カテゴリー: ティモ・グロック

  • ティモ・グロック、「富士へ行くのが楽しみ」

    ティモ・グロック、「富士へ行くのが楽しみ」

    F1日本GPを間近に控え、ティモ・グロックはプロモーション活動に大忙しの週末を迎えた。

    4日(土)は、MEGAWEBで「トヨタモータースポーツ・スペシャルイベント2008」に参加。ライドワン特設コースでF1カーを走らせ、F1の魅力をアピール。

    5日(日)は、お台場の特設会場で開催された「モータースポーツジャパン2008」に参加。グロックは午後にドライブを担当し、大迫力の走行を披露。詰めかけた大観衆はF1ならではのエグゾーストサウンドと、圧倒的なパフォーマンスに酔いしれた。

    ティモ・グロック
    「日本に来るのは春以来だが、日本の素晴らしいファンに感銘を受けた。富士を走るのは初めてとなるが、同じく初走行となった前戦シンガポールGPで4位に入っているし、心配はしていない。先日ヘレスで日本GPへ向けたテストを行い、バランスもフィーリングも良かったので、いいレースを見せられると思う。私にとっては初めての、チームのホームGPとなるので、100%以上の力を発揮し、チームがコンストラクターズ争いで4位を獲得するためにベストを尽くす。この2日間は忙しかったが、多くのファンから暖かい声援を貰った。それに応えるべく結果を残したい。富士へ行くのが楽しみだ。」

    ティモ・グロック F1デモ走行 ティモ・グロック F1デモラン

  • ティモ・グロック、シンガポールGPを振り返る

    ティモ・グロック、シンガポールGPを振り返る

    トヨタF1チームのティモ・グロックが、4位入賞を遂げたF1史上初のナイトレースであるシンガポールGPを振り返った。

    ナイトレースで4位でしたね! 満足していますか?
    自分がやった仕事と今回のレースについては嬉しく思う。コースはとてもバンプが多く、レースはほぼ制限時間一杯の2時間に及んだから、キツい仕事だったけどね。このレースが厳しいものになることや集中力が鍵になることは事前に分かっていたから、自分がミスなく61周を走り切れたことは嬉しいね。バンプがあったから、このコースのためにクルマをセットアップするのはかなりの挑戦になったけど、でもチームはそのために懸命に仕事をし、そのお陰でクルマから最大限のものを得ることができたんだ。

    ルーキーシーズンにして3回目のトップ4入りです。こうした状況については満足していますか?
    シーズン当初の目標は20ポイント獲得することだったけど、残り3戦となった今、既にこれを達成できたのは良かった。シーズン当初、新車やチームとの仕事に対応するため、自分がたくさんのことを学ばなければならないことは分かっていた。でも全体的にとても上手く進んでいるし、ここまでの自分の進捗についてはとても嬉しく思っている。シーズン当初の時点でヤルノに肩を並べるのは難しいと分かっていたけど、でも私のゴールはシーズン後半に彼のペースと同等になることだった。そして実際にそうなっているからね。

    技術的な面から見て、今回の週末はあなたにとってどんな風に進んだのでしょう?
    予選はかなりトリッキーだったが、これについては当初から予想していた。金曜日の2回目のフリー走行後の時点で、バンプの影響のため今回のレースがキツくなるのは明らかだった。だが土曜日のフリー走行ではとにかくクルマのセットアップをそのままにして、自分のドライビングスタイルをクルマやコース状況に合わせるようにした。クルマと一緒にリズムに乗れるよう集中したんだ。それが予選では功を奏した。予選第1セッションでは渋滞が問題だったが、第2セッションでは最後にややプレッシャーを感じつつもしっかりした走りができた。お陰で第3セッションに進むことができたし、最後のラップタイムにも満足がいくものになった。もしかしたら6〜7位まで行けたかもしれないが、重い燃料で走るのは本当にキツかったから自分のラップには納得しているし、8番手というのは良かったと思う。レースでは全てが上手く進んだ。2台そろって今回も良いスタートが切れたし、私自身は最初からトップ6争いができた。あれだけの暑さと湿度の中でレースするのは大変だったけどね。特にバンプは厄介だったけど、でも私は何もミスせず、全てが上手く行った。

    照明の下でのレースは如何でしたか?
    最終コーナーなど、やや暗い部分が幾つかあった。でも1回目のフリー走行でそれには慣れていた。チャンプカー時代に夜のレースの経験があったから、コース全体が昼間のようになるわけではないことは分かっていたし、実際もその通りだった。その点は別に大きな問題ではないものの、ただし幾分慣れるのに時間はかかる。高速でドライビングしている時に光量が変わると、それに対し目が素早く適応していかないといけないからね。

    ヘルメットのバイザーですが、何か特別な色を使ったのですか?
    金曜日は薄い色のバイザーを使ったけど、その後にオレンジ色のものに変えた。これは照明によって生じる陰影のコントラストをやや穏やかにしてくれるんだ。

    バンプはどうでしたか?
    バレンシアの新コースは本当にスムーズでバンプと言えるようなものは皆無だったから、ほぼ全員が今回も同じ状況を想像していたと思う。もしかしたらコースの全てが実際の道路だということをみんな忘れていたのかもしれないね。それだからこそ今回はバンプが多かったわけだし。私はチャンプカーでこういったストリートコースを数多く経験しているが、そういう場所では路面のバンプが多いのは普通のことなんだ。今まで走った中で一番バンプが多かったのはサンホセだと思う。でもシンガポールはそれにかなり近かったね。

    夜用に組まれたスケジュールは如何でしたか?
    私にとっては何も問題なかった。水曜日にシンガポールに到着してからずっとヨーロッパの時間帯のまま過ごしていたんだ。午前4時まで起きて昼間に寝るのも別に問題じゃなかったよ。ちょっと変な感じはしたけどね。それよりも問題なのは、レースの後、金曜日までシンガポールに滞在するため、日本へ向かうまでシンガポールの時間帯に合わせなければならないことだ。今度の週末は東京でチームのイベントが幾つかあるから、ヨーロッパに戻る意味がないんだよ。

    シンガポールでのイベント全体とその雰囲気は如何でしたか?
    シンガポールは素晴らしい仕事をしたと思う。照明の下でのF1は見栄えが最高だったし、街並も見事だった。大勢の観客が集まり、雰囲気も特別だった。ある意味、夜のサッカーの試合で感じるようないつもとは違う感覚だったね。

  • ティモ・グロック(シンガポールGPプレビュー)

    ティモ・グロック(シンガポールGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1初のナイトレース、そして新しいストリートサーキットで行われるシンガポールGPを語った。グロックはチャンプカー時代にナイトレースを経験している。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    ナイト・レースは、ファンが楽しめる、素晴らしいショーだよ。2005年にアメリカでレースをしていた時に、ラスベガスのナイト・レースに参加したことがあるんだ。それは、独特な経験だったよ。特にオーバルコースだったからね。ナイト・レースでは、照明で日中のように見えるようにするから、全般的に言って、夜にドライビングすることは問題ではないけど、通常休息しているときにレースをするのは少し変な感じだね。

    バレンシアで1月に行ったデモ走行で、既にTF108を夜にドライブしたけれど、今週末は完全に異なった体験になるだろうね。シンガポールの開催地はファンタスティックに見えるし、より多くのポイントを獲得できる十分な可能性があると信じているから、このレースを本当に楽しみにしているよ。モンツァでは、我々の戦略にとって良くないタイミングで路面コンディションが変化してしまい、上手く物事が運ばず、コンストラクターズ選手権の4位争いがとても際どい争いになっている。我々は、優位に立つために本当に闘志を燃やしている。

    開催日程:シンガポールGP

  • ティモ・グロックがベルギーGPを振り返る

    ティモ・グロックがベルギーGPを振り返る

    ティモ・グロックがベルギーGPを振り返った。グロックは、ベルギーGPを8位で終えたが、レース後、黄旗中にマーク・ウェバーを追い越したとして25秒加算ペナルティを受け、9位に降格となった。

    まず、8位から9位に降格となった25秒のペナルティについてどう思いますか?
    順位を一つ失ったと言われた時は本当にがっかりしたよ。最後の2周は順位を上げるためにとても激しく戦っただけにね。この週末全体の状況とレース序盤の流れを考えると、1ポイント獲得はいい結果と言えるはずだった。だからペナルティを受けたと聞いた時はハッピーな気持ちじゃなかった。

    黄旗区間で追い越しをしたとしてペナルティを受けたわけですが、これは公正なものでしたか?
    自分は何も間違ったことはしていないと心の底から確信している。なぜならマーク・ウェバーは溝つき(のドライ)タイヤを履いていて、私とは異なるペースで走っていたからね。スタンダードウェットを履いていた私の方が相当に速かったし、それに彼はバスストップでかなり早めにブレーキングしなければならなかったんだ。彼を追い越したのは緑旗の後だったと信じている。だがスチュワードは彼らなりの決定を下したわけで、我々はとにかくそれを受け入れるしかない。

    その前の段階までのあなたの週末はどんな感じでしたか?
    週末を通じてずっとセットアップに苦しんでいて、タイヤの熱入れにも幾つか問題を抱えていた。ブリヂストンの一番硬いコンパウンドのタイヤだったので、路面温度の低さが我々にはちょっと問題になっていたんだ。そのため望んでいた程のペースで走れなかったのは明らかだった。週末の前から、今回は我々にとって厳しいレースになると分かっていた。

    雨が降ってきたあの最後の数ラップについて話してください。
    レースではペースがなかなか上がらず苦しんでいて、そのため私はポイント圏外にいた。だが雲が近づいて来るのが目に入ったので、雨が降るのかどうかチームに聞いたんだ。チームから最後の2潤オ3周で雨が予想される、と言われた。もしスパでウェットになればドライタイヤのままコース上にとどまるのは本当に難しくなる、と私には分かっていた。そして雨が降り始めると正にそういった状況になり、そこで実は一度ミスをして滑ってコースアウトもしてしまった。その時にウェバーが追い抜いていった。我々に失うものは何もなかったので、スタンダードウェットタイヤに交換することに決めた。スタンダードウェットとドライタイヤを比較すると、そのスピードさは圧倒的だったから、これは適確な判断だったね。最後の周回を始めた時点で私はウェバーの13秒後方だったけど、バスストップで簡単に彼をかわすことができた。

    ウェットでのドライビングは楽しいですか?
    ウェットコンディションはかなり好きだね。レースが完全なウェットになっていた方が私には都合が良かった。土曜日午前中の最後のフリー走行のウェットコンディションではかなり調子が良かったし、力強い走りができそうな様子だったからね。

    最近の自分のパフォーマンスには満足していますか?
    シーズン前、私は“シーズン後半にヤルノと同じようなレベルになっていたい”と言ったが、私はそれを既に達成できたと思う。今回の予選ではやや自分のクルマに手こずり、最後のアタックでは彼が前になったけど、ただしその差はわずか0.046秒だった。予選全体の走りについて言えば、時には私の方が速く、また別の時には彼の方が速い、といった感じだね。だから我々は同じレベルにあると思う。一年を通じた足取りを見てみれば、私が着実に進歩していることが分かるだろうし、私自身、こうした状況の成り行きをかなり嬉しく思っている。スパでのペナルティを勘案しなければ、この3戦は連続してポイントを獲得しているから、かなりポジティブな状況と言えるね。開発は全てが正しい方向へ進んでいるし、クルマは全体的に感触も良い。レースに出場したらすぐに優勝を重ねられるわけじゃないことは自分にも明らかだったが、それでもF1で初めてフル参戦した年に表彰台を獲得できたんだから、素晴らしいスタートだと言えるね。

    イタリアGPに向けて、展望はいかがですか?
    ポイントを獲得するにはかなりのプッシュが必要だ。コンストラクターズ選手権4位争いのために、我々には1ポイントでも重要になるからね。今回はまたブリヂストンタイヤのハードコンパウンドを使うことになるため、タイヤの熱入れはちょっと厄介かもしれない。ただしベルギーと比べれば天候はかなりいいはずだから、その点は助けになってくれるだろう。我々のモンツァテストは上々だったし、モンツァ用空力パッケージに関しても良いテストができた。ただしテストでは実際の(レース当日の)状況が全く分からないからね。どうなるのかはとにかく待ってみるしかないが、ただし、我々には間違いなく更にポイントを獲得できるポテンシャルがある。

  • ティモ・グロック(イタリアGPプレビュー)

    ティモ・グロック(イタリアGPプレビュー)

    ティモ・グロックがイタリアGPへ向け、モンツァ仕様のTF108へ自身をみせた。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    モンツァでは、昨シーズンのGP2で2度表彰台にあがり、スプリント・レースでも勝利した良い記憶があるよ。けれど、手首を痛めた2006年のモンツァのことは忘れたいね。今年は、もっと楽しい思い出を残せることをもちろん望んでいるよ。

    極めて速いコースだし、レーシング・ドライバーとしては速く走ることが好きだから、モンツァでレースすることをとても楽しんでいるよ。数週間前のテストの間に、“TF108“でモンツァをドライブしたのは良い経験になった。このレースのために、我々は完全に異なるパッケージを用意しており、金曜日に良いスタートを切るための非常に役立つ多くの情報を持っているからね。目標はポイントを獲得することであり、チャレンジすることを楽しみにしている。

    開催日程:イタリアGP

  • ティモ・グロック、25秒加算ペナルティ(ベルギーGP)

    ティモ・グロック、25秒加算ペナルティ(ベルギーGP)

    ティモ・グロックに、25秒加算ペナルティが科せられた。

    ベルギーGPで8位入賞を果たしたティモ・グロックだが、キミ・ライコネンの事故によりイエローフラッグが出ていた際に、マーク・ウェバーを追い越したとして、スチュワードは、グロックのレースタイムに25秒加算ペナルティを科すことを決定した。

    このペナルティにより、ティモ・グロックはポイント圏外となり、マーク・ウェバーが8位に繰り上がった。

  • ティモ・グロック(ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロック(ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロックがベルギーGPへ向けて、TF108のパフォーマンスに自信をみせた。

    ティモ・グロック (トヨタ)
    「スパはお気に入りのコースの一つだから、F1で初めてレースするのが待ちきれないよ。GP2ではファンタスティックな経験をしたから、TF108ではさらに素晴らしい経験ができると期待しているよ。前の数レースで、我々のパフォーマンスは目覚ましかったし、上位で戦えることを証明したから、ベルギーにはかなり自信を持って向かうよ。」

    「個人的には、前2レースは両方とも体調が悪かったにも拘わらずポイントが獲得できてとても満足しているし、我々はかなり進歩をしていると思う。定常的にポイントを獲得し、表彰台にもチャレンジしているのは、チームにとってとても良いことだ。スパでまた強さを見せることができることを願っているけれど、ブリヂストン・タイヤのよりハードなコンパウンドがどう機能するか見なくてはならない。またポイントを獲得してレースを終えられる自信はあるよ。」

    開催日程:ベルギーGP

  • ティモ・グロック(ヨーロッパGPプレビュー)

    ティモ・グロック(ヨーロッパGPプレビュー)

    ティモ・グロックがヨーロッパGPへの意気込みを語った。ハンガリーGPで2位初表彰台を獲得したグロックは、新しいサーキットへの適応に自信をみせた。

    ティモ・グロック(トヨタ)
    ハンガリーGPは終わったけれど、まだ喜んでいるよ。素晴らしい結果でファンタスティックな気分だったからね。あの結果が、F1で獲得する多くの表彰台の最初であることを願っているよ。重要なのは、我々が現在どれくらい競争力を持っているかを示したことと、コンストラクターズ・チャンピオンシップで、次のチームとのポイントを引き離して4位を維持したことだ。チームには非常に良い空気が流れており、我々は前進するために、全員一丸となって一生懸命作業している。それが、ハンガリーの表彰台という満足な結果に結びついたんだ。

    しかし、バレンシアは新しいレースだから、我々は再び新たに始めなければならない。チャンプ・カーの頃に、多くの市街地レースに参加した。そのシーズン、ほとんどすべてのコースは私にとって新しいものだったから、素早く順応することを学んだよ。バレンシアのコースはおもしろいサーキットのようだし、距離もかなり長いから、素晴らしいショーになるはずだ。コースにクルマを適合させるためにしなければならない多くの仕事が金曜日にはあるけれど、我々は現在とても良い状態にあるから、今週末に対しては明るい見通しを持っているよ。

  • ティモ・グロック、2位初表彰台を語る

    ティモ・グロック、2位初表彰台を語る

    ハンガリーGPで、見事2位表彰台を獲得したティモ・グロック。ドイツGPでのクラッシュからTF108パフォーマンス、トヨタからF1に復帰した1年目での自身初のF1表彰台についてを語った。

    ホッケンハイムでは担架に乗せられましたが、ハンガロリンクでは表彰台に上がりました。どんな気持ちですか?
    とにかく信じられない。残り3周でフェリペ・マッサのエンジンが煙を上げていたのを目にした時は、自分をつねって確かめなくちゃいけないほどだったけど、自分が2位なのは分かっていた。レース終盤はもう一台のフェラーリに乗るキミ・ライコネンからずっとプレッシャーをかけられていたし、最後のスティントは軟らかめのタイヤに幾分苦しんでいた。金曜日のフリー走行の結果から、軟らかめのタイヤは扱いがより難しいことは分かっていた。私はまずまずのペースで走っていて、キミの9秒前にいるというピットサインを見たんだけど、チームからはキミが1周につきコンマ5秒速いと無線が入った。私はとにかく集中しつつ、タイヤを痛めないようにしながら、もっとプッシュしようとがんばった。最終的に彼は私に追いついたものの、私は冷静さを保ち、ミスを一つもしないように気をつけた。GP2の経験から、ブダペストで追い越しをするのがどれほど難しいかは分かっていたし、F1ではそれが更に困難だからね。

    ハンガリーでは予選5番手となり自己最高グリッドを3つも更新しました。そして表彰台を獲得したわけです。この進歩はどうやったら説明がつくのでしょう?
    ホッケンハイムでもクラッシュまでのレースペースは良好だったんだ。そして我々はその速さを保ったままブダペスト入りした。TF108は金曜日からずっと感触が非常に良く、大きな変更は何も必要がなかった。クルマは軟らかめのタイヤを履いた最終スティントではちょっと危なっかしかったけど、それまではとにかく完璧だった。F1フル参戦の1年目なのにシーズン半分が終わった時点で表彰台に乗っているなんてね! 素晴らしい気持ちだ。今回は完璧な週末だった。

    スタートではBMWザウバーのロバート・クビサをかわして、1周目に4位になりました。これはどのくらい重要だったのでしょう?
    あの展開はかなり重要な意味を持っていた。ロバートが厳しいレースを送っただけにね。序盤の数戦ではスタートの反応時間が完璧ではなかったため、私はスタートを改善する必要があった。でも今回は最高のスタートを切ることができた。それに、確かに予選結果は良かったものの、実は自分としてはあと2つくらいグリッドが前だった可能性もあると感じていた。軽い燃料で走る予選第2セッションではマッサのフェラーリに次ぐ2番手だったけど、第3セッションではタイヤの温度の影響で少し苦しむことになった。実際の所、私の最速タイムはユーズドタイヤで記録したものだったんだ。というのも、最後の走行時の最初のタイムアタックでは、アウトラップのクビサが私の前を私より幾分ゆっくりめに走っていて、こちらもスピードを緩めざるを得なかったからね。アタックラップではややパフォーマンスが落ちてしまったものの、5番手という結果には満足だった。ロバートより速く走れたはずだとは思ったけどね。

    あなたのパフォーマンスアップを手助けするような何か根本的な変更はあったのでしょうか?
    私はアンダーステアのクルマが好きじゃないが、今シーズンはそれが時々問題になっていた。でもホッケンハイムとブダペストではクルマの感触がかなり自分好みの方向になってきて、私のドライビングスタイルにより適してきたんだ。コーナーでは自分の望み通りの場所にクルマを導くことができたし、予選とレースの両方でそんな感じだった。

    ホッケンハイムのクラッシュの影響は何か残っていますか?
    いや。メディカルセンターに運ばれるまで、ずっと私は自分が何かミスをしてしまい、燃料が重いクルマでカーブを幾分はみ出してしまったのだろうと確信していた。ちょっとボトミングする感じがしたから、きっと自分のミスなんじゃないかと思ったんだ。でもその後チームが、リアサスペンションの破損がクラッシュの原因だったと伝えてくれた。クラッシュの状況を初めて(ビデオで)見たときは、クルマの中で感じていたよりもっと激しいもののように見えたね。もちろん最初の衝撃の際は背中がちょっと痛かったし、やや動転していたため、呼吸のタイミングもおかしくなっていたはずだ。でもあの日の夜にはもう帰宅する準備ができていた。正式な手順として、経過観察のため一泊入院しなければならなかったけどね。

    2〜3日の間、新聞のトップを飾るのはどんな気持ちでしたか?
    実際の所、クラッシュそのものよりも、同じ質問に全て答える方がもっとエネルギーが必要だったと思う。私はアクシデントではなくてレースの結果でニュースになりたいと思っているしね! 実はそれよりも悪かったのは、その次の週のヘレステストで見舞われた食あたりの方だった。ハンガリーでは暑さは問題にならなかったけど、レースの間かなりの量のドリンクを飲んだため、またちょっと胃に問題が生じた。レース後はいつも通りの気分ではなかったけど、でも暑さが一番の問題ではなかった。

    これでチームはコンストラクターズ選手権4位でシーズンを終えられる可能性が高まったと思いますか?
    現在のグリッドは競争がとても激しいし、サーキットや状況によってはレッドブルが強い場合もある。そして次のレースではこちらが強い、といった風にね。だからかなりアップダウンが激しく、予測は難しい。でもここまでTF108は暑い状況でいいパフォーマンスを発揮できてきたし、ブダペストでのレースに関してはずっと自信があった。

    次のレースの舞台となる新しいバレンシアサーキットについて、何か知っていることはありますか?
    コンピューターゲームで学習済みだし、実際のコースを歩いたこともある。最近あそこで開催されたF3レースの写真も何枚か見た。ストリートサーキットとしてかなり面白そうな感じだね。

    夏休みはどんな予定ですか?
    ロサンゼルスに行くよ。モントレーにね。あそこで盛大な昔のクルマのイベントが開催されることになっていて、そこで私はトヨタのスポーツカーをドライブする予定なんだ。その後はたぶんロサンゼルスで4〜5日過ごして、ちょっと息抜きかな。間違いなくオリンピックは見るだろう。特に応援している選手はいないけど、でも絶対にサイクリングは頻繁にチェックすると思う。

  • トヨタ:ティモ・グロックが2位初表彰台(ハンガリーGP)

    トヨタ:ティモ・グロックが2位初表彰台(ハンガリーGP)

    トヨタは、F1ハンガリーGPで、ティモ・グロックが2位表彰台、ヤルノ・トゥルーリが7位入賞した。

    ティモ・グロックが自身初となるF1での2位表彰台を達成した。5番手からスタートしたグロックは、スタートで4位に順位をあげ、その後も着実な走りをみせ、上位のマシンがトラブルで順位を落とす中、見事2位表彰台を獲得。トヨタにとって今シーズン2度目となる表彰台をもたらした。

    ヤルノ・トゥルーリも7位入賞し、2ポイントを獲得。このダブル入賞により、トヨタはコンストラクターズ4位を維持した。

    ティモ・グロック (2位)

    ティモ・グロック「

    何て素晴らしい気分だろう。フェリペのエンジントラブルが発生して、2位になった時は信じられなかったよ。トヨタでの最初の年にこのような良い結果を得ることができたのはファンタスティックだね。エンジニア、メカニック、そしてファクトリーのみんなを含めたチーム全員に大きな感謝を捧げたい。予選の時から、非常に良いスピードが出せているのは分かっていたし、週末を通して我々には競争力があった。今日は好調なスタートを切れて、第1コーナーで順位を一つ上げることができた。ソフトタイヤを履いた最後のスティントまでは、本当にクルマは調子が良かったし、すべてがうまく行っていた。最後のスティントではかなり手こずってしまい、すぐにキミ・ライコネンが追い上げてきた。しかし昨年ここで開催されたGP2で、とても良いクルマに乗りながらもコース中盤で行き詰ってしまった経験から、ここのコースがどれだけ追い越しにくいかは知っていた。そのため、ミラーに映る彼を見たときに、どんなミスも犯せないのは分かっていた。今日はホッケンハイムの埋め合わせ以上の結果をもたらすことができたと思うが、我々はシーズン終わりまでポイントを獲得し続けなければならない。」

    ヤルノ・トゥルーリ (7位)
    「今日は我々にとって素晴らしい結果となった。そして、10ポイント獲得できたのは、コンストラクターズ・チャンピオンシップにとっても素晴らしい結果をもたらした。ティモは非常に良い週末を過ごし、この結果に値する仕事をしたから、彼のことはとても嬉しく思っているよ。また予選で問題があったものの、今日の結果は私にとっても良いものとなった。今日は速かったのだけれど、レースを通してトラフィックの中にいない周回は1周しかなかったから、プッシュすることができなかった。2回目のピットストップのあたりで、ルイス・ハミルトンの後ろに付いたので、さらにペースを上げることができなかった。それでも、我々がこのような強さを見せることができて喜ばしいよ。これからもいい状態を保ち、このような良い結果を出し続けて行きたい。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ティモの初表彰台をヤルノとのダブル入賞で飾ることができ本当にうれしい。抜けないコースでいつもにましてスタートが重要だったが、ティモは1ポジション上げることに成功し、これが最後に2位入賞に繋がった。途中給油装置の不具合があり少しタイムロスをしたがそれをものともせず、ティモは力強い走りで乗り切ってくれた。次は3週間後のバレンシアでのヨーロッパグランプリだが、この間も車の開発を続け、シーズン後半もいいレースが出来る様にする。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「シーズンでベストの結果を祝うのに相応しい言葉を見つけることができないほどだ。公式練習では少し問題があったが、予選の間中、両ドライバーともに限界までプッシュし、状況はどんどん良くなっていた。今日、ティモはファンタスティックなレースをした。彼の車が速いことはすぐに分かったし、第3スティントはほとんど完璧だった。ティモはキミ・ライコネンの追い上げにさらされていたが、彼は第3セクターで非常に速く、キミを抑えることができた。ヤルノも同様に速さを見せて強くプッシュしたが、レースの大半においてトラフィックの中でブロックされ、最後のスティントまでペースを上げることができなかった。今日のパフォーマンスは本当に素晴らかった。チーム全員とファクトリーで働いてくれている全員に感謝を捧げたい。彼らが一生懸命行ってくれた作業に非常に感謝している。そして、次は表彰台の中央を目指すつもりだ。」