カテゴリー: シャルル・ルクレール

  • シャルル・ルクレール F1ハンガリーGP初日「マクラーレンにはまだ届かない」

    シャルル・ルクレール F1ハンガリーGP初日「マクラーレンにはまだ届かない」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行で2セッション連続3番手につけた。マクラーレン勢には及ばないものの、メルセデスなど他のライバル勢に対しては「やや前にいる」と手応えを語っている。

    ルクレールは「マクラーレンが一歩リードしている」と認めつつも、週末は変動しやすく、まだ諦める段階ではないと強調。「予選Q3でP3より上に行けるように」とさらなる前進を目指す姿勢を示した。

    Q:今日のFP1とFP2を終えて、手応えはいかがですか?

    シャルル・ルクレール: 今のところ、今日の結果が今の僕たちの実力を表していると思う。マクラーレンに勝つのは現実的にはかなり厳しいけど、決して不可能じゃない。

    クルマの感触はここまでかなりポジティブだし、明日に向けてさらに正しい方向に進めれば、まだチャンスはあると思ってる。

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    Q:マクラーレンには届かなくても、メルセデスなど他のライバル勢よりは優位に立っている感触ですか?

    シャルル・ルクレール: 現時点ではそうだね。でも、金曜と土曜で勢力図が変わることもよくあるから、そこは油断できない。

    明日、実際に走ってみて、コンディションが変わったときにどうなるかを見る必要があると思う。今のところはマクラーレンの後ろで、他のチームの少し前にいるという感じかな。

    Q3ではP3以上を狙いたいね。

  • シャルル・ルクレール バスールのフェラーリF1代表続投は「僕にとっても朗報」

    シャルル・ルクレール バスールのフェラーリF1代表続投は「僕にとっても朗報」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1第14戦ハンガリーGPの木曜記者会見で、スクーデリア・フェラーリとフレデリック・バスール代表の契約延長について問われ、「本当に、本当に嬉しい」と笑顔を見せた。

    「驚きというより、やっと公式に発表されたことが嬉しい。ここ1カ月くらいチームをめぐっていろんな噂が飛び交っていたから、ようやく公式のニュースが出たことは重要だし、本当に嬉しい」とルクレールは語った。

    ルクレールがフェラーリに加入したのは2019年。以来、何人ものチーム代表の下でレースをしてきたが、バスール体制となってからは今季で2年目を迎える。そうした経験を踏まえ、ルクレールはバスールのリーダーシップに特有の強みがあると語る。

    「フェラーリというチームは、日常業務の中に“感情”が強く入り込むんだ。イタリア人はとても情熱的だからね。それがフェラーリを特別にしている要素の一つでもある。でも、フレッドは常に冷静で、周囲の雑音に左右されず、今のチームの立ち位置を正確に見極める視野を持っている。これは本当に重要なことだと思う」

    さらに、「彼の素晴らしい点は、ファクトリーの全員から最大限の力を引き出せること。すべてが揃うと、それが大きな違いを生む」と続けた。

    ルクレールは「安定性の重要性」にも言及する。

    「F1では、何かを築くには時間がかかる。とくに成功するチームをつくるにはね。そういう意味でも、フレッドが今後もチームを率いていくことはとても大きな意味がある。僕にとっても朗報だよ」

    フェラーリが文化的に変化したかどうかという問いに対しても、「彼は明確なビジョンを持っていて、それをチームに浸透させた。困難なときほど“冷静さ”が必要だけど、フレッドは常に冷静で、チーム全体が少しずつそれを身につけてきた」と内面的な変化を強調した。

    記者からは、ルイス・ハミルトンが「マラネロの開発チームに自身で資料を作って送っている」と語ったことについて、「自分は同じような資料は作っていないけど、マラネロに戻れば必ずミーティングをして、チームと一緒に次に取り組むべきことを確認している。それぞれのドライバーに合ったフィードバックのやり方があるんだ」と説明した。

    また、自身のパフォーマンスについて問われると、こう振り返った。

    「自分のパフォーマンスにはとても満足している。でも、ベストの瞬間かと言われたら、違う。僕は勝ちたいからね。ただ、アップグレードが進んで、マシンのセットアップも極端な方向に振らずに済むようになった。シーズン序盤はかなり極端なセットアップにしていたけど、今はもっと扱いやすくなって、ドライバーとして最大限を引き出せるようになってきたと思う」

    最後に、後半戦でフェラーリが得意とするサーキットがあるかと問われると、慎重な姿勢を崩さなかった。

    「今の時点で“ここがマクラーレンより速い”と言えるサーキットは正直ない。でも、驚かされる展開を期待してるよ」

    記者会見では他にも多くの質問がルクレールに集中した。コンストラクターズランキングでメルセデスとの接戦を演じる中、「2位で終えるのはもちろん重要。でも、我々が本当に狙っているのはレースで再び勝つこと。そのために前進し続ける」と力強く締めくくった。

    F1では現在、FIAがホイールカバーなどスプレー低減デバイスのテストを継続しているが、実戦投入にはまだ至っていない。ドライバーたちの声は共通しており、視界の確保がなければ、今後も“走れないレース”が続くという危機感が漂っている。

    今週末のハンガリーGPでは、天候が崩れる可能性もある。果たしてFIAとドライバーの間で得られたフィードバックが、次なる判断にどう生かされるか注目される。

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP決勝「雨が早く止んで助かった」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP決勝「雨が早く止んで助かった」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1ベルギーGPでフェルスタッペンからの猛追を振り切り、3位表彰台を獲得。自身にとってこのスパで3戦連続のポディウムとなった。

    シャルル・ルクレールは3番グリッドからスタートし、序盤の雨と滑りやすい路面の中でペースを維持。終始マックス・フェルスタッペンに2秒以内で追われ続ける展開となったが、集中力を切らさず冷静にレースを運んだ。

    レース中盤にスリックへ切り替えると、フェルスタッペンと同じタイミングでピットに入り、フェラーリの好作業によりポジションを維持。その後も両者のラップタイムは拮抗し続けたが、ルクレールは一度も抜かせることなく走り切った。アップグレードの効果も見せた中、堅実な3位フィニッシュとなった。

    「ずっと2秒以内にフェルスタッペンがいたから簡単じゃなかった。マクラーレンやレッドブルは予選でダウンフォースを犠牲にして雨に備えてたけど、僕らはその点でやや劣っていた。だからレース前半はとても厳しかったけど、ドライになってからはペースも良くなったし、この3位には満足してるよ」

    ピット作業でもフェルスタッペンの前に出ることに成功した。

    「チームが素晴らしい仕事をしてくれた。あのピットインで前に出られたことはとても大きかった。プレッシャーはすごくあったけど、ブライアン(エンジニア)に『今は黙ってて』って言ったのもそのため。情報はありがたいけど、あの時は集中したかったんだ」

    今回のアップグレードについてもポジティブな感触を得ている。

    「予想していた通りの成果が出た。マラネロのスタッフ全員に感謝したい。でもマクラーレンとの差を縮めるにはまだ足りない。僕たちがやっていることには満足してるけど、満足して止まってるわけにはいかない」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリルクレール「黙っててって言った」緊迫の防戦で表彰台死守

    次戦ハンガリーについては「まだ何とも言えない。様子を見てから判断したい」と慎重な姿勢を示した。

    レース中のフェルスタッペンとの攻防についても語った。

    「特にウェットの時は本当に近かった。でも一度も仕掛けられることはなかった。お互いにまったく同じようなラップを刻んでて、『よし、あとこのペースでいければいい』って感じだった」

    また、スタートディレイについても言及した。

    「スパで過去に何があったかを考えれば、安全を最優先するのは当然。少し遅かったとは思うけど、変えるべきではないと思う」

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP予選「アップグレードは騒がれすぎ」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP予選「アップグレードは騒がれすぎ」

    シャルル・ルクレールは、フェラーリが2025年F1第13戦ベルギーGPに投入した改良型リヤサスペンションについて、一定の手応えを得つつも、その効果に対する過剰な期待にはくぎを刺した。

    予選では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをわずか0.003秒差で上回って3番手を獲得。ただし、ポールポジションを獲得したマクラーレンのランド・ノリスには0.4秒以上離された。

    「予選前の予想では4番手くらいだと思ってたし、前とのギャップはかなり大きいと覚悟してた。でも結果的にギャップは少し小さくなったから、それはポジティブなことだと思う」とルクレールは語った。

    「今週末持ち込んだアップグレードは初日から機能していて、昨日から今日にかけて微調整を施した。いい方向に進んでいるし、その点では満足している」

    「今日のアタックラップも本当に良かったと思う。持っているポテンシャルはほぼ出し切った。そういう意味でも満足だ。ただ、それでも3番手。明日どうなるか様子を見よう」

    アップグレードは「大袈裟に騒がれる」
    今週末の始まる前にもアップグレードの影響について控えめなコメントをしていたルクレールは、今回も過度な期待に冷静な姿勢を見せた。

    「うちのチームでは特にそうなんだけど、何か新しいものを入れると大袈裟に騒がれすぎるんだ」とルクレールは語った。

    「確かにアップグレードではあるし、正しい方向へのステップだけど、ラップ全体で見れば本当に微々たる違いの話。少しフィーリングが変わった程度。でもチーム全体の努力の賜物であることは間違いない」

    「残念ながらマクラーレンも今週末いくつか新しい要素を持ち込んでいて、小さいながらも前進しているように見える。だから差を詰めるのは本当に難しい。ただ、我々はチームとして良い仕事をしているし、これからも努力を続ける必要がある」

    マクラーレンと互角に戦えるかという問いにはこう答えた。

    「マクラーレンに対しては、予選では平均して0.3〜0.4秒くらい後れを取っていると思う。今回のアップグレードで少し前進はしたけど、それだけでそのギャップを埋めるのは無理だと思う。でも、使い込んでいけばもっと引き出せる可能性もあるし、多少は近づけるはず」

    「ただ、これだけでマクラーレンと今後ずっと互角に戦えるとは思ってない」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1

    フィーリング向上で安定性もアップ
    それでも改良型リヤサスペンションがもたらす走行感覚には手応えを感じているという。

    「フィーリングは少し良くなっているし、それが今週末の安定感にもつながっていると思う」とルクレール。

    「予選でのラップタイムも、昨日のスプリント予選と今日の本予選でスムーズに出せた。それは僕の強みのひとつだったけど、今季はなかなか噛み合っていなかった。でも今週末はまとまってきた」

    「ただ、今回は全体的に路面グリップがかなり高かった。これは僕らだけでなく全チームそう。だから、もっとトリッキーなサーキットでも同じようなパフォーマンスが出せるか、継続して示していく必要がある」

    なお、チームメイトのルイス・ハミルトンはQ1でトラックリミット違反によりベストタイムが抹消され、予選16番手に沈む厳しい展開となった。

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP スプリント予選「マクラーレンが速すぎ」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP スプリント予選「マクラーレンが速すぎ」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選後、フェラーリが投入した最新のアップグレードに手応えを感じつつも、マクラーレンの圧倒的な速さに困惑したと語った。

    ルクレールはスパ・フランコルシャンで行われたスプリント予選を4番手で終え、土曜日のスプリントレースでは2列目スタートとなる見込みだ。チームメイトのルイス・ハミルトンが最終シケインでのスピンにより18番手に沈んだ中で、ルクレールは上々の結果を収めた。

    しかし、スプリントポールを獲得したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)との差は、実に0.7秒と大差がついた。

    フェラーリは今週末、リヤサスペンションのアップグレードを導入しており、ルクレールはその効果を実感できたというものの、予選結果には落胆を隠さなかった。

    「マシンの変化は感じられた」とルクレールはスプリント予選後に語った。「でも今日のギャップは本当に大きい」

    「僕たちは確実に前進できたとは思うけど、なぜかマクラーレンがいつも以上に速かった。だからすごく残念だ」

    「アップグレードで求めていたものは見つけられたと思う。ただ、ギャップがこれだけ大きい予選になるとは…悔しいよ」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 ベルギーグランプリ

    フェラーリF1カー「フィーリングは改善」も、勝利は依然遠く
    今季のフェラーリは、コンストラクターズ選手権でトップ4に位置しながらも、いまだ1勝も挙げられていない。今季最も勝利に近づいたのはモナコGPで、ルクレールが2位フィニッシュを果たしたレースだった。

    今週末の新サスペンションについて、ハミルトンも事前に「最適化には時間がかかるだろう」と語っていたが、ルクレールもその効果はまだ限定的だと感じているようだ。

    「マシンの感触自体はかなり良かった」とルクレールは述べた。「ただ、気持ちは複雑だね。マシンのフィーリングは良くなっているのに、それでも0.7秒も離されている。これは本当に大きな差だ」

    「間違ったことをしているとは思っていないけど、このマシンにはもっとグリップが必要なんだ。やるべき仕事はたくさんある」

  • フェラーリF1 リフト・アンド・コースト指示の背景説明「根本的な問題ではない」

    フェラーリF1 リフト・アンド・コースト指示の背景説明「根本的な問題ではない」

    フェラーリは、F1オーストリアGPでシャルル・ルクレールに出された無線指示が、マシンに根本的な問題を抱えていることを意味するわけではないと説明した。

    レース中、3番手を走行していたルクレールに対し、レースエンジニアから「LiCo(リフト・アンド・コースト)」の実行が強く求められる場面があった。

    「リフト・アンド・コースト」とは、ドライバーがブレーキング前にアクセルを早めにオフにし、空力抵抗によって減速する運転技術で、燃料消費の管理やタイヤの節約、さらにはプランク(車体下面の板)の摩耗対策など、さまざまな理由で指示される。

    フェラーリは2025年シーズンに入ってこのプランク摩耗に苦しんできた経緯があり、中国GPではルイス・ハミルトンがこの問題によって失格処分を受けている。

    こうしたLiCo指示について、フェラーリの副チーム代表ジェローム・ダンブロジオは次のように説明した。

    「リフト・アンド・コーストは様々な理由で求められるものだ」とダンブロジオは語った。「重要なのは、特定のレース単体で考えるのではなく、マシンの特定の要素を最適化しようとする中で、それを必要とする場面があるということだ」

    「我々はシーズン全体を“ポイント獲得の機会”として見ており、スピールベルクやシルバーストン、スパといった各レースではなく、最大限にポイントを稼ぐための手段として判断している」

    「その結果として、あるレースではリフト・アンド・コーストが必要になることがある。それはドライバーにとって快適なものではないが、現在ではほとんどのマシンが行っていることであり、特別なことではない」

    「我々はその都度デブリーフィングで確認しており、確かにこのやり方によって一部に制限が出ることはあるが、別の面ではメリットを得られる」

    「根本的な問題ではなく、あくまでシーズンを通して決定された最適化戦略の一部に過ぎない。あるレースでは余裕を生み、別のレースではそうならない。それだけの話だ」

  • シャルル・ルクレール ジュール・ビアンキを偲ぶ「勝負心は彼から受け継いだ」

    シャルル・ルクレール ジュール・ビアンキを偲ぶ「勝負心は彼から受け継いだ」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、親友であり名付け親でもあったジュール・ビアンキの死から10年を迎えるにあたり、その思い出を語った。

    「最初に思い出すジュールの記憶は、ドライバーとしての彼ではなく、人としての彼なんだ。僕にとっては、レーサーというより“人間・ジュール”として接していた時間の方がずっと長かったからね」

    「僕たちは幼い頃からたくさんの時間を一緒に過ごしてきた。家族同士のつながりも深く、今でもとても親しい関係だ。僕の兄とジュールは親友同士だったから、彼はいつも家のどこかにいたよ」

    「ジュールは僕より8歳年上で、兄と同じくらいの年齢だった。僕が6歳か7歳のとき、彼らの年齢差はとても大きく感じた。でも成長するにつれて、その差はだんだん小さく感じるようになって、ジュールともすごく親しくなった」

    「思い出といえば、初めてホラー映画を観たときのこと。実はその時、ジュールと一緒だったんだ。彼は僕が眠ってると思ってたみたいだけど、僕は寝たふりをしててね。彼は兄とホラー映画を観たかったらしくて、『こいつ寝たかな?』って確認してた」

    ジュール・ビアンキジュール・ビアンキはフェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員としてF1にステップアップし、2013年と2014年にはマルシャから参戦していた。

    「ジュールは本当に心の優しい人だった。面白いし、親しくなればなるほど彼の“クレイジー”な一面も見えてくる。いつだって誰かの力になろうとしてたし、楽しむことが大好きだった」

    「特に印象に残ってるのは、僕が6歳か7歳の頃、初めてレンタルカートで走らせてもらったときのこと。兄とジュールと一緒に走るなんて夢のようだったよ」

    「普通は子供にはレンタルカートを貸してくれないんだけど、ジュールのお父さんがカート場の運営をしていたから、ちょっと特別扱いしてもらえたんだ。プロのカートドライバーたちもたくさんいたし、本当に楽しかった。カート場が閉まるのを待って、そこから数時間も走りまくってさ」

    「その頃の思い出は、僕にとって本当に特別なものになっている」

    「ジュールは、僕がこれまで出会った中でいちばん競争心の強い人だった。その性格は僕にも受け継がれていると思う」

    「カートのレースだけじゃない。家でやるどんなくだらないことでも、ジュールは勝ち負けに本気でこだわった。何かに負けると本当に悔しがるんだ」

    ジュール・ビアンキ F1ジュール・ビアンキは2015年7月17日、25歳の若さで亡くなった。

    「彼は何かに自分が劣っていると感じたら、それを補うためにとことん努力するタイプだった。何ヶ月も姿を見なかったと思ったら、ものすごく上達して戻ってくるんだ」

    「たとえばスカッシュ。最初から彼のほうがずっと上手だったけど、その後何ヶ月かして会ったときには、世界トップ20の選手とトーナメントをやっていて、かなり善戦してた。毎日欠かさず練習していたんだろうね。本当に尊敬するべき姿勢だった」

    「ジュールは、何事にも全力だった。決してあきらめず、どんなことにも最大限の努力を注いでいた」

    「彼のことは、トップチームに乗る機会に恵まれなかった“才能にあふれたドライバー”として記憶してほしい。実力のすべてを見せる機会が与えられなかったのは、本当に残念だ」

    「でも何よりも大切なのは、彼がどれほど素晴らしい人間だったかということ。目を見れば、笑顔を見れば、彼の人柄が伝わってくる。ジュールは、そういう人だった」

    「優しくて、夢に向かって真摯に努力し続ける人。僕にとってジュールを思い出すとき、最初に浮かぶのは、そういう彼の姿なんだ」

    #JB17

  • フェラーリF1 ハミルトンとルクレールが新型リアサスペンションをテスト

    フェラーリF1 ハミルトンとルクレールが新型リアサスペンションをテスト

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが今週、フェラーリの2025年型マシンに向けた大規模なリアサスペンションのアップグレードを先行テストしている。

    フェラーリ所有のムジェロ・サーキットでは、「TPC(Testing of Previous Car/旧型車テスト)」として2年落ちのマシンを使った走行が行われているのと並行して、両ドライバーが現行マシンでフィルミングデーを利用し、最大許容距離の200kmを走行。新型サスペンションの初期フィードバックをチームに提供している。

    『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、今回の改良は「アッパーウィッシュボーンの取り付けポイントの変更」が含まれており、技術的には極めて複雑な作業だという。

    「この変更は簡単ではない」とF1ジャーナリストのパオロ・フィリセッティは述べる。「ギアボックスを覆うカーボンファイバー構造の正確な位置に、改良後の取り付けによる負荷に耐えられる強度を持たせる必要がある」

    フェラーリ副チーム代表のジェローム・ダンブロジオは最近、加入したばかりのハミルトンが徐々にルクレールの好むセットアップに近づいてきていると明かしている。

    「クルマの性能を最大限に引き出すには、一定のバランスが必要だ」と彼は語る。「最近のレースでは、ルクレールは少しオーバーステア傾向のあるクルマで結果を出しており、それが彼には合っている。ルイスもその方向に向かっており、同様にうまくいっている」

    スクーデリア・フェラーリ

    すでに今季のドライバーズおよびコンストラクターズタイトル争いからは脱落しているフェラーリだが、チームは少なくともメルセデスとレッドブルを抑えてランキング2位を確保することに意欲を燃やしている。

    チームはすでに新型フロアを投入しており、今回のサスペンション改良は、そのフロアとの相乗効果によってさらなる性能向上が期待されている。

    「我々は少しずつクルマを改善している」とルクレールは語る。「ただ、まだ満足できるレベルには到達していない。だが開発は軌道に戻った。新しいフロアは前進だったし、次のアップグレードでもう一段近づけるはずだ」

    「マクラーレンには追いつけないかもしれないが、プレッシャーをかけられる位置までは接近できると思う」

    一方、ハミルトンもようやくマシンに手応えを感じ始めているというが、彼の本当の関心は2026年の“自分のDNA”を持った新型マシンの開発にあると語っている。

    「少しずつこのフェラーリに慣れてきた」と7度のワールドチャンピオンは話す。「次の開発ステップでさらに前進できることを期待している」

    「シャルルはすでに自分に合った道とセットアップを見つけている。僕もいろいろ試したが、まだ完全には見つかっていない。だからこそ、来年は同じことを繰り返したくないんだ」

  • ルクレールに“逆張り”の勧め? フェラーリがF1イギリスGPでまたも戦略ミス

    ルクレールに“逆張り”の勧め? フェラーリがF1イギリスGPでまたも戦略ミス

    F1イギリスGPで、シャルル・ルクレールの不安な傾向が改めて浮き彫りとなった。フェラーリのエースは5番グリッドからスタートしたものの、最終的に14位と惨憺たる結果に沈んだ。

    最大の分岐点となったのは、序盤に雨が弱まりかけたタイミングでスリックタイヤへの交換を選んだことだった。

    ルクレールは他の4台とともに賭けに出たが、これが裏目に出る。

    その後インターミディエイトへ切り替えるなど反撃の兆しも見せたが、ソフトタイヤ装着時にダンプ路面で元チームメイトのカルロス・サインツJr.と絡む形でオーバーステアを喫し、さらなる後退を招いた。

    天候が目まぐるしく変化する難コンディションはすべてのチームにとって難題だったが、スカイスポーツのジェンソン・バトンは「ルクレールとは反対の判断をするべきだった」と辛辣にコメントしている。

    「こんな難しいレースでは、シャルル・ルクレールのやることと逆をやればいいみたいだ。こういう状況で彼かエンジニアか、誰のせいかは分からないけど、いつも裏目に出てるように見える」と指摘した。

    無線ではルクレールの苛立ちが露骨に表れ、放送禁止用語を交えた怒声も飛び出した。レース後、彼自身も手応えのなさを率直に認めている。

    「僕たちはレースを通じて“どこにもいない”感じだった。本当に、完全に消えてた。1秒も遅れていたし、しかもミスばかりだった」

    「とにかくクルマをコース上に留めるのに必死で、本当に厳しい一日だった。何が起きていたのかをちゃんと分析する必要がある」

    チームメイトのルイス・ハミルトンが4位入賞を果たしたことだけが、フェラーリにとって唯一の救いだったとルクレールは語った。

    次戦ベルギーGPで、彼がこの“不安なパターン”を断ち切ることができるかが注目される。

  • シャルル・ルクレール F1イギリスGP決勝「キャリアで最も難しいレースだった」

    シャルル・ルクレール F1イギリスGP決勝「キャリアで最も難しいレースだった」

    シャルル・ルクレールは、日曜のF1イギリスGPについて「最初の1周から最後までずっと苦しんだ」と述べ、14位という結果に終わったこの一戦を「キャリアで最も難しいレースのひとつ」と振り返った。

    フェラーリはF1イギリスGPの週末を好調にスタートさせ、ルイス・ハミルトンがFP1でトップ、シャルル・ルクレールが最終プラクティスで最速を記録するなど、シルバーストンでの勝利も見えるかに思われた。しかし、期待された予選では両ドライバーがQ3で小さなミスを犯し、結果的に3列目スタートに留まった。

    チームはドライコンディションでの決勝を望んでいたが、実際のレースは変化する天候の中で行われ、フェラーリのパフォーマンスは失速。特にルクレールにとっては、数々のコースオフや元チームメイトのカルロス・サインツJr.との接触もあり、最終的には完走者中19位と厳しい結果に終わった。

    「今日は全くペースがなかった。その理由を突き止めてから家に帰りたい。何が起きていたのか、理解するために全力を尽くす」とルクレールは語り、困惑と失望をあらわにした。

    ルクレールは優勝したランド・ノリスから84秒遅れてフィニッシュ。このギャップは、レース中に複数回導入されたセーフティカーの影響を考えると、数字以上に深刻なものだった。平均して1周あたりマクラーレンより1秒遅れのペースだったと見られている。チームメイトのハミルトンも「ウェットでのSF-25は信じられないほど運転しづらい」と評しており、フェラーリの苦戦は明白だった。

    また、ルクレールは戦略判断ミスについても自身の責任を認めた。フォーメーションラップの後、ジョージ・ラッセルに続いてピットインし、ドライタイヤに交換したが、これは完全な裏目となった。

    「この決断には満足していないけど、僕の判断だった。第1・第2セクターはスリック向きだったけど、第3セクターは濡れていた。でもそれは分かっていたし、もっと早く乾くと思っていた。結果的にそうはならなかった。同じミスをしたドライバーは何人かいたけどね」と説明した。

    シャルル・ルクレール F1 イギリスGP スクーデリア・フェラーリ

    この日の気温は低く、風も弱かったため、路面が予想よりも乾くのが遅く、インターミディエイト勢の方が終始高いグリップを得る展開となった。さらに序盤の2度のバーチャルセーフティカー(VSC)により、ドライタイヤ勢はタイヤの温度を保てず、グリップを大きく失ってしまった。

    ルクレールは「キャリアで最も難しいレースだったかもしれない」とし、「最初の1周目から最後までずっとクルマをコース上に留めるのに苦しんでいた」と語った。

    「原因がどこにあるのか分からない。もちろんこれからデータを確認するつもりだ。自分なりに思い当たる部分もある。おそらく、いま僕が選んでいるセットアップがかなり極端なもので、それが影響しているのかもしれない」

    「でも、セットアップだけでここまで変わるとは信じがたい。もっと何か別の要因があると思うし、それをちゃんと調べないといけない」

    次戦のベルギーGPに向けてどう立て直すのかと問われると、ルクレールは「まずは今日起きたことを分析して理解することだ」と述べ、「本当にめちゃくちゃ苦しんだ」と繰り返した。

    ルクレールにとっては苦い週末となったが、彼はすでに原因究明に向けてファクトリーでの分析作業に取り組む姿勢を見せている。フェラーリにとっても、SF-25のパフォーマンスの浮き沈みを克服するための試練が続いている。