カテゴリー: 周冠宇

  • キャデラックF1の周冠宇 トミー ヒルフィガーのグローバルブランドアンバサダー就任

    キャデラックF1の周冠宇 トミー ヒルフィガーのグローバルブランドアンバサダー就任

    周冠宇が、アメリカ発のライフスタイルブランド「トミー ヒルフィガー」のグローバルブランドアンバサダーに就任した。キャデラックF1チームのリザーブドライバーとして活動する中で、新たなブランドパートナーシップをスタートさせる。

    今回の起用は、トミー ヒルフィガーが推進するモータースポーツ戦略の一環でもある。オフィシャルアパレルパートナーを務めるキャデラックとの関係をさらに強化するとともに、ファッション、スポーツ、エンターテインメントを横断するブランド価値の発信を目指す。

    周冠宇をグローバルブランドアンバサダーに起用
    トミー ヒルフィガーは、中国人初のF1ドライバーであり、現在はキャデラックF1のリザーブドライバーを務める周冠宇(ジョウ・グアンユー)を、新たなグローバルブランドアンバサダーに起用した。

    ブランドは、周冠宇の国際的な知名度やスタイルセンス、自分らしさを表現する姿勢が、ブランドコンセプト「Prep Made Current」と高い親和性を持つと説明。今後は広告やブランドキャンペーンなどを通じて、世界中のファンへブランドの魅力を発信していく。

    トミー・ヒルフィガー「新世代を象徴する存在」
    ブランド創設者のトミー・ヒルフィガーは、周冠宇について次のようにコメントした。

    「周冠宇は、サーキットを超えて大きな影響力を持つ新世代の才能を象徴する存在です」

    「彼が自信と個性、そして自分らしさを持ってスタイルを表現していることに魅力を感じています。彼ならではのモダンな感性が、『Prep Made Current』という私たちのビジョンに新たな息吹をもたらしてくれることを期待しています」

    周冠宇「ファッションは自分を表現する言語」
    周冠宇は、自身にとってファッションはモータースポーツと並ぶ重要な自己表現の一つだと語った。

    「ファッションは私のDNAの一部です。私は、服は単なる実用品ではなく、自分自身を表現するための言語であるという価値観のもとで育ってきました」

    「スタイルとは、言葉を使わずに自分らしさを表現できるものです。トミー ヒルフィガーは長年にわたり、ヘルメットの向こう側にあるドライバーの個性に光を当て、個性もこのスポーツを形づくる大切な要素であることを示してきました。そのレガシーの一員となり、サーキットの内外でブランドを体現できることを誇りに思います」

    周冠宇(キャデラック) トミー ヒルフィガー

    キャデラックとの提携強化でモータースポーツ戦略を推進
    今回の契約は、トミー ヒルフィガーがオフィシャルアパレルパートナーを務めるキャデラックF1との協力関係をさらに発展させる取り組みでもある。

    周冠宇は、同ブランドのアンバサダーを務めるセルジオ・ペレスに加わるほか、過去にブランドとパートナーシップを結んだルイス・ハミルトン、ラファエル・ナダル、ティエリ・アンリらに続く存在となる。

    ブランドは、モータースポーツ人気が高まる中、周冠宇の若くファッション感度の高いファン層との接点を生かし、スポーツ、スタイル、カルチャーを融合させたブランド戦略をさらに加速させる考えだ。

    周冠宇が担う新たなブランド戦略
    周冠宇のグローバルブランドアンバサダー就任は、キャデラックF1との提携を軸にモータースポーツ分野への取り組みを強化するトミー ヒルフィガーの戦略を象徴する発表となった。サーキットでの活動だけでなく、ファッションやライフスタイルの分野でも周冠宇の存在感は今後さらに高まっていきそうだ。

  • 周冠宇 キャデラックF1のリザーブ就任で再出発「将来は必ずグリッドへ」

    周冠宇 キャデラックF1のリザーブ就任で再出発「将来は必ずグリッドへ」

    周冠宇は、新たに発足するキャデラックF1チームのリザーブドライバーに就任したことへの高揚感、フェラーリで過ごした時間から得た学び、そして将来への希望についてF1.comに語った。

    周冠宇は、2026年に向けてキャデラックF1チームのリザーブドライバーに起用された最新の“おなじみの名前”だ。チームのレースドライバーにはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが名を連ね、テストドライバーには元インディカードライバーのコルトン・ハータが加わる布陣となっている。

    フェラーリで2025年にリザーブを務めていた周冠宇にとって、この役割は決して初めてではない。しかし、まったく新しいチームを支えるという点で、26歳の彼にとって来季はまったく新しい挑戦となる。さらに2026年は、新たな技術規則が導入されるシーズンでもある。

    「新しい」という言葉は何度も出てくるが、このプロジェクトには周冠宇にとって“馴染み”も多い。キャデラック移籍についてF1.comに語るなかで、その点も魅力の一部だったと明かした。

    「まず第一に、この新しいプロジェクトに本当にワクワクしている」と、2022年から2024年までアルファロメオ/キック・ザウバーで3年間F1を戦った上海出身のドライバーは語る。

    「この新チームでは、グレアム(ロードン)、バルテリ、それに多くのエンジニアのことを知っている。今年を通してチームがどのように立ち上がっていくのかも見てきたし、将来は明るいと強く感じた。

    彼らは単にグリッドに並ぶためにチームを作っているわけじゃない。本気で戦うためのチームを作っている。数年かけて達成しようとしている明確なミッションと目標があって、キャデラックをトップミッドフィールドのチームに押し上げ、その先へ進もうとしている。それが本当に僕を引きつけた理由だ」

    「一方で、チーム側も昨年1年間で僕が何をしてきたか、どんな役割を果たしてきたかを見てくれたと思う。これは双方にとって大きなメリットになる。

    このチームで唯一のリザーブドライバーになることで、再びステアリングを握るための最高のチャンスだと感じているし、僕が提供できる情報や経験、そして非常に経験豊富な2人のレースドライバーと協力することで、チーム全体を前に進められると思っている。

    今年は大規模な規則変更の年だ。これまでに積み重ねてきた知識や経験は、経験の浅いドライバーと比べれば大きな助けになるはずだ」

    キャデラック・プロジェクトへの高い信頼
    周冠宇は、キャデラック加入を発表した際に「家族のもとに戻ったような感覚」と表現している。チーム代表のグレアム・ロードンは長年にわたって彼のマネジメントに関わってきた存在であり、ボッタスとはF1での全在籍期間を通じてチームメイトだった。こうした経験豊富な人物たちの存在が、プロジェクトへの関心をさらに高めたという。

    「たくさん話をしてきた」と周冠宇はボッタスとの関係について語る。

    「去年は違うチームにいても多くの時間を一緒に過ごしたし、F1で過ごした3年間は本当にずっとバルテリと一緒だった。

    同時に、グレアムとも常に一緒に仕事をしてきた。それがこのプロジェクトに対する高い信頼につながっている。チェコ(ペレス)とは一緒に仕事をしたことはないけど、彼が素晴らしいドライバーだということは分かっている。

    僕たち3人は正直で、舞台裏で何が起きているかについてもとてもオープンだ。これほど大きな規則変更の節目では、そうした姿勢が本当に重要になる。

    個人のガレージ側だけの利益や結果に集中するのではなく、チーム全体で前に進む必要がある。それがとても大切なんだ。

    それに、新しいチームだからこそ、ゼロからスタートするエネルギーがある。僕にとっても、これまで経験したことのないまったく新しい体験だ。これから何が待っているのか楽しみだし、シャーロットのファクトリーに戻ってシミュレーター作業をしたり、シルバーストンでエンジニアたちと過ごす時間を楽しみにしている」

    周冠宇冠宇 キャデラック F1

    フェラーリでの時間から得た学び
    2024年末にキック・ザウバーでのレースシートを失った周冠宇は、かつて在籍していたフェラーリ・ドライバー・アカデミーに戻り、2025年はリザーブドライバーとしてシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンとともに活動した。

    フェラーリは2026年にキャデラックへパワーユニットとギアボックスを供給する予定であり、周冠宇はイタリアの名門チームでの経験が大きな助けになると考えている。また、アルファロメオ/キック・ザウバー時代にもフェラーリ製エンジンを使用していた。

    「2022年に始まったこの新時代のF1では、ずっとフェラーリのエンジンを使ってきた。それにすっかり慣れているし、昨シーズンはフェラーリの開発テストで2026年仕様のエンジンも走らせていた。そうしたすべての経験が、今ここでつながってくる」と説明する。

    「エンジン、パワーユニット、ギアボックス、油圧システムまで、それぞれがどう機能するかについて、非常に明確な感覚とフィードバックを持っている。エンジンが変わると、ダウンシフトの仕方やドライビングスタイルなど、ドライバーが適応しなければならない点は本当に多い。

    でも僕はすでにその点で最新の状態にある。今年はどんな違いが出てくるのか楽しみだ。大きな変化になるのは間違いない。フェラーリのパワーユニットを使うとはいえ、すべてのメーカーが年々開発を進めていくから、それがとても重要になる。

    今年は最初にトップに立てるかどうかではない。シーズンを通して、風洞開発にどれだけ効率的に時間を使い、空力やアップデートで最大の効果を引き出せるかがすべてだと思う。

    だからこそ、このシーズンを楽しみにしているし、何もかもに必死で適応しなければならない場所に来たとは感じていない。これまで一緒に仕事をしてきた人たち、同じエンジン、多くのスタッフやエンジニアがいる。すでにみんなと馴染んでいる感覚があるんだ」

    リザーブドライバーという立場の難しさと将来の目標
    一方で、フルタイムドライバーからリザーブへと立場が変わることが、簡単ではなかったことも認めている。

    「精神面では正直きつい部分がある。レースを見ていると、これまで戦ってきた相手や、勝ってきた相手が走っているわけだから」と彼は語る。

    「自分もそこにいるべきだし、グリッドで彼らと戦う資格があると感じる。それが一番つらいところだ。

    でも別の見方をすれば、悪い立場ではない。2025年にレースシートを一歩引いたことで、自分がトップパフォーマンスに達していなかった部分や、将来グリッドに戻ったら何を変えるべきかがはっきり見えた。

    外から見ることで、どう成長すべきかがより明確になる。特に昨年は、グリッドでもトップクラスの2人のドライバーのそばにいて、彼らが何をしているのか、苦しむときやうまくいっているときにどう対応しているのかを学べた。

    そうしたすべてを吸収しているし、すでに自分はより良いドライバーになったと感じている。来るシーズンを楽しみにしているし、最終的な目標は、再びグリッドに戻ってフルタイムでレースをすることだ」

    その目標は今も彼の中にあるが、焦ってはいないという。

    「毎週や毎月考えるようなことではない。シーズン序盤は、今のコミットメントに集中するだけだ。今の僕の役割は、キャデラックF1チームとのまったく新しい旅に全力を注ぐこと。

    最終的な目標はグリッド復帰だ。でも、それを達成するためには待つ時間も必要になる。数週間、数か月かけて努力を示し、チームに自分の価値を証明する。そうすればチャンスは自然と訪れる。今は焦っていない。

    これから数週間、数か月が楽しみだ。将来について本格的に考えるのは、夏休み前の時期になるだろう。だから今は、チームに集中し、その土台を築いていきたい」

    2026年に向けたキャデラックの取り組み
    ロードンは、初年度の目標を「可能な限り完璧に実行し、他チームからの敬意を得ること」と繰り返し語っており、周冠宇もその考えに同調する。

    「新しいチームが初戦からトップに立てるとか、簡単にトップ10で戦えるとは言えない」と周冠宇は語る。

    「重要なのは積み重ねだ。多くのミッドフィールドチームもゼロからスタートして築き上げてきた。正しい人材を集め、正しい場所にチームを置き、焦らないことが大切だ。その点でグレアムは素晴らしい仕事をしている。

    何が起きるかは分からない。規則が大きく変わるシーズンだから、どのチームにも明確な序列はない。でも、この数週間、数か月で見てきた限り、チームは確実に正しい方向に進んでいる」

    開幕戦オーストラリアGP(3月6〜8日)を前に、プレシーズンテストは3回予定されており、周冠宇にとっても準備の時間は限られている。

    「シミュレーター作業が始まる」と彼は笑顔で語る。

    「この発表を待っていた。ようやく制限が解けて、ファクトリーに行き、本格的に仕事を始められる。すぐにシミュレーターに入り、これまでの経験と比較しながらフィードバックを与えていく。新しい顔、懐かしい顔に会うのも楽しみだ。すべてはもうすぐ始まる」

  • キャデラックF1代表 リザーブ起用の周冠宇は「すべての条件を満たしていた」

    キャデラックF1代表 リザーブ起用の周冠宇は「すべての条件を満たしていた」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPでのグリッドデビューまで残り2か月となった中、キャデラックの2026年ドライバーラインアップに新たな名前が加わった。周冠宇が、アメリカンチームのリザーブドライバーとして加入することが発表された。

    昨夏にレースドライバーとしてバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを獲得したキャデラックは、その後も陣容を拡充。

    元インディカー・ドライバーのコルトン・ハータをテストドライバーとして迎え、開発ドライバーには元ハースF1チームのリザーブであるピエトロ・フィッティパルディが名を連ねている。

    周冠宇は、フェラーリでリザーブドライバーを務めた2025年シーズンを経てこの体制に加わる。彼はその前に、アルファロメオ/キック・ザウバーで3年間F1を戦ってきた。

    キャデラックがF1初参戦にあたり、経験豊富なドライバーの起用を重視してきたことは周知の事実であり、チーム代表のグレアム・ロードンも、周冠宇の加入において経験が大きな決め手になったと認めている。

    「レースドライバーの選考を見ても分かるように、新チームとして我々は経験、とりわけドライバーの経験を非常に重視してきた。周は明らかに非常に経験豊富だ」とロードンはF1.comに語る。

    「彼はF1で3年間レースをしてきた。ジュニアフォーミュラで優れた実績を持ち、F1への足がかりを探している他の候補者たちとは異なり、我々にとって重要なのは、ドライバーラインアップ全体として、プログラム全体に貢献できる非常に経験豊かな人材と仕事をすることだった」

    「新チームをF1に参入させるために何が必要かは、過小評価されがちだ。ご存じの通り、F1は信じられないほど競争が激しい」

    「極めて複雑で、他のどのカテゴリーとも比べ物にならない大きなステップだ。だからこそ、ドライバープログラム全体において、何をすべきかを正確に理解しているドライバーが必要になる。彼らにとって新しいのは“新チーム”であることだけだ。その点は非常に重要で、周の選考において大きな要因となった」

    周の起用が「理にかなっていた」理由
    2026年にキャデラックへパワーユニットとギアボックスを供給するフェラーリでの最近の経験も、周冠宇をリザーブに選ぶ上で大きなプラスとなった。

    「私はフェラーリを非常に尊敬している。我々は過去にも一緒に仕事をしてきたし、あそこの人たちをよく知っている。2025年に周のインプットがどれほど高く評価されていたかも分かっている。それも大きな要因だった」とロードンは説明する。

    「彼がある意味でそのファミリーの中に留まることになるのも重要だった。開発の経験、2026年タイヤの経験、そしてトップクラスで極めて競争力の高いチームで活動する経験を積んでいる」

    「我々の視点からすれば、経験、フェラーリでの直接的な経験、そしてパワーユニットとギアボックスのパートナーであるフェラーリとの関係という点で、あらゆる条件を満たしていた。だから彼がチームに加わるのは非常に理にかなっていた」

    この移籍により、周はかつてキック・ザウバーでチームメイトだったボッタスと再会することになる。2人の良好な関係も、26歳の周を迎え入れる上で魅力的な要素だった。

    周冠宇 F1 キャデラック周冠宇は、かつてキック・ザウバーでコンビを組んだボッタスとキャデラックで再会する。

    「我々が重視するもう一つの要素は、ドライバー同士のケミストリーだ。チェコ(ペレス)とバルテリの関係が非常に強いことは分かっているし、周を選んだことで、彼がここ数年バルテリとどう仕事をしてきたかを見ても、その関係性がチーム全体の目標にとって非常に良いものになると確信している」とロードンは語る。

    「言うまでもなく、彼らは全員とても速い。我々は何度も言ってきたが、ドライバーは全員、実力で選んでいる。このプログラムにいる誰がマシンに乗ってF1グランプリを戦っても、何の不安もない」

    適切なリザーブドライバーがチームにもたらすもの
    2026年にグリッドに立つことはないものの、ロードンは、特に新技術規則を迎えるシーズンにおいて、経験豊富なリザーブの重要性を強調する。

    「優れた、経験豊富なリザーブドライバーがいることは、チームが結束し、競争力を高めるスピードをさらに一段引き上げてくれる。実際には“かなり大きな”プラスになる」と彼は説明する。

    「もう一つ付け加えると、私は周のことを以前から知っている。彼は非常に献身的で、完全なチームプレーヤーだ。新チームとして、まさに必要としている資質だ。彼はとても礼儀正しく、技術的にも非常に知識が深く、極めて優秀だ」

    「マシンに対する感覚も非常に良く、さらに2026年の新レギュレーションで重要になると我々が考えているレースの要素についても、優れた感覚を持っている」

    この後もロードンは、周の選考プロセス、ハータとの関係性、そしてキャデラックが迎える“非常に激しい”初年度への準備について語り、周の存在がチームにとって長期的にも大きな価値を持つと強調している。

  • 周冠宇、キャデラックF1チームのリザーブドライバーに就任

    周冠宇、キャデラックF1チームのリザーブドライバーに就任

    周冠宇が、2026年F1デビューを控えるキャデラックF1チームにリザーブドライバーとして加入したことが発表された。

    キャデラックは、周冠宇がF1参戦初年度を前にチームに加わることを正式に明らかにした。アメリカの新チームは、レースドライバーとしてバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを起用し、元インディカー・ドライバーのコルトン・ハータがテストドライバーを務める体制となる。

    周冠宇は2022年から2024年までアルファロメオ/キック・ザウバーでF1を戦い、68回のグランプリに出場。2022年バーレーンGPでのデビュー戦を含め、通算7度の入賞を記録した。26歳の彼は、2024年カタールGPでキック・ザウバーにとって同年唯一のポイント獲得も果たしている。

    2024年シーズン終了後に同チームを離れた周冠宇は、中国人として史上初、そして現時点で唯一のF1ドライバーとしてのキャリアを持つ。その後はフェラーリでリザーブドライバーを務め、サーキットサイド業務やシミュレーター作業、さらには旧型車テスト(Testing of Previous Car/旧型車テスト)プログラムにも参加してきた。

    2026年にはフェラーリがキャデラックにパワーユニットとギアボックスを供給する予定であり、周冠宇はフェラーリで培ったその経験を新チームにもたらすことになる。

    「キャデラックF1チームのF1デビューを前に、リザーブドライバーとして加入できることをとてもうれしく思う」と周冠宇は語った。

    「これは、このスポーツの歴史の中でも最大級で、最もエキサイティングな新プロジェクトのひとつだ。グレアム・ロードンやバルテリとは、さまざまな立場で長年一緒に仕事をしてきたので、このチームに加わることは家族のもとに戻るような感覚がある。最近までの実戦経験や、サーキット外でマシン開発に携わってきた経験を生かし、キャデラックF1チームに大きな価値を加えられると思っているし、できる限りの形でチームをサポートしていきたい」

    チーム代表のグレアム・ロードンは、次のように述べた。

    「リザーブドライバー選定のプロセスは、レースドライバーを探すのと同じくらい徹底したものだった。最近のF1ドライビング経験があり、チームの一員として懸命に働く覚悟があり、シーズンを通じてマシンを開発していく難しさを理解している人物を求めていた」

    「周冠宇は、その条件に完璧に当てはまる。2026年に向けてレース活動を始める我々にとって、彼は大きな戦力になるだろうし、チームの不可欠な存在となってくれることを期待している」

    また、キャデラックF1チーム・ホールディングスのCEOであるダン・トウリスは、次のようにコメントした。

    「周冠宇をキャデラックF1チームに迎えられることをうれしく思う。彼はバルテリやチェコを補完する存在として、非常に優れた追加戦力だ。才能があり、人柄も良く、我々が目標を達成するために必要な努力と献身を理解している」

    「コルトンを含め、2026年のデビューに向けて、ハングリーで速く、協調性のあるドライバーラインアップがそろったことに興奮している」

    周冠宇 キャデラック F1

  • 周冠宇、フェラーリF1のテスト兼リザーブドライバーの役割を終了

    周冠宇、フェラーリF1のテスト兼リザーブドライバーの役割を終了

    スクーデリア・フェラーリは、2026年のF1世界選手権シーズンを前に周冠宇がテスト兼リザーブドライバーの役割を離れたことを発表した。

    周冠宇は、2024年末でザウバーのレースシートを失った後、2014年から2018年まで在籍していたフェラーリ・ドライバー・アカデミーの縁もあり、フェラーリに復帰していた。フェラーリでは、世界耐久選手権(WEC)でのフェラーリドライブと役割を兼務するアントニオ・ジョヴィナッツィとともに、リザーブドライバーを務めていた。

    中国人ドライバーの周は、パドックにとどまり続けることで、2026年にF1参戦を予定しているキャデラックのシート獲得につなげたいと考えていた。しかし、マネージャーであるグレアム・ロードンがキャデラックのチーム代表を務めているにもかかわらず、同チームはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを起用する決断を下した。

    周冠宇はフェラーリ復帰以前の時点で、フルタイムのシートを得られない場合でも、リザーブドライバーに甘んじる状況は避けたいという考えを明かしていた。

    「F1では、とにかく速く、効率的である必要がある。チャンスがあるのに待ち続けてしまえば、ずっとサードドライバーのままで終わる可能性もある。それは僕が望んでいることではない」

    周冠宇の今回の離脱は、2026年に向けたF1ドライバー市場の厳しさを改めて浮き彫りにした形だ。新規参戦のキャデラックでさえ即戦力と経験を優先した現実は、周のような若手ドライバーにとって、リザーブという立場が必ずしも将来への近道ではないことを示している。今後、周がどのカテゴリーで次のキャリアの一手を打つのかが注目される。

  • 周冠宇 キャデラックF1急接近でフェラーリ残留に迷い?

    周冠宇 キャデラックF1急接近でフェラーリ残留に迷い?

    周冠宇は2026年シーズンの所属先について、依然として最終決断に至っていないことを明かした。フェラーリのリザーブ継続が既定路線と考えられていたが、新規参入のキャデラックF1が強い関心を示したことで、状況は一気に複雑化している。

    報道によると、フェラーリとキャデラックF1の双方が周冠宇に2026年の役割を提示しているという。さらに、キャデラックF1のチーム代表グレアム・ロードンが周冠宇のマネージャーでもあることから、“両方を兼務する可能性”まで囁かれていた。

    しかし、周冠宇は「来年からロードンは自分のマネージャーではなくなる」と明かし、この線を事実上否定している。

    フェラーリは“完全コミット”を要求
    フェラーリ側は、2025年同様の“専任リザーブ体制”を維持したい考えだ。フレデリック・バスールは、周冠宇が今年担ってきた「常時スタンバイ」の役割を2026年も続けたいと語る。

    「グランプリ週末の途中でドライバーを入れ替えるのは現実的でも生産的でもない」とバスールは説明し、「FP1前からリザーブが必要な場合はオリバー(ベアマン)を起用する可能性が高い」としたうえで、「しかしプラクティス開始後にドライバー交代が必要になった場合は周冠宇がその役を務める」と明言した。

    フェラーリはシミュレーター、技術ブリーフィング、そしてルクレールまたはハミルトンの突発的な体調不良や事故に備える“即時投入可能な準備態勢”を最重視しており、周冠宇には引き続きフルコミットを求めている。

    キャデラックF1は“長期的なレース復帰”の道につながる可能性
    一方でキャデラックF1側のオファーは、将来的なレースシート復帰の可能性を秘めているとみられる。2026年にF1へ正式参入する新チームとして、経験あるドライバーとの関係構築は優先事項とされる。

    周冠宇は現状について多くを語らず、「2026年もF1には必ず残ると自信を持っている」と強調。ただし、どちらにコミットするかは“まだ決めていない”という。

    さらに、新たなマネージャーについて「F1パドックで非常に影響力のある人物になる」とだけ述べ、具体名は明かさなかった。

    2026年の周冠宇の役割は、フェラーリ、キャデラック双方の体制に影響する可能性があり、パドック内でも注視されている。

    Source: GrandPrix.com

  • キャデラックF1、周冠宇のリザーブ起用を躊躇 “ネガティブ反応”を恐れ保留

    キャデラックF1、周冠宇のリザーブ起用を躊躇 “ネガティブ反応”を恐れ保留

    キャデラックF1は2026年デビューに向けて準備を加速させる一方で、セカンド体制となるリザーブドライバー決定が難航している。最有力候補は元ザウバーの周冠宇だが、アメリカの大手自動車ブランドであるGMが「中国人ドライバー起用によるネガティブな反応」を懸念しているとの報道が浮上した。

    チームはすでにバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの2年契約を締結し、経験豊富なラインアップを確保した。しかし、両者をバックアップするリザーブ枠はいまだ空席のままだ。

    ペレスは今週、イモラでフェラーリSF-23を用いたTPC(旧型車テスト)に参加。キャデラックに加入後初のF1走行となり、1分18秒82を記録した。キャデラックは自前のマシンを持たないため、2026年のエンジンサプライヤーとなるフェラーリと協力しテストを実施した。

    “最有力”は周冠宇 だがキャデラックは発表をためらう理由
    複数の関係者によると、キャデラックは2026年のリザーブドライバーとして周冠宇を最有力視している。周冠宇は2022〜2024年にザウバーで68戦に出場し、2025年はフェラーリのリザーブとして活動中。来季キャデラックが使用するフェラーリエンジンとギアボックスにも精通しており、人材としての適合性は高い。

    しかしGM側は、“中国人ドライバーを起用することによる世論の反応”を懸念しており、正式発表を急がない姿勢だとされる。

    周冠宇は本来、2026年のキャデラックのレースシート候補でもあったが、最終的にチームは経験豊富なボッタスとペレスのペアを選択。周冠宇はリザーブ候補としてリストに残る形となった。

    候補探しは難航、クロフォードも断念
    キャデラックは当初、アメリカ人ドライバーであるジャック・クロフォードをリザーブ候補として検討していた。しかしクロフォードはアストンマーティンでフェルナンド・アロンソとランス・ストロールのリザーブを継続することを選択。2025年F2ランキング2位の逸材を確保することはできなかった。

    また、リザーブを務めるにはF1出走可能なスーパーライセンスと“直近の実戦経験”が必要であり、この条件を満たすドライバーは限られている。キャデラックはF2参戦を控えるコルトン・ハータをテストドライバーとして抱えているものの、リザーブとして即時投入できる状態ではない。

    キャデラック F1 フェラーリ

    フェラーリとの関係を活用し、周冠宇を“兼任”起用か
    報道によると、キャデラックはフェラーリとの技術提携をさらに深め、周冠宇をリザーブとして“共同起用”する可能性を検討している。2026年、フェラーリエンジンを使用するチームはフェラーリ、ハースF1チーム、そしてキャデラックF1の3チーム。周冠宇はハースのリザーブも兼任できる可能性が指摘されている。

    周冠宇はすでにフェラーリのリザーブ要員として働いているため、技術面での適応もスムーズだと見られる。

    キャデラックF1の残る課題は“第3の戦力”
    キャデラックF1は大型プロジェクトであり、ボッタスとペレスの2年契約により一定の安定性は確保された。しかし、新規参入チームにとってリザーブドライバーの重要性は大きい。特に2026年は大規模なレギュレーション変更の年であり、シミュレーター作業やテスト参加がチームの競争力に直結する。

    周冠宇はその役割に適した実績を持つものの、GMが“発表タイミング”を慎重に見極めていることで、決定が遅れていると見られる。

    Source: F1 OVERSTEER

  • 周冠宇 フェラーリF1で磨く実力「復帰への道はまだ続いている」

    周冠宇 フェラーリF1で磨く実力「復帰への道はまだ続いている」

    フェラーリのリザーブドライバーとして2025年シーズンを過ごしている周冠宇は、「F1復帰の夢はまだ終わっていない」と強調した。3年間のザウバー在籍を経てシートを失ったものの、フェラーリでの経験が自身をより強く成長させたと語る。

    中国人初のF1フルタイムドライバーとして2022年にデビューした周冠宇は、2025年はレースシートを得られず、古巣フェラーリにリザーブとして復帰した。2014年から2018年までフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属していたこともあり、チームとの再会は自然な流れだった。

    フェラーリでの成長と「パドックに残る意味」
    周冠宇は、F1の舞台に残ること自体が次のチャンスにつながると語る。

    「異なる人々、異なるチームと働くことはとても重要だ。自分の能力を理解してもらえるから」と彼はPlanetF1.comのインタビューで語った。

    「フェラーリに来たとき、僕のことを知らない人が多かった。でも、エンジニアたちは僕のデータ分析やフィードバックを高く評価してくれた。F1パドックに残ることは、自分がどんなドライバーかを知ってもらうために必要なんだ。チームが変われば見方も変わるし、それが次のチャンスにつながる」

    現在はフェラーリでシミュレーター開発やテストを担当しながら、複数のチームと将来的な可能性についての話を続けているという。

    「僕たちはいくつかの人たちと話をしている。フェラーリでの役割に集中しながらも、いつでも声をかけてもらえるようにしておくことが大事だ」

    「2026年に向けてレギュレーションが変わる来年は特に重要な1年になる。多くのドライバーの将来が不確定だからこそ、そこにチャンスがあると思っている」

    TPCテストで磨く2026年型F1への理解
    周冠宇はフェラーリの2026年型車シミュレーター開発に深く関わっており、すでに新レギュレーション対応マシンの挙動を体得しつつある。また「旧型車テスト(TPC)」としてSF-23をドライブし、6月にはSF-25でピレリテストにも参加している。

    「TPCは本当に重要だ。シミュレーターだけでは分からないことが多い。実際にクルマに乗ることで初めて理解できる部分がある」と語る。

    「フェラーリでは、実車とシミュレーターの差がどんどん縮まっていて、今年の初めから今までに大きく進化した。3月からすでに2026年車の開発プログラムを始めていて、毎週のようにセッションを行っている。これによって次の2年に向けて必要なことを理解できているんだ」

    周冠宇 スクーデリア・フェラーリ F1

    ザウバー時代の葛藤と“やり残した仕事”
    3年間過ごしたザウバーでは、チームの変化に苦しんだと振り返る。

    「最初の年は良かったし、クルマも競争力があった。でも、次の年には技術的なトラブルが多く、冷却システムの問題にも悩まされた。3年目にはエンジニア交代などもあって、自分のチーム体制をコントロールできなかった」と回顧する。

    「それでも、毎年バルテリ(・ボッタス)との差を詰めていったし、1周の速さで彼から多くを学んだ。確実にドライバーとして成長できたと思う」

    「ただ、F1ではまだやり残したことがある。僕は3シーズン戦ったけれど、まだ自分の力を完全に証明できていない。もう一度チャンスを得られれば、今度こそすべてを自分の手で整えて、結果を出したい」

    分析:フェラーリで築く“第2のキャリア基盤”
    2025年シーズンを通じて周冠宇は、フェラーリの技術文化に溶け込みながら、2026年レギュレーションに対応するドライバーとして存在感を高めている。ザウバーでの苦闘を経て、シミュレーターやTPCを通じた経験は確実に次の扉を開く糧となるだろう。

    キャデラックF1のセカンドシートを逃したものの、彼を率いるグレアム・ロードンの人脈と、フェラーリでの実績の積み重ねは今後の再登場への伏線だ。フェラーリにとっても、2026年型マシン開発で得た彼の知見は貴重であり、将来的にアカデミー出身者が再びレースシートに返り咲く展開も十分にあり得る。

    「僕はまだ終わっていない」──そう語る周冠宇の姿勢は、2026年以降のF1で再びグリッドに立つための確かな意志を示している。

  • 周冠宇 フェラーリのTPCテストセッションで2023年F1マシンをドライブ

    周冠宇 フェラーリのTPCテストセッションで2023年F1マシンをドライブ

    スクーデリア・フェラーリのオフィシャルドライバーであるルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがSF-21とSF-90でイタリアの首都でデモ走行を行うなど、ミラノでの一大イベントの準備を進めている間、数百キロ離れた場所では、もう1台のフェラーリ、SF-23が走っていた。

    フィオラノでは、フェラーリが周冠宇とアントニオ・フオコとともにTPCテストセッションを実施した。周にとっては、チームに復帰して以来、フェラーリのシングルシーターで初めての周回となった。

    少なくとも2シーズン前のマシンを使用することが認められているレギュレーションに従い、フェラーリはSF-23を選択した。SF-23は、1月にフィオラノとバルセロナで行われたTPCテストでルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが運転したマシンと同じである。

    今年から、レギュレーションによりTPCテストの実施日数は最大20日間に制限され、各チームが実施できるセッションの数も制限されることとなった。さらに、新しい規定では、オフィシャルドライバーは4日間のテストで1,000キロメートルを超えて走行することはできず、残りのセッションはリザーブドライバーやシミュレーター作業専任者が担当することとなった。
    2014年から2018年までフェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員として活躍し、その後別の道に進んだ周冠宇にとって、このテストはシミュレーター業務に就く前に貴重な走行距離を稼ぐ機会となった。ザウバーで3シーズンにわたってF1で戦い、その中には昨年のキャンペーンも含まれている周冠宇は、フェラーリにグラウンドエフェクトマシンに精通した経験豊富なドライバーを提供した。一方、周冠宇にとっては、他のカテゴリーからのオファーを断ってまで選んだF1パドックとのつながりを維持できる役割である。

    セッションには、アントニオ・フオコも参加した。イタリア人ドライバーである彼は、そのスキルと経験により、フェラーリのF1シミュレータープログラムにおける重要な人物であり続けている。WECのハイパーカー499Pでのレースの責務と、これらの業務を両立させている。彼は最近、開幕戦のカタールで素晴らしい勝利を収めた。

    周冠宇 スクーデリア・フェラーリ周冠宇 フェラーリ F1

  • フェラーリF1リザーブ就任の周冠宇 「昨年は将来への希望を失っていた」

    フェラーリF1リザーブ就任の周冠宇 「昨年は将来への希望を失っていた」

    スクーデリア・フェラーリの2025年のリザーブドライバーを務めることになった周冠宇は、昨年、アウディ傘下のザウバーチームでF1の将来に「希望を失った」ことを認めている。

    F1初の中国人レースドライバーとなった周冠宇は、2022年のデビュー以来、3年間、ヒンウィルを拠点とするチームに所属していた。バルテリ・ボッタスと同様に、彼は昨シーズン終了後にシートを失った。

    2025年には、F1レースキャリアをスタートさせる前にジュニアドライバーとして在籍していたフェラーリに復帰し、今年はアントニオ・ジョビナッツィとの共同リザーブを務める。

    25歳の周冠宇は、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受けた昨年の上海でのレースが、自身の人生におけるハイライトだったと語っている。

    「昨年、ついに母国でレースをするチャンスが巡ってきた。しかし残念ながら、シーズン当初から最遅のマシンで、ミッドフィールドでも戦えなかった」と周冠宇は今週、中国メディアに語った。

    したがって、全体的には2024年は「忘れたいシーズン」だった。

    「最初は順調だったが、ピットストップの問題が解決した後、自分がグリッドで最遅のマシンに乗っていることに気づいた。それから長い間、将来への希望を失ってしまった」

    しかし、周冠宇は次の目標である「F1への復帰」への希望を失っていないと主張する。

    「まだ自分のポテンシャルを最大限に発揮できていない」と周冠宇は語る。

    「だから、今も将来に向けて努力している。今年はグリッドに多くのルーキーがいるので、何が起こってもおかしくない。いつでもチャンスを狙っているし、その準備はできている」