カテゴリー: FIA F2

  • FIA F2、2024年導入の新型マシンを披露「可能な限りF1マシンに近づけた」

    FIA F2、2024年導入の新型マシンを披露「可能な限りF1マシンに近づけた」

    FIAフォーミュラ2選手権は8月31日(木)、モンツァのF1パドックで2024年型F2マシンを国際メディアに公開した。

    2024年、2025年、2026年の各シーズンに投入されるこの新型マシンの設計哲学は、F1レースを目指す若いドライバーに最高の準備をさせることであり、安全性、外観、システム、性能、持続可能性、アクセス性などの面で可能な限りF1マシンに近づけ、しかもリーズナブルなコストで実現することである。

    さらに、ノーズ、フロントとリアのウィング、フロアは、ホイール・トゥ・ホイールのレースを促進するように設計されており、トラック上でのスリリングなアクションにつながるだろう。

    FIAの最新安全技術に対応した新しいマシンは、3.4リッター・ターボのメカクローム製エンジンを搭載し、2025年に導入されるアラムコの持続可能な合成燃料に対応するための新機能も盛り込まれている。2024年については、2023年に導入に成功したアラムコの55%バイオ由来サステイナブル燃料を引き続き使用する。

    また、F2 2024は、幅広いドライバーに対応し、チャンピオンシップを可能な限りアクセスしやすいものにするために、ブレーキ、ステアリング操作力、人間工学の点でFIA 2024仕様に準拠するように設計されている。

    マシンのシステムには、バーチャル・セーフティ・カー(VSC)や最適化されたドラッグ・リダクション・システム(DRS)といったマーシャリングが含まれる一方、エレクトロニクスは新しいマレリ・ビークル・コントロール・ユニット(VCU)によって強化されている。

    マシンは7月に元F2ドライバーのタチアナ・カルデロンがステアリングを握り、ヴァラーノでシェイクダウンを成功せた。本日のお披露目後、開発プログラムは、2022年FIAフォーミュラ2チャンピオンのフェリペ・ドルゴビッチを含む数名のドライバーとともに、年内に数回のテストを実施する予定だ。

    このプログラムには車両がチームに引き渡される前に信頼性を確保するために十分な走行距離が含まれ、また、2024年、2025年、2026年を通じてさらなる開発が行われ、2027年には持続可能な合成燃料100%という目標に向けて燃料の持続可能なコンポーネントが増加する。

    1台の車両は2023年12月末までにチームに納入され、2台目の車は2024年1月中旬に納入される。最初の公式プレシーズンテストの前に、各チーム1台ずつシェイクダウンが行われる。

    F2(フォーミュラ2)

    ステファノ・ドメニカリ(F1 社長兼最高経営責任者)
    「F2は常に素晴らしいレースを披露し、将来のF1グリッドメンバーにとって重要なトレーニングの場として機能している。2台のマシンの設計思想を近づけることで、この発展をさらにサポートすることになる。新型F2マシンはまた、2026年からF1の一部となる先進的な持続可能燃料の開拓を続けるサステイナビリティの旅の重要なシンボルでもある。ブルーノと彼のチーム、そしてこのカテゴリーにおける我々の継続的な強力な協力関係に対してFIAに敬意を表したい。来シーズン、トラックでマシンを見るのが待ち遠しい]

    ロバート・リード(FIA スポーツ担当副会長)
    「この次世代FIAフォーミュラ2マシンの発表は、選手権にとってエキサイティングな新章の幕開けとなる。FIA、フォーミュラ2、そしてそのパートナーは、接近戦、最新の安全技術、環境維持、そしてドライバーの利便性向上に焦点を当てた、実に印象的なパッケージを実現するために、これまで膨大な作業を行なってきた。この重要な一歩によって、フォーミュラ2はモータースポーツの頂点に近づき、次世代のドライバーたちが将来に向けて最高の準備を整えられるようになると同時に、世界中のファンに素晴らしいショーを見せることができるようになる。設計哲学と技術がF1からジュニア・カテゴリーへと連鎖していく様子を見ることは、世界中の若い才能をトップリーグでの成功へと導くFIAのシングルシーター経路を証明するものであり、来シーズン、このマシンがレースで活躍する姿を見ることを楽しみにしている」

    ブルーノ・ミッシェル(FIAフォーミュラ2選手権 CEO)
    「今後3年間レースを戦う新しいF2マシンを発表できることを大変誇りに思う。FIAとともに、若いドライバーにF1への準備をさせ、ファンがF2に期待する素晴らしいレースと多くのオーバーテイクのチャンスを提供し続ける、パワフルでチャレンジングかつ安全なマシンを設計した。ステアリング操作に関するFIAの考慮を考慮し、あらゆるタイプのドライバーにフィットするように設計されている。これは明らかに、車の運転性と快適性を向上させ、スポーツをより包括的なものにする鍵となる。我々の主眼のひとつはコスト管理だ。そのため、エンジンとギアボックスは同じものを使用し、前車からのキャリーオーバーパーツも多い。最後に、我々は、チームがこの新しいマシンをスポーツレギュレーションに従った12人のオペレーション要員で管理できるようにした。このマシンの安全性、信頼性、そしてドライバーのF1への準備を整えるための最高のレーシングマシンを作る上で重要な役割を果たしたパートナーのアラムコ、ピレリ、ダラーラ、メカクロームに感謝したい」

    FIAフォーミュラ2選手権

    2024年FIAフォーミュラ2マシン – 詳細

    ■寸法
    全長:5284 mm
    全幅:1900 mm
    全高:1097 mm(FOMロールフープカメラを含む)
    ホイールベース 3135 mm

    ■エンジン
    V型6気筒3.4リッター・シングルターボ・メカクロームエンジン
    定格620 HP @ 8750 rpm
    フライバイワイヤーアクセルシステム
    8000km走行後にリビルト
    最大トルク570 Nm @ 6000 rpm

    ■モノコックとボディワーク
    サバイバルセル – ダラーラ社製サンドイッチカーボン/アルミハニカム構造/ザイロン侵入防止パネル
    フロント&リアウイング – ダラーラ製カーボン構造
    ボディワーク – ダラーラ製カーボン/ケブラーハニカム構造

    ■安全基準
    完全なFIA F1 2024安全基準
    F1仕様チタニウム・ヘイロー

    ■ギアボックス
    6速縦置きヒューランド・シーケンシャルギアボックス
    ステアリングホイールからのパドルシフトによる電動油圧式コマンド
    ZF ザックス・カーボンクラッチ
    オンボードスターターなし
    非油圧式ランプディファレンシャル

    ■ステアリングシステム
    FIA 2024仕様のノンアシストラック&ピニオンステアリングシステム
    ダッシュボード、ギアチェンジ、クラッチ、DRSパドル、マーシャリング&VSCディスプレイ付き新型XAPステアリングホイール

    ■電子制御機能
    データロギングシステムを含む新型マレリマーベル VCU 480 ECU/GCU
    新しいマレリFOX 442パワーサプライマネージメントユニット
    CANデータ収集プリ装備
    ビーコン受信機
    F1タイプVSC&マーシャリングシステム

    ■サスペンション
    ダブルスチールウィッシュボーン、プッシュロッド式、ツインダンパー、トーションバーサスペンション(フロント)、スプリングサスペンション(リア)
    車高、キャンバー、トー調整可能
    2ウェイ(フロント)/4ウェイ(リア)調整式Koni製ダンパー
    調整式アンチロールバー(フロント/リア)

    ■ホイール&タイヤ
    O.Z.レーシング製マグネシウム・リム
    18″ x 12 “フロントホイール寸法
    18インチ x 13.7インチ リアホイール
    F2専用ピレリスリック/ウェットタイヤ
    TPMSテキセンス(タイヤ空気圧モニタリングシステム)

    ■ブレーキ
    6ピストンモノブロックブレンボキャリパー
    カーボン製ブレーキディスクとパッド

    ■燃料
    2024年までのアラムコ製55%バイオ燃料
    ATL FT5燃料電池125リットル(FIA規格)

    ■DRS
    F1で使用されているDRSと同じ機能
    油圧による作動

    ■消火システム
    最新のFIA基準に準拠した新しいFEVシステム(電動)

  • 岩佐歩夢、コースオフのミスが響き13位「自分に対して怒りしかない」 / F2

    岩佐歩夢、コースオフのミスが響き13位「自分に対して怒りしかない」 / F2

    岩佐歩夢は、FIA フォーミュラ2選手権 第12戦 オランダのフィーチャーレースを13位で終えた。

    午前10時00分、直前まで降っていた雨は上がったものの、コースにはところどころウエット箇所が残り、難しい状況となりました。気温16℃、路面温度17℃のコンディションで、セーフティカー先導によるフォーメーションラップがスタート。

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢(DAMS)は、6列目12番グリッドからのスタート。多くのマシンはドライタイヤを選択し、波乱が予想される展開。まず、スタート前の加速段階で1台がコントロールを失いスピン。ローリングスタート直後のターン1で上位陣にアクシデントが発生。数台がスピン、コースオフし、セーフティカーが導入される。岩佐はこのアクシデントを回避し、8番手で1周目を終える。

    4周目にリスタートが切られ、再開直後のターン1で岩佐歩夢は前車のインを果敢に攻めてオーバーテイクを狙ったが、グリップを失いコースオフ。その際にアウト側のマシンと接触し、岩佐に10秒のタイムペナルティーが科された。最後尾でレースに復帰した岩佐は、9周目にピットインしペナルティーを消化。そしてソフトタイヤからミディアムタイヤに交換し、16番手でコースに戻った。

    10周目にアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されると、ほぼ全車がピットインを行った。しかし、ペナルティーの影響もあり、岩佐のポジションは変わらず、16番手から追い上げとなった。

    不安定なコンディションと抜けないコースのため、前車に迫るもののなかなかオーバテイクができない状況が続き、レースは終盤戦になった。各車タイヤが厳しくなったレース終盤の33周目、35周目、そしてファイナルラップの38周目に、ペースを保っていた岩佐はオーバーテイクを決めて13番手までばん回し、レースを終えた。

    波乱の展開となったフィーチャーレースで、シリーズランキング上位陣にリタイアが続出した。岩佐もノーポイントに終わったが、シリーズランキングは3位をキープしている。

    岩佐歩夢ウエットが混じるコンディションで波乱のレース展開に。12番手スタートの岩佐は、アタックでコースオフし13位に終わる

    「スパと同じようなミスをしてしまい、自分に対して怒りしかないです」と岩佐歩夢はコメント。

    「ミスをした理由はあるのですが、それは言えないことなので勘弁してください。今はその原因もクリアになっているので、改善点として活かしたいと思います」

    「それ以外の部分では、自分のペースやマシンのポテンシャルなども悪くはなかったと思いますが、うまくまとめきれなかったという反省はあります」

    「やはり課題は予選で、順位がよくないとレースにおいても悪循環になってしまうことはわかっているので、次に向けてできることをやりきり、しっかり準備したいと思います」

    「今回、ランキング上のライバルのリタイアが多かったものの、自分としてはまったく意識しておらず、自分のミスの後に起こったことでもあるので、ポイントについては何も考えていなかったです。それよりも、まず自分たちができることをちゃんとやることが重要なので、改善点を見つめ直して、次戦に備えたいと思います」

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢 「短い走行ながらもいいデータが得られた」

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢 「短い走行ながらもいいデータが得られた」

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢が、オランダのザントフォールトで行われたFIA F2選手権第12戦のスプリントレースを振り返った。

    8月25日(金)に行われた予選で、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、1セット目2回目のタイムアタックで思うようにタイムアップができず、2セット目のアタックでばん回を図ったが、3回の赤旗中断によりアタックができないままセッションは終了。予選12番手という不本意な結果に終わりました。

    スプリントレースでは、前戦ベルギーでのペナルティーにより5グリッド降格となり、他のマシンのペナルティーとの兼ね合いで岩佐歩夢は16番手からスタートとなったた。

    スプリントレースのスタート予定時刻は13時15分だったが、雨が降り続いた関係で8分遅れの開始。セーフティカー(SC)先導のフォーメーションラップでスタートした。ポールシッターがマシントラブルのためピットスタートとなり、岩佐歩夢は15番手で2周のフォーメーションラップを走行。そしてローリングスタートでレースが始まった。

    ところが、1周目に3台が絡む多重クラッシュが発生し、レースは赤旗中断となる。岩佐歩夢はアクシデントを回避しましたが、後続に先行を許し13番手となった。

    マシンの回収とガードレールの修復に約30分を要し、14時に再スタートとなった。しかし、赤旗中断の間に雨は激しさを増し、セーフティカー先導で2周を走行したのち、再び赤旗が提示されレースは中断。天候回復が見込めないことから、レースはこの時点で終了となった。

    レーシングラップが2周に満たないことから、このレースにおけるポイントの付与はなくなった。岩佐はシリーズランキング3位をキープしている。

    岩佐歩夢 レッドブルF1雨とアクシデントで赤旗終了のノーポイントレースに。16番手スタートの岩佐は13位

    「ほとんど走ることなく終わりましたが、短い走行ながらもいいデータが得られましたし、トライしたことに対するフィードバックもあったので、チームとしては悪くない結果だったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタート時はかなりスプレー(水膜)が激しく、ほとんど前が見えない状態で、メインストレートでも危うさを感じました。前方で発生したアクシデントが見えた瞬間に、スピードを落として回避することを考えました。クラッシュしたマシンが壁に当たって跳ね返ってくるのが怖かったのですが、そうしたこともなく、無事に回避することができてよかったです」

    「明日のフィーチャーレースに向けて、これまで同様にしっかり準備して臨みたいと思います」

  • F2:ザントフォールトのスプリントレースは悪天候により数周で中止

    F2:ザントフォールトのスプリントレースは悪天候により数周で中止

    ザントフォールトでのF2スプリントレースは、悪天候への懸念の中、わずか数周を完了しただけで中止となった。

    ザントフォールトでは雨が序盤の進行を台無しにしたが、ドラマはレースがグリーンになる前から始まっていた。チャンピオンシップリーダーのテオ・プルシェーレがメカニカルトラブルに見舞われ、リバースグリッドの重要なポールポジションから最後尾に降格となった。

    悪天候のため、フィールドはセーフティカーの先導でスタートし、アイザック・ハジャーが先頭に立った。ローリングリスタートでアクションが始まると、先頭のARTカのビクター・マルタンスからリードを維持した。

    ターン1で3番手に浮上したのはプレマのオリバー・ベアマンで、ファン・アメルスフォールトのファン・マヌエル・コレアのイン側に飛び込んでパスした。

    しかし、レースは2周目にすぐに停止。クッシュ・マイニ、金曜日のポール獲得者のジャック・クロフォード、ラルフ・ボシュングの3台が絡むインシデントが発生し、赤旗が提示された。

    長い遅延の後、レースはセーフティカーの先で再開され、ラップカウンターがタイマーに置き換えられた。

    しかし、ドライバーたちが最後にトラックに出てからコンディションが悪化したため、すぐにまた赤旗が振られた。多くのドライバーから、セーフティカーの後ろで速度を落として走行しているにもかかわらず、アクアプレーニングが深刻な問題になっているとの報告していた。

    ドライバーたちがピットレーンに戻ってから間もなく、レースは再開されず、ポイントも授与されないことが発表された。

  • テオ・プルシェール、F2での活躍は「F1チームが自分を見ているので重要」

    テオ・プルシェール、F2での活躍は「F1チームが自分を見ているので重要」

    テオ・プルシェールは、今シーズンのF2での活躍は「F1チームが自分を見ている」ことを意味し、彼の将来にとって重要だと語った。

    テオ・プルシェールは、残り3戦となった今季のF2ランキングでトップに立ち、メルセデスの支援を受けるフレデリック・ヴェスティに13ポイント差、レッドブルの岩佐歩がさらに15ポイント差をつけている。

    プルシェールは2021年のモナコGPでF2最年少ポールシッターとレースウイナーに輝き、最高峰のフィーダーシリーズで3度目のキャンペーンを戦っている。

    19歳のプルシェールはF2グリッドで最年少ドライバーの1人であることに変わりはないが、それはこのカテゴリー内での長年の経験の中で忘れ去られていると考えている。

    「それは僕の将来に役立つので素晴らしいことだ。F1チームさえも僕に注目している」と現アルファロメオのリザーブドライバーであるプルシェールはmotorsport.nextgen-autoに語った。

    「もちろん、F2で3シーズン目だけど、まだ19歳だ。8月には20歳になるから、グリッド上では7番目に若いことになる」

    「3シーズン目のF2ドライバーというよりは、『ただ若いだけ』と言ったほうがいいかもしれないね」

    「僕はF2で3シーズン走った他のドライバーたちほど経験はない」

    「今年はマシンのフィーリングもいいし、まだ改善中だ。ARTグランプリやアルファロメオF1のリザーブドライバーとして、まだ上達している。彼らから多くのことを学んだ。それは良いことだ」

    「さっきも言ったように、このエリアには優れたドライバーしかいないし、そういうドライバーの多くはF1で走る資格がある」

    「彼らは高いレベルで走っているし、それを求めてプッシュしている。だから、僕は他のドライバーより若くても、集中してハードワークしなければならない」

    テオ・プルシェール ザウバーF1チーム

    昨年はランキング2位でもフェリペ・ドルゴビッチに遠く及ばなかったプルシェールだが、バーレーンGPではポールポジションをフィーチャーレースでの圧勝につなげた。

    サヒールで表彰台の頂点に上って以来、ザウバー・アカデミーのドライバーであるプルシェールは優勝を収めることができていないが、9度の表彰台を獲得するなど、一貫性を保っている。

    前戦のベルギーGPでは、タイトル争いのライバルであるフレデリック・ベスティが日曜日のメインイベントをスタートすることさえできなかったため、プルシェールはチャンピオンシップのトップに返り咲いた。

    しかし、プルシェーレは、次のキャンペーンでF1ドライブの報酬を与えられなかった場合、連続3人目のF2チャンピオンになる可能性がある。

    今年マクラーレンに移籍するまでオスカー・ピアストリはオスカー・ピアストリは昨シーズン、マクラーレンに移籍するまでの1年間を棒に振り、2022年チャンピオンのドゥルゴビッチはアストンマーティンのリザーブドライバーに甘んじている。

    プルシェールがザウバー・アカデミーのメンバーだが、アルファロメオF1チーム代表のアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、2024年もバルテリ・ボッタスと周冠宇を残留させる計画であることを明かしている。

    ザウバーが運営するF1チームは2026年からアウディに移行し、今年いっぱいでアルファロメオの名称は廃止される。

  • レッドブルF1代表 「F2に参戦するジュニアドライバーを間引いていく」

    レッドブルF1代表 「F2に参戦するジュニアドライバーを間引いていく」

    現在F2に参戦しているレッドブルのジュニアたちにとって、悪いニュースかもしれない。レッドブル・れーしんぐのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ジュニアプログラムは若者により焦点を当てる必要があると考えている。つまり、現在のグループを間引くということだ。

    マックス・フェルスタッペンとセバスチャン・ベッテルはレッドブルのプログラムにおける2大サクセスストーリーだ。ホーナーは『ESPN F1』のポッドキャストで、レッドブル・プログラムの成功について「波のように機能する」と語った。

    その他にも、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンなど、それほど成功はしていないが、確かに偉大なドライバーたちはいる。

    セルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンと並び、リカルドが角田裕毅と並んでアルファタウリにいる現在、レッドブルの現在のラインナップはジュニアプログラムの特徴をまったく反映していない。ペレスはレッドブルのジュニアではないし、33歳のリカルドはアルファタウリに本来属しているドライバーではない。

    ホーナーは、再び焦点を移す時期が来たのかもしれないと述べ、それは明らかにF1に十分な力を持たないF2で運転するレッドブルドライバーの非常に多くのグループにとって悪いニュースになる可能性があると語った。

    このグループには、デニス・ハウガー、岩佐歩歩夢、ジャック・クロフォード、アイザック・ハジャー、エンツォ・フィッティパルディ、ゼイン・マロニーが含まれる。

    クリスチャン・ホーナーは「これからはもっと若手にフォーカスしていくつもりだ。今年のF2にはたくさんのドライバーがいる。それを減らしていくつもりだ。将来的には、もっと下のフォーミュラクラスにフォーカスするかもしれない」と語った。

    F2に参戦するドライバーに加え、日本のスーパーフォーミュラに参戦するリアム・ローソンなど、チーム外にも有望な才能がいる。

    「マックス・フェルスタッペンやセバスチャン・ベッテルは、毎シーズン突然現れるわけではない。才能が現れた瞬間にその才能を見極めることが重要だ」とホーナーは結論づけた。

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、リタイア&次戦5グリッド降格ペナルティ

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、リタイア&次戦5グリッド降格ペナルティ

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第11戦ベルギーのフィーチャーレースをリタイアで終えた。

    FIA F2選手権第11戦ベルギーは30日(日)、フィーチャーレースを迎えた。予選16番手の岩佐歩夢は、8列目16番手からのスタート。朝方の雨は上がったものの、スパ・フランコルシャンの路面にはところどころウエット部分が残るコンディションでフィーチャーレースは幕を開けた。

    レコードラインはほぼドライとなったため、全車ドライタイヤでグリッドに向かったが、その途中で複数のクルマがスピン。フロントロウを獲得したドライバーがスピン後クラッシュし、レースに参加することができなくなるという波乱の様相となる。

    午前10時5分、気温13℃、路面温度16℃という低温下でフォーメーションラップがスタートした。プライム(ミディアム)タイヤを選択した岩佐は、好スタートを切ってポジションを上げ、ケメルストレートを13番手で駆け抜けたが、ストレートエンドのターン5でオーバーシュート気味に進入。なんとかコース上に踏みとどまったものの、続くターン6で体勢を崩してアウト側にいたマシンに接触してしまった。相手側はスピンしストップ、岩佐もサスペンションにダメージを負い、ピットインを余儀なくされる。マシンのダメージは大きく、岩佐はリタイアとなった。

    このアクシデントはレース後に審議となり、岩佐に次戦スプリントレースでの5グリッド降格のペナルティーが科された。シリーズランキングでは前日のスプリントレースで2ポイントを加算し、トータル134ポイントで3位を守っている。

    岩佐歩夢 ホンダF116番手スタートの岩佐歩夢、1周目にアクシデントで無念のリタイア。シリーズランキングは3位をキープ

    「レースは1周目の自分のミスで終わってしまいました」と岩佐歩夢はコメント。

    「ターン5のブレーキングでミスをして、なんとかコースにとどまることはできましたが、ターン6ではタイヤの半分以上をウエットパッチに乗せてしまい、体勢を崩した状態で(アウト側のクルマと)当たってしまいました。自分のミスがすべてで、大きなレースを落とした自分に対する怒りしかありません」

    「次戦スプリントレースでの降格が決まりましたが、フィーチャーレースでなかったのがせめてもの救いです。次戦に向けて切り替え、しっかり準備して臨みたいと思います」

  • レッドブルF1の岩佐歩夢、F2第11戦のスプリントレースで7位入賞

    レッドブルF1の岩佐歩夢、F2第11戦のスプリントレースで7位入賞

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われたFIA F2選手権第11戦のスプリントレースで7位入賞を果たした。

    7月28日(金)に行われた予選は開始早々激しい雨に見舞われ、コンディションが大きく変化した。ピット位置の関係でコースインが遅れた岩佐歩夢は、アタック途中の強雨によりタイムを出すことができず、予選16番手に終わっった。これにより岩佐はスプリントレース、フィーチャーレースともに8列目16番手からのスタートとなってしまった。

    29日(土)も降雨の予報だったが、スプリントレースが開始されるころには雨が上がり、ほぼドライコンディションとなった。また、降雨のためF2前のF1スプリントシュートアウトが大幅に遅れたためF2スプリントレースも35分遅れとなり、午後2時20分、気温20℃、路面温度27℃でフォーメーションラップがスタートした。

    フォーメーションラップのスタート時に1台がストールしストップ。それによって複数マシンのスタート手順に問題が起こり、フォーメーションラップはやり直し。レースは1周減算され17周となる。好スタートを切った岩佐歩夢はポジションを上げ1周目を14番手で終えると、2周目にケメルストレートで前車をオーバーテイクし、その周に上位車がトラブルでピットインしたため12番手となった。このトラブルでコース整備が必要となり、セーフティカーが導入された。

    5周目にレースが再開され、6周目に前車に迫った岩佐歩夢はケメルストレートでオーバーテイクを決めて11番手。7周目にも同様にオーバーテイクし10番手にポジションを上げた。ペースの優る岩佐は9周目にはストレートエンドからシケインの進入でオーバーテイクを決めて9番手となる。

    レース後半になり、前車との差を詰めてさらに上位を狙う岩佐歩夢は、15周目のケメルストレートでオーバーテイクし8番手となり、入賞圏内に順位を上げた。さらに7番手に迫る岩佐は、最終ラップの最終シケインで果敢にインを突き、いったんは前に出たが、ややオーバーシュート気味になったところで2台は並び、相手にアウト側で粘られ僅差先行されて8番手でフィニッシュした。レース後、上位車に技術違反があり岩佐は7位に繰り上がり、2ポイントを獲得した。

    岩佐歩夢 ホンダF1岩佐歩夢、16番手スタートから7位入賞。8台をオーバーテイクし、2ポイントを獲得

    「16番手スタートからポイントをとれるところまでポジションを上げられたことはよかったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタートはかなり決まったのですが、前列のクルマの動きが遅くて大きくステアリングを切り、アクセルを戻すような状況になってしまったので、思ったほど順位を上げることができませんでした」

    「その後、マシンのペースはかなりよく、特に最終シケインを立ち上がってからセクター1は速かったので、ターン5の前のストレートでオーバーテイクを決めることができました。マシンもよかったですが、自分としてもかなりアグレッシブに攻めていけたレースでした。最後のシケインの仕掛けは自分のブレーキングのミスで成功しませんでしたが、ミスしなければスムーズに抜けるイメージだったので、詰めの精度については改善しなければならない点です」

    「ドライコンディションでのマシンのペースは予想よりよかったので、このパフォーマンスを保ち、自分もアグレッシブな姿勢で攻めていけば、フィーチャーレースでも今日のようなパフォーマンスが出せると思います」

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、4位入賞でF2ランキング3位を維持

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、4位入賞でF2ランキング3位を維持

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第10戦ハンガリーのフィーチャーレースを4位で終え、ランキング3位をキープした。

    FIA F2選手権第10戦ハンガリーは23日(日)、フィーチャーレースを迎えました。岩佐歩夢は予選順位通り3列目6番手からのスタート。23日朝からハンガロリンクは快晴となり、フォーメーションラップがスタートする午前10時5分は、気温26℃、路面温度38℃のコンディションとなった。

    スタートでやや遅れた岩佐は第1コーナーまでに1台に先行され、7番手にポジションを落としたが、その先のコーナーで6番手を取り戻して1周目を終えた。上位陣がオプション(ソフト)タイヤでスタートするなか、岩佐はプライム(ミディアム)タイヤでのスタートを選択した。レース序盤、タイヤの違いとタイヤマネジメントによって、岩佐と前車とのギャップは開いていく。5周目には5番手と5秒以上の差で、岩佐は6番手を守って走行を重ねた。

    12周目、13周目と続けて上位車がタイヤ交換を行い、岩佐は4番手にポジションを上げる。しかし、オプションタイヤでスタートしたトップ3のペースは衰えず、3番手と岩佐の差は10秒以上開いた。オプションタイヤの保ちがいいと判断した岩佐は、早めの20周目にピットインしてタイヤ交換を行い、10番手でコースに復帰。その後、上位車がピットインし、22周目には岩佐は7番手となった。

    想定以上にオプションタイヤの保ちがよく、トップ3がタイヤ交換を行ったのは23周目からで、後続との差は大きく広がっていた。25周目に上位車のピットインによって6番手となった岩佐は、ペースを上げて追い上げを開始する。26周目の第2コーナーで前車をオーバーテイクし5番手。30周目、ペースを上げた岩佐は4番手にも1秒差以内に追いつき、ポジションアップを狙う。背後についてチャンスを伺う岩佐は、35周目の第1コーナーで果敢にインを突いてオーバーテイクに成功しポジションアップ。これで4番手となったが、その段階で3番手とは10秒以上の差が開いており、そのまま37周のレースを終えた。

    4位で12ポイントを加算した岩佐アユ気は、トータル132ポイントでランキング3位をキープし、ハンガリーでの2レースで上位とのポイント差を縮めることに成功。トップとの差は21ポイント、2位との差は10ポイントとなっている。

    岩佐歩夢 ホンダF16番手スタートの岩佐歩夢は4位入賞。上位との差を縮めランキング3位をキープ

    「4位という結果は、いろいろな状況を考えるといい結果だったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「もちろん、自分もチームも求めていた結果ではありませんが、今日のマシンはスプリントレースに比べるとオーバーステアが強く、ペースがよくありませんでした。その状況で、この抜きにくいコースでオーバーテイクしてポジションを上げることもできたし、ポイントを重ねることができたので、自分としてはできる限りのことはしたという感じです」

    ストラテジーについては、前に同じ戦略のクルマがいなければプライム→オプションで行こうと決めていました。6番手からではリスクのある戦略ですが、セーフティカーも出なかったので、結果として戦略は五分五分だったと思います。ただ、今日のオプションの保ちは想定外でした。本来路面温度が低いとグレーニングが出やすいはずですが、今日は全くゼロの状態で、レース序盤にそれが分かった時点では、『今日のレースはダメかな』と思ったくらいです。ただ、それによって早めにタイヤをオプションに替えて、プッシュし続けての4位は上出来で、それ以上を狙うパフォーマンスは自分のマシンにはなかったと思います。次のスパでは優勝争いができるよう、チームとしっかり準備して臨みたいと思います」

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、2位表彰台「ファステスト狙いに切り替えた」

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、2位表彰台「ファステスト狙いに切り替えた」

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第10戦のスプリントレースで2位表彰台を獲得した。

    FIA F2選手権第10戦がハンガリー・ハンガロリンクで開幕。7月21日(金)に予選が行われ、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、例年より低い路面温度の影響もあり6番手にとどまった。

    しかし、フリープラクティスではトップタイムをマークしてマシンの好調さを確認し、気温が上がることが予想されるレースに向けては期待と自信を見せていた。リバースグリッドとなるスプリントレースでは、岩佐は3列目5番手からのスタートとなる。

    22日(土)、予報通り好天となり、スプリントレースが始まる午後2時15分、気温26℃、路面温度48℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートした。好スタートを決めた岩佐歩夢は、第1コーナーに向けてイン側に切れ込む好判断でポジションを上げ、第1コーナーを3番手で通過。続く第2~3コーナーで前車をオーバーテイクし2番手にジャンプアップした。

    1周目を2番手で終えた岩佐歩夢は、トップとの差を保ちながら周回を重ねる。

    トップから1秒余りの差で2番手を走行する岩佐歩夢に後続が迫りますが、タイヤをマネジメントしながら岩佐はペースとポジションを守る。レースが残り10周となった終盤、岩佐はペースを上げトップを追う。岩佐が自己ベストラップで追いかけると、トップもペースを上げ、その差はなかなか詰まらない状況が続いた。岩佐の後方では激しいポジション争いが繰り広げられ、その結果、岩佐とのギャップは大きく開いていった。

    最終盤、トップに届かないと判断した岩佐は、ペースをコントロールして、ファステストラップを狙う戦略に切り替える。26周目にプッシュするがコンマ2秒届かず、最終ラップに再度プッシュしてファステストラップをマークし、レースは2番手でフィニッシュした。

    この結果、岩佐歩夢は2位8ポイントにファステストラップの1ポイントを加算し、ランキング上位者との差を縮めた。

    岩佐歩夢 ホンダF15番手スタートからジャンプアップした岩佐歩夢は、最終ラップにファステストをマークして2位表彰台を獲得

    「2位とファステストを獲れた結果には満足していますし、チームにとってもポジティブな結果でした」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタートは完ぺきというわけではなかったですが、周りがあまりよくなかったようで、空いているところを狙って行った結果、ポジションを上げることができました。第2コーナーのアプローチで、2番手のマシンがトップの真後ろについていたので、アウト側から攻めて抜くことができた」

    「それからは、(ダーティエアを受けないために)前との間にスペースを空けて、タイヤマネジメントに集中しました。しかし、トップもコントロールしてペースを落とし始めたので、うまくスペースを作ることができず、その分レース終盤にタイヤの差が出たのかと思います」

    「(レース後半に)プッシュするタイミングは、エンジニアの指示に従うことにしていました。残り10周くらいでプッシュしていいと言われたのですが、トップもうまくマネジメントしていて、なかなか追いつくことはできませんでした。なので、終盤ファステスト狙いに切り替えて、タイヤを冷やしてファステストを獲りにいきました」

    「優勝はできませんでしたが、マシンの状態はとてもよかったですし、タイヤマネジメントも昨年よりうまくいったので、フィーチャーレースに向けてもポジティブです。ここはコース上ではなかなか抜けないので、スタートとストラテジーが大事になると思っています」