カテゴリー: F1バーレーンGP

  • 2026年F1バーレーンGP マレーシア開催のチケット販売開始

    2026年F1バーレーンGP マレーシア開催のチケット販売開始

    バーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)とセパン・インターナショナル・サーキット(SIC)は、マレーシアで開催される2026年F1バーレーンGPのチケット販売を開始した。

    2026年F1バーレーンGPは10月2日から4日にかけてセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。2017年以来となるF1のセパン復帰に向け、グランドスタンド席と一般入場券の販売がスタートした。

    マレーシア国籍を持たない海外ファン向けのチケットは、バーレーン・インターナショナル・サーキットの公式サイトで販売されている。3日間の一般入場券は1人219ドルから、グランドスタンド席は350ドルから、メイングランドスタンドは566ドルとなっている。価格はいずれも税込みだ。

    一方、マレーシア国民の身分証明書「MyKad」の保有者には、3日間チケットの特別料金が設定される。一般入場券は200リンギットから、グランドスタンド席は1,291.4リンギットからとなる。この特別料金を利用するにはMyKadの確認手続きが必要となる。

    3歳から6歳までの子どもには25%の割引が適用され、3歳未満は無料となる。また、追加のサポートを必要とする観客向けにアクセシブルシートも用意される。

    主催者はレースウイークエンドのチケットに高い需要が見込まれるとして、希望する座席を確保するため早めに購入するよう呼びかけている。

    F1がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで最後にレースを開催したのは2017年。今回のイベントでは、バーレーンGPの名称と雰囲気をマレーシアへ持ち込み、セパンで開催する異例のグランプリとなる。

    ホスピタリティパッケージについては今後数日以内に詳細が発表される予定で、レースウイークエンドに関する最新情報はBICおよびSICの公式サイトで案内される。

    また、ガルフ・エアはバーレーンとクアラルンプールを結ぶ直行便を2026年9月29日から運航すると発表している。これにより、同社のネットワークを利用する海外ファンがレースウイークエンドに合わせてマレーシアへアクセスしやすくなる。

    「F1の歴史の一部になる機会」
    バーレーン・インターナショナル・サーキットの最高経営責任者(CEO)を務めるシェイク・サルマン・ビン・イサ・アル・ハリファは、チケット販売開始について次のように語った。

    「チケット販売の開始は、セパンでの歴史的なレースウイークエンドに向けて準備を進めるなかで、大きな節目となる」

    「マレーシアでバーレーンGPを開催すると発表して以来、ファンやこのスポーツに関わる人々から寄せられた反響は信じられないほど大きかった。ファンにとって、F1の歴史におけるこのユニークな瞬間の一部となる機会がついに訪れた」

    「できるだけ幅広いファンが利用できるよう、多様なチケットの種類と価格設定を用意するため、セパン・インターナショナル・サーキットの仲間たちと緊密に取り組んできた」

    「また、SICおよびF1とともに、コース外でも素晴らしいエンターテインメントを提供するための準備がかなり進んでいる。近いうちにさらに詳しい内容を発表できることを楽しみにしている」

    セパンでは2017年以来のF1開催
    セパン・インターナショナル・サーキットのCEOを務めるアズハン・シャフリマン・ハニフも、チケット発売をF1復帰に向けた重要な節目と位置づけた。

    「今日のチケット販売開始は、2017年以来初めてとなるF1のセパン復帰に向けて準備を進めるなかで、もうひとつの重要な節目となる」

    「マレーシアのファンがホームサーキットでF1を体験することをどれほど待ち望んでいたか、私たちは理解している。バーレーン・インターナショナル・サーキット、そしてF1とともに、マレーシア、地域各国、そして世界中からファンを迎え、セパンで素晴らしいF1ウイークエンドを開催できることを楽しみにしている」

    「特に、マレーシアの皆さんにこの特別なレースウイークエンドをより身近に感じてもらえるよう、MyKad保有者限定の料金を提供できることをうれしく思う」

    「コース上での世界最高峰のレースに加え、今後発表する刺激的なファン体験も用意している。残念な思いをすることがないよう、早めにチケットを購入し、セパンで素晴らしいF1の祭典に参加してほしい」

    2026年F1バーレーンGPは10月2~4日にセパンで開催される。2017年以来9年ぶりとなるF1のマレーシア復帰は、バーレーンGPを国外で開催するという異例の形で実現する。

  • F1バーレーンGP FIAがマレーシア開催の決勝開始時刻を正式発表

    F1バーレーンGP FIAがマレーシア開催の決勝開始時刻を正式発表

    2026年F1第16戦として開催されるバーレーンGPについて、FIA(国際自動車連盟)はマレーシア・セパン・インターナショナル・サーキットで行われる決勝レースのスタート時刻を正式に発表した。

    中東情勢の悪化によりバーレーンでの開催が困難となったことを受け、F1は10月2日から4日にかけてセパンで代替開催されることが決定している。

    決勝は現地時間15時スタート
    FIAが発表したスケジュールによると、決勝レースは10月4日(日)の現地時間15時(GMT+8)にスタートする。

    日本との時差は1時間のため、日本時間では同日16時スタートとなる。

    ヨーロッパでは早朝の放送となり、イギリス・アイルランドでは午前8時、中部ヨーロッパでは午前9時のスタートとなる。

    中東情勢を受けてセパンへ移転
    本来のバーレーンGPは3月にサクヒールで開催される予定だったが、中東地域で続く紛争により安全なイベント運営が困難と判断され、中止が決定した。

    その後、F1、FIA、バーレーン政府、マレーシア政府の協議を経て、セパン・インターナショナル・サーキットで代替開催することで合意。大会名称は「バーレーンGP」のまま維持される。

    9年ぶりにF1がセパンへ帰還
    セパン・インターナショナル・サーキットは、1999年から2017年まで19年連続でマレーシアGPを開催したF1の名門サーキットだ。

    東南アジア初のF1世界選手権開催を目的に建設された専用サーキットとして知られ、高速コーナーと長いストレート、さらに高温多湿の気候や突然のスコールによって数々の名勝負を生み出してきた。

    2017年を最後にカレンダーから姿を消していたが、2026年は「バーレーンGP」という名称で約9年ぶりにF1がセパンへ戻ることになる。

    今回の正式なスタート時刻の発表により、ファンは秋のアジアラウンドに向けた観戦スケジュールを具体的に立てられるようになった。

  • セパン F1バーレーンGP開催でもチケット収入ゼロ 「すべてバーレーン側に入る」

    セパン F1バーレーンGP開催でもチケット収入ゼロ 「すべてバーレーン側に入る」

    マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットは、2026年F1世界選手権で『バーレーンGP』として開催される代替レースについて、チケット販売収入は一切得られず、すべてバーレーン側に帰属することを明らかにした。

    イラン情勢の悪化により中止となったバーレーンGPは、10月2~4日に約6,000km離れたマレーシアのセパンで代替開催される。2017年以来となるF1開催となるが、正式名称はあくまで『バーレーンGP』のままで実施される。

    チケット収入はすべてバーレーン側へ
    セパン・インターナショナル・サーキットのアズハン・シャフリマン・ハニフCEOは、火曜日のメディアセッションで、チケット価格の決定権も収益もバーレーン側が握っていると説明した。

    「チケット販売による収益はすべてバーレーンに戻る。そのため、私たちには価格を自由に決める権限はない」

    「マレーシア国民向けにMyKad(マレーシア国民IDカード)価格のような特別料金を設定できるよう交渉したいと思っている」

    「ただし最終的な決定権はバーレーン側にある。開催権料を支払っているのは彼らだからだ」

    今回の開催では、セパンは運営費をバーレーンGP主催者と分担する一方、F1への開催権料はバーレーン側が負担する。

    セパン・サーキット

    約1300万ドルの運営費でも経済効果を重視
    セパン側によると、コース整備やイベント運営を含めた開催コストは約1,300万ドル(約24億円)となる見込みだ。

    チケット収入は得られないものの、ハニフCEOはF1開催による経済波及効果の方がはるかに大きいと強調した。

    「全体像を見れば、経済への波及効果を考える必要がある」

    「F1開催国の事例では、投資額の3倍以上の経済効果が生まれるという報告がある」

    「つまり、マレーシアには10億リンギット(約400億円)を超える経済効果が期待できる」

    さらに、F1人気の高まりによって開催前から大きな反響が寄せられていることも明かした。

    「以前はチケットを売るために非常に苦労していた。しかし今ではF1が世界的な巨大ファンベースを築き、『見逃したくない』という心理を生み出している」

    「開催発表後にはスポンサーやフェスティバル、商業イベントに関する問い合わせが数多く寄せられている」

    「これはうれしい悩みだ」

    F1視察団が開催可能と判断
    ハニフCEOによると、すでにF1の視察団が現地調査を実施し、セパン・サーキットは開催基準を満たしているとの評価を下した。

    一方で、10月の開催に向けてランオフエリアの改修やインフラ整備など、一部の準備作業は現在も進められている。

    2017年以来となるF1復帰を果たすセパンだが、開催権料やチケット収入はすべてバーレーン側が管理する異例の形となる。それでもマレーシア側は、観光やスポンサーシップなどを通じて約400億円規模の経済波及効果を期待しており、今回の代替開催を将来的なF1復活への足掛かりとなる重要な機会と位置づけている。

  • マレーシア開催でも大会名はF1バーレーンGP なぜ異例の名称に?

    マレーシア開催でも大会名はF1バーレーンGP なぜ異例の名称に?

    026年のF1世界選手権で、セパン・インターナショナル・サーキットが9年ぶりにカレンダーへ復帰することが決定した。しかし、復活するレースは「マレーシアGP」ではなく、「バーレーンGP」として開催されるという異例の形になる。

    一見すると奇妙な名称だが、その背景には中東情勢による開催中止と、F1、バーレーン、マレーシアの三者が合意した特別な開催スキームが存在する。

    なぜマレーシア開催なのに「バーレーンGP」なのか
    2026年のF1では、本来4月に開催予定だったバーレーンGPとサウジアラビアGPが、アメリカ・イスラエルとイランを巡る情勢悪化の影響で中止となった。

    F1は当初、10月4日の開催枠でバーレーンGPを復活させることを検討したものの、中東地域の緊張が続いたことで断念。その代替開催地として名乗りを上げたのがマレーシアだった。

    ただし、このレースは通常のマレーシアGPではない。

    開催費用の多くをバーレーン側が負担する特別契約が結ばれたため、イベント名はバーレーンGPを維持。さらにバーレーンのフラッグキャリアであるガルフ・エアがタイトルスポンサーとなり、正式名称は「ガルフ・エア・バーレーンGP・イン・マレーシア(Gulf Air Bahrain Grand Prix in Malaysia)」となる。

    つまり、開催地はマレーシアだが、イベントとしては「バーレーンGP」を継承するという、F1でも極めて珍しいケースとなる。

    セパンは2017年以来9年ぶりのF1復帰
    セパン・インターナショナル・サーキットは1999年から2017年までF1を開催してきたが、開催コストの上昇や観客動員の減少を理由にカレンダーから姿を消していた。

    しかし、今回の特別開催によって9年ぶりにF1が帰ってくることになった。

    F1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは今回の決定について次のようにコメントした。

    「2026年にマレーシアでバーレーンGPを開催できることを大変うれしく思う。F1は今回も適応力を発揮し、解決策を見つけ、世界中のファンに素晴らしいレースを届けられることを示した」

    「ファンにとっても素晴らしいニュースだ。完全なF1カレンダーを維持するとともに、歴史ある素晴らしいサーキットへ戻ることができる。マレーシアは素晴らしい国であり、セパンはF1の歴史において特別な場所だ。サーキットの観客にも、世界中のファンにも忘れられないレースになるだろう」

    バーレーンGP 2026年のF1世界選手権

    2026年終盤は3週連続開催が3回続く過密日程に
    マレーシアでの開催日は10月4日に設定されており、アゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に組み込まれる。

    これにより、2026年シーズン終盤には3回の3週連続開催(トリプルヘッダー)が、それぞれ1週間のインターバルを挟みながら実施される過密スケジュールとなる。

    一方で、カタールGPとアブダビGPについては依然として開催の不透明さが残っている。仮に両大会が中止となった場合には、イモラがシーズン最終戦の代替候補として検討されているとされ、F1は年間22戦の開催数を維持したい考えだ。

    今回の「バーレーンGP・イン・マレーシア」は、地政学的リスクに対応しながらシーズン全体の開催数を守るために生まれた前例のない取り組みであり、2026年シーズンを象徴する特別なイベントとなりそうだ。

  • F1バーレーンGP 2026年はマレーシアで開催決定 セパンが9年ぶりにF1復帰

    F1バーレーンGP 2026年はマレーシアで開催決定 セパンが9年ぶりにF1復帰

    2026年のF1バーレーンGPは、バーレーン・インターナショナル・サーキットではなく、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されることが正式発表された。

    FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の最終承認などを条件とするものの、10月2日から4日にかけて「Formula 1 Gulf Air Bahrain Grand Prix in Malaysia」として開催される予定だ。

    この決定により、セパンは2017年以来9年ぶりにF1カレンダーへ復帰。開催日はアゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に組み込まれ、2026年シーズンの他の日程に変更はない。

    地域情勢を受けた異例の対応 セパンでバーレーンGPを開催
    今回の開催は、F1、FIA、バーレーン政府、マレーシア政府の合意によって実現した異例の措置だ。F1は「本来であれば開催できなかったグランプリを維持するための取り組み」と説明しており、地域情勢を踏まえながらも2026年の開催数を維持することを優先した。

    会場となるセパン・インターナショナル・サーキットは1999年にF1初開催を果たした名コースで、高速コーナーと長いストレート、そして突発的なスコールがレース展開を大きく左右するサーキットとして知られる。最後の開催となった2017年大会では、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝を飾っている。

    チケット販売に関する詳細は後日発表される予定だ。

    ドメニカリCEO「F1の適応力を示す決断」
    F1のステファノ・ドメニカリCEOは、今回の決定について次のようにコメントした。

    「2026年にマレーシアがバーレーンGPを開催することを発表でき、大変うれしく思う。今回もF1は状況に適応し、解決策を見いだし、それを実現する能力を示した。これはF1を愛するすべての人にとって素晴らしい出来事だ」

    「この特別な結果を実現するためにビジョンと決断力を示してくださったバーレーンのハマド国王、サルマン皇太子、そしてマレーシアのイブラヒム国王と両国政府に心から感謝したい。また、プロセス全体を通じて協力してくれたFIAのモハメド・ビン・スライエム会長にも感謝する」

    「何よりも素晴らしいニュースなのはファンにとってだ。充実したF1カレンダーが維持されるだけでなく、歴史あるセパンへの復帰も実現する。マレーシアは素晴らしい国であり、セパンはF1の歴史の中でも特別な存在だ。現地のファンだけでなく世界中のファンに忘れられないレースを提供してくれるだろう」

    FIA「安全を最優先に全ての選択肢を検討した」
    FIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、安全面を最優先に判断を進めたことを強調した。

    「2026年バーレーンGPを歴史あるセパンで開催できることを誇りに思う」

    「このプロセスを通じて、FIA、FOM、そしてバーレーンのパートナーは、チーム、ボランティア、オフィシャル、関係者、ファンの安全と健康を最優先に、あらゆる選択肢を検討してきた」

    「マレーシアは長年にわたりF1の歴史に重要な役割を果たしてきた。今回の復帰はマレーシア・モータースポーツ協会との強固な関係、マレーシア政府の継続的な支援、そして国際的な協力体制の成果でもある」

    バーレーングランプリ

    バーレーンとマレーシア首脳も協力を強調
    バーレーンのサルマン皇太子兼首相は、両国の緊密な関係が今回の開催につながったと説明した。

    「両国の友好的な関係を基盤として、2026年10月2日から4日にかけてマレーシア・セパンでバーレーンGPを開催できることを誇りに思う」

    「これは世界中のファンにとって素晴らしい経験となるだろう。地域情勢が続く中でも、バーレーンはF1にとって安定した存在であり続け、関係者全員にとって成功した大会となるよう全力を尽くす」

    また、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相も「この協力は単なるスポーツイベントではなく、バーレーンとの強固な友情と信頼関係を示すものだ」と述べ、世界中のF1ファンをセパンへ迎え入れる準備が整っていることを強調した。

    今回の発表により、F1は地域情勢という難しい課題に対応しながら2026年シーズンの24戦体制を維持する見通しとなった。約9年ぶりとなるセパンでのF1開催は、往年のファンにとっても大きな注目を集めるイベントとなりそうだ。

  • F1バーレーンGP復活は困難か ピレリ「準備期間が足りない」

    F1バーレーンGP復活は困難か ピレリ「準備期間が足りない」

    2026年のF1カレンダーへの復帰が期待されていたバーレーンGPだが、その可能性は急速に低下している。中東情勢の悪化を受け、タイヤ供給を担うピレリが、レース開催に必要な準備期間を確保できないとの見解を示したためだ。

    イラン情勢をきっかけに今季のバーレーンGPとサウジアラビアGPは中止となったが、当初はバーレーンGPがシーズン後半に復活する有力候補とみられていた。しかし、湾岸地域で再び緊張が高まったことで、その計画は現実味を失いつつある。

    ピレリ「開催準備には約4か月が必要」
    ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、ドイツの『Motorsport-Total.com』に対し、現時点では開催準備に必要な時間が残されていないと説明した。

    「このようなレースの準備には約4か月、つまりタイヤの計画と輸送だけでも約15週間が必要になる」

    「現時点では、その時間はもう残されていない」

    F1開催にはタイヤの製造・輸送だけでなく、各チームやFIA、プロモーターなどとの調整も必要となるため、物流計画は数か月前から進める必要がある。

    中東情勢の悪化で物流ルートも不透明
    マラフスキは、問題は準備期間だけではなく、安全保障上の不確実性にもあると指摘した。

    「残念ながら、中東情勢がどこまで安定するのか、あるいはタイヤを運ぶ貨物船の航行が可能なのかを予測することは依然としてできない」

    通常であればスエズ運河を経由し、サウジアラビア西部のジェッダから陸路で輸送するルートも考えられるが、その選択肢も現状では現実的ではないという。

    「スエズ運河を通り、その後ジェッダから中東各地へ陸送することも可能だが、サウジアラビアの治安情勢も緊迫しているため、現時点ではあくまで理論上の話にすぎない」

    「残念ながら、今は不確実性が支配している」

    バーレーングランプリ F1

    ホルムズ海峡の状況も大きな懸念材料
    さらにマラフスキは、仮にアフリカ経由で輸送ルートを確保できたとしても、最終的にはホルムズ海峡が通航可能であることが前提になると説明した。

    「中東でレースを開催できる場合でも、現地までどれほど時間がかかるのかは言えない。アフリカ経由で輸送できたとしても、ホルムズ海峡が開いているかどうかを確認する必要があるからだ」

    ホルムズ海峡は世界有数の海上輸送の要衝であり、その航行状況は中東向け物流全体に大きな影響を及ぼす。

    カタールGPとアブダビGPにも影響か
    2026年のF1カレンダーでは、カタールGPが11月27~29日、最終戦アブダビGPが12月4~6日に予定されている。

    マラフスキが示した「約4か月」という準備期間を考えると、これら終盤2戦についても物流計画を今まさに確定させなければならない時期に入っていることになる。

    現時点で両レースの開催可否に変更は発表されていないが、中東情勢の推移次第では、F1終盤戦の運営にも影響が及ぶ可能性がある。

    中東情勢の悪化により、2026年のバーレーンGP復活は極めて厳しい状況となった。ピレリはタイヤ供給に必要な約15週間の準備期間を確保できないことに加え、安全保障や物流ルートの不透明さを理由に挙げており、終盤の中東ラウンドにも影響が及ぶかどうかが今後の焦点となる。

  • F1バーレーンGP復活開催は白紙に カタールとアブダビGPにも影響か

    F1バーレーンGP復活開催は白紙に カタールとアブダビGPにも影響か

    中東情勢の急速な悪化を受け、F1が検討していた2026年バーレーンGPの復活開催計画は事実上白紙となった。今後はシーズン終盤に予定されているカタールGPとアブダビGPの開催可否にも注目が集まっており、2026年カレンダー全体の見直しが避けられない状況となっている。

    先週までは10月初旬の開催が有力視されていたが、この週末の軍事的緊張の高まりを受け、F1は暫定カレンダーからバーレーンGPを再び除外したと報じられている。

    バーレーンGP復活計画は断念へ
    2026年シーズンは、1月下旬に中東情勢が急激に悪化したことを受け、バーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となった。

    その後、F1は24戦体制を維持するため、バーレーンGPをアゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に組み込む案を有力候補として検討。正式発表も近いとみられていた。

    しかし、この週末に情勢が再び悪化。報道によると、アメリカ軍がイランへの軍事作戦を強化し、イラン側もヨルダン、バーレーン、クウェートにある米軍基地への攻撃を実施したことで、安全面への懸念が一気に高まった。

    このためF1は、サヒールでの開催案を暫定カレンダーから取り下げたという。

    代替開催地の検討も難航
    F1と各チームは現在も代替案を模索しているが、現実的な選択肢は限られている。

    代替候補として再び名前が挙がっているのがトルコのイスタンブール・パークだ。

    ただし、同サーキットはFIAが求める縁石やバリアなどの改修工事が必要とされており、開催にはトルコ政府による支援が不可欠とみられている。

    一方で、ポルトガルのポルティマオやイモラも内部では候補として議論されているものの、いずれも欧州ラウンド終了後に再びヨーロッパへ戻る必要があり、物流面で大きな課題を抱える。

    F1はマドリードGP終了後、各チームが海外ラウンド向けに機材やホスピタリティ設備を輸送するため、その後に欧州で追加開催を行うことは極めて困難と考えられている。

    最低22戦維持が重要課題
    チームとF1は、可能な限り22戦以上のカレンダーを維持したい考えだ。

    チームはスポンサーとの契約上、一定数のグランプリ開催が前提となっているほか、F1を運営するリバティ・メディアも放映権契約で最低開催数を確保する必要がある。

    そのため、仮に同一サーキットで2度開催する案に消極的だったチーム側も、現在は現実的な選択肢として受け入れざるを得ない状況になりつつあるという。

    カタールGPとアブダビGPも予断許さず
    懸念はバーレーンだけにとどまらない。

    11月29日に予定されるカタールGPと、12月6日の最終戦アブダビGPについても、今後の中東情勢次第では開催可否が影響を受ける可能性がある。

    関係者は外交努力によって事態が改善することを期待しているものの、現時点では両大会とも慎重な監視対象となっている。

    また、F1だけでなくF2やF3も最高峰カテゴリーの日程に依存しているため、2026年シーズン全体のスケジュール確定を待つ状況が続いている。

    夏休み明けまでに最終判断へ
    パドック関係者によると、2026年シーズン終盤の日程については、夏休み明け最初のレースとなるオランダGP(ザントフォールト)までには最終決定が下される見通しだ。

    それ以上判断を先送りすると、チームの物流計画やチケット販売、放送スケジュールなどへの影響が大きくなるためだ。

    中東情勢の先行きが見通せないなか、F1は2026年カレンダーの維持と安全確保という難しい課題への対応を迫られている。現時点ではバーレーンGP復活の可能性は大きく後退しており、今後はカタールGPとアブダビGPを含めたシーズン終盤の開催可否が最大の焦点となりそうだ。

  • F1 2026年中止GPの代替開催は夏休み前に決定 ドメニカリCEOが方針

    F1 2026年中止GPの代替開催は夏休み前に決定 ドメニカリCEOが方針

    2026年シーズンのF1で中止となったグランプリについて、F1は夏休み前までに代替開催の可否を最終決定する方針を示した。中東情勢の影響で開幕戦を含む湾岸地域のレースが中止となる中、バーレーンGP復活や代替開催地の候補が引き続き検討されている。

    F1のステファノ・ドメニカリCEOは、条件が整えば未開催となっているレースの追加開催を発表する考えを示す一方、判断を先送りすることはできないと説明した。

    夏休み前までに最終判断へ
    2026年のF1カレンダーは、中東での紛争を受けて開幕戦を含む湾岸地域のレースが中止となったことで、現在も流動的な状況が続いている。

    中止となったバーレーンGPをシーズン後半に組み込む案が取り沙汰されているほか、新たな中止が発生した場合に備え、ポルトガルのポルティマオも代替開催地候補として名前が挙がっている。

    ドメニカリCEOは『Sky Italia』に対し、夏休み前までに結論を出す必要があると語った。

    「まだ開催されていないレースを発表できる機会があれば、適切なタイミングで発表したい。本当にそうなることを願っている」

    「条件が整い、我々の計画どおりに進められるのであれば、もちろん開催したい。しかし、その判断は夏休み前までに下さなければならない」

    カタールとアブダビでのシーズン完結を想定
    一方で、現時点ではシーズン終盤を予定どおりカタールGPとアブダビGPで締めくくる前提で準備を進めているという。

    「我々の使命は、発表したカレンダーどおりにレースを開催することだ」

    「状況を注視している。これらのレースを開催できれば、スポーツだけでなく政治的にも非常に前向きなメッセージになる。その方向に向けて取り組んでいる」

    「レースが実現すれば、こうした問題は過去のものになったと言えるだろう」

    各チームもFIAとFOMの判断を支持
    シルバーストンでは、チーム代表らも開催可否が決まらない状況は物流面で課題になると認めつつも、F1とFIAが最善の判断を下すとの信頼を示した。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは次のように語った。

    「最終的にはステファノとFIAがカレンダーをまとめることになる。我々は示されたスケジュールどおりにレースをし、それを喜んで受け入れる」

    フェラーリのフレデリック・バスール代表も同様の考えを示した。

    「正直に言って、チームもFOMもFIAも、全員が同じ立場にいる」

    「誰もがレースを開催したいし、できるだけ多くレースをしたい。しかし現実は現実だ。カレンダーについてはFIAとFOMを大いに信頼している」

    「彼らは解決策を見つけるために懸命に取り組んでおり、最善を尽くしていると確信している」

    アルピーヌのスティーブ・ニールセンも、複数の代替案が検討されているはずだとの見方を示した。

    「彼らはさまざまなバージョンのカレンダーを用意しているはずだ。そして世界情勢が許す最善の案を選ぶことになるだろう」

    2026年シーズンの開催スケジュールは依然として流動的だが、F1は夏休み前までに中止レースの代替開催を含めた最終判断を下す方針だ。各チームもFIAとFOMの決定を支持する姿勢を示しており、今後の正式発表が注目される。

  • F1中東3連戦に暗雲 最終戦は欧州開催への代替案も浮上

    F1中東3連戦に暗雲 最終戦は欧州開催への代替案も浮上

    2026年F1シーズン終盤の開催スケジュールを巡り、中東ラウンドの実施可否が依然として不透明な状況となっている。バーレーンGPとサウジアラビアGPの代替開催を模索する一方で、F1は欧州やラスベガスでの代替開催も含めた複数のシナリオを検討しているようだ。

    リバティ・メディアは、延期となっているバーレーンGPを復活させ、予定通りカタールGPとアブダビGPを開催することで、中東ラウンドを維持する案を最優先としている。

    しかし、地域情勢の不安定さが続くなか、代替プランの準備も本格化している。

    中東開催維持が第一候補も情勢悪化で慎重姿勢
    スペイン紙『Marca』によると、F1はバーレーンGPを復活させたうえで、カタールGP、アブダビGPを含めた終盤日程へ組み込むことを最も望んでいる。

    しかし、イランとアメリカを巡る軍事的緊張の高まりを受け、11月までに地域情勢が十分安定する保証はないとの見方が強まっている。

    そのため関係者は拙速な判断を避ける方針だという。

    「物流や運営、チケット販売、渡航やホテルの手配を考慮すると、判断を急ぐことはなく、夏休み後まで延期される可能性もある」

    最大の懸念材料の一つが保険だ。DHLやメルセデス、アウディと契約するドイツの保険会社は、紛争地域と判断される限り補償を引き受けることに消極的と報じられている。

    ラスベガスや欧州開催が代替候補に浮上
    中東での開催が断念された場合、F1は複数の代替案を検討している。

    有力案の一つは、F1が自らプロモートするラスベガスでダブルヘッダーを開催し、中止となる中東ラウンドの一戦を置き換えるプランだ。

    一方で、ヨーロッパでシーズンを締めくくる案も浮上している。候補としてはポルトガルのポルティマオに加え、バルセロナでの今季2回目の開催も検討対象となっているという。

    オーストリア紙『Osterreich』は、これらの案がオーストリアGP週末のスピールベルクでも話し合われたと報じている。

    ベルギーGPが判断期限となる可能性
    『Osterreich』によると、ベルギーGPの時点でも中東開催に確証が得られなければ、F1は中東復帰計画そのものを断念せざるを得ない可能性がある。

    関係者は次のような事情を説明している。

    「DHLやメルセデス、そして機材の一部を貨物船で輸送するチームは、スタッフの安全を保証できないことから開催に特に反対している」

    また、バルセロナとポルティマオはいずれも開催権料を必要としないため、F1にとって収益性の高い開催地になるとも伝えられている。

    最終決定はチームがシーズン終盤の物流計画を立てられるよう、「2週間あまりのうち」に下される可能性があるという。

    F1は中東ラウンドの実現を最優先としているものの、安全面や物流、保険など複数の課題を慎重に見極めており、2026年シーズン終盤の日程は今後数週間で大きく変わる可能性がある。

  • F1 中東情勢を注視 バーレーンGP復活へ数週間以内に判断か

    F1 中東情勢を注視 バーレーンGP復活へ数週間以内に判断か

    2026年のF1は、中東情勢の改善を見極めた上で、今季中止となったバーレーンGPとサウジアラビアGPの復活可否を判断する方針だ。現時点ではカレンダー変更は決定しておらず、まずは地域の安全保障情勢を引き続き注視する構えを示している。

    米国とイランの停戦合意を受けて緊張はやや緩和されたものの、F1は拙速な判断を避け、数週間かけて状況を見極める考えだという。

    中東情勢を見極めて最終判断へ
    今シーズン序盤、中東地域の紛争を受けてバーレーンGPとサウジアラビアGPは安全上の理由から開催中止となった。

    その後、米国とイランの停戦合意が成立し、情勢には改善の兆しも見え始めている。しかし、F1は依然として慎重な姿勢を崩していない。

    スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、F1は「最近の和平合意を受けても中東情勢を継続的に監視し、この問題については数週間待ってから判断する」としており、現時点ではカレンダー変更を急がない方針だという。

    また、オーストリアGP開催中のレッドブルリンクではチーム代表会議が行われたものの、同紙は「議題は別の案件であり、カレンダー変更ではない」と伝えている。

    復活ならバーレーンGPが最有力
    現在のF1カレンダーは残り日程が限られており、両大会を復活させる余地は極めて少ない。

    そのためF1は、少なくとも1戦を復活させることを優先して検討しているとされる。

    最有力案は、アゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間にバーレーンGPを組み込み、3週連続開催(トリプルヘッダー)とするプランだ。

    一方で、サウジアラビアGPについては日程確保がさらに難しく、現時点では代替開催の実現性は低いとみられている。

    今後数週間が重要な判断材料に
    F1としては、安全面を最優先にしながら開催可能性を慎重に評価する考えだ。

    今後数週間の中東情勢が安定すれば、少なくともバーレーンGPの復活について具体的な検討が進む可能性がある。一方で、情勢次第では両大会とも中止のままシーズンを終える選択肢も残されている。