カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • フェルナンド・アロンソ FIA審議に皮肉「3分のペナルティを科されるかも」

    フェルナンド・アロンソ FIA審議に皮肉「3分のペナルティを科されるかも」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1第8戦オーストリアGP決勝後、ブルーフラッグを無視した疑いでスチュワードへの出頭を求められたことについて、皮肉を交えながら不満を口にした。

    アロンソは決勝中にも黄旗区間で十分に減速しなかったとして5秒加算ペナルティを受けており、その判定基準に疑問を呈していた。さらにレース後にはブルーフラッグへの対応についても調査対象となったことを知り、スペイン紙『MARCA』の取材に応じた。

    相次ぐ調査に皮肉
    レース後、国際メディアの取材エリアに現れたアロンソは、自身がブルーフラッグ無視の件でスチュワードに呼び出されていることを知らされると、苦笑いを浮かべながら皮肉交じりに語った。

    「知らなかったよ。今から行くところだ……もしかしたら今度は3分のペナルティでも科されるかもしれないね」

    アロンソは決勝中、マックス・フェルスタッペンとキミ・アントネッリが2位争いを繰り広げながら背後に迫った際には、2台を先行させるためにラインを譲っており、ブルーフラッグを無視したつもりはなかったとの認識を示している。

    黄旗判定への不満も継続
    アロンソは今回のブルーフラッグ調査だけでなく、決勝中に受けた黄旗違反による5秒ペナルティについても納得していない様子だった。

    前日の予選では、ジョージ・ラッセルがマックス・フェルスタッペンのクラッシュによる黄旗区間を通過しながらポールポジションを獲得しており、その裁定との違いを示唆した。

    「昨日の黄旗の件でも分かったことだ」

    アロンソは詳細な説明こそ避けたものの、自身への裁定は他のドライバーよりも厳しく運用されているとの認識をにじませた。

    今回のオーストリアGPでは、アロンソはレース中の黄旗違反による5秒ペナルティに加え、レース後にはブルーフラッグへの対応でもスチュワードの審議対象となった。アロンソは一連の裁定に対して皮肉を交えながら不満を示し、判定基準の一貫性に疑問を投げかけた。

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    ・「今季初めて3周とも同じデプロイメントで走れた」 アロンソが語るホンダF1の現状

  • 「今季初めて3周とも同じデプロイメントで走れた」 アロンソが語るホンダF1の現状

    「今季初めて3周とも同じデプロイメントで走れた」 アロンソが語るホンダF1の現状

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第8戦オーストリアGP予選で21番手に終わったにもかかわらず、無線で「近づいている」「いいラップだった」と前向きなメッセージを送った。その真意について、アストンマーティンとホンダが結果には表れない着実な改善を積み重ねていることへの評価だったと説明した。

    アストンマーティンはランス・ストロールも22番手に沈み、2台揃って最後尾グリッドとなった。

    一方で、チーム内部ではドライバビリティやギアボックス、エネルギーマネジメントなど、今季序盤から抱えてきた課題に改善の手応えを得ており、アロンソはその進歩を高く評価している。

    無線で語った「近づいている」の真意
    予選後、無線で前向きな言葉を発した理由を問われたアロンソは、冗談を交えながらその背景を説明した。

    「もちろん、あの無線はプライベートな会話だけどね」と笑いながら切り出したアロンソは、オーストリアの高地特性やエネルギーマネジメントへの対応に苦しみながらも、大きな前進があったと明かした。

    「FP1からドライバビリティやギアボックス、シフトダウン、シフトアップ、それにエネルギー供給の一貫性について大きく改善できた。今季前半はデプロイメントが安定せず、予選ではラップごとにストレートスピードやコーナー進入速度が違っていた」

    「今回はそこを重点的に改善した結果、今季で初めて3周とも同じデプロイメントで走ることができた。そのおかげで次のコーナーへの進入速度を把握した上で限界まで攻められた」

    結果以上に価値があった改善
    アロンソは、FP1から予選までの改善幅そのものが非常に励みになったと語る。

    「FP1から予選までの改善は本当に励みになった。僕たちは最後尾だけど、一番近いライバルだったキャデラックも大型アップグレードで前進していた。それでもチームはポイント争いや表彰台争いをしている時と同じ姿勢で仕事を続けている」

    「毎週最下位だと士気を保つのは簡単ではない。でもチームの誰一人として諦めていない。毎セッション、マシンを改善しようと全力で取り組んでいる」

    「ドライバーとしても、それが大きなモチベーションになる。チームが諦めない限り、自分も諦めるわけにはいかない。だから今日の無線は、FP1から予選まで改善できたことを素直に評価した気持ちだった」

    アップグレード投入前の重要な準備期間
    アストンマーティンでは、今後予定される空力アップグレードに向けて、パワーユニットやギアボックスの運用面を徹底的に改善する方針を取っている。アロンソも、このアプローチは極めて重要だと強調した。

    「その通りだ。仮にマイアミやカナダでアップグレードを投入していたとしても、デプロイメントやギアボックスといった細かな部分がまだ整っていなかったと思う」

    「新しいパッケージが来るまでの間に、そうした部分を改善する時間として使っている。決して小さな問題ではないし、ラップタイムにも大きく影響する要素だ」

    「順位はここ4戦と変わらない。でも今日の予選は、そのどれよりも満足感があった」

    ホンダとチームへの信頼は揺るがない
    最後にアロンソは、サーキットだけでなくファクトリーで働くスタッフやホンダの努力にも敬意を示した。

    「もちろん、ここだけではなくファクトリーでも同じだ。毎週ライバルとの差が広がっているように見える状況で、1000人ものスタッフのモチベーションを維持し、さらにパフォーマンスを追求するのは簡単ではない。それでも僕たちは団結している」

    「全員が全力で働いている。彼らは僕たちドライバーにとっても刺激になっている。僕たちはタイムシートを見るたびに悪いニュースしか感じられないけど、ガレージやミーティング、デブリーフ、そしてファクトリーを見ると、彼らがどれだけ高いレベルで努力を続けているかが分かる」

    「結果には表れていなくても、彼らは非常に高いレベルで仕事をしている。その姿を見ると、自分自身もさらに努力し、最高のパフォーマンスを発揮しなければならないと感じる」

    アストンマーティンはオーストリアGPでも最後尾に沈んだが、アロンソはラップタイム以上に運用面での改善を高く評価している。夏以降に予定される大型空力アップグレードへ向けて、チームとホンダは基礎部分の完成度を高め続けており、今回の予選はその積み重ねを実感できた一戦となった。

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  • アストンマーティン・ホンダF1 オーストリアGP予選「現在の競争力を反映」

    アストンマーティン・ホンダF1 オーストリアGP予選「現在の競争力を反映」

    アストンマーティンは2026年F1オーストリアGP予選で苦戦を強いられ、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手に終わり、最後尾グリッドを占めた。

    チーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、この結果は現在のチームの競争力を反映したものだと認めつつも、限られたパッケージの中で最大限のパフォーマンスを引き出す姿勢を強調した。

    アストンマーティンは週末を通じて冷却面の問題にも苦しみ、予選ではキャデラック勢と争うこともできなかった。それでもクラックは、限られたパッケージの中で可能な限りのパフォーマンスを引き出そうとしていると強調している。

    クラック「現在の競争力を反映した結果」
    クラックは予選を振り返り、現在の戦闘力がそのまま結果に表れたと率直に認めた。

    「今日の予選結果は、現在の私たちの競争力を反映したものだ」

    一方で、チームとしてできる限りの仕事は続けていると語り、両ドライバーの働きを評価した。

    「それでも私たちは、現在のパッケージを最大限に活用しようと努めている。ドライバーたちは、いつもどおりその力を発揮してくれた」

    決勝については厳しい展開を予想しながらも、引き続きマシンから最大限のパフォーマンスを引き出す考えを示した。

    「決勝は厳しい戦いになるだろう。しかし私たちは、マシンから可能な限りのパフォーマンスを引き出し、学びを積み重ね、オペレーション面でも強さを発揮できるよう集中していく」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソ「進歩には満足している」
    21番手となったフェルナンド・アロンソは、順位自体は想定どおりだったとしながらも、マシンのフィーリングには改善があったと語った。

    「結果は予想していたとおりだが、今週末ここまでで僕たちは前進できたと感じている。昨日のFP1から、マシンの予測しやすさや一貫性は改善された」

    「チームは改善できる部分に懸命に取り組んでくれたし、明日の決勝に向けても作業を続ける。厳しいレースになるだろうが、ここまでの進歩には満足している」

    ストロール「もう少し良い結果も可能だった」
    22番手に終わったランス・ストロールは、Q1最後のアタックでのミスが影響したと説明した。

    「今日の予選は、もう少し良い結果を出せたかもしれない。Q1最後のラップでターン4でロックアップしてしまい、そのラップを中止せざるを得なかった」

    さらに、シーズン開幕から抱える課題は変わっていないとしながらも、改善への取り組みを続けると語った。

    「シーズン開幕から乗っているのと同じマシンなので、自分たちの立ち位置は分かっている。それでもチーム全員が改善に向けて努力を続けているし、今はそこに全力を注いでいる。明日何ができるか見てみたい」

    アストンマーティンは厳しい予選結果に終わったものの、チームは現状を冷静に受け止めながら改善を続け、決勝で少しでも多くの成果を持ち帰ることを目指す。

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  • ホンダF1 オーストリアGP予選総括「新スペック投入まで正しい方向へ前進」

    ホンダF1 オーストリアGP予選総括「新スペック投入まで正しい方向へ前進」

    ホンダは、2026年F1第8戦オーストリアGP予選を終え、現行パワーユニットの改善が着実に進んでいるとの見解を示した。

    ホンダのワークスパートナーであるアストンマーティンは厳しい戦いを強いられ、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手でともにQ1敗退となった。

    ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、FP3と予選に向けて日本のHRC Sakuraと現地トラックサイドが前日のデータを分析し、エネルギーマネジメントとドライバビリティの最適化を進めたことを明らかにした。

    折原伸太郎「新PU投入まで着実に前進」
    「今日のFP3と予選に向けては、昨日のデータをレッドブル・リンクにいるトラックサイドと日本のHRC Sakura協働で見直した上で臨みました」と折原伸太郎はコメント。

    「結果として、このタフなサーキットに合わせて、エネルギーマネジメントとドライバビリティのセッティングを最適化することができました」

    ホンダF1 本田技研工業

    「パワーユニットのパフォーマンスは、まだ我々が目指しているところまで来ていません。しかしながら、新しいスペックのエンジンが投入できるまでの間にも、着実に正しい方向へと前進しています。週末最初のセッションから予選にかけて、一歩ずつではありますが前進の手応えがあった点は、率直にポジティブに受け止めています」

    ホンダは目標とするパワーユニット性能にはなお改善の余地があると認めつつも、現地と日本の連携によってエネルギーマネジメントやドライバビリティを最適化し、着実な前進を確認した。新スペックのエンジン投入まで現行仕様の改善を積み重ね、パフォーマンス向上を目指していく。

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  • アストンマーティンF1 AMR26Bでアルピーヌ超えへ「中団首位を目指す」

    アストンマーティンF1 AMR26Bでアルピーヌ超えへ「中団首位を目指す」

    アストンマーティンは、エイドリアン・ニューウェイが主導して開発を進める「AMR26B」に大きな期待を寄せている。

    現状ではグリッド最後尾に沈んでいるものの、チームは新型マシンによって中団グループの先頭に立つことを目標に掲げており、現在その位置を占めるアルピーヌに追いつき、追い越すことを目指している。

    チームのトラックサイド・オペレーション責任者であるマイク・クラックは具体的な性能目標について慎重な姿勢を崩さなかったが、7月のベルギーGPまたはハンガリーGPで投入予定のAMR26Bが、今季の流れを大きく変える転機になるとの期待を隠さなかった。

    AMR26Bでポイント争い復帰を目指す
    現在のアストンマーティンは、多くのサーキットでトップ勢から1周あたり3〜4秒遅れる厳しい状況に置かれている。一方で、ニューウェイは小規模なアップデートを積み重ねるのではなく、大規模改良版であるAMR26Bの完成に開発資源を集中させる戦略を選択した。

    モナコGPではフェルナンド・アロンソが貴重な1ポイントを獲得し、コンストラクターズランキングでキャデラックを上回った。しかし現行AMR26で同様の結果を再現するのは難しいとみられており、その役割を担うのがAMR26Bとなる。

    クラックは投入時期について次のように説明した。

    「全員が最大限の力で取り組んでいる。できるだけ早く完成させたいと思っているし、準備が整い次第投入するつもりだ」

    一方で、新車の性能については慎重な見方を示した。

    「実際に走らせてみなければ分からない」

    「現在もあらゆるデータをマッピングし、シミュレーションを分析している。サーキットごとの数値を正確に示すのは難しいし、ドライバビリティのような要素も影響する」

    「ラップタイムを正確に予測することは非常に難しい。最終的には辛抱強く見守る必要がある」

    それでもポイント獲得は譲れない目標だという。

    「皆さんも私もポイントを獲得したいと思っている。中団争いは非常に接戦だ。そのグループとの差を縮めなければならない。そして、そのグループに加われたなら、最終的にはその先頭に立ちたいと思っている」

    「もちろん信頼性も重要な要素になるが、モナコで獲得したポイントが今季最後になるとは思っていない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイの戦略を全面支持
    シーズン序盤の不振を受け、ニューウェイは小規模な改良を繰り返すのではなく、AMR26Bに開発を一本化する決断を下した。その結果、アストンマーティンは約4か月間、ほとんどアップデートのない苦しい戦いを強いられている。

    それでもクラックは、チーム全体がこの方針を全面的に支持していると強調した。

    「もちろんさまざまな意見はある。どのようなステップを踏むべきか、どれだけの予算を使えるのかを議論し、そのうえで最終的な決断を下す」

    「チームで仕事をしていれば異なる意見があるのは当然だ。しかし一度決断したなら、80%ではなく100%で取り組まなければならない。そのあとで不満を言うべきではない」

    さらに、現在の苦境にも前向きな姿勢を貫く必要があると語った。

    「この決断をした以上、それに沿って仕事を続けなければならない。簡単ではないが、ネガティブになったり、周囲や世界に不満をぶつけたりするのは簡単だ」

    また、ニューウェイへの信頼についても改めて強調した。

    「ここ数週間の報道を見ると、多くの専門家がこの戦略を評価してくれている。しかし私たちは粘り強く、自分たちの道を進み、チーム代表が示した方向性に従い続けなければならない。感情的になることはあるが、それは脇に置いて仕事を続けるべきだ」

    ベルギーGP投入へ残るは2戦
    現在の計画通りであれば、AMR26B投入前に現行マシンで戦うのはオーストリアGPとイギリスGPの2戦のみとなる。

    チームは7月17〜19日に開催されるベルギーGP(スパ・フランコルシャン)でのデビューを第一候補として準備を進めており、状況次第では翌週のハンガリーGPが投入時期となる可能性も残されている。

    アストンマーティンにとってAMR26Bは、単なるアップデートではなく、今季後半戦で再びポイント争いへ復帰し、中団グループの先頭を狙うための重要な切り札となる。

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  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦戦続く「厳しい金曜日だった」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦戦続く「厳しい金曜日だった」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行を終え、「厳しい金曜日だった」と振り返り、マシンが抱える問題の解決に苦戦している現状を明かした。

    FP1では22番手、FP2では19番手で初日の走行を終了。セットアップ変更を試したものの十分な改善は得られず、予選へ向けて課題を残す一日となった。

    セットアップ変更でも課題は解消せず
    FP1ではマシンのセットアップ変更を試し、FP2でも調整を継続したアロンソだったが、期待した改善には至らなかった。

    「厳しい金曜日だった」

    「両方のセッションでいくつか異なるセットアップを試した。でも、明日に向けてマシンをより良い状態にするためには、一晩かけてまだやるべき仕事が残っている」

    走行後のインタビューでも、セットアップ変更だけでは根本的な問題を解決できていないことを認めた。

    「そうだね、あまり多くは得られなかった。FP1でもFP2でもセットアップを少しいじってみた」

    「でも、走行開始からずっとマシンにいくつか別の問題も抱えていて、その原因を調査しているところだ。明日までにそのいくつかを解決できることを願っているけれど、厳しい一日だった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    アップグレードなしで予選も苦戦か
    アストンマーティンは今回のオーストリアGPに新しいアップグレードを投入しておらず、競争力向上は既存パッケージのセットアップ最適化に委ねられている。

    FP2ではアロンソが1分10秒544で19番手、ストロールが1分10秒698で20番手と僅差だったが、中団争いでは依然として後方に位置している。

    チームとしては、この日も信頼性トラブルに見舞われるライバルが相次いだことも踏まえ、予選では状況次第でQ1突破の可能性を探ることになる。

    今回の走行ではセットアップ変更による改善は限定的に終わり、アロンソ自身もマシンが抱える問題の解決を優先課題に挙げた。予選までにどこまで課題を解消し、戦闘力を引き上げられるかが週末の結果を左右することになりそうだ。

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  • ジャック・クロフォード アストンマーティンF1で好感触「すぐにスピードに乗れた」

    ジャック・クロフォード アストンマーティンF1で好感触「すぐにスピードに乗れた」

    アストンマーティンのリザーブドライバーを務めるジャック・クロフォードは、2026年F1第8戦オーストリアGPのFP1でランス・ストロールに代わって走行し、充実したセッションだったと振り返った。

    クロフォードは1分11秒202を記録して20番手。プログラムをほぼ予定通り消化し、シミュレーター開発にもつながる貴重なデータを持ち帰ることができたという。

    「すぐにスピードに乗ることができた」
    走行後、クロフォードは今回のセッションを通じて自身の成長を実感したと語った。

    「良いセッションだった。今ではF1マシンにもかなり順応できていると感じた」

    「最初の走行からすぐに快適に走ることができたし、すぐにスピードにも乗ることができた。今日の内容にはとても満足している」

    また、今回得られた経験は今後のシミュレーター作業にも生かされると説明した。

    「もちろん、今回もシミュレーターへ持ち帰ることができる良い学びがあった。だから満足しているよ」

    ジャック・クロフォード(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    チームも走りを高評価
    FP1ではレッドフラッグの影響でスタート練習こそ実施できなかったものの、それ以外のプログラムはほぼ予定通り完了した。

    「チームからも良いフィードバックをもらったし、今日の仕事には満足してくれている」

    「最後にスタート練習をやる予定だったけれど、レッドフラッグでできなかった。それは仕方ないことだね」

    次回の走行機会を心待ち
    今後のFP1出走予定については、まだ決まっていないことを明かした。

    「まだ早すぎて分からない。できれば近いうちにまた乗りたいと思っているけれど、本当にどうなるかは分からないね」

    クロフォードは限られた60分間の走行で安定したパフォーマンスを披露し、チームからも高い評価を獲得した。今回の経験をシミュレーター開発へ反映させながら、次のF1走行機会を待つことになる。

  • ホンダF1 オーストリアGP初日「過酷な条件下でPU最適化を実施」

    ホンダF1 オーストリアGP初日「過酷な条件下でPU最適化を実施」

    ホンダは、2026年F1第8戦オーストリアGP初日の走行を終え、パワーユニットの最適化を中心としたプログラムを実施した。

    標高の高いレッドブル・リンクと猛暑が重なる過酷なコンディションのなか、アストンマーティンではリザーブドライバーのジャック・クロフォードも走行し、3人のドライバーから貴重なフィードバックを収集した。

    ホンダはPU最適化を重点的に実施
    ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、レッドブル・リンク特有の環境がパワーユニットにとって大きな負荷となることを踏まえ、初日は最適化を優先したと説明した。

    「レッドブル・リンクは標高が高く、パワーユニット、とりわけターボチャージャーにとって厳しい条件となるサーキットです。現在ヨーロッパを襲っている熱波の影響も加わり、一段と過酷なコンディションとなっています。そのため、今日の2回のフリー走行では、パワーユニットの最適化を中心としたプログラムを進めました」

    クロフォード起用で開発データを収集
    FP1ではランス・ストロールに代わってジャック・クロフォードがAMR26をドライブした。クロフォードは普段からアストンマーティンのシミュレーターで「ドライバー・イン・ループ」としてエネルギーマネジメントやエンジンマッピングなど、パワーユニット関連の開発を担当しており、実車で得られたデータはホンダにとっても大きな収穫となった。

    「FP1ではストロール選手に代わりクロフォード選手がドライブしたことで、FP2と併せて3名のドライバーからフィードバックを得ることができました。クロフォード選手は普段からAMR Technology Campusの『ドライバー・イン・ループ』と呼ばれるシミュレーターで、エネルギーマネジメントやエンジンマッピングなどパワーユニット関連の領域を担当しています。そのクロフォード選手がAMR26実車をドライブしてくれたことは、我々にとっても非常に有意義でした」

    一方、アストンマーティンは初日のセッションで上位争いには加われず、厳しいスタートとなった。ただし、ホンダは競争力を追い求めるだけでなく、過酷な条件下でのパワーユニット性能や冷却性能、エネルギーマネジメントに関するデータ収集を着実に進めた。

    ホンダ/アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    FP3で予選・決勝仕様へ仕上げ
    ホンダは土曜日のFP3で予選と決勝を見据えた最終調整を行い、セットアップをさらに煮詰めていく方針だ。

    「明日のFP3では予選と決勝を見据えて、エネルギーマネジメントと冷却パッケージをさらに煮詰めていきます」

    高地と猛暑という今季屈指の過酷な条件で収集したデータを基に、ホンダとアストンマーティンは予選に向けてマシンの完成度向上を目指す。

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  • アストンマーティンF1開発停滞にアロンソ皮肉「他チームには金を生む機械がある」

    アストンマーティンF1開発停滞にアロンソ皮肉「他チームには金を生む機械がある」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1シーズン中盤に入っても継続的なアップグレードを投入し続けるライバル勢に驚きを示し、「他チームの工場地下には“お金を生み出す機械”があるのではないか」と皮肉を交えながら、アストンマーティンの開発方針について複雑な胸中を明かした。

    一方でアロンソは、大規模アップグレードを一括投入するというチームの判断自体は理解を示しており、自身の発言には賛同と不満が入り混じる矛盾した一面ものぞかせた。

    「他チームには“金を生む機械”があるのか」
    2026年のアストンマーティンは開幕から深刻な競争力不足に苦しんでおり、スペインGPでは予選でトップから4秒遅れを喫するなど、現在は事実上グリッド最後尾に沈んでいる。

    チームは細かなアップグレードを随時投入するのではなく、ハンガリーGPまたはオランダGPで予定される大型アップグレードまで現行仕様を維持する方針を選択している。

    マイク・クラックはオーストリアGPで、この決断について次のように説明した。

    「我々が立ち止まっているように見えるかもしれない。しかし実際には、申告されるアップグレード以外にも多くの作業が進んでいる」

    「他チームが前進しているのは事実だ。しかしスペインでも話したように、チームとしてこの方針を選び、それにコミットした以上、最後まで貫かなければならない。毎週のように弱点を嘆くのではなく、現状で最大限を引き出し、より良い時期に備えるべきだ」

    一方、アロンソは大型アップグレードを待つ方針について「正しい決断だ」と認めながらも、冗談交じりにライバル勢への驚きを語った。

    「僕はその判断には同意していなかった。でも、どうやら他チームみたいに無制限にアップグレードを投入するためのお金はないらしい」

    「毎週金曜日にFIAのアップグレード申告を見るたびに驚かされる。もしかすると彼らの工場の地下には“お金を生み出す機械”でも置いてあるのかもしれないね」

    もっとも、アロンソはチームの判断そのものを否定しているわけではないと強調した。

    「コストキャップの制約や、どれだけマシンを変更できるかは外からは分からない。問題を理解するまでに時間も必要だったし、アップグレードは試して失敗してを繰り返せるものではない」

    「最初の3〜4戦は弱点を理解することに費やし、風洞で解決策を試し、他チームのアイデアも研究した。それらを整理して初めてアップグレード計画を立てられる。だから時間が必要なんだ」

    「数戦で0.3〜0.4秒縮めても意味はない」
    アロンソは、開幕当初の混乱が現在の開発計画につながったと説明した。

    「バルセロナでシェイクダウンができず、バーレーンのテストもうまくいかなかった。オーストラリアではレースを完走できるかどうかさえ分からなかった。それが当時の現実だった」

    「だから、この決断は正しかったと思う」

    また、小規模な改良では状況は変わらないとの考えも示した。

    「数戦かけてコンマ3〜4秒改善しても、結局は最後尾で戦うだけだ。僕たちにはもっと大きな変化が必要なんだ」

    「ファクトリーでは全員が全力で取り組んでいる。まだ結果は見えていないが、アストンマーティンを過小評価してはいけない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    夏休みまでに2027年の去就を決断へ
    アロンソは自身の将来についても言及し、F1参戦継続の可否は夏休みまでに判断する考えを明らかにした。

    チームは残留を望んでいるが、本人はまだ最終決断を下していない。

    「たぶん夏休みの8月まで待つことになる。その後はザントフォールト、モンツァと続くから、その頃には来年どうするか決めると思う」

    一方で、レース活動そのものをやめる考えはないという。

    「自分はまだ速いと感じているし、モチベーションもある。この仕事が大好きだから、競争力を失ったとかレースが嫌になったという理由で辞めることはない」

    「F1を続けるかどうかは別の話だ。今のレギュレーションやパワーユニットを本当に楽しめるかどうかなど、多くの要素を考えなければならない」

    また、仮にF1を離れてもアストンマーティンとの関係は続くと強調した。

    「僕はこのチームにコミットしている。たとえレースをしなくなっても、このプロジェクトへの関わりは変わらない」

    さらに将来の選択肢として、世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに参戦するヴァルキリーやダカール・ラリー、ラリー競技、さらに四輪駆動となる次世代Gen4マシンのフォーミュラEなどにも興味を示した。

    アストンマーティンは今後、AMR26Bとホンダ製パワーユニットのアップグレードによる巻き返しを狙っているが、アロンソは現状への不満を隠さない一方で、大型アップデートに望みを託している。また、自身の2027年以降については夏休みまでに結論を出す見通しであり、F1残留か新たなカテゴリーへの挑戦か、その決断にも注目が集まる。

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  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1を擁護「虐待のような扱い」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1を擁護「虐待のような扱い」

    フェルナンド・アロンソが、F1第8戦オーストリアGPの木曜メディアデーで、アストンマーティンとホンダを取り巻く厳しい批判に強い口調で反論した。

    アルピーヌ復帰説など自身の去就を巡る憶測が飛び交うなか、アロンソはプロジェクトへの揺るぎない信頼を強調。さらに、SNSなどでチームが「虐待に近い扱い」を受けているとして、外部からの過度な批判に苦言を呈した。

    「プロジェクトへの約束は現役生活を超えている」
    今季のアストンマーティンは、新たなPUパートナーとなったホンダとともに苦戦が続いている。ここまで獲得したポイントは、アロンソがモナコGPで記録した1ポイントのみ。競争力不足から、アロンソにはアルピーヌ復帰や引退の可能性まで取り沙汰されている。

    しかしアロンソは、そのような憶測を明確に否定した。

    「噂はいつでもある。僕たちは外の世界から非常にひどい扱いを受けてきた。今は期待外れのパフォーマンスしかできておらず、厳しい時期にいる。夏休みが近づけば、いつも噂は出てくる」

    「トップチームにも噂はあるし、僕たちにもある。それは僕たちが苦戦しているからだ。でも以前から言っているように、僕のアストンマーティンへのコミットメントは、ドライバーとしての現役生活を超えたものなんだ」

    アロンソは現役引退後もアンバサダーやスポーツカー活動などを含む長期契約を結んでいるとされており、プロジェクトへの信頼は揺らいでいないと改めて強調した。

    「僕はこのプロジェクトを信じているし、適切な人材がそろっている。本当に最高の人たちがいる。エイドリアン・ニューウェイがいて、ホンダもいる。確かに出遅れたことは理解している。でも、できるだけ早く状況を整えようとしているところだ」

    「問題は必ず解決できる」とホンダとチームを擁護
    2026年のアストンマーティンはここまでモナコGPでアロンソが獲得した1ポイントのみと苦戦が続いている。ホンダ製パワーユニットも競争力不足に苦しんでいる一方、チームはエイドリアン・ニューウェイが主導する大規模アップグレードの投入を待っている状況だ。

    アロンソは、SNS上でアストンマーティンやホンダを揶揄する投稿が相次いでいる現状にも言及した。

    「僕たちは最後尾にいるから格好の標的になっている。SNSではいろいろなことが起きていて、僕たちをネタにしたジョークも投稿される。それは虐待と言ってもいいくらいの境界線にあると思う」

    その一方で、チーム全体の努力を強調し、必ず状況は改善すると訴えた。

    「もちろん今の順位に満足しているわけではない。でも、ホンダもアストンマーティンも本当に勤勉な人たちばかりだ。1,000人ものスタッフが毎日懸命に働いて問題の解決に取り組んでいる」

    「問題は必ず解決できる。それは時間の問題だ。僕はこのプロジェクトを信じているし、チームを信頼している。僕たちは全員で一緒に戦っている」

    さらに、開幕戦オーストラリアGPの時点で、費用対効果を考慮して十分な効果が見込めるタイミングまでアップグレード投入を待つ方針をチーム首脳が決断し、全員がそれに同意していることも明かした。

    「僕たちドライバーは毎週レースをして、毎週メディア対応をして、そして競争力のないマシンで走っている。でもチームのリーダーたちは、アップグレードは効果が十分に見込めるタイミングまで待つという決断をオーストラリアで下した。コスト効率も含めてね」

    「僕たちは全員その方針に同意しているし、そのアップグレードをできるだけ前向きな気持ちで待っている」

    アロンソはアルピーヌ復帰説を明確に否定するとともに、アストンマーティンとの長期的な関係に改めて強い信頼を示した。現在の苦境についても、ホンダやチームスタッフの努力を高く評価し、大型アップグレードによって状況は必ず改善できるとの確信を口にした。

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