カテゴリー: ホンダF1

  • 角田裕毅 「序盤のペースではQ2進出も厳しいと思っていた」

    角田裕毅 「序盤のペースではQ2進出も厳しいと思っていた」

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、2021年F1アメリカGPの予選で10番手だった。

    Q1を11番手で通過した角田裕毅は、Q2で唯一のソフトタイヤでのアタックとなったものの、8番手で通過。自身4回のQ3進出を果たして10番グリッドを獲得した。

    「今日はFP3から向上を果たすことができましたし、まずまずだったと思います」

    「セッション序盤のペースではQ2進出も厳しいかもしれないと思っていたので、いい一日になってよかったです」

    「オースティンは初めてということもあり、レースウイークを通じて向上し、徐々にペースを上げていく必要があります。チームメートを見ると、まだタイムの伸びしろはありますが、トップ10からスタートできるのはいいことです」

    「このレースウイーク中、チームがマシンに多くの変更を加えてくれたことがいい方に行っています。エンジニアとメカニックにはとても感謝しています」

  • マックス・フェルスタッペン 「マシンはバランスが改善して快適に感じた」

    マックス・フェルスタッペン 「マシンはバランスが改善して快適に感じた」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年F1アメリカGPの予選でポールポジションを獲得した。

    Q3まで順調に進んだマックス・フェルスタッペンは、Q3で全車で唯一となる1分33秒台に入れる好ラップ。2番手のルイス・ハミルトンに0.209秒差をつけて今季8回目、通算12回目のポールポジションを獲得した。サーキット・オブ・ジ・アメリカズで初めてメルセデスからポールを奪った。

    「予選結果には驚いたけど、ポールポジションを獲得できてうれしい」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「僕にとっては、ここまで楽なレースウイークにはなっておらず、バランスを追い求めていたので、Q3のラップですべてをまとめられてとても満足している」

    「今日のチーム全体のパフォーマンスにも満足していて、2人そろってQ3でいいラップができたことがうれしい。昨日に比べてバランスが改善し、マシンはかなり快適に感じた」

    「予選でこのペースを示せたことは、明日のレースに向けてもポジティブだけど、絶対にタフな戦いになると予想している。明日は気温が上がってタイヤにも厳しくなるので、面白い展開のはずだ。明日も自分たちの戦いに集中していく。クリーンなスタートを切って、できるだけ速く走れればと思う」

  • ホンダF1、4台全車Q3進出「競争力のあるパッケージに仕上がった」

    ホンダF1、4台全車Q3進出「競争力のあるパッケージに仕上がった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1アメリカGPの予選を振り返った。

    第17戦アメリカGPの予選は、最終アタックまでもつれ込む僅差の戦いとなり、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジション、セルジオ・ペレスが3番手と1-3グリッドを獲得。

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは9番手、角田裕毅は10番手となり、前戦トルコGPに続き、ホンダF1パワーユニット勢は、4台全車がQ3進出を果たした。

    「今日のアメリカGP2日目は、昨日と同様に外気温・路面温度ともに高めのコンディションの中で行われました」と田辺豊治。

    「予選では、前回のトルコGPに続きホンダ PUを搭載する4台のマシンがQ3に進出し、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポールポジションを獲得しました。同僚のペレス選手が3番手。2位に非常に僅差で予選1-2は逃しましたが、いいポジションからのスタートとなります」

    「そして、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が9番手、角田選手が10番手」

    「両チームともに金曜日の走行結果から車体そしてPUのセットアップを煮詰めてFP3で走行し、その変更がいい方向に機能していることを確認した上で、さらに予選に向け最適化を進めて臨みました。結果として、それぞれ競争力のあるパッケージに仕上げることができたと思います」

    「明日のレースは、また厳しい戦いになると思います。まずはいいスタートを決め、4台のマシンともにいいポジションで終われるよう、チームとともに気温などのコンディションも十分に考慮して準備を進めます」

  • レッドブルF1、メルセデスのリアの車高を下げる“デバイス”を指摘

    レッドブルF1、メルセデスのリアの車高を下げる“デバイス”を指摘

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスのF1の直線スピードが急に向上したのは、特別な“デザイン”を使用しているからだと確信している。

    メルセデスF1は、過去数レースでレッドブル・ホンダよりも特に直線スピードで優位に立っており、残り6戦のF1ワールドチャンピオン争いにおいて希望を後押ししている。

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、それが純粋にエンジンのアップグレードによるものではないと考えている。代わりに、ストレートでW12のリアを下げていると彼が疑う“デバイス”について言及。Sky F1の専門家である元F1ドライバーのポール・ディ・レスタもその後の分析で強調している。

    「メルセデスは明らかに、そのタイプのサーキットで実行できる直線デバイスを最適化していると思う」とクリスチャン・ホーナーは、FP1の間にSky F1 に語り、イスタンブール・パークでの前のレースについて言及した。

    「彼らのマシンのリアを見ると、それがどのように下がるかがわかる。トルコはその強みを発揮されたと思う」

    だが、クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダとしてそれがメルセデスが違法なことをしていることを示唆訳ではないと語る。

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトトヴォルフは、クリスチャン・ホーナーの主張を単なる「ノイズ」だとして却下した。

    「これは、競技者が何らかの特効薬がないかどうかを常に調べようとするスポーツであることを我々は完全に認識していると思う」とトト・ヴォルフは語った。

    「私の経験では、そのようなものはない。パフォーマンスの追加をもたらすのは、すべての小さな利益、わずかな利益だ」

    「我々は自分のマシンの理解を本当に深めているし、ノイズにあまり耳を傾けることなくラップタイムでパフォーマンスを向上させようとしている」

    関連:F1解説:メルセデスの直線スピード増加は“ディフューザーストール”効果?

  • レッドブルF1首脳 「フリー走行でのサイド・バイ・サイドは不要」

    レッドブルF1首脳 「フリー走行でのサイド・バイ・サイドは不要」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1アメリカGPのフリー走行2回目に起こったルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンによるサイド・バイ・サイドの順番取りは“不要”だったと語る。

    これまで2度の接触事故を起こしている二人は、すでにお互いに一歩も退かないことを宣言している。その姿勢は、F1アメリカGPのフリー走行でも現れた。

    二人は同時にホットラップを開始。最終的にルイス・ハミルトンが前に出たが、1コーナーまでレースさながらのサイド・バイ・サイドの攻防をみせた。

    マックス・フェルスタッペンは中指を立てて“愚かな馬鹿野郎”だと非難した。

    だが、ヘルムート・マルコは、両方のドライバーにとってそういった行為は不要だと感じている。

    ヘルムート・マルコは「シーズン中にしばしば見てきた」と Sky Germany に語った

    「この2人が一緒に夕食をとることはあまりないだろう。とにかくそれはわかっている。だが、あれは不要なことだと思う」

    ヘルムート・マルコは、その瞬間には満足していなかったが、レッドブル・ホンダがFP2でメルセデスとのギャップを縮めたことに満足していると語る。

    FP1ではメルセデスが1-2だったが、FP2ではセルジオ・ペレスがタイムシートのトップに立っている。

    「最初のプラクティスでのほぼ1秒のギャップは、明らかに縮小した」とヘルムート・マルコは語った。

    「今週末は厳しいレースになるだろうが、以前に考えていたほど明確なメルセデス寄りではない」

    一方、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンがニアミスでで何を証明しようとしていたのか理解していないと述べた。

    「よく分からない。僕たち全員が自分たちのラップのために並んでいるわけだし、あそこで何が起こったのかよく分からない」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャンホーナーは、ルイス・ハミルトンが列を飛び越えたと感じている。

    「彼らは明らかにラップを開始するために列を作っていた。そして、ルイスはあそこでマックスをジャンプすることに決めた」と Sky F1 に語った。

    「このようなセッションでは順番を変えることについて暗黙の了解があると思う。だが、マックスは彼が最初に列に並んでいることを指摘していたし、そのようなことのひとつだ」

  • レッドブル・ホンダF1 特集:RB16B スペシャルリバリー誕生秘話

    レッドブル・ホンダF1 特集:RB16B スペシャルリバリー誕生秘話

    ホンダと日本に捧げられたスペシャルリバリーはどのようにして生まれたのだろうか? コンセプト誕生から完成までの過程を振り返る。

    ブルー / レッド / イエローを纏ったレッドブル・レーシング・ホンダのF1マシンは即座に判別できるインパクトを備えており、世界中で愛されている。しかし、このチームは「変化球」を好むときがある。

    2021シーズンも、大成功を収めてきたレッドブル・レーシングとホンダのパートナーシップを祝福するスペシャルリバリーが、本来ならホンダとのラストホームレースを迎えていたタイミングだった第16戦トルコGPで公開された。

    レッドブル・レーシングは、ニューマシン発表やプレシーズンテストなどの機会に合わせた一度限りのスペシャルリバリーを過去数回用意してきた。それらはどれもソーシャルメディアで大きな反響を呼び、ファンたちからは高評価の声やシーズンでの継続使用を求める意見が届いた。

    では、このようなスペシャルリバリーは、デザイナーの製図板から生まれてから(近年はエイドリアン・ニューウェイのように製図板ですべてをデザインするわけではなく、ラップトップも使用している)実際にサーキットで披露されるまでにどのようなプロセスを経ているのだろうか?

    コンセプト
    通常、レッドブル・レーシングのブランドチームとペイントショップには、スペシャルリバリー実行計画の準備に数カ月が与えられる。今回のスペシャルリバリーも元々は同じスケジュールが組まれており、クリスチャン・ホーナーは日本GPに向けてRB16Bのスペシャルリバリーを用意する予定だったのだが、日本GPのキャンセルが決定したため、一旦棚上げとなった。チームは、ホンダと過ごした3シーズンとホンダの長年に渡るF1での功績を彼らのホーム、鈴鹿で称えようというコンセプトを準備していた。

    その後、トルコでの代替開催が決まると、日本GPが開催されるはずだった日程の数週間前にスペシャルリバリー計画が再浮上し、コンセプトの実現へ向けてゴーサインが出された。

    デザイン作業
    スペシャルリバリー計画を再浮上させたクリスチャンがまず向かったのはブランドチームだった。次に、彼からコンセプトを伝えられたブランドチームのクリエイティブスタッフたちがそれを検討し、ペイントスキームのプロトタイプの準備を始めたのだが、デザイナーたちの頭に思い浮かんだのが、ホンダとのパワーユニット供給契約発表時にレッドブル・レーシングが使用したカラーイメージだった。ブランドチームのスタッフは次のように説明する。

    「私たちが当時採用したのは、1950〜60年代ホンダF1のアイコニックなレーシングスーツとクラシックなリバリーでした。ピュアホワイトの下地にレッドを配して日本の国旗を表現したのです。今回も、レッドブル・レーシングの基本カラーのブルーから離れたカラーリングにトライできるチャンスでしたので、これを使うことにしました」

    最初のプロトタイプが完成すると、デザイナーがペイントショップに赴き、そのデザインが実行可能かどうか問い合わせる。ペイントショップのスタッフは次のように語る。

    「実現不可能なデザインは存在しません。ですが、塗装を開始する前に、まずはデザインの承認が必要になります」
    デザインの承認が、ブランドチームとペイントショップの両方にとっての最初の障壁だった。クリスチャンの承認を得たあと、オーストリアにあるレッドブル本社、さらにはマシンにロゴが掲示される全パートナー企業の承認が必要になるからだ。ブランドチームのスタッフは次のように説明する。

    「今回のデザインは色数を絞ったので、承認が特に難しくなる可能性がありました。確かに障壁でしたが、やりがいはありました」

    下準備
    ブランドチームが極めて重要なデザイン承認作業に注力する中、ペイントショップは、マシン形状のガイドになる治具(じぐ:Jig)の作成と各部パーツの塗装工程の決定に励んでいた。チームがなるべく迅速に仕事を進められるようにするためだ。

    ペイントショップには、デザイン承認を得て塗装に進む前にも、マシン到着に備えて準備を整えておくという大仕事がある。ペイントショップのスタッフは次のように説明する。

    「図面をざっと見て『この部分は通常のままで問題ないが、あちらの部分は駄目だ』などと判断するだけでは不十分です。F1マシンには塗装するエリアが重なっている取り外し可能なパーツがいくつも存在するので、それらが順番通りに正しく並んでいるように注意する必要があります。ですので、各パーツ用の治具を作成するのです。また、塗装用のマスキングも用意しています。すべての治具が用意できたあと、全パーツのモックアップ(実物大模型)を製作します」

    通常、ペイントショップにはこの作業のために数カ月が与えられる。しかし、今回のスペシャルリバリーは早急に仕上げる必要があった。ペイントショップのスタッフは次のように語る。

    「時間のかかる工程ですし、今回は大変でしたね。とてつもないチャレンジでしたが、ペイントショップのスタッフ全員が意気揚々と取り組んでいました。普段とは違った作業でしたからね。いつもとは趣が異なるカラーリングですし、素晴らしいリバリーになることは分かっていました」

    ペイントショップの一部のスタッフが治具とモックアップの作成に取り組む一方、残りのスタッフたちがカラーを選定しながら、使用する塗料が従来と同じ軽量塗料かどうかの確認作業を進めていった。

    塗装作業
    ここまで読めば分かる通り、1レース限定のスペシャルリバリーはもちろん、F1シーズン全体を通じて使用するペイントスキームは膨大なプロセスで構成されている。しかし、常に限界をプッシュするのがレッドブル・レーシング・ホンダの基本姿勢だ。

    1レース限定のスペシャルリバリーは特別新しい試みではなく、多くのライバルチームも実施している。しかし、それらのほとんどは既存のカラーリングにグラフィックやステッカーを追加しただけだ。ペイントショップのスタッフは次のように語る。

    「レッドブル・レーシングではそのような方法は採用しません。私たちはマシン全体を塗り替え、徹底的なイメージチェンジを行います。ですので、サーキットで披露すると、他チームが採用してきたどのリバリーとも異なる印象を与えるのです。サーキットで目立つ鮮烈なカラーリングを常に意識しています。ガレージから出てきたときに、狙い通りのインパクトを与えられるようなものでなければなりません」

    「そのため、レッドブル・レーシングではありきたりな方法を採用せず、少し冒険しています。良く見かけるようなペイントではなく、完全にユニークなものにしているのです!」

    ペイントショップでの準備が整うとRB16Bが搬入され、ジグソーパズルを崩すかのようにパーツ別に分解される。そして各パーツの下地処理が行われたあと、パーツごとに塗装される。このような作業が重要な理由は、ペイントショップではマシンの再組立が行われず、個々のパーツとしてサーキットへ送り出されるからだ。

    「塗装を終えたパーツがサーキットに届いたあと、チームがガレージ内で組み立てます。ですので、すべてのパーツが問題なく組み合わさるように細心の注意を払わなければなりません。もちろん、毎回きちんと組み合わさりますよ!」

    難しさゆえのやりがい
    ブランドチームとペイントショップにとって、一度限りのスペシャルリバリーを用意するのは大変なチャレンジだ。普通のシーズンではなく、COVIDの影響を受けたシーズンでの実施はひときわ大変だ。しかし、これは歓迎すべきチャレンジだった。ペイントショップのスタッフがその理由を次のように語る。

    「すべてのF1チームの中で、レッドブル・レーシング・ホンダのリバリーが最高だと思っていますが、私たちの主な仕事は、同じリバリーを繰り返し用意することです」

    「ですが、私たちは違う仕事をしたいと常々思っているのです。もちろん、このようなスペシャルリバリーを用意するためにはチーム全体で膨大な作業をこなす必要があります。ですが、だからこそ私たちはF1の世界にいるのです。困難な状況に追い込まれると燃えるのです!」

    新たなカラーリングを纏ったRB16Bがトルコのトラックを走行する様子を見た誰もが驚いたが、ミルトンキーンズでは多くのスタッフが、ホンダへのトリビュートとして作り上げたものに誇らしさを感じていた。今回のスペシャルリバリー公開前、ブランドチームのあるデザイナーは次のように語っていた。

    「このスペシャルリバリーがサーキットで公開されたされたときに落胆する人はまずいないはずです。ホンダのスタッフ全員が感動するでしょう」

    「シーズン中にこれほど大胆なカラーリング変更を行うのはかなり久しぶりでした。自分たちで少しハードルを上げましたが、最高のルックスと内容にしたいと考えていました。本当に特別なリバリーになるでしょう。このリバリーが公開されたら、ノンアルコールビールで乾杯するつもりです」

    今回のスペシャルリバリーは、関わったスタッフたちのやる気を高めた。彼らはこのような仕事に再び関わるチャンスが訪れることを楽しみにしている。デザイナーは公開後に次のように振り返っている。

    「このようなスペシャルリバリーはもっと頻繁に実施するべきですね。レッドブル・レーシングのノーマルリバリーはインパクトが大きいので、そこから逸脱するのはかなり難しいはずですが、ファンは求めています。1レース限定のスペシャルリバリーは全員を興奮させます」

    最後に、ペイントショップのスタッフは次のようにまとめている。

    「私たち全員が自画自賛しても良いと思います。大変な作業でしたが、今回のようなプロジェクトのためにチームが一丸となれたのは素晴らしいことです」

  • レッドブル・ホンダF1 分析:COTAでは予選・決勝ペースでメルセデスと互角

    レッドブル・ホンダF1 分析:COTAでは予選・決勝ペースでメルセデスと互角

    レッドブル・ホンダF1は、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、前戦F1トルコGPほどメルセデスに明確なアドバンテージは与えていないようだ。

    F1アメリカGP初日は、メルセデスとレッドブル・ホンダのパフォーマンスにほとんど違いが見られなかった。両チームはトルコとは異なり、ストレートでもかなり均等にマッチしていた。

    マクラーレンのダニエル・リカルドは、気温が高く、突風が吹き、バンピーなトラックの課題について「トラックのグリップレベルが非常に低いため、他の誰よりも苦労しないことを目的としていた」と要約している。

    そのため、誰もがロングランでのタイヤの温度で走っていた。つまり、最速と最遅とのギャップは、通常よりもパフォーマンスの広がりが少なかった。

    誰が実際に最速だったかを特定するのは簡単ではない。ルイス・ハミルトンはFP2の最速シングルラップを設定したが、ターン9でのトラックリミット違反のために抹消されている。次のベストラップは3番手タイムとなり、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスがトップ、マクラーレンのランド・ノリスが2番手に続いた。

    しかし、ルイス・ハミルトンの抹消されたタイムは、セルジオ・ペレスよりもわずか0.104秒速いだけだった。

    これは
    a)最初のセッションで見られた0.9秒のメルセデスのアドバンテージはレッドブルよりもアグレッシブなエンジンモードによるもの
    b)セルジオ・ペレスがシーズンで初めて適切にペースを上げた
    のどちらかだ。

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、トラフィックのためにソフトタイヤでアタックできなかったが、ミディアムでもセルジオ・ペレスを0.1秒下回っていた。そして、ルイス・ハミルトンは、ターン1でコース上のスペースを取り合い、中指を立ててフラストレーションを露わにした。

    しかし、全体像を見ると、マックス・フェルスタッペンには楽観的な理由がある。トルコとは異なり、レッドブル・ホンダは少なくともここではロングランとショートの両方でメルセデスに匹敵する競争力があるように見える。

    ロングランでは、ルイス・ハミルトンは快適に最速の平均を設定したが、それは誤解を招くマージンだ。フロントウィングフラップ調整のために4ラップでピットインして、ラップを中断しているためだ。サーマルデグラデーションがパフォーマンスの主要なメカニズムであるトラックでは、このようにタイヤに短い休息を与えると、平均が大幅にフラットになる。

    ルイス・ハミルトンと同じミディアムコンパウンドでのマックス・フェルスタッペンの10周の走行は、より代表的なスティントサンプルだった。それらの平均間の0.5秒の違いは、ミディアムにタイヤの休息を与えることによって生じる差の典型的なものだ。

    バルテリ・ボッタスに目を向けても、直接比較することはできない。ボッタスは、走行の最初の数周で楽観的すぎるペースでタイヤを酷使し、7周のスティントの最後の3周で1周あたり2秒を落としていた。

    だが、そのバランスポイントを見つけることがプラクティスのすべてでもある。

    マクラーレンのランド・ノリスがは「デグラデーションが多いので、かなり速く走ることができ、ペースは良く見えるけど、突然グリップがなくなる」と要約している。

    マクラーレンとフェラーリはどちらも、ミディアムとソフトの間でロングランのタイヤの選択を分割し、2台のマシンは非常に均等にマッチしていたが、まったく異なる方法でパフォーマンスを発揮していた。

    ダニエル・リカルドのソフトでの平均は、ルイス・ハミルトンの平均と同じように、ミッドスティントのピットストップを挟んだ。フェラーリは、カルロス・サインツが、ミディアムのシャルル・ルクレールよりもソフトでわずかに速かった。しかし、どちらのマシンも、メルセデス/レッドブルの約0.5秒以内にレースペースでラップできており、アルファタウリとアルピーヌから快適に離していた。

    アストンマーティンは通常よりもわずかに競争力があるように見えるが、セバスチャン・ベッテルの平均は、2回目のスティントの燃料搭載量によるものだ。ベッテルは、ハードタイヤでの最初のスティントでシミュレーションを行った。これは、PU交換ペナルティによって最後尾からスタートすることを考えると論理的だ。その後、ミディアムに交換したときには約30kg軽かった。

    歴史的にここでは通常そうであるように、一般的にタイヤデグラデーションが高いために2ストップレースになると考えられる。異常に高い温度、粗い路面、バンプがそれをさらに確実にしている。

    「路面は以前よりも粗くなっている」とルイス・ハミルトンは語った。

    「タイヤの温度を維持するのは大変なことだ。ほとんど不可能なので、おそらく以前にここで経験したよりも多くのデグラデーションがある」

    ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンと同じようにレースの見通しについて少し慎重だ

    「いくつか変更を加えたけど、P2では満足できなかった。それでも、それほど悪いペースではなかったけど、僕たちはいくらかの順位を失っていた」

    F1アメリカGP FP2 ロングラン比較

      ドライバー 平均タイム タイヤ 周回数
    1 ルイス・ハミルトン 1分41秒176 Mediums 7 laps*
    2 マックス・フェルスタッペン 1分41秒771 Mediums 10 laps
    3 セバスチャン・ベッテル 1分41秒817 Mediums 10 laps
    4 セルジオ・ペレス 1分41秒864 Mediums 10 laps
    5 ダニエル・リカルド 1分42秒186 Softs 6 laps*
    6 フェルナンド・アロンソ 1分42秒200 Mediums 7 laps
    7 バルテリ・ボッタス 1分42秒211 Mediums 7 laps
    8 カルロス・サインツ 1分42秒322 Softs 7 laps
    9 ランド・ノリス 1分42秒339 Mediums 7 laps
    10 シャルル・ルクレール 1分42秒424 Mediums 8 laps

  • アルファタウリ・ホンダF1 「オーバーステアを解消しきれていない」

    アルファタウリ・ホンダF1 「オーバーステアを解消しきれていない」

    アルファタウリ・ホンダF1のチームレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1アメリカGPの金曜フリー走行を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、フリー走行2回目にピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が16番手とトップ10に入ることができなかった。特にガスリーは「マシンがまったく反応しないような感じだった」と苦戦した。

    「今日の走行は予想以上に難しいものとなり、思いがけない結果に終わった金曜日となった」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「タイヤ、特にリアタイヤにとってタフなサーキットが、通常よりも高い気温と相まってタイヤを非常に苦めていった。オーバーステアにも非常に苦戦したため、FP1とFP2の間に様々なセットアップを試みた。だが、それでも安定性を得ることは難しかった」

    「今日加えた全ての変更を振り返り、明日に向けて選択肢を最適化する必要がある。我らのチームは優秀なエンジニアチームを抱えているので、データを基に、今の我々に何ができるのかを把握することができると確信している。そして、FP3では我々の普段の競争力を取り戻すことができると信じている」

  • セルジオ・ペレス 「メルセデスが勝負所でどう出てくるかみていく」

    セルジオ・ペレス 「メルセデスが勝負所でどう出てくるかみていく」

    レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、2021年F1アメリカGPの金曜フリー走行を1番手で終えた。

    「今日はいい一日となり、FP2は希望を持てる内容だったけど、明日の予選は非常に僅差の戦いになるはずだ。メルセデス勢はかなり手強いことが明らかだったので、勝負所で彼らがどうなるのか見ていく」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「僕らはあとコンマ数秒上げなければならないと思うので、明日はポールポジション争いができるように上手くまとめていかなければならない。マシンを向上させるために、エンジニアと試すことがたくさんある。ロングランのペースやタイヤデグラデーションの面でも伸びしろがあると思うけど、おおむねポジティブな初日となった」

  • ピエール・ガスリー 「マシンがまったく反応しないような感じ」

    ピエール・ガスリー 「マシンがまったく反応しないような感じ」

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、2021年F1アメリカGPの金曜フリー走行を12番手で終えた。

    「今日の午後はかなり厳しいセッションになった。マシンがまったく反応しないような感じだったので、明日に向けてやるべきことが多くある。今シーズンで最もタフなFP2だったと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「これまでどのサーキットでも競争力を発揮できていたので不思議だけど、ここオースティンではとても厳しい状況だ。今夜はハードワークをするけど、まだペースは上げられると思いますし、予選ではもっと戦闘力のある状態にできる自信がある」