カテゴリー: ブリヂストン

  • F1史上最悪の茶番劇 インディアナポリスで起きた2005年アメリカGPの悪夢

    F1史上最悪の茶番劇 インディアナポリスで起きた2005年アメリカGPの悪夢

    2005年6月19日に開催されたF1アメリカGPは、世界最高峰カテゴリーの歴史に残る大失態として知られている。

    決勝スタート直前にミシュラン勢14台が一斉にレースを棄権し、わずか6台だけでグランプリが行われたからだ。10万人以上の観客が見守る中で起きた前代未聞の騒動は、F1の信頼を大きく損なう結果となった。

    インディアナポリスで行われたこのレースは、単なるタイヤトラブルに留まらず、FIA、タイヤメーカー、チームの対立が表面化した象徴的な出来事として現在も語り継がれている。

    ミシュランが直面した想定外のタイヤ問題
    問題の発端は、インディアナポリス・モーター・スピードウェイの路面状況だった。

    オーバル最終バンクを利用する高速区間はもともとタイヤへの負荷が大きいことで知られていたが、サーキットの再舗装によって状況が変化。ミシュランは想定以上の負荷がタイヤにかかることを把握できていなかった。

    その懸念が現実となったのが金曜日のフリー走行だった。トヨタのラルフ・シューマッハが最終コーナーで左リアタイヤのトラブルに見舞われて大クラッシュ。ミシュランは調査の結果、持ち込んだタイヤでは決勝距離を安全に走り切れないと結論づけた。

    しかし当時のF1では、2005年シーズン限定でレース中のタイヤ交換が原則禁止されていた。そのためミシュラン勢には有効な対応策がほとんど残されていなかった。

    FIAとの対立で解決策は見つからず
    ミシュランと各チームは決勝開催へ向けて複数の案を提示した。

    最終コーナー手前にシケインを設置する案や、安全確保のため特例としてタイヤ交換を認める案、さらには急遽空輸した別仕様タイヤの使用許可などが検討された。

    しかしFIAは一貫してルール変更を拒否した。

    レース直前の特例措置は競技の公平性を損なうとの判断だったが、その結果としてミシュラン勢は安全上の理由からレースを走れない状況に追い込まれた。

    最終的にルノー、マクラーレン、ウィリアムズ、BAR、トヨタ、ザウバーの7チーム14台は、決勝を棄権する決断を下した。

    14台が一斉リタイアした決勝当日
    決勝当日、全20台は通常通りフォーメーションラップへ向かった。

    しかしフォーメーションラップを終えると、ミシュラン勢14台は一斉にピットレーンへ向かい、そのままガレージへ戻った。

    スターティンググリッドに残ったのはブリヂストンを使用するわずか6台だけだった。

    フェラーリのミハエル・シューマッハとルーベンス・バリチェロ、ジョーダンのティアゴ・モンテイロとナレイン・カーティケヤン、そしてミナルディのクリスチャン・アルバースとパトリック・フリーザッハーがレースを戦うことになった。

    目の前で14台が消えた観客の怒りは爆発した。スタンドからは大きなブーイングが起こり、一部では飲料ボトルやゴミがコースへ投げ込まれる場面も見られた。

    レースそのものはフェラーリの独壇場となり、ミハエル・シューマッハが優勝。ルーベンス・バリチェロが2位に続いた。

    3位にはジョーダンのティアゴ・モンテイロが入り、自身唯一となるF1表彰台を獲得した。

    F1の信頼を揺るがした歴史的失態
    レース後も騒動は収束しなかった。

    FIAはミシュラン勢7チームに対する法的手続きを進め、一方でミシュランは観客への補償対応を実施。各チームもファン対応に追われることとなった。

    この一件はアメリカにおけるF1人気にも大きな打撃を与えた。当時のF1は北米市場での拡大を目指していたが、インディアナポリスでの騒動によって多くのファンの信頼を失う結果となった。

    その後もアメリカGPは開催されたものの、インディアナポリスでのレースは2007年を最後に終了。F1がアメリカ市場で再び成功を収めるまでには、2012年のオースティン開催開始を待つことになる。

    わずか6台だけで争われた2005年アメリカGPは、安全性、ルール運用、そしてファンへの責任というスポーツの根幹が問われた出来事だった。現在でもF1史上最悪のレースのひとつとして語られており、「二度と繰り返してはならない失敗例」としてモータースポーツ界の教訓となっている。

  • ブリヂストン、フォーミュラE復帰へ“8,000kmテスト完了” CEO「例外的な関係」

    ブリヂストン、フォーミュラE復帰へ“8,000kmテスト完了” CEO「例外的な関係」

    フォーミュラEは、2026年末から導入されるGen4マシンに向け、すでにブリヂストンとの連携を本格化させている。CEOジェフ・ドッズは、同社との“例外的な関係性”を強調しつつ、現サプライヤーであるハンコックへの敬意も忘れない姿勢を示した。

    ブリヂストンのフォーミュラE復帰は、2009年のF1撤退以来となるシングルシーター・トップカテゴリへのカムバック。既にFIAと協力して実車テストを進めており、開発用Gen4ミュールカーは8,000km以上を走破済みだという。

    ドッズCEOが語る「ブリヂストンとの関係は例外的」
    フォーミュラE CEOジェフ・ドッズは、Gen4時代を前にしてブリヂストンとの間にすでに構築された「例外的」な関係を説明した。

    ブリヂストンはGen4のタイヤサプライヤーに選ばれ、今季限りでシリーズを去るハンコックに代わることになる。ハンコックはGen3時代を通してタイヤ供給を担ってきた。

    フォーミュラEは現在、ハンコックへ公平なフェアウェルを与える必要がある一方、ブリヂストンとの準備も同時に進めなければならない状況にある。

    ブリヂストンのフォーミュラE参入は、2009年末にF1でピレリに置き換えられて以来となるシングルシーターモータースポーツへの復帰を意味する。

    タイヤメーカーはすでにFIAと広範に協力し、Gen4に向けた激しいテストプログラムでそのタイヤが試されている。

    元F1テストドライバーのジェームス・ロシターが走らせるGen4ミュールカーは、すでに8,000km以上を走行。現時点でブリヂストンの作業は順調であり、ドッズも深い印象を受けている。

    「我々には現在のタイヤパートナーであるハンコックとの契約があと1年残っている。Gen3を共に実現してきたハンコックには素晴らしい仕事をしてもらったし、タイヤ面での開発も続けてくれている」とドッズはRacingNews365に語った。

    「だからまず第一に、我々の関係の焦点は“今この瞬間”のGen3を実現してくれているハンコックにある。彼らへの感謝の気持ちは常にそこにある。ブリヂストンとの関係について言えば、例外的だと表現するだろう。

    「ホンダ時代からブリヂストンのことは知っているし、長年にわたって彼らと仕事をしてきた。彼らは、特にモータースポーツにおいて、仕事に対して信じられないほど真剣に取り組む会社だ。

    「つい数カ月前、日本でブリヂストンの石橋秀一CEOと会い、将来のパートナーシップについて長く話した。彼は退任を発表しているが、後任の森田泰博氏もその場にいた。

    「つまり、我々は非常にデリケートなバランスを取らなければならない。ブリヂストンはFIAと独占的に協力してGen4用タイヤを開発している。一方でハンコックはGen3最後の1年に素晴らしいタイヤを供給してくれている。最後のシーズンを最高の形で締めくくりたい」

    ブリヂストン復帰の背景と“F1ではなくフォーミュラE”を選んだ理由
    ブリヂストンが約15年ぶりにトップフォーミュラへ帰還する舞台に「フォーミュラE」を選んだことは象徴的だ。以下が主なポイントである。

    ■ 電動化×サステナビリティの方向性が完全一致
    フォーミュラEは“持続可能なレースシリーズ”として明確なロジックを持つ。2030年カーボンニュートラル目標を掲げるブリヂストンにとって、FEはF1よりも企業戦略との親和性が高い。

    ■ タイヤ競争の自由度が高い
    F1は単独サプライヤーで“ショーのためのタイヤ演出”が求められる。一方、FEは開発要素が明確で、技術的な競争性も残る。ブリヂストンが重視する領域だ。

    ■ Gen4は大きな技術チャレンジ
    Gen4マシンはパワー増加、再生エネルギーの増大、そして激しいストリートコースでの耐摩耗性能という難題が重なる。これもブリヂストンにとって高い技術的意義を持つ。

    ■ “8,000kmテスト済み”は異例の早さ
    F1での開発と同様、膨大なデータを基にしたタイヤ開発を得意とするブリヂストンらしいスタートの速さだ。すでにFIA・FE双方から高い信頼を得ていることがうかがえる。

    ■ ハンコックへの敬意を忘れない姿勢
    ドッズが繰り返し「ハンコックへの感謝」を述べている点も印象的。シリーズ運営として重要な“関係維持”を非常に丁寧に行っている。

  • マクラーレンF1を退団した今井弘 ブリヂストンのモータースポーツ管掌に就任

    マクラーレンF1を退団した今井弘 ブリヂストンのモータースポーツ管掌に就任

    マクラーレンF1チームを退団した今井弘が、古巣ブリヂストンに戻り、モータースポーツ管掌に就任することが発表された。

    ブリヂストンは、モータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を契機に、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化。その一環として、2025年3月1日付にてGlobal Chief Technology Officer(執行役副社長)下に、モータースポーツ管掌を設置し、新たなモータースポーツマネジメント体制を構築する。

    ブリヂストンにとって、モータースポーツ管掌を設置するのは初めてのことであり、次のステージへ向けてモータースポーツ活動を経営体制の面からも強化し、今後の拡大に応じて、進化させていく。

    そして、今年1月までマクラーレンF1チームに在籍していた今井弘が、モータースポーツ管掌に任命された。

    今回の新体制のもと、ブリヂストンがABB FIAフォーミュラE世界選手 2026-2027シーズンからの単独タイヤ サプライヤーに選定されたことも踏まえて、活動をより加速していく。

    ブリヂストンにとって、モータースポーツ活動は原点であり、ビジョンである「サステナブルなソリューションカンパニー」への変革の原動力。サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を中核に、「サステナブルなプレミアム」ブランドの構築に挑戦するとともに、レースを「走る実験室」として、「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術「ENLITEN」の進化やバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現を加速させていく。

    新体制の概要は以下の通り。

    1. Global Chief Technology Officer(執行役 副社長)下にモータースポーツ管掌(常務役員)を設置

    2. モータースポーツ管掌の役割責任:モータースポーツタイヤ開発・技術担当

    3. モータースポーツ管掌として、2025年3月1日付にて今井 弘を任命

    4. 今井 弘 略歴:

    1990年
    株式会社ブリヂストン 入社 日本・欧州にて自動車メーカー向けタイヤ開発に従事した後、 2003 年よりFormula 1向けタイヤを始めとしたモータースポーツ タイヤ開発、及び、レースオペレーションに携わる。

    2009年
    McLaren Racing Ltd. 入社 Principal Engineer (Tyres), Principal Engineer(Vehicle Engineering), Chief Race Engineer, Director of Race Engineering, Director of Tyres & Brakes Performance を歴任し、タイヤのみならずサーキットにおけるチーフエンジニアなどを務め、同社のFormula 1レースエンジニアリングに幅広く貢献。

    2025年1月
    Formula 1 2024年シーズン終了後、McLaren Racing Ltd. 退社

    2025年2月末
    株式会社ブリヂストン 入社

    2025 年3月1日
    常務役員 モータースポーツ管掌に任命

    ブリヂストンは、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じ、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、これまでも、そしてこれからもモータースポーツに限りなき情熱を注いでいく。

  • ブリヂストン フォーミュラEに2026/2027シーズンからのタイヤ供給が決定

    ブリヂストン フォーミュラEに2026/2027シーズンからのタイヤ供給が決定

    ブリヂストンは、12月6日(水)にアゼルバイジャン・バクーで開催されたFIA内部組織である世界モータースポーツ評議会にて、ABB FIAフォーミュラE世界選手権(フォーミュラE)2026-2027シーズンからの単独タイヤサプライヤーに選定された。

    今回決定したブリヂストンのフォーミュラEへのタイヤ供給は、2026-2027シーズンから2029-2030シーズンの4年間を期間とし、同社のサステナブルなグローバルモータースポーツ活動の中核となる。

    ブリヂストンは、フォーミュラEへのタイヤ供給契約を通して、サステナブルな技術を磨き、タイヤを「創る」「使う」、原材料に「戻す」のバリューチーン全体でイノベーションを加速させていく。さらに、同社の使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を起点として、モビリティの未来になくてはならない存在となることを目指すと共に、持続可能な社会の実現へも貢献していく。

    石橋秀一(社ブリヂストン 代表執行役Global CEO)
    「ブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎えた今年に、FIA世界選手権に名を連ねるグローバルモータースポーツに復帰し、2026-2027シーズンよりフォーミュラEへのタイヤ供給という新たな挑戦に臨めることを大変うれしく思います。ブリヂストンは、これまで、レースに掛ける情熱、勝つ情熱を絶やすことなく、極限の状況で挑戦を繰り返すモータースポーツにおいて、「タイヤは生命を乗せている」を大原則に安心・安全を守り、クルマ、ドライバー、チームの最高のパフォーマンスを足元から支えてきました。この「極限への挑戦」は、タイヤメーカーとしての「原点」であり、プレミアムタイヤビジネスをグローバルに展開する基盤となっています。次のステージへ向けても、極限に挑戦し続け、すべての瞬間で断トツを追い求める情熱をコアとして、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツタイヤの開発を進めていきます。今回のFIAフォーミュラE選手権へのタイヤ供給の中核となるのは、EV時代の新たなプレミアムと位置づけ、「究極のカスタマイズ」を実現する商品設計基盤技術ENLITEN®※1の強化拡大です。FIAとのタイヤ供給契約を通じて、2026‐2027シーズンのフォーミュラEへタイヤを供給することを楽しみにしています。私たちブリヂストンは、これまでも、そしてこれからもずっとモータースポーツに限りなき情熱を注いでいきます」

    フォーミュラE ブリヂストン

    ブリヂストンにとっては、2010年にF1から撤退して以来のシングルシーター世界選手権へのタイヤ供給となる。

    Gen3車両の最終年となる2025/2026シーズンまではハンコックがタイヤを製造し、Gen4車両へと置き換わる2026/2027シーズン(シーズン13)にブリヂストンにバトンタッチする。

    ハンコックのタイヤは硬すぎて大きな熱を発生させることができないとしてドライバーから苦情を受けており、 シーズン9では、タイヤが鳴く不快な音が常態化していた

    ブリヂストンの申請承認は、FIA世界モータースポーツ評議会によって発表された。また、シーズン13からフォーミュラEにタイヤを供給するメーカーが発表されただけでなく、Gen4のシャシーとバッテリーを製造するメーカーも決定した。

    ポディウム・アドバンスド・テクノロジーズがGen4バッテリーを生産し、マレリがフロントパワートレインの生産を担当する予定だ。シャシーに関しては、スパーク・レーシング・テクノロジーズ・グループが引き続き生産する。彼らは2014年にフォーミュラEが誕生して以来、すべてのシャシーを担当してきた。

    FIAは、「提出された入札の徹底的な分析により、各製品の技術仕様、製造能力、イベントでのサポート案など、さまざまな側面から評価し、それぞれの候補者の施設の視察を行った」結果、フォーミュラEのテザーを各社に提供することを決定したと述べている。

    2027年までのF1タイヤサプライヤーとして入札に参加していたブリヂストンが注目を集めたのは当然だろう。ピレリが新たな契約を獲得したため、日本のタイヤメーカーは落選した。

    フォーミュラEでは、ブリヂストンは「ベースライン」ラバーと「タイフーン」ラバーの2種類のコンパウンドを生産する。後者は「激しい雨のときに必須」となり、大半の時間は「ベースライン」ラバーが使用される。ベースラインラバーは溝付きの全天候型タイヤで、「小雨時に安全なレースを行うために十分なグリップを保証しなければならない。

    2014年以来、全天候型ゴムのみが使用されてきたため、2種類のタイヤコンパウンドが用意されるのはフォーミュラE史上初となる。

  • ブリヂストン フォーミュラEのタイヤ供給契約を獲得との報道

    ブリヂストン フォーミュラEのタイヤ供給契約を獲得との報道

    ブリヂストンは、第4世代のフォーミュラEにタイヤを供給し、2010年のF1供給最終年以来となる世界選手権シングルシーター競技への復帰を果たすとThe Raceが報じている。

    日本のタイヤメーカーであるブリヂストンは入札に応じ、今年Gen3の初シーズンにタイヤを供給し、2025/26年のキャンペーン終了まで供給し続ける予定だったハンコックに取って代わることが間もなく発表されるという。

    1997年から2010年までF1に参戦していたブリヂストンは、F1復帰にむけて入札を行ったが、F1がもう一期ピレリとの提携を続けたため、実現しなかった。

    しかし、フォーミュラEの入札を勝ったことで、り国際シングルシーターレースに復帰することになるという。

    フォーミュラEの公式入札では、「ベースライン」と 「タイフーン」という2種類のタイヤスペックが設定されている。入札では、ベースラインタイヤが現在フォーミュラEで使用されている溝付きの全天候型タイヤであると詳細に規定している。FIAはベースラインタイヤが「小雨の中で安全なレースを保証するために十分なグリップを保証しなければならない」と規定している。

    タイフーンタイヤは、激しいウェットコンディションでのレース専用となる。また、タイフーンタイヤの「主な性能目標」は、「激しい雨の中での安全なドライビングを保証する」ことであるとしている。大雨の場合には、タイフーンタイヤの使用が「義務化」される。

    何をもって「大雨」とするか、何をもって「小雨」とするかは、ドライバーがベースラインタイヤを使うか、タイフーンタイヤを使うかの判断材料となる。

    フォーミュラEは、Gen4の時代にスリックタイヤの採用を検討していた。しかし、今回の入札ではスリックタイヤへの言及はない。

    しかし、第4世代のフォーミュラEマシンでフルスリックタイヤが使用される可能性を検討するための柔軟性は残されていると考えられている。

    The Raceは先週、ポディウム・アドバンスト・テクノロジーズ(Podium Advanced Technologies)がスペックバッテリーを供給することを明らかにした。一方、シャシーとスペアのサプライヤーとしては、現在もスパーク・レーシング・テクノロジーズ・グループが有力視されている。

  • F1 ステファノ・ドメニカリ、将来のF1タイヤ戦争復活の可能性を否定

    F1 ステファノ・ドメニカリ、将来のF1タイヤ戦争復活の可能性を否定

    F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリは、将来、F1にタイヤ戦争が復活する可能性を否定した。

    F1では以前、2001年から2006年にかけてブリヂストンとミシュランが2つのタイヤサプライヤーに分かれていた。しかし、その期間の終わりにミシュランが撤退したため、ブリヂストンは2010年以降に撤退するまで、全チームに供給する責任を負うことになった。

    ピレリは2011年以来、F1の独占タイヤサプライヤーとなっているが、火曜日にはピレリがブリヂストンとの競争を退けて3年間の延長契約を結んだことが確認された。

    ブリヂストンではなくピレリが選ばれた理由を問われたドメニカリは「いつものように、誰かが選択をしなければならない。もちろんすべてのパラメーターはFIAの技術面に関連しており、完全に関連していると思う。そしてその一方で、我々はその商業的な部分に取り組む義務がある」

    「ブリヂストンに感謝しなければならないのは、彼らがこのプロセスのスタート地点に立ち、F1が他のメーカーも参入できるプラットフォームであることを示してくれたからだ」

    「決断に至ったとき、我々はそれが正しいことだと感じた。将来的には技術的な課題が山積みだが、商業的なチャンスもたくさんある。我々が選んだ選択がF1にとって最善であると信じている」

    F1がタイヤ戦争から脱却したのは、コストの高騰を避け、特定のチームがサプライヤーと緊密に協力することで得られるアドバンテージを打ち消すためだった。しかし、契約サイクルは3年であるため、ブリヂストンや他の企業が正式に興味を示せば、2つのサプライヤーが共存する可能性も出てくる。

    だが、ドメニカリは、そのような可能性があるのは、コスト削減が証明された場合だけだと主張する。

    「ご存じのように、その点はFIAとともにF1のエコシステムのコストを確実にコントロールできるようにするために取り組んだことだと思う」と説明した。

    「これが、我々がタイヤ競争から移行した主な理由でした。そこでは、多くのテスト、走行距離、そして非常に有益な多くの研究が行われたが、コストは非常に膨大だった。 それが、この方向から新しい状況へと移行した理由である」

    「将来的な可能性を考えるのは時期尚早だが、コスト管理が非常に関係している実際の状況を考えると、明確に決定したわけではないが、将来的にこの可能性があるかどうかについては、まだ検討課題にはなっていない」

    「しかし、それは関連性のあるポイントである。将来、もし我々がコストのさまざまなメカニズムをコントロールできるようになれば、そうしない手はないだろう。しかし、今のところ、FIAやチームと一緒に議論したり、議題にしたりすることはない」

    F1 タイヤ ピレリ

    一方、ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロベラ副社長は、代替サプライヤーと競争する用意があると断言する。

    「私としては、ピレリがモータースポーツ・ビジネスにおいて世界300以上の選手権に参加していることを強調することが重要だと思う」とマルコ・トロンケッティ・プロベラは述べた。

    「そのほとんどに他のサプライヤーが存在し、我々は他のサプライヤーと競争することに満足している。我々にとって、それは常にチャンスであり、一流車やプレミアムカーにタイヤを供給することで、他のサプライヤーと競争することは、我々の技術を証明する機会であるため、非常に満足している」

    新しい契約は2025年から27年にかけての期間に限られるが、ピレリはすでに2028年にもF1参戦を継続するオプション契約を結んでいる。

    そのオプションを有効にするための条件について尋ねられたドメニカリは「これからFIAとともに、あなたがおっしゃった点についてどのように対処すべきか、すぐに話し合うつもりだ。もちろん、この点を解決することはすべての利害関係者にとって重要であり、関連性があるからだ」と答えた。

    「それが、今後数か月以内に我々が取り組む次のポイントだ」

  • ブリヂストン 「F1参入は実現しなかったが技術は高く評価されたと認識」

    ブリヂストン 「F1参入は実現しなかったが技術は高く評価されたと認識」

    ブリヂストンは、ピレリが2025年以降もF1タイヤサプライヤーを継続するとの決定を受けてコメントを発表した

    FIA(国際自動車連盟)およびFOG(フォーミュラワングループ)は、2025年から2027年までのF1タイヤ契約の入札プロセスを終え、ピレリとブリヂストンの提案を評価した結果、現行タイヤサプライヤーであるピレリの継続を選択した。

    この発表を受けて、ブリヂストンは「F1はグローバルなモータースポーツの最高峰として素晴らしいプラットフォームと認識しており、“サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動”を推進していくにあたり、様々な可能性の一つとして検討を進めていました」とプレスリリースで述べた。

    「今年実施された次期タイヤサプライヤー選定への入札に関しては、真摯にFIAやFOGと継続した緊密なコミュニケーションを実施し、当社の先進的なサステナビリティへの取り組みや技術イノベーションを反映した提案をさせて頂きました」

    ブリヂストンは、タイヤメーカーの「原点」として、モータースポーツ活動を推進している。「タイヤは生命を乗せている」を大原則に、クルマ・ドライバーが極限の状態で挑戦を繰り返すレースにおいて安心・安全を守り続け、モータースポーツ活動を通じて、モビリティの進化を足元から支えている。2023年には、ブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎えた。今後に向けても、モータースポーツ活動を強化し、サステナビリティを中核に据えた「サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ」として進化させていく。

    石橋秀一(ブリヂストン CEO)
    「ブリヂストンにとって、モータースポーツは“極限への挑戦”であり、“最高の品質で社会に貢献”という私たちの使命や、そこにある誇りや情熱を裏付けるものです。これまで60年間の挑戦の中で、技術開発力、生産供給力、ブランド力、人材育成を磨き続け、グローバルにプレミアムタイヤビジネスを展開する基盤を築いてきました。本年3月10日に実施したモータースポーツ発表会においても、“原点”へ立ち戻り、再度、グローバルモータースポーツというジャーニーに足を踏み出すことをお伝えしています。今回の応札では、F1に携わることは実現しませんでしたが、求められるレースコンディションに合わせ“究極のカスタマイズ”を実現するENLITEN技術を含めた当社の技術優位性や、バリューチェーン全体におけるサステナビリティの取り組みはFIAやFOGからも高く評価されたものと認識しています。ブリヂストンは、今後もサステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を推進し、“走る実験室”として技術イノベーションを加速させると共に、ブランド力の強化を目指します。そして、企業コミットメント“Bridgestone E8 Commitment”にて“Emotion 心動かすモビリティ体験を支えることにコミットする”と掲げた通り、モータースポーツを愛する仲間たちと共にモータースポーツを楽しみ、感動を共有しながら、パッションを絶やすことなくモータースポーツ文化の発展に貢献してまいります」

  • ピレリ、ブリヂストンを退けて次期F1タイヤ供給契約を獲得との報道

    ピレリ、ブリヂストンを退けて次期F1タイヤ供給契約を獲得との報道

    ピレリは、ブリヂストンからの挑戦を退け、2028年までのF1タイヤサプライヤーに正式決定したことが来週発表されると報じられている。

    今週末のカタールGPでタイヤを管理しているピレリは、数週間前からパドック関係者の間で落札が予想されていたが、3月から行われていたプロセスの最終ステップとなるFIA世界モータースポーツ評議会によって契約が承認されたという。

    2010年以来F1から遠ざかっていたブリヂストンは、ピレリとともにFIAによる技術力の承認という第一段階を通過した。

    その後、この件はステファノ・ドメニカリとF1組織に引き継がれ、トラックサインやグランプリのタイトルスポンサーなどの要素を含む商業的パッケージが検討された。

    入札契約は2025年から2027年までのシーズンをカバーし、2028年のオプションも含まれており、以前の契約よりも複雑だった。FIA F2選手権とF3選手権をワンパッケージで供給するほか、サステイナビリティの要素もかなり含まれている。

    ブリヂストンは多額の商業的オファーを出したことで知られ、一時はイタリアのライバルから契約を奪い取る可能性もあると見られていた。

    しかし、 ピレリもまた、ドメニカリを納得させる強力なパッケージを持っていた。

    ブリヂストンが直面した最大の課題のひとつは、2025年のレギュレーションで使用する現行車用タイヤと、2026年のレギュレーションで使用するまったく異なるタイヤを開発しなければならないということだった。

    また、FIAは依然として2025年からブランケットを禁止することに熱心であり、ブランケットなしで作動するタイヤも開発する必要があった。

    この技術的な課題は、ライバルが参加して新しいタイヤの知識で有利になる可能性を懸念するチームにとって、最初のテストプログラムがどのように機能するかという疑問符と組み合わされて、ピレリの主張をさらに強くすることに貢献した。

    ピレリは、この新契約が最後の契約となることを明言している。2011年から2028年までの18年間、サプライヤーを務めてきたピレリは、ブランド構築という点では、もうほとんど何も成し遂げることなくF1から撤退することになる。

    つまり、F1は2029年以降に向けて新たなパートナーを探すことになり、ブリヂストンや他の候補者たちは既存の既存サプライヤーと競合しないことを承知の上で入札する機会を得ることになる。

    F1 タイヤ ピレリ

  • F1、次期タイヤサプライヤー決定の難航はピレリの撤退計画が影響?

    F1、次期タイヤサプライヤー決定の難航はピレリの撤退計画が影響?

    F1は、2025年から2028年までのタイヤサプライヤーをピレリとブリヂストンのどちらにするかの決定が難航している。そこにはピレリが2028年を以ってF1からの撤退を決めているからだとAutosportが報じている。

    ピレリがブリヂストンを抑えてF1タイヤ契約を勝ち取ることが有力視される中、多くのパドック関係者が契約は形式的なものであり、時間が長引けば長引くほど変更の可能性は低くなると考えている。

    しかし、情報筋によれば、ピレリが来期終了時に戦略的にF1から撤退し、F1は2029年以降の新たなタイヤパートナーを探すというシナリオがあるとしている。

    FIAは今年初めに入札プロセスを開始し、ピレリとその唯一の挑戦者であるブリヂストンの技術的な提案が検討され、すぐに承認された。

    次のステップは、ステファノ・ドメニカリとF1組織との商業的な話し合いだった。両社は事実上、入札合戦を繰り広げており、この状況は数カ月も続いている。

    実際、初期の段階では、ブリヂストンの金銭的な提案はF1にとって見過ごすには惜しいものだという話しもあった。

    チームとリバティ・メディアのボスのための収益を最大化するのがドメニカリの仕事であるため、単独のタイヤサプライヤーからできるだけ多くを絞り出そうとしていることは責められない。

    それは単に見出しとなる金額だけでなく、どれだけのレースでタイトルスポンサーにつくのか、トラック周辺にどれだけの看板を設置するのか、さらにはタイヤサプライヤーにどれだけのゲストパスを発行するのか…といった細部にまで及ぶ。

    F2とF3も契約の一部であり、以前の入札にはなかったサステイナビリティ(持続可能性)という重要な要素が加わったことで、議論はより複雑になっている。

    さらに、ピレリがこの入札を落札すれば、それが最後の入札になるという強い示唆もあり、議論はさらに複雑になっている。

    言い換えれば、2011年から2028年までの18年間サプライヤーを務めてきたピレリは、ブランド構築という点ではこれ以上達成できるものはほとんどなくなってF1から去ることになる。

    もしそれがピレリの計画だとすれば、ドメニカリにとっての課題は、2029年に始まる次の入札期間に何が起こるかということになる。

    ピレリが今回落札し、ブリヂストンが4年後に再挑戦することを決め、競争がなくなれば、商業的な話し合いは大きく変わるだろう。買い手市場となり、F1は今回ほどブリジストンから搾り取ることはできないだろう。

    その一方で、ピレリが撤退してF1との契約が間違いなく手に入ることを知れば、ミシュランやハンコックといった他社が争奪戦に参加し、価格が高騰する可能性もある。

    ドメニカリにとって悪夢のシナリオとは、2029年の入札にまったく応札者がいないことであり、そのシナリオを恐れることが、早急にブリヂストンに乗り換える理由のひとつとなるだろう。

    最良の妥協策は、ピレリが今後の契約を獲得し、ブリヂストンが2029年以降の契約を獲得することであると示唆するのは簡単だ。これは、IOCが次のオリンピック開催都市を2つ、あるいはFIFAがワールドカップ開催国を2つ同時に決めるのと似ている。

    そうなれば、ブリヂストンには十分な時間が与えられ、F1には長期的な収入保証とピレリに続くサプライヤーが確保されることになる。

    しかし、FIAの入札プロセスはそうなっていないため、どんなに便利であっても、そのような取り決めは不可能だ。

    ドメニカリが考慮しなければならないのは、商業的な側面だけでなく、新しいタイヤサプライヤーを導入することによるコース上への影響も考慮しなければならない。

    ここ数週間、F1が進むべき道について、パドックのあちこちで対照的な意見が交わされている。F1は変革の時を迎えており、ピレリ以外にチャンスを与えるべきだという意見もある。

    ブリヂストンといえば、ミハエル・シューマッハ時代の活躍が懐かしく感じられる。特に、その時代に育ったドライバーたちの間では、ピレリの製品を使うことを必ずしも好んでいたわかではない。

    ピレリのサービスは完璧ではないかもしれないが、少なくとも13年という歳月を経て、ピレリがどのように運営されているかは知っているはずだ。

    また、仮にブリヂストンがこの契約を勝ち取った場合、2025年に使用される現行マシンのためのタイヤを開発する一方で、F1チームがすでに多くのものを抱えている2026年に施行される新テクニカルレギュレーションに向けてまったく異なるタイヤを設計しなければならないという大きな課題に直面することになるだろうという見方も強い。

    これはブリヂストンが実施しなければならないテストプログラムにも関係している。ブリヂストンは来年3月から、現在ピレリが将来の開発用に使用し10チームで共有しているシーズン中の25日間を引き継ぐことになる。

    しかし、その間に多くの走行をこなさなければならず、その作業をどのチームが行うのか、どのように組織するのかが議論の的となっている。

    F1

    ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは、「新しいタイヤサプライヤーが来るとなれば、そこにはいくつかの困難が伴う」とシュタイナーは語る。

    「重要なのは技術的なことだと思う。このタイヤは製造するのが技術的に非常に難しいと思う。サプライヤーのひとつ(ブリヂストン)がそうであるように、長い間F1に参戦していないのであれば、どうやって大規模なテストプログラムをこなすのか?」

    ウィリアムズのF1チーム代表であるジェームス・ボウルズは、「ギュンターはそれを完璧に要約してくれたと思う。現代のF1マシンにタイヤを供給する技術的なチャレンジは、並大抵のものではない。おそらく20年前ほど簡単なことではない」と語る。

    「我々が現在生み出している「ダウンフォースは桁違いに大きくなっている」

    問題は、決定が遅れれば遅れるほど、ゼロからスタートすることを考えれば、ブリヂストンが契約を結ぶ意味が薄れてしまうことだ。

    「技術的には、かなり挑戦的なのは事実だと思う」とフェラーリのチーム代表を務めるフレッド・バスールは語る。

    「また、我々は2025年に向けて1つのタイプのタイヤについて話しており、おそらく2026年には別のタイプのタイヤについて話しているので、それは、今後2~3年で2つの異なるタイヤ、構造、あるいはおそらく寸法を開発する必要があることを意味する。私の仕事ではないので、遅すぎるかどうかはわかりませんが、チャレンジだ」

    アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストも、ブリヂストンには時間がかかると示唆している。

    「まず第一に、我々にタイヤを提供してくれるタイヤサプライヤーが2社いることは良いことだ。なぜなら、これにより我々に追加の資金がもたらされ、FOMが良い状況に導かれるからだ」とトストは語る。

    「技術的な面から見ると、新しいサプライヤーの今回の決定はかなり遅れていると思う。しかし、いずれにせよ、幸いなことに、それは私の問題ではない」

    トストは、結局のところ、誰がタイヤ契約を勝ち取ったとしても、チームは賞金に上乗せされる分け前が欲しいのだ、というごく当たり前のことを指摘する。

    レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーも同意する。

    「ピレリは素晴らしい会社だし、プロモーターやチームに寛大な条件を提示したのは間違いない」とホーナーは語る。

    「ピレリとの契約を続けたい理由は何百万とある! 彼らは偉大なタイヤ会社であり、我々に素晴らしいサービスを提供してくれた」

    「この先も続くための数百万の理由があることを願っている」

  • ブリヂストン、2025年のF1タイヤサプライヤー契約のために猛プッシュ

    ブリヂストン、2025年のF1タイヤサプライヤー契約のために猛プッシュ

    ブリヂストンは、ピレリに代わる2025年からのF1独占タイヤサプライヤーになるべく、猛プッシュを続けている。

    パドックの多くの人々は、FIAが現在のタイヤサプライヤー入札の結果を発表すると予想していた。

    一部のチームは、ブリヂストンが2025年に向けて十分な準備をするにはすでに遅すぎると考えている。

    「重要なことは、これらのタイヤを製造するのが技術的に非常に難しいということだと思う。サプライヤーのひとつ(ブリヂストン)がそうであるように、長い間F1に参戦していないのであれば、どうやって大規模なテストプログラムをこなすのか?」とハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは語った。

    しかし、実際にはFIAはピレリとブリヂストンの技術的な能力を認め、交渉は商業的な問題に移ったと考えられている。

    モンツァで開催されるイタリアGPを前にAuto Motor und Sportのミハエル・シュミット記者は「ピレリが最もチャンスがあると言われている」と語った。

    「ピレリには最高のチャンスがあると言われている」とAuto Motor und Sport特派員のMichael Schmidt氏はモンツァでのイタリアGPを前に語った。

    「どうやらブリヂストンはオファーを改善したようだ」

    「しかし、もしブリヂストンが契約を勝ち取ったとしても、準備期間は1年しかない」

    「その場合、チームはブリヂストンにとって可能な限り現実的な条件を作り出すために、2024年仕様の車を利用可能にする必要がある。これほど短期間ですべてを管理できるかどうかは疑問だ」

    シュタイナーは、ビッグチームがブリヂストンの開発に協力することは明らかだが、「他のチームは不利になると文句を言うだろう」と語った。

    「誰がタイヤ契約を獲得するのかが決まるまで待つ必要があり、その後、問題があるかどうかを確認することになる」とシュタイナーは付け加えた。

    「でも、新しいサプライヤーが決まれば、それは簡単なことではないと思う」

    アルファタウリのF1チーム代表であるフランツ・トストは、ブリヂストンが契約を勝ち取る可能性はまだあると認めている。

    「我々にタイヤを提供したいと考えているサプライヤーが2社いるのは良いことだ。これは我々に追加の資金をもたらし、FOMにとって良い状況をもたらすからだ」とトストは語った。

    「しかし、技術的な面から見ると、新しいサプライヤーにとってはかなり遅いと思う。幸いなことに、それは私の問題ではないがね」と今季限りで引退するトストは付け加えた。