カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • アストンマーティン・ホンダF1 「アップグレードでも2.5秒差を埋めるのは難しい」

    アストンマーティン・ホンダF1 「アップグレードでも2.5秒差を埋めるのは難しい」

    フェルナンド・アロンソは、F1ベルギーGP予選で最後尾に沈んだあと、次戦ハンガリーGPで投入される予定のアストンマーティンのアップグレードマシン「AMR26B」に期待を寄せながらも、それだけで大きく状況が好転するとは考えていないとの見解を示した。

    アストンマーティンは2026年シーズンここまで深刻な競争力不足に苦しんでおり、ベルギーGP予選でもアロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手と最後尾を占めた。

    アストンマーティンはハンガリーGPで大規模なアップグレードを投入し、巻き返しを狙っている。

    アロンソは予選後、ライバルとの差を見れば、新パッケージだけでポイント争いへ復帰するのは簡単ではないと率直な考えを明かした。

    「何らかの進歩が見られることを願っている。でもQ2に進んだ13番手や14番手のマシンとの差を見ると、2.5秒もある。普通ならそのあたりの順位なのに、その差を埋めるのは難しいかもしれない」

    スパ・フランコルシャンは空力効率とパワーユニット性能が特に重要となるサーキットであり、アストンマーティンの弱点がより顕著に表れた。

    アロンソは「最後にタイム差は確認していない」としながらも、現状について次のように説明した。

    「ここは空力効率とエンジン性能が必要なロングサーキットだ。その中では僕たちはいつもの位置にいる。でも、やはり差は大きすぎる。だから来週のハンガリーで何らかの進歩が見られることを期待している」

    また、今週末に受けたグリッド降格についても、戦略的な判断ではなく、パワーユニット部品の不足によるやむを得ない措置だったことを明かした。

    「ザントフォールトでも進化版パワーユニットが入るので、そこでまたエンジン交換をすることになる。だから今回のペナルティは戦略ではない。単純に部品が足りないんだ」

    「シーズン序盤に故障があり、バルセロナでも壊れた。ランスもシルバーストンでトラブルがあった。僕たちは部品不足の状態で戦っていて、これは戦略ではない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    それでもアロンソは、苦しい状況でもチームの姿勢を変えるべきではないと強調した。

    「最初の10戦と同じように、常にプロフェッショナルでなければならない。スタートをしっかり決め、最初のコーナーをうまく切り抜け、戦略も含めて自分たちの限界の中で最大限の仕事をすることが重要だ」

    「ピットストップでもミスをせず、結果に関係なく高いレベルを維持しなければならない」

    ハンガリーGPでは、エイドリアン・ニューウェイが開発を主導したAMR26Bが投入される見込みとなっている。しかしアロンソは、そのアップグレードに過度な期待を抱くのではなく、現実的な視点で改善幅を見極める必要があるとの考えを示した。

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  • フェルナンド・アロンソ F1ベルギーGP予選21番手「プロとして最高の仕事を続ける」

    フェルナンド・アロンソ F1ベルギーGP予選21番手「プロとして最高の仕事を続ける」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1ベルギーGP予選を21番手で終え、今季を通じて苦しむアストンマーティンのパフォーマンス不足を改めて認めながらも、「最高のレベルで戦い続ける」と決意を語った。

    アロンソとランス・ストロールはともに最後列に沈み、パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けて決勝に臨む。それでもアロンソは、どのような状況でもプロフェッショナルとして最善を尽くす姿勢は変わらないと強調した。

    「今日は厳しい予選だったが、予想していたとおりだった」

    「シーズンを通してペース不足に苦しんでいるし、このようなサーキットではその差がさらに明確になる。それでも予選ではベストを尽くしたし、明日のレースでも全力を尽くすつもりだ」

    決勝では上位争いは難しいとしながらも、スタート直後にはチャンスがあると期待を寄せた。

    「特にスタート直後や最初の数コーナーでは、いつも何かしらアクションがある。そこは楽しみたいし、その後はレースペースがどうなのかを見ていきたい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    また、ポイント争いが難しい状況でも、チームとしてやるべきことは変わらないと語った。

    「この10戦と同じように、常に最高のプロフェッショナリズムを持って臨む」

    「現実を受け止めているし、ポイントを獲得したり大きな結果を争えるだけの速さがないことも分かっている。それでも、ドライビング、ピットストップ、戦略、スタートなど、すべてにおいて最高のレベルでパフォーマンスを発揮しなければならない」

    「最終的な順位がどうであれ、自分たちは常に最高の仕事をする必要がある」

    アストンマーティンは次戦ハンガリーGPで大型アップグレードの投入を予定しており、ベルギーGPは厳しい戦いを覚悟しながらも、現状で得られる最大限の結果を目指して決勝に臨む。

  • ランス・ストロール F1ベルギーGP予選最下位「レースで得られるものはない」

    ランス・ストロール F1ベルギーGP予選最下位「レースで得られるものはない」

    ランス・ストロールは、2026年F1ベルギーGP予選を22番手で終え、「今週末は乗り切るしかない」と現状の厳しさを認めた。アストンマーティンは予選で最後列を占め、ストロールとフェルナンド・アロンソはともにパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けて決勝に臨む。

    ストロールは予選前にセットアップ変更を施し一定の改善は得られたものの、シーズン前半から続く根本的な課題は解消されていないと説明。

    アストンマーティンは次戦ハンガリーGPで投入予定の大型アップグレードに期待を寄せている。

    「予選前にマシンへいくつか変更を加えた。いくつかの面では改善できたので、それはポジティブだった」

    「それ以外は、シーズン前半を通して直面してきたのと同じ課題だった」

    また、予選では狙っていた理想的なトウ(スリップストリーム)を得られず、コンマ数秒を失ったこともタイムに影響したと振り返った。

    「予選では狙っていた完璧なトウを得ることができなかった。そのせいでコンマ数秒を失った」

    「それ以外については、今日のペースは予想どおりだった。ここでは戦えるものがあまりないことは分かっている。今週末を乗り切り、ブダペストで予定しているアップグレードに集中することが重要だ」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    決勝についても、大きな期待は抱いていないことを率直に明かした。

    「明日はとにかくレースを走り切るしかない」

    「このレースで得られるものはほとんどないことは分かっている。ブダペストで投入するアップグレードがパフォーマンスを大きく改善してくれるかどうか、それを待っている状況だ」

    アストンマーティンは次戦ハンガリーGPで今季最大規模のアップグレードパッケージを投入する予定となっており、ストロールも今季巻き返しの鍵として大きな期待を寄せている。

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  • ホンダF1 ベルギーGP予選で苦戦 折原伸太郎「厳しい戦いは予想どおり」

    ホンダF1 ベルギーGP予選で苦戦 折原伸太郎「厳しい戦いは予想どおり」

    ホンダは、2026年F1第10戦ベルギーGPの予選で厳しい結果を迎えた。アストンマーティンはフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手に終わり、2台揃ってQ1敗退となった。

    ベルギーGP2日目はスパ・フランコルシャンでフリー走行3回目と予選が行われた。パワーユニットへの負荷が大きい高速サーキットで、アストンマーティン・ホンダは週末を通して苦戦。

    予選でもライバルとの差を埋めることはできず、決勝は最後尾付近から追い上げを目指すことになった。

    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、今回の結果は想定の範囲内だったとしながらも、エネルギーマネジメントの改善には手応えを感じていると語った。

    「このサーキットがパワーユニットにとって非常に厳しいことは事前から認識していたため、予選結果についてもある程度は予想どおりでした」と折原はコメント。

    「そのような中でも、Aston Martin Aramco Formula One Teamと連携しながら、エネルギーマネジメントの運用面ではレースごとに改善を積み重ねられており、その点は前向きな材料だと考えています」

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、ホンダも現行パワーユニットの運用改善を進めながらパフォーマンス向上に取り組んでいる。厳しい予選結果となったものの、決勝では改善を続けるエネルギーマネジメントを武器に、一つでも上位でのフィニッシュを目指す。

    ホンダF1 本田技研工業 / アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

  • アストンマーティン・ホンダF1 アロンソもPU交換でベルギーGPグリッド降格

    アストンマーティン・ホンダF1 アロンソもPU交換でベルギーGPグリッド降格

    フェルナンド・アロンソは、F1ベルギーGPでパワーユニット(PU)関連コンポーネントを交換したことで、グリッド降格ペナルティを受けることが決定した。アストンマーティンにとっては、ランス・ストロールに続いて週末2人目のペナルティとなる。

    FIAの技術委員会が公開した資料によると、アロンソのマシンには今季4基目となるエナジーストア(ES)、4基目のコントロールエレクトロニクス(CE)、さらに6基目のパワーユニット補機が投入された。

    アロンソもPU交換でグリッド降格
    今回交換された3種類のコンポーネントはいずれも年間使用可能数を超過しており、アロンソは決勝レースでグリッド降格ペナルティを受ける。

    スパ・フランコルシャンでは追い抜きが比較的容易なこともあり、アストンマーティンは今後のレースを見据えて、このタイミングでPUコンポーネントを投入する判断を下したとみられる。

    ベルギーGPでは4人目のグリッド降格
    アロンソは、今大会でグリッド降格が決まった4人目のドライバーとなった。

    ランド・ノリス(マクラーレン)は4基目のバッテリー投入により10グリッド降格が決定済み。また、アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は内燃エンジン、ターボチャージャー、エキゾーストなど複数のPUコンポーネントを交換したため最後尾スタートが決まっている。

    さらにチームメイトのランス・ストロールもMGU-Kを交換したことで10グリッド降格ペナルティを受ける。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティンは苦戦を覚悟
    アストンマーティンは、ハンガリーGPで投入予定の大規模アップデート「Bスペック」マシンを前に、スパでの厳しい戦いを覚悟している。

    トラックサイドエンジニアリング責任者のマイク・クラックは金曜日の走行後、「このサーキットは今季で最も厳しいコースのひとつになると予想していた。現実的に見て、我々はかなり後れを取っている」と語った。

    「順位を上げられるとすれば他車の脱落によるものだ。純粋な速さで結果を争える状況ではない。そう考えるのはあまりにも楽観的すぎる」

    それでもクラックはチームの姿勢は変わらないと強調する。

    「だからといって士気が下がったわけではない。今はやるべき仕事を続け、より速いマシンを手にしたときに備えることが重要だ。小さな改善を積み重ね、それを確実に実行していくことが将来につながる。我々には2台のマシンがあり、できる限り最善のレース運営を目指していく」

  • アストンマーティン・ホンダF1 「ハンガリーでも遅ければPUだけでは解決しない」

    アストンマーティン・ホンダF1 「ハンガリーでも遅ければPUだけでは解決しない」

    アストンマーティンF1のランス・ストロールは、次戦ハンガリーGPで投入される大規模アップデートが今季の行方を左右する重要な試金石になるとの見方を示した。

    シャシー性能が重視されるハンガロリンクで改善が見られなければ、オランダGPで予定されるホンダ製パワーユニットのアップデートだけではチームの問題は解決できないと警鐘を鳴らしている。

    一方、ホンダのパワーユニット改良は夏休み明けのオランダGPで導入される予定だ。

    現在のAMR26に「強みは何もない」
    スパ・フランコルシャンで現在のAMR26の長所を問われたストロールは、率直な言葉で現状を表現した。

    「前に進むしかないという意味では、それが唯一のポジティブなことだね。今の状況は本当にひどい。僕たちのマシンには素晴らしい部分も、気に入っている部分も、強みも何もない。だから、あとは良くなるしかない」

    イギリスGPでは、高速コーナーのコプスで大きなアンダーステアに苦しみ、ステアリングを目いっぱい切り続ける様子がSNSでも話題となった。

    高速域では空力が失速
    ストロールはAMR26が抱える問題点についても詳しく説明した。

    「中低速ではコーナー進入時の不安定さやブレーキングに問題がある。それに加えて、高速コーナーでは空力が失速するような現象が起きていて、フロントウイングやフロアの空力が突然効かなくなり、一気にアンダーステアになってしまう。いくつか大きな制約がある」

    さらに、この現象はデータだけでは原因を特定しにくいという。

    「こうした空力の失速は、圧力センサーのデータだけでは原因を見つけるのが非常に難しい。だからシルバーストンの空力担当に、ドライバーとして実際に何を感じているのかをできるだけ詳しく伝えようとしている。データだけでは見えないこともあるからね」

    目標はダウンフォースだけではない
    ハンガリーで投入されるアップグレードについて、ストロールは単純なダウンフォース増加だけが目的ではないと説明した。

    「もちろんダウンフォースを増やしたい。でも長い間抱えてきた悪い空力特性も改善したい。もっと健全で、ドライバーにとって乗りやすいマシンにしたいと思っている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダPUだけでは解決できない
    アストンマーティンはホンダ製パワーユニットの性能不足も課題とされているが、ストロールはパワー不足と車体性能は別問題だと強調した。

    「これは別々の問題だと思っている。ドライバビリティにはまだ改善すべき点がたくさんあるし、純粋なパワーも不足している。でも、それとは別にバランスやダウンフォースの問題も抱えている。もっと大きなダウンフォースを見つけなければならない」

    ハンガリーGPが今季の分岐点
    ストロールは、シャシー性能が結果を大きく左右するハンガロリンクこそ、アップデートの真価が試される舞台になると語る。

    「ハンガリーは良いテストになる。ここはパワー依存の小さいサーキットで、シャシー性能が重要だからね。それが本当のテストだ」

    「もしハンガリーでも僕たちがすごく遅いままだったら、ザントフォールトで投入されるパワーアップだけでは、僕たちが抱えるすべての問題は解決できない」

    「ここはダウンフォースと優れたバランスが求められるコースだ。もしハンガリーで競争力が大きく向上していれば、それはシーズン残りに向けても良い兆候になるはずだ」

    アストンマーティンはハンガリーGPでシャシー性能の改善、続くオランダGPでホンダ製パワーユニットのアップデートという二段構えで巻き返しを狙う。ストロールは、その第一関門となるハンガロリンクで結果を示せなければ、パワーユニットの進化だけでは今季の苦戦を覆すことはできないとの認識を示した。

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  • アストンマーティン・ホンダF1 アロンソ「AMR26のコンセプトは正しくない」

    アストンマーティン・ホンダF1 アロンソ「AMR26のコンセプトは正しくない」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第10戦ベルギーGPを前に、苦戦が続くアストンマーティンF1の現状を率直に認める一方、次戦ハンガリーGPで投入予定の大型アップグレードへの期待を語った。ベルギーGP初日のフリー走行ではチームが最後尾に沈んだものの、重要なのは目先の改善ではなく、マシンの根本的な問題を解決することだと強調している。

    アストンマーティンは今季ここまで競争力不足に苦しんでおり、ハンガリーGPではエイドリアン・ニューウェイが開発に関わった大型アップデートの投入が予定されている。

    アロンソは、その成果を焦って数字だけで判断すべきではないと語った。

    苦戦は予想していた
    アロンソは、スパ・フランコルシャンがアストンマーティンにとって厳しい週末になることはある程度予想していたという。

    「ここが今季最低のサーキットになるかどうかは分からない。レースごとに状況は違うから予測は難しい。でも、このレギュレーションやエネルギーマネジメントを考えると、誰にとっても厳しい週末になると思う」

    「僕たちはバーレーンテストから基本的に同じマシンで戦っている。一方でライバルはアップデートを重ねていて、僕たちはもともと遅かったのに、日を追うごとにさらに遅くなっているように感じる」

    その言葉どおり、ベルギーGP初日のFP2ではランス・ストロールが21番手でトップから5.187秒差、アロンソも22番手で5.474秒差と最後尾に沈み、厳しい現実を突きつけられた。

    大型アップデートを待った理由
    しかしアロンソは、チームがあえてアップデートを小出しにせず、ハンガリーGPで大型パッケージを投入する判断は正しかったとの考えを示した。

    「少しずつアップデートを投入していく方法もある。でも、レースごとに少しずつ改良しても、マシンのDNAを根本的に変えることはできない」

    「時には立ち止まって、マシンの何が悪いのかを見つめ直し、その問題を根本から解決する必要がある。そのためには、もっと多くの部分を変更しなければならない」

    さらに、その開発方針にはエイドリアン・ニューウェイの考えも反映されていると明かした。

    「それが正しい判断だったと思うし、エイドリアンの考えでもある。僕たちは全員、その方向性を支持している」

    また、コストキャップの存在も一括アップデートを選択した理由のひとつだと説明した。

    「毎レースごとに新しいパーツを作るだけの予算はない。それは僕たちのチームにとって現実なんだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    重要なのは改善幅ではなく方向性
    アロンソは、ハンガリーGPで投入されるアップデートについても、具体的なタイム向上の目標は設けていないと語る。

    「どれだけ速くなるかという数字は設定していない。改善幅を予想しても、その通りにならないことが多いからね」

    そして、現行マシンであるAMR26の基本設計そのものを見直す必要があると率直に認めた。

    「今のマシンのコンセプトは正しいものではない。それを変えようとしているし、軽量化を含めてさまざまな変更にも取り組んでいる」

    さらに、その開発は単なるラップタイムの改善ではなく、チームの将来につながるものだと強調した。

    「工場では、単に何秒速くなるかではなく、今の問題を解決するために本当に多くの作業が行われている。重要なのは、自分たちの取り組みに自信を持ち、それを来年も続けていけるという確信を得ることなんだ」

    また、アップグレードの効果はサーキットによって異なるとの見方も示した。

    「今は最後尾に近い位置にいるから、ポイント争いができるようになれば、それだけでも大きな前進だ。でも落ち着いて評価する必要がある。モンツァのようなコースでは、大きな改善は期待できないだろう。あそこはコーナーが少なく、エネルギー効率の影響が大きいからね」

    「サーキットごとに状況は変わる。アップグレードが投入されたら、そのポテンシャルを最大限に引き出さなければならない」

    ベルギーGP初日は最後尾という厳しいスタートとなったアストンマーティンだが、アロンソは目先のタイムではなく、AMR26のコンセプトを見直し、正しい方向へ開発を進めることこそが復活への鍵になるとの考えを示した。ハンガリーGPで投入される大型アップデートが、その第一歩となるか注目される。

  • ホンダF1 ベルギーGP初日にトップから5秒差「パフォーマンス不足を認識」

    ホンダF1 ベルギーGP初日にトップから5秒差「パフォーマンス不足を認識」

    ホンダは、2026年F1第10戦ベルギーGP初日を終え、パワーユニット(PU)の運用は順調だった一方で、パフォーマンス面には課題が残ったとの認識を示した。

    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、予選と決勝に向けて一晩かけて改善を進める考えを明らかにした。

    ベルギーGPは7月17日(金)、スパ・フランコルシャンで開幕。初日はフリー走行1回目(FP1)とフリー走行2回目(FP2)が行われ、FP1ではアストンマーティンのリザーブドライバー、ジャック・クロフォードがフェルナンド・アロンソに代わって走行した。

    FP2ではアストンマーティン勢が苦戦し、ランス・ストロールが21番手でトップから5.187秒差、アロンソも22番手で5.474秒差と、ともにトップから5秒以上遅れる厳しい初日となった。

    初日を終えた折原は、PUの信頼性には問題がなかったとしながらも、マシン全体の競争力向上が必要だと語った。

    「本日のベルギーGP初日は、パワーユニットの運用面ではスムーズに進めることができました。一方で、パフォーマンスが不足していることは認識しています。明日の予選と日曜の決勝に向けて、パッケージ全体のパフォーマンスを最大限引き出せるよう、一晩かけて改善に取り組みます」

    高速区間と中高速コーナーが続くスパ・フランコルシャンでは、パワーユニット性能だけでなく、空力やセットアップを含めたパッケージ全体の完成度が重要となる。ホンダ陣営は初日に得たデータを分析し、予選と決勝での巻き返しを目指す。

    ホンダF1 本田技研工業 ベルギーGP

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  • アストンマーティンF1 ニューウェイの大改良は諸刃の剣? 専門家が警鐘

    アストンマーティンF1 ニューウェイの大改良は諸刃の剣? 専門家が警鐘

    アストンマーティンF1は、2026年シーズンの巻き返しをかけてハンガリーGPで大規模アップデートを投入する予定だ。しかし、F1関係者からは「成功すれば大きな前進になる一方、失敗すれば深刻な問題を抱える可能性がある」と、そのリスクを懸念する声も上がっている。

    チーム代表兼テクニカルディレクターのエイドリアン・ニューウェイが主導する大改良は、軽量化と空力性能の向上を軸としたもので、夏休み明けのオランダGPではホンダ製パワーユニットの新仕様投入も予定されている。

    だが、F1経験者たちは「一度に大きく変えすぎること」の危険性を指摘している。

    ハンガリーGPでAMR26Bを投入
    アストンマーティンは2026年シーズン序盤に大きく苦戦し、ここまで獲得したポイントはフェルナンド・アロンソによる1ポイントのみ。コンストラクターズランキングでも下位に沈み、一時は新規参戦のキャデラックを下回る場面もあった。

    こうした状況を打開するため、チームはハンガリーGPで事実上の「Bスペック」となるAMR26を投入する。

    ニューウェイはシルバーストンで、このアップデートについて大幅な軽量化と空力性能の改善を盛り込むことを明かしており、夏休み期間中にデータを分析した上で、オランダGPではホンダの新型パワーユニットを投入する計画だ。

    アストンマーティンは、この一連の改良によって2026年シーズン後半戦の巻き返しを狙っている。

    「一度に大改良」は大きなリスク
    一方で、『High Performance Racing Podcast』では、この戦略に対する懸念が議論された。

    司会のジェイク・ハンフリーは、一度に大規模アップデートを投入することで、他チームが開幕戦メルボルンで経験した学習プロセスを、アストンマーティンはここからやり直すことになるのではないかと問題提起した。

    これに対し、元アルピーヌ代表のオトマー・サフナウアーは、大規模アップデートが期待通りの性能を発揮しなかった場合の影響は非常に大きいと説明した。

    「これほど大きなアップデートを投入して、それが開発ツールの予測どおりに機能しなければ、相関性(コリレーション)の問題が発生する」

    「そうなると、すべてをそのアップデートに賭けたことになり、風洞やシミュレーションツールそのものを見直さなければならなくなる」

    さらに、少しずつ改良を投入する場合であれば、開発ツールと実車との差異を早い段階で把握し、次のアップデートへ反映できると説明した。

    「アップデートを段階的に投入していれば、相関性の問題を早い段階で修正できる。しかしアストンマーティンは新しい風洞も導入しており、それもリスクの一つだ」

    新風洞・新シミュレーターも不確定要素
    元フェラーリのレースエンジニアであるロブ・スメドレーも、この計画は非常に大胆だと語る。

    「これはリスクだ。新しい風洞、新しい空力グループ、新しいシミュレーター、新しいシミュレーションツールと、新しいものが非常に多い」

    レッドブルから移籍したエンジニアも多数加わっており、開発体制そのものが大きく変わっている点も不確定要素だという。

    サフナウアーは再び、アップデートを小分けに投入する利点について次のように説明した。

    「少しずつアップデートを投入すれば、そのたびに開発ツールが正しいかどうかを検証できる。そこで得たフィードバックを次へ生かせる」

    しかしアストンマーティンは、それを行わず、一度に大規模な改良を投入する方針を採っている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「相関性が狂えば大変なことになる」
    スメドレーは、もしアップデートが期待どおりに機能しなかった場合の影響について、次のように警告した。

    「もし相関性に問題があれば、チームは本当に大変な状況になる」

    「原因を突き止めるために風洞モデルを後戻りさせなければならず、風洞で開発しているマシンと、実際にサーキットを走るマシンとの間にズレが生じてしまう」

    さらに、ハンガリーGPで新型車がデビューする頃には、風洞内ではすでに3〜5戦先を見据えた開発が進んでいるため、開発全体を巻き戻す必要が出てくる可能性があるという。

    「風洞モデルを戻して、一から原因を探らなければならない。本当に苦しい状況になる」

    一方で期待される性能向上
    もっとも、サフナウアーはアップデート成功の可能性も十分あると見ている。

    パドック内で耳にした情報として、新パッケージでは約70ポイントのダウンフォース増加が期待されていると明かした。

    「70ポイントのダウンフォース増加と聞いている。それは理論上、およそ2.3秒相当の性能向上になる」

    ただし実際には理論値どおりにはならず、仮に1.5秒程度の改善だったとしても、それだけでは一気に上位争いへ加われるわけではないと認めている。

    司会のハンフリーも「数秒改善しても、トップチームとの差は依然として大きい」と指摘した。

    それでもサフナウアーは、「少なくともキャデラックよりは競争力のあるマシンになるだろう」と前向きな見方で締めくくった。

    大規模アップデートはアストンマーティンにとって、2026年シーズンの流れを変える大きな勝負となる。一方で、その成否は新風洞や新シミュレーション環境を含めた開発体制全体の正確性を証明する試金石にもなる。成功すれば巻き返しの第一歩となるが、期待どおりの結果が得られなければ、専門家が警告するように「開発そのものを見直す」という重い代償を払う可能性もある。

  • ホンダF1 新PUに手応え「目標としていたレベルには達している」

    ホンダF1 新PUに手応え「目標としていたレベルには達している」

    ホンダは、夏休み明けのF1第12戦オランダGPで投入予定の2026年型パワーユニットアップデートについて、開発が狙い通りに進んでいることを明らかにした。これまで慎重な姿勢を崩さなかったホンダだが、新仕様には確かな手応えを示している。

    一方、アストンマーティンもハンガリーGPで投入するAMR26Bによって巻き返しを狙っており、新型マシンと新型パワーユニットの組み合わせで後半戦の反攻に期待が高まっている。

    ホンダ新PUは「狙い通りの性能」 オランダGP投入へ
    ホンダは2026年シーズン開幕以来、パワーユニット開発について慎重な見方を示し続けてきた。

    ライバルメーカーより開発開始が約1年遅れたことに加え、ベンチテストやプレシーズンテストでは期待を下回る結果となり、アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイから振動問題などを厳しく指摘される場面もあった。

    しかし状況は変わりつつある。

    ホンダ・レーシングのチーフエンジニアを務める折原慎太郎は、新型パワーユニットについて次のように語った。

    「現在、エンジンはダイナモメーターで最終的なテストを行っています。進捗は順調です」

    さらに、新仕様への期待を隠さなかった。

    「最高レベルの性能とは言えませんが、私たちが目標としていたレベルには達しています。この新しいパワーユニットを投入できることを楽しみにしています」

    エンジン性能とドライバビリティを両立
    今回のアップデートでは、単純な最高出力だけではなく、ドライバビリティの改善も重視しているという。

    折原慎太郎は開発方針について次のように説明した。

    「私たちはエンジン性能の向上に重点を置いてきました。そして、それはギアボックスとの協調によるドライバビリティ改善にもつながります。その実現に向けて懸命に取り組んできました」

    ホンダは依然としてメルセデスやレッドブル・フォードのパワーユニットが基準になることを認めているものの、新仕様によって十分に戦えるレベルへ近づけると見ている。

    ホンダF1(本田技研工業) / アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    AMR26Bと合わせて後半戦反攻へ
    アストンマーティンも2026年シーズン前半は苦戦が続いており、AMR26はチームの期待を大きく下回るマシンとなった。

    その状況を打開するため、ハンガリーGPでは大規模アップデート版となる「AMR26B」を投入する予定だ。

    アストンマーティンのマイク・クラックは具体的な結果には言及しなかったものの、チームの最優先事項を次のように語っている。

    「私たち全員にとって最も重要なのは、再び競争力を取り戻すことです。それがチームにとって最も重要であり、それが私たちの目標です」

    ホンダとの関係も改善
    開発初期にはアストンマーティンとホンダの間で厳しいやり取りもあったが、現在は両者が同じ方向を向いて開発を進めているという。

    クラックはパートナーシップについて次のように説明した。

    「私たちは全員が同じ船に乗っています。雰囲気が悪かったことはありません。もし悪い雰囲気だったら、10戦もの間そんな状態で戦うことはできません」

    さらにホンダへの感謝も口にした。

    「現場で働くスタッフだけでなく、ホンダにも敬意を表したいと思います。私たちは厳しい時期を経験しましたが、お互いに話し合いました。誰にでも良い日も悪い日もあります。だからこそ助け合わなければなりません」

    後半戦はハンガリーGPでAMR26B、続くオランダGPでホンダの新型パワーユニットが投入される予定となっており、アストンマーティンとホンダが反撃のきっかけをつかめるか注目される。

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