カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • ルイス・ハミルトン F1アメリカGPスプリント予選「0.8秒差は山のような課題」

    ルイス・ハミルトン F1アメリカGPスプリント予選「0.8秒差は山のような課題」

    フェラーリF1のルイス・ハミルトンは、アメリカGPのスプリント予選後、「我々には“山のような課題”がある」と語り、現状のパフォーマンス不足を率直に認めた。

    フェラーリ勢はオースティンでのスプリント予選で苦戦。ハミルトンとシャルル・ルクレールはいずれもかろうじてSQ3に進出したものの、最終的にハミルトンは8番手、ルクレールは10番手にとどまった。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールを獲得し、マクラーレン勢のランド・ノリスとオスカー・ピアストリが続いたが、ハミルトンはザウバー、アストンマーティン、ウィリアムズにも先行を許した。

    「正直、こんなペースを想定してなかった」とハミルトンは肩を落とした。「プラクティスでは良かったし、SQ1の序盤も悪くなかった。でもそこからどんどん落ちていった。クルマは本当に扱いづらい。すべてが離れていってしまったんだ。0.8秒もの差──それはまるで山を登るようなものだ」

    ルクレールも困惑「どこでもタイムを失っている」

    シャルル・ルクレールも失望を隠さず、「どの区間でもタイムを失っている」と語った。

    「SQ3のラップ自体はクリーンだったし、特に後悔はない。でもFP1でミディアムでの走行距離をもう少し稼げていれば、マシンを細かく仕上げられたかもしれない。せいぜいコンマ1〜1.5秒の改善だろうけど、それでは到底足りない。今は単純にこれがマシンの実力なんだと思う。今日は本当に厳しい一日だった」

    ジェンソン・バトン「彼らは“なぜ速さを失ったのか”を理解できていない」

    スカイスポーツF1の解説を務める2009年王者ジェンソン・バトンは、フェラーリが“失速の理由”をつかめていないことを最大の問題として指摘した。

    「プラクティスでは速かったのに、予選では突然失速した。彼ら自身もこの展開をまったく予期していなかったように見える。ドライバーもチームも“なぜ速さを失ったのか”が分かっていない。これは非常に厄介だ」

    ダニカ・パトリック「今のフェラーリは完全に打ちのめされている」

    同じくスカイの解説者ダニカ・パトリックも、両ドライバーの表情から“完全な失望”を感じ取ったという。

    「2人とも本当に打ちのめされているように見える。まるで“もうこのシーズンを終わらせたい”という気分ね。ルイスにとっては特に、メルセデスから移籍してきてもっと前進できると思っていただけに、これは大きな失望よ」

    「今シーズンオフは、彼らにとって本当に待ち遠しいはず。フェラーリは一度原点に戻って、まったく新しいアプローチを試す必要があるわ」

    分析:フェラーリF1、COTAで再び“ウインドウ外”に

    オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、路面温度の変化と風の影響でマシンバランスが極めてシビアになる。フェラーリF1はFP1で高いトップスピードを示したが、予選に向けてハイダウンフォース寄りのセットアップを選んだことで、トラクションとターンインのバランスを崩した可能性が高い。

    SQ1ではまだ競争力を維持していたが、ソフトタイヤでの最終セグメントでフロントの応答性が低下。ハミルトンの「very, very tough to drive(本当に扱いづらい)」という発言は、メカニカルグリップの不足を示唆している。

    2025年型フェラーリF1は特定条件下では速さを見せるが、セットアップの“ウインドウ”が極端に狭く、路面変化に対応しきれない傾向が続いている。ハミルトンの「山を登るような差」という言葉は、単なる比喩ではなく、今季フェラーリの根本的課題を象徴している。

  • ルイス・ハミルトン クリスチャン・ホーナーとフェラーリF1の噂は「集中を乱す」

    ルイス・ハミルトン クリスチャン・ホーナーとフェラーリF1の噂は「集中を乱す」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、クリスチャン・ホーナーがフェラーリと接触しているという報道について「集中を乱すものだ」と語った。

    今週、一部メディアは元レッドブル代表のホーナーがフェラーリ会長ジョン・エルカーンから接触を受け、F1復帰を模索していると報じた。51歳のホーナーは7月にチームを解雇された後、7,500万ポンド(約100億円)規模の和解金を得ており、再びパドックに戻る意欲を持っているとされている。

    今週末のF1アメリカGPを前に、ハミルトンは次のように語った。

    「その噂がどこから出たのか分からないから、詳しくは言えない。でも、こうした話は当然ながら良い影響を与えない。ファクトリーのみんなは信じられないほど懸命に働いていて、こうした噂はときに集中を乱すことがある」

    ホーナーがフェラーリのチーム代表に就任するという報道の真偽を問われると、ハミルトンは「いや、そんな話に乗るつもりはない」と一蹴した。

    シンガポールGPでは、アストンマーティン代表のアンディ・コーウェルが「クリスチャンはいま、ほぼ全チームオーナーに電話をかけているようだ」と冗談交じりに語り、ホーナーと自チームとの関係を否定。ハースF1チーム代表の小松礼雄も同様に噂を一蹴している。

    一方、フェラーリは7月に現チーム代表のフレデリック・バスールと複数年契約を締結し、将来に関する憶測を終わらせていた。チームの成績が伸び悩む中でも、ハミルトンとシャルル・ルクレールはバスールへの信頼を公に表明している。

    ハミルトンは次のように続けた。

    「僕たちにとって、これは少し集中を乱すことなんだ。でもチームはフレッドとの再契約で立場を明確にしている。フレッドも僕もチーム全体も、将来に向けて全力で取り組んでいる」

    「今は目の前の目標に集中し、来年のクルマづくりに注力している。今年の成果を基盤として、来年はより良い実行力と総合的なパフォーマンスを目指す。僕たちは方向性をしっかり定めるために多くのミーティングを重ねている」

    7度の世界王者であるハミルトンは、残り6戦に向けてチームの重点を「得点力の最大化とプロセスの改善」に置いていると強調した。

    「週末にはいくつかの好機があったのに生かせなかった場面があった。だからこそ、うまくいった部分を引き続き活用し、機能していない部分を改善する必要がある」

    「関係性やコミュニケーションをさらに深めていくことも大切だ。ファクトリーのみんなは良い結果に値する努力をしているし、僕たちの唯一の目標は良い結果を出すこと。週末ごとにパフォーマンスからあらゆるポイントを絞り出すことに集中している。そして、それは必ず実現できると信じている」

    フェラーリの安定を支える“ハミルトン効果”
    ハミルトンの発言は、チームの内部の結束と信頼を強調するものであり、外部からの噂や揺さぶりを一蹴する姿勢を示した。彼の冷静なトーンと具体的な目標設定は、移籍初年度ながらチームに安定をもたらしていることをうかがわせる。

    シーズン終盤に向けてフェラーリが競争力を維持し、来季マシン開発を加速させるうえで、ハミルトンのリーダーシップはますます重要な要素となりそうだ。

    Source: ESPN

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1離脱説に「根拠のない噂にうんざり」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1離脱説に「根拠のない噂にうんざり」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、苦戦が続く今季の中でチームを取り巻く「根拠のない噂」が次々と生まれている現状に不快感を示した。

    ここ数戦でSF-25の競争力不足が顕著となり、ルクレールがフェラーリ離脱を検討しているという憶測が浮上。しかし、2019年からマラネロのチームに所属し“フェラーリの黄金の子”と呼ばれてきたルクレールは、こうした報道を強く否定した。

    ルクレールは、選択メディアを通じて次のように語った。

    「僕が言えるのは、これまでずっと言ってきたことと同じだ。僕はフェラーリをとても愛している。そして今も将来も、僕の唯一の執着は“赤いマシンで勝つこと”なんだ。フェラーリを再びトップに戻したい」

    「僕について、あるいはチーム全体についての憶測が多すぎる。事実に基づかない話を拾って書く人が多いようで、それが少しうんざりするんだ」

    フェラーリF1に絶えない“噂の連鎖”
    フェラーリF1に関する根拠のない噂は今に始まったことではない。チーム規模の大きさゆえに、結果が伴わない時期ほど臆測が広がるのは避けられない構造だ。

    「フェラーリではいつもこうなんだ。僕らドライバーもチームも、自分たちの仕事に集中するしかない。それが今やっていることだ」とルクレールは続けた。

    「でも正直、こうした噂を常に目にするのは気分のいいものじゃない。今のパフォーマンスは僕たちの望むレベルに達していないが、全員が状況を好転させようと集中している。結果が出ていないときほど、こうした話が戻ってくるんだ。でも、僕が言いたいことは過去6〜7年、ずっと同じだ」

    Source: RacingNews365

  • ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    元マクラーレンF1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、オスカー・ピアストリのフェラーリ移籍の噂について「マクラーレンを動揺させるためのレッドブルの仕掛け」かもしれないと語った。

    最近、マクラーレンがピアストリよりもチームメイトのランド・ノリスに有利な判断を下しているという見方が広がり、現チャンピオンシップ首位のピアストリがフェラーリへ移籍する可能性があるという憶測が浮上した。

    モントーヤは、こうした噂の背後には意図的な“かく乱工作”があるかもしれないと指摘する。

    「これは誰かがマクラーレンをかき乱すために話を作り上げている可能性もある。結局のところ、注目を集めてマクラーレンに問題を引き起こすのにうってつけの方法だ」とモントーヤは語った。

    「それはちょうどトト(ヴォルフ)がマックス(フェルスタッペン)に対してやったことのようなものだ。実際にマックスを獲得できるチャンスがあったかどうかは分からないが、ヘッドラインを飾ることにはなった。ピアストリとフェラーリの話も、例えばレッドブルから出たものかもしれない。『マクラーレンを不安にさせよう』と考えた誰かが、こうしたリークを仕掛けてもおかしくない」とモントーヤは続けた。

    さらに彼は、この“噂作戦”はピアストリ自身にも有利に働く可能性があると述べている。

    「もしオスカーが本当に優れたドライバーだと思うなら、他チームが彼を欲しがっていることを示すいい機会になる。つまり、オスカーの立場からすれば『自分を本当に必要とするならリスペクトしてほしい』というメッセージをマクラーレンに伝える手段にもなる」とモントーヤは締めくくった。

    GPBlog

  • キャデラックF1、フェラーリ旧型マシン貸与計画を明かす「FIAと協議中」

    キャデラックF1、フェラーリ旧型マシン貸与計画を明かす「FIAと協議中」

    2026年にF1デビューを予定しているキャデラックF1は、フェラーリ製の旧型F1マシンを借り受けてテストを行う可能性があるとの噂について、チーム代表のグレアム・ロードンが言及した。

    ロードンはシンガポールGPの週末に取材に応じ、TPC(旧型車テスト)ルールに基づく活動を検討していることを明らかにした。

    「我々には旧型車がないが、実際には“車をテストする”ことが目的ではない」とロードンは語った。「シミュレーションを現実に近づけるために、何らかのマシンを使いたいだけなんだ」

    「他チームの車を試すことでアドバンテージを得ようとしていると思われがちだが、我々がテストしたいのは『人間』だ」

    ピット作業の「筋肉記憶」を養う狙い
    ロードンは、実際のF1マシンを使う最大の理由は「メカニックの実践的訓練」にあると説明した。

    「アドバンテージを得たいのは、車そのものではなく、メカニックの経験だ」とロードン。「タイヤブランケットを装着したり、車の熱やサイズ感を感じたりといった動作を体で覚える必要がある」

    「これまでに何度もチームを立ち上げてきたが、すべての作業をできるだけ現実に近づけることが極めて重要なんだ」

    キャデラック F1 フェラーリ

    フェラーリとの関係、FIAも協議に関与
    キャデラックはフェラーリの顧客チームであるため、対象マシンとしてフェラーリ製を想定しているという。ただし現時点で正式な交渉が行われているかは明らかにされていない。

    「我々はフェラーリのカスタマーだから理にかなっている」とロードン。「でも、車そのものから何かを学ぼうとはしていない。サイズや形が近ければ色もどうでもいい」

    「もし他チームの車を借りるなら、そのチームがFIAに承認を求める必要がある。我々はFIAと一歩ずつ協議しながら進めており、隠すことは何もない」

    F1新規参戦チームの“実地準備”の壁
    2026年に新規参戦するキャデラックは、現行チームとは異なり「旧型車テスト(TPC)」の制度を活用できない。これにより、シミュレーション以外の現場訓練機会がほぼ皆無という課題を抱えている。

    ロードンが言う「人間をテストする」という言葉は、開発面ではなく組織の即応性や実戦オペレーションを磨く意図を示している。特にピット作業やガレージ環境での安全運用は、初年度からレースを戦う上での重要な基礎となる。

    フェラーリ製マシンの貸与が実現すれば、キャデラックにとっては“F1デビュー前のリハーサル”となるだろう。ただし、FIAの許可を得る必要があるため、規制上のハードルは依然として高い。

    Source: motorsportweek.com

  • ルクレールにキャデラックF1が熱視線 アンドレッティ「すぐにでも契約したい」

    ルクレールにキャデラックF1が熱視線 アンドレッティ「すぐにでも契約したい」

    キャデラックF1のディレクターを務めるマリオ・アンドレッティは、フェラーリを離れる意思があるなら「すぐにでも契約したい」とシャルル・ルクレールへの強い関心を示した。

    モナコ出身のルクレールには、2026年以降の動向をめぐり移籍の噂が浮上している。2024年にコンストラクターズ2位を獲得したフェラーリだが、2025年はメルセデスに抜かれて3位に転落。シーズン中盤以降はマシンの競争力が急速に低下し、今やレッドブルにもわずか8ポイント差まで迫られている。

    マネージャーのニコラス・トッドも最近のコメントで「2026年には勝てるマシンを用意してほしい」とフェラーリに明確な要求を突きつけたとされる。さらに、トッドがメルセデス、マクラーレン、アストンマーティンとも接触しているという報道もある。

    アンドレッティは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の取材に対し、こう語った。

    「私はルクレールの大ファンだ。もし彼がいつかチームを変えたいと思うなら、キャデラックにすぐにでも迎え入れたい」

    キャデラックF1は2026年にバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを起用することを発表している。チームは両者と複数年契約を結んだが、同時にコルトン・ハータが2026年はテストドライバーとしてF1活動に参加することも発表。インディカーでのフル参戦を見送ってまで参加することから、将来的なレースシートを約束された可能性も指摘されている。

    チームCEOのダン・タウリスは『Racer』誌で「ハータがF1シートを得るには結果を出さなければならない」と強調しており、2027年のラインアップにはルクレールとハータという布陣もあり得るとの見方もある。

    もっとも、キャデラックF1は参入当初、フェラーリのパワーユニットとギアボックスを使用するカスタマーチームとなる予定であり、ルクレールがフェラーリを離れてまで同社系の新チームへ移籍する可能性は低いとの見方も根強い。

    ルクレール、シンガポールで「戦えるマシンではない」と落胆
    ルクレールは先週末のF1シンガポールGP後、フェラーリの現状に厳しい言葉を投げかけた。レースでは両ドライバーが62周の大半で燃費セーブのため「リフト&コースト」を強いられ、ルイス・ハミルトンも終盤にブレーキトラブルを抱えながら完走する厳しい一日となった。

    6位でフィニッシュしたルクレールは、ESPNのインタビューでこう語っている。

    「残念ながら、今の僕たちのマシンでは前の連中と戦うことができない。マクラーレンとの差はシーズン序盤と同じままだけど、レッドブルはモンツァ以降で一段上に行った。メルセデスも同じレベルに達していて、僕たちはその後ろだ」

    「もちろん、もっと上で戦いたいけど、今のところ僕たちはただクルマに乗せられているようなものだ。今シーズン残りから何を引き出せるか、その範囲でやるしかない」

    また、別のインタビューでは、今季型マシン「SF25」にこれ以上のアップグレードは予定されていないことも明らかにした。残る6戦は事実上“防衛戦”となり、レッドブルとのコンストラクターズ選手権3位争いに集中せざるを得ない状況だ。

    キャデラックの野心とルクレールの現実
    マリオ・アンドレッティの発言は、キャデラックF1が単なる参入チームに留まらず、すでにトップドライバー獲得を視野に入れていることを示している。一方で、フェラーリの現状に失望するルクレールの姿勢も、移籍の可能性を一層現実味のある話題にしている。

    とはいえ、ルクレールが27歳という年齢で、まだ勝利を狙える環境を求める中、デビュー初年度のキャデラックに飛び込むリスクは大きい。2027年に独自パワーユニットを導入するまでは、フェラーリとの結びつきが続くことを考えれば、キャデラック移籍は現時点では“理想論”に近い。

    むしろ、2026年以降のフェラーリの進化、そしてフレデリック・バスール体制の成果が、ルクレール残留か移籍かを決める最大の分岐点となるだろう。

  • フェラーリF1、ホーナー招聘を検討?バスール解任も視野との報道

    フェラーリF1、ホーナー招聘を検討?バスール解任も視野との報道

    フェラーリ会長ジョン・エルカーンが、チーム代表のフレデリック・バスールを解任し、元レッドブル代表クリスチャン・ホーナーを招へいする可能性を検討していると報じられた。

    F1 Insiderのラルフ・バッハによると、ホーナーの2024年不祥事をめぐる300万ユーロの和解は、F1復帰を見据えた“布石”である可能性があるという。

    フェラーリは2025年シーズンでいまだ勝利を挙げられず、シンガポールGPではシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがトップ5圏外に終わるなど苦戦が続く。

    ホーナーが率いたレッドブルでの6度のコンストラクターズタイトル、8度のドライバーズタイトルという実績は、エルカーンにとって魅力的な要素とみられている。

    ラルフ・バッハ 「エルカーンは本気でホーナーを狙っている」
    F1 Insiderのラルフ・バッハは次のように述べている。

    「ホーナーが今回の和解に動いた理由は明らかだ。彼は裁判を避けたかった。今は新しい職を探しており、もしかするとその機会を得る可能性もある。もしフェラーリでのチャンスを見ているなら、今回の展開は理にかなっている」

    「契約延長をしたとはいえ、フェラーリはバスールを手放したがっているようだ。ジョン・エルカーンはクリスチャン・ホーナーの起用に本気で焦点を当てている」

    バスールは2025年7月31日に契約を延長したばかりだが、シーズン終盤の不振を受けてチーム内外で批判の声も出始めている。

    ジョニー・ハーバートも「フェラーリにはホーナーが必要」と主張
    元F1ドライバーのジョニー・ハーバートも、『GrandPrix247』のインタビューでフェラーリにホーナーを迎えるべきだと語っている。

    「結局のところ、成功するには適切な人材を惹きつける必要がある。アドリアン・ニューウェイをチームに加えようという動きがあったが、もっと強い働きかけがあってもよかったかもしれない」

    「僕はフレッド・バスールを好ましく思っているが、“勝てる方程式”を作り上げた人物が必要だ。そしてそれは、おそらくクリスチャン・ホーナーということになる」

    分析:ホーナー招聘は現実的か、それとも政治的ブラフか
    現時点でフェラーリがホーナーに正式な接触を行った事実は確認されていないが、いくつかの要素がこのシナリオを現実味のあるものにしている。

    ■ 追い風となる要素
    ・エルカーン会長の改革志向と勝利への執念
    ・フェラーリが2025年未勝利という現実
    ・ホーナーが持つタイトル獲得の実績とリーダーシップ

    ■ 障壁となる要素
    ・バスールが契約延長を果たしたばかりであること
    ・ホーナーの過去の不祥事とイメージリスク
    ・フェラーリ内部の政治構造と文化的抵抗

    2026年の新レギュレーション導入を前に、フェラーリが体制リセットを図る可能性はある。
    今季を未勝利で終えた場合、経営層がトップ交代を決断し、ホーナーの名前が再び浮上することは十分考えられる。

    結論:ホーナー就任の可能性は「ゼロではない」
    ホーナーがフェラーリに加入するには、契約上・政治上のハードルが多いものの、フェラーリ側の焦燥感とホーナーの復帰意欲が一致すれば、2026年の体制刷新を契機とした交渉が現実化する余地はある。

    現時点では憶測の域を出ないが、フェラーリが勝利の方程式を探し続ける限り、ホーナーという名前が消えることはない。

    Source: sportskeeda.com

  • ルイス・ハミルトン、ファンが亡き愛犬ロスコーのLEGOポートレートを贈呈

    ルイス・ハミルトン、ファンが亡き愛犬ロスコーのLEGOポートレートを贈呈

    フェラーリF1ドライバーのルイス・ハミルトンは、亡くなった愛犬ロスコーへの特別な追悼として、ファンから贈られたLEGOポートレートをInstagramで公開した。ロスコーは先週末のF1シンガポールGPの前に亡くなり、ハミルトンにとって大きな悲しみの中でのレースとなった。

    投稿されたポートレートは、近くで見るとハミルトンのF1キャリアの象徴的な瞬間が細かく再現されており、引いて見るとロスコーの笑顔が浮かび上がる精巧な作品だ。

    ハミルトンは製作者のカレンとイローナに感謝の言葉を添え、ファンの温かいメッセージにも感謝を表した。

    「このロスコーのLEGOポートレートには本当に感動した。細部まで驚くほど作り込まれていて、どれだけの時間がかかったのか想像もつかない。これを作って送ってくれたカレンとイローナに感謝している」

    「ロスコーの死後、たくさんの愛とサポートを送ってくれた皆さんにも心から感謝している。まだとても痛みが大きいけれど、皆さんの励ましが僕を支えてくれている。ロスコーはきっと天国でもたくさんの友達に囲まれて、今も愛と良いエネルギーに包まれていると思う」

    ハミルトンは2013年、メルセデスAMG F1に加入した年にロスコーを迎え入れた。ロスコーは肺炎との闘病の末、9月28日に昏睡状態に陥り、その後息を引き取ったという。ハミルトンは「人生で最もつらい決断だった」と、Newsweekのインタビューで語っている。

    「4日間も命を懸けて戦ったロスコーを、最終的に見送るという人生で最もつらい決断を下さなければならなかった。彼は最後の瞬間まで闘い続けた。本当に美しい魂を持つ天使のような存在だった。彼を迎え入れたことは人生で最高の決断だったし、共に過ごした思い出は永遠に大切にしていく」

    「愛犬を失った経験を持つ多くの人と深くつながりを感じている。別れはとても苦しいけれど、彼と過ごした時間は人生で最も美しいものだった。愛し、愛されたその時間こそが宝物だ」

    ハミルトンは最後に、「ロスコーを長年愛してくれたすべてのファンに感謝している」と綴り、「彼は僕の腕の中で、9月28日の日曜の夜に静かに息を引き取った」と明かした。


    ハミルトンとロスコーの絆が象徴する“もう一つのF1キャリア”
    ロスコーはF1パドックでも知られる存在で、ハミルトンと共に多くのグランプリを旅してきた。SNSでは「もう一人のチームメイト」としてファンに愛され、環境保護や動物愛護活動の象徴的存在でもあった。

    ロスコーの死はハミルトンにとって大きな喪失だが、彼の言葉には“愛と感謝”がにじむ。F1の世界で孤高の戦いを続けてきたハミルトンにとって、ロスコーは心の支えであり、常に彼の人生を彩ってきた相棒だった。

    フェラーリ移籍初年度という新たな挑戦の中で、ハミルトンは悲しみを乗り越え、愛犬への思いを胸に戦い続けている。

    Source: Newsweek

  • フェラーリF1 エルカーン会長「献身は個人的な使命」 株価急落でも揺るがず

    フェラーリF1 エルカーン会長「献身は個人的な使命」 株価急落でも揺るがず

    フェラーリのジョン・エルカーン会長は、自身のブランドへの関わりを「個人的な問題(personal matter)」と表現し、長期的な献身を改めて誓った。これは同社がキャピタル・マーケッツ・デーで業績予測を発表した直後、株価が大きく下落したタイミングでの発言だった。

    フェラーリは2025年の通期売上を71億ユーロ(約8.2億ドル)と見込み、2030年までに90億ユーロ(約10.4億ドル)規模に成長すると予測。調整後利益も36億ユーロ(約4.2億ドル)まで拡大する見通しを示した。

    しかし投資家の期待を満たさず、ニューヨーク証券取引所では終値ベースで15%の下落を記録。2015年の上場以来、最大の一日下落率となった。イタリア国内市場でも最大16%の下落を記録している。

    フェラーリF1と耐久レースでの明暗
    この株価下落は、モータースポーツ活動の現状とも対照的だった。ル・マン24時間レースではハイパーカー「499P」が3連覇を達成した一方で、F1では苦戦が続いている。ルイス・ハミルトンを迎えた2025年シーズンは、ここ5戦連続で表彰台を逃している。

    フェラーリのキャピタル・マーケッツ・デーでエルカーン会長は次のように語った。

    「私の献身は、会長として、筆頭株主として、そして何よりもフェラーリを生涯の情熱として生きてきた者としてのものだ。我々が下すすべての決定はフェラーリの独自性を強化するためのものであり、従業員の才能と献身が未来への最大の保証になると信じている」

    「我々を信頼して夢を託してくれるフェラーリスタ(ファン)のために、そしてF1での勝利を待ち望む世界中のファンのために全力を尽くすつもりだ。耐久レースで3連覇を達成したように、F1でも勝利を取り戻したい」

    ヴィーニャCEO「F1でも勝たなければならない」
    ベネデット・ヴィーニャCEOもまた次のように強調した。

    「我々はかつて“レースで勝つ”という約束をした。499Pで耐久レースにおいてそれを達成した。だがF1では改善が必要だ。我々は勝たなければならない。それが世界中の忠実なファンへの義務だからだ」

    フェラーリが最後にF1タイトルを獲得したのは2008年のコンストラクターズ選手権であり、ドライバーズタイトルにおいては2007年のキミ・ライコネンが最後となっている。

    分析:エルカーンが直面する“ブランドの二面性”
    フェラーリの株価下落は、単なる投資家心理の反映ではない。エルカーン体制が掲げる「持続的成長」と「情熱の維持」という二つの価値観のギャップを示している。

    一方では、ル・マンでの連覇がブランド価値を高め、耐久部門の成功は経営戦略の成果といえる。だがF1では長期的な勝利の欠如が象徴的であり、フェラーリというブランドの中核である“サーキットでの栄光”を取り戻すことが、今後の最大の課題だ。

    エルカーンが「個人的な使命」と語るように、フェラーリの再建は単なる企業運営ではなく、文化的・情熱的遺産の再生でもある。F1チームの復活こそが、その真価を問う最終試験となるだろう。

    Source: PlanetF1.com

  • フェラーリF1不振の中でも前を向くルクレール 「逆境がモチベーションになる」

    フェラーリF1不振の中でも前を向くルクレール 「逆境がモチベーションになる」

    フェラーリが苦戦を続ける2025年シーズン。シンガポールGPでも表彰台争いに絡めず6位に終わったシャルル・ルクレールは、マシンの不調とブレーキトラブルに悩まされる厳しい週末を過ごした。

    それでもルクレールは「逆境がモチベーションになる」と語り、チームの再建に向けて前を向いている。勝利から遠ざかる中でも、フェラーリへの信頼と責任感を胸に、最後まで戦い抜く覚悟を示した。

    ブレーキ問題に苦しんだシンガポールGP
    フェラーリのルクレールはシンガポールGPで6位に終わり、チームにとって再び厳しい週末となった。

    チームメイトのルイス・ハミルトンとともに予選で上位に絡めず、決勝ではブレーキトラブルにも悩まされた。

    レース後、フェラーリはハミルトンが序盤からブレーキの温度管理に苦しんでいたことを明かしたが、ルクレールも同様の問題を抱えていたという。

    「8周目からずっとブレーキを管理し続けていたんだ」とルクレールは語った。

    「このコースでは誰もが多少のマネジメントをする必要があるけれど、僕たちはその中でも特に厳しい側にいたと思う。本当に難しいレースだった。」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ F1

    勝利なしのシーズン、それでも「チームを立て直したい」
    今季のルクレールはここまで5回の表彰台を獲得しているが、優勝はまだない。

    昨年は3勝を挙げ、マクラーレンとタイトルを争ったフェラーリだが、2025年は後退を余儀なくされている。

    「もちろん簡単な状況ではない。けれど、これでやる気を失うことはない」とルクレール。

    「むしろ、チームの状況を変えるためにもっと努力したいと思っている。今日は表彰台争いすらできなかったし、色々な問題を抱えていた。それでも諦めたくはない。」

    フェラーリの構造的課題とルクレールの精神的リーダーシップ

    フェラーリは今季、ブレーキ冷却の問題や空力効率の不安定さなど、根本的なマシン特性の制約に直面している。

    マクラーレンが進化を遂げた一方で、フェラーリは依然としてサーマルマネジメントとストレートスピードの両立に苦戦しており、開発方向の再考が求められる。

    そんな中で、ルクレールは精神的支柱としてチームを鼓舞し続けている。

    勝利を失ってもなお「チームを信じて戦う」という姿勢は、2026年の新レギュレーション期に向けて重要なモラル的基盤となりそうだ。

    Source: Motorsport Week