カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • エイドリアン・ニューウェイ アロンソに謝罪「私の責任」 2027年残留も熱望

    エイドリアン・ニューウェイ アロンソに謝罪「私の責任」 2027年残留も熱望

    エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールに対し、AMR26Bの開発計画を十分に共有できていなかったことを認め、自身の責任だったと謝罪した。また、2027年もアロンソに現役を続けてほしいとの考えを明かし、ハンガリーGPで投入予定のAMR26Bがその鍵になるとの見方を示した。

    アストンマーティンは2026年シーズン、新レギュレーションへの対応やホンダとの新たなパワーユニット開発に苦戦し、開幕から9戦を終えて深刻な戦力不足に直面している。

    エイドリアン・ニューウェイはチーム代表と技術責任者を兼務しながら、マシン開発の立て直しに全力を注いでいる。

    開発優先でドライバーとの対話不足を認める
    シーズン序盤のアストンマーティンは、トップ勢から1周あたり約4秒遅れる戦闘力不足に加え、激しい振動やシートポジションの問題、ブレーキング時の電気系統の不安定な挙動など、多くのトラブルを抱えてきた。

    その結果、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは無線やメディアを通じてたびたび不満を口にしてきた。

    エイドリアン・ニューウェイは、その背景には自身の説明不足もあったと認めた。

    「2人のドライバーはフラストレーションを抱えている。それが時にはメディアでも表れていた。しかし、それは理解できることだ。彼らは非常に競争心が強く、勝利を争いたいと思っている」

    さらに、ドライバーの立場について次のように説明した。

    「ドライバーは自分が感じること、運転しているマシン、そしてコース上で目にするものを基準に判断する。当然ながら、これほど多くの問題を抱え、他チームと戦えない状況は非常に大きなストレスだった」

    AMR26B開発のため現場を離れる日々
    エイドリアン・ニューウェイはAMR26Bの開発に専念しており、開幕から9戦で現地入りしたのはオーストラリア、モナコ、そして母国イギリスGPの3戦のみだった。

    そうした状況を踏まえ、6月には開発作業の手を止め、アロンソとストロールに直接説明する時間を設けたという。

    「約2週間前、時間を作ってフェルナンドとランスに、アップグレードパッケージで何を進めているのか、2027年に向けて何を学んでいるのかを詳しく説明した。そして、見えにくいかもしれないが、2人のフィードバックをしっかり聞き、それを反映しようとしていることも伝えた」

    ニューウェイは、コミュニケーション不足がドライバーの不満を大きくしたことを率直に認めている。

    「人は自分の声が聞き入れられていないと感じると、大きなフラストレーションを抱くものだ。それは自然な反応だ。フェルナンドとランスに十分な時間を割き、アップグレードパッケージや来季に向けて何を目指しているのかを説明できていなかったことについては、私に全面的な責任がある」

    エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    2027年残留へ AMR26Bが重要な試金石
    エイドリアン・ニューウェイは、チームとしてアロンソの2027年残留を強く望んでいることも明言した。

    そのためには、ハンガリーGPでデビュー予定のAMR26Bが期待どおりの成果を示すことが重要になるという。

    「非常に重要だ。フェルナンドは今回のアップグレードに大きな期待を寄せている。もし良い結果が得られれば、あと1年ステアリングを握り続けてくれることを期待している」

    さらに、アロンソの存在価値について次のように評価した。

    「彼の経験、マシンへの理解、そして開発を導く能力は計り知れない価値がある。ただし、彼はチームが明確で具体的な進歩を示すことを望んでいる。私たちが正しい方向へ着実に前進していることを証明できれば、彼は引き続き全力でチームに貢献してくれるだろう」

    アストンマーティン再建の成否を左右するアップグレード
    アストンマーティンは次戦ベルギーGPでも厳しい戦いが予想されるが、その後のハンガリーGPでは待望のAMR26B投入が予定されている。

    ニューウェイは、自らの説明不足を認めたうえで、アップグレードによってドライバーにチームの方向性を示す必要があると語った。AMR26Bが期待どおりの成果を発揮できれば、アストンマーティンの巻き返しだけでなく、アロンソの2027年残留にも大きな弾みとなる。

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  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1を信頼「開発計画は把握している」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1を信頼「開発計画は把握している」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第9戦イギリスGPで18位に終わったものの、アストンマーティンが進める開発計画については「落ち着いている」と語り、今後投入されるアップグレードに期待を示した。

    フェルナンド・アロンソは決勝前のフォーメーションラップで電源トラブルに見舞われた一方、レース後には開発状況や2026年F1マシンへの考えについて率直な見解を明かした。

    フォーメーションラップで突然の電源停止
    フェルナンド・アロンソは、フォーメーションラップでマシンの電源が突然落ちた状況について、原因はまだ調査中だと説明した。

    「原因はまだ分からない。これから確認するところだ。すべてが突然オフになって真っ暗になり、その後また戻った」

    このトラブルによりグリッドに着くことができず、FIAのレギュレーションに従ってピットレーンから決勝をスタートした。

    「ルール上、必ずピットに入らなければならなかった。その後のレース自体は問題なく走れた」

    開発計画には自信「以前から共有されている」
    アストンマーティンは今後数戦で大型アップグレードを投入すると見られている。エイドリアン・ニューウェイとのミーティングについて質問されたアロンソは、最近になって知らされた話ではないと強調した。

    「オーストラリアの時点からすでに把握していた。何度もファクトリーへ行ってシミュレーターを使ってきたし、チームは常に計画やパフォーマンスについて情報を共有してくれている」

    「だから僕たちは落ち着いている。シーズン後半に向けていくつか改善を実現できるよう、一緒に取り組んでいる」

    また、今回のイギリスGPも将来へ向けたデータ収集の場だったと振り返った。

    「チームのためにデータを集めるレースだった。開発に役立つものが見つかればいいし、その間も僕たちはできる限り速く走り続けるだけだ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    2026年F1への不満「ボタンを押すだけで抜ける」
    アロンソは、シルバーストンでのレース内容についても厳しい見方を示した。現在の2026年F1マシンでは、ドライバーの技量よりもエネルギーマネジメントが勝負を左右していると指摘する。

    「今日のレースは見ていないけど、昨日のスプリントを少し見た。ストレートの途中でバッテリーが多い方が簡単にオーバーテイクしていた」

    「前のマシンを抜くのにドライバーの技術や才能は必要ない。誰よりも遅くブレーキングする必要もないし、アウト側から仕掛ける必要も、リスクを冒す必要もない。ただボタンを押して、前のマシンより大きなパワーがあれば追い抜ける」

    アロンソは今回のイギリスGPこそ苦しい週末となったものの、アストンマーティンが進める開発計画には信頼を寄せている。一方で、2026年F1マシンについては、ドライバーの技術よりもシステム性能が勝敗を左右している現状に強い危機感を示した。

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  • ランス・ストロール トラックリミット違反でFIAから異例の3度の5秒加算

    ランス・ストロール トラックリミット違反でFIAから異例の3度の5秒加算

    ランス・ストロールは、2026年F1第9戦イギリスGPでFIAから3度の5秒タイムペナルティを科される異例の裁定を受けた。レース中に合計6回のトラックリミット違反を犯し、規定に基づいて3回連続でペナルティが加算された。

    アストンマーティンにとってイギリスGPは厳しい週末となり、ストロールは19位、チームメイトのフェルナンド・アロンソも18位に終わった。予選では4戦連続で最後列からのスタートとなるなど、苦戦が続いている。

    3度の5秒ペナルティを受けた理由
    F1では、決勝中のトラックリミット違反は3回まで警告扱いとなり、4回目以降は違反のたびに5秒のタイムペナルティが科される。

    ストロールはレース序盤までに3回の違反を記録。その後もコース外走行を繰り返し、9周の間にさらに3回違反したことで、合計3回の5秒ペナルティを受けた。

    最初のペナルティは33周目、最終コーナーのターン18(クラブ)での違反によるものだった。続いて35周目にはターン9(コプス)、42周目にはターン15(ストウ)でトラックリミットを超えたことが確認され、それぞれ5秒ずつ加算された。

    スチュワードが示した裁定理由
    ストロールの最後の違反について、スチュワードは映像や車載カメラ、マーシャリングシステムのデータを確認した結果、正当な理由なくコース外へ出たと判断した。

    裁定書では「18号車は42周目のターン15で正当な理由なくコースを離れた。この違反はレース中6回目のトラックリミット違反であり、規定上は追加の5秒タイムペナルティが標準裁定となるため、それを適用した」と説明している。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    サインツJr.にも異例のレース後裁定
    今回のイギリスGPでは、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.にも珍しい裁定が下された。

    サインツJr.は当初12位でフィニッシュしたが、セーフティカー中に周回を戻す手順を誤ったとして、レース後に1周加算ペナルティを受け、最終順位は17位へ降格した。

    スチュワードは、シルバーストン特有のピットレーン配置によって状況が複雑になったことは認めつつも、チーム側が対象車両ではないにもかかわらず周回を戻してしまったこと、さらにレースコントロールの対象車両リストを確認しなかったことの2点をミスとして指摘した。

    今回のイギリスGPでは、ストロールへの3度のタイムペナルティとサインツJr.への1周加算という異例の裁定が相次いだ。いずれもFIAは既定の手順と競技規則に基づいて処分を下しており、レース後もスチュワードの判断が大きな話題となった。

  • ランス・ストロール アストンマーティンF1に忍耐「アップグレードを待つしかない」

    ランス・ストロール アストンマーティンF1に忍耐「アップグレードを待つしかない」

    ランス・ストロールは、2026年F1第9戦イギリスGPを19位で終えた。アストンマーティンは週末を通して競争力不足に苦しみ、ストロールは数戦後に予定されているアップグレードに期待を寄せながら、現状では「忍耐強く待つしかない」と語った。

    アストンマーティンはシルバーストンでも厳しい戦いを強いられた。ストロールはバッテリー交換に伴う10グリッド降格ペナルティを受けて22番グリッドからスタート。

    ミディアムタイヤでスタートしたストロールは、18周目にハードへ交換。終盤のセーフティカー導入時にはソフトタイヤへ履き替えたが、大きく順位を上げることはできず19位でフィニッシュした。

    レース後、ストロールは現在の苦しい状況を受け止めつつ、開発による改善に望みを託していると語った。

    「必要な情報は集まっているし、改善すべき点も理解している。だから今は忍耐強く待って、アップグレードが投入されるのを待つしかない」

    「レースではアンダーステアがひどく、マシンの挙動もとても予測しづらかった。トラックリミットもあって本当に難しかった。それでも僕は毎回すべてを出し切ろうとしているし、状況がすぐに良くなることを願っている」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    さらにテレビインタビューでは、現在の厳しい状況について率直な思いを明かした。

    「今のところはこれまでと同じ状況だ。シルバーストンに来てくれたすべてのファンやパートナーの皆さんには感謝している」

    「今はただ辛抱強く待っている。数戦後に投入されるアップグレードが、大きなパフォーマンス向上をもたらしてくれることを期待している。でも、まだ何も保証されているわけではない」

    アストンマーティンは2026年シーズンを通して苦戦が続いており、チームは数戦後に予定される大型アップグレードで巻き返しを図る考えだ。ストロールも現状では開発の成果を信じ、辛抱強く改善を待つ姿勢を強調した。

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  • ホンダF1 2台完走で信頼性改善に手応え「正しい方向に進んでいる」

    ホンダF1 2台完走で信頼性改善に手応え「正しい方向に進んでいる」

    ホンダF1は2026年F1第9戦イギリスGPを、フェルナンド・アロンソが18位、ランス・ストロールが19位で終えた。結果としてポイント獲得には届かなかったものの、パワーユニットの信頼性とエネルギーマネジメントの面では前向きな収穫を得た週末となった。

    直近2戦では信頼性の問題に苦しんできたホンダだが、イギリスGPでは2台揃って完走を果たし、今後の開発へ向けた重要なデータを持ち帰ることに成功した。

    ホンダF1 2台完走で信頼性改善に前進
    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、イギリスGPで2台が揃って完走したことを前向きに評価した。

    「昨日のスプリントレースに続き、今日の決勝レースでも2台とも完走を果たすことができました。2台揃ってレースディスタンスを走り切ったのはマイアミGP以来です。直近2戦ではパワーユニットの信頼性に課題を抱えていただけに、この結果は前向きに受け止めています」

    近年のホンダは性能向上だけでなく信頼性確保も重要課題となっており、今回の完走は開発面でも意味のある結果となった。

    シルバーストン特有の課題に対応
    折原氏は、シルバーストン特有のエネルギーマネジメントの難しさについても言及した。

    「シルバーストンはエネルギーマネジメントが難しいサーキットで、特に高速コーナーではドライバーのスロットル操作を予測することが容易ではありません。フリー走行とスプリントレースで得たデータをもとに、現在のパワーユニットパッケージに合わせたデータセッティングをさらに最適化し、予選に臨みました」

    高速コーナーが連続するシルバーストンでは、回生とエネルギー放出の制御がラップタイムを左右する重要な要素となる。ホンダは週末を通じて蓄積したデータを活用し、セッティングの最適化を進めた。

    ホンダF1 本田技研工業

    アロンソのフィードバックにも改善の兆し
    予選後には、フェルナンド・アロンソからパワーユニットのドライバビリティやエネルギーマネジメントについて前向きな評価が得られたという。

    折原氏は、その手応えについて次のように説明した。

    「予選後には、アロンソ選手からドライバビリティの一貫性やエネルギーマネジメントについて、オーストリアGPに続いて手応えを感じられるフィードバックが得られました。まだ私たちが目指すレベルには達していませんが、Aston Martin Aramco Formula One Teamとの取り組みが正しい方向に進んでいることを示すものだと考えています」

    ドライバーから継続して改善を実感するコメントが得られていることは、開発が着実に前進していることを示す材料となっている。

    オランダGP投入予定の新スペックへ弾み
    ホンダは今後、オランダGPで新スペックのパワーユニット投入を予定している。

    折原氏は今回の週末について、「オランダGPで新スペックのパワーユニットを投入する前に、その手応えを確認できたことは非常に重要だと感じています」と語り、今回得られたデータとフィードバックが次期アップデートへ向けた重要な判断材料になったことを明かした。

    ポイント獲得には届かなかったものの、イギリスGPはホンダにとって信頼性の改善とエネルギーマネジメントの成熟度向上を確認する週末となった。オランダGPで予定される新スペック投入に向け、今回の成果をどこまでパフォーマンスへ結び付けられるかが注目される。

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  • フェルナンド・アロンソ F1イギリスGPでトラブル「マシンが止まり再始動した」

    フェルナンド・アロンソ F1イギリスGPでトラブル「マシンが止まり再始動した」

    フェルナンド・アロンソは、F1イギリスGPで再びトラブルに見舞われたアストンマーティンについて、「マシンが止まり、その後また動き出した」と説明した。フォーメーションラップ中の電気系トラブルによりピットレーンスタートを余儀なくされ、苦しい週末となった。

    アストンマーティンは2026年シーズンを通して信頼性とパフォーマンス不足に苦しんでおり、今回も決勝前から問題が発生。アロンソは18位で完走したものの、レースでは開発に向けたデータ収集にも取り組み、シーズン後半の改善に期待を寄せた。

    フォーメーションラップでマシンが停止
    決勝レースはスタート前から波乱となった。

    アロンソのAMR26はフォーメーションラップ中、ハンガーストレートで突然停止。グリッドへ向かう他車を横目にマシンは動かなくなり、一時は決勝を走れない可能性も懸念された。

    その後、マシンは再始動に成功したものの、アロンソはグリッドには並べず、ピットレーンからレースをスタートすることになった。

    この対応についてアロンソはチームラジオで、FIAのオフィシャルが状況判断に時間をかけすぎたとして強い不満を示した。

    「彼らがあれだけ待っていたなんて恥ずべきことだ」

    「何が起きたのか分からない」
    レース後も、トラブルの原因は明らかになっていない。

    アロンソ自身も詳細は把握しておらず、突然マシンの電源が落ち、その後復旧したと説明した。

    「何が起きたのか分からない。マシンが止まって、その後また動き出した。今日はもう終わったと思ったけど、最終的にはレースを続けることができた」

    さらに、チームが原因究明を進める必要があると語った。

    「フォーメーションラップ中にマシンの電源が落ちたけど、再始動することができた。何が起きたのか調査して原因を突き止める必要がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    レースは開発のためのデータ収集を優先
    アロンソは、レース内容そのものはおおむね予想どおりだったと振り返った。

    「今回初めて燃料を満載した状態で走ったので、これまでのセッションより難しかった。でも結果としては予想どおりだったと思う」

    18位でチェッカーを受けたアロンソは、レースでは順位を争うだけでなく、今後のマシン開発に向けたデータ収集を重視していたことを明かした。

    「レースでは2回ピットストップを行い、このマシンの開発に役立てるため、できる限り多くのことを学ぼうとした」

    また、厳しいシーズンが続く中でもチームの結束に自信を示した。

    「チーム全員が一丸となって取り組んでいる。シーズン後半には改善が見られることを期待している」

    アップデート投入まで続く試練
    アロンソは18位でレースを終え、チームメイトのランス・ストロールとリタイアしたドライバーたちを上回る順位で完走した。

    しかし、アストンマーティンの苦境は依然として続いている。2026年シーズン開幕以来、同チームは主要アップデートを投入していない唯一のチームとなっており、ライバルとの差は拡大。予選ではキャデラックにも1秒以上遅れる厳しい状況となっている。

    チームはハンガリーGPとオランダGPで大型アップグレードを投入する予定だが、それまでは厳しい戦いが続く見込みだ。

    今回もフォーメーションラップでの予期せぬトラブルに見舞われた一方で、アロンソはレースを開発の機会として前向きに活用した。シーズン後半に予定されるアップデートが、アストンマーティン復調への転機となるか注目される。

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  • ランス・ストロール F1イギリスGPで10グリッド降格 ホンダPU交換で最後尾に

    ランス・ストロール F1イギリスGPで10グリッド降格 ホンダPU交換で最後尾に

    ランス・ストロールは、2026年F1第9戦イギリスGP決勝を前に10グリッド降格ペナルティを科され、決勝は最後尾の22番グリッドからスタートすることになった。

    アストンマーティンは今季も信頼性に苦しんでおり、ホンダ製パワーユニットの追加投入によるペナルティは、コンストラクターズランキング最下位に低迷するチームにとってさらなる痛手となった。

    ストロールに10グリッド降格ペナルティ
    FIAは決勝を前に、ランス・ストロールが今季5基目のエナジーストア(Energy Store)と5基目のコントロールエレクトロニクス(Control Electronics)を投入したことを確認した。

    両コンポーネントとも年間使用上限を超えたため、自動的に10グリッド降格ペナルティが適用された。

    ストロールは土曜日の予選でチームメイトのフェルナンド・アロンソを上回る21番手を獲得していたが、このペナルティにより22番グリッドへ降格。アロンソが21番グリッドへ繰り上がることになった。

    アストンマーティンの苦戦が続く
    アストンマーティンは2026年シーズン開幕から厳しい戦いが続いている。

    ホンダ製パワーユニットの信頼性問題に悩まされているほか、AMR26も中団争いに加わるだけの競争力を示せていない。ここまで8戦を終えて獲得ポイントはわずか1点にとどまり、コンストラクターズランキングでは最下位の10位に沈んでいる。

    今回のパワーユニット交換によるグリッド降格は、苦境が続くチームにとってさらなる試練となった。

    ガスリーに続く2人目の降格
    ストロールは、イギリスGP決勝でグリッド降格ペナルティを受けた2人目のドライバーとなった。

    すでにアルピーヌのピエール・ガスリーは、予選でランス・ストロールの走行を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受けており、12番手から15番手へ降格している。

    イギリスGP決勝は、複数のグリッド変更を経て最終グリッドが確定することになった。

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  • アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイは改善に自信「Q2進出は可能」

    アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイは改善に自信「Q2進出は可能」

    アストンマーティン・ホンダF1は2026年F1イギリスGPで厳しい戦いを強いられたが、設計責任者のエイドリアン・ニューウェイは今後のアップグレードに自信を示した。ハンガリーGPで導入予定の改良パッケージとホンダの進化版パワーユニットによって、「Q2進出は可能になる」との見通しを語っている。

    一方、フェルナンド・アロンソはスプリントでセルジオ・ペレスとの接触に巻き込まれて20位に終わり、予選でもQ1敗退を喫して22番手。苦境が続く中でも、チームは今季後半の巻き返しに向けた開発を着実に進めている。

    アロンソは厳しい土曜日に
    フェルナンド・アロンソにとって、シルバーストンでの土曜日は思い通りに進まない一日となった。

    スプリントではスタート直後にポジションを維持していたものの、3コーナーでセルジオ・ペレスに追突されてフロントウイングを損傷。レースの大半を苦しいペースで走ることになり、20位でフィニッシュした。

    ペレスはレース後、この接触について自ら非を認めている。

    「追い越そうとした時に強い追い風が吹いていた。ブレーキングでタイヤをロックさせて少し接触してしまい、僕のフロントウイングも壊れてしまった」

    その後の予選でも状況は改善しなかった。アロンソはQ1最後のアタックで最終セクター、特に最終コーナーのクラブでタイムを失い、チームメイトのランス・ストロールに0.025秒届かなかった。

    これでアロンソはバルセロナGPに続いて再びストロールとの直接対決で敗れ、Q1敗退。エステバン・オコン、バルテリ・ボッタス、フランコ・コラピント、セルジオ・ペレスとともに最初のノックアウト組となり、決勝は22番手最後尾からスタートする。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイが描く反撃シナリオ
    苦戦が続くアストンマーティンだが、エイドリアン・ニューウェイは開発計画への自信を失っていない。

    ニューウェイは、オーストラリアGP後に早い段階で開発方針を見直した理由を改めて説明した。

    「オーストラリアの後に決断した。このまま小さなアップデートを持ち込んでもポイント争いはできないと判断した。プレッシャーを取り除き、体制を立て直して、それぞれを正しい場所に配置することを優先した」

    そして、ハンガリーGPで投入予定の空力アップグレードとホンダの進化版パワーユニットによって前進できると考えている。

    「通常レベルのアップグレードを投入する予定で、それをホンダの進化版パワーユニットと組み合わせる。ポイント争いができる位置まで近づけることを期待している。トップ10に入れるとは思わないが、Q2へ進出し、そこから順位を上げていけるようになるはずだ」

    アストンマーティン・ホンダF1はシルバーストンで再び厳しい現実を突きつけられたが、チームはハンガリーGPを今季後半の反攻への重要な転機と位置付けている。ニューウェイが描く開発計画が実を結び、まずはQ2進出を安定して争える戦闘力を取り戻せるかが注目される。

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    ・エイドリアン・ニューウェイ AMR26失敗の責任認める「私が主導した方向性」

  • エイドリアン・ニューウェイ AMR26失敗の責任認める「私が主導した方向性」

    エイドリアン・ニューウェイ AMR26失敗の責任認める「私が主導した方向性」

    アストンマーティンF1のエイドリアン・ニューウェイが、2026年マシン『AMR26』が苦戦している原因について詳しく説明し、自らの判断にも大きな責任があったと認めた。

    これまで低迷の主因としてホンダ製パワーユニットに注目が集まってきたが、ニューウェイはシャシー開発や組織体制、開発スケジュールの遅れなど複数の要因が重なった結果であり、自身が主導した空力コンセプトもその一因だったと振り返った。

    開発開始の遅れがすべての出発点
    ニューウェイによると、2026年の新レギュレーションに向けた本格的な開発は大幅に出遅れていた。

    本来であれば各チームは2025年1月1日に風洞やCFD(数値流体解析)の使用が解禁されると同時に本格開発へ移行した。しかしアストンマーティンは、ニューウェイが3月1日に加入するまで開発を本格化させず、大きなハンディを背負うことになった。

    ニューウェイは当時を振り返り、その遅れがシャシーだけでなくホンダ製パワーユニットとの統合にも影響したと説明した。

    「振り返れば期待が大きすぎたのかもしれない。そしてライバルたちのレベルの高さを忘れてはいけない」

    「2026年マシンの本格開発を始めたのは2025年3月中旬だった。風洞モデルを投入できたのは4月中旬で、ライバルより数か月遅れていた。その差は非常に大きかった」

    組織の成熟不足と自身の判断ミス
    ニューウェイは、開発の遅れだけではなく、チーム全体の組織力にも課題があったと認めた。

    優秀な人材は揃っていたものの、部門間の連携が十分ではなく、一つの組織として機能しきれていなかったという。

    さらに、限られた時間の中で複数の設計コンセプトを比較検討する余裕がなく、自身が主導した空力コンセプトにも問題があったと説明した。

    「時間は大きな要因だったが、それだけではない。優秀な人材は揃っていたものの、組織として理想的な形で連携できていなかった。期待は非常に高かったが、現実はそれに追いついていなかった」

    「空力面では、時間がなかったこともあり、私が主導してリスクの高い方向性を選択した。根本的に間違っていたとは思わないが、予想していなかった課題が生じる結果になった」

    ホンダとの統合で発生した振動問題
    AMR26最大の問題となったのが、ホンダ製パワーユニットとシャシーを組み合わせた際に発生した激しい振動だった。

    ベンチテストでは問題のなかった振動が実車では大幅に増幅され、信頼性向上のための対策が必要となった。その結果、車体重量も増加し、パフォーマンス低下を招いた。

    ニューウェイは、重量増加はホンダとの統合だけが原因ではなく、自分たちの設計にも問題があったと認める。

    「シャシーはかなり重量オーバーになっている。その一部はホンダとの統合や振動対策によるものだ」

    「しかし重量削減について私たち自身も十分な仕事ができなかった。開発を急ぐと、真っ先に犠牲になるのが重量最適化だ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム AMR26

    転機となったオーストラリアGP
    ニューウェイは、プレシーズンテストの時点では問題の全容を把握できていなかったと明かした。

    バルセロナやバーレーンテストでは、パワーユニット、ギアボックス、シャシーを正常に機能させることに多くの時間を費やし、本格的な性能評価ができなかったという。

    そして実質的に初めてマシン本来の状態を確認できたのが、開幕戦オーストラリアGPのフリー走行3回目だった。

    「メルボルンが目を覚まされる瞬間だった。パワーユニットの問題が続いたため、実質的に最初の本格テストはオーストラリアGPのフリー走行3回目になってしまった」

    「それ以前のバルセロナやバーレーンでは、パワーユニットをシャシーやギアボックスと正常に機能させることに多くの時間を費やしていた。まさに起こり得る悪いことがすべて起きたような状況だった」

    AMR26Bで巻き返しを狙う
    ニューウェイは、現在の問題は一つの要因ではなく、開発開始の遅れ、組織の成熟不足、自身が主導した設計判断、そしてホンダ製パワーユニットとの統合作業が複雑に重なった結果だったと総括した。

    アストンマーティンは現在、大規模アップデート版となる「AMR26B」の投入を準備しており、チームはハンガリーGPでの投入を目標としている。このパッケージが低迷から脱却するきっかけとなるかが注目される。

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  • ホンダF1 イギリスGP予選で再び最後尾「決勝へ向けた準備も進めている」

    ホンダF1 イギリスGP予選で再び最後尾「決勝へ向けた準備も進めている」

    ホンダF1は、2026年F1第9戦イギリスGPの土曜日、アストンマーティンとともにスプリントレースと予選を戦った。予選ではランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手となり、厳しい結果で決勝を迎えることになった。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、パワーユニットの最適化を進めながらチームとの連携を深めた一日だったと説明。決勝に向けた準備を着実に進めたことを明かした。

    予選はストロール21番手 アロンソ22番手
    2026年シーズン第9戦イギリスGPは大会2日目を迎え、シルバーストン・サーキットでスプリントレースと予選が行われた。

    アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームは、ランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手となり、両車ともQ1敗退。厳しいグリッドから決勝に臨むことになった。

    ホンダF1はPUの最適化を継続
    ホンダF1は、スプリントレースと予選を通じてアストンマーティンと連携し、パワーユニットの最適化を継続した。

    折原伸太郎は、エネルギーマネジメントのデプロイメントやドライバビリティの改善に取り組み、パッケージ全体の性能を引き出しながら決勝への準備も進めたと説明している。

    折原伸太郎「決勝へ向けた準備も進めている」
    「今日は走行セッションを通じてアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームのメカニックやエンジニア、ドライバーたちと密に連携して、着実に前進することができました」と折原伸太郎はコメント。

    「パワーユニットについては、エネルギーマネジメントのデプロイメントやドライバビリティを含めた最適化を進めました。スプリントと予選でパッケージの性能を最大限に引き出すと同時に、明日の決勝に向けた準備も進めています」

    「シルバーストンにはいつも特別な雰囲気があり、明日は大観衆の前でレースができることを楽しみにしています」

    決勝では巻き返しを目指す
    ホンダF1とアストンマーティンは、スプリントと予選で得られたデータをもとにセットアップとパワーユニットの最適化を進め、厳しいグリッドから決勝での巻き返しを目指す。シルバーストン特有の高速レイアウトで、改善の成果をどこまで発揮できるかが注目される。

    ホンダF1 イギリスグランプリ

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