カテゴリー: 岩佐歩夢

  • F1日本GP:佐藤琢磨と岩佐歩夢がHRS新型教習用車両でデモ走行

    F1日本GP:佐藤琢磨と岩佐歩夢がHRS新型教習用車両でデモ走行

    ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)は、2024年度よりFormulaクラスに、レーシングドライバー育成のための新型教習用フォーミュラカー「HRS-F24」を導入。それに伴い、HRS-F24初の公開走行プログラム「New HRS-F Appearance × Takuma Sato」を9月24日(日)に鈴鹿サーキットで行われる2023年F1日本グランプリ内で実施。HRS Kartクラス、Formulaクラスのプリンシパルを務める佐藤琢磨、卒業生で現在FIA フォーミュラ2選手権に参戦する岩佐歩夢選手と2023年度Formulaクラスの受講生がドライバーを務める。

    HRSは、世界のトップカテゴリーで活躍するドライバー・ライダーを育成することを目的に開校された。これまでに四輪では、F1での表彰台獲得経験や、インディ500で2度の優勝経験をもつ佐藤琢磨やスクーデリア・アルファタウリからF1に参戦している角田裕毅など、世界のトップカテゴリーで活躍する選手を輩出してきた。二輪では、現在Honda Team Asiaより、FIM ロードレース世界選手権Moto3クラスに古里太陽が参戦しており、HRS卒業後もさらなるステップアップを目指し挑戦を続けている。

    HRS-F24は、高い教育効果を目指したスクール専用車として、受講生のステップアップを視野に入れた性能とドライビングスキル評価のさらなる精度向上を追求したほか、最新の安全性を装備し、受講生へ充実した学びの機会を提供する。

    HRS-F24公開走行プログラム
    プログラム名:「New HRS-F Appearance × Takuma Sato」
    ※2023 FIA F1世界選手権シリーズ Lenovo 日本グランプリレース内
    日程:2023年9月24日(日)
    時間:12:20~12:45(予定)
    場所:鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市稲生町7992)レーシングコース
    ドライバー:佐藤琢磨、岩佐歩夢、HRS Formulaクラス受講生(予定)

    佐藤琢磨(HRSプリンシパル )
    「2024年度より、待望の新型マシンの導入が決定しました。ドライバーの頭部を保護するHALOが備わり、FIA基準の衝突安全性能を実現しています。より実戦的な新世代フォーミュラカーを操ることで、スキルアップを目指せる環境をさらに整えることができたと思います。レーシングドライバーを夢見るたくさんの若者が、このスクールにチャレンジしてくれることを期待しています。今回は、HRSのホームコースである鈴鹿、そしてF1日本グランプリという国内最大ともいえるレースイベントの中で皆様にお披露目できることを大変うれしく思います。将来世界で活躍することが期待される、今年の生徒たちの走行にぜひご注目ください」

    HRS-F24 主要諸元
    型式:HRS-F24
    シャシー:東レ・カーボンマジック製HRS専用モデル
    エンジン:TR-FS01(戸田レーシング製)自然吸気/2107cc/180ps
    タイヤ:ブリヂストン

    HRSについて
    1992年、「鈴鹿サーキットレーシングスクールジュニア(SRS-J)」(現Motoクラス)の開校を皮切りに、1993年に「鈴鹿サーキットレーシングスクールカート(SRS-Kart)」(現Kartクラス)、1995年に「鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラ(SRS-Formula)」(現Formulaクラス)を開校し、二輪・四輪ともに世界のトップカテゴリーで活躍するライダー・ドライバーを育成する教育機関となった。2022年には、名称をホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)へ変更し、卒業生のステップアップ先となる育成カテゴリーの拡充を図るとともに、二輪・四輪それぞれでのカテゴリー間連携を強化することで、各カテゴリーにおける育成の質を高めるべく活動している。Motoクラスには、ロードレース世界選手権最高峰クラス 日本人最多勝記録を保持する岡田忠之を、Kartクラス、FormulaクラスにはF1世界選手権に参戦、インディカー・シリーズでは2度のインディ500優勝記録を持つ、佐藤琢磨をプリンシパルに迎えたほか、国内外で活躍しているトップライダー、トップドライバーが講師を務め、指導を行っている。また、2022年からはオラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing)のセルジオ・ペレスがHRSのアンバサダーに就任し、世界を目指すスクール生の成長をサポートするなど、カリキュラムの充実を図っている。

  • 岩佐歩夢、波乱のレースで2位表彰台獲得 / F2第13戦フィーチャーレース

    岩佐歩夢、波乱のレースで2位表彰台獲得 / F2第13戦フィーチャーレース

    岩佐歩夢は、イタリアのモンツァで開催されたFIA フォーミュラ2選手権第13戦のフィーチャーレースで2位表彰台を獲得した。

    FIA F2選手権第13戦は9月3日(日)にフィーチャーレースが行われました。レッドブルF1の育成ドライバーだり、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は予選で15番手。8列目15番手からのスタートとなった。

    現地時間9時55分、気温23℃、路面温度26℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。前日のスプリントレースをマシントラブルで終えた岩佐は、マシンの修復を完了して無事スタートを迎えました。

    好スタートを切った岩佐歩夢は14番手に上がると、上位車がスピンストップして13番手で1周目を終えた。コース上にマシンがストップし、1周目が終了する時点でセーフティカー(SC)が導入されます。4周目にレースが再開され、岩佐は13番手を走行。7周目に第1コーナーでオーバーランしたマシンがストップし、再びSC導入となると、オプション(スーパーソフト)でスタートしたマシンが一斉にピットインし、タイヤ交換を行った。岩佐はプライム(ミディアム)でスタートしたためステイアウトし、3番手となる。同じ戦略を採った3台が上位を占めるが、SCによりタイムロスを大きく減らし、タイヤ交換を行ったドライバーが有利な状況となった。12周目にレースが再開され、リスタートの第1コーナーで果敢に攻めた岩佐は優位なポジションを取り、第2シケイン入り口でトップに立つ。

    リスタートのストレートで後続にアクシデントが発生し、12周目が終わる前に3度目のSC導入となる。ストレートでのアクシデントにより、全車ピットレーンを通過となった際、岩佐は不利な状況を取り戻すべくオプションタイヤへの交換を行う。この作業で少しタイムロスがあり、10番手にポジションを落とすが、戦略的なダメージをばん回することに成功し、オプションタイヤをどこまで維持することができるかが課題となった。

    16周目からレースは再開。18周目に先行車が第1コーナーでコースアウトして、岩佐歩夢は9番手に浮上。20周目には先行車にマシントラブルが発生し、8番手となる。21周目の第1コーナーで果敢に攻めた岩佐は、オーバーテイクを決めて7番手となった。23周目、上位車2台がアクシデントで脱落し、岩佐は5番手にポジションを上げる。このアクシデントでSCが導入され、先行する2台がタイヤ交換のためピットインを行い、岩佐は3番手となった。

    27周目にレースが再開すると、岩佐は第1コーナーでアウト側から2番手にアタックし、オーバーテイクを決めて2番手となった。オプションタイヤをうまくマネージメントした岩佐は28周目に自己ベストのラップタイムをマーク。迫る後続を抑えポジションを死守する。29周目、コースアウトしてストップするマシンが出て、5回目のSC導入となった。30周のレースはSC先導の状態でチェッカーフラッグを迎え、岩佐はそのまま2番手でフィニッシュ。戦略面での不利な状況を跳ね返した岩佐は、15番手スタートから2位表彰台獲得という大躍進を果たした。

    フィーチャーレース2位で18ポイントを獲得した岩佐歩夢は、トータル152ポイントで総合ランキング3位を守った。2位との差は14ポイントに縮まり、4位との差は14ポイントに広がっている。最終戦は11月24日(金)~26日(日)、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われる。

    岩佐歩夢 フォーミュラ215番手スタートの岩佐歩夢は、波乱のレースで2位表彰台獲得

    「15番手からのスタートなので、リスクを背負ってでも順位を上げる可能性のある『プライム→オプション』の戦略を選びました」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタートはうまくいったのですが、やはりオプション勢のグリップがよく、大きくポジションを上げることはできませんでした。2回目のSCで、ステイアウトせざるを得ない状況になったときには、『今日は勝負権を失った』とも思いましたが、エンジニアと『あきらめないでいこう』と話し、ドライビングに集中しました」

    「3回目のSCでタイヤをオプションに交換したのですが、残り周回数がオプションでは多すぎるのは分かっていました。それでも、ばん回するためにタイヤを交換をすることにしました。作業に若干手間取ったのと、ファストレーンにマシンが連なっていたので、なかなか入るタイミングを見つけられず、ポジションを失ってしまいました。タイヤがかなり厳しくなっていたので、4回目のSCのときに交換することも考えましたが、エンジニアから『ステイアウトでいこう』と言われ、それに同意しました。終盤、やはりタイヤは厳しくなって、もし5回目のSCが出なければポジションを落としていたかもしれません」

    「運に恵まれたところもありましたが、自分もチームもその時々で最大限のパフォーマンスを発揮できた結果だと思っているので、2位という結果ともに、それができたことがうれしいです」

    「最終戦に向けては、予選での速さを取り戻すことが大きな課題です。これから分析して方向性を見つけなければなりません。チームとミーティングを重ねるつもりです。アブダビでは、昨年とてもいいレースができましたが、今年も同様とはいかないと思っているので、しっかり準備して臨みたいと思います」

  • 岩佐歩夢、マシントラブルで痛恨のリタイア / F2第13戦スプリント

    岩佐歩夢、マシントラブルで痛恨のリタイア / F2第13戦スプリント

    岩佐歩夢は、イタリアのモンツァでFIA F2選手権第13戦のスプリントレースをリタイアで終えた。

    予選は9月1日(金)に行われた。レッドブルF1の育成ドライバーであり、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢の1セット目は、マシンに思うようなペースがなく13番手。2セット目はセッション終盤の渋滞でアタックできず、予選は15番手に終わった。

    その結果、スプリントレースは8列目15番手からのスタートとなった。

    気温27℃、路面温度36℃のコンディションで、スプリントレースのフォーメーションラップがスタート。スタートから第1コーナーにかけて位置取りが混乱する中、岩佐歩夢はポジションを落として1周目を16番手で終えた。1周目にコース上にストップしたマシンが出たため、2周目からはセーフティカーが導入。5周目からレースが再開された。6周目にはタイヤにトラブルを抱えた上位車がペースダウン。岩佐歩夢は15番手にポジションを上げ、前車との間隔を詰めてオーバーテイクのチャンスをうかがった。

    前後がトレイン状態となり、なかなか抜けない状況が続く中、15番手で走行を重ねていた岩佐歩夢は11周目にペースダウン。マシンにトラブルが発生し、12周目には大きくポジションを落としてピットインした。ピットでのマシン修復は困難で、岩佐はマシンを降りてリタイアとなった。

    痛恨の結果に終わった岩佐歩夢は、総合ランキング3位をキープしたが、4位に3ポイント差まで迫られた。

    岩佐歩夢 FIAフォーミュラ2選手権岩佐歩夢、マシントラブルで痛恨のリタイア

    「エキゾーストのトラブルで排気漏れを起こし、その影響で周辺の配線や電気系がやられてしまってパワーダウンしてしまいました」と岩佐歩夢はコメント。

    「トラブル自体は、事前に判断することは難しい部分なので、不運としか言いようがありません。スタートからいいペースがあったとは言えない状態で、なかなか前を抜けない状況が続きました。その後どうなるかを見たかったのですが、トラブルが起きてしまい残念です」

    「悪い流れが続いているのは、自分たちのパフォーマンスをちゃんと発揮できていないことが、原因です。自分もチームもやるべきことをしっかりやれば結果は出ると思っているので、気持ちを切り替えて明日のフィーチャーレースに臨みたいと思います。もちろんあきらめてはいないので、しっかり準備をしてポイント獲得を目指します」

  • 岩佐歩夢、コースオフのミスが響き13位「自分に対して怒りしかない」 / F2

    岩佐歩夢、コースオフのミスが響き13位「自分に対して怒りしかない」 / F2

    岩佐歩夢は、FIA フォーミュラ2選手権 第12戦 オランダのフィーチャーレースを13位で終えた。

    午前10時00分、直前まで降っていた雨は上がったものの、コースにはところどころウエット箇所が残り、難しい状況となりました。気温16℃、路面温度17℃のコンディションで、セーフティカー先導によるフォーメーションラップがスタート。

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢(DAMS)は、6列目12番グリッドからのスタート。多くのマシンはドライタイヤを選択し、波乱が予想される展開。まず、スタート前の加速段階で1台がコントロールを失いスピン。ローリングスタート直後のターン1で上位陣にアクシデントが発生。数台がスピン、コースオフし、セーフティカーが導入される。岩佐はこのアクシデントを回避し、8番手で1周目を終える。

    4周目にリスタートが切られ、再開直後のターン1で岩佐歩夢は前車のインを果敢に攻めてオーバーテイクを狙ったが、グリップを失いコースオフ。その際にアウト側のマシンと接触し、岩佐に10秒のタイムペナルティーが科された。最後尾でレースに復帰した岩佐は、9周目にピットインしペナルティーを消化。そしてソフトタイヤからミディアムタイヤに交換し、16番手でコースに戻った。

    10周目にアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されると、ほぼ全車がピットインを行った。しかし、ペナルティーの影響もあり、岩佐のポジションは変わらず、16番手から追い上げとなった。

    不安定なコンディションと抜けないコースのため、前車に迫るもののなかなかオーバテイクができない状況が続き、レースは終盤戦になった。各車タイヤが厳しくなったレース終盤の33周目、35周目、そしてファイナルラップの38周目に、ペースを保っていた岩佐はオーバーテイクを決めて13番手までばん回し、レースを終えた。

    波乱の展開となったフィーチャーレースで、シリーズランキング上位陣にリタイアが続出した。岩佐もノーポイントに終わったが、シリーズランキングは3位をキープしている。

    岩佐歩夢ウエットが混じるコンディションで波乱のレース展開に。12番手スタートの岩佐は、アタックでコースオフし13位に終わる

    「スパと同じようなミスをしてしまい、自分に対して怒りしかないです」と岩佐歩夢はコメント。

    「ミスをした理由はあるのですが、それは言えないことなので勘弁してください。今はその原因もクリアになっているので、改善点として活かしたいと思います」

    「それ以外の部分では、自分のペースやマシンのポテンシャルなども悪くはなかったと思いますが、うまくまとめきれなかったという反省はあります」

    「やはり課題は予選で、順位がよくないとレースにおいても悪循環になってしまうことはわかっているので、次に向けてできることをやりきり、しっかり準備したいと思います」

    「今回、ランキング上のライバルのリタイアが多かったものの、自分としてはまったく意識しておらず、自分のミスの後に起こったことでもあるので、ポイントについては何も考えていなかったです。それよりも、まず自分たちができることをちゃんとやることが重要なので、改善点を見つめ直して、次戦に備えたいと思います」

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢 「短い走行ながらもいいデータが得られた」

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢 「短い走行ながらもいいデータが得られた」

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢が、オランダのザントフォールトで行われたFIA F2選手権第12戦のスプリントレースを振り返った。

    8月25日(金)に行われた予選で、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、1セット目2回目のタイムアタックで思うようにタイムアップができず、2セット目のアタックでばん回を図ったが、3回の赤旗中断によりアタックができないままセッションは終了。予選12番手という不本意な結果に終わりました。

    スプリントレースでは、前戦ベルギーでのペナルティーにより5グリッド降格となり、他のマシンのペナルティーとの兼ね合いで岩佐歩夢は16番手からスタートとなったた。

    スプリントレースのスタート予定時刻は13時15分だったが、雨が降り続いた関係で8分遅れの開始。セーフティカー(SC)先導のフォーメーションラップでスタートした。ポールシッターがマシントラブルのためピットスタートとなり、岩佐歩夢は15番手で2周のフォーメーションラップを走行。そしてローリングスタートでレースが始まった。

    ところが、1周目に3台が絡む多重クラッシュが発生し、レースは赤旗中断となる。岩佐歩夢はアクシデントを回避しましたが、後続に先行を許し13番手となった。

    マシンの回収とガードレールの修復に約30分を要し、14時に再スタートとなった。しかし、赤旗中断の間に雨は激しさを増し、セーフティカー先導で2周を走行したのち、再び赤旗が提示されレースは中断。天候回復が見込めないことから、レースはこの時点で終了となった。

    レーシングラップが2周に満たないことから、このレースにおけるポイントの付与はなくなった。岩佐はシリーズランキング3位をキープしている。

    岩佐歩夢 レッドブルF1雨とアクシデントで赤旗終了のノーポイントレースに。16番手スタートの岩佐は13位

    「ほとんど走ることなく終わりましたが、短い走行ながらもいいデータが得られましたし、トライしたことに対するフィードバックもあったので、チームとしては悪くない結果だったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタート時はかなりスプレー(水膜)が激しく、ほとんど前が見えない状態で、メインストレートでも危うさを感じました。前方で発生したアクシデントが見えた瞬間に、スピードを落として回避することを考えました。クラッシュしたマシンが壁に当たって跳ね返ってくるのが怖かったのですが、そうしたこともなく、無事に回避することができてよかったです」

    「明日のフィーチャーレースに向けて、これまで同様にしっかり準備して臨みたいと思います」

  • 【動画】 セルジオ・ペレスと岩佐歩夢がホンダF1の歴史を語る

    【動画】 セルジオ・ペレスと岩佐歩夢がホンダF1の歴史を語る

    レッドブル・レーシングのF1ドライバーであるセルジオ・ペレスとFIA F2に参戦する岩佐歩夢がホンダF1について熱く語り合う動画をホンダが公開した。

    1965年にリッチ・ギンサーがホンダにF1初優勝をもたらしたホンダ RA272にはカーナンバー11が掲載されていた。奇しくも、セルジオ・ペレスはF1、そして、岩佐歩夢はF2でともにカーナンバー11をまとって戦っている。

    二人は、1964年から始まるホンダF1の歴史を熱く語り、両選手のアイデアを元にカラーリングされたZR-Vでドライブに出発した。

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、リタイア&次戦5グリッド降格ペナルティ

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、リタイア&次戦5グリッド降格ペナルティ

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第11戦ベルギーのフィーチャーレースをリタイアで終えた。

    FIA F2選手権第11戦ベルギーは30日(日)、フィーチャーレースを迎えた。予選16番手の岩佐歩夢は、8列目16番手からのスタート。朝方の雨は上がったものの、スパ・フランコルシャンの路面にはところどころウエット部分が残るコンディションでフィーチャーレースは幕を開けた。

    レコードラインはほぼドライとなったため、全車ドライタイヤでグリッドに向かったが、その途中で複数のクルマがスピン。フロントロウを獲得したドライバーがスピン後クラッシュし、レースに参加することができなくなるという波乱の様相となる。

    午前10時5分、気温13℃、路面温度16℃という低温下でフォーメーションラップがスタートした。プライム(ミディアム)タイヤを選択した岩佐は、好スタートを切ってポジションを上げ、ケメルストレートを13番手で駆け抜けたが、ストレートエンドのターン5でオーバーシュート気味に進入。なんとかコース上に踏みとどまったものの、続くターン6で体勢を崩してアウト側にいたマシンに接触してしまった。相手側はスピンしストップ、岩佐もサスペンションにダメージを負い、ピットインを余儀なくされる。マシンのダメージは大きく、岩佐はリタイアとなった。

    このアクシデントはレース後に審議となり、岩佐に次戦スプリントレースでの5グリッド降格のペナルティーが科された。シリーズランキングでは前日のスプリントレースで2ポイントを加算し、トータル134ポイントで3位を守っている。

    岩佐歩夢 ホンダF116番手スタートの岩佐歩夢、1周目にアクシデントで無念のリタイア。シリーズランキングは3位をキープ

    「レースは1周目の自分のミスで終わってしまいました」と岩佐歩夢はコメント。

    「ターン5のブレーキングでミスをして、なんとかコースにとどまることはできましたが、ターン6ではタイヤの半分以上をウエットパッチに乗せてしまい、体勢を崩した状態で(アウト側のクルマと)当たってしまいました。自分のミスがすべてで、大きなレースを落とした自分に対する怒りしかありません」

    「次戦スプリントレースでの降格が決まりましたが、フィーチャーレースでなかったのがせめてもの救いです。次戦に向けて切り替え、しっかり準備して臨みたいと思います」

  • レッドブルF1の岩佐歩夢、F2第11戦のスプリントレースで7位入賞

    レッドブルF1の岩佐歩夢、F2第11戦のスプリントレースで7位入賞

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われたFIA F2選手権第11戦のスプリントレースで7位入賞を果たした。

    7月28日(金)に行われた予選は開始早々激しい雨に見舞われ、コンディションが大きく変化した。ピット位置の関係でコースインが遅れた岩佐歩夢は、アタック途中の強雨によりタイムを出すことができず、予選16番手に終わっった。これにより岩佐はスプリントレース、フィーチャーレースともに8列目16番手からのスタートとなってしまった。

    29日(土)も降雨の予報だったが、スプリントレースが開始されるころには雨が上がり、ほぼドライコンディションとなった。また、降雨のためF2前のF1スプリントシュートアウトが大幅に遅れたためF2スプリントレースも35分遅れとなり、午後2時20分、気温20℃、路面温度27℃でフォーメーションラップがスタートした。

    フォーメーションラップのスタート時に1台がストールしストップ。それによって複数マシンのスタート手順に問題が起こり、フォーメーションラップはやり直し。レースは1周減算され17周となる。好スタートを切った岩佐歩夢はポジションを上げ1周目を14番手で終えると、2周目にケメルストレートで前車をオーバーテイクし、その周に上位車がトラブルでピットインしたため12番手となった。このトラブルでコース整備が必要となり、セーフティカーが導入された。

    5周目にレースが再開され、6周目に前車に迫った岩佐歩夢はケメルストレートでオーバーテイクを決めて11番手。7周目にも同様にオーバーテイクし10番手にポジションを上げた。ペースの優る岩佐は9周目にはストレートエンドからシケインの進入でオーバーテイクを決めて9番手となる。

    レース後半になり、前車との差を詰めてさらに上位を狙う岩佐歩夢は、15周目のケメルストレートでオーバーテイクし8番手となり、入賞圏内に順位を上げた。さらに7番手に迫る岩佐は、最終ラップの最終シケインで果敢にインを突き、いったんは前に出たが、ややオーバーシュート気味になったところで2台は並び、相手にアウト側で粘られ僅差先行されて8番手でフィニッシュした。レース後、上位車に技術違反があり岩佐は7位に繰り上がり、2ポイントを獲得した。

    岩佐歩夢 ホンダF1岩佐歩夢、16番手スタートから7位入賞。8台をオーバーテイクし、2ポイントを獲得

    「16番手スタートからポイントをとれるところまでポジションを上げられたことはよかったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタートはかなり決まったのですが、前列のクルマの動きが遅くて大きくステアリングを切り、アクセルを戻すような状況になってしまったので、思ったほど順位を上げることができませんでした」

    「その後、マシンのペースはかなりよく、特に最終シケインを立ち上がってからセクター1は速かったので、ターン5の前のストレートでオーバーテイクを決めることができました。マシンもよかったですが、自分としてもかなりアグレッシブに攻めていけたレースでした。最後のシケインの仕掛けは自分のブレーキングのミスで成功しませんでしたが、ミスしなければスムーズに抜けるイメージだったので、詰めの精度については改善しなければならない点です」

    「ドライコンディションでのマシンのペースは予想よりよかったので、このパフォーマンスを保ち、自分もアグレッシブな姿勢で攻めていけば、フィーチャーレースでも今日のようなパフォーマンスが出せると思います」

  • レッドブルF1首脳、角田裕毅と岩佐歩夢の“ホンダとの関係”に意味深発言

    レッドブルF1首脳、角田裕毅と岩佐歩夢の“ホンダとの関係”に意味深発言

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田裕毅と岩佐歩夢の“ホンダとの関係”について突如、気になる発言をしている。

    ホンダは、2018年からトロロッソ(現アルファタウリ)にF1パワーユニットの供給を開始し、レッドブルとのパートナーシップをスタート。同年、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のメンバーとなった角田裕毅は、レッドブル・ジュニアチームにも参加している。

    F3とF2でスーパーライセンスポイントを獲得した角田裕毅は、2021年にアルファタウリからF1デビュー。今年で3年目を迎える。過去にレッドブルのジュニアチームは3年を“査定期間”に定め、レッドブル昇格の将来の見えないドライバーたちはバッサリと切り捨てられてきた。

    一方、岩佐歩夢は2020年からHFDPの育成ドライバーとなり、2021年からレッドブル・ジュニアチームへ加入してF3への参戦を開始。今年はF2にステップアップしてランキング3位につけている。

    ■レッドブル・レーシングのセカンドシート
    今シーズン、セルジオ・ペレスがチャンピオンチームのドライバーとしては平均レベルの成績しか残せておらず、ペレスの契約終了後の2025年、2024年さえもレッドブル・レーシングのセカンドシートに注目が集まっている。

    さらに、アルファタウリがニック・デ・フリースを解雇し、レッドブル・レーシングへの昇格を目指すダニエル・リカルドを起用したことで、その注目はさらに高まった。

    角田裕毅は、デ・フリースが解雇されるまではチームメイトを凌駕しており、将来のレッドブル・レーシングへの昇格が期待されているが、ハンガリーGPではリカルドに予選・決勝ともに上回られ、一気に注目はリカルドに傾いた。

    レッドブル・レーシングのシートが空く2025年というのは微妙な年でもある。レッドブルはホンダの撤退を受けて、独自のエンジン部門であるレッドブル・テクノロジーを設立し、2026年からフォードと提携。同年にF1に復帰するホンダはアストンマーティンのワークスパートナーとなる。

    すなわち、2025年をもって、レッドブルとホンダのパートナーシップは終了する。

    そして、ここへきて、レッドブル関係者が角田裕毅と岩佐歩夢について“ホンダとの関係”に言及し始めている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、「角田だけでなく、岩佐歩夢に関しても、ホンダと協力関係にある」とコメント。

    「一方、リアム・ローソンはホンダから独立している」とホンダからスーパーフォーミュラに参戦しているレッドブルの育成ドライバーについて補足した。

    また、今年で引退するアルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは、角田裕毅のレッドブル・レーシング昇格の可能性について「もちろん、それは今後の結果次第だ。パートナーであるホンダとはすでに話し合いが行われている」とここでもホンダの名前に言及している。

    「今年のパフォーマンスを見れば、それが起こる可能性は想定できる」

    ■レッドブルとホンダとの関係
    角田裕毅はF1昇格で“レッドブルドライバー”となったが、ホンダはHFDPとしてアルファタウリのマシンにロゴを掲載しており、資金提供している。岩佐歩夢に関しては、レッドブルの育成ドライバーでありながら、HFDPでのドライバーでもある。

    以前、角田裕毅は、2018年以降のジュニアカテゴリー参戦について「ホンダさんとレッドブルが50:50でサポートしてくれるようになりました」と語っている。それが岩佐歩夢の現在の状況と言えるだろう。

    角田裕毅もレッドブルドライバーではあるが、契約内容の詳細は不明であるものの、ホンダからの資金的なサポートがあると思われ、角田も“純レッドブルドライバー”ではないことが想像できる。

    角田裕毅がアルファタウリからF1デビューした2021年は、レッドブルのジュニアドライバーの“枯渇”が騒がれていた時期ではあるが、ホンダとレッドブルのパートナーシップがなければ、F1への道が切り開かれていたかどうかは疑問視されている。

    HRCの渡辺康治社長は、アストンマーティンF1と提携する2026年からはレッドブルとのこの関係を継続することは難しくなると認め、関係を終了する方向で進めてることを示唆している。

    「レッドブル側とやめるという議論はまだしていません」と渡辺康治は語った。

    「これから議論することになりますが、急に全部やめということになると今プログラムいる人に大きな影響が出ます」

    「ただし、2026年から別のパートナーと組むことになったので今の形で続けていくのは難しいと考えています」

    この発言は「2026年からアストンマーティン・ホンダで引き取りますが、2025年までは角田裕毅もしくは岩佐歩夢をF1に乗せてください」とも解釈できる。

    レッドブルがリアム・ローソンに将来を見ていることは明らかであり、ダニエル・リカルドの経験を買っているもは確かだ。

    政治やお金が物を言うF1の世界だが、ホンダドライバーの2人が生き残るためには、角田裕毅に関してはダニエル・リカルドを圧倒的な差で凌駕し、岩佐歩夢に関してはF2でチャンピオンを獲らなければ、2024年と2025年はレッドブルで“飼い殺し”の状況に恐れる危険がある。

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、4位入賞でF2ランキング3位を維持

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、4位入賞でF2ランキング3位を維持

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第10戦ハンガリーのフィーチャーレースを4位で終え、ランキング3位をキープした。

    FIA F2選手権第10戦ハンガリーは23日(日)、フィーチャーレースを迎えました。岩佐歩夢は予選順位通り3列目6番手からのスタート。23日朝からハンガロリンクは快晴となり、フォーメーションラップがスタートする午前10時5分は、気温26℃、路面温度38℃のコンディションとなった。

    スタートでやや遅れた岩佐は第1コーナーまでに1台に先行され、7番手にポジションを落としたが、その先のコーナーで6番手を取り戻して1周目を終えた。上位陣がオプション(ソフト)タイヤでスタートするなか、岩佐はプライム(ミディアム)タイヤでのスタートを選択した。レース序盤、タイヤの違いとタイヤマネジメントによって、岩佐と前車とのギャップは開いていく。5周目には5番手と5秒以上の差で、岩佐は6番手を守って走行を重ねた。

    12周目、13周目と続けて上位車がタイヤ交換を行い、岩佐は4番手にポジションを上げる。しかし、オプションタイヤでスタートしたトップ3のペースは衰えず、3番手と岩佐の差は10秒以上開いた。オプションタイヤの保ちがいいと判断した岩佐は、早めの20周目にピットインしてタイヤ交換を行い、10番手でコースに復帰。その後、上位車がピットインし、22周目には岩佐は7番手となった。

    想定以上にオプションタイヤの保ちがよく、トップ3がタイヤ交換を行ったのは23周目からで、後続との差は大きく広がっていた。25周目に上位車のピットインによって6番手となった岩佐は、ペースを上げて追い上げを開始する。26周目の第2コーナーで前車をオーバーテイクし5番手。30周目、ペースを上げた岩佐は4番手にも1秒差以内に追いつき、ポジションアップを狙う。背後についてチャンスを伺う岩佐は、35周目の第1コーナーで果敢にインを突いてオーバーテイクに成功しポジションアップ。これで4番手となったが、その段階で3番手とは10秒以上の差が開いており、そのまま37周のレースを終えた。

    4位で12ポイントを加算した岩佐アユ気は、トータル132ポイントでランキング3位をキープし、ハンガリーでの2レースで上位とのポイント差を縮めることに成功。トップとの差は21ポイント、2位との差は10ポイントとなっている。

    岩佐歩夢 ホンダF16番手スタートの岩佐歩夢は4位入賞。上位との差を縮めランキング3位をキープ

    「4位という結果は、いろいろな状況を考えるといい結果だったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「もちろん、自分もチームも求めていた結果ではありませんが、今日のマシンはスプリントレースに比べるとオーバーステアが強く、ペースがよくありませんでした。その状況で、この抜きにくいコースでオーバーテイクしてポジションを上げることもできたし、ポイントを重ねることができたので、自分としてはできる限りのことはしたという感じです」

    ストラテジーについては、前に同じ戦略のクルマがいなければプライム→オプションで行こうと決めていました。6番手からではリスクのある戦略ですが、セーフティカーも出なかったので、結果として戦略は五分五分だったと思います。ただ、今日のオプションの保ちは想定外でした。本来路面温度が低いとグレーニングが出やすいはずですが、今日は全くゼロの状態で、レース序盤にそれが分かった時点では、『今日のレースはダメかな』と思ったくらいです。ただ、それによって早めにタイヤをオプションに替えて、プッシュし続けての4位は上出来で、それ以上を狙うパフォーマンスは自分のマシンにはなかったと思います。次のスパでは優勝争いができるよう、チームとしっかり準備して臨みたいと思います」