カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • セルジオ・ペレス ドジャース戦で始球式「MLB選手なら大谷翔平になりたい」

    セルジオ・ペレス ドジャース戦で始球式「MLB選手なら大谷翔平になりたい」

    セルジオ・ペレスは、ロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズ戦の試合前に、ドジャースタジアムで始球式を務めた。

    メキシコ出身のF1ドライバーであるペレスは試合前に選手たちと交流し、野球への関心について語った後、もし自分がMLB選手なら大谷翔平のようになりたいと明かした。

    「このチームは多くのメキシコ人に大きなものを与えてきた、特別な存在なんだ。特に“エル・トロ”(フェルナンド・バレンズエラ)はこのクラブにとってとても特別だった。ここにいたメキシコ人選手たちが誇りを与えてくれるし、このチームにはメキシコの血を感じる」とペレスは語った。

    「試合を観に来るのは好きだよ。試合はすごく長いけど、正直なところ野球をそんなに詳しくフォローしているわけではない。それでも、このような招待やアスリートたちと会うのは常に特別なことだ」と続け、好きな選手を聞かれると「僕は大谷翔平のようになりたい」と結んだ。

    大谷翔平はドジャースの二刀流スーパースターで、10年7億ドルの大型契約を結んでいる。2024年にはナ・リーグMVPを獲得し、2025年も25本以上の本塁打を放つ活躍を続けている。ペレスも、2026年から参戦するキャデラックF1チームで同様の成功を収めたいと考えている。

    セルジオ・ペレス F1山本由伸選手と記念撮影するセルジオ・ペレdス

    ペレスは現在、工場訪問など多忙なスケジュールをこなしており、2026年のF1復帰に備えている。「来週はシャーロットとイギリスのファクトリーに行く予定だ。シミュレーターにも入るし、F1マシンをテストする計画もある。できる限り準備を整えるためだし、今年中にマシンを走らせて身体に感覚を取り戻すことは重要なんだ。特に首やフィジカル面で、これから来るものに体を慣らすためにね。気づけばもう1月になっていて、そこで僕たちのクルマができあがり、チームと一緒に作業を始めることになるだろう」とペレスは説明した。

    また、野球とF1の違いについても語り、レース前の緊張感と比較した。「大きな違いは、試合前に彼らがとてもリラックスしていることだと思う。F1ではウォームアップラップがあり、グリッドに並び、集中に入っていく。雰囲気は全く違う。F1でもレースの2時間前ならドライバーと話せるけど、10分前には完全に集中状態に入っていて邪魔をしてはいけない。同じことは他のスポーツにも共通していると思う」と語った。

  • セルジオ・ペレス ドジャース戦で始球式「キャデラックF1で新たな挑戦」

    セルジオ・ペレス ドジャース戦で始球式「キャデラックF1で新たな挑戦」

    キャデラックF1のドライバー、セルジオ・ペレスが2025年9月17日(水)、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズ戦の試合前に始球式を務めた。

    35歳のセルジオ・“チェコ”・ペレスは、メキシコの独立記念日とメキシカン・ヘリテージ・マンスを祝う特別な機会として、ドジャー・スタジアムでハンドルをボールに持ち替え、始球式を行った。

    スタンドでは多くのファンが彼の名前を叫び、温かい拍手を送った。リラックスした様子で登場したペレスは、2026年にキャデラックからF1復帰を果たす準備を進めている。

    「正直、野球はあまり詳しくないんだけど、こうした招待や、このような場所を知る機会はいつも特別だ」と、6度のグランプリ優勝を誇るペレスは語った。

    試合前にはドジャースの選手たちと交流し、バッティング練習にも立ち会った。さらに、クラブハウスではユニフォームとレーシングヘルメットの交換も行った。

    セルジオ・ペレス F1 ドジャース

    今年8月、レッドブルでの4シーズンを経てキャデラックF1への加入を発表したペレスは、イングランドのチーム拠点でシミュレーターをテストする予定を明かした。さらに1か月後には実際にマシンに乗り込む計画もある。

    「それぞれが自分の役割をしっかり果たす強いチームを作ることができれば、必ず驚かせられると思う」と、グアダラハラ出身のペレスは語った。

    また、自身のキャリアで積み重ねてきた経験を最大限に活かし、キャデラックのプロジェクトを加速させたいと強調した。

    「僕にとっては、自分の学びを全部持ち込んで、できるだけ早くチームを前に進めることがとても重要だ」とペレスは話した。

    さらに過去数年間の困難を振り返り、再びスポーツを楽しめるようになりたいと心境を明かした。

    「この数年は厳しかったので、また楽しめる場所に戻りたい。そして同じ情熱を持ったチームと一緒に働きたいと思っていて、それをキャデラックで見つけたと感じている」とペレスは述べた。

    セルジオ・ペレス キャデラック F1

    さらにペレスは、ボクシングで敗れたばかりの同胞サウル・“カネロ”・アルバレスを称賛した。

    「彼の負け方がとてもよかった。すべてを出し切って、敗北を受け入れていた。素晴らしいプロフェッショナルであり、だからこそ今の地位にいるんだ。僕たちはカネロをとても誇りに思わなければならないし、彼が現役でいる時間を存分に楽しむべきだ。だって、彼のあとに僕たちをこれほどまでにワクワクさせてくれる人が出てくるのは難しいだろうから」

  • キャデラックF1 デビュー目前もリザーブ未定…国籍より実力重視

    キャデラックF1 デビュー目前もリザーブ未定…国籍より実力重視

    キャデラックF1は2026年のデビューを目前に控えているが、リザーブドライバー枠はいまだ未定のままだ。チーム代表グレアム・ロードンは、急いで人選を進めるつもりはなく「国籍ではなく実力で選ぶ」と強調している。

    ゼネラルモーターズが支援するこのチームは、すでに経験豊富なレースラインナップを固めており、初年度シーズンはセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスが出場する。また、インディカーのスターであるコルトン・ハータもテストドライバーとして契約済みだ。

    だが、体制の中核が整う一方で最後のピースであるリザーブ枠は空いたままで、ロードンは急いで埋めるつもりはない。

    「我々はまだ探し始めていないし、チームのリザーブポジションについて誰にもオファーをしていない」とロードンはF1.comに語った。「ただ、これからそのポジションに目を向ける予定で、それがラインナップを完成させることになる」

    実力主義、国籍は二の次
    ロードンは以前から、キャデラックの採用方針は国籍に左右されないと強調しており、アメリカ人ドライバー起用への思惑に対して釘を刺している。

    「我々は実力でドライバーを選ぶ。実力で選ぶからといってアメリカのパスポートを持てないわけじゃない。候補は多くいる」と彼は今年初めに説明している。

    米国のファンにとって母国ドライバーがコックピットに座る可能性は開かれているが、保証はされていない。さらに、初年度にパワーユニットを供給するフェラーリがこの問題に意見を述べる可能性もある。

    「F1チームは今年や来年の活動だけで判断できるものじゃない」とロードンは語った。「チームは長く存在し続ける。ファンはアメリカのチームでアメリカ人ドライバーを見るのを望むだろう」

    「それを妨げるものは何もないが、我々はただ実力で選び、チームを築いていく必要がある。非常に経験豊富なドライバーが何人か利用可能なのだから」

    キャデラック F1

    タイミングがキャデラックに追い風?
    キャデラックは2025年の慌ただしいドライバーマーケットに参戦できなかったが、ロードンはむしろそれを利点と捉えている。

    「我々は前回のドライバー交渉のラウンドに参加できなかったので、多くのチームとタイミングがずれている。ただ、それにも利点はある。現時点で非常に優れたドライバーが多く市場に出ている」

    ロードンは続ける。「ドライバーラインナップをどう構成するにせよ、それは強力なものになるだろう」

    ペレスとボッタスが経験を持ち込み、ハータがアメリカンテイストを加える中、キャデラックがリザーブドライバーに下す最終決断は、F1初年度の成績を左右する重要な要素となりそうだ。

  • セルジオ・ペレス 来週キャデラックF1で初シミュレーター走行

    セルジオ・ペレス 来週キャデラックF1で初シミュレーター走行

    セルジオ・ペレスは、来週シルバーストンにあるキャデラックF1チームのファクトリーでシミュレーターに乗ることを明らかにした。ペレスはドジャースタジアムで始球式を務める直前にこれを認め、チームはデビューシーズンの序盤からポイントを獲得して驚かせるだろうと語った。

    ペレスはロサンゼルスを訪れ、フィラデルフィア・フィリーズ対ドジャースの試合前に始球式を務めた。新しいF1チームを率いるグループは、MLBのドジャースやNBAのロサンゼルス・レイカーズのオーナーでもある。

    「来週はシャーロットとイングランドのファクトリーに行って、もうシミュレーターに乗る予定だし、F1カーをテストする計画もある。今年のうちに走っておきたいんだ。特に首まわりのフィジカル面にとって重要だし、身体にこれから来るものを“思い出させる”ためにね。あっという間に1月になって、1月には僕たちの新しいマシンができて、チームと一緒に本格的に作業を始める」と、チームメイトのバルテリ・ボッタスとともに進めている計画をペレスは語った。

    ロサンゼルス訪問の日から数えて131日後、ペレスは実際のキャデラックF1マシンに乗り込み、バルセロナで行われるF1最初のプライベートテストに臨むことになる。

    セルジオ・ペレス F1 キャデラックセルジオ・ペレスはドジャースの背番号11のユニフォームを着て、始球式の前に記者会見を行った

    キャデラックF1は序盤からポイントを獲得できると確信
    2026年に1年ぶりにF1に復帰するにあたり、チームと自身の目標についてペレスはこう語った。

    「本当の目標は、チームとして最初のレースにとてもよく準備された状態で臨むことだと思う。F1の1年はたくさんのレースがあって進化がある。だから、チームとして強固な体制を築き、最初のレースに全員が自分の役割をしっかり認識した状態で臨むことが大切なんだ」

    「チームの可能性は計り知れない。素晴らしい風洞施設があり、とても有能な人材が揃っている。だから結果を心配する必要はないと思うけれど、確実に僕たちは驚かせるだろうし、シーズン序盤からポイントを獲得できると確信している」と、F1で14シーズンを戦い、281戦で6勝・39回の表彰台・3回のポールポジションを記録しているベテランは強調した。

  • キャデラックF1チーム ジムビームとのグローバルパートナーシップを発表

    キャデラックF1チーム ジムビームとのグローバルパートナーシップを発表

    キャデラックF1チームと世界No.1バーボンのジムビームは、アメリカ文化を代表する2つの名が世界最速の舞台F1で結びつく、複数年にわたるグローバルパートナーシップを発表した。

    2026年、キャデラックF1チームは2016年以来初の新規参入チームとしてFIA F1世界選手権に参戦し、ジムビームは公式スピリッツパートナーとしてその活動を支える。この提携は、より多くの人々をF1に迎え入れ、新しい時代を切り拓くというアメリカを代表する2つの存在の共通の使命を体現している。

    キャデラックF1チームは、TWGモータースポーツとゼネラルモーターズによって設立され、卓越したエンジニアリングの伝統と革新・パフォーマンスへのこだわりを融合。アメリカのF1参戦における新たな章を切り開く。

    このストーリーは単なるスポンサーシップではなく、90年の歴史を背景にしている。ブランドの伝説的な創業者ジム・ビームは、禁酒法や火事から守るために自らの秘伝の酵母を入れたメイソンジャーをキャデラックの助手席に置き、毎晩持ち帰っていた。この日課が現在も世界中で愛されるジムビーム独自の味を守ったのだ。今日も7代目マスターディスティラーのフレッド・ノエはキャデラックを運転し、家族の遺産を守ったその車に敬意を払っている。

    「ケンタッキーの魂をF1という世界の舞台にキャデラックと共に届けられることを誇りに思う」と語るのは、James B. Beam蒸留所のマネージングディレクター、ラシディ・ホダリ氏。

    「カーレースもジムビームづくりも、全員とすべての動きが一体となり、プラスの成果を生み出す必要がある。ピットクルーも蒸留所の従業員も、勝利のためにはコミュニティの力を頼りにしている。この共通認識とF1の次世代ファンとのつながりの重要性こそが私たちの原動力だ」

    公式パートナーシップは、アルコール責任を重視したファン体験やリテール・トレード活動を通じ、トラック上でもオフでも実現していく。

    「このパートナーシップはアメリカの2つの象徴を結びつけ、特別なものを生み出す」と語るのは、キャデラックF1チームおよびTWGモータースポーツCEOのダン・トーリス氏。

    「F1はグローバルな舞台であり、私たちはファンと共に一歩一歩進んでいきたい。我々のビジョンはレースを超え、スポーツ・テクノロジー・カルチャーが交差する場所に生きるチームを作ることだ。ジムビームが加わることで、このプロジェクトの勢いはさらに増している」

    ジムビームはこれまでもNFLのカンザスシティ・チーフスやダラス・カウボーイズ、MLBのロサンゼルス・ドジャース、米国サッカー連盟(U.S.S.F)、さらにはインディ500やNASCAR、オーストラリアのディック・ジョンソン・レーシングなどのスポーツを支援してきた。また、音楽フェスや世界的アーティスト(MuseやLE SSERAFIMなど)を通じて人々をつなげてきた。

    「人々のバーボン」として知られるジムビームは、すべての人が歓迎されるコミュニティを基盤に築かれている。キャデラックの助手席のメイソンジャーからF1エンジンの轟音まで、この遺産は今も動き続けている。ジムビームは「Best Enjoyed Together, Best Enjoyed Responsibly(共に楽しむ、責任を持って楽しむ)」を合言葉に、特別な瞬間を世界中で祝っていく。


    ジムビームについて
    1795年以来、8世代にわたる家族の蒸留者によって作られてきた世界No.1バーボン。現マスターディスティラーは7代目のフレッド・ノエと8代目のフレディ・ノエ。ジムビーム・バーボン、ジムビーム・ブラック、ジムビーム・フレーバーなど幅広い製品を展開。

    キャデラックF1チームについて
    FIA F1世界選手権に参戦するレーシングチーム。TWGモータースポーツとゼネラルモーターズに支えられ、米国インディアナ州フィッシャーズ、ノースカロライナ州シャーロット、英国シルバーストンに拠点を持つ。2026年にF1デビューを予定。

    TWGモータースポーツについて
    TWGグローバルのモータースポーツ部門。F1、インディカー、フォーミュラE、IMSA、NASCARに幅広い参画を行い、キャデラックF1チームの戦略的パートナーとしてゼネラルモーターズと提携。アンドレッティ・グローバル、ウェイン・テイラー・レーシング、スパイア・モータースポーツを傘下に持つ。

    ゼネラルモーターズ(GM)について
    安全・スマート・低排出の車を生み出し、全電動化の未来を目指す。ビュイック、キャデラック、シボレー、GMCブランドを展開。

    サントリー・グローバル・スピリッツについて
    プレミアムスピリッツの世界的リーダー。ジムビームやメーカーズマーク、日本のウイスキー「山崎」「白州」「響」「碧Ao」、スコッチ「ラフロイグ」「ボウモア」などを展開。世界約30カ国に約6,000人の従業員を擁し、「Growing for Good」「やってみなはれ」「社会への貢献」を理念に活動している。

  • コルトン・ハータ インディカーを離れてキャデラックでF1挑戦「リスクは承知」

    コルトン・ハータ インディカーを離れてキャデラックでF1挑戦「リスクは承知」

    インディカーの最も輝かしいスターのひとりであるコルトン・ハータが、米国での成功したキャリアを後にしてキャデラックのF1プログラムにテスト兼開発ドライバーとして加わり、将来的なフルタイムシート獲得を目指すという未知への大胆な一歩を踏み出す。

    これは慣例を覆す決断だ。実績あるレース勝者が自ら下位カテゴリーへと降りていくことは稀だが、ハータはF1世界への統合の一環として来季フォーミュラ2に参戦する。

    25歳の元アンドレッティ・グローバル所属ドライバーにとって、この賭けは明白だ。夢のためにすべてを賭けるか、それとも「もしあの時…」と思い続けるキャリアを過ごすか。

    「みんな、僕がこれまでどれだけF1に近づいたかは知っている」とハータは最近、ポッドキャスト『Off Track with Hinch and Rossi』で振り返った。

    「これが僕にとってF1に行くための最高のチャンスだと思う」そして、意図を明確にするように間を置いて付け加えた。「これは最後の救いの綱なんだ」

    リスク要因
    ハータは、インディカーでの栄光をヨーロッパでの試練に置き換えることの難しさを過小評価していない。

    「言うまでもなく、リスク要因はある…」と彼は認めた。「僕にとってこれは信じられないほど難しい決断だった。なぜなら、自分が何を置いていくかを分かっているからだ。

    僕は素晴らしい仲間たちを、そして日によっては誰でも勝てるような信じられないほど競争力のある選手権を置いていく。F1ではそうはいかない。競争するにはマシンが必要だからだ。

    簡単なのはインディカーに残ることだ。それは僕にとってシンプルなことだっただろう。同じような生活を送れるはずだった。

    これはリスクだし、僕の夢なんだ。だから、これが最後のチャンスだと思った。やりたい、挑戦したいんだ。僕にとってこれは、夢のために戦うということなんだ」

    自分自身に賭ける
    キャデラックが2027年、あるいはそれ以前に彼にレースシートを与える保証はない。それでもハータは揺るがない。2023年に挫折したアルファタウリでの機会とは違い、いまやスーパーライセンスのポイントは障害ではない。すべてはコース上で自身の価値を証明できるかどうかにかかっている。

    その不確実性が怖くないかと問われ、ハータは力強く答えた。「いや、僕にとっては怖くない。レーシングドライバーというのは常に自分自身に賭けているものなんだ。僕にとってこれはそのひとつにすぎない。自分を信じているし、自分が十分速いことも信じている。

    だからといって簡単だというわけじゃない。グランプリレースとインディカーの違いを理解するのは大変なことだろう。でも、それに取り組むつもりだし、100%飛び込んでいく。

    もし自分にできないと思っていたなら――言ったように、それはとても大きなリスクだ――インディカーに残っていただろう。でも僕は自分を信じているし、自分が十分速いと思っている」

    コルトン・ハータ キャデラック F1 インディカー

    インディカーへの愛
    視線はF1に向けられているが、ハータはインディカーへの扉を完全に閉ざしたわけではない。スケジュールが合えば、インディ500へのスポット参戦の可能性をほのめかした。

    「理にかなうなら、それは間違いなく僕がオープンに考えることだ。でも理にかなわなければならない。究極の目標であるキャデラックF1でのF1参戦を妨げてはならないからね」と彼は強調した。

    そしてヨーロッパでの挑戦がどんな結果に終わろうとも、インディカーとの関係が終わるわけではないと強調した。

    「これはインディカーへの永遠の別れでは決してない」と彼は語った。「キャリアのどこかでインディカーに戻る自分を想像している。なぜなら僕はインディカーが大好きだからだ」

    だが今のところ、カリフォルニア出身の彼はすべてを懸けている。キャデラック、F2、そしてF1という夢。そのすべてを懸けて、コルトン・ハータはこれまでで最大の賭けを自分自身に託した。

  • キャデラックF1 2026年プロトタイプがFIAテスト合格「予定通り」

    キャデラックF1 2026年プロトタイプがFIAテスト合格「予定通り」

    キャデラックF1の2026年プロトタイプマシンが、FIAの厳格な衝突試験や耐圧試験に合格した。チーム代表グレアム・ロードンは「予定通り」と強調し、ゼネラルモーターズが支援する新チームの準備は順調に進んでいる。

    F1参戦のゴーサインを得てから6か月、そして11番目のチームとして参戦するまであと6か月。ゼネラルモーターズが支援するキャデラックF1チームの準備は本格化している。

    F1チームをゼロから立ち上げることは容易ではない。だが、その稀少な経験を持つ人物が、来季からグリッドに立つこのアメリカンプロジェクトを率いている。

    グレアム・ロードンはF1で豊富な経験を積んでおり、まずマルシャ/マノーでスポーティングディレクターを務め、その後は中国人初のF1ドライバーとなった周冠宇のマネジメントチームの一員として活動した。その間、今回のキャデラックF1参戦計画のアドバイザーも務めており、すでに深く関わってきた人物だ。

    「新しいF1チームを立ち上げるというのは稀なスキルセットだが、重要なものなんだ」とロードンは笑顔で語る。ここはイタリア・モンツァのパドック。CEOダン・タウリスと共に2日間の訪問を行っていた。

    キャデラックは先月末、参戦に向けて大きな一歩を踏み出した。セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスという、通算527戦を誇る来季グリッドで最も経験豊富なドライバーラインナップを発表したのだ。

    「ドライバーたちの反応を見るのも素晴らしかった」とロードンは語る。「我々が経験を重視してバルテリとチェコを起用したのは明らかだが、それを伝えたときの彼らの瞳の輝きが印象的だった。私が求めているのはその興奮だ」

    キャデラック F1 バルテリ・ボッタス セルジオ・ペレスロードンは新加入のキャデラックF1ドライバー、ボッタスとペレスの熱意に感銘を受けた

    「そのうえで重要なのは情熱だ。情熱的なドライバーラインナップがあれば、チーム全体をひとつにまとめやすい。今まさに我々が構築しているのはチームであり、チームとは人の集合体なんだ」

    両ドライバーはF1で成功を収めてきた。16勝と106回の表彰台を分け合っている。しかし今季は2人ともレースから離れており、それぞれ異なる時間を過ごしてきた。

    ペレスは20年ぶりに家族と共に長期旅行に出るなど、完全にリセットして充電を行った。一方のボッタスはメルセデスのリザーブとして毎戦パドックに滞在し、レース復帰への渇望を募らせてきた。

    ボッタスとペレスの復帰への展望
    ロードンは、2人ともすぐに戦闘力を取り戻すと確信している。

    「ペレスがドライビングを忘れるはずがない」とロードンは言う。「彼はすでにカートを始めており、間もなくシミュレーターにも乗る。実車でのテストも行う予定だ。間違いなくすぐにスピードを取り戻すだろう」

    「2026年は通常とは異なり、テスト日程が3倍ある。バルセロナでの初回テストに加え、バーレーンで2回の追加テストがあるからね。これは復帰の大きな助けになる」

    「バルテリにとっては、メルセデスで活動していたことが非常に役立つ。特に2026年はタイヤとパワーユニットが大きく変わるので、経験豊富なドライバーの存在は貴重だ。パドックに居続け、毎週エンジニアリングミーティングに出席してきたことで頭は常に冴えている」

    ハータは「本物のレーサー」
    キャデラックは初年度にアメリカ人をレースシートに据えなかったが、将来的に起用するという約束を守り、インディカー優勝経験を持つコルトン・ハータをテストドライバーに迎えた。

    25歳のハータは116戦に出場し最年少優勝を果たした実績を持つ。インディカーのレースシートを捨ててF1参戦を目指す姿勢は果敢そのものだ。シミュレーターに加え、FP1出走やF2参戦を通じてスーパーライセンス取得を目指す。

    「コルトンのことは本当に好きだ」とロードンは言う。「彼のアプローチが大好きだ。真のレーサーなんだ」

    キャデラック F1 コルトン・ハータインディカーで活躍するハータはキャデラックF1のテストドライバーに就任する

    「あるシリーズで勝てる立場にいながらテスト役に回る決断をした。これは自分の速さに自信があるからこそできることだ。挑戦から逃げない姿勢こそレースの本質だ」

    「彼がアメリカ人であることはプラスだが、我々は常に実力本位で選んでいる。ファンにとっても素晴らしいことで、発表直後から大反響を呼んだ。F2参戦と並行することで実戦感覚も維持できるだろう」

    キャデラックは次にリザーブドライバー探しに着手する予定だ。ハータはスーパーライセンス未取得のため代役を務められないからだ。

    「まだ誰とも交渉していない。だがこれから注力すべき課題だ」とロードンは付け加える。

    キャデラックのマシンは「予定通り」
    ドライバー探しと並行して、デビューカーの準備も着実に進んでいる。

    テクニカルディレクターにはルノーで長年F1に携わったニック・チェスター、チーフデザイナーには7チームでの経験を持つジョン・マクウィリアム、さらにパット・シモンズがエンジニアリングコンサルタントとして参加している。

    「我々にはおよそ2,500年分のF1経験がある」とロードンは冗談交じりに語る。「新車は予定通り進んでおり、現在2台のレース用シャシーを製作中だ」

    プロトタイプはすでに製作済みで、FIAの厳しい耐圧試験や衝突試験に合格済みだという。「他チームは過去の車両から学べるが、我々は早い段階でこれを済ませ、自信を得たかった。今は実際のレース用シャシーを製作しており、順調だ」

    キャデラック F1 グレアム・ロードンイタリアGPのパドックに姿を見せたロードン。2026年参戦に向けた準備は続く

    「この競争は信じられないほど熾烈」
    キャデラックは将来的にインディアナ州フィッシャーズに本拠地を置く計画だが、施設完成は来年以降となる。それまでは世界各地のパートナーと協力し、シルバーストン近郊の拠点を最大限活用する。

    来季はフェラーリ製パワーユニットとギアボックスを使用しつつ、ケーシングやサスペンションなどは独自設計で製造する。1月にシルバーストンでシェイクダウンを行い、その後はバルセロナとバーレーンでの公式テストを経て開幕戦オーストラリアGPへ向かう。

    GMの目標は当然「勝利」だが、同時に現実的でもある。成功には時間がかかることを理解しているのだ。

    「この競争は信じられないほど熾烈だ」とロードンは言う。「F1は技術的にもビジネス的にも非常にシンプルで、誰でも規則をダウンロードできる。だが問題はそこにある。同じ規則で11チームが戦うため、競争は極限的に激しい」

    「既存チームは10年以上この競争を続けてきた。新チームがいきなり対等に戦えば、彼らは憤慨するだろう。我々にできるのは可能な限り良い仕事をして、まずはライバルたちから尊敬を得ること。それが成功への第一歩だ」

  • セルジオ・ペレス 大谷翔平所属のドジャース始球式でキャデラックF1をPR

    セルジオ・ペレス 大谷翔平所属のドジャース始球式でキャデラックF1をPR

    セルジオ・ペレスは、2026年にデビューを控えるキャデラックF1チームに加入予定だが、その前に大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースの始球式を務めることが決まった。イベントは9月17日(水)に開催され、メキシカン・ヘリテージ・マンスおよびメキシコ独立記念日の週を祝う一環として行われる。

    セルジオ・ペレスは「メキシカン・ヘリテージ・マンス、そしてメキシコ独立記念日に近いこの時期に、ドジャースの始球式を務めることを光栄に思う」と語った。

    「この瞬間をロサンゼルスのコミュニティと世界中のメキシコ人ファンと分かち合えることを誇りに思う。野球は僕にとって新しいスポーツだけど、スポーツには人々をひとつにする素晴らしい力があるし、TWGファミリーはその役割を見事に果たしている。ドジャースの観客の情熱を体験できるのが楽しみだし、その熱気がキャデラックF1チームの応援にもつながることを願っている」

    キャデラックF1チームとロサンゼルス・ドジャースはどちらもTWGスポーツ・ポートフォリオの一員であり、その傘下にはさらにロサンゼルス・レイカーズ、チェルシーFC、ロサンゼルス・スパークスが含まれる。

    セルジオ・ペレス キャデラック F1 大谷翔平

    ロサンゼルス・ドジャース会長でありTWGグローバルCEOのマーク・ウォルターは「メキシカン・ヘリテージ・マンスにチェコをドジャースタジアムに迎えられることを光栄に思う。スポーツがファンをひとつにする力を示す特別な機会だ」とコメントした。

    「ドジャースとキャデラックF1チームがTWGの傘下にあることで、我々の卓越性へのこだわりと、世界中のファンにインスピレーションを与えるという共通の使命を反映する瞬間となる」

    TWGモータースポーツおよびキャデラックF1チームのCEOであるダン・トーリスも次のように述べた。

    「この瞬間はTWGを代表する2つのチーム ― ドジャースとキャデラックF1 ― をひとつに結びつけるものだ。チェコがドジャースタジアムのマウンドに立つことは、スポーツと文化の融合を祝うものであり、ファンを熱狂させる力を示す出来事だ」

  • キャデラックF1参戦 COTA代表「米国に大きな好影響」

    キャデラックF1参戦 COTA代表「米国に大きな好影響」

    キャデラックのF1参戦は、アメリカの観客にとってもF1というスポーツ全体にとっても大きなプラスになるだろう。そう語るのは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのボビー・エプスタイン代表だ。

    ゼネラルモーターズは2026年に初めてF1グリッドに参戦し、キャデラックブランドがグレアム・ロードン代表の下でデビューを果たす。

    キャデラックは2016年にデビューしたハースに続き、アメリカにルーツを持つ2番目のチームとなる。

    両チームはアメリカとイギリスの両方に拠点を持っているが、キャデラックはGMを通じて、アメリカの「ビッグスリー」自動車メーカーの一つであることから、米国内でより大きなブランド認知を享受している。

    キャデラックは最近、2026年のF1ドライバーラインナップを発表し、複数回のグランプリ優勝経験を持つバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが、1年のブランクを経てグリッドに復帰することになった。

    キャデラックのF1参戦はTWGモータースポーツ・グループによって運営され、グリッド上の11番目のチームとなる。F1が10チームを超えるのは10年以上ぶりとなる。

    COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)の会長であるボビー・エプスタインのようなレースプロモーターにとって、キャデラックの参入はF1カレンダーにある米国の開催地にとってプラスにしかならない。

    「キャデラックは我々にとっても、スポーツにとっても本当に素晴らしいものになると思う」とエプスタインは今週、PlanetF1.comを含む一部メディアに語った。

    「彼らは先週末のWEC(世界耐久選手権)のレースにも来ていた。彼らはブランドとして非常に積極的に関与するだろうと思うし、それは素晴らしいことだと思う」

    「ホットラップ・ライドがキャデラック車で行われることから、キャデラックのガレージツアー、さらにはアメリカ人ドライバー獲得に焦点を当てることまで、我々が一緒にできる可能性について考える。自動車メーカーだからこそ、それが可能なんだ。その組み合わせは我々にとって非常に良いものになるだろう」

    現時点でキャデラックはアメリカ人ドライバーを擁していないが、インディカーのスターであるコルトン・ハータをリザーブドライバーとして契約している。

    若きアメリカ人ドライバーのハータはインディカーとアンドレッティのシートを離れ、2026年にF2へ参戦することが確認されており、同時にF1でのテスト走行にも参加する。

    エプスタインは、ハータのような存在、あるいは別のアメリカ人スター選手がいれば、F1への関心は飛躍的に高まると考えている。

    「スポーツのために言えば、COTAや我々のサーキットでのグランプリとは別に、もしアメリカ人チャンピオンドライバーがいれば、それはもっと大きな影響を与えるだろう。それがF1を次のレベルに引き上げる」

    キャデラック F1

    キャデラックの参入はパワーユニットとシャシーの規則改正と同時期に行われるが、経験不足のため、当初はグリッド後方になると見られている。

    初号車にはフェラーリ製パワーユニットが搭載される予定で、GM独自のパワーユニットが実戦投入されるのは2029年までないが、エプスタインはキャデラックが来年に驚きをもたらし、既存チームを不意打ちにする可能性があると考えている。

    「彼らが最下位チームになるとは思っていない」と彼は語った。

    「新しいチームが加わるので、新しいガレージを建てなければならない。誰かが『キャデラックのガレージを建てているんだな』と言った」

    「そのガレージは最下位チーム用のものなんだ」

    「それで私はこう言った。『なぜキャデラックがそのガレージになると思うんだ? 私は彼らが最下位チームになるとは思っていない』」

    「すると相手は『前年の結果で決まる』と言ったので、私はそのことを忘れていた…」

    「だから自動的に、既定路線としてキャデラックのガレージになる。でも私は『彼らが最下位チームになるとは思っていない!』と答えた」

  • ルイス・ハミルトン キャデラックF1のボッタス&ペレス起用は「正しい選択」

    ルイス・ハミルトン キャデラックF1のボッタス&ペレス起用は「正しい選択」

    ルイス・ハミルトンは、キャデラックが2026年のドライバーとしてバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを選んだことについて「正しい選択をした」と語り、さらに元チームメイトであるボッタスと働いていたことを「恋しく思う」と明かした。

    シーズン後半戦が始まる直前、キャデラックは来季F1デビューに向け、ボッタスとペレスというベテラン2人を起用すると発表。両者とも2025年はF1不在となっていたが、2026年に揃ってグリッド復帰を果たすことになる。

    このニュースはマックス・フェルスタッペンをはじめ、複数のドライバーから好意的に受け止められ、ハミルトンもかつてメルセデスで2017年から2021年までチームメイトだったボッタスの復帰を歓迎した。

    「キャデラックがどんなドライバーを迎えることになるかって? 彼の才能については何も言う必要はないよ。キャリアを通して証明してきたからね」とハミルトンはコメント。

    「でも彼らは、最も正直で、おそらく最も面白いフィン人、そして一緒に仕事をするうえで最も誠実な人間を迎えることになる。僕は彼と一緒に仕事をするのが恋しいんだ」

    「彼らは正しい選択をしたと思う。もちろんセルジオについても同じで、彼は素晴らしい経験を持っている。その知識と、2人がそれぞれの偉大なチームから持ち寄るものは、チームの進歩をより早める助けになるだろう」

    セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタス(キャデラック)

    実際、ボッタスとペレスは合わせて527戦のグランプリ出走と16勝という豊富な経験を誇る。

    2人のような経験豊富なドライバーを起用することが良い決断かどうか問われると、ハミルトンは次のように答えた。

    「そう思うよ。今のグリッドはいいバランスが取れていると思う。新しいチームが発展するためには、経験のあるドライバーが必要だ。特に新規参入チームならなおさらだ」

    「レッドブルとメルセデスという2つの異なるカラーを持ち、それぞれ違った知識と経験を備えた2人がいる。その両方をチームに持ち込み、チームがより速く前進するための助けになるだろう」