角田裕毅は、徐々にモナコというものを理解していきたいと語る。

    「ここでは経験がないので、とにかくペースを上げていかなければなりません」と角田裕毅は説明した。

    「モナコはおそらく他のトラックとは少し違います…だから、ペースを上げることが最も重要だと思っています。ペースを上げて、予選に備える自信をつけるために、特にFP1からFP3までしっかりとクリーンセッションを行うことだと思っています」

    「なので、僕にとってのメインな目標はクリーンなセッションです。また、木曜日と土曜日の間に少し休憩がありますが、これは少し珍しいことです。それで、それも適応し、僕サイドからも改善できるように過去の経験を生かせることを願っています。良いレースウィークになることを期待しています」

    アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが8ポイントの獲得でランキング8位、角田裕毅は2ポイントの獲得でランキング13位につけており、チームとしてはコンストラクターズ選手権で6位に位置している。

  • レッドブルF1幹部 「ガスリーよりペレスのアプローチの方が正しい」

    レッドブルF1幹部 「ガスリーよりペレスのアプローチの方が正しい」

    ピエール・ガスリーがレッドブル・レーシングに復帰するという希望は、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコによって打ち砕かされた。

    ヘルムート・マルコは、レッドブルF1のドライバープログラムの責任者であり、マックス・フェルスタッペンの最近のチームメイトの任命に最も直接的な責任を持っている。

    2019年、ピエール・ガスリーは、ダニエル・リカルドの後任としてトロロッソからレッドブル・レーシングに昇進したが、シーズン途中にアレクサンダー・アルボンと交代された。そのアルボンも、今年、セルジオ・ペレスに交代され、シートを失っている。

    だが、セルジオ・ペレスもマックス・フェルスタッペンのペースに匹敵することに苦労しており、それはヘルムート・マルコの頭痛の種となっている。

    「この世界選手権は、チームの2番目のドライバーによっても決定される」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語り、メルセデスF1でより安定した競争力を発揮するバルテリ・ボッタスにも言及した。

    しかし、ヘルムート・マルコは、31歳のセルジオ・ペレスのこれまでの役割へのアプローチは正しいと考えている。

    「ペレスは絶えず改善している」とヘルムート・マルコは語った。

    「彼はガスリーのようにマシンを再構成しようとはしていない。代わりに、彼はマックスを見て、ラップを分析し、どこを改善する必要があるかを認識している」

  • レッドブル・ホンダF1、モバイル決済のCash Appとスポンサー契約

    レッドブル・ホンダF1、モバイル決済のCash Appとスポンサー契約

    レッドブル・ホンダF1は、アメリカの主要なモバイル決済サービスであるCash Appと新しいパートナーシップ契約を結んだことを発表した。

    アメリカで最も人気のあるCash Appは、自分の財務を管理したり、株式を購入したり、世界で最も人気のある暗号通貨であるビットコインに投資したりできるモバイルアプリケーション。Cash Appのロゴは、F1モナコGP以降のレッドブル・ホンダF1のRB16Bやドライバーのレーシングスーツに掲載される。

    また、新しいパートナーシップは、財務と潜在的な投資機会を管理する方法について人々を教育するためのツールとしても機能する。

    2022年からアメリカでの第2のレースとなるF1マイアミGPが開催されることで、レッドブル・ホンダF1は、アメリカの主要な金融アプリとの契約がブランド全体に新鮮な目をもたらすと信じている。

    レッドブル・ホンダF1は、暗号通貨の世界に参入する3番目のF1となる。アストンマーティンF1はCrypto.comと提携し、マクラーレンは3月にトルコの暗号会社Bitci.comと提携している。

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「レッドブル・レーシングは、創業以来、F1の現状に挑戦し、技術的な限界を押し広げて最速のF1カーを製造してきた」とコメント。

    「Cash Appは、テクノロジーを利用して迅速で安全な現金送金を促進し、ビットコインを売買し、株式に投資することで、同様の精神と推進力をパーソナルファイナンスの世界にもたらしている」

    「しかし、さらに重要なのは、Cash Appが顧客にとっての金融教育の重要性を認識していることだ。それはF1が新しい金融規制の下でさらに理解していくものだ。したがって、Cash Appをチームの最新のパートナーとして歓迎する」

  • アルファタウリF1代表 「ホンダのPUはメルセデスにまだ少し負けている」

    アルファタウリF1代表 「ホンダのPUはメルセデスにまだ少し負けている」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、ホンダのF1エンジンがまだ窮境のエンジンパフォーマンスという点ではメルセデスのレベルに到達していないと認める。

    アルファタウリは、トロロッソ時代の2018年からホンダのF1エンジンを搭載。2021年シーズン限りでホンダはF1から撤退することが決定しており、今季に向けて“新骨格”と呼ぶまったく新しいエンジンを投入している。

    「ホンダは冬の間にとても良い仕事をした。昨年もそうだ」とフランツ・トストは Auto Motor und Sport に語った。

    「彼らはパフォーマンスと耐久性の両方の点で追いついてきた」

    「彼らが本当に素晴らしいレベルに達しているので、今彼らが撤退していますのは本当に残念だ。もし、彼らが残っていれば、遅かれ早かれエンジンはメルセデスに追いつく、もしくはさらに良くなっていたと思います。」

    2022年から、レッドブルF1はホンダのF1エンジンの知的財産権(IP)を引き継ぎ、すでに12人以上の主要なメルセデスのF1エンジンスタッフを引き抜いて、ミルトンキーンズに新しいエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズを設立している。

    しかし、2021年に関しては、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、レッドブル・ホンダのパッケージが今年メルセデスから王位を奪うのに十分な強さであるかどうかは確信が持てないと語る。

    「私はゆっくりと希望を失っている」とラルフ・シューマッハは Sky Deutschland に語った。「レッドブルは大きな一歩を踏み出す必要がある」

    フランス・トストは、エンジン出力がレッドブルにとってわずかな赤字のひとつであることを認める。

    「それはトラック、そして、パワーユニットのマネジメントに依存する」とフランツ・トストは語った。

    「MGU-K、MGU-H、バッテリーといった個々のコンポーネントがどのように扱われるかという意味でね。その点ではメルセデスがまだベンチマークだと思う」

    一方、フランツ・トストは、アルファタウリが2022年に姉妹チームのレッドブル・レーシングと多くのコンポーネントを共有することを認めた。

    「レッドブル・テクノロジーズから規制で許可されているすべてを取得する」とフランツ・トストは述べた。

    「トランスミッション、完全なリアサスペンション、そして、フロントサスペンションの多くのパーツです。おそらく全部だ」

  • ホンダF1 「モナコはパワーに加えてドライバビリティが重要となる」

    ホンダF1 「モナコはパワーに加えてドライバビリティが重要となる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPへの意気込みを語った。

    伝統のモナコGPが2年ぶりの開催を迎える。昨年は、コロナ禍の影響で1954年以来66年ぶりに開催がなかったものの、名物コーナーをいくつも持つ、タイトな市街地コースがカレンダーに復活した。

    ホンダF1としては、ここモナコで過去に6勝を挙げている。この勝利は、1987年から1992年にかけての6年連続で達成されたもので、1987年はロータスのアイルトン・セナ、1988年はマクラーレンのアラン・プロスト、1989~92年はマクラーレンでセナが4連勝を飾っている。このうち、1987年から1991年までの5年間は、ホンダF1エンジン搭載車が全ラップでリードを記録している。

    「今週末は、伝統のモナコGPが開催されます。道幅が狭く低速コーナーの続く市街地コース、またモナコという華やかな地で行われることからF1カレンダーの中でも特別な雰囲気を持つレースになります」と田辺豊治はコメント。

    「昨年は残念ながら新型コロナウイルスの影響でキャンセルされましたが、今年は無事、ホンダF1が過去に数々の記憶に残るレース結果を残した伝統あるレース開催地に戻ってきました」

    「ストリートサーキットでドライバーの実力が試されるコースといわれますが、パワーユニットとしてもパワーに加えてドライバーの意思に忠実に反応するドライバビリティーが大変重要となります」

    「過去のデータや各ドライバーのドライビングスタイルを考慮した上で最適なセッティングを施し、4人のドライバーに実力を発揮してもらいたいと考えています」

    「ここまでオンダ PUを搭載する2チームはいい戦いを見せていますが、さらに戦闘力を増して戦うために、両チームと全力で準備を進めて臨みます」

  • ピエール・ガスリー 「レース結果の95%は予選で決まる」

    ピエール・ガスリー 「レース結果の95%は予選で決まる」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPへの意気込みを語った。

    「スペインを振り返ると、かなりタフなレースウイークだった。特に予選が順調にいかず、100分の2秒差でQ3進出を逃したのはよくなかったし、12番手で今季初めてトップ10グリッドに入れなかった。がっかりしたし、他のチームが改善して向上してきたことを示しており、差はかなり小さくなってきた」とピエール・ガスリーは前戦F1スペインGPを振り返る。

    「中団で戦うために、僕たちはすべてを最大限に活かしていかなければならないということは分かっている。レースでは至る所でタイムを失い、一時は15番手まで落ちたが、最終スティントは何台もオーバーテイクでき、勇気付けられるものだった。あと1周あれば9位になれたし、ペナルティーがなければ絶対に可能だった」

    「いくつか明るい点と可能性が見えたけど、数チームは大きな前進を遂げているだけに、この先のシーズンで彼らと戦い続けるためにはハードワークが必須だ。モータースポーツの世界でミスをしないというのは不可能だけど、もっと多くのポイントを手にするためには、完璧に行くように取り組み、さらなるスピードを見出す必要がある」

    「モナコは大好きなサーキットで、昨年は開催がなかったので、戻ってこられてとてもうれしい。とても特別なコースで、今年レースをした4つのサーキットとは何も共通点がない。市街地コースでは独特の課題があり、グリップが低い中での走行開始になるので、なるべく早くマシンの挙動をつかみ、速く走るために何が必要かを解明して、連続入賞を続けていきたいと思う」

    「モナコではなるべく多くの走行時間を確保することが重要だけど、ガレージに留まる時間を減らすことで、これまでも過去と同じくらいの周回数をこなせているので、金曜のフリー走行が短くなったことが問題になるとは感じていない。もちろん、モナコは適応に少し時間のかかるコースだ。マシンの限界を探り、できるだけウォールに近づいていきながら、セッションごとに自信を深めていく。そして、レース結果の95%は予選に左右されるので、土曜の午後に全力を尽くす」

    「今回のレースでは限られた数ではあるものの観客が入るのは素晴らしいことだ。一方で、レースウイーク全体のスケジュールは過去のモナコほど忙しいものにはならないはずだ。だから、少しリラックスする時間が取れればと思っている。もし忙しくなければ、金曜は午後に例年同様のエンジニアリングミーティングがあるけど、午前にはシャルル(ルクレール)とパドルテニスをやってみるかもしれない」

  • 角田裕毅 「まだF1で4レースを終えただけ。気持ちを入れ替えている」

    角田裕毅 「まだF1で4レースを終えただけ。気持ちを入れ替えている」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅が、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPへの意気込みを語った。

    開幕戦で9位入賞という上々のデビューを飾った角田裕毅だが、その後はノーポイントが続いている。特に前戦F1スペインGPでは予選でのミスの後、無線やメディアへの発言が論争となり、低調なパフォーマンスと相まってデビュー当時の勢いがやや見られなくなってきている

    「僕にとってはスペインがうまくいかなかっただけに、モナコを楽しみにしています。予選での自分のドライビングには満足していませんし、ミスもしてしまいましたが、こうしたことが起こるものだということを受け入れて、改善するために学んでいかなければなりません」と角田裕毅は語る。

    「F1ではここまで4戦しか経験していないので、気持ちをリセットして臨みます。自分のドライビングに集中し、できる限りマシンに適応していきます。スペインGPを終えて2日後に、21歳の誕生日を迎えましたが、特別なことはしませんでした。午前中にPCR検査を受け、ジムでのトレーニングをして過ごしたので、『職場』でのいつも通りの一日を過ごしました(笑)」

    角田裕毅にとって有名なモンテカルロ市街地コースでのレースは初めての経験となるが、ストリートコースには自信をみせている。

    「これまでどのカテゴリーでもモナコでレースをしたことはありませんが、マカオでのレースなど、市街地コースでの経験はかなりあるので、問題ありません。モナコのような市街地ではアプローチを大きく変える必要がありますし、特に初めてのコースであることを考慮していきます。トラックエボリューション(路面グリップの改善)が大きなファクターで、初めはグリップが低いのですが、セッションごとに改善していきます。カギになるのは、FP1とFP2でクラッシュせず、走行時間を最大限確保することです」

    「今週末は通常と異なることが多いのですが、モナコでは金曜に走行がなく、木曜にフリー走行を行うというのを、スペインにいるときに知りました。集中力を失わないようにする必要がありますが、適応できるはずです」

    「準備のために、シミュレーターの時間をたくさん取りました。ここまで僕らのマシンは低速コーナーでベストの状態になっておらず、モナコでもそこが課題になります。ただ、マシンは重要ではあるものの、僕がどれだけコースに順応できるかが一番の課題です。フリー走行では、自分のドライビングに焦点を当てていきますが、セットアップに役立つよう、エンジニアへできる限りいいフィードバックもしていこうと思います。市街地コースでは予選がいつも以上に重要なので、そこでマシンに自信が持てるかが大切です」

    関連:2021年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール