カテゴリー: F1ブラジルGP

  • フォース・インディア:最下位スタート(ブラジルGP初日)

    フォース・インディア:最下位スタート(ブラジルGP初日)

    フォース・インディアは、F1ブラジルGP初日のフリー走行で、エイドリアン・スーティルが19番手、ジャンカルロ・フィジケラが20番手だった。

    エイドリアン・スーティル
    フリー走行1回目 19位 1分14秒704
    フリー走行2回目 19位 1分13秒428
    「今日は予定通りにスケジュールを進めることができ、なにも問題なかった。パフォーマンスにはかなり満足しているし、タイヤがどう働くかをみることができた。現時点では、ソフトタイヤがミディアムタイムと比較して良いように思える。データを研究して、明日のために作業に取り組むよ。」

    ジャンカルロ・フィジケラ
    フリー走行1回目 20位 1分14秒821
    フリー走行2回目 20位 1分13秒691
    「ドライでもウェットでも、1日中グリップに苦しんだ。特に数ラップだけでグレーニングが出ていたので、問題があるかもしれない。ストレートスピードも比較的遅く、ロングストレートでのアドバンテージを得ることが出来なかった。今のところ問題の理由は分からないけれど、予選前にもう1回フリー走行があるので、良くなるようトライしてみるよ」

  • ホンダ:予想通りの初日(ブラジルGP初日)

    ホンダ:予想通りの初日(ブラジルGP初日)

    ホンダ、F1ブラジルGP初日のフリー走行で、ルーベンス・バリチェロは16番手、ジェンソン・バトンは18番手だった。

    今年のブラジルGPは、昨年よりほぼ2週間遅い時期に開催された。南半球のサンパウロの季節は春だが、天候不順の日々が続き、肌寒い。初日午前のフリー走行も、気温17度、路面温度21度という涼しいコンディションで始まった。

    さらに開始後1時間ほどして小雨が降り、滑りやすいコンディション。このセッション、バリチェロ14番手、電気系のトラブルに見舞われたバトンは15番手だった。

    午後になっても気温は17度と、いっこうに上がらない。さらにメインストレートでは、かなり強い向かい風が吹いている。開始後40分頃には雨が降り出す。ブリヂストンは昨年に比べ、1段階ずつ固いコンパウンドのタイヤを2種類持ち込んだ。低い路面温度とラバーが載っていない舗装が相まって、グリップレベルは依然として低く、ペースが上がらない。バリチェロは39周を走って16番手、バトンは49周をこなして18番手だった。

    ジェンソン・バトン
    フリー走行1回目 15番手 1分13秒766
    フリー走行2回目 18番手 1分13秒341
    「忙しい一日で、両セッションで降った弱い雨により、難しいコンディションだった。オプションタイヤ(ソフト側)をうまく働かせることに、主な焦点を置いていた。誰もがオプションタイヤのグレイニングに悩んでいる様子で、僕らは1周でも、ロングランでも、オプションタイヤのパフォーマンスを発揮するために、さまざまなことを試した。午前は電気系の問題が発生し、作業時間が少しなくなってセットアップも十分ではなかったが、午後に集めた情報は、明日に向けて前進するための十分なデータといえる。」

    ルーベンス・バリチェロ
    フリー走行1回目 14番手 1分13秒676
    フリー走行2回目 16番手 1分13秒221
    「僕にとって、この週末インテルラゴスでレースができるのは本当にうれしい。特に、ブラジルのファンと家族の前でだ。今日は2回のフリー走行が何の問題もなく進んだが、予想通り、マシンのパフォーマンスは不足していた。今日得たデータを最大限活用し、ベストを尽くすが、明日の予選でQ2に進むのは難しいかもしれない。」

    スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
    「今日は非常に寒く、雨も断続的に降ったことから、天候がプログラムに影響を及ぼした。グリップレベルがまちまちで、トラックは通常期待できるような改善は見られなかった。タイヤにはグレイニングが出た。この問題があることから、今日の2回のセッションで施した変更点の分析を、非常に注意深く行う必要がある。日曜にはもっと暖かいコンディションになるとの予報が出ていて、タイヤのパフォーマンスは上がりそうだ。」

  • F1最終戦ブラジルGP フリー走行2回目:アロンソがトップタイム

    F1最終戦ブラジルGP フリー走行2回目:アロンソがトップタイム

    2008年F1第最終戦 ブラジルGPのフリー走行2回目が31日(金)、インテルラゴス・サーキットで行われた。

    午後の天候はくもり。多くのドライバーは、決勝レースに向けたロングランを中心にセッティングを煮詰めていった。

    フリー走行2回目のトップタイムはルノーのフェルナンド・アロンソ。43周を走行し1分12秒296というタイムを記録した。2番手タイムは、フェラーリのフェリペ・マッサ、3番手タイムはトヨタのヤルノ・トゥルーリが記録した。

    ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は9番手タイムとなる1分12秒827でセッションを終えた。中嶋一貴(ウィリアムズ)はハミルトンに次ぐ10番手タイムで初日のセッションを終えている。

    フリー走行3回目は1日(土)、現地時間11時(日本時間22時)から行われる。

    F1最終戦 ブラジルGP フリー走行2回目

    順位 ドライバー コンストラクターズ ベストタイム 周回
    1 フェルナンド・アロンソ ルノー 1分12秒296 43
    2 フェリペ・マッサ フェラーリ 1分12秒353 41
    3 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1分12秒435 44
    4 キミ・ライコネン フェラーリ 1分12秒600 32
    5 マーク・ウェバー レッドブル 1分12秒650 45
    6 セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ 1分12秒687 47
    7 ネルソン・ピケJr ルノー 1分12秒703 44
    8 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ 1分12秒761 42
    9 ルイス・ハミルトン マクラーレン 1分12秒827 33
    10 中嶋一貴 ウィリアムズ 1分12秒886 42
    11 デビッド・クルサード レッドブル 1分12秒896 38
    12 ロバート・クビサ BMW 1分13秒971 48
    13 ニック・ハイドフェルド BMW 1分13秒038 49
    14 ティモ・グロック トヨタ 1分13秒041 39
    15 ヘイキ・コバライネン マクラーレン 1分13秒213 37
    16 ルーベンス・バリチェロ ホンダ 1分13秒221 39
    17 セバスチャン・ブルデー トロ・ロッソ 1分13秒273 41
    18 ジェンソン・バトン ホンダ 1分13秒341 49
    19 エイドリアン・スーティル フォース・インディア 1分13秒428 32
    20 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディア 1分13秒691 33

  • F1最終戦ブラジルGP フリー走行1回目:マッサがトップタイム

    F1最終戦ブラジルGP フリー走行1回目:マッサがトップタイム

    2008年F1第最終戦 ブラジルGPのフリー走行1回目が31日(金)、インテルラゴス・サーキットで行われた。

    タイトルを賭けたF1最終戦ブラジルGPがついに開幕。はやくもタイトルを争う2人によるタイム争いが始まった。

    この日のインテルラゴスは、若干の霧雨が降ったが、大部分がドライの状況で行われた。フリー走行1回目のトップタイムは、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が記録した1分12秒305。しかし、セッションの大半はルイス・ハミルトンがタイプシートのトップにいた。ハミルトンは約コンマ2秒差で2番手タイムにつけている。

    3番手タイムは、キミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手にはロバート・クビサ(BMWザウバー)が続いた。ハミルトンのドライバーズタイトルとチームのコンストラクターズタイトル獲得に向け、重要なレースとなるヘイキ・コバライネン(マクラーレン)は5番手タイムだった。

    中嶋一貴は16番手タイムでフリー走行1回目を終えた。

    フリー走行2回目は、このあと現地時間14時(日本時間25時)より開始予定。

    F1最終戦 ブラジルGP フリー走行1回目

    順位 ドライバー コンストラクターズ ベストタイム 周回
    1 フェリペ・マッサ フェラーリ 1分12秒305 24
    2 ルイス・ハミルトン マクラーレン 1分12秒495 23
    3 キミ・ライコネン フェラーリ 1分12秒507 18
    4 ロバート・クビサ BMW 1分12秒874 24
    5 ヘイキ・コバライネン マクラーレン 1分12秒925 20
    6 フェルナンド・アロンソ ルノー 1分13秒061 25
    7 マーク・ウェバー レッドブル 1分13秒298 24
    8 ネルソン・ピケJr ルノー 1分13秒378 39
    9 ニック・ハイドフェルド BMW 1分13秒426 28
    10 ティモ・グロック トヨタ 1分13秒466 33
    11 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1分13秒600 24
    12 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ 1分13秒621 23
    13 セバスチャン・ブルデー トロ・ロッソ 1分13秒649 30
    14 ルーベンス・バリチェロ ホンダ 1分13秒676 28
    15 ジェンソン・バトン ホンダ 1分13秒766 13
    16 中嶋一貴 ウィリアムズ 1分13秒806 24
    17 セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ 1分13秒836 30
    18 デビッド・クルサード レッドブル 1分13秒861 19
    19 エイドリアン・スーティル フォース・インディア 1分14秒704 21
    20 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディア 1分14秒821 21
  • デビッド・クルサード:インタビュー(ブラジルGP)

    デビッド・クルサード:インタビュー(ブラジルGP)

    デビッド・クルサードが、ブラジルGPのFIA記者会見でチャンピオンシップ最終戦をウィングス・フォー・ライフのカラーリングで走る気持ちを語った。

    デビッド、今回のレースへの気持ちを聞かせてください。
    もっと感情的になるべきなのかも知れないが、日曜日にクルマから降りたときに何か感じるのだと思う。願わくはチェッカーフラッグを受けた後に、自分のひとつの時代が終わったことを実感するだろう。ぼくよりも長くレースを続けているルーベンスを除けば、このテーブルに座っている全員にとって、レースを引退する時を想像するのは難しいと思う。ぼくがレースを辞めるのは、グランプリカーの運転が嫌いだからでも、レースが嫌いだからでもない。自然と自分の人生の旅路のひとつの終着点にたどり着いたんだ。日曜日にパドックを去る時が、ぼくのドライバー人生の終わりだ。

    今回のクルマのカラーリングは特別なものですが、それについて聞かせてください。
    最後のグランプリで、ぼくだけが特別なカラーリングで出場することを全てのチームが許可してくれた。現代のF1では初めてのことだと思う。何十年も前にはあったと思うが、今回、2004年に設立された脊髄損傷治療研究基金である「ウィングス・フォー・ライフ」のカラーリングのクルマで走ることを他のチームに許してもらった。脊髄損傷はエキストリームスポーツをやるような人たちが負う怪我だと思っている人がほとんどだと思うが、統計では実際はエキストリームスポーツが原因の怪我は3%にしか過ぎない。年間13万人もの人々が他の原因の怪我によって車椅子での生活を余儀なくされている。家庭内での怪我、自動車事故など、毎日の生活の中での負傷によるものだ。現在、このようなタイプのリサーチへの政府の補助金はほとんどなく、製薬会社は興味を示さない。脊髄損傷を治す薬はないからね。ウィングス・フォー・ライフはレッドブル創設者であるデートリッヒ・マシテッツと、バイクの事故で脊髄を損傷する怪我を負ったご子息がいるハインツ・キニガードナーによって設立された基金だ。ウィングス・フォー・ライフへの募金は全て世界中の様々な団体の資金として使われている。また、ウィングス・フォー・ライフはクリストファー・リーブ基金などの他の基金とも協力して、脊髄損傷治療の研究を行っている。

    デビッド、あなたはこれまで何回も世界チャンピオンが決定する瞬間を見てきたわけですが、今年はどうなると思いますか?
    今回のレースまでに何度も同じ質問を受けてきたので、今日はふたりのチャンピオン候補の前でメディアに言ってきたことを言おうと思う。7ポイントリードするルイスの方がチャンピオンシップ優勝の可能性が高い。これは明白なことだと思う。彼はシーズンの大半をリードして来たのだから、チャンピオンにふさわしいと思う。しかし、ぼくはフィリペは今シーズン最も実力を伸ばしたドライバーだと思っている。彼のスピードについては誰もが知るところだが、今年の彼のドライビング、特にブダペストは素晴らしかった。最終的には優勝できなかったが、あのレースでのルイスへのオーバーテイクは、彼の攻撃力の素晴らしさを物語っていた。世界トップレベルのオーバーテイクだったと思う。どちらにも良い顔をしようとしているのではなく、本当にふたりのどちらも今年の世界チャンピオンにふさわしいドライバーだとぼくは思っている。だが、ルイスが有利なのは確かだ。フィリペが今回のレースに優勝し、ブラジルのファンを満足させることができ、ルイスがポイントを獲得するポジションで完走できれば、良いのかなと思う。だが、みんなも承知している通り何が起きてもおかしくないのがレースだ。ぼくも、みんなと同じようにどんな結果になるのか楽しみにしている。

  • F1最終戦はタイトル獲得者の家族がチェッカーを担当

    F1最終戦はタイトル獲得者の家族がチェッカーを担当

    F1最終戦ブラジルGPは、タイトル獲得者の家族がチェッカーを担当する。

    ブラジルGPでは、でルイス・ハミルトン(マクラーレン)がフェリペ・マッサ(フェラーリ)のどちらかがタイトルを獲得するが、インテルラゴスの主催者は、その記念すべきレースのチェッカーをタイトル獲得者の家族にゆだねることを発表した。

    ハミルトンがタイトルを獲得すれば、父親でありマネージャーも務めるアンソニーと弟のニコラスで、マッサのなら両親のルイス・アントニオとアナ・エレーナがチェッカーを振ることになる。

    ブラジルGP主催側は、「こういった形で家族がGPに花を添えれば、より特別なものになるだろう」とコメントを寄せた。

  • レッドブルのカラーリング変更に全F1チームが同意

    レッドブルのカラーリング変更に全F1チームが同意

    レッドブルは、今週末のブラジルGPで2台のマシンに異なったカラーリングを施すが、全F1チーム代表者が満場一致でこれに賛成した。

    F1引退レースを迎えるデビッド・クルサードのレッドブルRB4は、ボディカラーを白に変更し“Wings For Life”基金という文字が掲載される。一方、マーク・ウェバーのRB4は通常の濃紺ボディのままだ。

    クルサードは「チームメイトと異るカラーリングで走ることについて他チームから許可を得られたことは素晴らしい。近代F1でこういった試みが実現するのは、おそらく初めてのことだと思う」とコメント。

    BAR 001

    1999年に、B・A・Rがアメリカのタバコブランド555とラッキーストライクの2つの異なるカラーリングで走らせようとしたが、全チームからの許可は得られなかった。

    その結果、B・A・Rは苦肉の策としてマシンの左半分と右半分を異なるカラーリングで塗り分けることに。日本のファンからは「キカイダー」と呼ばれなど、散々なカラーリングとなった。

    F1のスポーティングレギュレーションでは、同じチームに所属する2台のマシンは、カーナンバー、ドライバーの国籍旗、名前などの細かな部分を除いては、基本的に同じカラーリングでなければならないと定めている。

  • クルサード、引退レースを特別カラーリングのマシンで走る

    クルサード、引退レースを特別カラーリングのマシンで走る

    デビッド・クルサードは、彼の引退レースを特別な白のカラーリングのマシンで戦う。

    デビッド・クルサードは、日曜日のブラジルGPで彼の246レースにわたるF1キャリアに別れを告げる。そして、引退レースを脊髄研究団体「Wings for Life」のチャリティ募金に捧げる。

    クルサードのマシンには、脊髄研究団体「WINGS FOR LIFE」のテーマカラーである白と茶色を基調にした特別カラーリングが施され、エンジンカバーにはいつものレッドブルのマークではなく「WINGS FOR LIFE」のロゴとサイトURLが掲載される。

    「対麻痺の治療方法が見つかることを願い、自分の最後のレースをウィングス・フォー・ライフに捧げることにした」

    「F1ではわずか数秒が成功を決定付けるが、医療の世界では何年という単位で考えられる。しかし、できるだけ早くゴールにたどり着くには、訓練、野心、献身が欠かせない。ウィングス・フォー・ライフは脊髄研究の進展を助けることができるだろう」

    デビッド・クルサード 引退レース 特別カラーリング

    デビッド・クルサード 特別カラーリング RB4(画像) デビッド・クルサード 特別カラーリング RB4(画像2) デビッド・クルサード 特別カラーリング RB4(画像3) デビッド・クルサード 特別カラーリング RB4(画像4)

  • インテルラゴス・サーキット:F1サーキット解説

    インテルラゴス・サーキット:F1サーキット解説

    ホンダのテストドライバーであるアレキサンダー・ブルツが、F1ブラジルGPが開催されるインテルラゴス・サーキット(ホセ・カルロス・パーチェ)を解説。

    アレキサンダー・ブルツ
    ブラジルはシーズンを終えるに、ふさわしい場所だ。彼らのF1に賭ける情熱にはかなりのものがあるし、今年は何と言ってもフェリペ・マッサがチャンピオン候補なんだから。

    コース自体も、ドライバーにとっては大きな挑戦だ。スタート・フィニッシュラインを通過した時には、7速全開。ターン1でブレーキングにかかろうという時点で、速度は317km/hに達している。このコーナーはバンク角が付いているし、クリップポイントはブラインドで見えない。だからこのブレーキングは、実に面白いんだ。できるだけ遅らせれば、先行車を抜く大きなチャンスが生まれる。

    そこから右へと切り返しながら下っていって、出口では4速まで上げる。ターンインでうまくノーズが入ってくれるよう、ちょっとスロットルを戻した方がいいかもしれない。それからエントリーでバンプがあるから、これも要注意だ。マシン挙動が、不安定になるからね。ここはインテルラゴスでも屈指のむずかしいコーナーで、今年はトラクションコントロールがない分、もっと厄介だろうね。次のターン3は、長い左コーナー。ここは普通に、全開で行けるだろう。

    そして裏のストレートを抜ければ、ターン4だ。ここのブレーキング地点も、ひどい凹凸がある。7速で到達して、90mのサインでフルブレーキ。マシンに大きな負担をかけずに、スピードをできるだけ殺さないこと。そのためには、できるだけスムーズな運転を心がけないとね。コーナリング中は、マシンの動きに素直に任せる。そしてできるだけ早く、スロットルを開けるんだ。クリップは、必ず外さないこと。そうしないと立ち上がりで、大きく膨らんでしまう。

    ターン5は、特に問題ない。そこから丘を上っていくと、ダブルクリップの右コーナー、ターン6と7が待ってる。このクリップはすごく長いし、その最中に丘の頂上に達するから、リヤがふっと軽くなる。ここをいかにうまく抜けるかが、かなりラップタイムを左右するね。でもここを完璧にクリアできるようなバランスに仕上げることは、ほとんど不可能だよ。

    そこからは、低速区間に入る。ターン8は、2速の右コーナー。必ずイン側の縁石に、しっかり乗ること。凹凸がひどいけど、これをしっかり使わないと、タイムアップは望めない。初日には相当滑りやすいけど、そのうちグリップが付いてくる。レース当日までにどれぐらいのラバーが載るのか、その見極めも重要だ。

    もうひとつの丘を上り切って、次の左コーナーのクリップめがけて、マシンともども突っ込んでいく。ここを速く走るには、コーナーへの飛び込みを自分のイメージよりずっと速く行うこと。思い切ってやれば、それは可能なんだ。縦Gがかかるから、普通以上のグリップが期待できるからね。このコーナーは、実に素晴らしい。特に軽いマシンの時にね。そこから短い加速で、ヘヤピンのターン10に向かう。ここのブレーキングは、すごく滑りやすい。前輪が簡単にロックするから、できるだけ自分を抑えるようにしないとね。

    ターン11は、全開での下り左コーナーだ。続くターン12は、このコースで最も重要なコーナーと言っていい。ギアレシオによって2速か3速かの違いはあるけど、そこからの立ち上がりをいかにスムーズに行えるか。あとは1コーナーまで、ひたすら全開だからね。ここでスピードが乗るかどうかで、タイムはまったく違ってしまう。ブレーキングは、できるだけ遅らせる。そうでないと、タイムロスが大きすぎる。とはいえあくまで、立ち上がり重視なのを忘れずに。そしてイン側の縁石に、思い切りよく乗って行く。でも勢いがよすぎると車輪が空転して、立ち上がりのトラクションが効かなくなってしまうから、注意が必要だ。

  • ハミルトンvsマッサ タイトル獲得の条件

    ハミルトンvsマッサ タイトル獲得の条件

    ブラジルGPで、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)のどちらかが、2008年のF1ドライバーズチャンピンに輝く。

    現在、ハミルトンがマッサを7ポイントリードしている状況を考えるとタイトル獲得の可能性はハミルトンに分があるが、昨年のブラジルGPでキミ・ライコネンが逆転優勝を飾ったことを思い出すとまだ最終戦ではなにが起こるかわからない。

    では、最終戦ブラジルGPで2人のドライバーがどのような結果でタイトルを獲得するかをまとめてみたい。

    ルイス・ハミルトンがチャンピオンになる条件

    ・5位以上でフィニッシュ
    ・6位フィニッシュでマッサが2位以下
    ・7位フィニッシュでマッサが2位以下
    ・8位フィニッシュでマッサが3位以下
    ・ポイントなしでマッサが3位以下

    マッサがチャンピオンになる条件

    ・優勝してハミルトンが6位以下
    ・2位フィニッシュでハミルトンが8位以下

    ハミルトンは、5位以上でフィニッシュすればタイトルを獲得する。マッサは、最低でも優勝か2位でフィニッシュしなければタイトルは獲得の可能性はない。

    もしブラジルGPのレース後に2人のドライバーが同点となった場合は、優勝回数(マッサ6回、ハミルトン5回)と2位フィニッシュ(マッサ3回、ハミルトン2回)が多いマッサがタイトルを獲得することになる。

    コンストラクターズ・チャンピオンシップでは、フェラーリがマクラーレンを11ポイントリードしており優位である。BMWザウバーとマクラーレンとの差は10ポイントで、BMWザウバーが2位に浮上する可能性もまだ残されている。