カテゴリー: F1バルセロナ・カタルーニャGP

  • シャルル・ルクレール「ルイスの方向を試してみる」 ブレーキ仕様を変更へ

    シャルル・ルクレール「ルイスの方向を試してみる」 ブレーキ仕様を変更へ

    シャルル・ルクレールは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンと同じカーボン・インダストリー製ブレーキディスクを試すことを明らかにした。

    ルクレールはここ数戦、ブレーキングで自信を欠いており、前戦モナコGPでのクラッシュについてもブレーキの問題が原因だったと説明している。

    これまで使用してきたブレンボ製ブレーキ素材から、ハミルトンが最近のレースで使用している仕様へ切り替え、解決策になるかを確認する。

    ブレーキへの不安を抱えるルクレール
    ルクレールはバルセロナで、Crash.netを含むメディアに対し、フェラーリがブレーキ構成を変更する方向で動いていると語った。

    「今は、少し構成を変えることになるのは明らかだと思う。どれだけ変わるかは、まだテストしてみないと分からない。革命的な変化は期待していないが、特定の状況では扱いやすくなると思っている。明日走って、どう感じるかを見てみる」

    ルクレールはブレンボ側の反応についてはコメントを避けたが、直近2戦でフェラーリの2台に明暗が出たことを受け、ハミルトンの方向に寄せる判断を下した。

    日本GPで一度テスト済みだった新仕様
    ハミルトンによれば、フェラーリの両ドライバーは日本GPでカーボン・インダストリー製ブレーキをすでにテストしていた。ただし、その時点でルクレールは従来のブレンボ仕様に戻すことを選んでいた。

    「僕は日本でブレーキを変えた。かなり前から求めていたことだった。僕は自分たちが持っているあらゆる要素を見て、どうすれば改善できるかを探している」

    「最終的にはドライバーの好みとフィーリング次第だ。僕たちは2人とも、今僕がレースで使っている仕様をテストした。チャールズは最終的にそれを望まず、自分が使っていたものを選んだ」

    「今、彼は考えを変えた。それが僕に影響することはない。それだけが違いを生んでいる要因ではない」

    求めるのは一貫性
    ルクレールは、フェラーリとして2台の仕様を分ける判断をしていたと説明したうえで、ここ2戦の難しさが想定以上だったと認めた。

    「チームとして、2台の仕様を分けるという決断をした。ただ、ここ2戦は当初予想していた以上に難しくなった。だから今はルイスの方向に進む」

    ブレーキに何を求めているのかと問われると、ルクレールは短く答えた。

    「全体的には、一貫性がほしい。それが必要なすべてだ」

    SF-26には複数の新パーツも投入
    フェラーリはバルセロナ・カタルーニャGPに向け、SF-26に複数の新パーツを投入する。メルセデスとの差を縮めるため、チームは開発を加速させている。

    「今週末はかなり多くの新パーツも持ち込んでいる。チームは大きくプッシュしていて、革新的なものや新しいものをマシンに入れようとしている。それが確実に助けになると思うし、すでに話したことと合わせて試すのを楽しみにしている」

    「僕にとってFP1は非常に重要になる。マシンの新しい要素に自信を持ち、予選までにポテンシャルを最大限引き出せるようにしなければならない」

    ルクレールにとって今回の変更は、単なるパーツ交換ではなく、ブレーキング時の信頼感を取り戻すための重要な確認作業になる。ハミルトンがすでに実戦で使っている仕様が、ルクレールにも同じ効果をもたらすかどうか。フェラーリのバルセロナ・カタルーニャGP初日は、その答えを探る重要なセッションとなる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 バルセロナで問われる真価「隠れる場所はない」

    アストンマーティン・ホンダF1 バルセロナで問われる真価「隠れる場所はない」

    アストンマーティンF1は、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPがAMR26の実力を浮き彫りにする厳しい一戦になると認めた。マイク・クラックは、サーキット・デ・バルセロナ・カタルーニャについて「隠れる場所はない」と表現し、チームにとって現実を突きつけられる週末になるとの見方を示した。

    アストンマーティンは2026年シーズン序盤から苦戦が続いている。AMR26のパッケージ面の課題に加え、ホンダ製パワーユニットもライバルに対して劣勢とされ、チームは開幕からポイント獲得に苦しんできた。

    モナコGPでは予選で最後列に沈みながらも、ライバルのリタイアやペナルティに助けられる形で10位に入り、今季初ポイントを獲得した。しかし、バルセロナはモナコとはまったく異なる性格を持つ。空力効率、タイヤへの負荷、パワーユニット性能が総合的に問われるため、マシンの弱点を隠すことが難しい。

    バルセロナは実力を映す現実チェック
    アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、木曜日にメディアに対し、今週末の見通しを率直に語った。

    「紙の上では、バルセロナは厳しい。非常に厳しい週末になる。バルセロナには隠れる場所がない」

    クラックは、バルセロナがアップグレードの効果やチームの本当の立ち位置を確認する場になると説明した。

    「通常、バルセロナの後には、自分たちがどこにいるのかが分かる。アップグレードを持ち込んだ場合もそうだし、バルセロナはペースの現実チェックになることが多い。我々はそのことを理解しておく必要がある」

    「だからこそ、ミスなく週末を進め、最大限の学びを得ることが重要だ」

    ドライバーにはどうすることもできない部分がある
    クラックは、AMR26の限界が明確に出る場合、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールにとって精神的にも難しい週末になると認めた。

    「ドライバーにとっては最も厳しい週末になると思う。バルセロナはパッケージ全体に非常に厳しいサーキットだし、彼らにできることはそれほど多くない」

    「だから、我々は彼らを少し守る必要があるかもしれない。必要以上にネガティブなものを背負わせないためだ。彼らにどうにかできる問題ではないからだ」

    モナコでの1ポイントは、アストンマーティンにとって大きな意味を持つ結果だった。しかし、それは状況が好転したことを意味するものではない。バルセロナでは、AMR26が抱える根本的な課題がより明確になる可能性が高い。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダはFIAから性能差の情報を受領
    ホンダ製パワーユニットについては、ライバルに対して最大100馬力程度劣るとの噂も出ている。ホンダの折原伸太郎は木曜日、FIAから性能差に関する情報を受け取ったことを認めた。

    「はい、FIAから情報は受け取りました」

    「FIAが開示している範囲を超えて、詳細を話すことはできません。ただ、いくつかの数字は受け取っています」

    折原は、ホンダが夏に向けてエンジン性能の改善に集中していると説明した。

    「現在は、夏の期間に向けてエンジン性能を開発することに集中しています。燃焼性能の改善に取り組んでいますし、フリクションの低減にも取り組んでいます。それが性能向上につながるはずです」

    アストンマーティンとホンダにとって、状況を変えるためのアップグレードはまだ先にある。改善の方向性は見えているものの、バルセロナ・カタルーニャGPでは現状の実力が容赦なく示されることになりそうだ。

  • F1バルセロナGPを前に各チーム苦戦 モナコ撤収遅れで設営に追われる

    F1バルセロナGPを前に各チーム苦戦 モナコ撤収遅れで設営に追われる

    F1各チームが、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に慌ただしい準備を強いられている。モナコGPからわずか数日で迎える連戦のため、チームは時間との戦いを続けている。

    特に今年のモナコではパドック施設の撤収作業が想定以上に難航し、一部チームではバルセロナへの移動や設営作業に遅れが発生した。現地では追加人員を投入しながら開幕に向けた準備が進められている。

    モナコの特殊なパドック事情が影響
    2026年シーズン第7戦となるバルセロナ・カタルーニャGPは、モナコGP直後に開催される今季2度目の連戦イベントとなる。

    モナコでは今季、限られたスペースで各チームがモーターホームを運用しやすくするためパドックエリアが拡張された。

    しかし、それでも利用可能なスペースには大きな制約があり、さらにモンテカルロには特に大型のモーターホームが3棟設置されていたことで、撤収作業は複雑化した。

    複数チームの出発が遅延
    モーターホームは週末を通じてチームの本部として機能し、会議や食事、スポンサーやゲスト対応など多くの役割を担っている。

    そのため撤収作業には多くの時間と労力が必要となるが、今回はその工程が大きな課題となり、複数チームでバルセロナへの出発が予定より遅れた。

    RacingNews365によると、現在は11チームすべてがバルセロナのパドックに到着しているものの、一部チームでは準備開始が当初の計画より大幅に遅れたという。

    現地で人員を増強して対応
    影響を受けたチームは、週末の走行開始までに準備を完了させるため、現地での作業スタッフを増員して対応している。

    関係者の間では作業完了に向けた楽観的な見方もあるが、金曜日の走行開始までにすべてを整えるには依然として大きな作業量が残されている。

    バルセロナ・カタルーニャGPは、金曜日午後のフリー走行1回目から走行がスタートする。

    昨年の同グランプリではマクラーレンのオスカー・ピアストリが優勝しており、今年も同チームが有力候補の一角として週末を迎える。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

  • フェラーリF1 ルクレールがカーボン・インダストリーズ製ディスクをテスト

    フェラーリF1 ルクレールがカーボン・インダストリーズ製ディスクをテスト

    フェラーリは今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPで大規模アップグレードを投入する予定だが、それとは別にシャルル・ルクレールにも注目が集まっている。

    ルクレールはここ数戦、特にブレーキング時のフィーリングに苦しんでおり、ルイス・ハミルトンとの比較でも課題が浮き彫りになっていた。バルセロナでは、その改善を狙った重要なテストが実施される見通しだ。

    ルクレールを悩ませたブレーキングの問題
    カナダGP以降、ルクレールはブレーキング時のフィーリングに苦戦している。

    モントリオールでは低温コンディションによってタイヤを素早く適正温度に持ち込むことが重要となり、モナコでは市街地コース特有の厳しいブレーキング負荷への対応が求められた。

    特にモナコではドライバーに高いレベルのブレーキコントロールとフィーリングが必要だったが、ルクレールは理想的な感覚を得ることができず苦戦を強いられた。

    モナコでのクラッシュが決定打になったわけではない。実際には今回のテストは以前から計画されていたものであり、ルクレール自身もモナコで変更の可能性を示唆していた。

    「すでに準備はできているけど、ここで試すつもりはなかった」

    ハミルトンが先行採用した新仕様
    この発言が指していたのは、ハミルトンが鈴鹿から採用しているブレーキ仕様の変更だった。

    ハミルトンはブレンボ製システムに組み合わせるブレーキディスクを、カーボン・インダストリーズ製へ変更している。

    ルクレールも母国モナコGPの週末に、その方向性を認めていた。

    「ルイスは3戦前にブレーキについて別の選択をした。おそらく僕もそちらの方向に進むことになると思う」

    AutoRacerによると、バルセロナのピットレーンではすでに16号車のSF-26にこの仕様が装着されていることが確認されている。

    そのためルクレールはFP1で初めてカーボン・インダストリーズ製ブレーキディスクをテストし、ハミルトンと同じ構成を試すことになる見込みだ。

    温度管理が鍵を握るブレーキ特性
    ただし、この変更によって問題が即座に解決するとは限らない。

    両メーカーのブレーキディスクにはそれぞれ異なる特性があり、その性能は温度管理に大きく左右される。

    低温環境では適正温度まで素早く到達できるかが重要となる一方、高温環境では熱の蓄積を抑えながら安定した性能を維持しなければならない。

    カナダGPではルクレールが十分な作動温度を得られず苦戦した一方で、ハミルトンは比較的うまく対応していた。

    しかし逆に、ハミルトンは高温条件でのオーバーヒート管理に苦しむケースもあり、これは両者のドライビングスタイルの違いも影響していると考えられている。

    バルセロナ・カタルーニャGPの注目ポイントに
    フェラーリにとって今回のテストは単なるセットアップ変更ではない。

    ルクレールがすぐに改善効果を感じられれば、残りの週末だけでなく今後のレースでも継続採用される可能性が高まる。

    SF-26のアップグレードパッケージと並び、ルクレールのブレーキ仕様変更はバルセロナ・カタルーニャGP週末におけるフェラーリの重要な注目ポイントのひとつとなりそうだ。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

  • フェラーリF1 ディーノ・ベガノビッチをバルセロナのFP1に起用

    フェラーリF1 ディーノ・ベガノビッチをバルセロナのFP1に起用

    フェラーリは今週末のF1スペインGPで、ルイス・ハミルトンに代わって育成ドライバーのディーノ・ベガノビッチをフリー走行1回目(FP1)に起用する。

    FIAのレギュレーションでは、各チームはシーズン中にレギュラードライバーのマシンをルーキードライバーへ開放する義務があり、フェラーリはそのプログラムの一環としてベガノビッチに走行機会を与えることを決定した。

    フェラーリ育成ドライバーに再びチャンス
    フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属のディーノ・ベガノビッチは、近年チームが将来を期待する若手ドライバーのひとりだ。

    ベガノビッチは昨年のバーレーンGPとオーストリアGPでもFP1に参加しており、今回が3度目のF1公式セッション出走となる。

    バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは現役ドライバーたちの走行データが豊富に蓄積されているため、多くのチームがルーキー起用の場として選択している。

    ベガノビッチ「昨年の経験を生かしたい」
    ベガノビッチはフェラーリからの発表で、再び赤いマシンをドライブできることへの喜びを語った。

    「赤いレーシングスーツを着て再びマシンに乗り込み、エンジニアやメカニックと一緒に仕事をするのは特別な経験だ。バルセロナが本当に楽しみだ」

    「昨年のFP1には素晴らしい思い出があるし、その経験を生かして今回はさらに良い仕事をしたい」

    「レギュレーション変更もあって、このクルマは僕にとってまだ非常に新しい存在だ。そのため、できるだけ早くペースに慣れることが最優先になる」

    「チームが求める仕事をし、有益なフィードバックを提供しながら、できる限りクルマに適応することが目標だ」

    「それができればチーム全体にとって有意義なセッションになるし、僕自身にとっても素晴らしい時間になると思う」

    ハミルトンはモナコ表彰台後の週末へ
    ハミルトンは前戦モナコGPで今季初表彰台を獲得しており、好調な流れでスペインGP週末を迎える。

    FP1を欠場するものの、残るセッションには通常どおり参加する予定であり、フェラーリはベガノビッチの走行で得られるデータを週末のセットアップ作業に活用する考えだ。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

  • レーシングブルズF1 バルセロナGPで特別カラーリング披露 W杯開幕を記念

    レーシングブルズF1 バルセロナGPで特別カラーリング披露 W杯開幕を記念

    レーシングブルズは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPで使用する特別カラーリングを発表した。

    サッカー文化から着想を得た大胆なデザインがVCARB 03に施され、FIFAワールドカップ開幕を祝うとともに、サッカーへの情熱で知られるバルセロナの街へのオマージュも込められている。

    今回の特別仕様はマシンだけでなく、チームウエアにも同じコンセプトが反映される。さらに「VCARB FC」と名付けられた専用エンブレムも制作され、チェッカーフラッグと3つの星を組み合わせることで、2026年ワールドカップの開催国であるメキシコ、カナダ、アメリカを表現している。

    サッカー文化とF1を融合した特別プロジェクト
    レーシングブルズによる今回のプロジェクトは、「サッカー文化のビジュアル言語」をテーマに掲げている。世界的な人気を誇るF1とサッカーの共通点に着目し、両競技のファンコミュニティが持つ情熱や創造性、アイデンティティをデザインに落とし込んだ。

    特別カラーリングはバルセロナGPの週末を通して使用され、ファンはコース上で新たな装いのVCARB 03を見ることになる。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    若手クリエイターも制作に参加
    今回のキャンペーンには、レーシングブルズのクリエイタープラットフォームから選ばれた3人の若手クリエイターも参加した。

    ファッションデザイナーのハッティ・クロウザー、グラフィックデザイナーのフローレンス・バーンズ、フォトグラファーのエズラ・アレクサンダーが制作に携わり、F1の枠を超えた新たな表現に挑戦している。

    CEO「両スポーツのエネルギーを祝福する」
    レーシングブルズのCEOを務める ピーター・バイエル は、今回の取り組みについて次のように語った。

    「F1とサッカーはどちらも世界的なスポーツであり、非常に情熱的なコミュニティを持っている。そこには共通のアイデンティティや創造性、文化が存在する」

    「VCARB FCでは、その交差点を祝福し、両スポーツのエネルギーを結び付けている」

    「また、このようなキャンペーンを通じて新しい才能に活躍の場を提供できることを誇りに思う。新鮮な視点がF1の世界の可能性をさらに広げてくれる」

  • アルボン ウィリアムズF1最多出走記録を更新 マンセル仕様ヘルメット着用

    アルボン ウィリアムズF1最多出走記録を更新 マンセル仕様ヘルメット着用

    アレクサンダー・アルボンは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPでウィリアムズでの出走数が96戦に到達し、ナイジェル・マンセルが持っていたチーム最多出走記録を更新する。

    その節目を記念し、アルボンはマンセルの1992年F1ワールドチャンピオン獲得時のヘルメットをモチーフにした特別仕様のヘルメットを着用。ウィリアムズの歴史に新たな1ページを刻む週末となる。

    マンセルの記録を更新へ
    アルボンは2022年にウィリアムズへ加入して以来、チーム再建の中心的存在として活躍してきた。

    2026年モナコGPでマンセルと並ぶ通算95戦目を記録し、今週末のスペインGP決勝では96戦目を迎えて単独トップに立つ。

    これまでウィリアムズで複数回の5位入賞を記録しており、チームがグリッド後方から中団上位争いへと復活する過程で大きな役割を果たしてきた。

    1992年王者マンセルへのオマージュ
    今回使用される特別ヘルメットは、マンセルが1992年にワールドチャンピオンを獲得した際の象徴的なデザインを現代風に再現したものだ。

    アルボンは今回の記録について次のように語った。

    「この歴史あるチームで、スポーツ界の真の偉人のひとりよりも多くレースを戦ったと考えるのは信じられない気持ちだ」

    「ナイジェル・マンセルは子どもの頃から憧れの存在だった。真のファイターであり、ウィリアムズにとってもF1全体にとってもレジェンドだ。この達成は単なる数字以上の意味がある」

    「この5シーズンのすべてのグランプリには、グローブのチーム全員の努力が詰まっている。良い時も悪い時も、すべてのレースがウィリアムズの歩みに貢献してきた」

    「ナイジェルやデイモン・ヒル、ラルフ・シューマッハのような伝説的ドライバーたちと名前を並べられることは本当に光栄だ」

    ボウルズ代表も称賛
    ウィリアムズ代表のジェームス・ボウルズは、アルボンの功績を高く評価した。

    「このような記録は偶然に生まれるものではない。長年にわたる努力と信頼、そして双方の信念の結果だ」

    「私はアレックスと、彼がこのチームで成し遂げてきたすべてを非常に誇りに思っている。彼はウィリアムズの歴史に名を刻むにふさわしい存在だ」

    マンセルからの祝福
    記録を明け渡すことになるマンセルも、アルボンへ祝福のメッセージを送った。

    「アレックスがこの節目に到達するのを見られて本当にうれしい。これは特別な達成であり、彼にふさわしいものだ」

    「この5シーズンで彼がウィリアムズに示してきた献身は、ドライバーとしても人としても素晴らしいものだ」

    「そしてアレックスだけではない。チーム全体が正しい方向へ進んでいる。彼がこれからもウィリアムズで数多くのレースを戦うことに疑いはない」

    「僕の勝利記録についても、何が起こるか分からない」

    アレクサンダー・アルボンとナイジェル・マンセル(ウィリアムズ・レーシング)

    ウィリアムズ最多出走ランキング
    1.アレクサンダー・アルボン:95戦(継続中)
    2.ナイジェル・マンセル:95戦
    3.ラルフ・シューマッハ:94戦
    4.リカルド・パトレーゼ:81戦
    5.フェリペ・マッサ:78戦
    6.バルテリ・ボッタス:77戦
    7.ニコ・ロズベルグ:70戦
    8.ファン・パブロ・モントーヤ:68戦
    9.デイモン・ヒル:65戦
    10.ケケ・ロズベルグ:62戦

    アルボンは夏休み前最後のレースとなるハンガリーGPで、ウィリアムズでの通算100戦出走にも到達する見込みだ。F1史上でも単一チームで100戦以上を記録したドライバーは30人未満しか存在していない。

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

    F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

    2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPのスケジュールとテレビ放送時間・配信日程。6月12日(金)から走行がスタートし、予選は6月13日(土)、決勝は6月14日(日)に行われる。

    舞台となるのは、スペイン・カタルーニャ州モントメロに位置する「サーキット・デ・バルセロナ=カタルーニャ」。1991年の開業以来、F1を代表する常設サーキットのひとつとして知られ、多くのチームが開発やセットアップの基準とする重要なコースである。

    F1は同サーキットとの契約を延長し、少なくとも2032年まで開催を継続することを発表した。今季から大会名称は「バルセロナ=カタルーニャ・グランプリ」となり、スペインGPの名称は9月に開催されるマドリード大会へ引き継がれる。

    全長4.657kmのコースは14のコーナーで構成され、高速コーナーと低速コーナー、長いストレートを兼ね備えたバランスの良いレイアウトが特徴だ。特にターン3や最終セクターは空力性能とタイヤ性能が試される区間として知られ、マシンの総合力を測るサーキットとして長年評価されてきた。

    2026年シーズンは1月に同地でプレシーズンテストが実施されており、各チームにとっては約半年ぶりの再訪となる。開幕前テストとの比較が可能なことから、新パーツやアップグレードの効果を判断するうえでも重要な週末となる。

    1992年のバルセロナ五輪に向けた都市開発計画の一環として建設されたこのサーキットは、多くの名勝負の舞台となってきた。2016年にはマックス・フェルスタッペンがF1初優勝を達成し、2025年大会ではオスカー・ピアストリが優勝。ランド・ノリスとのマクラーレン1-2フィニッシュを達成している。

    近年は施設の近代化も進められており、9〜11コーナーやメインストレートを見渡せる新たなホスピタリティ施設「サーキット・ルーフトップ」の建設や、サーキット全域へのソーラーパネル設置など大規模な投資が行われている。2025年大会には30万人以上の観客が来場し、スペインを代表するスポーツイベントとして高い人気を維持している。

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP スケジュール
    ■ 6月12日(金)
    フリー走行1:20:30~21:30(現地時間:13:30~14:30)
    フリー走行2:24:00~25:00(現地時間:17:00~18:00)
    ■ 6月13日(土)
    フリー走行3:19:30~20:30(現地時間:12:30~13:30)
    予選:23:00~24:00(現地時間:16:00~17:00)
    ■ 6月14日(日)
    決勝:22:00~(現地時間:15:00~)

    フジテレビNEXT 放送スケジュール(生放送)
    ■ 6月12日(金)
    フリー走行1:20:20~22:10
    解説:浜島裕英・松田次生/実況:大村晟
    フリー走行2:23:50~25:40
    解説:浜島裕英・松田次生/実況:大村晟
    ■ 6月13日(土)
    フリー走行3:19:20~21:10
    解説:浜島裕英・川井一仁/実況:大村晟
    予選:22:50~27:00
    解説:浜島裕英・川井一仁/実況:大村晟
    ■ 6月14日(日)
    決勝:21:20~27:00
    解説:浜島裕英・川井一仁/実況:大村晟

    FOD 配信スケジュール
    FODでは2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPをライブ配信。さらにフリー走行1回目、フリー走行2回目、フリー走行3回目は無料配信の対象となっている。

    ■ 6月12日(金)
    フリー走行1:20:20~
    無料配信
    フリー走行2:23:50~
    無料配信
    ■ 6月13日(土)
    フリー走行3:19:20~
    無料配信
    予選:22:50~

    ■ 6月14日(日)
    決勝:21:20~

    サーキット情報
    FORMULA 1 MSC CRUISES GRAN PREMIO DE BARCELONA-CATALUNYA 2026
    2026年F1 バルセロナ・カタルーニャグランプリ
    サーキット名: カタルーニャ・サーキット
    コース全長: 4.657km
    周回数:66
    レースディスタンス:307.236㎞
    ラップレコード:1:15.743 / オスカー・ピアストリ(2025年)

  • フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソは、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に、自身がスペイン国内のF1人気拡大に果たした役割と、その重圧について率直に語った。アロンソは、自身の成績がファンの週末の気分を左右するほどの存在になったことに誇りを感じる一方で、大きな責任も背負っていると明かした。

    現在ではスペインで高い人気を誇るF1だが、アロンソがキャリアをスタートさせた当時は状況が大きく異なっていたという。

    カート時代にはF1参戦は現実味のない夢であり、自身や家族は将来的に地域レベルのモータースポーツ活動やメカニックとしての道を想像していたと振り返った。

    憧れだったカルロス・サインツと運命的な出会い
    アロンソは幼少期に大きな影響を受けた存在として、ラリー世界選手権(WRC)で活躍したカルロス・サインツの名前を挙げた。

    当時、スペイン人ドライバーは非常に少なく、サインツは国内モータースポーツ界最大のスターだった。アロンソは地元で開催されたイベントでサインツのコ・ドライバー役を務めた経験を振り返り、「スペインで最も重要なモータースポーツ選手と一緒に座れた特別な瞬間だった」と語った。

    また、国際的な憧れの存在としてはアイルトン・セナを挙げる一方、スペイン国内ではサインツこそが最大のインスピレーションだったと説明した。

    F1を身近なスポーツに変えた存在
    アロンソは、自身の活躍によってスペインにおけるF1人気が劇的に変化したことも振り返った。

    デビュー当時は国内での注目度が低く、家族はドイツのテレビ局を通じてレースを視聴していたという。しかし好成績を残し始めると、国全体がF1に関心を持つようになり、短期間で大きな変化が起きたと語った。

    さらに、ペドロ・デ・ラ・ロサやマルク・ジェネの存在も大きかったと明かした。自身が下位カテゴリーで戦っていた頃、知っているスペイン人ドライバーがF1で活躍する姿を見たことで、「F1は特別なエリートだけの世界ではない」と感じられるようになったという。

    『アロンソマニア』が生んだ責任感
    アロンソは、スペイン国内で絶大な人気を集めるようになったことで感じているプレッシャーについても率直に語った。

    「国中の人たちがF1そのもの以上に僕を追いかけているように感じるし、僕の結果次第でその人たちの午後が良いものになるかどうかが決まることもある」

    そう語ったアロンソは、サッカーファンが競技そのものよりも応援するクラブの結果を重視する感覚に近いと説明した。

    2006年スペインGPで感じた最大の重圧
    アロンソは、自身初の母国優勝となった2006年スペインGPを特に印象深いレースとして挙げた。

    予選でポールポジションを獲得したものの、当時は決勝スタート時の燃料搭載量で予選を戦うレギュレーションだったため、実際には優勝を保証する内容ではなかったという。

    しかし国内では優勝確実との期待が高まり、アロンソは「勝てなかったら国全体を失望させてしまうのではないか」と不安を抱えながら一夜を過ごしたと明かした。

    結果的には決勝日に気温が変化し、チームのタイヤに有利な状況となったことで優勝を達成。「大きな安堵だった」と振り返った。

    今も忘れられないファンの支え
    アロンソは最後に、長年にわたって応援を続けてくれたファンへの感謝を語った。

    20代前半の頃には、故郷アストゥリアスをはじめ、マドリードやバレンシアなど各地から大勢のファンがバスを連ねてバルセロナへ駆けつけていたという。

    「そんなことが起こるとはまったく予想していなかった」

    アロンソはそう振り返り、多くのファンから受けた支援が今も特別な思い出として残っていると語った。

  • メルセデスF1 アントネッリがバルセロナFP1欠場 リザーブのベスティ起用

    メルセデスF1 アントネッリがバルセロナFP1欠場 リザーブのベスティ起用

    メルセデスF1は、今週末のF1スペインGP(バルセロナ・カタルーニャGP)のフリー走行1回目(FP1)で、アンドレア・キミ・アントネッリに代えてリザーブドライバーのフレデリック・ベスティを起用することを発表した。

    2026年のF1レギュレーションでは、各チームに年間4回のFP1でルーキードライバーを走らせることが義務付けられている。

    今週末はウィリアムズとキャデラックF1も同様のプログラムを実施しており、ウィリアムズではルーク・ブラウニングがアレクサンダー・アルボンに代わって出走。キャデラックF1ではコルトン・ハータがセルジオ・ペレスに代わってFP1デビューを果たす。

    ランキング首位アントネッリはFP2から走行開始
    アントネッリは今季ここまで圧倒的な強さを見せている。開幕から6戦を終えた時点でドライバーズランキング首位に立ち、2位ルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけている。

    さらに、メルセデスの19歳は直近5戦連続優勝を達成。前戦モナコGPでは史上最年少のモナコGPウィナーとなり、その評価をさらに高めた。

    今回のFP1欠場により、アントネッリはチームメイトのジョージ・ラッセルよりも1セッション少ない状態で週末に臨むことになるが、メルセデスとしてはルーキー起用義務を消化する絶好の機会と判断した形だ。

    ベスティがW17の走行を担当
    アントネッリのマシンを託されるのは、メルセデスの公式リザーブドライバーを務めるフレデリック・ベスティだ。

    デンマーク出身のベスティは近年、メルセデスのテストおよびシミュレーター業務を担ってきたほか、過去にも複数回のFP1セッションに参加した経験を持つ。

    メルセデスにとっては、レギュレーション上の義務を消化しながら若手ドライバーの評価機会を確保する意味合いもあり、ベスティにとっては将来的なF1レースシート獲得へ向けた重要なアピールの場となる。