カテゴリー: F1アゼルバイジャンGP

  • F1レースディレクター 「赤旗後にレースを再開しない理由はなかった」

    F1レースディレクター 「赤旗後にレースを再開しない理由はなかった」

    F1レースディレクターを務めるマイケル・マシは、残り3周での赤旗にも関わらず、F1アゼルバイジャンのレースを再開しない理由はなかったと語る。

    47周目のマックス・フェルスタッペンのタイヤ故障によるクラッシュでは、最初はセーフティカーが導入され、その後、49周目に赤旗中断となった。残り周回数が少ないこと、また、ランス・ストロールが同じようなタイヤ故障でクラッシュしていることから、レース終了との見方もあった。

    しかし、メインストレートでデブリが取り除かれた後、ドライバーはスタンディングスタートにむけてフォーメーションラップを完了し、チェッカーフラッグに向けて短い2周のスプリントレースが行われた。

    以前、このようなレース終了間際に赤旗が提示された際にはレースは再開されていなかったが、マイケル・マシは、ルールに書かれている内容は、2周のスプリントフィニッシュを進めない理由がないことを意味していたと語った.

    「ありがたいことに、何年にもわたって、レースの中断に関するレギュレーションがあった」とマイケル・マシは語った。

    「何年も前に遡れば、レースが規定の距離を走った後に赤旗が振られた際には、2周ほど遡っていた」

    「もちろん、レースの中断要素について、再開しないという選択肢もある。しかし、時間枠とレギュレーションの形式内であれば、再開することができる。そうしない理由はなかった」

    マックス・フェルスタッペンのタイヤはレースが赤旗中断される1周前に故障し、レッドブルのスポーティング・ディレクターを務めるジョナサン・ウィートリーは、その後、無線でマケル・マシと話し、チームがタイヤを交換できるようにレースを中断することを提案した。

    マイケル・マシは、ジョナサン・ウィートリーのメッセージ前にレースを中断することをすでに検討していたと述べ、メインストレートでどれだけのデブリを取り除く必要があるかを評価するのを待っていた.

    「実際、それはすでに私の心の中にあった」とマイケル・マシは語った。

    「コミュニケーションの観点で言えば、我々はすべての人と平等にコミュニケーションをとる」

    「残りの周回数、実施されていたリカバリー、そしてピットストレートに非常に多くのデブリがあったという事実を考れば、その時点で、レースを中断し、すべてを片付けてから、レースをフィニッシュするのが最善の選択肢だったと思う」

    マックス・フェルスタッペンの事故は、アストンマーティンのドライバー、ランス・ストロールの以前のタイヤの故障と類似していた。彼はターン20でバリアに衝突し、セーフティカーが導入されたが、赤旗は出なかった.

    マイケル・マシは、ランス・ストロールのクラッシュは、セーフティーカー下でデブリを取り除くことは可能だと考えたので、赤旗は必要ないと考えたと説明した。

    「ランスのインシデントは、明らかにレース中盤で、トラックの右側に十分すぎるほどの時間とスペースがあり、それをリカバリーしていた。我々はそのやり方で清掃できると自信を持っていた」

    「言ったように、フェルスタッペンのクラッシュでは、すべてを見たとき、ピットストレートでのリカバリーと、いたるところにあった大量のデブリが適切な時間内に片付けられるかどうかは自信がなかった」

    「そのため、その状況で一時停止してから再開することが、スポーツの最善の利益になると考えた」

  • レッドブルF1代表 「ペレスがレースをフィニッシュできる保証はなかった」

    レッドブルF1代表 「ペレスがレースをフィニッシュできる保証はなかった」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを振り返った。

    レッドブル・ホンダF1にとって、まさにクリスチャン・ホーナーが“ジェットコースター”と呼ぶような乱高下のレースとなった。残り5周までマックス・フェルスタッペンを先頭に1-2フィニッシュにむけて快適にレースを進めていた。

    しかし、突然の左リアタイヤのパンクでマックス・フェルスタッペンがクラッシュリタイア。代わってトップに立ったセルジオ・ペレスは油圧システムにトラブルを抱えていた。そして、チャンピオンシップ争いを左右する可能性のあったリスタートでルイス・ハミルトンがミスをした。

    セルジオ・ペレスにとってレッドブル加入後初優勝。チームはコンストラクターズ選手権でメルセデスに対するリードを26ポイントに広げ、マックス・フェルスタッペンはドライバーズ選手権のリードを維持した。

    「なんというジェットコースターだ! 今日、我々はあらゆる感情を経験したと思う。2016年以来の1-2フィニッシュを達成するまで5周いないのところまできて、今のところ説明がないパンクでレースをリードしていたマックスを失うことはかなり胸が張り裂けそうだった」

    「その後、レースは赤旗中断となった。我々はセルジオが油圧を失うことを深刻に懸念しており、彼がフィニッシュできる保証はなかった。ありがたいことにセルジオは仕事をやり遂げることができたし、リスタートでのルイスのターン1でのミスにより、コンストラクターズ選手権のリードを広げ、マックスはドライバーズ選手権のリードを維持した。そして、チェコは3位に浮上した」

    「マックスにとっては悔しい思いだったが、今日、チェコがチームで初勝利を挙げたことをうれしく思う。彼は週末を通して非常に速かったし、彼が表彰台の最上段にいるのを見るのはチームにとって大きな後押しだった。力強い週末を過ごしたピエールが表彰台に上がったのも素晴らしかった」

    「だが、今日はこの勝利を、残念ながら、マクラーレン ファミリー、そして、我々のスポーツが失ったマンスオール・オジェに捧げたい。彼はインスピレーションを与えてくれた人であり、幸運にも友人と呼べる人物だった」

    「すべてのパートナー、特に今週末のためにアップグレード版のエンジンオイルを提供してくれたモーブル1にお祝いと心からの感謝の気持ちを伝えたい。それはこのチャンピオンシップの戦いでチームのすべての分野がどれだけ懸命にプッシュしているかを示している」

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝 結果
    1.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    2.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    3.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    7.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    8.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    9.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    10.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    11.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    12.バルテリ・ボッタス(メルセデス)>
    13.ミック・シューマッハ(ハース)
    14.ニキータ・マゼピン(ハース)
    15.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    17.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    18.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    DNF.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
  • シャルル・ルクレール 「ベッテルとガスリーは素晴らしい仕事をした」

    シャルル・ルクレール 「ベッテルとガスリーは素晴らしい仕事をした」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを4位でフィニッシュした。

    ポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールだが、レースは厳しいものとなった。スタートこそトップを守ったが、すぐにルイス・ハミルトンとレッドブル・ホンダの2台にポジションを奪われると、ガスリーにオーバーカットされる。

    そして、1回目のリスタートで元チームメイトであるセバスチャン・ベッテルにポジションを抜かれ、最後はピエール・ガスリーとのバトルとなったが、攻略することはできず、4位でレースを終えた。

    「バクーに到着する前、だいたい4位がレースをフィニッシュする位置であることは予想できた。週末の一つ目のサプライズはポールポジションだった。二つ目のサプライズはミッドフィールドの競争相手が今日とても速かったことだ」

    「上位でスタートしたにも関わらず、2つの上位チームのマシンにオーバーテイクされる可能性があることは十分に分かっていたし、実際にそうなった」

    「最初のピットストップの後、可能な限り最高の仕事をしようと頑張った。最初のセーフティカーに続くリスタートの後、ロックアップしてしまった。2つのフラットスポットで続行するのはレースの最も困難なパートだった。最後まで走れないかもしれないと本気で考えていた」

    「その後、赤旗が出て、表彰台について考えた。残念ながら、それを達成することはできなかったけどね。セブは素晴らしい仕事をした。彼を祝福したい。ピエールもね。最後は彼と激しい戦いだった! 僕たちは仕事を続け、正しい方向にプッシュしていく」

    シャルル・ルクレールとピエール・ガスリー / 2021 F1 アゼルバイジャングランプリ

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝 結果
    1.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    2.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    3.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    7.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    8.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    9.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    10.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    11.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    12.バルテリ・ボッタス(メルセデス)>
    13.ミック・シューマッハ(ハース)
    14.ニキータ・マゼピン(ハース)
    15.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    17.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    18.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    DNF.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
  • ライコネン、今季初ポイント「ラスト2周まで何もないレースだった」

    ライコネン、今季初ポイント「ラスト2周まで何もないレースだった」

    アルファロメオF1のキミ・ライコネンは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPを10位でフィニッシュ。今シーズン初ポイントを獲得削板。

    「僕のレースはラスト2周になるまで特に何も起こらなかったので、ポイントを持ち帰れて良かったよ」とキミ・ライコネンはコメント。

    「オーバーテイクは意外と難しく、先行マシンに比較的簡単に追いつくことができたけど、抜くことができなかった。赤旗後の再スタートはとても慌ただしかったので、もう少し良い結果を得られたかもしれないけど、ひどく方向に進む可能性もあったので、このポイントを選ぶだろう。最終的には、これ以上のことはできなかったと思う」

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝 結果
    1.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    2.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    3.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    7.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    8.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    9.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    10.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    11.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    12.バルテリ・ボッタス(メルセデス)>
    13.ミック・シューマッハ(ハース)
    14.ニキータ・マゼピン(ハース)
    15.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    17.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    18.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    DNF.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
  • ホンダF1 本橋正充 「HRD-SakuraとHRD-UKが頑張ってきた成果が出た」

    ホンダF1 本橋正充 「HRD-SakuraとHRD-UKが頑張ってきた成果が出た」

    ホンダF1でスクーデリア・アルファタウリのチーフエンジニアを務める本橋正充が、ピエール・ガスリーが3位表彰台、角田裕毅が7位入賞を果たした2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを振り返った。

    大波乱となったレースでは、姉妹チームのレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが優勝。ホンダF1のパワーユニットのダブル表彰台は、2020年のバーレーンGP以来。異なる2チームが同時に表彰台へ登壇するのは、2019年のブラジルGP以来となる。

    「ここは最初のセクターは狭い街中を走る入り組んだレイアウトで、その後はエンジン負荷が高い長いストレートがレイアウトされています。PUとしてはパワー、ドライバビリティー、エネルギーマネージメントなど、さまざまな要素をうまくバランスしなければならないとても難しいサーキットです」と本橋正充と語る。

    「そのような中でも、なんとかレース中にうまくマネージメントでき、我々としてできる限りのパフォーマンスを出すことができたと思っています。特にエネルギーマネジメントの設定は非常に難解ですが、HRD-SakuraとHRD-UKがここまで積み上げてきた努力と経験により、今日のレースもいい設定で走ることができました。両ファクトリーのエンジニアたちが開発を頑張ってきた成果が出たレースだったと思います」

    「荒れた展開ですので、レースオペレーションを担当するエンジニアとしてはすごく忙しく、かつ疲れるレースになりました。事前にチームと一緒にさまざまなシナリオを想定してきましたし、終始いい走りを見せていたガスリー選手が赤旗などのチャンスを活かし、表彰台を獲得できたことは本当にうれしく思っています。チーム一丸でレースができた結果だとも感じています」

    「角田選手についても、クラッシュはあったものの、昨日の予選からいいパフォーマンスを見せ、今日の難しいレースも走りきった上でポイント獲得と、非常にいい仕事をしてくれました。ここ数戦は苦しいレースもありましたが、色々と頑張って努力しているのも見てきましたし、今週末も初めてのコースで、頑張って習熟しながら、徐々にパフォーマンスを上げていってくれました」

    「5位になったとはいえ、コンストラクターズランキングは非常に拮抗しています。ただ、マシンのポテンシャルは高いので、取りこぼしなくパフォーマンスを出していけば、おのずと結果はついてくると思っています」

    「この後のレースでも、またアルファタウリと一緒に表彰台に上がれるよう、全力を尽くして戦っていきます!」

  • バルテリ・ボッタス 「大きな問題はフロントタイヤのウォームアップ」

    バルテリ・ボッタス 「大きな問題はフロントタイヤのウォームアップ」

    メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを12位で終えた。

    王者メルセデスのマシンらしからぬ戦いだった。今週末を通してマシンに苦戦していたボッタスは、10番グリッドからレースをスタート。だが、コース上でオーバーテイクしたのはジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)のみ。成す術なく12位でレースを終えた。

    「週末ずっとそうだったように、今日のレースでもペースが欠けていた。その理由を理解することは難しい。大きな問題のひとつはタイヤ、特にフロントタイヤのウォームアップだ。ハードタイヤではウォームアップにほぼ10周かかったし、リスタートでは冷えたタイヤで劣勢に立たされた」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「できる限りのことを試したけど、今週末はとにかくマシンの何かが適切ではなかった。僕たちはその原因を突き止めるために懸命に仕事をして、すぐに次のステップに進む必要がある」

    2021年 F1アゼルバイジャンGP 決勝 結果
    1.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    2.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    3.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    7.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    8.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    9.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    10.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    11.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    12.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    13.ミック・シューマッハ(ハース)
    14.ニキータ・マゼピン(ハース)
    15.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    17.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    18.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    DNF.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
  • 2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブルのセルジオ・ペレスが、P Zeroレッド・ソフト~P Zeroホワイト・ハード~P Zeroレッド・ソフトの2ストップ戦略で優勝した。残り3周時点で、トップを走っていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンに発生したアクシデントによって、レースは赤旗中断となった。赤旗に関するレギュレーションの下、ドライバーたちは最後のスティントへ向けてタイヤ交換を行うことができた。

    赤旗中断になるまで、大半のドライバーがソフトからハードへ繋ぐ戦略を選択していた。彼らは、赤旗中断中にソフトへ交換した。

    レース中盤、左リヤタイヤのパンクによって、アストンマーティンのランス・ストロールがピットレーン入口付近でクラッシュしたことを受け、セーフティカーが導入された。ピットレーンがオープンされると、5名のドライバーがタイヤ交換を行った。

    左リヤタイヤに発生したインシデントの原因調査に関する最初の観察結果として、問題となったタイヤと同等もしくはそれ以上の周回を走行したほかのタイヤには、過度の摩耗などの兆候は一切見られず、一方、ルイス・ハミルトンが同じスティント中に装着していた左リヤタイヤにカット痕が発見されていることが挙げられた。また、問題発生前に警告やバイブレーション等は無く、このサーキットにおいて左リヤタイヤが最も負荷のかかるタイヤではないことも分かっている。これらのことから、何らかの外部的要因が存在した可能性も排除できない。

    昨日よりも冷涼な天候となり、スタート時の気温は約26℃、路面温度は39℃ほどだった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC3】
    アゼルバイジャンでの鍵を握るコンパウンドとなり、大半のドライバーが長い第2スティントでハードを使用した。

    【ミディアムC4】
    主にソフトとハードが使用され、ミディアムはスタート時に3名のドライバーが使用したのみだった。

    【ソフトC5】
    トップ10グリッドを含む多くのドライバーがソフトでスタートした。2位を獲得したアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、18周のオープニングスティントをソフトで走行し、レース序盤には一時トップを走行した。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「ランス・ストロールとマックス・フェルスタッペンのマシンで発生したインシデントを完全に理解するために、その背後にある事実を明確にする必要があります。現時点で言えることは、ハミルトンの左リヤタイヤにもカット痕が存在していたこと、また、このサーキットでは左リヤタイヤよりも右リヤタイヤの負荷が高いことです。警告やバイブレーション等は検出されておらず、問題となったタイヤと同等もしくはそれ以上の周回を走行したほかのタイヤにおいては過度の摩耗はありませんでした。したがって、今回のようなことはあってはならないことであり、回答の必要性を理解していますが、外部的要因が存在した可能性を排除できない状況です」

    F1 アゼルバイジャングランプリ2021 F1 アゼルバイジャングランプリ

  • ピレリF1、タイヤ故障は構造上の欠陥ではなくデブリが原因との見解

    ピレリF1、タイヤ故障は構造上の欠陥ではなくデブリが原因との見解

    ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、F1アゼルバイジャンGPで発生して2件のタイヤ故障についてデブリが原因の可能性があるとの初期の見解を示した。

    F1アゼルバイジャンGPでは、31周目にスタートタイヤのハードを装着していたランス・ストロール(アストンマーティン)が、ロングストレートで犠打利タイヤタイヤの故障に見舞われて、高速でバリアにクラッシュ。セーフティカーが導入された。

    そして、47周目に、ほぼ同じアクシデントがレースリーダーのマックス・フェルスタッペンに起こり、勝利の希望を奪った。

    したがって、F1アゼルバイジャンGPでは、ピレリのF1タイヤの構造が故障の原因ではないかとの懸念が持ち上がった。

    マリオ・イゾラは、本格的な調査が行われるまで結論を出すのは待ちたいとしながらも、ルイス・ハミルトンのタイヤにデブリと思われる破損が見つかったことから、構造上の問題ではなく、デブリが原因だった可能性があるとの初期の見解をしました。

    「タイヤに何が起こったのかを理解するのは少し時期尚早だ」とマリオ・イゾラは Sky F1に語った。

    「タイヤがフィッティングエリアに戻って分析するのを待っているが、完全な分析のためにはおそらくミラノまで空輸する必要がある」

    「最初の調査でデブリが示唆されたのは、このサーキットで最もストレスのかかるタイヤは左リアではなく、右リアだからだ。摩耗に関しては、右フロントだ。したがって、タイヤに関して特別なことを示唆するものではない」

    「もう1つのポイントは、別のマシン(ハミルトン)の左リアタイヤに別の切り傷が見つかったことだ。幸いなことに構造を切断することはなかった」

    「もう1つのポイントは、明らかに2台の故障が多かれ少なかれサーキットの同じ部分で起こったことであり、マックスはランスのクラッシュから数100メートル後ろだった。ただ、デブリがあったのかもしれないが、最初にタイヤを分析する必要があるので、デブリだと断言はしたくない」

    「情報を収集しているところであり、チームからのテレメトリデータを待っている。突然だったのは明らかだったが、タイヤに大きな切り傷が入るのは突然だ」

    「残念ながら、我々はイタリアから遠く離れているため、タイヤを空輸するのに少し時間がかかるが、その後すぐに調査を開始する。今週の終わりまでに、我々はさらに何らかのことを知る必要がある」

    「そのようなことが起こったときは、何が起こったのかを理解するために、情報を収集する必要がある」

    「私が言えることは、30周を超えるハードタイヤのセットがいくつかあり、フィッティングエリアをチェックしているが、問題は見つからなかった」。

    「すべてのタイヤに潜在的な問題があったとは言うことはない。そんなことは絶対にない。サーキットの同じポイントに故障した2つの左リアタイヤがある。その理由を理解する必要がある」

  • ガスリー、エンジン問題に耐えての3位「どうしても表彰台が欲しかった」

    ガスリー、エンジン問題に耐えての3位「どうしても表彰台が欲しかった」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで、エンジンに問題を抱えながらも見事3位表彰台を獲得した。

    スタートでセルジオ・ペレスに交わされて5番手に後退したピエール・ガスリーは、11周目にピットへ入り、ハードタイヤへ履き替える。

    ランス・ストロール(アストンマーティン)のクラッシュによるセーフティカー明けのリスタートで、ピエール・ガスリーはより新しいタイヤを履いていたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)にパスを許して5番手となる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のリタイアによる赤旗の後、残り2周からスタンディングスタートでピエール・ガスリーは4番手からスタート。ターン1で、3番手に浮上。しかし、後方のシャルル・ルクレール(フェラーリ)と激しいバトルとなり、ファイナルラップ突入直前のストレートで一度は前に出られるも、スリップストリームに入って再び抜き返し、3位でチェッカーフラッグを受けた。

    「ものすごいレースウイークだった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「FP3でトップになり、予選では4番手、そして今日は表彰台に上がれた。チームのみんなと喜んでいるし、素晴らしい結果だ!」

    「そして、レース内容も、残り2周でシャルル(ルクレール)との厳しいバトルを経て、激しく戦って手にしたポディウムだ。レース全体も激しい展開で、前を行くドライバーについていこうとしたけど、レース中盤からはエンジンに少し問題が出て、ストレートでのパワーを失い始めていたので、終盤にかけては厳しくなると分かっていた」

    「それでも、4番手を確保しており、リスタート後にはストレートでシャルルにパスされると思いましたが、目の前に表彰台は見えていたので、全力を尽くした。どうしても表彰台が欲しかった。僕らが好きな、激しくもフェアな戦いだった」

    「マシンはレースウイークを通じて素晴らしく、感触がとてもよかったので、チーム全員にとって最高の結果になった。みんなに表彰台という成果で恩返しができてとてもうれしい」

    「次はフランスに向うけど、今週末で何が上手くいったのかを分析し、次戦に向けてどうやってそれを活かしていくかを確認する必要がある。僕にとってはホームレースになるので、上手くいってほしいえkど、まずは今日の結果を祝いたい。もうレッドブルを1本飲んだけど、今夜はもっと飲むことになりそうだ!」

  • セバスチャン・ベッテル 「僕とチームにとって大きな意味のある2位表彰台」

    セバスチャン・ベッテル 「僕とチームにとって大きな意味のある2位表彰台」

    アストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで2位表彰台を獲得。この表彰台は自分とアストンマーティンにとって「大きな意味がある」と語った。

    4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、11番グリッドから9つ順位を上げた。このレースでは、レースリーダーのマックス・フェルスタッペンがフィニッシュ残り5周で劇的なタイヤ故障に見舞われた。

    ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンの不運を利用する機会を逃した。レースのリスタートで、セバスチャン・ベッテルはあらゆる機会を利用して、チェッカーフラッグをセルジオ・ペレスの後ろで迎え、表彰台に立つチャンス獲得した。

    新生アストンマーティンF1にとって最初の表彰台を獲得したセバスチャン・ベッテルは、久しぶりとなる最高の週末を振り返った。

    「これはチームにとって大きな意味があると思う」とセバスチャン・ベッテルは語った。

    「もちろん、僕たちにとって厳しいスタートだったけど、素晴らしいレースだったと思う」

    「僕たちには良いペースがあったし、それが鍵だった。良いスタートを切って、すぐにいくつかのポジションを上げて、みんながピットに入るとすぐにタイヤの労わった」

    「少なくとも裕毅(角田)をオーバーカットできる本当に良いペースがあったし、その後のリスタートは見事に機能した。そこでさらに2つのポジションを得た」

    「もちろん、フレッシュなタイヤを履いていたので、それがタイヤを温めるのに役立ったと思う」

    「素晴らしい日だ。チームのためにとても嬉しい。素晴らしい結果だ。もちろん、表彰台は…僕たちがここに来たときはそんなこと予想していなかった」

    「でも、金曜日にすでにいい感じだった。とてもリラックスしていたし、昨日はうまくまとめられなかったけど、今日はさらにスウィートだ」

    セバスチャン・ベッテルは土曜日にQ3を0.3秒遅れで逃したことに苛立ちを感じていたが、それによってレースのリスタートのためのフレッシュなソフトタイヤをキープできた。

    また、セバスチャン・ベッテルの戦略に柔軟性を持たせる機会を与えるために最初のスティントを伸ばした。それは強いレースペースの背後にある主な理由の1つだと語った.

    「戦略的には、もっと上位からスタートする方がいつだって良いけど、新品タイヤを履けるので痛手ではなかった。他の人はすでに予選からラップをしているからね」とセバスチャン・ベッテルは語った。

    「それは僕たちがより長く走らるに役立ったけど、タイヤを本当にうまくセーブできたし、それが秘密だ。ソ連加えて、レースでペースがあった」

    「さっき言ったように、クルマのフィーリングは良かったし、それが前進し続けるための鍵だった」