カテゴリー: FIA F2

  • F2 第8戦 レース1 | N.デ・フリースが優勝、牧野任祐9位・福住仁嶺10位

    F2 第8戦 レース1 | N.デ・フリースが優勝、牧野任祐9位・福住仁嶺10位

    FIA F2選手権 第8戦 ハンガレイー大会のレース1が7月28日(土)にハンガロリンクで行われ、ニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)が優勝。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は9位、福住仁嶺(BWT Arden)は10位と揃って入賞を果たした。

    シーズン第8戦のレース1が、ハンガロリンクで行われた。午後、突然の雷雨に見舞われたハンガロリンクは、F2が開始される頃に空は明るくなったものの、雨は上がらず、ウエットコンディションでのスタート。

    レースはセーフティカー先導のフォーメーションラップを4周行ったあとに、スタンディングスタートで開始した。

    6列目11番手スタートの福住仁嶺は、好スタートを決めて6番手までポジションを上げる。その後、1つ順位を落とし、1周目は7番手で通過。牧野任祐は10列目20番手からスタートし、1周目は18番手だった。

    まだ雨も降り続け、高い水しぶきが上がる状況で、福住、牧野ともにポジションをキープし、序盤を終了。雨が上がり、路面の水もだいぶなくなってきた13周目に、牧野はだれよりも早くドライタイヤに交換した。その後、15周目から続々とタイヤ交換するマシンが出て、福住も16周目にピットイン。しかし、これによってポジションを落とす。全車がタイヤ交換を終えた20周終了時点で福住は8番手、牧野は早めのタイヤ交換が功を奏して12番手までポジションを上げることに成功した。

    コンディションが回復し、レースは終盤に向けてポジション争いが激しくなる。福住は4番手を先頭とした6台による争いの中でポジションをキープ。牧野も追い上げを見せ入賞圏内を狙う。レース終盤、27周目に福住は9番手にダウン。残り3周となった32周目、最後のポジション争いが激しさを増し、牧野も入賞争いに加わる。最終ラップでポジションを上げた牧野は9番手にアップし、福住は10番手にダウン。そのまま、各所で激しい争いが展開した34周のレースにチェッカーフラッグが振られた。牧野が9位、福住が10位で、オーストリア以来の2人揃って入賞を果たしました。

    優勝はニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)で今季初優勝。2位にはランド・ノリス(Carlin)が続き、マクラーレンの育成ドライバーがダブル表彰台。3位にはアントニオ・フォコ(Charouz Racing System)が入った。

    レース2は7月29日(日)午前11時20分(日本時間午後6時20分)にスタートする。

    2018年 F2 第8戦 ハンガリー レース1 結果

    Pos No Driver Team
    1 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    2 19 ランド・ノリス Carlin
    3 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System
    4 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix
    5 5 アレクサンダー・アルボン DAMS
    6 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing
    7 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin
    8 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME
    9 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME
    10 12 福住仁嶺 BWT Arden
    11 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport
    12 16 アルジュン・マイニ Trident
    13 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    14 17 アレッシオ・ロランディ Trident
    15 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing
    16 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden
    17 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System
    18 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport
    19 6 ニコラス・ラティフィ DAMS
    20 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix
  • F2 第8戦 予選 | S.カマラが初ポールポジション、福住11位・牧野20位

    F2 第8戦 予選 | S.カマラが初ポールポジション、福住11位・牧野20位

    FIA F2選手権 第8戦 ハンガリー大会の予選がハンガロリンクで行われ、セルジオ・セッテ・カマラ(Carln)が初ポールポジションを獲得。福住仁嶺(BWT Arden)は11番手、牧野任祐(RUSSIAN TIME)は20番手で予選を終えた。

    FIA F2選手権は夏休み前最後の一戦となる第8戦、ハンガリーのハンガロリンクで27日(金)に初日を迎えた。午後0時55分から45分間のプラクティスがスタートした。

    牧野任祐(RUSSIAN TIME)は、セッション開始早々から走行を開始し1分31秒072のタイムをマーク。しかし5周目にターン3でオーバーランすると、バリアに衝突してストップ。このアクシデントにより赤旗が提示され、セッションは中断した。

    福住仁嶺(BWT Arden)は、赤旗前に1分30秒684でトップ10に名を連ねる。赤旗解除後、すぐに1分29秒920とタイムアップを果たし、その時点で2番手につけた。その後、10周目に1分29秒441にタイムを伸ばし、ピットに戻りる。福住はセッション終盤にコースインするが、VSCのテストが行われ、タイムアップの機会はなく、このセッションを7番手で終了。アクシデント後は走行のできなかった牧野は20番手に終わっている。

    予選は午後4時55分から、気温27℃、路面温度41℃のコンディションで行われた。1回目のアタックで福住は1分28秒390をマーク。牧野はマシンにトラブルが発生し、アタックラップでピットに戻った。2回目のアタック、真っ先にコースインした福住は1分28秒038とタイムアップを果たす。牧野はセッション終了まで10分を切った段階でコースインするが、1分28秒750とタイムは伸びずに終わった。福住は11番手となり、レース1は6列目からポイント獲得を目指す。20番手に終わった牧野は、最後尾から追い上げ、上位を目指しレースに挑む。

    ポールポジションを獲得したのはセルジオ・セッテ・カママ(Carlin)。セッテ・カマラは初ポールポジション。2番手にはジャック・エリトケン(ART Grand Prix)、3番手にはニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)が続いた。

    レース1は28日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートする。

    福住仁嶺 (予選11番手)
    「久しぶりに、戦える位置に来ることができました。イギリスのレースを終えて、各ドライバーのエンジンをシャッフルしたんです。その影響があったのか、それで個体差がなくなったのかどうかは、僕にはよく分かりません。ただこれまでのような、訳の分からないタイム差はなくなりましたね。フリー走行、それから予選の1セット目のアタックと、比較的順調で、最後のアタックは1回だけと決めていました。重量感度が高いサーキットだし、タイヤも今年はスーパーソフトで垂れやすいし、1周アタックで決めようと。予選順位が重要なコースなので、予選は大事でした。ただターン1でタイヤをロックさせてしまって、それでタイムロスしてしまいました。もともとリアがロックしやすい傾向があって、かなり気をつけてはいたのですが、もう少し丁寧な走りを、心がけるべきでした。そうすれば、クルマのバランスも悪くなかったし、11番手よりもうちょっと上にいけていたと思います。レース1ではロングランのタイヤの持たせ方が、いつも以上に重要になると思いますし、その辺でばん回して行きたいと思います」

    牧野任祐 (予選20番手)
    「プラクティスでは、コースインした1周目から、クルマのオーバー傾向が強いなと感じていました。でもそのまま2周目のプッシュラップに入って、車高がちょっと低かったのもあったと思いますが、オーバーステアに加えてボトミングがあって、反動でコントロール不能になってまっすぐ突っ込んでしまいました。どうすることも、できませんでした。マシン左前にダメージがありましたけど、予選に向けてすぐに修理は終了しました。ただフリー走行で全く走れなくて、セットアップの確認もできないし、完全にぶっつけ本番でした。予選も1セット目のアタック中に突然パワーがなくなって、ギアもなくなって、仕方ないのですぐにピットに戻らざるを得ませんでした。何が原因か分からないんですが何とか直ったのですが、そんな状況ですから2セット目もあのタイムが精いっぱいでした。予選順位が重要なだけに、ちょっときついですね。レース1は完走して、できるだけ上を目指すだけです。スーパーソフトの劣化はひどいでしょうから、そこで何とかチャンスを見つけられればと思っています」

    2018年 F2 第8戦 ハンガリー 予選 結果

    P No Driver Team Laptime
    1 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin 1分27秒400
    2 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix 1分27秒430
    3 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing 1分27秒631
    4 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix 1分27秒762
    5 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing 1分27秒828
    6 19 ランド・ノリス Carlin 1分27秒864
    7 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME 1分27秒957
    8 16 アルジュン・マイニ Trident 1分27秒958
    9 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport 1分27秒973
    10 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System 1分28秒032
    11 12 福住仁嶺 BWT Arden 1分28秒038
    12 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System 1分28秒073
    13 5 アレクサンダー・アルボン DAMS 1分28秒107
    14 6 ニコラス・ラティフィ DAMS 1分28秒124
    15 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden 1分28秒169
    16 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing 1分28秒348
    17 17 アレッシオ・ロランディ Trident 1分28秒533
    18 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing 1分28秒648
    19 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport 1分28秒724
    20 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME 1分28秒750
  • F2 | トライデント、問題行動のサンティノ・フェルッチを解雇

    F2 | トライデント、問題行動のサンティノ・フェルッチを解雇

    FIA F2選手権に参戦するトライデントは、サンティノ・フェルッチを解雇したことを発表した。

    ハースF1チームの育成ドライバーであるアメリカ出身のサンティノ・フェルッチは、前戦シルバーストンのレースでチームメイトのアルジュン・マイニに意図的に接触して4レースの出場停止処分と6万ユーロ(約780万円)の罰金を科せられていた。

    また、サンティノ・フェルッチは、接触事故に加え、サポートパドックからレースピットレーンにマシンを移動する際、グローブを片手だけ着用し、スマートフォンを手にしていたことから、不適切なドライバー安全装置とクルマにワイアレス無線デバイスを持ち込むことを禁止する技術および競技規則に違反したとして6000ユーロ(約78万円)の罰金も科せられていた。

    また、トライデントは、サンティノ・フェルッチがシートのための支払いをしていないにも関わらず、インディカーのデトロイト大会に参戦するための資金をどのように賄ったかについてにも疑問を呈している。

    トライデントは声明で「トライデント・モータースポーツは、サンティノ・フェルッチとその保証人、マイケル・フェルッチ氏が代表を務める会社にチームとの契約を解除することを伝えた」と述べた。

    「この決定はシルバーストンで発生した出来事、ドライバーの支払い義務への深刻な違反が動機となった。チャンピオンシップの開始以来、ドライバーは彼のスポンサーによる義務履行の失敗によって支払を不履行の正当性を主張してきた。このような問題があったにも関わらず、サンティノ・フェルッチが6月1日から3日に開催されたインディカーのデトロイト大会に参戦するために必要な資金を持っていた。彼がトライデント・モータースポーツとの契約を尊重しなかったことは間違いないことだ」

    「トライデントは、ドライバーに対しての完全な信頼を回復するために必要なすべての手続きを有効にするために弁護士に委任した」

    ハースF1チームは、まだサンティノ・フェルッチのチームとの今後については決定していない。

    関連:F2 | サンティノ・フェルッチ、複数の規約違反で2大会の出場禁止処分

  • F2 | サンティノ・フェルッチ、複数の規約違反で2大会の出場禁止処分

    F2 | サンティノ・フェルッチ、複数の規約違反で2大会の出場禁止処分

    ハースF1チームの開発ドライバーを務めるサンティノ・フェルッチは、FIA F2選手権のレース中に複数のレギュレーション違反を起こしたことで、今後2大会の出場禁止処分を科せられた。

    トライデントからF2に参戦するアメリカ出身のサンティノ・フェルッチは、第7戦イギリス大会のクールダウンラップでインド出身のチームメイトのアルジュン・マイニに意図的に接触。

    スチュワードは、チームからそれが意図的な事故であったとの証言を聞いた後、サンティノ・フェルッチを聴聞会に召喚したが、フェルッチはそれを拒否。結果として、サンティノ・フェルッチにはブダペストとスパ・フランコルシャンの2大会を出場禁止処分が下され、さらに6万ユーロ(約780万円)の罰金を科せられた。

    また、レース中にはアルジュン・マイニに抜かれた後、ターン3で故意にステアリングを切ってマイニのリアに接触。またターン4でポジションを争っていた際にもコース外に押し出した。アルジュン・マイニは無線で「チームメイトの脳には問題があるようだ。彼は出場禁止にすべきだ」とチームに伝えていた。

    この件でもサンティノ・フェルッチは聴聞会に出席することを拒否し、スプリントレースの結果から除外された。

    さらにサンティノ・フェルッチは、サポートパドックからレースピットレーンにマシンを移動する際、グローブを片手だけ着用し、手にスマートフォンを持っていることがテクニカルデリゲートによって目撃されている。

    これにより、サンティノ・フェルッチは、不適切なドライバー安全装置とクルマにワイアレス無線デバイスを持ち込むことを禁止する技術および競技規則に違反したとして、さらに6000ユーロ(約78万円)の罰金を科せられている。

    所属チームのトライデントによると、サンティノ・フェルッチと彼の父親によるアルジュン・マイニへの嫌がらせ行為はこれまでもあったようだ。

    トライデントは「起こったことの契約への影響は当社の弁護士が対応する」との声明を発表。

    「この12年間のスポーツ活動のなかで、決してこのようなことが起こったことはない。残念なショーを見せてしまったことを謝罪する」

    「トライデントは、非スポーツ的な行動、とりわけ、この週末だけではなくサンティノ・フェルッチと同行した父親によって彼が耐えることになった野蛮な行為に対して、アルジュン・マイニと彼の家族の団結とサポートを示したい」

    また、この一件についてハースのチーププリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは「その件については承知しており、レース映像でインシデントを見ている」とコメント。

    「いくつか問題があったことは認識しているが、我々にはレースがあるので今日(日曜日)に対応するつもりはない」

    「もっと情報を集めてその件に対処するつもりだ。それを目にしているし、認識しているが、現時点では彼のハースとの将来について決定するための十分な情報を得られてないし、伝えられていない」

    サンティノ・フェルッチは、2016年にハースと開発ドライバー契約を結び、2016年にシルバーストンと2017年のハンガトリンクのインシーズンテストに参加しており、F1マシンで2000km近くを走行している。

    また、今年は負傷したピエトロ・フィッティパルディの代役として、デイル・コイン・レーシングからインディカーのデトロイトでの2連戦に参戦している。

  • 【F2】 第7戦 レース2:M.ギュンターが初優勝、牧野11位・福住リタイア

    【F2】 第7戦 レース2:M.ギュンターが初優勝、牧野11位・福住リタイア

    FIA F2選手権 第7戦 イギリス大会のレース2が7月8日(日)シルバーストン・サーキットで行われ、マキシミリアン・ギュンター(BWT Arden)が優勝。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は11位、福住仁嶺(BWT Arden)はマシントラブルでスタートできずリタイアした。

    朝から好天のシルバーストン・サーキットで、F2シリーズ第7戦のレース2が行われた。牧野任祐は6列目12番手から、レース1でリタイアとなった福住仁嶺は最後尾の20番手からのスタート。

    午前9時20分、気温23度、路面温度32度のコンディションのなか、セーフティカー先導でフォーメーションラップがスタート。このレースまで、安全上の特別措置でローリングスタートとなる。福住仁嶺はマシントラブルでグリッドからスタートできず、ピットへ戻され、そのままリタイアとなった。

    スタートで牧野任祐はポジションをキープしたが、2周目に後続にパスされ13番手にポジションを落とす。その後、レースは硬直化し、牧野は前車との差を詰めながらも抜けない状態が続いた。

    レース終盤、タイヤの状態に差が出て、ポジション争いが激しくなる。15周目に、アクシデントでコースオフするマシンが出たため、牧野任祐は12番手にポジションアップ。そして、20周目に前車をパスした牧野は11番手となり、チェッカーフラッグを受けた。

    優勝はポールポジションからスタートしたマキシミリアン・ギュンター(BWT Arden)が初優勝。2位にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、3位にはランド・ノリス(Carlin)が続いた。

    今回のレースを終えて、ランキングではジョージ・ラッセルが170ポイントでトップ。2位には133ポイントでランド・ノリス、3位には116ポイントでアレウサンダー・アルボンが続いている。牧野任祐は18ポイントで16位、福住仁嶺は6ポイントで19位。

    F2第8戦はハンガリー、ハンガロリンクで、7月27日(金)~7月29日(日)に行われる。

    牧野任祐 (レース2・11位)
    「何も起きなかったです。淡々と走り続けました。とにかく抜けないですね。ストレートの伸びがないのは相変わらずですが、コースレイアウト的にも抜けない。何度かチャンスがあって、DRSを使ってスリップに入れても横に出てからのもうひと伸びがない。並ぶけど、先行できない状態でした。最後に前をパスして、単独走行になってからはペースはよかったので、それはよかったです。リアタイヤは最後に少し落ちましたが、全体的にはうまく持たせられたと思います。レース1もバーチャルセーフティカーの位置などで不利がなければ、8位入賞はできたと思います。そうすればレース2は先週ほどタイヤも落ちなかったので、期待した結果が出せたと思います。レースペースは、今シーズンでは一番満足できるレースでした。そういったポジティブな部分もあるので、収穫のある週末で、手応えを感じることができました。これまでは、レースペースが課題でしたから。自分の走りは全般的に、毎戦よくなっていると思います。次のハンガロリンクは、昨年もレースで走っているので楽しみです」

    福住仁嶺 (レース2・リタイア)
    「ピット前を通過して、もう1周してグリッドに付いた時点で『ラジエーターに穴が開いている』と言われました。ありえないです。『水温が上がっているから、もう走るな』と。今週末は、レースをしないまま終わりました。レース1の電気系のトラブルは、壊れているところを見つけてパーツを交換したようですが、エンジンの遅さも改善されないままでした。フリー走行や予選で、あそこまでタイム差が出るのもありえない。チームもさすがに、モノコック自体がおかしいんじゃないかと、気付き始めているようですけど、周囲は結果しか見ませんからね。それでも、自分ができることは、まだまだあると思います。それは続けて行くし、あきらめないです」

    2018年 F2 第7戦 イギリス レース2 結果

    順位 No Driver Team
    1 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden
    2 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix
    3 19 ランド・ノリス Carlin
    4 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME
    5 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System
    6 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing
    7 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    8 5 アレクサンダー・アルボン DAMS
    9 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport
    10 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport
    11 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME
    12 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix
    13 16 アルジュン・マイニ Trident
    14 17 サンティノ・フェルッチ Trident
    15 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing
    16 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    17 6 ニコラス・ラティフィ DAMS
    18 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin
    19 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System
    20 12 福住仁嶺 BWT Arden
  • 【F2】 第7戦 レース1:A.アルボンが優勝、牧野12位・福住リタイア

    【F2】 第7戦 レース1:A.アルボンが優勝、牧野12位・福住リタイア

    FIA F2選手権 第7戦 イギリス大会のレース1がシルバーストン・サーキットで行われ、アレクサンダー・アルボン(DAMS)が優勝。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は12位、福住仁嶺(BWT Arden)はリタイアでレースを終えた。

    7日(土)、シーズン第7戦のレース1が、シルバーストン・サーキットで行われた。牧野任祐は予選18番手だったが、上位車のペナルティーにより1つ繰り上がり17番手からスタート。福住仁嶺は10列目19番手からのスタートとなった。

    今回も、前戦フランス同様、安全面の理由からレースはローリングスタートで行われ、午後3時45分、気温26℃、路面温度51℃に上昇したコンディションの中、セーフティカー先導によるフォーメーションラップから、スタートが切られた。

    ローリングスタートのため、大きな順位変動なくレースはスタートしたが、1周目に牧野任祐はポジションを上げて16番手、福住は2周目に20番手となった。6~7周目に多くのマシンがタイヤ交換のためにピットインする中、レース後半にタイヤ交換を行う戦略を採った牧野はポジションを上げる。牧野は9周目にはトップに立ち、後続との差を広げるべくペースを上げた。

    15周目、ペースが上がらず18番手を走行していた福住仁嶺は、トラブルでコース上にマシンを止めてリタイアとなった。これによりバーチャルセーフティカー(VSC)が発動されている。

    トップを走行する牧野は20周終了までピットインを引き伸ばし、タイヤ交換を終えて14番手でレースに戻ると、終盤の追い上げを開始。アクシデントに見舞われる車も出たことで、牧野も前車をパスして追い上げ、25周目には10番手にポジションアップを果たす。牧野は入賞圏内の10番手でチェッカーフラッグを受けたが、VSC時の違反により5秒ペナルティーが科され、結果は12位となっていっる。

    優勝は2番グリッドからスタートしたアレクサンダー・アルボン(DAMS)。2位にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、3位にはアントニオ・フォコ(Charouz Racing System)が入った。

    レース2は、7月8日(日)午前9時20分(日本時間午後5時20分)にスタートする。

    牧野任祐 (レース1・12位)
    「予選は2回のアタックともにギアが落ちなくなるトラブルに見舞われて、それで18番手が精一杯でした。フリー走行後にギア比やマッピングを変えたことが原因だったのか、依然として不明ですが、レースでは全く問題は出ませんでした。レース戦略はライバルたちと反対で、ハードタイヤスタートでソフトに換える作戦で行こうと、それは最初から決めていました。前が開けてからは、ペースも安定してよかったです。ただ1回目のVSCは場所が悪くて数秒ロスして、2回目のVSCで速度超過の5秒ペナルティをもらってしまいました。あれがなかったら、8位もあり得たと思います。ピットインのタイミングは事前に決めていなくて、行けるところまで行き、先に入ったライバルたちのペースの落ち方も見て、ピットインのタイミングを決めようと思っていました。僕のペースが思った以上によかったので、チームはもっと引っ張ることに決めたようです。でも、無線がトラブルを起こしていて、なにを言っているのかほとんど聞き取れず、最後は何とか小さな声で『ボックス(ピットイン)』と聞き取れたので、急いで入りました(笑)。前が詰まっていないクリーンエアというのもありましたけど、レースペースはよかったです。路面温度はすごく高かったんですけど、(似たコンディションだった)オーストリアとは全く違いました」

    福住仁嶺 (レース1・リタイア)
    「走り始めから、ペースが伸びませんでした。クルマのバランス自体も、レッドブル・リンクに比べると全然違うものでした。それもあって戸惑いは大きかったのですが、とにかくレースに完走すればそれで得るものは大きいですから、序盤に後ろにいた選手に抜かれて最下位になってしまいましたけど、特に焦ることもなく、周回を重ねていきました。ピット作業も無事に終えましたが、タイヤを換えてもペースは伸びない。厳しいなと思いつつ走っている時に、電気系のトラブルが出てリタイアせざるを得ませんでした。突然すべての電源が落ちてしまいました。グリップのなさは、この週末を通じて改善されることはありませんでした。セッティングだけではなくて、いろんな原因が重なっているのだと思います。ストレートだけでものすごくタイムを失っていますけど、それだけでもない。チームメートに比べて、ストレートだけでコンマ7~8秒遅いわけで、空力セッティングを全く同じにしても、ストレートでそれだけの差が付いてしまう。エンジンが遅いのはシーズン当初からなのですが、何度も積み替えても改善されないのはなぜなのか、それが不思議です。モノコックにも問題があるのか、どこか噛み合っていないところがあるのか、同じカテゴリーで戦ってる感じは全くしないですが、これからも自分のベストを尽くします」

    2018年 F2 第7戦 イギリス レース1 結果

    順位 No Driver Team
    1 5 アレクサンダー・アルボン DAMS
    2 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix
    3 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System
    4 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System
    5 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing
    6 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME
    7 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    8 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden
    9 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport
    10 19 ランド・ノリス Carlin
    11 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport
    12 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME
    13 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix
    14 16 アルジュン・マイニ Trident
    15 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing
    16 17 サンティノ・フェルッチ Trident
    17 6 ニコラス・ラティフィ DAMS
    18 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin
    19 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    20 12 福住仁嶺 BWT Arden
  • 【F2】 第7戦 予選:J.ラッセルが3戦連続PP、牧野18位・福住19位

    【F2】 第7戦 予選:J.ラッセルが3戦連続PP、牧野18位・福住19位

    FIA F2選手権 第7戦 イギリス大会の予選がシルバーストン・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)が3戦連続となるポールポジションを獲得。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は18番手、福住仁嶺(BWT Arden)は19番手で予選を終えた。

    FIA F2選手権は後半戦に入り、第7戦はイギリス、シルバーストン・サーキットで初日を迎えた。7月6日(金)、午前11時55分から45分間のプラクティスがスタートした。

    牧野任祐(RUSSIAN TIME)は、セッション開始早々から走行を開始、周回を重ねる。1分42秒007のベストタイムで13番手。福住仁嶺(BWT Arden)は、ペースが上がらず1分43秒109で20番手となった。

    予選は午後4時10分から、気温27℃、路面温度51℃と温度の高いコンディションで行われた。1回目のアタックでは、コース上にストップしたマシンが出て赤旗中断となり、牧野も福住もアタックを中断せざるを得ない状況となる。セッション再開後、牧野は1分41秒689、福住は1分42秒899をマークし、1回目終了時では牧野が15番手、福住が19番手。2回目のアタックで、牧野は1分41秒493とタイムを更新するが、ギアボックスのトラブルに見舞われており、思うようなタイムを出せずポジションは18番手。福住も1分42秒081とタイムアップを果たしたが、ポジションを上げるには至らず19番手で予選を終えている。

    ポールポジションを獲得したのはメルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセル。前戦でランキング首位に浮上したラッセルは3戦連続でのポール獲得となる。2番手にはアレクサンダー・アルボン(DAMS)、3番手にはアントニオ・フォコ(Charouz Racing System)が続いた。

    レース1は7日(土)午後3時45分(日本時間午後11時45分)にスタート。牧野任祐は9列目から、福住仁嶺は10列目からスタートし、ポジションアップを狙う。

    福住仁嶺(予選19番手)
    「フリー走行は走り始めからまったくグリップがなくて、ステアリングがGP3より軽いくらいで、どうしようもない状態でした。何か根本的におかしいのか、去年ここはGP3で走って、しっかり走れていたコースでしたし、僕なりに自信はありました。それだけに今日の感触には驚いたというか。全面的に再舗装されているのに、グリップはむしろ無いし、バンピーなままだし、特に変わったとは感じません。今回がおそらく、チームメートとの違いを一番感じた週末かもしれません。予選になったら、チームも明らかにおかしいとわかったようで、チームメートとまったく同じセッティングに直したというんですね。タイヤの温め方もよくないというんで、それも変えて。でもグリップ感がないのは、相変わらずでした。問題がどこにあるか、エンジニアはわかっていると、僕は信じていますけど。エンジンの差は言っても何も変わらない。僕ができることは、チームにプッシュして現状を改善すること。そのために自分のフィーリングを、しっかり伝えることだと思うんです。これが僕のドライビングの問題だと言われたら、どうしようもないです」

    2018年 F2 第7戦 イギリス 予選 結果

    P No Driver Team Laptime
    1 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix 1分39秒989
    2 5 アレクサンダー・アルボン DAMS 1分40秒065
    3 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System 1分40秒094
    4 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System 1分40秒190
    5 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin 1分40秒234
    6 19 ランド・ノリス Carlin 1分40秒396
    7 16 アルジュン・マイニ Trident 1分40秒512
    8 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME 1分40秒590
    9 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing 1分40秒707
    10 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden 1分40秒786
    11 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing 1分40秒847
    12 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix 1分40秒863
    13 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport 1分40秒994
    14 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport 1分41秒031
    15 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing 1分41秒052
    16 6 ニコラス・ラティフィ DAMS 1分41秒061
    17 17 サンティノ・フェルッチ Trident 1分41秒414
    18 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME 1分41秒493
    19 12 福住仁嶺 BWT Arden 1分42秒081
    20 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing 2分18秒133
  • 【F2】 第6戦 レース2:マルケロフが優勝、牧野任祐6位・福住仁嶺9位

    【F2】 第6戦 レース2:マルケロフが優勝、牧野任祐6位・福住仁嶺9位

    FIA F2選手権第6戦のレース2が7月1日(日)にオーストリアのレッドブル・リンクで行われた。

    優勝はポールポジションからスタートしたアルテム・マルケロフ(RUSSIAN TIME)。2位にはメルセデスの育成ドライバーのジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、3位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)が続いた。

    朝から晴れわたるレッドブル・リンクは、気温17℃、路面温度33℃、日差しの強いコンディションとなった。牧野任祐(RUSSIAN TIME)はフロントロー2番手から、福住仁嶺(BWT Arden)は5列目9番手からのスタートした。

    午前11時にセーフティカー(SC)先導でフォーメーションラップがスタート。このレースも特別措置でローリングスタートとなった。スタートでは牧野、福住はポジションをキープ。福住は、上位車がピットスタートとなったため8番手を走行する。7周目、牧野は後続にパスされ3番手にダウン。その後、この位置をキープし走行を続けた。しかし、レース終盤を迎え、ペースが落ちた牧野は19周目、21周目、23周目にも後続にパスされ6番手となり、レースを終えた。牧野は今季初めてレース1、2の両レースで入賞を果たしている。

    8番手で走行を続けていた福住は、終盤ペースの落ちたマシンとのバトルで23周目に7番手にポジションを上げるが、26周目に8番手、そして最終ラップに9番手となりフィニッシュ、惜しくもポイントを逃した。

    本大会を終えて、ジョージ・ラッセルが132ポイントでランキング首位に浮上。2位はランド・ノリス(122ポイント)、3位はアルテム・マルケロフ(94ポイント)。牧野任祐は18ポイントで16位、福住仁嶺は6ポイントで19位となっている。

    F2シリーズ第7戦はイギリスのシルバーストン・サーキットで、7月6日(金)~7月8日(日)に行われる。

    牧野任祐(レース2・6位)
    「走り始めて数周して、ラッセルに抜かれるころには、もうとても表彰台は無理で、タイヤが持ちそうにないと分かりました。レース1よりはるかにコンディションが厳しかったです。フロントタイヤのグリップがどんどんなくなっていって、最後はトラクションもなくなってズルズルでした。どうしようもなかったです。スタートしてすぐ振動が激しくなって、ミラーが全然見えませんでした。後ろから来ているのは分かっていても、どれだけインを閉めていいのかも分からなかったです。原因は不明です。タイヤならば劣化してから振動が起きると思うのですが、最初からなのでなにが原因だったのか。今日のタイヤの垂れ方は、予想したよりはるかにひどかったです。今日の方が、前が空いた状態で走れてたのに、どうして持たなかったのでしょうか。チームメートとはセットアップは違いますが、それでもあそこまでタイヤの持ちが違うのは、ちょっと分からないです」

    福住仁嶺(レース2・9位)
    「スタートはなにも起きず、その後は前後詰まった展開になりました。あまり言いたくはないのですが、エンジンの個体差が大きすぎる感じです。最終区間で一生懸命くっついてストレートでDRSを効かせようとしても、あっという間に引き離されてしまいます。どうしようもなかったです。最後に抜かれてしまったのは、1コーナーでリアをロックさせてしまったからです。今週末はずっと、リアがロックする症状が出ていて、いろいろやったのですが直りきらなかったです。それ以前にタイヤもかなり厳しくなっていました。レース2はスプリントなので、最初からみんな攻めてきます。そのペースについていこうとすると、どうしても劣化が早くなります。路面温度も高いし、昨日のソフトよりは垂れが大きかったですね。でもタイヤの垂れは、僕のドライビングに原因があるのかもしれないし、データをしっかり見直してみます」

    2018年 F2 第6戦 オーストリア レース2 結果

    P No Driver Team
    1 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME
    2 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix
    3 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin
    4 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System
    5 5 アレクサンダー・アルボン DAMS
    6 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME
    7 17 サンティノ・フェルッチ Trident
    8 6 ニコラス・ラティフィ DAMS
    9 12 福住仁嶺 BWT Arden
    10 16 アルジュン・マイニ Trident
    11 19 ランド・ノリス Carlin
    12 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden
    13 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing
    14 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    15 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport
    16 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport
    17 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing
    18 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix
      20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System
      3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing
  • 【F2】 第6戦 レース1:J.ラッセルが優勝、牧野任祐7位・福住仁嶺9位

    【F2】 第6戦 レース1:J.ラッセルが優勝、牧野任祐7位・福住仁嶺9位

    FIA F2選手権第6戦のレース1が6月30日(土)にオーストリアのレッドブル・リンクで行われた。

    優勝はポールポジションからスタートとしたメルセデスの育成ドライバーのジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、2位にはマクラーレンの育成ドライバーのランド・ノリス(Carlin)、3位にはアントニオ・フォコ(Charouz Racing System)が続いた。

    前戦のフランスのレース1でも優勝しているジョージ・ラッセルは120ポイントとし、ランキング首位のランド・ノリスとの差を2ポイント差まで縮めた。

    ホンダの育成ドライバーである牧野任祐(RUSSIAN TIME)は5列目10番手、福住仁嶺(BWT Arden)は9列目17番手からスタート。前戦フランスでも、クラッチの問題からスタート時にエンジンストールするマシンが続出したため、安全面を考慮したF2オーガナイザーは、今回と次戦イギリスのすべてのレースをローリングスタートにすると発表した。

    午後4時45分、セーフティカー先導によるフォーメーションラップを経て、ローリングスタートが切られた。レースは波乱なくスタートし、牧野は10番手争いを演じる。その後、レースは5周目に大きく動く。コース上にマシンがストップし、セーフティカーが導入されると、ほとんどのマシンがタイヤ交換のためピットに殺到した。牧野、福住もピットインし、タイヤを交換。2周後にセーフティカー先導が終わると、牧野は11番手、福住は15番手に。ただし、タイヤ交換を行わずステイアウトしたマシンが3台いて、上位で走行している状況。レース中盤から終盤にかけて、牧野は10番手争い、福住は14番手を走行。上位の選手のアクシデントやステイアウトしたマシンのピットインで、32周目に牧野は7番手に、福住は11番手にポジションを上げた。

    レース終盤、早めにピットインしタイヤが厳しくなったマシンが多く、ペースが落ちながらのポジション争いが白熱する。牧野と福住も激しい争いの中、牧野は一時6番手に上がったが、39周目に後続に先行を許し7番手に。福住も39周目に8番手まで上がったが、最終ラップにパスされ9番手でチェッカーフラッグを受けた。

    牧野任祐は今季最高位となる7位入賞を果たし、レース2ではフロントロー2番手からのスターティンググリッドを獲得している。レース2は7月1日(日)午前11時(日本時間午後6時)にスタートする。

    牧野任祐 (レース1・7位)
    「昨日あれだけスタートの打ち合わせをして、ホテルに帰ってからローリングスタートになることを知らされました。どちらがよかったのか、分からないですね。今日のレースはとにかくタイヤマネージメント勝負でした。去年はそれほど性能劣化がひどくなかったと言われていたんですけど、今年はクルマが変わって重くなって、路面も全舗装してから4年目ですから、だいぶひどくなる感触がありました。実際、その通りでしたね。でもその中ではけっこううまくやれたと思います。周りが絶対後半に勝負をかけてくると用心はしていたのですが、チェッカー直前に抜かれてしまいました。最初に履いたスーパーソフトの劣化の仕方は、尋常じゃなかったです。パンクするんじゃないかと思ったくらい。なので、セーフティカーが出なくてもあの周で入ろうと思ってました。全員そう思っていたと思います。ソフトに換えてからは、ある程度ペースを抑えて、セーブしながら走りました。レース2は短いレースなので、行くだけですね。表彰台を狙いたいです。レースペースの改善の仕方、タイヤの持たせ方はだいぶ習得できてきましたけど、まだチームメートに負けている部分はあります。性能劣化が激しい中、ある程度はうまく持たせられたと思っているので、今後のレースに生きると思います」

    福住仁嶺 (レース1・9位)
    「最初にかなり出遅れてしまいました。あれが大きかったですね。ほんとのセーフティカースタートのつもりだったので、スタート直前に駆け引きするのかなと思ってたら、他のみんながバンバン加速して行って。でもそこからのスーパーソフトのペースはすごくよくて、それでチームメートのピットインと重なってしまって、しばらく待たないといけなかったです。その後のタイヤは、最初のバランスはよくなったんですけど、そのうちリアが厳しくなってしまいました。でもセーフティカーが入ったことでバランスが回復して、クルマの調子はよくなったんです。あとはひたすら、最後までタイヤを持たせようと奮闘し続けました。前に迫ってDRS使っても、全然横に並べないということが何度かあり、少しでもプッシュするとすぐにタイヤが垂れそうだったし、ライバルたちが落ちてくるのを待つしかない状況でした。タイヤの持たせ方は、うまく行ったのかなと思います。自分のドライビングも含め、まだまだ完璧ではないですけどね。最後は8位を逃して、悔しい結果に終わってしまいました。リアタイヤのグリップが完全になくなっている中で、いかに防ぐか。減速しすぎたら、アウト側から抜かれる恐れがある。多少ともディフェンスして守っていこうと思ったんですけど、最終コーナーのブレーキでリアを少しロックさせてしまいました。それがなければ、守り切れたかもしれません。でも速度差がすごかったですから、立ち上がりからチェッカーまでの間に抜かれて行った可能性もありますね」

    2018年 F2 第6戦 オーストリア レース1 結果

    P No Driver Team
    1 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix
    2 19 ランド・ノリス Carlin
    3 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System
    4 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport
    5 5 アレクサンダー・アルボン DAMS
    6 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin
    7 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME
    8 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME
    9 12 福住仁嶺 BWT Arden
    10 17 サンティノ・フェルッチ Trident
    11 6 ニコラス・ラティフィ DAMS
    12 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden
    13 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing
    14 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    15 16 アルジュン・マイニ Trident
    16 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System
    17 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix
    18 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing
    19 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport
    20 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing
  • 【F2】 第6戦 予選:J.ラッセルが2戦連続PP、牧野10位・福住17位

    【F2】 第6戦 予選:J.ラッセルが2戦連続PP、牧野10位・福住17位

    FIA F2選手権 第6戦 オーストリアの予選がレッドブル・リンクで行われ、ジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)が2戦連続となるポールポジションを獲得。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は10番手、福住仁嶺(BWT Arden)は17番手で予選を終えた。

    FIA F2選手権第6戦が、オーストリアのレッドブル・リンクで初日を迎えた。6月29日(金)の午後1時からスタートした45分間のプラクティスでは、福住仁嶺、牧野任祐がともに順調に周回を重ねていく。

    しかし、セッション終盤、福住のマシンにトラブルが発生しスローダウンせざるを得なくなり、結果的にこのセッションは牧野が12番手、福住は14番手で終えた。

    予選は午後4時55分から、気温20℃のコンディションで行われた。1回目のアタックで牧野は1分14秒440、福住は1分14秒997をマーク。セッション終盤、ニュータイヤに履き替えてのアタックでは、牧野が1分14秒201、福住は1分14秒400とともにタイムアップを果たし、最終的に牧野が10番手、福住は17番手で予選を終えた。レース1では、牧野が5列目、福住が9列目からそれぞれスタートし、ポジションアップを狙う。

    ポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル。2番手にはランド・ノリス(Carlin)、3番手にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)が続いた。

    レース1は、30日(土)の午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートする。

    牧野任祐(予選10番手)
    「エンジニアと1時間ぐらい話し合いました。そのほとんどは、レースのスタートをどうするか、でした。クラッチトラブルに何度も見舞われていますから。フランスでのクラッチの問題も、結局まだよく分かってないので、ちょっと心配です。エンジンはやはり壊れていて、今回載せ替えました。フリー走行から予選にかけては、流れは悪くなかったです。ただもうちょっと詰められるところはいくつかありました。このサーキットは1周も短いし、コーナー数も少ないので、差が出にくいですね。そこでいかにタイムを詰めていくかが難しいです。10番手という予選結果も、クルマの本来の実力からすればもうちょっと前、7番ぐらいはいけていたと思います。特にミスはなかったのですが、1コーナー、3コーナー、4コーナー、その辺りのブレーキングですね。要所要所でもうちょっとタイムが詰められたかなと思います。レースではタイヤの落ちが激しい印象です。戦略はみんな同じような感じでしょうから、とにかくスタートをしっかり成功させて、できるだけ前でフィニッシュする。それだけです」

    福住仁嶺(予選17番手)
    「フリー走行で止まってしまったのは、ガス欠でした。どうしてそんなことになってしまったのか、僕には分かりません。最初はエンジンが壊れたのかと思ったんですけど、単純にガス欠でした。そのためにスタート練習はできなくなってしまいましたけど、まあ大きな影響はないです。予選は最初からペースが悪くて、基本的には自分のドライビングの問題だと思っています。自分としては全くノーミスで、かなりいい走りができたと思ってたのですが、タイムを見たときには愕然としました。ブレーキポイントとか、前回からかなり改善されている実感があって、なのでここも自信があったんですけど。いざデータを見せられて、エンジニアと一緒にじっくり分析すると、自分の走りでまだまだいけてない部分もあったと思います。2回目のアタックでタイムを更新はしましたけど、十分ではなかったですね。自分が本来いるべきところに、いれていない。チームメートとの差も、自分のドライビングだと思います。セットアップはもともと違うのですが、それ以上にお互いに言っていることが違い過ぎて、クルマのバランスについてのコメントが真逆だったりする。これからさらにデータを精査して、どこにどれだけ差があるのか探っていこうと思います。決勝に向けては、レース1は長いレースなので毎回いろんなことが起きます。とにかく走り続けてマイレージをかせいで、クルマだったり自分のドライビングだったり、吸収できるものを吸収して、チームとともに一生懸命がんばるつもりです」

    2018年 F2 第6戦 オーストリア 予選 結果

    P No Driver Team Laptime
    1 8 ジョージ・ラッセル ART Grand Prix 1分13秒541
    2 19 ランド・ノリス Carlin 1分13秒779
    3 18 セルジオ・セッテ・カマラ Carlin 1分13秒823
    4 7 ジャック・エイトケン ART Grand Prix 1分13秒961
    5 16 アルジュン・マイニ Trident 1分13秒999
    6 11 マキシミリアン・ギュンター BWT Arden 1分14秒014
    7 20 ルイス・デレトラズ Charouz Racing System 1分14秒104
    8 5 アレクサンダー・アルボン DAMS 1分14秒115
    9 4 ニック・デ・フリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing 1分14秒171
    10 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME 1分14秒201
    11 14 ルカ・ギオット Campos Vexatec Racing 1分14秒309
    12 9 ロベルト・メルヒ MP Motorsport 1分14秒323
    13 21 アントニ・フォコ Charouz Racing System 1分14秒330
    14 17 サンティノ・フェルッチ Trident 1分14秒334
    15 3 ショーン・ゲラエル PERTAMINA PREMA Theodore Racing 1分14秒363
    16 10 ラルフ・ボスチャング MP Motorsport 1分14秒389
    17 12 福住仁嶺 BWT Arden 1分14秒400
    18 1 アルテム・マルケロフ RUSSIAN TIME 1分14秒589
    19 6 ニコラス・ラティフィ DAMS 1分14秒700
    20 15 ロイ・ニッサニー Campos Vexatec Racing 1分15秒436