投稿者: dbcheck

  • 角田裕毅 レッドブルF1でフェルスタッペン新レースエンジニア育成を支援

    角田裕毅 レッドブルF1でフェルスタッペン新レースエンジニア育成を支援

    レッドブルはジャンピエロ・ランビアーゼの退任後を見据え、マックス・フェルスタッペンの新たなレースエンジニア候補であるトム・ハートの育成を水面下で進めてきた。その準備段階で重要な役割を果たしたのが、リザーブドライバーの角田裕毅だった。

    チームは今季実施したテスト走行で角田裕毅を起用し、その際にハートをレースエンジニアとして担当させることで実戦経験を積ませていたという。長年フェルスタッペンを支えてきたランビアーゼの後任育成は、正式発表よりも前から計画的に進められていたようだ。

    角田裕毅とのテストで後任エンジニアを育成
    ランビアーゼは2028年にマクラーレンへ移籍する予定であり、その去就はフェルスタッペンの将来にも影響を及ぼす話題として注目を集めてきた。長年コンビを組んできた2人の関係性から、フェルスタッペンもランビアーゼに続いて移籍するのではないかとの憶測も少なくなかった。

    そうしたなか、レッドブルは近年フェルスタッペンのパフォーマンスエンジニアを務めていたトム・ハートを後任に指名する方針を固めた。

    オランダ紙『De Telegraaf』のエリック・ファン・ハーレンによると、ハートはここ数か月にわたってランビアーゼの後継者として極秘裏に育成されてきたという。

    その一環として、ハートはテストセッションでレースエンジニアを担当。今季レッドブルがリザーブドライバーの角田裕毅を起用して実施した複数回のテストでは、ハートが無線やセットアップ作業を含めたレースエンジニア業務を担当し、本番さながらの経験を積んだとされる。

    ハートは以前にもイタリアGPでランビアーゼの代役としてフェルスタッペンのレースエンジニアを務めた経験があり、その実績も後任候補として評価されていた。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    正式決定前から進められていた世代交代
    今回の報道からは、ランビアーゼの退団が正式に決まる以前から、レッドブルが後任体制の準備を進めていたことがうかがえる。

    フェルスタッペン自身も今季に入って、ハートが近い将来レースエンジニアを引き継ぐ可能性を示唆する発言をしており、チームとしてもスムーズな引き継ぎを目指して経験を積ませてきたとみられる。

    長年築かれたフェルスタッペンとランビアーゼのコンビを完全に再現することは容易ではないが、レッドブルは時間をかけて後継体制を整えてきたことになる。

    変革期を迎えるレッドブルとフェルスタッペン
    ランビアーゼの退団が決まったことで、レッドブルはすでに同氏への機密情報の共有を制限しているとも報じられている。こうした組織変更も、フェルスタッペンが今季苦戦している一因ではないかとの見方もある。

    レッドブルはここ数年で黄金時代を支えた主要メンバーが相次いでチームを離れており、現在は大きな転換期を迎えている。それでも現時点でフェルスタッペン本人は移籍を示唆する発言はしておらず、多くの憶測が飛び交う中でもチーム残留を前提とした姿勢を崩していない。

    今回明らかになった角田裕毅のテストでの役割は、単なる走行プログラムにとどまらず、フェルスタッペンを支える次世代レースエンジニアの育成という重要な目的も担っていたことを示している。レッドブルが将来を見据えて進める世代交代の舞台裏が、今回の報道によって浮かび上がった。

  • フェルナンド・アロンソ F1ベルギーGP完走「11戦ぶりのアップデートに期待」

    フェルナンド・アロンソ F1ベルギーGP完走「11戦ぶりのアップデートに期待」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1ベルギーGPを19位で完走した後、次戦ハンガリーGPで投入されるアップデートに期待を寄せた。

    アストンマーティンは開幕から11戦にわたって大きな開発を行わず戦ってきたが、ブダペストでようやく新パッケージを投入する予定となっている。

    ベルギーGPでは苦戦が続いたアストンマーティンだったが、アロンソはレースを完走してマシンからデータを収集することに意味があったと説明。厳しい時期を終わらせるきっかけになることを願っていると語った。

    完走してマシンの理解を深めた
    レースを振り返ったアロンソは、結果よりも走行距離を重ねてマシンを理解することを優先したと明かした。

    「僕たちはできる限りのことをやった。レースを最後まで走り切って、マシンについて学ぶことができた。あとは来週どうなるか見てみよう」

    11戦ぶりのアップデートに期待
    次戦ハンガリーGPでは、アストンマーティンが待望のアップデートを投入する予定だ。アロンソは、新パッケージを十分に評価できる週末になることを期待している。

    「もちろん期待している。ここまで11戦にわたってアップデートなしで戦ってきた。そして次のレースでは、ようやく新しいパーツを装着して臨むことになる」

    「FP1、FP2、FP3を問題なく走り切って、新しいパーツについて学び、そのポテンシャルとパフォーマンスを最大限に引き出せることを願っている。どうなるか見てみよう」

    ベルギーGPでは苦戦を強いられたアストンマーティンだが、ハンガリーGPで投入される新パッケージは、チームにとって今季初の本格的なアップデートとなる。アロンソは、その効果を最大限に引き出すことが巻き返しへの第一歩になるとの期待を示した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP2位「最後まで勝利を信じていた」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP2位「最後まで勝利を信じていた」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1第10戦ベルギーGPの決勝で2位に入り、フェラーリに2戦連続の表彰台をもたらした。

    バーチャル・セーフティカー(VSC)を生かして一時トップに立ったものの、残り10周でキミ・アントネッリに逆転を許し、イギリスGPに続く連勝には届かなかった。

    予選4番手からスタートしたルクレールは、オープニングラップでジョージ・ラッセルをかわして3番手へ浮上。その後、マックス・フェルスタッペンも攻略し、レース中盤には勝利を狙える位置まで順位を上げた。

    VSCを味方につけて一時トップへ
    フェラーリはレース中盤にVSCが導入されると、好機を逃さずルクレールをピットへ呼び込んだ。タイムロスを最小限に抑えたことで、ルクレールはアントネッリの前でコースへ復帰し、ベルギーGPの首位に立った。

    ルクレールは、VSCのタイミングに助けられたことを認めながらも、フェラーリのレースペースには十分な競争力があったと振り返った。

    「最後まで勝利を信じていた。もちろん、僕たちにとって適切なタイミングでVSCが出たことで少し運にも恵まれた。でも、ペースは比較的強かった」

    しかし、タイヤとマシンを効果的に管理したアントネッリが終盤に接近。ルクレールは残り10周で首位を明け渡し、その後は追随できず2位でチェッカーを受けた。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    ハードタイヤでフロントに苦戦
    ルクレールによれば、勝負を分けた要因のひとつはハードタイヤ装着後のフロントアクスルの挙動だった。数周にわたってフロントのグリップを引き出せず、その間にアントネッリとの差を詰められた。

    「ハードタイヤでは5周か6周ほどフロントアクスルに苦しんだ。その後は少し戻ってきて、マシンの感触も良くなった」

    フェラーリはベルギーGPに大規模なアップデートを投入しなかったが、ルクレールはマシンの方向性には前進を感じている。一方で、シーズンを通してメルセデスに挑むためには、まだ改善すべき部分が残されていると強調した。

    「まだ取り組むべきことはある。でも、間違いなく一歩前進だ」

    ランキング争いでも差を縮める
    チームメイトのルイス・ハミルトンとの接触でラッセルがリタイアしたため、ルクレールはドライバーズランキングでも上位との差を縮めた。ベルギーGP終了時点でラッセルとの差は28ポイント、ランキング上位につけるハミルトンとの差は33ポイントとなった。

    シルバーストンでの優勝に続き、スパでも2位を獲得したルクレール。連勝こそ逃したものの、異なる特性を持つ2つのサーキットで勝利争いに加わったことは、フェラーリの競争力が着実に改善していることを示す結果となった。

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  • F1ベルギーGP 決勝ハイライト動画:アントネッリが今季6勝目 激闘の44周

    F1ベルギーGP 決勝ハイライト動画:アントネッリが今季6勝目 激闘の44周

    2026年F1第10戦ベルギーGPは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが今季6勝目を飾った。

    スパ・フランコルシャンで行われた44周のレースは、スタート直後から首位争い、セーフティカー、戦略戦、そして終盤の優勝バトルまで見どころ満載の展開となり、ドライバーズランキング争いにも大きな影響を与える一戦となった。

    ポールポジションからスタートしたアントネッリは、オープニングラップのオー・ルージュでマックス・フェルスタッペンに首位を奪われたものの、ケメルストレートで即座にトップを奪い返してレースをリードする。一方、ジョージ・ラッセルはストレートで失速して2台のフェラーリにかわされると、ルイス・ハミルトンとの接触でグラベルに飛び出してリタイア。セーフティカー導入となる波乱の幕開けとなった。

    レース再開後も激しいバトルは続き、フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、ハミルトン、オスカー・ピアストリによる表彰台争いが展開された。ルクレールとピアストリの接触や、ラッセルとのアクシデントによりハミルトンへ5秒加算ペナルティが科されるなど、上位争いは最後まで緊迫したものとなった。

    中盤には2度のバーチャル・セーフティカーが導入され、各チームの戦略が勝敗を左右した。フェラーリは絶妙なタイミングでピットインを行い、一時はルクレールが首位に立つ。しかし終盤、アントネッリはメルセデスのレースペースを生かしてルクレールを攻略し、残り10周でトップを奪還。そのままプレッシャーを退け、モナコGP以来となる優勝を飾った。

    後方でも見応えある追い上げが続いた。最後尾スタートのアイザック・ハジャーは力強いオーバーテイクを重ねて6位入賞を果たし、10グリッド降格で13番手スタートとなったランド・ノリスも7位まで挽回。ガブリエル・ボルトレトが8位、アービッド・リンドブラッドが9位、フランコ・コラピントが10位に入り、それぞれ貴重なポイントを獲得した。一方、アストンマーティンは厳しい週末となり、フェルナンド・アロンソは19位で完走、ランス・ストロールはマシントラブルによりリタイア。11戦ぶりのアップデート投入を控えるハンガリーGPへ向け、苦しい一戦となった。

    アントネッリがフェルスタッペンとの激しい首位争いを制して今季6勝目を挙げ、ルクレール、フェルスタッペンが表彰台を獲得したベルギーGP。1周目のクラッシュ、戦略が勝敗を分けたピットストップ、終盤の優勝争い、そして後方からの怒涛の追い上げまで、スパ・フランコルシャンで繰り広げられた44周の激闘を15分のハイライト映像で振り返ることができる。

  • F2で異例の失格処分 ノエル・レオンがチームゲストの無線違反で制裁

    F2で異例の失格処分 ノエル・レオンがチームゲストの無線違反で制裁

    FIA F2選手権ベルギー大会(スパ・フランコルシャン)のフィーチャーレースで7位入賞を果たしたカンポス・レーシングのノエル・レオンが、レース後に失格処分を科された。

    処分の原因となったのは、チームゲストが規則で認められていない無線ヘッドセットを着用していたことだった。これによりレオンは失格、チームには2万ユーロの罰金に加え、コンストラクターズ選手権25ポイント減点という厳しい制裁が科された。

    チームゲストが誤って禁止ヘッドセットを着用
    FIAスチュワードによると、問題となったのはチームの「非運営スタッフ(non-operational personnel)」に分類される人物が、マイク付きの無線ヘッドセットを装着していたことだった。

    FIA F2スポーティングレギュレーション付則5および第21.5条では、非運営スタッフが所持できるのは受信専用(リッスンオンリー)のヘッドセットのみと定められている。マイク付きヘッドセットは送信機能を備えている可能性があるため、規則違反と判断された。

    審理でチームマネージャーは、当該人物はチームゲストであり、誤って別の種類のヘッドセットを持ち出してしまったと説明した。

    しかしスチュワードは、車検担当者が「そのヘッドセットは認められない」と本人に伝えたにもかかわらず、ゲストが再び装着して使用を続けたことも確認している。

    チームの管理責任を問う厳しい裁定
    スチュワードは「規則は明確であり、非運営スタッフが所持できるのは受信専用ヘッドセットのみである」と指摘。そのうえで、非運営スタッフやチームゲストに配布する無線機材が規則に適合していることを確認する責任はチーム側にあると結論づけた。

    今回の違反はレオンの車両のみに関連するものと判断され、チームメイトのニコラ・ツォロフに処分は及ばなかった。

    なお、審理が行われた時点でレオンはすでにサーキットを離れており、ヒアリングにはツォロフとカンポス・レーシングの代表者が出席した。

    ランキング争いにも影響
    この裁定によりレオンはベルギー大会で獲得した7位のポイントを失うことになった。また、カンポス・レーシングはコンストラクターズ選手権で25ポイントを失い、2万ユーロの罰金も科される結果となった。

    F2は今季8大会を終えた時点で、カンポス・レーシングのニコラ・ツォロフがランキング首位を維持。MPモータースポーツのガブリエレ・ミニが27ポイント差で追いかけており、レオンはランキング5位につけている。

  • ランス・ストロール F1ベルギーGPリタイア「エネルギー系統とギアボックスに異常」

    ランス・ストロール F1ベルギーGPリタイア「エネルギー系統とギアボックスに異常」

    ランス・ストロールは、2026年F1ベルギーGPでマシントラブルによりリタイアを喫した。レース後には、エネルギー系統の不具合に加え、ギアボックスにも異常が発生していたことを明かし、次戦ハンガリーGPで投入される新パッケージによる巻き返しに期待を寄せた。

    アストンマーティンはスパ・フランコルシャンで苦戦を強いられ、ストロールはレース終盤にマシンの異常を訴えてリタイア。チームメイトのフェルナンド・アロンソも2周遅れの19位に終わり、チームはノーポイントでベルギーGPを終えた。

    エネルギー系統とギアボックスに異常
    ストロールは、レースを通じてエネルギー系統が正常に機能せず、その後ギアボックスにも問題が発生したことを明かした。

    「レースを通してエネルギーが不足していて、システムが正常に機能していなかった。それに加えてギアボックスにも問題が起きたので、原因を調べているところだ」

    ベルギーGPはアストンマーティンにとって厳しい週末になることは想定内だったという。

    「今日のペースはほぼ予想どおりだった。このコースは僕たちにとって厳しいことは分かっていたし、最初から難しいレースだった」

    「終盤にはギアボックスに異変を感じ始めたので、原因を調査するためにマシンをリタイアさせた」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ハンガリーGPの新パッケージに期待
    アストンマーティンは次戦ハンガリーGPでAMR26に大規模なアップグレードを投入する予定だ。ストロールも新パッケージによる改善に期待を寄せている。

    「ハンガリーではもう少し競争力を発揮して、より良い週末にできることを願っている」

    チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラックも、ベルギーGPでは純粋な速さが不足していたと認めた。

    「簡単な午後ではなかったし、戦えるだけのペースがなかった。そのため、オペレーションや戦略など自分たちでコントロールできる部分を最大限に生かすことに集中した」

    「ランスは25周目にマシンの異常を報告し、その後リタイアした。今はブダペストに焦点を移し、AMR26へ新しいパッケージを投入する準備を進めている」

    ベルギーGPはアストンマーティンにとって厳しい一戦となったが、チームはハンガリーGPで投入するアップグレードを今季の重要な転機と位置づけており、ストロールも競争力向上への期待を口にした。

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  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1のバッテリートラブルを非難「危険だった」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1のバッテリートラブルを非難「危険だった」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2026年F1ベルギーGPで1周目にリタイアした原因について、バッテリーのトラブルによってパワーを失ったことがすべての始まりだったと明かし、「危険な状況だった」とチームの信頼性問題を厳しく批判した。

    ルイス・ハミルトンとの接触でグラベルに飛び出し、レースを終えたラッセルだが、その接触自体よりも、スタート直後に発生したマシントラブルこそが問題だったと強調。今季を通して続く信頼性問題への不満も隠さなかった。

    1コーナーでバッテリー充電できずパワー喪失
    ラッセルはスタート直後、マックス・フェルスタッペンの背後につける理想的な位置取りができていたという。しかし、1コーナーでバッテリーが正常に充電されず、そこから一気に状況が悪化したと説明した。

    「スタートは良かった。1コーナーもうまく決めて、フェルスタッペンのすぐ後ろにつけていた」

    「でも、なぜか1コーナーでバッテリーが充電されなかった。その結果、1コーナーを立ち上がった時点でバッテリー残量は35%も少なくなっていた」

    さらに、その影響はエネルギー回生だけにとどまらなかったという。

    「充電できなかったことでブーストにも問題が起き、ターボもうまく機能せず、まったくパワーがなかった」

    「オー・ルージュを登り切った時にはバッテリー残量は0%だった」

    「危険だった」 ケメルストレートで集団にのみ込まれる
    パワーを失ったラッセルは、ケメルストレートで次々とライバルに抜かれることになり、その状況を「危険だった」と振り返った。

    「率直に言って危険だった。3台に一気に抜かれてしまった。本来なら、あんな位置にいるべきじゃなかった。それが一番腹立たしい」

    その後、レス・コームでハミルトンと接触してリタイアとなったが、この事故については大きく責めるつもりはないと語った。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    ハミルトンとの接触は「レーシングインシデント」
    スチュワードはハミルトンに5秒加算ペナルティを科したが、ラッセル自身は事故を不可避のレーシングインシデントと受け止めている。

    「彼はわざとやったわけじゃない。僕より責任は大きかったとは思うけど、無謀な動きをしたわけではない。あれはレーシングインシデントだった」

    「僕が一番怒っているのは、そもそもあんな状況に追い込まれたことだ」

    「1コーナーのあと僕は絶好のポジションにいて、5コーナーまで前の2台と戦えると思っていた。それなのに3台に一気に飲み込まれてしまった」

    「毎レース何かが起きる」 信頼性問題にあきらめも
    ラッセルは今季、度重なるマシントラブルに見舞われており、今回の不具合はこれまでとは別の原因だったと説明。それでも「毎レース何かが起きる」と不満をあらわにした。

    以前と同じ問題だったのかと問われると、ラッセルは次のように答えた。

    「いや、今回はまったく別の問題だ。でも毎レース何かが起きるんだ」

    さらに、度重なるトラブルに対する心境については苦笑いを浮かべながらこう締めくくった。

    「もう失望する感覚もなくなった。これだけ頻繁に起きると、慣れてしまうものだからね」

    今回のリタイアによってラッセルは貴重なポイントを失い、タイトル争いでも痛手を負った。一方でラッセルは、敗因はハミルトンとの接触ではなく、レース序盤から発生したメルセデスの信頼性トラブルにあったと繰り返し強調し、改善を強く求めた。

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  • オスカー・ピアストリ ルクレールへの裁定に疑問「どこへ行けばよかった?」

    オスカー・ピアストリ ルクレールへの裁定に疑問「どこへ行けばよかった?」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1ベルギーGP決勝でシャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触によりマシンを損傷しながら5位でフィニッシュしたが、ルクレールにペナルティが科されなかった裁定に疑問を呈した。

    この接触によりフロアにダメージを負ったピアストリは、レースを通じてバランス悪化とタイヤのデグラデーションに苦しんだ。一方で、マクラーレンはマシン本来の速さには手応えを得ており、次戦ハンガリーGPで投入されるアップグレードによる改善に期待を寄せている。

    「どこへ行けばよかったのか分からない」
    レース序盤、ピアストリは3番手を走るルクレールをレス・コームで攻略しようとした際に接触。マシンの一部が破損し、フロアにもダメージを負った。

    この件はスチュワードの審議対象となったが、ルクレールにペナルティは科されなかった。

    「サイドボードみたいなものを失ったんだ。いや、サイドボードって玄関に置く家具みたいだから違うか(笑)。でもマシンの一部を失った」とピアストリはSky Sportsに語った。

    「正直、僕がどこへ行けばよかったのか分からない。だから何も裁定が出なかったことには驚いた」

    「小さな接触だったけど、僕には大きな代償になった。僕たち2人とも、もっと大きな結果になっていた可能性もあった。でも、もう終わったことだ」

    マクラーレンは、この接触によってフロア性能が低下し、バランス悪化とタイヤデグラデーションの増加につながったと説明している。

    フロア損傷でレースは苦戦
    ピアストリはレース後半もルクレール、ルイス・ハミルトン、そしてチームメイトのランド・ノリスと争ったものの、順位を上げることはできず5位でチェッカーを受けた。

    「そこからレースはかなり難しくなった」

    「最初のスティントではバランスがかなり悪くなってしまった。でも2スティント目ではある程度補正できて、ペースも戻ってきた」

    「それでも、あの接触以降は本当に難しいレースだった」


    ステラ代表「ダウンフォースを失った代償は大きかった」
    チーム代表のアンドレア・ステラは、接触によって失われた空力性能がタイヤマネジメントにも大きな影響を与えたと説明した。

    「その部品を失ったことで、状況によって5〜10ポイント分のダウンフォースを失っていた」

    「その状態でタイヤを酷使してラップタイムを稼ごうとすれば、スティント終盤に必ずツケが回ってくる」

    「オスカーの1スティント目と2スティント目のペースを見ると、タイヤを使い過ぎたことで最後に性能低下が現れたことが分かる」

    予選ではPU異常も発生
    ピアストリはベルギーGPを振り返り、マクラーレンの競争力には改善の兆しが見えた一方で、依然としてパフォーマンスの安定性に課題があると認めた。

    また、予選Q3ではパワーユニットの異常が発生し、本来の実力を発揮できなかったことも明かしている。

    「今の僕たちは少し一貫性に欠けている」

    「でも今週末は確かに改善していた。昨日もQ3ではパワーユニットの異常があったけれど、それ以外のラップは良かった」

    「いろいろな要素が実力を見えにくくしている。まずはそういう問題を解決したい」

    次戦ハンガリーGPではアップグレードが投入される予定で、ピアストリは扱いやすさの向上にも期待を寄せた。

    「アップグレードは間違いなく助けになる。今日のように速さはあっても、その速さを引き出すのが本当に難しいマシンだからね」

    「もっと速くなって、さらに安定して走れるようになればいい」

    ベルギーGPでは5位に終わったピアストリだが、接触によるダメージや予選でのPUトラブルなど、不運が重なった週末でもあった。マクラーレンはハンガリーGPで新パッケージを投入する予定で、ピアストリも勝利争いへの復帰に期待を寄せている。

  • ホンダF1 ベルギーGP決勝総括「学びを次戦アップデートへつなげる」

    ホンダF1 ベルギーGP決勝総括「学びを次戦アップデートへつなげる」

    ホンダは、2026年F1第10戦ベルギーGPを終え、次戦ハンガリーGPで投入予定の車体アップデート、そして夏休み明けのオランダGPで予定されているパワーユニット(PU)アップデートへ向けて、今回のレースで得られた知見を今後の開発に生かしていく姿勢を示した。

    アストンマーティンは厳しい週末となり、フェルナンド・アロンソは19位で完走。ランス・ストロールはマシントラブルによりリタイアを喫し、チームはノーポイントでベルギーGPを終えた。

    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、今回のレースが今後のアップデートへ向けた重要な節目だったと説明した。

    「今日のスパ・フランコルシャンでのレースは、次戦ハンガリーGPで予定されている車体アップデート、そして夏休み明けのオランダGPで予定されているパワーユニットアップデートを前にした最後の一戦となりました」

    アストンマーティンはベルギーGP前から、スパ・フランコルシャンは現行AMR26にとって最も苦戦が予想されるサーキットの一つと位置付けており、ハンガリーGPで導入予定の大型アップデートに期待を寄せている。また、ホンダもオランダGPで2026年シーズン唯一となるPUアップデートを投入する予定で、今回のレースはその最終確認の意味合いも持っていた。

    ホンダF1 本田技研工業

    折原は、今回のグランプリで得られたデータを次戦以降へ確実につなげたいと語った。

    「今回のグランプリで得られた学びを次戦につなげ、Aston Martin Aramco Formula One Teamとともに前進していきます」

    ハンガリーGPでは車体面、そしてオランダGPではPU面と、アストンマーティン・ホンダは夏場にかけて段階的な戦力強化を予定しており、ベルギーGPで得られた知見を巻き返しへの足掛かりとしたい考えだ。

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  • ルイス・ハミルトンは追加処分回避 メカニック接触でフェラーリF1に罰金

    ルイス・ハミルトンは追加処分回避 メカニック接触でフェラーリF1に罰金

    フェラーリは、2026年F1ベルギーGP決勝のピットストップ中にルイス・ハミルトンのマシンがメカニックと接触した件で、約3万5000ドル(約520万円)の罰金を科された。一方、ハミルトン本人に追加の競技ペナルティは科されなかった。

    ハミルトンは決勝1周目にジョージ・ラッセルと接触し、5秒加算ペナルティを受けたが、「レーシングインシデントだった」と裁定に納得していない。

    さらに接触によるフロア損傷と、ピット作業でフロントウイングを十分に調整できなかったことが、その後のレースを大きく制限したと説明した。

    ラッセルとの接触は「レーシングインシデントだった」
    スタート直後、ラッセルはレ・コンブでハミルトンのアウト側からオーバーテイクを試みた。ハミルトンはオーバーステアを修正した際にメルセデスと接触し、ラッセルはスピンしてリタイア。スチュワードは、通常10秒となる原因を作ったドライバーへのペナルティを、オープニングラップだったことを考慮して5秒に軽減した。

    ハミルトンは週末全体を振り返り、自身のミスが悪い流れを招いたと認めた。

    「結局のところ、難しい週末だった。昨日のインシデントについては自分に責任がある。それがセットアップにも影響し、予選では本来いるべき位置から外れてしまった。セットアップが正しければ2位か3位を争えていたと思うし、その結果としてもっと前からスタートできていたはずだ」

    ラッセルとの接触については、次のように説明した。

    「ジョージはパワーを失ったように見えて、そのあとアウト側から回り込んできた。そして少し接触した」

    「僕のマシンにもダメージがあったし、彼のレースが終わってしまったのは本当に残念だった。そんな結末は誰も望んでいない。その後はダメージを抱え、さらにペナルティも受けた中で、できる限りのレースをした」

    それでも裁定には納得していないという。

    「僕はレーシングインシデントだったと思っている。だからペナルティになるべきではないと思った。でも、それが裁定なら受け入れるしかない」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    ピットでメカニックと接触 フェラーリに罰金
    ハミルトンはシャルル・ルクレールに続くダブルスタックでピットインし、5秒ペナルティを消化した。

    しかし発進時、フロントウイングを調整するためにマシン前方へ移動していたメカニックと接触。幸いメカニックに大きなけがはなく、スチュワードはフェラーリに約3万5000ドルの罰金を科したものの、ハミルトンに追加の競技ペナルティは科さなかった。

    ハミルトンは、発進時の状況を次のように説明した。

    「ダメージはかなり大きかった。どれだけダウンフォースを失ったのか正確な数字は分からないけれど、フロア左側の前方がなくなっていた。そして最後のスティントでは、ダブルスタックだったためフロントウイングの調整もできなかった。何より、メカニックがけがをしなかったことに感謝している」

    「僕は信号を見ていた。マシンがジャッキから下ろされたら発進することになっているので、そのタイミングで動き出した。でも右側に彼が見えたので、できるだけ早く止まった」


    ライコネンの事故が頭をよぎった
    接触した瞬間、ハミルトンは2018年のバーレーンGPでキミ・ライコネンがピットストップ時にメカニックの脚を負傷させた事故を思い出したという。

    「その瞬間に頭に浮かんだのは、キミの事故だった。最初は同じことが起きたと思った。でも彼は立ち上がって動いてくれた」

    ラッセルとの接触によるフロア損傷、5秒ペナルティ、そしてピットでの接触事故と、ハミルトンにとってベルギーGPは終始苦しい展開となった。それでも追加処分は科されず、メカニックが無事だったことがフェラーリにとって何よりの救いとなった。

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