カテゴリー: F1オーストラリアGP

  • メルセデスF1のジョージ・ラッセル、非情なエンジン故障に怒り隠せず

    メルセデスF1のジョージ・ラッセル、非情なエンジン故障に怒り隠せず

    メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、F1オーストラリアGPでブレークスルーとなる画期的なパフォーマンスを発揮することを期待し、メルボルンのアルバート・パークでライトが消えると、夢のようなスタートを切った。

    しかし、それはすぐに崩れ去った。18周目に劇的なエンジン火災が発生した後、彼はピットレーンの端にクルマを停車していた。

    「今週末はすべてうまくいったのに」とルクレールは嘆いた。

    「昨日の予選は素晴らしかったし、今日もスタートは完璧だった。第1スティントはうまく管理できていたし、もっと伸ばせたはずだ」

    「しかし、高速のターン10を抜けた途端、何かがおかしいと感じた。3コーナー後、僕はストップしていた」とため息をついた。

    「今日は優勝争いができなかった理由が見当たらないので、残念だ」

    ラッセルは、ポールシッターのマックス・フェルスタッペンのインを突いて、オープニングコーナーでトップに立ち、ルイス・ハミルトンも2番手に浮上するという、これ以上ないスタートだった。

    「マックスのペースを見ていると – 彼は何とかしていたのだろうけれど – 抜くのは難しかっただろう。特にルイスが僕たちの2人の間にいたからね」とラッセルは振り返る。

    しかし、7周目にアレックス・アルボンがスピンを喫し、ウィリアムズを回収するためにセーフティカーが導入されたことから、すべてがうまくいかなくなった。メルセデスはラッセルをピットインさせ、ミディアムタイヤからハードタイヤに交換した。

    それは賢明な決断だったかもしれないが、レースコントロールが赤旗を出したことで、この判断はすぐに覆され、他のドライバーは再スタート前にフリーでタイヤ交換をすることができた。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1

    チーム代表のトト・ヴォルフは「ジョージは不運だった」と語る。

    「彼はトップから素晴らしいストップをして、ハードタイヤに履き替えた。それは完全に正しい判断だったし、彼は前に出ていたはずだ」

    「赤旗が出たことで、彼のレースはもはやそれほど良いものではなくなってしまった。それでもまだ上位に食い込むことはできたはずだ。だからパワーユニットの故障は残念だった」

    メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンも「ジョージは強い週末を作り上げていた」と語る。

    「セーフティカーが赤旗になったのは不運だった。そして、パワーユニットの問題で事態はさらに悪化した」

    ラッセルは、F1がファンを楽しませるために「ショー」を開催する必要があった以外に、赤旗が決定された理由は理解できないと語った。

    「現時点は、いくつかの決定がどうなっているのか、よくわからない」とラッセルは語った。

    「僕たちは皆、FIAと協力して物事を改善しようとしているけど、それは一見、ちょっとした挑戦のように見える」

    「先週のサウジアラビアでクルマが完全にコースアウトしているのにセーフティカーを出した判断を彷彿とさせるようなものだ」とラッセルは不満を漏らした。

    そのコールに困惑したのは彼だけではなく、マクラーレンのランド・ノリスは次のように付け加えた。

    「赤旗を出したのは、単にショーを見せるためだったような気がする」とラッセルは語った。

    ラッセルは、この週末のパフォーマンスが、メルセデスでF1初優勝を飾った昨年のブラジルGPと同じレベルにあったと感じている。

    「レッドブルに追いつくためには、まだ多くの仕事をしなければならないが、この週末からポジティブなものを得ることができる」とラッセルは語った。

    「トラックに出るたびに、僕たちはこれ以上のことはできないことをやっている。すべてを最大化した。僕たちが成し遂げた仕事を誇りに思っている」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 オーストラリアGP

  • フェラーリF1のルクレール、0周リタイア 「過去最悪のシーズンスタート」

    フェラーリF1のルクレール、0周リタイア 「過去最悪のシーズンスタート」

    スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1オーストラリアGPで今季2度目のリタイアを喫し、F1キャリアで過去最悪のシーズンのスタートであることを認め、日曜日にメルボルンで不満を募らせた。

    開幕戦F1バーレーンGPでエンジンの問題でリタイアしたルクレールは、F1オーストラリアGPではオープニングラップでアストンマーティンのランス・ストロールと接触し、リタイアした。

    いずれにせよ、2023年のワールドタイトル候補として専門家やティフォシから注目されていたフェラーリドライバーにとっては、フラストレーションのたまる時間だ。

    「明らかにフラストレーションがたまっている。過去最悪のシーズンスタートだ」とルクレールは苦難の末にメディアを前にして嘆いた。

    「6ポイントなのか8ポイントなのか、合計で何ポイントなのか分からない。悔しい」

    ルクレールの今シーズンのスタートは、開幕から3レースで2勝を挙げた昨年とはまったく対照的だ。フェラーリのドライバーにとって、それはもう遠い記憶でしかない。

    「今は、長期的な目標を考えるよりも、ペナルティや問題なくレースを終えることを優先し、勢いをつけて何が可能かを見極めたい」と、短期的な見通しについて尋ねられたルクレールは答えた。

    ストロールとの接触について、スチュワードは調査中としたが、レーシングインシデントと判断した。ルクレールはこの判断に同意した。

    「ターン3でオーバーテイクをするつもりはなかったけど、フェルナンド(アロンソ)が前のクルマのためにブレーキをかけなければならなかったので、ランスはかなり早めにブレーキをかけるか、ブレーキをかけながらクルマを大幅に減速させなければならなかった」とルクレールは語った。

    「それで、アウト側にギャップがあることに気付いた。僕はそれを狙った」

    「残念ながら、フェルナンドはブレーキング終了間際にさらにマシンを減速させなければならず、ランスはフェルナンドと僕の間に入り込んでしまい、僕たちは接触してしまった」

    「もちろん、ランスのせいではない。レーシングインシデントだと思う」

    「でも、最終的にノーポイントで帰ることになってしまったたので、とても悔しい」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ F1 オーストラリアGP

  • ハースF1のケビン・マグヌッセン、バリアとの衝突は「感じさえしなかった」

    ハースF1のケビン・マグヌッセン、バリアとの衝突は「感じさえしなかった」

    ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、2023年F1オーストラリアGPの終了から6周目にバリアに激突してタイヤを失ったが、本人によると、それほど大きな衝撃は感じなかったという。

    マグヌッセンは54周目にターン2の外側のバリアに衝突し、セーフティカーが導入された。これが赤旗となり、アクシデントに満ちたスタンディングスタートに繋がった。ハースのドライバーは12位を走っていたが、一見何の問題もないように見えるウォールとの接触でレースが終了した。

    「それを感じさえしなかったし、クルマの中で大きく感じるものではなかったのは確かだ」とマグヌッセンは語った。

    「でも、リムが割れてタイヤが外れるほどだった。不運だよね。でも、12位だったので、その時点ではポイント獲得は無理そうだった」

    「だから、僕の日ではなかった。今回もクルマのペースが良かったので、そこは励みになっているし、次回はプッシュする」

    マグヌッセンはまた、アレックス・アルボンのターン7での高速クラッシュによって出された最初の赤旗のタイミングを嘆いた。当時レースリーダーだったメルセデスのジョージ・ラッセルを含む多くのドライバーが赤旗の前にピットインし、一時停止中の「フリー」ピットストップのチャンスを失った。

    「11番手からピットインしたばかりだったので、赤旗が出たのは不運だったと思う。後続の数台より速かったし、レースのその段階ではかなり自信を持っていた。その後、セーフティカーでピットインして…それが赤旗になって、みんながタイヤを交換して…最後まで走るためのね。僕は最後尾だった」とマグヌッセンは語った。

    マグヌッセンの不幸にもかかわらず、しかし、ハースF1チームはオーストラリアでポイントを獲得。フェラーリのカルロス・サインツがアルバートパークでの混乱したスタンディングリスタートで5秒のペナルティを科された後、ニコ・ヒュルケンベルグが7位に分類された。

  • ルイス・ハミルトン 「レッドブルF1との差を縮めるのは不可能ではない」

    ルイス・ハミルトン 「レッドブルF1との差を縮めるのは不可能ではない」

    ルイス・ハミルトンは、自身とメルセデスにとって今シーズン初の表彰台を獲得した後、「クレイジー」なF1オーストラリアGPを振り返り、上位陣の戦いに参加できたことは「アメージング」だったと語った。

    ハミルトンは、セーフティカーや赤旗が何度も提示されたアルバート・パークで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンを追いかけ、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソを寄せ付けず、2位を獲得した。

    チームメイトのジョージ・ラッセルがエンジントラブルでリタイアしたことで、メルセデスF1チームには集団的な失望が生じたが、ハミルトンはレース後、自分たちの躍進がもたらした影響を評価し、明るい表情を見せた。

    「ここオーストラリアとメルボルンのみんなに感謝しなければならない。今週はここで最高の1週間を過ごすことができた。今日は天気も良かったし、このサーキット、この町は素晴らしいショーを続けている」とハミルトンは語った。

    「ジョージにとっては本当に不運だったし、調査しなければならない。僕たちのほうは、信頼性という点では非常に良好だった。それ以外の点では、今日は本当にアメージングだった。2位になれるとは思っていなかったから、本当に感謝している」

    シーズンが進むにつれて、W14のフィーリングはどうかと聞かれたハミルトンは 「でも、まだクルマに違和感があるんだ…クルマとつながっている感じがしない」と語った。

    「そのつながりを生み出すために、できる限りの努力をしている。長いプロジェクトだと思うけど、それでも、レッドブルズと比べると、パフォーマンスで劣っているし、ストレート(ライン)ペースでも明らかに劣っている」

    「ここで「アストンと戦えたことは、シーズンのこの時点でアメージングだし、これからも戦い続けなければならない。[ファクトリーで働くすべての人に感謝し、プッシュし続けよう。この差を縮めることは可能だ。

    「ここでアストンと戦えることは、シーズンのこの時点で驚くべきことだし、戦い続けなければならない。ファクトリーのすべての人たちに本当に感謝している。これからも頑張っていこう。ギャップを埋めることはできる。大変だろうけど、不可能ではない」

    またハミルトンは、レース中盤に自分が走らせているハードタイヤがチェッカーフラッグに間に合いそうにないことを示唆した無線メッセージについて質問された。

    「ハッタリではなかった。正直なところ、序盤はマックスを引き離すためにかなりプッシュしていたし、フェルナンドもプッシュしていた。彼らはとても速い」

    「アロンソは僕の後ろで少し速かったけど、なんとか彼を抑えられたから、本当に感謝している。それに、なんといってもレジェンドだ。前方にワールドチャンピオンがいるし、トップ3にはワールドチャンピオンが3人もいる」

    この結果、ドライバーズランキングではハミルトンが20ポイントで5位、コンストラクターズランキングではメルセデスが56ポイントで3位となった。

    ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 オーストラリアGP

  • レッドブルF1のセルジオ・ペレス、ピットレーンスタートから5位入賞

    レッドブルF1のセルジオ・ペレス、ピットレーンスタートから5位入賞

    レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、2023年F1オーストラリアGPの決勝を5位でフィニッシュした。

    予選Q1でコースオフを喫してを20番手で終えたセルジオ・ペレスは、決勝に先立ってマシンに変更を加えてピットレーンスタートを選択。そこから驚異的なリカバリーを見せ、15ポジションを挽回して5位入賞を果たした。

    「今日は良いリザルトだった。当然ながら、昨日はマシンに対する自信を少し失ってしまったけれど、ひと晩かけていくつもの変更を加えたことがレースの助けになった」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「最初のスタートはかなり良く、3つか4つほどポジションを上げたけれど、その後はDRSトレインにはまってしまい少し苦労した。そのあとも前に出られなかったのでフラストレーションが溜まったけれど、タイヤのデグラデーションが低く、他のドライバーたちが早いうちにハードタイヤに交換してしまった状況ではポジションアップはとても難しかった」

    「序盤からもう少し攻めていたらもっと上の順位でフィニッシュできていたのかもしれないけれど、5位完走には満足しているし、しかもファステストラップまで記録できた。全体的には数週間後のバクーに向けた自信が得られるレースだったし、次のレースでのチャレンジが楽しみだ」

    セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1 オーストラリアGP

  • ピエール・ガスリー、オコンとの接触は処分なしでF1レース出場禁止を回避

    ピエール・ガスリー、オコンとの接触は処分なしでF1レース出場禁止を回避

    アルピーヌF1チームのピエール・ガスリーは、F1オーストラリアGPのレース終盤のチームメイトのエステバン・オコンとのクラッシュについてFIA(国際自動車)からの処分を免れ、F1レース出場禁止処分が科される可能性を免れた。

    ケビン・マグヌッセンが壁に接触してハースF1チームの右リヤタイヤを引き剥がしたことによる2度目の赤旗の後、ガスリーは5番手で再スタートを切ったが、ターン1でロックアップしてフェルナンド・アロンソのリアをかすめた。

    ガスリーはランオフを横切って難を逃れたが、10番グリッドからスタートしていたチームメイトのエステバン・オコンの手前で合流。その後、サーキットをドリフトしてチームメイトをウォールに挟み込んだ。

    この接触によってアルピーヌF1チームは2台ともリタイアとなり、2人はその後、FIA国際スポーツ規約の運転基準に関する条項に違反した疑いでスチュワードに召喚された。

    行動規範には「衝突を引き起こしたり、重大なミスを繰り返したり、(コースから離れるなど)クルマをコントロールできていないように見える場合は、スチュワードに報告され、関係するドライバーの失格を含む罰則が課される可能性がある」と記されている。

    スチュワードとのミーティングから約5時間後、ガスリーに対してこれ以上の処分を科さないという結果が出た。

    この結果、レース出場停止に必要な12ポイントのうち10ポイントをすでに獲得しているピエール・ガスリーは、レース出場停止の可能性を免れた。

    FIAは「スチュワードは、10号車のドライバー(ピエール・ガスリー)、31号車のドライバー(エステバン・オコン)、チーム代表者から話を聞き、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、ビデオ、車載ビデオの証拠を確認し、1周目のレースシングインシデントだったと判断した」

    「両車ともそのように認識し、受け入れた。このような状況下で我々はこれ以上の措置を講じない」

    ピエール・ガスリーは、F1エミリア・ロマーニャGPが終了するまで、レース出場禁止のリスクにさらされている。レース翌日の月曜日(5月22日)で、2022年F1スペイン GPでランス・ストロールと衝突して科されたペナルティポイントが12か月を経過して失効する。

    なお、ピエール・ガスリーがトラックリミット違反で科されたペナルティポイントが過去に遡って取り消されることはいものの、ルールブックで危険運転に該当しないインシデントについてはより軽い罰則を与えるようシステムは見直されている。

  • マックス・フェルスタッペン 「ハミルトンの1周目の追い抜きはルール違反」

    マックス・フェルスタッペン 「ハミルトンの1周目の追い抜きはルール違反」

    マックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPの1周目にルイス・ハミルトンが自分をオーバーテイクしたことに不満を抱いており、ルールが守られていないと述べた。

    フェルスタッペンはポールポジションからレースをスタートしたが、最初のコーナーでジョージ・ラッセルに追い抜かれ、もう1台のメルセデスからも攻撃を受けた。

    ハミルトンはターン3でフェルスタッペンのイン側に移動したが、コーナーに到達したときに完全にフェルスタッペンの前に出ていなかった。フェルスタッペンは出口でワイドに走行することになり、ライバルにポジションを奪われた。

    フェルスタッペンは、ハミルトンのクルマとの位置関係から、回避行動を取らざるを得なかったと語った。

    「僕としては、接触を避けようとしただけだ」とフェルスタッペンは説明した。

    「アウト側で何が許されるかはルール上はっきりしているけど、それが守られていない可能性がある」

    2022年のシーズンを前に、ライバルにスペースを空けられるために何をしなければならないかを記したレースガイドラインが改訂され、ドライバーに配布された。

    レースが初めて赤旗になった後、フェルスタッペンはDRSを使ってハミルトンからポジションを奪い返すことができた。

    「僕たちには良いペースがあったので、いずれにしろ彼らを追い抜いた」

    「でも、それは次のレースで考慮すべきことだ」

    スタートでポールポジションのアドバンテージを失ったものの、フェルスタッペンは常にメルセデスドライバーに戦いを挑むことができると確信していたと語る。

    「非常に悪いスタートだった」とフェルスタッペンは語った。

    「慎重にいった。僕には失うものが多かったし、彼らは勝つものが多かったからね」

    「その後のクルマのペースは速かったと思うし、それはすぐにわかったと思う。僕たちは常にそこにいて、追い抜くためにDRSが開くチャンスを待っていた」

    ハミルトンをパスした後、フェルスタッペンは健全なリードを築いたが、ターン13でスリップして数秒を失った。

    「街のために手伝ってあげたんだ。草を少し刈っただけだ」とフェルスタッペンは冗談を言った。

    「少しロックしてしまい、タイヤを完全にフラットにしてしまいたくなかった。少しワイドに走ったけど、十分なマージンがあった」

    レースは奇妙な状況で幕を閉じた。終盤の赤旗により、残り2周で再スタートが切られ。そして、レースは再び赤旗が提示され、セーフティカーの後ろで1周だけ再開された。

    フェルスタッペンは、レースがどのように処理されたかについて完全には同意していなかったことを認めた。

    「あのような赤旗は僕には分からない」とフェルスタッペンは語った。

    「1回目は理解できるかもしれないけど、2回目は本当によくわからないと思う」

    「少し混乱したけど、僕たちはすべてを乗り切った。今日もクルマのペースは良かったし、もちろん勝ったことが一番重要だ」

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  • アルファタウリF1の角田裕毅、10位で今季初ポイント獲得も「複雑な思い」

    アルファタウリF1の角田裕毅、10位で今季初ポイント獲得も「複雑な思い」

    スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、2023年F1オーストラリアGPの決勝を10位でフィニッシュして今シーズン初ポイントを獲得した。

    レース序盤はポイント圏内を走行していた角田裕毅だが、ズルズルと順位を落とし、2回目の赤旗前は13番手まで後退していた。だが、2回目のリスタートで5番手までジャンプアップする。

    しかし、リスタート後の混乱による赤旗後、3回目のリスタートでは元のポジション(続行不能のアルピーヌの2台を除いた11番手)からのリスタートとなり、セーフティカー先導で11位でチェッカー。カルロス・サインツ(フェラーリ)の5秒ペナルティによって10位に繰り上がった。

    「今日については複雑な思いです。シーズン最初のポイントを獲得できたのは良かったですが、正直に言いますと、自分たちのマシンのペースではポイントは獲得できないと予想していました」と角田裕毅はコメント。

    「赤旗中断になる前にハードタイヤを最適なウィンドウに持っていくのにかなり苦労していたことを踏まえると、自分たちのパフォーマンスを最大限まで引き出しての10位という結果には満足すべきでしょう」

    「リスタート後にいくつかのマシンをオーバーテイクできていたので、5位を取り消されてしまったのは残念です。ポイントを獲得できたというのはポジティブな結果ですので、今後のレースでさらにポイントを重ねるためにハードワークを続けていきます」

    角田裕毅 F1 オーストラリアGP スクーデリア・アルファタウリ

  • カルロス・サインツ 「人生で見た中で最もアンフェアなペナルティ」

    カルロス・サインツ 「人生で見た中で最もアンフェアなペナルティ」

    スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは、F1オーストラリアGPで4位を失ったペナルティは、これまで見た中で最もアンフェアな決定だったと語った。

    カルロス・サインツは、残り2周となったレース最後のスタンディング再スタート時に、ターン1でフェルナンド・アロンソと接触してしまった。この接触によりサインツには5秒のタイムペナルティが課された。

    レースはセーフティーカー先導で終了した。サインツは4位でフィニッシュラインを通過したが、後続に多くのマシンがひしめいていたため、最終順位は12位となり、ポイント圏外となった。

    サインツはスチュワードとの面談に向かう前にF1公式チャンネルの取材に応じ、遅刻によるペナルティをもう受けたくないと語った。

    「今、あまりにも怒ってるし、あまりにも失望していて、話すことができない」とサインツは語った。「本当に何も言えない」

    「話すよりもペナルティを免除してもらうためにスチュワードのところに行きたい。自分がこのペナルティに値するとは思っていないし、僕の人生で見た中で最もアンフェアなペナルティだ。だから、まずはスチュワードのところに行くつもりだ。もし行かなければ、またペナルティを科されることになるからね」

    サインツは、再スタート前の赤旗中断中に、レースエンジニアのリカルド・アダミから無線でペナルティを告げられた。サインツはこの決定を強く批判し、スチュワードの前で自分の主張をする機会が与えられるべきだと述べた。

    『いや、そんなはずはないよ、リッキー』とサインツは無線で語った。

    『ポイント圏外になるのが相応しいか? いや、受け入れられない。レースが終わるまで待って、僕と話し合う必要がある』

    『ノー、プリーズ。プリーズ、プリーズ、プリーズ、プリーズ、待ってくれ、待ってくれ、僕と話し合ってくれ。明らかにペナルティは相応しくない。厳しすぎるよ』

    サインツはチームに訴え続け、スポーティングディレクターのローラン・メキーズは、、この問題をスチュワードと話し合うと告げた。

    サインツ:みんな、何とかしてくれ。信じられない。僕たちは3位と4位で、彼らは1周のインシデントで僕をポイントから外そうとしている。かなりアンフェラだ。彼らが僕にこんなことをするなんて信じられない。
    メキース:それははっきりしている。カルロス、はっきりしている。レースを終えて、ここで話し合おう。
    サインツ:少なくともスチュワードの部屋で、スチュワードと話し合おう。
    メキース:もちろんだ。車を降りたらすぐに彼らに会いに行く。

  • ハースF1チームが主張するSC2ラインを適用するとリザルトはどう変わる?

    ハースF1チームが主張するSC2ラインを適用するとリザルトはどう変わる?

    ハースF1チームは、F1オーストラリアGPのリザルトに異議を申し立てた。彼らの主張は、最後のリスタートのポジションは、2回目のスターティンググリッドに戻すのではなく、2回目のリスタート後のSC2ラインを通過した順番にするべきだというものだ。

    メルボルンのレースは、ケビン・マグヌッセンのクラッシュに対する赤旗により、残り2周でスタンディング形式でリスタートが切られ、完全に混乱した状態で終了した。

    リスタートでは複数のインシデントが発生し、すでにポイント圏内にいたマグヌッセンのチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグが4位に浮上する混乱ぶりだった。

    レースはすぐに赤旗中断となり、リスタートを切るには残り周回数が足りず、セーフティカーの後ろでローリングリスタートを行い、そのままフィニッシュとなった。

    最後のリスタートでは、FIAは前回のスタンディング形式でのリスタートのスターティンググリッドをベースにインシデントで続行不可能になったマシンを省いた順番を設定した。

    だが、昨年のF1イギリスGPでは、SC2ラインを全車が通過した場合は、そのラインでの順位を使用するという前例があった。

    メルボルンの場合、SC2ラインはターン1の手前にある。そのため、ハースはSC2ラインを順位として使用すべきであったと主張した。

    昨年のシルバーストーンでは、マシンがSC2を通過する前に赤旗が出されたため、スターティンググリッドの順番が使用された。しかし、今回は12台すべてがSC2ラインを通過していた。

    そのため、本来あるべき順位に修正される可能性がある。そして、レースラップが残っていなかったため、最後のリスタートの順番がレース分類を決定する。

    SC2ラインを通過した順番は次の通り。
    1.マックス・フェルスタッペン
    2.ルイス・ハミルトン
    3.フェルナンド・アロンソ
    4.ピエール・ガスリー
    5.カルロス・サインツ
    6.セルジオ・ペレス
    7.ランス・ストロール
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ
    9.ランド・ノリス
    10.エステバン・オコン
    11.角田裕毅
    12.オスカー・ピアストリ
    13.周冠宇
    14.バルテリ・ボッタス
    15.ニック・デ・フリース
    16.ローガン・サージェント

    ここから続行不可能だったマシンを省くと
    1.マックス・フェルスタッペン
    2.ルイス・ハミルトン
    3.フェルナンド・アロンソ
    4.カルロス・サインツ
    5.セルジオ・ペレス
    6.ランス・ストロール
    7.ニコ・ヒュルケンベルグ
    8.ランド・ノリス
    9.角田裕毅
    10.オスカー・ピアストリ
    11.周冠宇
    12.バルテリ・ボッタス

    がリスタートのポジションとなり、

    カルロス・サインツに5秒ぺナルティを適用すると
    1.マックス・フェルスタッペン
    2.ルイス・ハミルトン
    3.フェルナンド・アロンソ
    4.セルジオ・ペレス(↑1)
    5.ランス・ストロール(↓1)
    6.ニコ・ヒュルケンベルグ(↑1)
    7.ランド・ノリス(↓1)
    8.角田裕毅(↑2)
    9.オスカー・ピアストリ(↓1)
    10.周冠宇(↓1)
    11.バルテリ・ボッタス
    12.カルロス・サインツ

    が最終リザルトとなる。