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  • ランド・ノリスがF1バルセロナFP2最速 ラッセルとピアストリを僅差で退ける

    ランド・ノリスがF1バルセロナFP2最速 ラッセルとピアストリを僅差で退ける

    マクラーレンのランド・ノリスが、F1バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行2回目で最速タイムを記録した。

    ノリスは1分15秒426をマークし、2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)との差はわずか0.009秒。3番手にはチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、トップ3は0.057秒差に収まった。

    ノリスがFP2最速
    金曜日午後の1時間セッションには、FP1で若手ドライバーにシートを譲っていた7名を含め、22名のレギュラードライバー全員が出走した。

    序盤から路面コンディションは大きく向上し、マックス・フェルスタッペンはハードタイヤで1分16秒452を記録。FP1でラッセルがソフトタイヤで出したベストに迫るタイムを刻み、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットの路面進化を示した。

    その後、ピアストリがミディアムタイヤで1分15秒724を記録し、このセッションで初めて1分16秒を切った。一方、フェルスタッペンはハードタイヤでグリップ不足に苦しみ、レッドブル・レーシングの挙動に手を焼いた。

    ラッセルは一時ヒヤリ
    ラッセルもターン3の長い右コーナーでオーバーステアに見舞われ、ランオフエリアへ飛び出す場面があった。それでも走行を立て直し、ミディアムタイヤでピアストリから約0.2秒差の2番手に浮上した。

    セッション開始から20分を迎えるころ、リアム・ローソンのレーシングブルズがピット出口付近でストップ。短時間のバーチャルセーフティカーが導入された。車両回収後、フェルスタッペンが最初にソフトタイヤを装着し、各車は予選シミュレーションへ移行していった。

    予選シミュレーションでマクラーレンが上位へ
    フェルスタッペンはソフトタイヤでも3番手までの浮上にとどまり、当時トップだったピアストリから約0.5秒差だった。

    その後、シャルル・ルクレールがピアストリとラッセルの間に割って入り、ラッセルは1分15秒435でトップタイムを更新した。FP1を欠場していたチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリは、約0.5秒差の4番手につけた。

    ピアストリはラッセルに0.048秒差まで迫ったが、最後にノリスが1分15秒426を記録。ラッセルを0.009秒上回り、そのままチェッカーフラッグまでトップを守った。

    フェラーリとメルセデスは課題も残す
    4番手はルクレール、5番手はアントネッリ。6番手にフェルスタッペン、7番手にアービッド・リンドブラッド、8番手にガブリエル・ボルトレトが続いた。

    フェラーリのルイス・ハミルトンは9番手にとどまり、セッション中には「リアに何か問題がある」と無線で訴えた。FP1を走らなかったアイザック・ハジャーが10番手に入り、トップ10を締めくくった。

    11番手はニコ・ヒュルケンベルグ、12番手はオリバー・ベアマン、13番手はローソン、14番手はカルロス・サインツJr.。アルピーヌ勢はフランコ・コラピントが15番手、ピエール・ガスリーが16番手だった。

    キャデラックF1勢とアストンマーティンは下位
    17番手はエステバン・オコン、18番手はバルテリ・ボッタス。ボッタスはECUトラブルにより序盤の走行時間を失った。

    19番手はアレクサンダー・アルボン、20番手はセルジオ・ペレス。ペレスはターン4でハジャーと接触寸前の場面があり、警告を受けた。

    アストンマーティン勢は下位に沈み、フェルナンド・アロンソはピット出口ラインを越えた可能性で調査対象となった。ランス・ストロールはノリスから4秒遅れの最下位だった。

    F1 バルセロナ 2026年のF1世界選手権

    F1 バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) 1分15秒426
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス) +0.009
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) +0.057
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.373
    5.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) +0.589
    6.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) +0.895
    7.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) +0.985
    8.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) +1.185
    9.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) +1.205
    10.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) +1.248
    11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) +1.508
    12.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) +1.519
    13.リアム・ローソン(レーシングブルズ) +1.541
    14.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) +1.594
    15.フランコ・コラピント(アルピーヌ) +1.625
    16.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) +1.834
    17.エステバン・オコン(ハースF1チーム) +2.112
    18.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1) +2.799
    19.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) +3.364
    20.セルジオ・ペレス(キャデラックF1) +3.835
    21.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) +3.860
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン) +4.033

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。6月12日(金)にカタルーニャ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第7戦 バルセロナ・カタルーニャグランプリのフリープラクティス2が行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ ノリスがFP2最速 マクラーレンが存在感
    ランド・ノリスが1分15秒426でFP2最速。ジョージ・ラッセルを0.009秒差で上回り、トップ3は0.057秒差にひしめく接戦となった。マクラーレンは高温コンディションで強さを発揮し、メルセデスに真っ向勝負を挑めるペースを示した。

    ■ メルセデス好調もアントネッリはブレーキに不満
    FP1首位のラッセルはFP2でも2番手につけ安定した速さを披露。一方、アンドレア・キミ・アントネッリは走行中に「ブレーキペダルが長い」と無線で訴え、フィーリングに不満を示した。それでも5番手につけている。

    ■ ピアストリも上位争い
    オスカー・ピアストリはラッセルからわずか0.048秒差の3番手。アタックラップではスライドもあったが、マクラーレン勢の競争力を証明した。

    ■ フェルスタッペンは3~4番手圏
    マックス・フェルスタッペンはソフトタイヤでも大きくタイムを縮められず、トップから約0.6秒差。ロングランへ早々に移行しており、予選シミュレーションより決勝ペース確認を優先した様子だ。

    ■ ローソンがマシントラブルで走行不足
    リアム・ローソンは「エンジンが止まった」と無線で報告し、ピット出口付近でストップ。VSCが導入された。本人はギアボックス系トラブルの可能性を指摘しており、わずか4周しか走れなかった。

    ■ ボッタスはECUトラブル
    バルテリ・ボッタスはセッション序盤をガレージで過ごし、キャデラックF1はECU(電子制御ユニット)の不具合を確認。再プログラム後にコースインし、終盤にようやくソフトタイヤでタイムを記録した。

    ■ ハミルトンがリアの不安定さを報告
    ルイス・ハミルトンは無線で「リアに何か問題がある」と訴えた。エンジニアは風の影響を指摘したが、終盤にはコースオフして芝生を大きく巻き上げる場面もあった。

    ■ 中団勢ではリンドブラッドとボルトレトが好調
    アービッド・リンドブラッドが7番手、ガブリエル・ボルトレトが8番手につけ、中団勢の中では目立つ存在となった。ニコ・ヒュルケンベルグも上位争いに加わり、アウディF1の好調ぶりがうかがえた。

    ■ アルピーヌは苦戦
    フランコ・コラピント15番手、ピエール・ガスリー16番手とアルピーヌ勢は下位に沈んだ。ロングラン中心のプログラムだった可能性はあるものの、ライバル勢と比べて目立った速さは見られなかった。

    ■ ロングランではタイヤ戦略に違い
    終盤は各チームが決勝を見据えたロングランを実施。ガスリーはミディアムで19周、アービッド・リンドブラッドは21周を消化。マックス・フェルスタッペンはソフトで10周のスティントを行うなど、チームごとに異なるアプローチが見られた。予選だけでなく決勝ペースも接戦になりそうだ。

    F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分15秒426   29
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分15秒435 0.009 28
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分15秒483 0.057 23
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分15秒799 0.373 29
    5 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分16秒015 0.589 31
    6 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分16秒321 0.895 33
    7 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分16秒411 0.985 29
    8 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分16秒611 1.185 27
    9 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分16秒631 1.205 27
    10 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分16秒674 1.248 30
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分16秒934 1.508 31
    12 87 オリバー・ベアマン ハース 1分16秒945 1.519 31
    13 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分16秒967 1.541 8
    14 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分17秒020 1.594 29
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分17秒051 1.625 30
    16 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分17秒260 1.834 28
    17 31 エステバン・オコン ハース 1分17秒538 2.112 28
    18 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分18秒225 2.799 6
    19 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分18秒790 3.364 29
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分19秒261 3.835 34
    21 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分19秒186 3.860 20
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分19秒459 4.033 18
  • マルク・マルケスがアウディF1を訪問 ボルトレトとヒュルケンベルグが歓迎

    マルク・マルケスがアウディF1を訪問 ボルトレトとヒュルケンベルグが歓迎

    MotoGPの6度の最高峰王者であるマルク・マルケスが、F1バルセロナ・カタルーニャGPの週末にアウディF1のガレージを訪問した。

    今季からF1に参戦するアウディF1のゲストとして招かれたマルク・マルケスは、チームのピットガレージを見学し、ドライバーたちとの交流を楽しんだ。

    アウディF1のガレージを特別訪問
    F1が開催されているバルセロナ・カタルーニャ・サーキットには、多くのモータースポーツ関係者が集まっている。その中で注目を集めたのが、MotoGP界のスターであるマルク・マルケスの来場だった。

    アウディF1の招待を受けたマルク・マルケスは、チームのガレージを訪れ、F1マシンやチームの作業環境を間近で見学。2026年から活動するアウディF1の現場を体験した。

    ボルトレトとヒュルケンベルグが歓迎
    ガレージではドライバーのガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグがマルケスを出迎えた。

    マルケスはF1マシンのコクピットに座る機会も得て、ドライバーがどのような姿勢でマシンを操作しているのかを体感。チームスタッフからコクピット内の各種操作やシステムについて説明を受けた。

    マルク・マルケス アウディ F1

    特別なプレゼントも
    訪問の最後には、ボルトレトとヒュルケンベルグのサイン入りシューズがマルケスへ贈られた。

    またマルケスは週末を通じてアウディF1のホスピタリティやガレージからセッションを観戦する予定で、MotoGPとF1という世界最高峰カテゴリー同士の交流が実現した形となった。

    今週末のバルセロナ・カタルーニャGPでは、F1マシンの走行だけでなく、異なるカテゴリーのトップライダーとドライバーによる交流もパドックの話題となっている。

  • ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

    ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

    アルピーヌのピエール・ガスリーのモナコGP表彰台復活をめぐり、レッドブル・レーシングとマクラーレンがFIAの裁定に対する控訴手続きに着手した。両チームは正式な「控訴意思通知」を提出しており、今後96時間以内に最終的な控訴へ進むかどうかを判断する。

    ガスリーはモナコGPでピットレーン速度違反による2件の5秒加算ペナルティを受け、一度は7位に降格していた。

    しかしアルピーヌが提出した再審請求(ライト・オブ・レビュー)が認められたことで裁定が覆され、3位表彰台を取り戻していた。

    レッドブルとマクラーレンが控訴手続きを開始
    今回の裁定変更によって、当初3位だったアイザック・ハジャーは4位へ、4位だったオスカー・ピアストリは5位へ後退した。

    さらにリアム・ローソンとハジャーも順位を1つずつ失う結果となったが、レーシングブルズは控訴手続きには加わっていない。

    ただし最終的にガスリーが再び7位へ降格する判断となれば、レーシングブルズにも順位面での利益が生じる。

    FIAの再審審理にはレッドブル・レーシングとマクラーレンも参加しており、両チームは当時からアルピーヌ側の主張に異論を示していた。

    争点はピットレーン速度計測の運用
    公開された裁定文書によると、レッドブル・レーシングのスティーブン・ノウルズは以下の点を主張した。

    ■ 計測方法は週末を通じて一貫していた
    ■ 通常の運用手順に従っていた
    ■ 各チームは既存の手順に合わせてシステムを調整していた
    ■ ピットレーン速度計測が完全ではないことは全チームが理解している

    一方、マクラーレンのウィル・コートニーも同様の立場を示した。

    ■ ピットレーン速度計測には既知の誤差リスクが存在する
    ■ 各チームはそのリスクを前提にドライバーへ指導している
    ■ 全チームが運用を調整して対応している
    ■ 「最短距離」の扱いについては推測の域を出ない議論だった

    両チームとも、計測方法に一定の不完全さがあることを認めつつも、それは全チームが共有している前提条件であり、今回だけ結果を覆すべきではないとの立場を取っている。

    今後96時間以内に最終判断
    今回提出されたのは正式な控訴そのものではなく、まず権利を確保するための「控訴意思通知」だ。

    レッドブル・レーシングとマクラーレンは今後96時間の検討期間内に、裁定文書や提出された証拠を精査した上で正式な控訴へ進むかどうかを決定する。

    もし両チームのいずれかが正式な控訴を行えば、モナコGPの最終結果は再び見直される可能性があり、ガスリーの表彰台復活問題はまだ決着していない。

    【関連】
    ・ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

  • ジョージ・ラッセル首位発進 F1バルセロナGP FP1 岩佐歩夢は14番手

    ジョージ・ラッセル首位発進 F1バルセロナGP FP1 岩佐歩夢は14番手

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)が行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが1分16秒363を記録してトップタイムをマークした。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が0.203秒差の2番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3番手で続き、各チームが持ち込んだアップデートの初期評価が本格的に始まった。

    また今セッションでは、FIAの若手起用規定により7人の若手ドライバーが走行。

    レッドブル・レーシングでは岩佐歩夢がアイザック・ハジャーに代わって出走し14番手を記録したほか、マクラーレンではレオナルド・フォルナローリが5番手、アウディではポール・アロンが6番手と存在感を示した。

    ラッセルがソフトタイヤで最速タイム
    セッション序盤はミディアムタイヤでの走行が中心となり、ラッセルが最初に1分17秒台へ突入。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに代わって走行したフレデリック・ベスティもデータ収集に貢献した。

    セッション後半にソフトタイヤへ切り替わると、一時はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップに浮上。しかしその直後、ラッセルが1分16秒363を記録して首位を奪い返した。

    ピアストリは再び2番手につけたものの、走行中にブレーキの振動を訴えた。チームはFP2までに対応する方針を伝えている。

    若手ドライバーが存在感
    今回のFP1では7人の若手ドライバーが各チームから起用された。

    最も目立ったのはランド・ノリスに代わってマクラーレンをドライブしたレオナルド・フォルナローリで、フェルスタッペンに次ぐ5番手を記録。ニコ・ヒュルケンベルグに代わってアウディを走らせたポール・アロンも6番手に入り、経験豊富なレギュラードライバーたちに迫る走りを見せた。

    フェラーリではルイス・ハミルトンの代役としてディーノ・ベガノビッチが8番手、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドも9番手を記録した。

    一方、岩佐歩夢はレッドブル・レーシングで14番手。限られた走行時間の中でプログラムを着実に消化した。

    ウィリアムズとキャデラックにトラブル
    カルロス・サインツJr.はセッション開始直後にピットレーンでマシンが停止。一時はガレージへ戻されたが、その後コースへ復帰した。

    しかしアレクサンダー・アルボンに代わって走行予定だったルーク・ブラウニングは電気系トラブルにより一度もコースインできず、FP1を走行ゼロで終えた。

    キャデラックF1でFP1デビューを果たしたコルトン・ハータはターン7〜8でグラベルにはみ出す場面があったものの、大きなダメージなく走行を続けた。

    フェルスタッペンとボルトレトは挙動に不満
    フェルスタッペンは走行中にマシンバランスへの不満を無線で表明し、「正直どう評価していいかわからない」とコメント。ガブリエル・ボルトレトもターン7でグラベルへ飛び出した後、「マシンが不安定だ」と訴えた。

    各チームとも新パッケージの評価を進める中で、FP2ではロングランや燃料搭載時のパフォーマンス比較が焦点となる。

    岩佐歩夢 カタルーニャ・サーキット

    F1 バルセロナ・カタルーニャGP FP1結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) 1分16秒363
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) +0.203
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.520
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) +0.684
    5.レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン) +0.854
    6.ポール・アロン(アウディ) +0.958
    7.リアム・ローソン(レーシングブルズ) +1.109
    8.ディーノ・ベガノビッチ(フェラーリ) +1.315
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) +1.441
    10.フランコ・コラピント(アルピーヌ) +1.530
    11.オリバー・ベアマン(ハース) +1.809
    12.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) +1.846
    13.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) +1.930
    14.岩佐歩夢(レッドブル・レーシング) +1.935
    15.フレデリック・ベスティ(メルセデス) +2.002
    16.エステバン・オコン(ハース) +2.009
    17.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) +2.145
    18.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1) +2.551
    19.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) +3.704
    20.ランス・ストロール(アストンマーティン) +3.955
    21.コルトン・ハータ(キャデラックF1) +4.334
    22.ルーク・ブラウニング(ウィリアムズ) タイムなし

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。6月12日(金)にカタルーニャ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第7戦 バルセロナ・カタルーニャグランプリのフリープラクティス1が行われた。

    トップタイムを記録したはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが20番手だった。

    ■ ラッセルがFP1最速 メルセデスが好発進
    ジョージ・ラッセルが1分16秒363でトップタイムを記録。メルセデスは序盤から好調な走りを見せ、新パッケージとの相性の良さを印象付けた。2番手のオスカー・ピアストリに0.203秒差をつけてセッションを終えた。

    ■ ピアストリが2番手 マクラーレンは悲観論を払拭
    前日にランド・ノリスがマシンの弱点を強調していたものの、ピアストリは終始上位を維持。ソフトタイヤでもラッセルとの差は約0.2秒に留まり、マクラーレンの競争力を示した。

    ■ フェラーリはルクレールが3番手
    フェラーリは直線区間で不利と見られていたが、シャルル・ルクレールが3番手を獲得。トップから0.520秒差とまずまずの位置につけ、週末への期待を残した。

    ■ フェルスタッペン4番手 レッドブルは様子見
    マックス・フェルスタッペンはソフトタイヤ装着後に一時トップへ浮上したものの、最終的には4番手。トップとの差は0.684秒で、ロングランやセットアップ確認を優先したセッションとなった。

    ■ フォルナローリとアロンが好走
    マクラーレンのレオナルド・フォルナローリが5番手、アウディのポール・アロンが6番手を記録。アロンは一時トップ5入りを果たすなど、FP1出走組の中でも特に存在感を放った。

    ■ ブラウニングは走行機会を失う
    ウィリアムズのルーク・ブラウニングは電気系トラブルにより終日ガレージに留まった。チームはステアリングラック交換などの作業を行ったが、結局タイムを記録できなかった。

    ■ サインツJr.は序盤に電気系トラブル
    カルロス・サインツJr.はセッション開始直後に「電源が入らない」と無線で報告。ピットレーンで停止したものの、その後は走行を再開し13番手でセッションを終えた。

    ■ 高温コンディションでタイヤに厳しいFP1
    路面温度は47度、気温は29度まで上昇。ソフトタイヤは実質1アタックで性能が落ちる状況となり、各チームはタイヤのデグラデーションに苦しんだ。アルピーヌではブリスターも確認された。

    ■ ボルトレトとハータがグリップ不足を訴える
    ガブリエル・ボルトレトはターン7でコースオフし、「どこでも横滑りする。グリップがゼロだ」と無線で不満を訴えた。コルトン・ハータも縁石で大きく姿勢を乱し、フロアチェックを求めた。

    ■ ラッセルが週末の主導権を握るスタート
    ランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリはFP1を欠場し、フレデリック・ベスティが代役を務めた。一方でラッセルは最速タイムを記録し、週末に向けて理想的なスタートを切った。

    F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分16秒363   27
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分16秒566 0.203 28
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分16秒883 0.520 28
    4 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分17秒047 0.684 29
    5 67 レオナルド・フォルナローリ マクラーレン 1分17秒216 0.854 22
    6 97 ポール・アロン アウディ 1分17秒321 0.958 24
    7 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分17秒472 1.109 24
    8 38 ディーノ・ベガノビッチ フェラーリ 1分17秒778 1.315 30
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分17秒804 1.441 29
    10 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分17秒893 1.530 28
    11 87 オリバー・ベアマン ハース 1分18秒172 1.809 25
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分18秒2309 1.846 28
    13 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分18秒293 1.930 27
    14 36 岩佐歩夢 レッドブル 1分18秒298 1.935 21
    15 72 フレデリック・ベスティ メルセデス 1分18秒365 2.002 28
    16 31 エステバン・オコン ハース 1分18秒372 2.009 27
    17 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分18秒508 2.145 23
    18 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分18秒914 2.551 23
    19 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分20秒067 3.704 23
    20 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分20秒318 3.955 21
    21 25 コルトン・ハータ キャデラック 1分20秒697 4.334 27
    22 46 ルーク・ブラウニング ウィリアムズ      
  • ジョージ・ラッセル F1苦境脱出のヒントはナダルとロナウジーニョ

    ジョージ・ラッセル F1苦境脱出のヒントはナダルとロナウジーニョ

    ジョージ・ラッセルは、2026年シーズンの厳しい状況を乗り越えるヒントを、テニス界のレジェンドであるラファエル・ナダルとサッカー界のスターだったロナウジーニョのドキュメンタリーから得たと明かした。

    メルセデスのラッセルは開幕戦で勝利を挙げたものの、その後は不運にも見舞われ、ドライバーズランキングではチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに68ポイント差をつけられている。

    しかし、自身の置かれた状況を冷静に受け止め、偉大なアスリートたちの歩みから前向きな考え方を学んでいるという。

    偉大な選手も順風満帆ではなかった
    ラッセルは現在も週ごとにパフォーマンス心理学の専門家と対話を続けているが、それに加えて最近はスポーツ界のレジェンドたちのドキュメンタリーを視聴していた。

    「毎週、パフォーマンス心理学者と話している。もう6年間続けていることだから特別なことではない」

    「自分が何を感じているのか、その感情をどう乗り越えるのか、そしてその感情が本当にパフォーマンスを反映しているのかを話し合うのはとても大切だ」

    その中でラッセルは、ラファエル・ナダルとロナウジーニョの人生に強い印象を受けたという。

    「最近、ラファのドキュメンタリーとロナウジーニョのドキュメンタリーを見た。本当に対照的な2人だけど、どちらも偉大な存在だ」

    「ロナウジーニョは僕のヒーローだった。でも彼にも苦しんだシーズンや試合、苦戦した時期がたくさんあったことを知らなかった」

    苦しい時期は誰にでもある
    ラッセルは、トップアスリートの成功だけが語られがちだと指摘する。

    「僕たちは偉大な選手たちのハイライトだけを覚えている」

    「でも誰もがこういう時期を経験する。パフォーマンスの問題かもしれないし、自分ではどうにもならないことやケガかもしれない」

    「今の僕は、まさにそういう状況なんだ」

    ランキングでは大きく後れを取っているものの、ラッセルは現在の状況を悲観していない。

    「もし純粋にパフォーマンスだけで60ポイント差をつけられていたら、今よりはるかに厳しい精神状態だったと思う」

    「でも、そのうち少なくとも45ポイントは自分ではどうすることもできなかったものだ」

    タイトル争いより目の前のレースへ
    カナダGPでは首位走行中のマシントラブルでリタイアし、続くモナコGPではノーポイントに終わったラッセル。それでも、自身のパフォーマンスには手応えを感じている。

    「今シーズン全体を振り返ると、不運も幸運もない普通のシーズンだったなら、表彰台があと3回は増えていたと思う」

    「その場合でもランキングではキミの後ろだったと思う。でも今とは全く違う状況だったはずだ」

    現在はタイトル争いへの意識を薄め、自分でコントロールできることだけに集中する考えだ。

    「エンジンが壊れることはどうにもできないし、不運なセーフティカーのタイミングも自分ではコントロールできない」

    「そういうことは自分の力では変えられない」

    「今はレースを楽しみ、速く走り、自分ができることをやるだけだ」

    アントネッリの快進撃によってタイトル争いでは苦しい立場に追い込まれているラッセルだが、ナダルやロナウジーニョが経験したような逆境も、トップアスリートのキャリアには欠かせない一部だと受け止めている。バルセロナ・カタルーニャGPから始まる反撃への第一歩は、まず現実を受け入れることから始まっている。

  • キミ・アントネッリ F1王者アイルトン・セナとの比較を一蹴「公平ではない」

    キミ・アントネッリ F1王者アイルトン・セナとの比較を一蹴「公平ではない」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、自身をF1史上屈指の名ドライバーであるアイルトン・セナと比較する声について、「公平ではない」と否定した。

    モナコGPで5連勝を達成したアントネッリは、チャンピオンシップで2番手のルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけて首位を快走している。しかし本人は、偉大な先人との比較やタイトル争いを意識するのではなく、自らの成長とプロセスに集中する姿勢を強調した。

    セナとの比較は「公平ではない」
    19歳のアントネッリは、2025年にメルセデスからF1デビューを果たし、わずか2年目にしてタイトル争いの中心人物となった。モナコGPでの勝利は5連勝となり、その活躍ぶりからF1の歴史に残る名ドライバーたちとの比較も増えている。

    特にモナコは、アイルトン・セナが6勝と5回のポールポジションを記録した伝説的な舞台であり、両者を重ね合わせる声も上がった。

    しかしアントネッリは、その比較を快く思っていないという。

    「いや、その話は読んでいないし、正直なところ僕はそういう比較が好きではない。F1の歴史を築いた人物と比較されるべきだとは思わないからだ」

    「僕はまだ彼が成し遂げたことのほんの一部すら達成していない。だから比較するのは公平ではないと思う」

    アントネッリは幼少期から父親とともにセナの映像を見て育ち、自身のカーナンバー『12』もセナへの敬意を込めて選んだことを明かしている。それでも、自分をセナと同列に扱うことには強い違和感を抱いている。

    「彼は僕のアイドルだし、インスピレーションを与えてくれる存在だ。でも今の段階で比較されるのは適切ではないと思う」

    「僕のキャリアはまだ始まったばかりだ。達成すべきことも、やるべきことも、改善すべきこともたくさんある」

    「そして僕はまだ彼のレベルには遠く及ばないと思っている」

    タイトル争いよりもプロセスを重視
    アントネッリは現在ランキング首位を独走している。F1史上、これほど大きなポイントリードを築いてタイトルを逃した例はないものの、2026年シーズンはまだ16戦を残している。

    そのため、アントネッリは史上最年少チャンピオンの可能性についても冷静な姿勢を崩していない。

    「チャンピオンシップについては、それほど気にしていない」

    「もちろん、自分の前に大きなチャンスがあることは分かっているし、そのチャンスを最大限に生かしたいと思っている」

    一方で、そのプレッシャーを背負ってレースをするつもりはないと語る。

    「でも、それを考えながら走ったりレースをしたりしたくはない」

    「僕はただプロセスに集中したい。自分がやるべきことに集中し、そしてできるだけドライビングや週末そのものを楽しみたい」

    「とにかくできる限り速く走ることを目指す。そしてシーズンの終わりにどこへたどり着くのか見てみたい」

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

    ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

    ピエール・ガスリーがモナコGPで失った表彰台を取り戻した。FIAはアルピーヌが提出した「ライト・オブ・レビュー(再審請求)」を認め、レース中に科された2件の5秒タイムペナルティを取り消したことを発表した。

    これによりガスリーは7位から3位へ順位が修正され、今季初表彰台を獲得。FIAは裁定見直しの理由として、ピットレーン速度の算出に使用された公式計時データに誤りがあり、ガスリーの速度が実際より高く評価されていたことを明らかにした。

    ガスリーの表彰台を奪った2件のペナルティ
    モナコGPで9番グリッドからスタートしたガスリーは、セーフティカーや赤旗が絡む波乱のレースを巧みに戦い抜き、終盤にはジョージ・ラッセルのドライブスルーペナルティによって3番手まで浮上した。

    しかしレース中、ピットレーン速度違反が2度記録されたとして、それぞれ5秒のタイムペナルティを科された。

    合計10秒の加算によってガスリーはチェッカー後に7位へ降格。表彰台を目前で失う結果となり、レース後には大きな失望を隠せなかった。

    アルピーヌが新証拠を提出
    アルピーヌはレース後、この裁定に対してライト・オブ・レビューを申請した。

    バルセロナ・カタルーニャGP週末が開幕した木曜日に最初の審理が行われ、チームは「新たで重要かつ関連性のある証拠」を提示することに成功。これによりFIAは正式な再審理を認めた。

    審理資料では、公式計時を担当するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)も証拠を提出したことが明らかになった。

    その証拠によれば、F1公式タイミングシステムで使用された距離データに誤りがあり、ガスリー車のピットレーン速度が実際より高く算出されていたという。

    公式計時データの誤差が判明
    FIAの決定文書では、ピットレーン速度の算出に使用された距離が不正確であり、10号車の速度を過大評価していたことが確認された。

    つまり、ガスリーに科された2件の速度違反は、誤った計測データに基づいていたことになる。

    木曜日に行われた再審理の結果を受け、FIAは金曜日朝に正式決定を発表。2件の5秒ペナルティはともに取り消され、モナコGPの順位も修正された。

    アルピーヌにとって大きな成果
    今回の裁定変更により、ガスリーは7位から3位へ復帰。アルピーヌにとっては今季初表彰台を獲得する結果となった。

    また今回のケースは、F1においてライト・オブ・レビューが成功した数少ない事例の一つとなる。さらに、公式計時システムに関するデータの誤りがレース結果に直接影響を与えた極めて異例のケースとしても注目を集めている。

    結果として、モナコGPでの表彰台は再びガスリーのものとなり、アルピーヌは重要なチャンピオンシップポイントを取り戻すことになった。

    【関連】
    ・ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP開幕 5つの注目ポイント

    F1バルセロナ・カタルーニャGP開幕 5つの注目ポイント

    2026年のF1世界選手権は第7戦バルセロナ・カタルーニャGPを迎える。モナコGPの興奮が冷めやらぬ中、舞台は市街地コースから常設サーキットへ移り、各チームにとって今季の勢力図を測る重要な週末となる。

    ドライバーズ選手権をリードするアンドレア・キミ・アントネッリの連勝記録、フェラーリ移籍後初優勝を狙うルイス・ハミルトン、そして各チームのアップデート評価など、多くの注目ポイントが揃っている。

    アントネッリは6連勝に挑む
    アンドレア・キミ・アントネッリは中国GPでF1初優勝を挙げて以降、一度もグランプリで敗れていない。日本GPからモナコGPまで5連勝を達成し、今季のタイトル争いをリードしている。

    5連勝はルイス・ハミルトンと並ぶ記録だが、F1史上ではさらに長い連勝記録を持つドライバーも存在する。最多は2023年にマックス・フェルスタッペンが達成した10連勝であり、アントネッリが今週末も勝利すれば、その記録も現実的な目標として見えてくる。

    モナコGPではメルセデスが苦戦してきたコース特性を覆して勝利を収めており、現在の勢いは本物と言えそうだ。

    ハミルトンはフェラーリ初勝利へ前進
    今季のルイス・ハミルトンは着実にフェラーリへの適応を進めている。

    2025年は苦戦を強いられたが、2026年は中国GPで初表彰台を獲得すると、カナダGPとモナコGPでは2戦連続2位を記録。ドライバーズランキングでも2位に浮上した。

    ハミルトン自身も「初勝利は非常に近い」と語っており、フェラーリとの新たな挑戦における初優勝がいつ訪れても不思議ではない状況となっている。

    ルイス・ハミルトン バルセロナ・カタルーニャGP

    アップデートの真価が問われる週末
    バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは各チームにとって重要な評価の場でもある。

    2026年型マシンが初めて走行したのは1月のバルセロナで行われたシェイクダウンだったが、その後各チームは開発を進め、多くのアップデートを投入してきた。

    マイアミGPとカナダGPはスプリントフォーマットだったことに加え、モナコGPは特殊なコース特性を持つ。そのため、通常の週末フォーマットで3回のフリー走行を実施できる今回のレースは、各チームがアップデートの効果を正確に把握できる最初の機会となる。

    高速コーナーを多く含むレイアウトは空力性能の比較にも適しており、開幕戦オーストラリアGPから勢力図がどのように変化したのかが明らかになるだろう。

    FP1では若手ドライバーが続々登場
    バルセロナはチームやドライバーにとって馴染み深いサーキットであることから、ルーキー向けFP1走行の舞台としても選ばれている。

    キャデラックF1ではインディカーで活躍するコルトン・ハータが初めて現行F1マシンをドライブする予定だ。

    そのほか、ウィリアムズのルーク・ブラウニング、メルセデスのフレデリック・ベスティ、フェラーリのディーノ・ベガノビッチ、マクラーレンのレオナルド・フォルナローリ、レッドブル・レーシングの岩佐歩夢、アウディF1のポール・アーロンらの走行も予定されている。

    将来のF1レギュラー候補たちのパフォーマンスも今週末の見どころのひとつだ。

    岩佐歩夢 バルセロナ・カタルーニャGP

    パドックを騒がせるADUO論争
    今週末のパドックで大きな話題となりそうなのが、FIAのADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities)制度だ。

    FIAは2026年型パワーユニットの内燃エンジン性能を比較し、基準から遅れているメーカーに追加開発の機会を与える制度を導入している。

    オーストラリアGPからカナダGPまでのデータをもとにした最初の評価結果が各メーカーへ通知されたことで、エンジン性能の序列や評価基準を巡る議論が活発化している。

    シーズン後半の勢力図を左右する可能性もあるだけに、サーキット外での技術論争にも注目が集まる。

    タイトル争いと開発競争の分岐点
    バルセロナ・カタルーニャGPは、アントネッリの連勝記録だけでなく、各チームの開発力やパワーユニット性能を測る重要な一戦となる。

    タイトル争いの主役たちの戦いに加え、若手ドライバーの走行機会やADUOを巡る議論など、コース内外で多くの見どころが揃った週末になりそうだ。