投稿者: dbcheck

  • クリスチャン・ホーナー 回顧録『Drive』でレッドブルF1の内幕を暴露へ

    クリスチャン・ホーナー 回顧録『Drive』でレッドブルF1の内幕を暴露へ

    クリスチャン・ホーナーが、自身初となる回顧録『Drive』を2026年10月22日に出版することを発表した。レッドブルF1の創設期から約20年以上にわたる歩みや、チーム代表として経験した成功と苦悩、自身の視点から見たF1の舞台裏が綴られる。

    レッドブルF1を率いて8度のドライバーズタイトル、6度のコンストラクターズタイトル、124勝を挙げたホーナーは、退任から約1年を経て、自らの言葉でそのキャリアを振り返る。

    20年以上のレッドブル時代を振り返る
    『Drive』は、レッドブルがジャガーを買収してF1へ参戦した2005年から、ホーナーがチームを率いた約20年間を振り返る内容となる。

    ホーナーは、この本について次のように説明した。

    「F1は究極的には人のビジネスだ」

    「このスポーツはマシンや勝利、チャンピオンシップで語られることが多いが、私の心に最も残っているのは、人々、決断、挑戦、そして道中で出会った素晴らしい個性豊かな人たちだ」

    「この本は、信じられないような20年間の旅と、その道のりを形作ってくれた多くの人々への私なりの振り返りだ」

    レッドブル黄金時代の舞台裏を描く
    ホーナーはF1史上でも最も成功したチーム代表の一人として知られる。

    在任中にはセバスチャン・ベッテル、そしてマックス・フェルスタッペンという2つの黄金時代を築き、レッドブルはドライバーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回、グランプリ124勝という輝かしい実績を残した。

    出版元のトランスワールドは、本書について「1ポンドで買収されたチームが、世界で最も価値があり知名度の高いスポーツチームの一つへと成長するまでの舞台裏を描く」と紹介している。

    また、チーム代表という立場で直面した極限のプレッシャー、レースごとの心理的な駆け引き、そして勝利をつかむために求められた瞬時の意思決定についても詳しく語られるという。

    退任後初の本格的な発信
    今回の発表は、ホーナーがレッドブルを離れてから約1年の節目で行われた。

    2025年のF1イギリスGPがチーム代表として最後のレースとなり、その後ベルギーGPを前に職を離れることになったことで、レッドブル創設以来続いた長期政権に幕が下りた。

    退任後は公の場への登場を控えてきた一方、F1復帰の可能性はたびたび取り沙汰されている。ただし本人は、復帰するのであれば「適切なプロジェクト」であることが条件との考えを示している。

    さらにホーナーは今年後半にオーストラリアで講演ツアーを予定しているほか、今週末のシルバーストンで開催されるF1イギリスGPにも姿を見せる見込みで、レッドブル退任後初めてグランプリ会場を訪れることになる。

    レッドブル黄金時代の舞台裏や、F1を代表するチーム代表としての意思決定、ライバルたちとの関係などがどこまで赤裸々に語られるのか、『Drive』はF1ファンにとって注目の一冊となりそうだ。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1の限界を実感「0.6秒差は重い」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1の限界を実感「0.6秒差は重い」

    アイザック・ハジャーは、2026年F1第9戦イギリスGP予選で5番手を獲得したものの、ポールポジションとの差を受けて、レッドブル・レーシングが依然としてトップ勢に及んでいない現状を認めた。

    ハジャーは予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る5番手を記録。自身の走りには満足感を示しながらも、メルセデスやフェラーリとの差は依然として大きいと語った。

    好ラップでもポールとの差は0.6秒
    「昨日はマシンにかなり満足していたし、2日目は自分のドライビングにも一歩前進があった。ミスもほとんどなかった」

    そう振り返ったハジャーは、それでもトップとの差に落胆を隠さなかった。

    「それでも、いいラップをまとめてポールから0.6秒も遅れていると正直つらい。マシン自体はかなり良く感じているだけに、ここからどうやってさらに前に行けばいいのか、今は見えにくい状況だ」

    決勝でも上位3チームが優勢と予想
    ハジャーは、スプリントレースの内容からも勢力図は明確だったと分析。決勝でもメルセデス、フェラーリ、マクラーレンが優位に立つとみている。

    「今日のスプリントを見れば、レースペースの序列ははっきりしていた。メルセデスとフェラーリ、そしてマクラーレン、その次が僕たちだ」

    「もしマクラーレンと戦えるようなら、それだけでも非常にいい結果だと思う」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンはマシントラブルに苦戦
    一方、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは予選7番手。予選中盤からエンジンの応答異常と最高速不足に見舞われたことを明かした。

    「バランスも良くなかったが、それ以上に理由は分からないけどストレートがものすごく遅かった。他車と比べても明らかだった」

    さらに、最高速不足がバッテリー消費を悪化させ、ラップ後半のパフォーマンス低下につながる悪循環に陥っていたと説明した。

    「ストレートで遅いと全開区間が長くなってバッテリーを余計に消費する。それがどんどん悪循環になってラップ終盤ほど厳しくなる。二重の問題で、本当に痛かった」

    レッドブル・レーシングは、ハジャーが5番手、フェルスタッペンが7番手から決勝を迎える。ハジャーは自身の走りには手応えを感じながらも、トップ争いに加わるにはマシン性能のさらなる向上が必要だとの認識を示している。

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  • ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリスは、F1イギリスGP予選で6番手に終わった後、現在のマクラーレンの競争力に厳しい評価を下した。「言い訳はない」と断言し、MCL40は「十分な速さがない」と認め、空力効率の低さが最大の課題だと指摘した。

    ランド・ノリスは、スプリントで3位表彰台を獲得した一方で、予選ではポールポジションを獲得したキミ・アントネッリから0.766秒差の6番手だった。自身のラップには満足しながらも、それだけでは上位争いができない現状を受け止め、チーム全体の開発スピード向上を求めている。

    「言い訳はない」MCL40の競争力不足を認める
    ノリスは予選後、今回の結果はドライバーではなくマシン性能によるものだと率直に語った。

    「厳しいね。まだまったくペースがない。ポールから0.7秒も遅れているけど、自分のラップは本当に素晴らしかったと思う。すべてのコーナーで改善できたし、マシンから出せるものは全部引き出せたと感じている」

    「つまり単純に遅いんだ。ストレートでも遅いし、コーナーでも遅い。それ以上言えることはない。今のマシンは効率が良くない。そんな状態で昨日スプリントで3位になれたのが信じられないくらいだ」

    さらにノリスは、問題を曖昧にするつもりはないと続けた。

    「言い訳はない。マシンは十分ではないし、それはチーム全員が分かっている。だから、とにかく努力を続けるしかない」

    空力効率の低さがシルバーストンで露呈
    ノリスは、アップグレードやセットアップ変更によって改善した部分はあったものの、根本的な問題は解決していないと説明した。

    「マシンはいくつかの面では改善したと思う。でも理解しなければならないことがある。ストレートでも遅いし、すべてのコーナーでも遅い。マシンの効率がとても悪いんだ。ダウンフォースが足りず、ドラッグ(空気抵抗)が大きすぎる。だから今は本当に厳しい状況なんだ」

    さらに、シルバーストンはその弱点が最も表れやすいコースだと語る。

    「このコースは空力効率が求められるサーキットなんだ。ドラッグの影響を受ける区間が多く、ストレートもたくさんある。高速コーナーでも良くないし、低速コーナーでもタイムを失っている。このサーキットは、本当に良いマシンとそうでないマシンをはっきり示してしまう。そして僕たちは、残念ながら良いマシンではない」

    シルバーストンだけの問題ではない
    シルバーストンはマクラーレンの弱点が目立ちやすいサーキットではあるものの、ノリスは今回だけ特別に悪かったわけではないと説明した。

    「今年は6位より上で終えられたことの方が少ない。このコースは、ストレートが速くてコーナーも速い、効率の良いマシンが有利になるサーキットなんだ」

    「僕たちは両方とも遅い。オーストリアでは1分のコースで0.4秒差だった。ここは1分30秒近いから0.7秒差になるのも当然だ。特別遅くなったわけじゃない。ずっと同じなんだ」

    一方で、マシンのフィーリング自体には改善を感じていたという。

    「今日はクルマの感触は良かったし、前日よりも引き出せたと思う。昨日のラップが特別だったのかもしれないし、今日は他のみんながうまくまとめたということなんだろう」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝目標は5位「レッドブル勢と戦いたい」
    ノリスは、予選でのパフォーマンスを踏まえ、決勝でも現実的な目標を見据えている。

    「正直、どうなるか分からない。でもスプリントと同じように良いスタートを決めたい。今朝3位で終えられたのは、自分でもどうやって実現できたのか分からないくらいだ。1周あたり0.7秒も遅いマシンなんだから、本当に驚きだった」

    その上で、現時点で狙える順位についても率直に語った。

    「現実的には5位が最高だと思う。目標はレッドブル勢に勝つことだ。フェラーリとメルセデスは0.7秒速いんだから、その相手に勝とうと考えるのは少し無理がある」

    開発スピードを上げなければならない
    ノリスは、ライバルとの差を縮めるには時間が残されていないと危機感を示し、チームに迅速な対応を求めた。

    「チームも時間が味方じゃないことは分かっている。一日中、一週間、一か月とかけて少しずつ理解していく余裕はない」

    「今すぐこのマシンを理解しなければならないし、できるだけ早く、新しいパーツを投入しなければならない。他のどのチームよりも速いペースで開発しなければいけない。それが今の僕たちに求められているレベルなんだ」

    スプリントでは3位表彰台を獲得したマクラーレンだったが、ノリスは現在のMCL40を「十分ではない」と厳しく評価した。空力効率の悪さによってストレート、高速・低速コーナーのすべてでライバルに後れを取っていると分析し、巻き返しにはマシンの理解と開発スピードの大幅な向上が不可欠だとの危機感を示した。

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  • フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

    フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第9戦イギリスGP予選を7番手で終えた後、レッドブル・レーシングの深刻なパフォーマンス不足に強い不満を示した。特にストレートでのパワー不足を問題視し、「こんな状態でレースをする意味がない」とまで語り、決勝への悲観的な見方を明かした。

    前日のスプリントでも苦戦を強いられたフェルスタッペンは、予選でも状況は改善しなかったという。今季ここまで何度もマシン性能への不満を口にしてきたが、今回はこれまで以上に厳しい表現でチームの現状を語った。

    ストレートで深刻なパワー不足を訴える
    フェルスタッペンは、予選を通じてさまざまなセッティング変更を試したものの、問題は解決しなかったと説明した。

    「まったく前に進まない。以前のような加速をしてくれないんだ」

    「こういうサーキットでは、それが決定的に重要になる。できるだけ大きなパワーが欲しいコースだから、本当に痛い」

    「予選ではいろいろ試したけど、結果はいつも同じだった。明らかな問題があるし、それは明日のレースについても心配している理由だ。正直、こんな状態でレースをしても意味がない」

    この発言は、レッドブル・フォードの内燃機関(ICE)がFIAからグリッド最強と評価された直後というタイミングだけに、実際の走行との大きなギャップを改めて浮き彫りにした。

    バッテリー消費の悪循環も発生
    フェルスタッペンによれば、単純な最高速不足だけではなく、ストレートで失う時間がエネルギーマネジメントにも悪影響を及ぼしているという。

    「昨日のマシンも良くなかったし、今日もその面では改善できなかった。ほとんど同じだった」

    「それに加えて、理由は分からないけど、僕のガレージ側だけストレートでとても遅かった。最初のラップからずっとパワーが足りなかった」

    「ここではストレートを走る時間が長いから、パワーが足りないとバッテリーを余計に消費してしまう。その結果、最終セクターでは15コーナーを立ち上がると、ほとんどパワーが残っていない」

    「だからストレートでどんどんタイムを失っていた。それに加えてマシンバランスも悪く、本当にひどい状態だった」

    フェルスタッペンは、パワー不足が単なる最高速低下ではなく、バッテリー消費を加速させることでラップ全体のパフォーマンス低下につながる悪循環を生んでいると説明した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    高速コーナーでも競争力不足
    フェルスタッペンは、6位で終えたスプリントでもマシンの弱点が明確だったと振り返った。

    「スプリントでは高速コーナーで完全にやられていた」

    「ジョージ(ラッセル)が後ろにいたけど、高速コーナーではダーティエアの中でも追いつかれていた。それがすべてを物語っている」

    「それだけじゃなく、低速コーナーでも今週末を通してマシンの挙動には満足していない。明らかに何かが噛み合っていない」

    高速域、低速域の両方で競争力を欠いていることに加え、ストレートでのパワー不足まで重なったことで、フェルスタッペンは決勝でも厳しい戦いを覚悟している。レッドブル・レーシングは、FIAのエンジン評価とは対照的な実戦での苦戦という難題に直面しており、その原因究明が急務となっている。

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  • 2026年F1イギリスGP 予選 ハイライト動画

    2026年F1イギリスGP 予選 ハイライト動画

    2026年F1イギリスGP予選のハイライト動画。 シルバーストンで行われた第9戦イギリスGP予選は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが1分28秒111を記録し、今季5度目のポールポジションを獲得した。

    2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはルイス・ハミルトンが続き、フェラーリ勢が2列目までを独占。ジョージ・ラッセルが4番手、アイザック・ハジャーが5番手に入り、ランド・ノリス、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリらがその後に続いた。

    予選は強い風が吹く難しいコンディションのなかで行われ、Q1ではジョージ・ラッセルがグラベルにはみ出してフロントウイングを損傷する場面や、フランコ・コラピントがマゴッツ~ベケッツで高速スピンを喫するなど波乱の展開となった。Q2ではフェラーリ勢が速さを見せてハミルトンがトップタイムを記録した一方、アントネッリはペダルの違和感を訴えながらも最速でQ3へ進出した。

    最後のQ3では、ハミルトンが一時暫定ポールに立ったものの、アントネッリが最後のアタックで全体ベストとなる1分28秒111を叩き出して逆転。ルクレールも自己ベストで2番手へ浮上したが0.175秒届かず、アントネッリがスプリント優勝に続いて予選も制し、シルバーストンで圧倒的な速さを披露した。ハイライト動画では、各車のアタックラップやラッセル、コラピントのアクシデント、そしてアントネッリがポールを決めた決定的なラップまで、予選の見どころをまとめて見ることができる。

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  • ピエール・ガスリー F1イギリスGPで3グリッド降格 ストロール妨害でペナルティ

    ピエール・ガスリー F1イギリスGPで3グリッド降格 ストロール妨害でペナルティ

    2026年F1第9戦イギリスGP予選後、アルピーヌのピエール・ガスリーに3グリッド降格ペナルティが科された。Q1でアストンマーティンのランス・ストロールのアタックラップを妨害したと判断され、決勝は12番手から15番手へ降格となる。

    この裁定により、アウディのニコ・ヒュルケンベルグが12番手、ハースのオリバー・ベアマンが13番手、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が14番手へそれぞれ繰り上がることになった。

    ガスリーに3グリッド降格処分
    予選中、スチュワードはQ1でガスリーがストロールを妨害した疑いについて審議を行うことを発表。予選終了後、ガスリーとチーム代表者が審問に出席した。

    スチュワードは、ストロールがアタックラップ中にターン15へ進入した際、インラップ中だったガスリーが低速のままレーシングライン上を走行していたと認定。「不必要な妨害」に当たるとして、標準的な3グリッド降格ペナルティを科すことを決定した。

    無線トラブルも処分は変わらず
    裁定書によると、当時ガスリーの無線は正常に機能しておらず、前方の状況についてチームから情報を受け取ることができなかった。

    またガスリーは、後方のアンドレア・キミ・アントネッリがタイムアタック中ではないと判断し、自身を追い越さず後方に留まると考えていたという。

    しかしスチュワードは、ガスリーにはステアリングのダッシュボード表示などから、ストロールがタイムアタック中で接近していることを認識できる情報があったと判断した。

    そのため、無線トラブルがあったことは考慮されたものの、「不必要にストロールを妨害した」と結論づけられ、3グリッド降格の標準ペナルティが適用された。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム) イギリスグランプリ

    決勝グリッドにも影響
    この裁定により、ガスリーは決勝を15番グリッドからスタートすることになる。

    一方で、その前方にはヒュルケンベルグ、ベアマン、サインツJr.がそれぞれ1つずつ順位を上げて並ぶことになり、イギリスGP決勝の中団グリッドに変更が生じた。

    今回のケースでは無線トラブルという事情があったものの、スチュワードはドライバー自身が利用可能な情報から後続車の状況を把握できたと判断した。結果として、ガスリーには通常どおり3グリッド降格が科され、決勝は15番手から追い上げを目指すことになる。

    2026年F1イギリスGP決勝 暫定グリッド

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル)
    6.ランド・ノリス(マクラーレン)
    7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    13.オリバー・ベアマン(ハース)
    14.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    15.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    17.エステバン・オコン(ハース)
    18.バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    19.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    21.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    22.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

  • エイドリアン・ニューウェイ AMR26失敗の責任認める「私が主導した方向性」

    エイドリアン・ニューウェイ AMR26失敗の責任認める「私が主導した方向性」

    アストンマーティンF1のエイドリアン・ニューウェイが、2026年マシン『AMR26』が苦戦している原因について詳しく説明し、自らの判断にも大きな責任があったと認めた。

    これまで低迷の主因としてホンダ製パワーユニットに注目が集まってきたが、ニューウェイはシャシー開発や組織体制、開発スケジュールの遅れなど複数の要因が重なった結果であり、自身が主導した空力コンセプトもその一因だったと振り返った。

    開発開始の遅れがすべての出発点
    ニューウェイによると、2026年の新レギュレーションに向けた本格的な開発は大幅に出遅れていた。

    本来であれば各チームは2025年1月1日に風洞やCFD(数値流体解析)の使用が解禁されると同時に本格開発へ移行した。しかしアストンマーティンは、ニューウェイが3月1日に加入するまで開発を本格化させず、大きなハンディを背負うことになった。

    ニューウェイは当時を振り返り、その遅れがシャシーだけでなくホンダ製パワーユニットとの統合にも影響したと説明した。

    「振り返れば期待が大きすぎたのかもしれない。そしてライバルたちのレベルの高さを忘れてはいけない」

    「2026年マシンの本格開発を始めたのは2025年3月中旬だった。風洞モデルを投入できたのは4月中旬で、ライバルより数か月遅れていた。その差は非常に大きかった」

    組織の成熟不足と自身の判断ミス
    ニューウェイは、開発の遅れだけではなく、チーム全体の組織力にも課題があったと認めた。

    優秀な人材は揃っていたものの、部門間の連携が十分ではなく、一つの組織として機能しきれていなかったという。

    さらに、限られた時間の中で複数の設計コンセプトを比較検討する余裕がなく、自身が主導した空力コンセプトにも問題があったと説明した。

    「時間は大きな要因だったが、それだけではない。優秀な人材は揃っていたものの、組織として理想的な形で連携できていなかった。期待は非常に高かったが、現実はそれに追いついていなかった」

    「空力面では、時間がなかったこともあり、私が主導してリスクの高い方向性を選択した。根本的に間違っていたとは思わないが、予想していなかった課題が生じる結果になった」

    ホンダとの統合で発生した振動問題
    AMR26最大の問題となったのが、ホンダ製パワーユニットとシャシーを組み合わせた際に発生した激しい振動だった。

    ベンチテストでは問題のなかった振動が実車では大幅に増幅され、信頼性向上のための対策が必要となった。その結果、車体重量も増加し、パフォーマンス低下を招いた。

    ニューウェイは、重量増加はホンダとの統合だけが原因ではなく、自分たちの設計にも問題があったと認める。

    「シャシーはかなり重量オーバーになっている。その一部はホンダとの統合や振動対策によるものだ」

    「しかし重量削減について私たち自身も十分な仕事ができなかった。開発を急ぐと、真っ先に犠牲になるのが重量最適化だ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム AMR26

    転機となったオーストラリアGP
    ニューウェイは、プレシーズンテストの時点では問題の全容を把握できていなかったと明かした。

    バルセロナやバーレーンテストでは、パワーユニット、ギアボックス、シャシーを正常に機能させることに多くの時間を費やし、本格的な性能評価ができなかったという。

    そして実質的に初めてマシン本来の状態を確認できたのが、開幕戦オーストラリアGPのフリー走行3回目だった。

    「メルボルンが目を覚まされる瞬間だった。パワーユニットの問題が続いたため、実質的に最初の本格テストはオーストラリアGPのフリー走行3回目になってしまった」

    「それ以前のバルセロナやバーレーンでは、パワーユニットをシャシーやギアボックスと正常に機能させることに多くの時間を費やしていた。まさに起こり得る悪いことがすべて起きたような状況だった」

    AMR26Bで巻き返しを狙う
    ニューウェイは、現在の問題は一つの要因ではなく、開発開始の遅れ、組織の成熟不足、自身が主導した設計判断、そしてホンダ製パワーユニットとの統合作業が複雑に重なった結果だったと総括した。

    アストンマーティンは現在、大規模アップデート版となる「AMR26B」の投入を準備しており、チームはハンガリーGPでの投入を目標としている。このパッケージが低迷から脱却するきっかけとなるかが注目される。

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  • ホンダF1 イギリスGP予選で再び最後尾「決勝へ向けた準備も進めている」

    ホンダF1 イギリスGP予選で再び最後尾「決勝へ向けた準備も進めている」

    ホンダF1は、2026年F1第9戦イギリスGPの土曜日、アストンマーティンとともにスプリントレースと予選を戦った。予選ではランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手となり、厳しい結果で決勝を迎えることになった。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、パワーユニットの最適化を進めながらチームとの連携を深めた一日だったと説明。決勝に向けた準備を着実に進めたことを明かした。

    予選はストロール21番手 アロンソ22番手
    2026年シーズン第9戦イギリスGPは大会2日目を迎え、シルバーストン・サーキットでスプリントレースと予選が行われた。

    アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームは、ランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手となり、両車ともQ1敗退。厳しいグリッドから決勝に臨むことになった。

    ホンダF1はPUの最適化を継続
    ホンダF1は、スプリントレースと予選を通じてアストンマーティンと連携し、パワーユニットの最適化を継続した。

    折原伸太郎は、エネルギーマネジメントのデプロイメントやドライバビリティの改善に取り組み、パッケージ全体の性能を引き出しながら決勝への準備も進めたと説明している。

    折原伸太郎「決勝へ向けた準備も進めている」
    「今日は走行セッションを通じてアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームのメカニックやエンジニア、ドライバーたちと密に連携して、着実に前進することができました」と折原伸太郎はコメント。

    「パワーユニットについては、エネルギーマネジメントのデプロイメントやドライバビリティを含めた最適化を進めました。スプリントと予選でパッケージの性能を最大限に引き出すと同時に、明日の決勝に向けた準備も進めています」

    「シルバーストンにはいつも特別な雰囲気があり、明日は大観衆の前でレースができることを楽しみにしています」

    決勝では巻き返しを目指す
    ホンダF1とアストンマーティンは、スプリントと予選で得られたデータをもとにセットアップとパワーユニットの最適化を進め、厳しいグリッドから決勝での巻き返しを目指す。シルバーストン特有の高速レイアウトで、改善の成果をどこまで発揮できるかが注目される。

    ホンダF1 イギリスグランプリ

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  • フェルナンド・アロンソ F1新規則を嘆く「ドライバーの重要性は薄れた」

    フェルナンド・アロンソ F1新規則を嘆く「ドライバーの重要性は薄れた」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1マシンと現行レギュレーションについて「ドライバーの重要性は以前より小さくなった」と率直な見解を示した。一方で、ルールへの不満を口にするだけでは意味がないとして、「今あるマシンを最大限に生かして勝利を目指すしかない」と前向きな姿勢を強調した。

    アストンマーティンは依然として厳しい戦いが続いており、フェルナンド・アロンソはF1イギリスGP予選でQ1敗退を喫し、決勝は22番手最後尾からのスタートとなる。それでも改善パッケージ投入まで現有戦力で戦い続ける考えを示した。

    現行F1規則は「ドライバーの重要性が薄れた」
    2026年の新レギュレーションでは、バッテリーエネルギーの運用がオーバーテイクの鍵となっている。アロンソは、これによって以前のようなドライバー主体のバトルが減ったと指摘した。

    「シーズン開幕前から言っていたことだけど、このレギュレーションではこういうレースになると思っていた」

    「コーナーで限界まで攻めたり、アウト側から思い切って仕掛けたり、最後のブレーキングで飛び込んだりといった、ドライバーの腕が見える場面は少なくなった。今は前のクルマより多くのバッテリーを残し、ボタンを押して追い抜くことが重要なんだ」

    「今あるマシンで勝つしかない」
    アロンソは現在のF1に不満を抱きつつも、ルールは全員に共通であり、その中で結果を出すことが重要だと強調した。

    「これが新しいF1だ。好きか嫌いかは別として、ドライバーの重要性は以前より小さくなった」

    「でも文句を言っても仕方がない。チームやFIAがこれがベストだと考えているなら、その中でクルマを最大限に生かしてレースに勝ち、上位を争うしかない。次のレギュレーションはその時に考えればいい。今はこれが現実であり、もっと上手くやらなければならない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    予選は不運が重なり最後尾に
    アロンソは予選を振り返り、ミスや黄旗など複数の要因が重なって十分なアタックができなかったと説明した。

    「最後のコーナーで少し外側の縁石にはみ出してしまった。でもこういうことは起こるものだ」

    「理想的な予選ではなかった。最初のアタックでは9コーナーでリアを失ってエスケープゾーンへ行った。そのあとピットへ戻り、燃料を少し抜いて2セット目で勝負すると思っていたけど、ピットストップをして再びコースへ出た」

    「さらにラッセルの黄旗が出ていて、そこではアクセルを戻さなければならなかった。結局、最後の1回しかまともなチャンスがなく、すべてをまとめ切ることはできなかった」

    改善パッケージ投入まで耐える時期
    アストンマーティンはハンガリーGP以降に大規模アップグレードを予定しているが、それまでは苦しい戦いが続く見込みだ。それでもアロンソは、マシンの一貫性には手応えを感じているという。

    「レースは日曜日だから、今はあまり心配していない」

    「予選では再び一貫性を感じられた。オーストリアでは1分のサーキットでトップから3秒以上離されていたので、ここではもっと差が開くと思っていた。でも実際には3.5〜3.7秒差に収まっていた」

    また、強風が予選に影響したとの見方についても意に介さなかった。

    「ここでは23年間レースをしてきた。ヒースローに降りても風があるし、ガトウィックでもオックスフォードでも風が吹いている。それがイギリスだよ。特別な違いは感じなかった」

    現行レギュレーションへの率直な不満を語りながらも、アロンソは現実を受け入れる姿勢を崩していない。アストンマーティンの大型アップグレードが投入されるまで厳しい戦いは続くが、その間も限られた戦力を最大限に引き出し、チームを前進させることが自身の役割だと考えている。

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    ・F1イギリスGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポール獲得

  • F1イギリスGP予選:アントネッリがフェラーリ勢を抑えて今季5度目のポール獲得

    F1イギリスGP予選:アントネッリがフェラーリ勢を抑えて今季5度目のポール獲得

    2026年F1第9戦イギリスGPの予選がシルバーストンで行われ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが1分28秒111を記録し、ポールポジションを獲得した。スプリントを制した若き選手権リーダーは、グランプリ本戦に向けても最前列を確保し、週末の主役として存在感をさらに強めた。

    2番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが入り、チームメイトのルイス・ハミルトンは3番手。ジョージ・ラッセルはQ1でグラベルに飛び出すアクシデントがありながら4番手まで挽回し、5番手にはレッドブルのアイザック・ハジャーが入った。

    Q1:ラッセルがヒヤリ コラピントは高速スピンで敗退
    Q1は気温25度、路面温度40度台という暖かいコンディションで開始されたが、シルバーストン特有の風が大きな要素となった。ハンガーストレートでは追い風の影響で最高速が伸びる一方、コーナーでは突風がマシンの姿勢を乱し、序盤から各車がブレーキングやターンインで苦戦した。

    フェラーリ勢は中古ソフトで早々にタイムを記録し、ルクレールがハミルトンを上回る形で上位に立った。メルセデスのラッセルはラフフィールドでアンダーステアを喫し、そのままグラベルへ飛び出してフロントウイングを損傷。ピットに戻って修復を受けたが、終盤に再びコースへ戻り、1分29秒985でQ2進出を決めた。

    終盤にはフランコ・コラピントがマゴッツ/ベケッツでリアを失い、高速スピンを喫した。マシンはバリアに接触しなかったものの、黄旗が出たことで周囲のアタックにも影響を与えた。Q1敗退はエステバン・オコン、バルテリ・ボッタス、フランコ・コラピント、セルジオ・ペレス、ランス・ストロール、フェルナンド・アロンソの6台となった。

    Q2:ハミルトン最速 アントネッリはペダル違和感も突破
    Q2はコラピントのスピンで撒き散らされた砂利の清掃により、開始がやや遅れた。最初に動いたのはレッドブル勢で、フェルスタッペンは中古ソフトでコースインしたが、「エンジンが普段どおりに反応していない」と無線で訴えた。

    ハジャーは1分29秒183を記録してフェルスタッペンを上回り、週末を通して続いている好調ぶりを示した。一方、フェラーリは新しいソフトでアタックし、ハミルトンが1分28秒864でトップへ。ルクレールも2番手圏内につけ、フェラーリの一発の速さを印象づけた。

    アントネッリはアタック中にペダルの反応に違和感を訴え、一度ラップを断念したが、再アタックで1分28秒493を記録してトップタイム。ラッセルも1分28秒920で4番手に入り、Q1のアクシデントによる大きなダメージがないことを示した。マクラーレン勢はやや苦戦し、ピアストリは一時11番手まで落ちたが、終盤のアタックで7番手に浮上。ノリスも9番手で辛くもQ3進出を決めた。

    Q2敗退はガブリエル・ボルトレト、ピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルグ、オリバー・ベアマン、カルロス・サインツJr.、アレクサンダー・アルボン。ボルトレトは11番手で、Q3進出まであと一歩だった。

    Q3:アントネッリが圧巻の1分28秒111
    Q3最初のアタックではピアストリが1分29秒231を記録したが、マクラーレンは挙動が不安定で、ノリスもチームメイトに対してわずかに届かない出だしとなった。フェルスタッペンが2台を上回ると、フェラーリ勢が続き、ハミルトンがルクレールを0.029秒上回って暫定トップに立った。

    しかし直後にアントネッリが1分28秒385を記録し、暫定ポールへ浮上。ラッセルも0.1秒以内に迫る2番手につけ、メルセデスがフロントローを押さえる形で最初のランを終えた。ルクレールとハミルトンが続き、レッドブル勢ではハジャーがフェルスタッペンを上回る位置につけた。

    残り3分を切って各車が最後のアタックへ向かうなか、アントネッリは隊列の先頭でコースイン。本人は「なぜ僕が先頭なんだ」と無線で確認する場面もあったが、最後のラップではセクター2で全体ベストを刻み、1分28秒111までタイムを更新した。

    ルクレールは1分28秒286で2番手に浮上し、ラッセルを上回った。ハミルトンはミドルセクターでタイムを失いながらも1分28秒458で3番手を確保。ラッセルは最後のアタックで伸びず4番手に終わった。アントネッリはルクレールに0.175秒差をつけ、今季5度目のポールポジションを獲得した。

    5番手にはハジャーが入り、フェルスタッペンを上回った。ノリスが6番手、フェルスタッペンが7番手、ピアストリが8番手。9番手にはアービッド・リンドブラッド、10番手にはリアム・ローソンが入り、レーシングブルズ勢がそろってトップ10を締めくくった。

    ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    トップ3コメント
    アントネッリは予選後、「少しストレスがあった。最後のランで先頭に出るのはあまり好きではない。でも最後のラップはとてもまとまっていた。風があって難しかったけれど、すべてがうまく噛み合った」と語った。

    ルクレールは「満足している。ここ数戦は厳しかったので、いい感触を取り戻せたのは大きい。舞台裏で多くの作業をしてきたし、今日は本当にその感触が戻ってきた最初の日だった」と振り返った。

    ハミルトンは「ここにいられてうれしい。2人とも今日はいい仕事をした。僕たちにはメルセデスほどのペースはなかったけれど、少しずつ差を縮めている。2台が上位にいるのはチームにとっていいことだし、戦略を使ってチームとして戦えることを願っている」と述べた。

    スプリントに続いてアントネッリが速さを見せた一方、フェラーリもルクレールとハミルトンが上位に並び、優勝争いへ向けた競争力を示した。Q1でのラッセルのアクシデントやコラピントの高速スピンなど波乱もあったが、ポール争いは最後までメルセデスとフェラーリによるハイレベルな戦いとなった。