投稿者: dbcheck

  • F1バルセロナGP初日は熱劣化が支配 ピレリは2回以上のピットを予想

    F1バルセロナGP初日は熱劣化が支配 ピレリは2回以上のピットを予想

    バルセロナ・カタルーニャGP初日は、若手ドライバーのFP1起用と高温下でのタイヤ評価が大きな焦点となった。多くのチームが豊富なテストデータを持つサーキットで若手に走行機会を与える一方、午後のFP2では路面温度が50度に達し、各コンパウンドの熱劣化が週末最大の課題として浮かび上がった。

    ピレリは、決勝では少なくとも2回のピットストップが必要になるとの見方を示している。特にミディアムとソフトはグリップが高い一方で劣化傾向が近く、バルセロナの路面特性と気温上昇が戦略判断を複雑にしている。

    7チームがFP1で若手ドライバーを起用
    バルセロナはテストで広く使用されるコースであり、各チームが豊富なデータを持つ。そのため、FP1では7チームが若手ドライバーを起用した。

    走行したのは、フレデリック・ベスティ(メルセデス)、ディーノ・ベガノビッチ(フェラーリ)、レオナルド・フォルナロリ(マクラーレン)、岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)、ルーク・ブラウニング(ウィリアムズ)、ポール・アロン(アウディ)、コルトン・ハータ(キャデラックF1)だった。

    FP2最速はノリス 路面温度は50度に到達
    FP1ではジョージ・ラッセルがソフトC4で1分16秒363を記録してトップに立った。FP2ではランド・ノリスが同じくソフトC4で1分15秒426をマークし、金曜日の最速タイムを記録した。

    この日の気温は29度まで上昇し、路面温度は50度に達した。タイヤ面では3種類すべてのコンパウンドが使用されたが、ハードC2はFP1でハースの2台のみが使用し、FP2ではマックス・フェルスタッペンだけが走らせた。FP2後半は各チームがロングランに移行し、主にミディアムC3でデータ収集を行った。

    ピレリ「全コンパウンドで熱劣化が大きい」
    ピレリのチーフエンジニアであるシモーネ・ベラは、ハードを温存したチームが多く、決勝に向けて2セットを残す形になったと説明した。

    「今日はほとんどのチームがハードを使わないことを選んだ。そのため、レースに向けて2セットを残すことになる」

    「使用した少数のチームからは、ミディアムやソフトに比べてスライドが大きいという報告があった。その結果、表面温度が上がり、劣化という点ではミディアムやソフトに近づいている」

    ベラは、バルセロナ特有のアスファルトと高温がタイヤに大きな負荷をかけていると指摘した。

    「全体として、すべてのコンパウンドで熱劣化が大きくなっている。特に左フロントと左リアだ。これはバーレーンに次いで摩耗性の高い路面、サーキットの特性、そして今後さらに上昇すると見込まれる高い路面温度によるものだ」

    「パフォーマンスランでは、ドライバーたちは2回目のアタックに向けて十分にタイヤを冷やすことに苦労していた。この状況では、よくても前のタイムに並ぶ程度だ」

    F1 バルセロナ タイヤ

    決勝は最低2ストップが基本線
    ピレリは、日曜日の決勝について少なくとも2回のピットストップが必要になると予想している。ソフトとミディアムはどちらも高いグリップを持ち、劣化率も近いが、初期データではミディアムの方がバルセロナに適応しやすい傾向が見られている。

    「日曜日は少なくとも2回のピットストップがあるレースになると予想している。ミディアムとソフトは最も高いグリップを提供する2種類のコンパウンドで、劣化率は似ている。ただし初期データでは、イエロータイヤの方がバルセロナのトラックにより適応しやすいことが示されている」

    「この2種類の性能差は、およそ0.5秒から0.6秒の範囲だ」

    高温、左側タイヤへの負荷、そして2回目のアタックに向けた冷却の難しさは、予選だけでなく決勝戦略にも直結する。金曜日の段階では、ミディアムを軸にしながらソフトをどう組み込むかが、各チームにとって重要な判断材料になりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の苦戦認める「やるべきことは多い」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の苦戦認める「やるべきことは多い」

    マックス・フェルスタッペンは、バルセロナ・カタルーニャGP初日の走行後、レッドブル・レーシングが深刻なグリップ不足に直面していることを明かし、「やるべきことは多い」と危機感を示した。

    FP1を4番手、FP2を6番手で終えたフェルスタッペンは、高速域から低速域まで全体的にパフォーマンス不足を感じており、予選での上位争いにも悲観的な見方を示している。

    マックス・フェルスタッペンは、マシンバランスの問題がコースの特定区間に限られていないと説明し、「高速も低速も中速も失っている」とコメント。レッドブル・レーシングのチーフエンジニアリング責任者ポール・モナハンも課題を認めており、チームは土曜日に向けてセットアップ改善に全力を注ぐことになりそうだ。

    高速も低速も中速もグリップ不足
    フェルスタッペンは、RBの問題が特定のセクターに限られていないと説明した。

    「高速域で失っているし、低速域でも中速域でも失っている。ほとんど全部だ。今日は一日中、グリップもクルマの感触もバランスも足りなかった。そこを改善しようとしている」

    3種類のタイヤを試しても「何も良い感触はなかった」とフェルスタッペンは語り、他車の後ろを走るとさらにグリップがなくなるとも指摘した。

    「誰かの後ろを走るたびにグリップがない。クルマは本当にドリフトしているような状態で、タイヤがまったくグリップを出してくれない」

    予選フロントロー争いは否定
    土曜の予選でフロントローを狙えるかと問われたフェルスタッペンは、明確に否定した。

    「いや、それは絶対にない。今、自分たちがどこにいるのか分からない。フェラーリに何が起きたのかも分からないけど、僕たちにはやるべきことがたくさんある」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    モナハンも課題を認める
    レッドブルのチーフエンジニアリング責任者ポール・モナハンも、マシンに改善余地があることを認めた。

    「マックスは今日は物議を醸す無線メッセージが多かった。クルマは場所によって良くなかった。ただ、他と大きく違うかというと分からない。明らかな弱点を彼が示してくれたので、我々の仕事はそれを直す、あるいは改善することだ」

    モナハンは鈴鹿以降に進歩はあったとしながらも、ライバルも止まっていないため「まだ十分に近づけていないかもしれない」と語った。

    レッドブルは自車の最適化を優先
    モナハンは、ライバルのペースよりも自分たちのマシンをどう機能させるかが重要だと強調した。

    「我々は自分たちのクルマから最大限を引き出さなければならない。他が何をしているかを見て学ぶことはできるが、最終的には我々のクルマが必要とするものに合わせるしかない」

    バルセロナの金曜は、レッドブル・レーシングにとって課題の多い一日となった。フェルスタッペンの発言からは、単なるセットアップ不足ではなく、全速度域でのグリップとバランスに苦しむ現状が浮かび上がっている。

  • キミ・アントネッリ F1バルセロナGPで6連勝へ警戒「簡単ではない」

    キミ・アントネッリ F1バルセロナGPで6連勝へ警戒「簡単ではない」

    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、バルセロナ・カタルーニャGP初日の走行を終え、6連勝への挑戦は「簡単ではない」との見解を示した。FP1を欠場した影響もあり、金曜日は苦戦気味のスタートとなったが、予選と決勝に向けて挽回を目指している。

    現在ドライバーズ選手権で66ポイント差のリードを築くアントネッリは、5連勝中という勢いを維持して週末を迎えた。しかし、メルセデスのルーキー走行義務によりFP1ではフレデリック・ベスティにマシンを譲り、自身はFP2からの走行となった。

    その結果、FP2では5番手に留まり、チームメイトのジョージ・ラッセルから0.5秒以上遅れる結果となった。

    マクラーレンとラッセルの速さを警戒
    FP1で最速タイムを記録したラッセルは、FP2でもランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢に割って入る2番手を記録。トップ3はわずか0.057秒差という接戦となった。

    アントネッリは、ライバル勢の競争力を認めながらも、土曜日に向けた改善に期待を寄せている。

    「ジョージはかなり速そうだし、マクラーレンもとても速く見える。だから簡単にはいかないと思う」

    「今夜の作業で状況を理解して、明日に向けてしっかり準備したい」

    また、自身の走行については特に予選シミュレーションで苦戦したことを明かした。

    「1周のアタックは少し難しかった。タイヤの作動ウインドウがとても狭くて、かなりオーバーヒートしている」

    「ベストなバランスを見つけようとしているけれど、1周しか走れない状況では難しい。それでもまだ改善の余地はかなりあると思うし、明日に向けては自信を持っている」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    タイヤ管理が週末の鍵に
    モナコやカナダの市街地サーキットを経て、F1は再び高速かつ伝統的なレイアウトを持つバルセロナ・カタルーニャ・サーキットへ戻ってきた。これにより、これまで優勢だったメルセデスに対し、マクラーレンが再び互角の戦いを演じている。

    メルセデスの副代表ブラッドリー・ロードは、今週末の最大のテーマがタイヤマネジメントになると分析する。

    「勢力図はモナコとは少し違って見える。おそらくマイアミで見た状況に近い」

    「我々とマクラーレンは非常に接近しているし、フェラーリも強そうだ。特にFP2でのシャルル・ルクレールのロングランは印象的だった」

    予選も決勝もタイヤとの戦い
    ロードは、土曜日の気温上昇によってタイヤの扱いがさらに難しくなると予想している。

    「予選では全員がタイヤのオーバーヒートについて不満を言うことになるだろう。重要なのはタイヤから1周だけ最大限のパフォーマンスを引き出すことだ」

    一方で、決勝ではレースペースも重要になると指摘した。

    「ここはレースペースが重要なサーキットだ。決勝では複数回のピットストップになる可能性もある」

    「予選で良い位置につけることはもちろん大切だが、それ以上にレースに向けたセットアップを正しく仕上げることが重要になる」

    5連勝中のアントネッリにとって、バルセロナ・カタルーニャGPは今季最大級の試練となりそうだ。マクラーレン、フェラーリ、そしてチームメイトのラッセルが迫る中、選手権リーダーが6連勝を達成できるか注目される。

    【関連】
    ・キミ・アントネッリがスパイダーマンに変身 F1バルセロナGPの観客席に出没

  • ランド・ノリスがFP2最速 マクラーレンF1は「正しい方向に進んでいる」

    ランド・ノリスがFP2最速 マクラーレンF1は「正しい方向に進んでいる」

    ランド・ノリスは、バルセロナ・カタルーニャGP初日のフリー走行2回目(FP2)でトップタイムを記録し、マクラーレンF1の進歩に手応えを示した。

    FP1をルーキー起用のため欠場したものの、午後のセッションではメルセデスのジョージ・ラッセルを0.009秒差で上回り最速を記録。チームメイトのオスカー・ピアストリも上位につけており、マクラーレンはメルセデスと並ぶ有力勢力として週末をスタートさせた。

    マクラーレンとラッセルの速さを警戒
    FP1で最速タイムを記録したラッセルは、FP2でもランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢に割って入る2番手を記録。トップ3はわずか0.057秒差という接戦となった。

    アントネッリは、ライバル勢の競争力を認めながらも、土曜日に向けた改善に期待を寄せている。

    「ジョージはかなり速そうだし、マクラーレンもとても速く見える。だから簡単にはいかないと思う」

    「今夜の作業で状況を理解して、明日に向けてしっかり準備したい」

    また、自身の走行については特に予選シミュレーションで苦戦したことを明かした。

    「1周のアタックは少し難しかった。タイヤの作動ウインドウがとても狭くて、かなりオーバーヒートしている」

    「ベストなバランスを見つけようとしているけれど、1周しか走れない状況では難しい。それでもまだ改善の余地はかなりあると思うし、明日に向けては自信を持っている」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    タイヤ管理が週末の鍵に
    モナコやカナダの市街地サーキットを経て、F1は再び高速かつ伝統的なレイアウトを持つバルセロナ・カタルーニャ・サーキットへ戻ってきた。これにより、これまで優勢だったメルセデスに対し、マクラーレンが再び互角の戦いを演じている。

    メルセデスの副代表ブラッドリー・ロードは、今週末の最大のテーマがタイヤマネジメントになると分析する。

    「勢力図はモナコとは少し違って見える。おそらくマイアミで見た状況に近い」

    「我々とマクラーレンは非常に接近しているし、フェラーリも強そうだ。特にFP2でのシャルル・ルクレールのロングランは印象的だった」

    予選も決勝もタイヤとの戦い
    ロードは、土曜日の気温上昇によってタイヤの扱いがさらに難しくなると予想している。

    「予選では全員がタイヤのオーバーヒートについて不満を言うことになるだろう。重要なのはタイヤから1周だけ最大限のパフォーマンスを引き出すことだ」

    一方で、決勝ではレースペースも重要になると指摘した。

    「ここはレースペースが重要なサーキットだ。決勝では複数回のピットストップになる可能性もある」

    「予選で良い位置につけることはもちろん大切だが、それ以上にレースに向けたセットアップを正しく仕上げることが重要になる」

    5連勝中のアントネッリにとって、バルセロナ・カタルーニャGPは今季最大級の試練となりそうだ。マクラーレン、フェラーリ、そしてチームメイトのラッセルが迫る中、選手権リーダーが6連勝を達成できるか注目される。

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  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1大型アップデートも「まだかなり遅れている」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1大型アップデートも「まだかなり遅れている」

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリがバルセロナ・カタルーニャGPに大規模なアップグレードを持ち込んだにもかかわらず、トップ争いには「まだかなり差がある」との見方を示した。

    フェラーリはSF-26にフロントウイング、フロア、サイドポッド、ディフューザーなど複数の新パーツを投入。だが初日のFP2では、シャルル・ルクレールが4番手、ハミルトンが9番手にとどまった。

    FP1を欠席したハミルトン「普通とは違う一日だった」
    ハミルトンはFP1をフェラーリ・ドライバー・アカデミー所属でF2に参戦するディーノ・ベガノビッチに譲り、ピットウォールからセッションを見守った。その後FP2でSF-26に乗り込んだが、ランド・ノリスの最速タイムから1.2秒遅れの9番手。走行中にはリアに「何かおかしい」と訴えていた。

    「僕はFP2しか走っていないので、普通とは違う一日でした。最初のセッションを走らなかったドライバーの多くは、ランドを除けば、2回目のセッションでチームメイトからかなり離されていたと思います」

    「とても暑くて、タイヤは1周しか持ちません。だからFP2に入って、実質2周しかないような状況で走るのは難しいです。クルマをどうするべきか、まだよく分かっていません。明日はもっと良い一日になることを願っています」

    新パッケージの感触は「まったく分からない」
    フェラーリのアップグレードについて問われたハミルトンは、評価を下すには走行時間が足りなかったと語った。

    「感触はまったくありません。だから、どこがどうなのかは分かりません。僕たちは明らかに速くありません」

    「シャルルは2セッション走っていますが、マクラーレンやメルセデスから4コンマくらい遅れていると思います。だから、まだかなり差があるのは明らかです。ただ、明日はその差を少しでも縮められればと思っています」

    ハミルトンはモナコとカナダで連続2位に入ってバルセロナ・カタルーニャGPを迎えたが、フェラーリの初日は勢いをそのまま示す内容にはならなかった。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    バスール代表は「全体としては良かった」と評価
    一方、フェラーリ代表のフレデリック・バスールは、初日を「誰にとっても奇妙な一日」としながらも、チーム全体としては前向きに捉えている。

    「バルセロナはよく知っている。こうしたコンディションでは1周をまとめるのが非常に難しいが、それは全員にとって同じだ」

    「クルマには多くの新しい要素、新しいパッケージ、異なるコンポーネントが入っていた。そのため、多くの比較作業を行う必要があった」

    バスールはまた、タイヤデグラデーションが週末の大きな課題になると指摘した。

    「タイヤデグラデーションの面では難しくなると思う。今日はすべてのコンポーネントでデグラデーションがあることが分かったし、それは重要な要素だ。路面にラバーが乗れば少しは改善するだろうが、間違いなく難しい週末になる」

    ルクレールのブレーキ変更は問題なし
    モナコ後に変更されたルクレールのブレーキについて、バスールは大きな問題はなかったと説明した。

    「うまくいきました。もちろん、慣れるまでに数周は必要でしたが、彼はうまく対応しました。最終的には問題ありませんでした」

    フェラーリは大型アップグレードの実戦評価を進めながら、土曜日に向けてセットアップの最適化を図ることになる。ハミルトンの言葉どおり、現時点ではトップとの差は小さくない。だが、ルクレールが4番手に入ったことは、パッケージに改善の余地と一定のポテンシャルがあることも示している。

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    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

  • アストンマーティン・ホンダF1に内紛説 病身のニューウェイに無理な帯同要請?

    アストンマーティン・ホンダF1に内紛説 病身のニューウェイに無理な帯同要請?

    アストンマーティン・ホンダF1を巡り、元F1ドライバーで現在はドイツのSky Sportsで解説を務めるラルフ・シューマッハが、チーム内部で深刻な対立が起きていると主張した。

    2026年の新レギュレーション時代に向けて大規模な投資を続けてきたチームだが、期待された成果を上げられず、ローレンス・ストロール会長の不満が高まっているという。

    さらにラルフ・シューマッハは、アストンマーティン・ホンダF1のテクニカルリーダーであるエイドリアン・ニューウェイの健康状態にも言及。体調不良が伝えられる中、ストロールの強い要請によってモナコに帯同したと主張した。真偽は不明ながら、チーム内の緊張や混乱を示唆する発言としてパドックで波紋を呼びそうだ。

    ラルフ・シューマッハが内部対立を指摘
    ラルフ・シューマッハはSky Germanyのポッドキャスト『Backstage Boxengasse』で、アストンマーティン内部の状況について厳しい見解を示した。

    「舞台裏では大きな争いが起きている」と語ったラルフ・シューマッハは、「ローレンス・ストロールは当然ながらまったく満足していない」と指摘した。

    さらに、かつてウィリアムズ代表を務めたヨスト・カピートの言葉を引用しながら、現在の状況は「恥辱の行進のようなものになっている」と表現した。

    「彼が苦しんでいるのは分かる。パドックに入るたびにストロールの血圧は上がり、心拍数も速くなっているだろう」

    「少し気の毒にも思う。彼はF1に多くの資金を投じ、多くの貢献をしているし、周囲には優秀な人材もいるのだから」

    ニューウェイは病身でモナコへ?
    近年、エイドリアン・ニューウェイの健康状態についてはさまざまな憶測が飛び交っている。サーキットへの帯同が限定的であることから、一部では健康上の問題があるとの報道も出ていた。

    ラルフ・シューマッハは、この件についてさらに踏み込んだ発言を行った。

    「残念ながら、今は病気のニューウェイがあの場にいるべきではなかった」

    そして、モナコでのパドック復帰についても次のように語った。

    「公平に言えば、彼はストロール氏の強い要請によって現場に来た。どうしてもサーキットに戻ってほしかったからだ」

    「だが、それが理想的だったとは思わない。結局のところ、サーキットで彼ができることは限られているからだ」

    エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    2026年プロジェクトへの不安も
    アストンマーティン・ホンダF1は2026年からホンダ製パワーユニットを搭載し、新レギュレーション時代への飛躍を目指している。しかし、2026年シーズン序盤は厳しい戦いが続いており、期待されたパフォーマンスには届いていない。

    ラルフ・シューマッハは最後に、ホンダを含めたプロジェクト全体への懸念も口にした。

    「今はホンダがようやく本気を出してくれることを願うしかない」

    「正直なところ残念な状況だ。そしてチーム自身も認めているように、マシンも決して理想的な状態ではない」

    もっとも、これらはあくまでラルフ・シューマッハ個人の見解であり、アストンマーティンやローレンス・ストロール、ニューウェイ本人が内紛や健康状態について公式に認めたわけではない。だが、2026年の大型プロジェクトに大きな期待を寄せてきたチームだけに、パドック内外から厳しい視線が向けられていることは間違いない。

    Source: F1 OVERSTEER

  • コルトン・ハータ 初FP1走行に手応え「F1がより現実的になった」

    コルトン・ハータ 初FP1走行に手応え「F1がより現実的になった」

    キャデラックF1の育成ドライバーであり、現在FIA F2に参戦しているコルトン・ハータが、バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)でF1公式セッションデビューを果たした。

    ハータはセルジオ・ペレスに代わってMAC-26をドライブし、27周を走行。ベストタイムは1分20秒697で21番手だったが、チームのプログラムを予定通り完了し、セットアップ評価やデータ収集に貢献した。

    キャデラックF1はFP1でハータ、FP2でペレスとバルテリ・ボッタスが走行。3人合計で90周を重ね、週末に向けた準備を進めた。ボッタス車にはFP2でECUトラブルが発生し走行が制限されたものの、チームは有益なデータを収集できたとしている。

    F1マシン初体験に興奮
    FP1終了後、ハータは初めてのF1公式セッションを振り返り、その興奮を隠さなかった。

    「本当に刺激的だった。とても印象的なクルマだったし、残念ながら走行時間は1時間しかなかったので、次の機会が待ちきれない」

    また、数周を走った段階でマシンへの自信も得られたという。

    「F1マシンをドライブするのは本当に素晴らしかった。数周後には自信も持てるようになったし、全体としてとてもポジティブなセッションだったと思う」

    F1昇格への現実味
    ハータは将来的なキャデラックF1レギュラーシート候補のひとりと見られている。今回の走行によって、その目標がより現実的なものに感じられたと語った。

    「間違いなく現実味が増したと思う。キャデラックのレーシングスーツを着て、ドライバーとして完全にチームに溶け込んだのは今回が初めてだった」

    「ラップごとに自信を積み重ねながら、予定していたプログラムも無事に完了できた。そこには満足している」

    「次のステップはマシンの中でさらに自信を高めて、毎回もっと速くなることだ」

    キャデラックF1の成長を実感
    2026年にF1へ参戦した新チームであるキャデラックF1についても、ハータは短期間で大きな進歩を遂げていると評価した。

    「このプロジェクトに関われて本当に楽しい。全員にとってゼロからのスタートだった」

    「すべてをできるだけ早く形にしようとしている状況だけど、スタート地点から考えると今のチームの姿は本当に驚くべきものだと思う」

    「これからさらに良くなっていくはずだし、その一員でいられることをうれしく思う」

    キャデラックF1のグレアム・ロードン代表もハータの仕事ぶりを高く評価した。

    「コルトンは非常に良い仕事をしてくれた。予定されたプログラムを完遂し、チームに価値あるデータをもたらしてくれた」

    「今回の経験によって、将来のFP1で何が求められるかも理解できたはずだ」

    アメリカ期待の若手として注目されるハータにとって、今回のFP1は単なるルーキー走行以上の意味を持つ一日となった。キャデラックF1の将来を担う候補として、F1昇格への第一歩を確実に刻んだ。

  • ディーノ・ベガノビッチ フェラーリF1で存在感「シム開発にも役立つ」

    ディーノ・ベガノビッチ フェラーリF1で存在感「シム開発にも役立つ」

    フェラーリ育成ドライバーのディーノ・ベガノビッチが、2026年F1バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)でルイス・ハミルトンに代わってSF-26をドライブし、8番手タイムを記録した。

    ベガノビッチは2026年レギュレーションのF1マシンを初めてドライブし、順調にプログラムを消化。使用済みミディアムタイヤからソフトタイヤへ履き替えた終盤にはペースを向上させ、トップ10圏内でセッションを終えた。

    FP1後、ベガノビッチは今回の走行について大きな収穫があったと振り返った。

    「今日のフリー走行には本当に満足している。マシンもパワーユニットも僕にとっては初めてだったので、最初の段階は学習してペースを上げていくことに集中していた」

    「使用済みミディアムからソフトへ履き替えた時には大きな違いを感じたし、その最後のランは本当に楽しかった。セッションを通じて着実に前進できたことに満足しているし、多くの新しい経験を得ることができた」

    また、フェラーリへの感謝も口にした。

    「スクーデリア・フェラーリには感謝したい。こうしてマシンに乗り、このチームと仕事ができるのはいつも特別なことだ。また近いうちに同じ機会を得られることを願っている」

    2026年F1マシン初走行で新たな発見
    インタビューでは、2026年レギュレーション車を初めて実際のサーキットで走らせた感想を語った。

    「素晴らしかった。2026年型マシン、新しいレギュレーションのクルマを初めて体験できた。シミュレーターでは1年以上前から何度も走らせていたけれど、実際のコースで走るのは初めてだった」

    「とても楽しかったし、実際のマシンの感触を掴むことができた。特にパワーユニット関連では考えなければならないことが多く、何をするべきか、何をしてはいけないかを学ぶ良い機会になった」

    ベガノビッチは今回の経験が、フェラーリのシミュレーター開発にも貢献できると考えている。

    「非常に有益だと思う。マラネロに戻った後、シミュレーター開発に大きく役立てられるはずだ。実車とシミュレーターの相関性を確認する上で、僕を実車にもシミュレーターにも乗せることは非常に有効だと思う」

    ディーノ・ベガノビッチ(スクーデリア・フェラーリ)

    フェラーリ育成からF1へ
    フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身のベガノビッチにとって、フェラーリF1マシンでの走行は特別な意味を持つ。

    「いつだって特別だ。F1マシンを運転すること自体が特別だけれど、フェラーリでそれを行うのはさらに特別なことだ」

    「アカデミーで長年過ごし、F4、F3、F2とステップアップしてきた。そしてF1のフリー走行を任されるところまで来られた。本当に特別な経験だ」

    フェラーリは2026年マシンに複数の新パーツを投入しており、シャルル・ルクレールは「前進は果たしたが、ライバル勢はまだかなり先を行っている」と評価。ベガノビッチの走行で得られたデータも、今後の開発に活用されることになりそうだ。

  • ルーク・ブラウニング F1バルセロナGPで走行ならず「故障したコネクターが原因」

    ルーク・ブラウニング F1バルセロナGPで走行ならず「故障したコネクターが原因」

    ウィリアムズのリザーブドライバーであるルーク・ブラウニングが、バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)で走行できなかった原因について説明した。

    ブラウニングはカルロス・サインツJr.に代わってFP1に出走する予定だったが、FW48に発生した電気系統のトラブルにより、一度もコースインできないままセッションを終えた。

    ブラウニングはセッション後、「電気系統の問題だったと思う。残念ながらセッション中には解決できなかったが、今は原因が分かっている。故障したコネクターだったようだ」と説明した。

    「こういうことはモータースポーツでは起こるものだ。それでも走行の機会を与えてもらえたことは幸運だったし、1週間ほどでレッドブル・リンクでも再びマシンに乗る予定だ」

    走れなくても得られた学び
    ブラウニングは走行機会を失ったものの、週末を通じてチームに貢献しながら学び続けることができると語った。

    「もちろんだ。今日走れなかったとしても、それまでに行った準備そのものが将来に向けて素晴らしい経験になる」

    「自分が行った準備が実際にカルロスによってどう活用されるのかを隣で見られた。彼がどこで強みを発揮し、どこで苦戦したのかを理解することができたのは非常に興味深かった」

    「だから今日のセッションでも多くを学べたし、この週末を通じてさらに学び続けられると思う」

    F1への準備は整っている
    近年のTPCテストやFP1出走経験を通じて、自身がF1参戦へ向けて大きく成長したとブラウニングは感じている。

    「このチームで本当に大きく成長したと思う。最初のFP1は2024年、FIA F3のシーズン直後だった。その時はまるで子供のように興奮していて、ただただ嬉しかったのを覚えている」

    「でも今は完全に準備ができていると感じている。F1に進むのが自然なステップに思えるし、逆にF1より遅いマシンに乗ると少し不自然に感じるほどだ」

    「リザーブドライバーとしてこの立場にいられることは素晴らしいことだし、もし必要とされる時が来れば準備はできている」

    オーストリアへ向けた多忙な日程
    ブラウニングは今後数週間にわたり、ウィリアムズのテストプログラムとスーパーフォーミュラの活動を並行してこなす予定だ。

    「来週はCOTAで2025年型マシンを使ったTPCテストを行う。その翌週はレッドブル・リンクへ向かい、その次の週には富士へ行ってスーパーフォーミュラのテストを行う予定だ」

    「シーズン序盤から多くの移動をこなしてきたので忙しい数週間になるが、今回の出来事はほんの小さなつまずきに過ぎない」

    「来週、そしてその次の週に再びマシンへ乗るのが本当に楽しみだ」

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  • レオナルド・フォルナローリ F1公式セッション初走行で5番手「信じられない気持ち」

    レオナルド・フォルナローリ F1公式セッション初走行で5番手「信じられない気持ち」

    マクラーレンの育成ドライバーでありリザーブドライバーを務めるレオナルド・フォルナローリが、2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目で公式F1セッションデビューを果たした。

    ランド・ノリスに代わってMCL40をドライブしたフォルナローリは22周を走行し、1分17秒216を記録して5番手。2026年レギュレーション車での初走行ながら、マクラーレンの空力テストやデータ収集プログラムを無事に完遂した。

    今回の走行は2026年のルーキーFP1出走義務の一環として実施されたもので、フォルナローリはセッション序盤に空力測定を担当。その後はソフトタイヤでの走行も行い、チームに貴重なデータを持ち帰った。

    フォルナローリはセッション後、「公式なF1セッションを初めて走れたことは信じられないような気持ちだった」と語った。

    「マシンの中ではとても良い感触があったし、自分の仕事に完全に集中していた。クリーンな走行を行い、空力プログラムを確実に実行することを目指していた」

    「5番手で終えたけど、今日の目的はラップタイムではなかった。チームが必要としていたデータを集めることが最優先だったし、一緒に良い仕事ができたことを本当にうれしく思う」

    F1公式セッションデビューについては特別な感情があったことも明かした。

    「本当に素晴らしい経験だった。セッション前はとても感情的になっていた。F1週末での初めての公式セッションだったし、普段テレビで見ているドライバーたちと同じコースを走ることができた」

    「いつも『彼らはすごい、本当に速い』と思って見ていた。そのドライバーたちと同じコースを走れたことは信じられない経験だった」

    また、ピットウォールで見守った父親も感激していたという。

    「父も現地に来ていた。父もとても感動していた」

    「今日の目的はラップタイムではなく、チームが必要とするデータを提供することだった。セッション序盤には多くの空力テストを行ったし、それが最も重要な仕事だった」

    「クリーンな仕事ができたと思うし、マシンも無事に持ち帰ることができた。チームと一緒に成し遂げた仕事には本当に満足している」

    レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン) F1 バルセロナ

    フォルナローリは今回のFP1に向けて、2023年型マクラーレンを使ったTPC(旧型車テスト)やシミュレーター作業を重ねて準備を進めてきた。

    「TPCマシンとは挙動が異なるけど、F2からF1へのステップはとても大きい。そのため事前にTPCテストを経験できたことは大きな助けになった」

    「2026年型マシンのシミュレーター作業もたくさん行っていたので、ある程度は何を期待すべきか分かっていた」

    今後については、引き続きリザーブドライバーとしてチームを支えていく考えを示した。

    「これからもチームと一緒に多くの仕事を続けていく。リザーブドライバーとしての役割に加え、TPCテストや今後予定されているFP1出走の機会に向けて準備を進めていく」

    フォルナローリは来週、モンツァで4回目となるMCL60でのTPCテストを実施する予定で、マクラーレンは今後も若手育成プログラムの一環としてF1走行機会を提供していく。

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