カテゴリー: ホンダF1

  • マックス・フェルスタッペン 「ニューウェイの現場復帰の影響は大きい」

    マックス・フェルスタッペン 「ニューウェイの現場復帰の影響は大きい」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、エイドリアン・ニューウェイの現場復帰に追加の利益を期待している。

    エイドリアン・ニューウェイは、クロアチアでの休暇中に自転車の転倒で負傷し、ミルトンキーンズの画板および、レース週末のチームのガレージから離れていた。

    エイドリアン・ニューウェイの現場復帰は、チームが緊急にRB16Bのバランス改善を求められたF1トルコGPで実現。レッドブル・ホンダの両ドライバーはニューウェイの現場復帰を歓迎した。

    「もちろん、起こったのかは理想的ではなかった」とマックス・フェルスタッペンは語った。。

    「チーム全体の努力なのは分かっているけど、もちろん、エイドリアンはそのリーダーであり、エイドリアンがトラックに来れば、たくさんのことやアイデアを交換できるので、常にとてもいいことだ」

    「彼が再びトルコに戻ってきてくれて良かった。今シーズンの残りを楽しみにしている。チームとして、もう少しパフォーマンスを見つけようと努力することができる」

    メルセデスの牙城であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでRB16Bは強さを取り戻し、F1アメリカGPに優勝したマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンとの差を12ポイントに拡大している。

    チームメイトのセルジオ・ペレスも、エイドリアン・ニューウェイが現場に復帰してピットウォールに立っていることが、チームに拍車をかけていることを認める。

    「ここにいないときも、エイドリアンはもちろん何が起こっているのかをフォローしている」とセルジオ・ペレスは語った。

    「でも、ここでの会議に彼を迎えて、彼とチャットするだけで、彼は週末を通して本当に良いアイデアを与えてくれる」

    「彼は非常に完成度が高く、理解している人物だ。空力だけでなく、たとえば、戦略面で優れたインプットを提供してくれる」

    「彼がいるのは素晴らしいことだ。彼が事故に巻き込まれないように、そして、一年中彼がいることを確認するために、僕たちは彼の世話をしていく必要があるね」

  • メルセデスF1首脳 「メキシコでレッドブル・ホンダに苦戦するのは承知の上」

    メルセデスF1首脳 「メキシコでレッドブル・ホンダに苦戦するのは承知の上」

    メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、F1メキシコGPでのレッドブル・ホンダとの厳しい戦いを予想していることを認める。

    2021年のF1世界戦選手権も残り5戦。ドライバーズ選手権ではマックス・フェルスタッペンが12ポイント、コンストラクターズ選手権ではメルセデスが23ポイントリードしているが、両チームの実力は拮抗しており、今後のレースではサーキットがどちらのチームに適しているかにも依存することになる。

    F1メキシコGPが開催されるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは高地に位置し、特にホンダのF1パワーユニットに有利な展開となってきた。

    「メキシコに目を向けると、過去に彼らに適し、ホンダのパワーユニットに適したトラックだ」とアンドリュー・ショブルンは語った。

    「しかし、それにもかかわらず、我々はまだ能力を最大限に発揮しているマシンで到着しており、ルイスとバルテリが最高の仕事をすることを可能にするクルマを与える必要がある」

    「我々が取り組んでいるのはそれだけだ。レッドブルがどこにいるかについてはあまり心配していない」

    メルセデスF1がメキシコでレッドブル・ホンダを驚かせることができるかどうか質問されたアンドリュー・ショブリンは「正直なところ、今日(アメリカ)のように彼らにレースをすることができれば、それはおそらく我々たちが想像できる最良のシナリオだ」とコメント。

    「やるべきことはたくさんある。パワーユニットの運用に関して、かなり異なるサーキット、かなり異なる異なる環境だ」

    「だが、ペースが大きく外れたサーキットはそれほど多くなかった。我々はモナコで苦労し、バクーで苦労し、オーストリアの第2戦でも少し苦労したが、挑戦できる場所やポールに挑戦できる場所は他にもある」

    「私が言ったように、我々は過去にそこで苦労したことを知っている。そして、我々は来週かそこらで何に取り組む必要があるかを知っている、そして、それが我々が張り切って取り掛かっていくことだ」

  • レッドブルF1代表 「あそこでペレスにファステストを狙わせるのは残酷」

    レッドブルF1代表 「あそこでペレスにファステストを狙わせるのは残酷」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンからファステストラップの1ポイントを奪うためだけにセルジオ・ペレスをピットインさせて表彰台を犠牲にするのは“残酷”だったと考えている。

    レース終盤、セルジオ・ペレスは3番手を走行しており、ルイス・ハミルトンは2番手でファステストラップを記録していた。

    マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンのタイトル争いは非常に緊密となっており、今シーズンの特徴の1つとして、メルセデスとレッドブルが2人目のドライバーを使用してライバルのファステストラップを潰すというものがある。

    際たる例はF1イギリスGP。セルジオ・ペレスは10位を走行してさらなる順位アップを目指していたが、レッドブルはルイス・ハミルトンからファステストラップを奪うためにポイントフィニッシュをあきらめるように命じた。

    日曜日のF1アメリカGPのレース終盤、セルジオ・ペレスは、4番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に対してフリーストップまで間隔を空けることができておらず、彼にソフトでのファステストラップ狙いを命じていれば、ペレスは表彰台を逃していたことになる。

    また、セルジオ・ペレスは、体調不良に加えて、1周目からドリンクシステムが故障して脱水症状に苦しんでいた。

    クリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンから1ポイントを奪うためだけにセルジオ・ペレスに表彰台を諦める求めることはあまりに残酷だと同意する。

    セルジオ・ペレスにファステストラップを狙わせなかった理由について質問されたクリスチャン・ホーナーは「チェコをピットインして表彰台から外すのは残酷だっただろう」と語った。

    「ルクレールはあまりに後ろに近づきすぎていた。チームの集合的な立場では、チェコがポイントを獲得したほうがよかった。それが我々のやったことだ」

    F1アメリカPGでのセルジオ・ペレスの3位は、2回連続の表彰台フィニッシュであり、レッドブル・ホンダとしてコンストラクターズ選手権で重要な役割を果たすときに生まれた。

    クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスが体調不良というなかで結果を出したことは印象的であり、現在、彼がRB16Bを乗りこなしていることを示していると語る。

    「彼がレースを管理した方法で、彼の自信が高まっているのを見ることができた」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 に語った。

    「2戦連続の表彰台だ。彼のホームレースが近づいている。彼は我々にとって重要な今年のこの時期に彼のフォームを見つけている」

  • レッドブルF1代表 「フォームブックは片付けなければならない」

    レッドブルF1代表 「フォームブックは片付けなければならない」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1メキシコGPに先立ち、過去のフォームブック(記録簿)は片付けなければならないと語る。

    レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPで優勢だと広く見なされている。フェルスタッペンは2017年と2018年に優勝し、2019年はグリッドペナルティを受けたが予選で最速だった。

    だが、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、どちらの候補が優位に立つかを予測することは不可能だと考えている。先週末、圧倒的にメルセデスとルイス・ハミルトンに有利と見られていたサーキット・オブ・ジ・アメリカズでレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが優勝し、1-3フィニッシュを果たしている。

    「フォームブックを片付けなければならないと思う」とクリスチャン・ホーナーは言った。

    「2チーム間は非常にタイトだ。メキシコは我々にとってトラックだったが、時には彼らにとってもトラックだった。したがって、我々は彼らを過小評価していた」

    クリスチャン・ホーナーは、オースティンの成功はレッドブル・ホンダにとって重要であると強調した。

    「すべて重要だが、これはルイスとメルセデスの牙城であったため、今回は大きな勝利だ」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「あそこでポールを獲得できたのは我々にとって画期的な瞬間であり、それから1周目でリードしていなくても、勝利に転向することできた」

    オースティンの結果は、マックス・フェルスタッペンのリードを伸ばしたが、レッドブル・ホンダは自信を持ちすぎることはできないとクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    「攻撃しなければなりません。したがって、12ポイントは何もないに等しい。以前に見たように、非常にすばやく消えることがある」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「したがって、レース週末で攻撃し続け、可能な限りそれらを最大限に活用する必要がある。残り5戦、プレッシャーはさらに大きくなるだけだ」

  • ホンダF1:2021年 第17戦 F1アメリカGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第17戦 F1アメリカGP 決勝レポート

    F1アメリカGPの決勝は、ファイナルラップまでもつれる激しい戦いとなり、マックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスが3位に入り、レッドブル・レーシング・ホンダは2戦連続のダブル表彰台。ホンダとしては1991年以来30年ぶりのアメリカGP制覇となった。

    レッドブル・レーシングにとっては、これが通算200回目の表彰台獲得。奇しくも1965年のメキシコGPでホンダ RA272がF1初勝利を挙げた10月24日に達成となった。

    表彰台には、山本雅史マネージングディレクターがコンストラクターの代表として登壇した。アキュラのロゴをまとっての勝利と合わせ、ホンダとして記録と記憶に残るレースになった。

    ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンだが、スタート直後のターン1でルイス・ハミルトン(メルセデス)に先行を許す。しかし、レッドブル・レーシングはこれを戦略で挽回。序盤の10周目にピットインを行ってペースを上げ、アンダーカットによってリードを奪い返そうと試みむ。

    ペレスは3番手をキープして、12周目にミディアムタイヤに交換。数周後にハミルトンも反応してピットインを行い、フェルスタッペンが首位に浮上した。

    10番グリッドとなった角田裕毅は、好スタートを決めて8番手にポジションアップ。8番手スタートのピエール・ガスリーは、10番手にポジションを落としたものの、バルテリ・ボッタス(メルセデス)をパスして9番手に浮上。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は連なって序盤を走行する。9周目に角田がピットイン。ガスリーはその次の周にピットインしたものの、マシンのリア部分に不調を訴えてピットへ戻り、残念ながらそのままリタイアとなった。

    レース中盤では、ハミルトンが差を詰めてきますが、レッドブル・レーシングはアグレッシブな戦略を採り、ハミルトンのアンダーカットを防ぐべく、フェルスタッペンが29周目に2度目のピットインを行ってハードタイヤに交換。チームはコース上でのポジションを重視し、ここから最後まで走り切る作戦に出る。

    ペレスは32周目に2度目のピットストップを行い、3番手のポジションをキープ。角田は34周目にピットへ入ると、ポイント圏内を目指して前方のマシンを追いかける。

    早めのピットインを行ったフェルスタッペンは、ハミルトンに対して8周古いタイヤでの走行となる。ハミルトンはタイヤ交換後から差を詰め始めるものの、フェルスタッペンもペースをうまくマネージして対応。最終ラップに入った時点で2人の差は1秒を切っていたが、最後にペースを一段上げたフェルスタッペンが、1.3秒差でチェッカーフラッグを受け、今季8勝目を挙げた。

    ペレスは、ドリンクシステムの不具合によって水分補給がままならない中でのレースとなったが、順位をしっかりと守って3位フィニッシュ。コンストラクターズチャンピオンシップでは、レッドブル・レーシング・ホンダがメルセデスとの差を13ポイント詰めた。角田もポジションを譲らずに9位でレースを終え、2ポイントを獲得している。

    ドライバーズチャンピオンシップでは、フェルスタッペンがリードを拡大し、シーズン残り5戦で12ポイント差となった。次戦は、2週間後の11月8日(日)に決勝が予定されているメキシコGPで、ペレスの母国GPとなる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のアメリカGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポール・トゥ・ウインで優勝を飾りました。ペレス選手が3位に入り、前戦トルコGPでのホンダスペシャルカラーに続き、今回はアキュラをリアウイングに付けたマシンで、2戦連続のダブル表彰台を獲得することができました。フェルスタッペン選手は早めにピットインする戦略を採り、それに対してピットインを遅らせたハミルトン選手が終盤激しく追い上げを仕掛けてきましたが、レースペースを見事にマネージしてポジションを守り切り、優勝しました。マックス選手の素晴らしい走りで、とてもエキサイティングなトップ争いになったレースだったと思います。チームメートのペレス選手は、週末を通して速さを見せ、2戦連続の3位を獲得。コンストラクターズチャンピオンシップを争うチームに大きく貢献しました。また、今回は山本さん(マネージングディレクター)が表彰台に上がりましたが、レッドブル・レーシングからのうれしい計らいとリスペクトに感謝しています。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田選手は、素晴らしいスタートで2台をオーバーテイクすると、その後も粘り強い走りで9位入賞を果たしました。6戦ぶりのポイント獲得、2戦連続のQ3進出と合わせて今後もこの勢いを持ってシーズン終盤を戦ってくれればと思います。ガスリー選手についても、序盤は入賞圏内でいい走りを見せていただけに、サスペンショントラブルによってリタイアせざるを得なかったことは残念でした。次戦は、ペレス選手の母国メキシコでのレースとなります。今シーズンのレースも残り5戦となりましたが、我々にとっては長く厳しい戦いが続きます。一戦一戦の結果がとにかく大切になってきます。チームとともに万全の準備をして次戦に臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「エキサイティングなレースでしたが、ここでファンの皆さんの前で勝利できるのは、素晴らしい気分です。レース中ずっとプレッシャーがあり、ルイス(ハミルトン)がどれほどの速さで追いついてくるのか分かりませんでした。僕のスタートは問題なかったと思いますが、ルイスがそれ以上によかったです。そこで、僕らはターン1でリードを失ってからはアグレッシブな戦略を採り、最初のスティントで早めにピットインをしました。第2スティントでは、僕らがアンダーカットされてしまうタイム差にいたので、それに対応しました。この暑さの中で、最後のスティントは非常に長くなりましたが、コース上でのポジションを重視しました。最後の2周はタイヤがかなり厳しく、グリップがあまり残っていませんでした。ただ、最後2周に入る際に、前方にハースのマシンがいてDRSを使うことができたので、最後まで順位を守り切れました。今日はチーム一丸となってすべてを出し切りました。チェコ(ペレス)と一緒に表彰台に上がれて最高の気分です」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「これまでで一番厳しく、長いレースでした。レース前から具合はあまりよくなかったのですが、1周目にドリンクシステムが止まってしまい、今日の暑い気候の中では体力的にとても厳しい状況でした。20周目を終える頃までは相当苦戦してしまい、マックスとルイスについていけなかったのは残念ですが、このレースウイークではポジティブなことが多くありましたし、2週連続で表彰台に立てたのもいいことです。チームにとっても素晴らしい結果で、アンダーカットが機能してルイスにスキを与えず、僕がマックスをカバーすることができたので、とても満足しています。メキシコGPもとても楽しみで、チームは過去に相性がいいので、自分のホームレースにいいパッケージで臨めます。レースが待ちきれませんし、ホームのファンの前で再び表彰台に上がれればと思います」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はいい一日になりました。チャンピオンシップでの戦いにおける貴重なポイントをチームに持ち帰ることができたので、本当にうれしいです。とても暑い中でタフなレースになりました。ソフトタイヤでのスタートで、周りのマシンとは異なる戦略だったので楽ではなかったのですが、オープニングラップでアドバンテージを持っているということでもあるので、それを最大限活かそうとトライしました。今日のペースはかなりよかったので、ポイントを獲得できて満足しています」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホン)
    「残念ながら、今日はサスペンションに問題が起きてしまい、リタイアせざるを得ませんでした。なぜサスペンションにトラブルが出たのか、まだはっきりしないので、ここから確認していく必要があります。現状の中団の戦いでは、一つのポイントがとても重要になるので、今日はフラストレーションの溜まる結果です。今週末はずっと素晴らしい雰囲気の中で走れていたので、最後までレースができていればと思っていました。チェッカーフラッグを受けられずに残念です」

  • 角田裕毅のエンジニア 『P9 今年のベストレースだ グッドジョブ』

    角田裕毅のエンジニア 『P9 今年のベストレースだ グッドジョブ』

    F1アメリカGPでソフトタイヤはスタートに適したコンパウンドとは見なされなかったが、アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、熱に耐え、9位でフィニッシュしてチームに2ポイントをもたらした。

    角田裕毅は、土曜日の予選で今季5度目となるQ3進出を果たす堅実な予選パフォーマンスで10番グリッドを獲得した。しかし、フェラーリのカルロス・サインツとともにソフトタイヤでレースをスタートする2人のドライバーのうちの2人となった。

    それでも、その選択はうまくいき、チームメイトのピエール・ガスリーがリタイアしたことを考えると、角田裕毅はアルファタウリ・ホンダにとって有用なポイントを獲得することができた。

    「1周目にアドバンテージを最大化し、2台を追い抜くことができた」と角田裕毅は語った。

    「その後、タイヤをセーブしました。残念ながら、最終的にもう1台がリタイアしました。特にチームのチャンピオンシップについて考えると、僕はポイントを獲得するという大きな責任を負いました。

    「なんとかポイントを獲得することができました。しばらくポイントを獲得していなかったので嬉しいです。チームに感謝しています」

    角田裕毅のポイント獲得は8月のF1ハンガリーGP以来となる。そして、レース序盤にはメルセデスのバルテリ・ボッタスを抑えるパフォーマンスをみせた。

    角田裕毅は、レースのスタートでバルテリ・ボッタスを抑える決意をしていた。

    「そうですね。他のマシンや他のドライバーも簡単に抜かせたくはないですし、正しいこと、普通のことをしただけです。タイヤを使って少し犠牲にしましたが、とてもハッピーです。あの戦いを楽しみました」と角田裕毅は語った。

    そして、角田裕毅がラインを越えたとき、彼のレースエンジニアのマティア・スピニは『P9 今年のベストレースだ グッドジョブ』と叫んだ。

  • レッドブル・ホンダ F1分析:フェルスタッペの輝きに賭けたタイヤ戦略

    レッドブル・ホンダ F1分析:フェルスタッペの輝きに賭けたタイヤ戦略

    F1アメリカGPのファイナルラップで、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンよりも8周古いタイヤで最後の輝きをみせた。

    レッドブル・ホンダにとって、スタートでルイス・ハミルトンの前に出たれたことでレースプランは大きく狂った。マシンもタイヤも優れていたが、コース上で抜くことは困難だった。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズでオーバーテイクを完了されるには『1.2秒』のペース差が必要となる。そして、このペース差が最後の最後で勝敗を分けることになる。

    スタートでトップに立ったルイス・ハミルトンは、クリーンエアのなかでリアタイヤのオーバーヒートを抑えることができた。そして、メルセデスのストレートスピードはマックス・フェルスタッペンを抑えるには十分だった。

    自分たちよりもペースが遅いマシンがレースをリードしている状況で、レッドブル・ホンダは勝利への道を切り開こうとする。答えは、大胆な戦略を採り、あとはマックス・フェルスタッペンの能力に委ねることだ。

    レッドブル・ホンダは、10周目にアンダーカットを狙ってマックス・フェルスタッペンをピットインさせる。だが、そこには大きなリスクがあった。5番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)をアウトラップで抜き、4番手のシャルル・ルクレールのピットウインドウから外さなければならなかった(運よくピットインしてくれた)。

    この時点で残り46周。タイヤデグラデーションの高いサーキット。理想的には第1スティントをできるだけ伸ばし、残りのスティントで新しいタイヤのグリップを最大限に生かしたいもの。それはメルセデスが望んだ戦略だ。

    ここでセルジオ・ペレスが登場する。ポール争いにも絡んだペレスは、マックス・フェルスタッペンのピットイン後、ルイス・ハミルトンに十分に近づいた。そして、アンダーカットのプレッシャーをかけ、13周目にハミルトンをピットインに誘発した。

    これでマックス・フェルスタッペンの頭痛の種はひとつ解消された。タイヤには厳しいが、タイヤのオフセットは3周に制限された。

    だが、マックス・フェルスタッペンはアウトラップでダニエル・リカルドを抜かなければならなかった。1.2秒のパフォーマンス差は新品のタイヤでもほぼ不可能だ。だが、フェルスタッペンは、後にタイヤを痛めないよう走行したルイス・ハミルトンよりも2.5秒速いアウトアップでリカルドをパスする。これが一つ目のポイントだ。

    当然ながら、マックス・フェルスタッペンのハードタイヤは早くに限界に近づいた。ゆっくりとリフト&コーストをしながらタイヤにスイッチが入るのを待ったルイス・ハミルトンは、第2スティントのスタートで6.7秒あった差を28周目までに3.2秒まで縮めた。

    レッドブル・ホンダは、手遅れになる前にマックス・フェルスタッペンをピットに入れた。19周しかしていないタイヤを捨て、最終スティントは27周を走らなければならなかった。

    残念ながら、今回はセルジオ・ペレスはアンダーカットのプレッシャーをかけられる距離にはいなかった。ペレスは中古のミディアムと新品のハードしかなく、第2スティントはアウトラップのパフォーマンスで中古のミディアムを選んだ。

    メルセデスは、できる限りルイス・ハミルトの第2スティントを伸ばした。それによって、最終スティントでフェルスタッペンに対するグリップのアドバンテージを最大化した。

    ルイス・ハミルトンはさらに8周長く走り、8.8秒遅れでコースに復帰。残り19周。タイヤは理論上では0.8秒速く、19周×0.8秒=15.2秒。計算上では勝っていた。そして、オーバーテイクに必要な1.2秒のペースアドバンテージも手に入れた。だが、もちろん、それほど単純には進まない。

    ルイス・ハミルトンは、ハードタイヤの熱入れのフェーズを終わらせると41周目に1.9秒、42周目に1.4秒、その後も0.5秒ずつ差を縮めていく。その間にはファステストラップも記録した。

    マックス・フェルスタッペンは、逆のゲームをプレイしていた。0.6秒を犠牲にしながらリフト&コースと繰り返しハミルトンが到着するまでにタイヤが1.2秒遅くならないようにナーシングしていた。フェルスタッペンとハミルトンのレースは逆転していた。

    最悪の事態はバックマーカーだった。マックス・フェルスタッペンはミック・シューマッハ(ハース)に前を塞がれ、最後から2周目に入るときにルイス・ハミルトンは0.8秒背後に迫っていた。ターン10~11のDRS検知ポイントでそれを維持すれば、バックストレートで勝利を手にする準備をしてターン12に入ることができる。

    だが、ここでマックス・フェルスタッペンは、ミック・シューマッハのDRSを使えるという幸運にも恵まれ、セクター1のファステストラップを出す。そして、ハミルトンをDRS圏外に追い出した。

    「彼は最後に僕たちを翻弄した。結局、今週末は彼らの方が上手だった」とルイス・ハミルトンは語った。

    「そして、僕たちはこれ以上は求められなかった。彼らの方が週末を通して速かった。バーレーンと同じように熱さのなかで彼は本当に強い」

  • レッドブルF1、メルセデスの“車高を下げる”デバイスの調査をFIAに依頼

    レッドブルF1、メルセデスの“車高を下げる”デバイスの調査をFIAに依頼

    レッドブルF1は、メルセデスのリアサスペンションを調査するようFIA(国際自動車連盟)に依頼したと Auto Motor und Sport が報じている。

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マシンのリアの車高を下げて直線スピードを高める”直線デバイス”に指摘。バルテリ・ボッタスが優勝したF1トルコGPでメルセデスを大いに助けたと考えている。

    Auto Motor und Sport は、レッドブルF1がその合法性に関して「FIAにシルバーアローのリアサスペンションを詳しく調べさせた」が「調査は決定的ではなかった」と報じた。

    しかし、メルセデスの仕組みはイノベーションではなく、他の7チームも同じことを行っいると同紙は報道。一部は「明らかにメルセデスよりも根本的」であり、フェラーリはそれが何年もの間「通常のセットアップツール」であったことを認めていると述べた。。

    メルセデスも「このシステムを何年も搭載してきた」としている。実際、2020年シーズンの開始以来、リアアクスルは変更されていない。

    あるエンジニアは「我々にとってそれはボモロゲートされたパーツのひとつだ。まったく変更することはできない。効果はずっと変わっていない」と語った。

    クリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがそれぞれ勝者となったソチとイスタンブールパークと比較して、F1アメリカGPの開催地であるオースティンでは”デバイス”の効果が減少したと語る。

    「アドバンテージはトラックごとに異なる」とクリスチャン・ホーナーは述べた。

    「ここ(オースティン)は、ダウンフォースを失うことなくリアを下げすぎることができない高速コーナーがあるため、それは少なくなる。したがって、ストレートでもそれほど恩恵を受けることはできない」

    「ソチとイスタンブールではそれが可能だた。メルセデスはストレートで我々rからコンマ7秒を奪っていた」

    トト・ヴォルフは、F1アメリカGPの初日に“デバイス”についてのストーリーは単なる「ノイズ」であり、明らかに些細なことだと考えていることにレッドブルF1が悩まされていることに面白がっていた。

    「彼らがそのようなことにエネルギーを浪費したいのであれば、我々はそれで構わない」とトト・ヴォルフは語った。

    しかし、レポートは、メルセデスに不利なことが何も発見されなかったとしても、レッドブルは少なくとも他の場所でライバルの人員の貴重な時間を費やすことに成功したと結論付けている。

    メルセデスは金曜日のプラクティスの後にフロアを変更しているが、それはレッドブルの要求への反応よりもリアの車高に関係していると言われている。

    マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、アメリカGPで、トト・ヴォルフは、それがメルセデスのペースを犠牲にしたことを認めている。

    関連:【動画】 ストレートでリアの車高が下がるメルセデスのF1マシン

  • レッドブルF1首脳 「フェルスタッペンのタイトル獲得にはあと2勝が必要」

    レッドブルF1首脳 「フェルスタッペンのタイトル獲得にはあと2勝が必要」

    レッドブルF1のモアータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンが2021年のF1ワールドチャンピオンを獲得するには、少なくともあと2勝が必要だと語る。

    F1アメリカGPにむけて、ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを抑えてF1ワールドチャンピオンを獲得するには、少なくともあと2勝と4回の表彰台が必要だと語っていた。

    しかし、F1アメリカGPを終え、ヘルムート・マルコはあと1勝では十分ではないと語る。F1アメリカGPはマックス・フェルスタッペにとって今季8勝目だった。

    「タイトルには10勝が必要だ」とヘルムート・マルコは ORF に語った。

    「我々はロシア、トルコ、アメリカで遅れをとることを恐れていた。この勝利は私たちに力を与える。

    追加の2勝は、次のトリプルヘッダーの過程で勝ち取る可能性がある。レッドブル・ホンダは、メキシコとブラジルでの高地レースに非常に自信を持っている。

    「次のいくつかのトラックはレッドブルにとって非常に強力だ」とルイス・ハミルトンは同意する。「間違いなく難しいだろう」

    しかし、F1アメリカGPでマックス・フェルスタッペンが勝てたのは、1回目のピットストップフェーズでアンダーカットを仕掛けたレッドブルの大胆な戦略だけによるものだと考える人もいる。

    「メルセデスはミスを犯した」とブリヂストンの元エンジニアであるキース・ファン・デ・グリントは RTLGP に語った。

    「彼らはフェルスタッペンをフォローするのに時間をかかりすぎた。その方が速いという計算だったとしても、ハミルトンはその後勝つことはでいなかっただろう」

    ヘルムート・マルコも、マックス・フェルスタッペンのタイヤの“信じられないほど”のマネジメントを評価し、ルイス・ハミルトンのメルセデスは「満タンのタンクではあまり良くないようだ」と付け加えた。

    「それが、我々がアンダーカットを敢えて行った理由だ。さもなければ、それはうまくいかなかった」

    明らかなことは、マックス・フェルスタッペンが残り5レースで、現在12ポイントのリードがあるにもかかわらず、2021年の戦いはまだ終わっていないということだ。

    「彼らの決闘は単なるワールドタイトル争いではない」と Corriere della Sera は綴った。

    「それは世代間の戦争であり、文化、歴史、スタイルにおいてこれ以上異なることはあり得ない2人の異なるチャンピオン間の直接対決だ」

  • セルジオ・ペレス、水分補給できず「20周目から気を失いそうだった」

    セルジオ・ペレス、水分補給できず「20周目から気を失いそうだった」

    セルジオ・ペレスは、F1アメリカGPの表彰台に向かう途中に脱水症状に陥っていた。ドリンクシステムが故障したことにより、1周目から水分補給ができなかった。

    レース前にセルジオ・ペレスはドリンクシステムが機能していないことを報告しており、グリッド上では心配はないように見えた。しかし、ライトが消えてから20周後、完全に異なるストーリーとなった。

    「クレイジーだった。今朝は気分が悪く、1周目以降は全く水分を補給できなかった。かなりタフだたし、20周目からすでに完全におかしくなっていた」とセルジオ・ペレスは語った。

    「力が入らなかった。手と足の力が失われ、視力もかなり不快になった。とにかくサバイバルモードだった。気を失わないように頑張った」

    「そのときに悪い瞬間があったら、クルマをコントロールできなかっただろう。間違いなく人生最長のレースだった」

    グランプリ後にこれほど疲れ果てたと感じたことあるかと質問されたセルジオ・ペレスは「「いいや。初めてだ。そして、最後であることを願っている」と語った。

    不測の事態に陥ったにも関わらず、セルジオ・ペレスは56周のレースを走り切って3位表彰台を獲得。コンストラクターズ選手権でレッドブル・ホンダがメルセデスとの差を23ポイントまで縮めるのを助けた。

    そして、次戦はセルジオ・ペレスのホームレースとなるF1メキシコGPだ。

    「それはポジティブなことだ。人々からのエネルギーが僕を本当に動かし続けている。ここでは家族がいたし、彼らに表彰台に上がる僕を見てもらいたかった。今はメキシコを楽しみにしている」とセルジオ・ペレスは語った。

    「僕たちには良いパッケージがある。僕たちはメキシコで強いはずだ。通常、レッドブルはメキシコで非常に強し、本当に楽しみにしている。再び表彰台を獲得し続けられることを本当に期待している」