カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アルファタウリ・ホンダF1、角田裕毅の去就をF1バーレーンGP後に発表へ

    アルファタウリ・ホンダF1、角田裕毅の去就をF1バーレーンGP後に発表へ

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーは2021年もアルファタウリ・ホンダに残留する予定であり、角田裕毅が候補に挙げられているチームメイトに関してはバーレーン後に発表するとした。

    F1ポルトガルGPで5位入賞と再び好パフォーマンスを示したピエール・ガスリーは、2021年にレッドブル・レーシングに昇格することで報われるかとの質問に「どうなるか見てみよう」と控えめに答えた。

    しかし、ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーは間違いなくアルファタウリ・ホンダに留まると語る。

    「ガスリーはアルファタウリのためにドライブし、チームメイトは遅くともバーレーンGPの後に発表されるだろう」とヘルムート・マルコは RTLに語った。

    バーレーンは11月29日(F1バーレーンGP)と12月6日(F1サキールGP)に2つのグランプリを主催する。同時にFIA-F2の最終ラウンドが開催される。

    2021年のアルファタウリ・ホンダのドライバー候補に挙げられているのはホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅だ。現在FIA-F2に参戦する角田裕毅はランキング3位につけており、バーレーン大会の後にランキング6位以内にいればF1スーパーライセンスを取得できる。

    ヘルムート・マルコは、このパフォーマンスを続けることができれば、2021年に角田裕毅はアルファタウリでF1デビューすることになるだろうと語る。

    「現時点でF1シートの候補者となっているドライバーは角田裕毅だけだ」とヘルムート・マルコは Sky Germany に語った。

    「彼はアルファタウリで計画されている。とにかく彼はスーパーライセンスのために必要なポイントを獲得する必要がある」

    アルファタウリ・ホンダF1は、今年後半のグランプリで角田裕毅をフリー走行1回目で走らせることを検討しており、そのために必要なスーパーライセンスを資格を満たすためにF1エミリア・ロマーニャGP後の11月4日にイモラ・サーキットで2年落ちのSTR13で300kmのテスト走行を実施する。

    一方、レッドブル・レーシングの2021年のラインナップに関しては、アレクサンダー・アルボンはマックス・フェルスタッペンのチームメイトであり続けるためのお気に入りではなくなった。

    「アレックスにはもっと一貫性が必要だ」とヘルムート・マルコは主張。

    「彼はマックスにそれほど遅れていないこともあるが、ギャップが大きすぎることもある。彼が進歩している間は我々のドライバーだ。我々は急いで決断する必要はない」

    しかし、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンが周回遅れの12位でF1ポルトガルGPを終えた後、今週末に「イモラで強く反撃する」必要があると示唆た。

    「残念ながら、今年はそれほど多くのレースが残っていないので、次のシーズンについてじっくりと考え始める必要がある。決定は今後数週間で行われる必要がある」とクリスチャン・ホーナーもは付け加えました。

    レッドブルは、ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスをアレクサンダー・アルボンに代わる魅力的な候補として挙げているが、クリスチャン・ホーナーは、どちらも急いで契約する必要はないと語った。

    「候補者は確かに他の選択肢よりもレッドブルのシートを好むだろう」とクリスチャン・ホーナーは認める。

    「彼らは我々の決定を待っていると思う」

    クリスチャン・ホーナーも、ピエール・ガスリーがアルファタウリ・ホンダに残留することになるというヘルムート・マルコのコメントを支持した。

    「アレックスがアルファタウリにいたら、彼はおそらくピエールと同じくらい良い仕事をするだろう」とクリスチャン・ホーナーは言った。

    「アルファタウリではプレッシャーと期待が低く、我々のマシンはアルファタウリよりも運転が難しい。マックスはそれを処理できるが、他の人にとっては大きな問題だ」

    「チームの誰もがアレックスが自信をつけるのを助けようとしている。彼にはたくさんの才能があり、我々はまだ彼を信じているからだ。しかし、今日、彼は厳しい一日を過ごした」とレース後に語った。

  • ピエール・ガスリー 「本当にレースを楽しむことができた」

    ピエール・ガスリー 「本当にレースを楽しむことができた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーのF1ポルトガルGPは、金曜日FP2でのマシン炎上からスタートしたが、予選ではQ3進出を果たして9番グリッドからスタートし、5位入賞という初日とははるかに良い形で週末を終えた。

    フリー走行2回目でピエール・ガスリーのマシンはエンジンから火災が発生して大きな損傷を受け、メカニックたちは寝る時間を削って新しいシャシーを組み立てた。

    だが、日曜日の午後には素晴らしいパフォーマンスを見せ、フェラーリのシャルル・ルクレール以外のライバルを次々とオーバーテイク。5位入賞を果たしてアルファタウリ・ホンダのスタッフたちのハードワークに報いた。

    「僕たちは非常に競争力があった。本気でレースを楽しむことができたと言わなければならない」とピエール・ガスリーは Sky F1に語った。

    「コックピット内はとても楽しかった。特に金曜日の夜に行われたすべての作業の後、ルノー勢、マクラーレン、レーシング・ポイントのセルジオの(ペレス)を抜くことができて本当にハッピーだ」

    「完全に新しいマシンを再構築したことで、彼らは1時間寝ていなかったし、全員が本当に疲れていました。だから、彼らにこの5位でお返しできたことを本当に嬉しく思う」

    ピエール・ガスリーは、金曜日にアルファタウリ・ホンダが行ったシャシー交換がおそらくより良いマシンにつながったことを認めつつも、必ずしも常に良くなるとは限らないと強調する。

    「シャシーを交換するときは、どちらの方向にも進む可能性があると常に考えている」とピエール・ガスリーは説明する。

    「悪化することもあれば、良くなることもある。どちらかといえば、かなりうまく機能していたように思う。新しいシャシーですぐに良い結果を出せるのはいつだって良いことだ」

    F1ポルトガルGPでの結果はピエール・ガスリーの株をさらに上げ、レッドブル・レーシングへの復帰の噂を煽ったが、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ガスリーとアレクサンダー・アルボンの交代を頑な却下している。
    「結局のところ、ドライバーをどうしたいかを決めるのはレッドブルだ」とピエール・ガスリーは2021年の見通しについて語った。

    「私サイドでできる唯一のことはパフォーマンスを発揮することだ。もいろん、F1ではパフォーマンスだけが唯一の基準ではない。それは僕のコントロールの外だ」

    「僕にできることは、力強い結果を出すことだけだ。いつか報われることを願っている」

    ピエール・ガスリーは、2021年からアルピーヌF1へとブランドを変更するルノーのワークスチームへの移籍が噂されている。

  • ホンダF1:2020年 第12戦 F1ポルトガルGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第12戦 F1ポルトガルGP 決勝レポート

    ポルティマオのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われたF1ポルトガルGP決勝は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが5位入賞を果たした。

    前日の予選でQ3進出を果たしたマックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーは、レギュレーションに沿って、Q2でベストタイムをマークしたソフトタイヤを使用。

    13番手のダニール・クビアトはミディアムタイヤを選択してスタートしたが、オープニングラップで小雨が舞ったこともあり、序盤はソフトタイヤ勢の優位が目立つ展開となった。

    3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ターン1でバルテリ・ボッタス(メルセデス)に仕掛けるが、ややワイドに膨らむと、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)に迫られて接触を喫したことで、5番手までポジションダウン。ガスリーはトップ10以内に踏みとどまったが、アルボンも順位を落としてしまう。

    ここから、フェルスタッペンはソフトタイヤのペースを活かして巻き返し、3番手までポジションを戻すと、前を行くメルセデス勢へ迫るべくプッシュ。その後方では、ガスリーがオーバーテイクを連発。10周目にキミ・ライコネン(アルファロメオ)をパスすると、13周目にはランド・ノリス(マクラーレン)を追い抜き、6番手まで浮上した。

    アルボンは中団でペースが上がらず、チームは早めのピットインを敢行。19周目にミディアムタイヤに交換し、2ストップ作戦の態勢を取った。一方、ガスリーは20周目にカルロス・サインツ(マクラーレン)もかわし、5番手にポジションを上げる。

    フェルスタッペンは23周目に1回目のピットインを行い、ミディアムタイヤに交換。ガスリーも29周目に同じくミディアムに履き替える。クビアトは、ポイント圏内を目指すべくプッシュしていたが、トラックリミット違反の裁定を受けて5秒加算のタイムペナルティーを科される。

    ガスリーは、ピットアウト直後にダニエル・リカルド(ルノー)にかわされるが、すぐにペースを上げて抜き返し、7番手に浮上。その後、エステバン・オコン(ルノー)のピットインによって6番手を手にすると、前方のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)を追う。ペレスは2ストップ作戦を採り、ソフトタイヤで最後のスティントを走行していたが、ガスリーは猛烈なペースで追い上げて背後に迫る。一度はブロックされたものの、残り2周のターン1でアウト側から鮮やかなオーバーテイクを見せ、ガスリーは5位フィニッシュを果たした。

    この日はセーフティカーの出動もなく、アルボンは最終スティントで好ペースを発揮したものの、12位に。同じく2ストップのクビアトも、ペナルティーの影響もあって19位となった。

    フェルスタッペンは、最後まで3位を守り、3戦連続の表彰台フィニッシュ。これで、ホンダのF1パワーユニットとしては今季11度目、第2戦から11戦連続の表彰台獲得となり、今季5戦を残した段階で、昨年の表彰台獲得数に並んだ。

    次戦は連戦となるイモラでのF1エミリア・ロマーニャGP。2日間フォーマットが採用され、10月31日(土)に90分間のフリー走行と予選、11月1日(日)に決勝が行われる。

    田辺豊治(ホンダ F1テクニカルディレクター)
    「今日のポルトガルGP決勝は、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が3戦連続となる3位表彰台を獲得し、Hondaにとっては11戦連続となる表彰台をもたらしてくれました。週末を通して速さを見せていたScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は、レースでオーバーテイクをいくつも見せて5位入賞と素晴らしい走りでチームにとって貴重なポイントをもたらしてくれました。今週末は昨日の予選に続いて、レースもタイヤマネージメントが大きなキーとなったと思います。フェルスタッペン選手、ガスリー選手は、レースペースをコントロールしながらうまくタイヤマネージメントしたことでよいレース結果を得たと思います。来週はイタリアのイモラ・サーキットにて、土曜と日曜の2日間開催のフォーマットでレースが行われます。イモラ・サーキットは、Scuderia AlphaTauriのファクトリーから目と鼻の距離にあり、チームにとっては今季3度目のホームグランプリとなります。また、現行ハイブリッドレギュレーションでの初開催ともなりますので、十分に準備をして臨みたいと考えます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「全体的には3位という結果に満足していますし、予想通りの位置だと思います。序盤の小雨と低グリップはもちろん楽ではなかったのですが、できることはすべて試しました。最初の数周はタイヤ温度がかなり低くなっていました。セルジオ(ペレス)と少し接触したもののダメージはなかったのですが、そのとき小雨が降り始めていたので、マシンをコースアウトさせずにトラブルなく走ることを心がけました。なぜマクラーレンの2台がオープニングラップであんなにグリップがあったのかは分かりませんが、雨が止んでからは彼らをパスして3番手までポジションを戻せたので、そこからは自分のレースに集中しました。今日は、いくつかの理由からソフトタイヤがうまく機能しなかったのですが、ミディアムに交換してからはいいペースで満足いく走りができました。そのときにはメルセデスと大きなギャップができていたので、できることはあまりありませんでしたが、また表彰台に立ててうれしく思っています。ピット作業に何秒かかったのかは把握していませんが、とても速く感じました。メカニックたちには、最速ピットストップのお祝いに今夜ビールを楽しんでほしいと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日のレースはライバルといいバトルができ、本当に楽しかったです!ソフトタイヤの感触が非常によく、レースの序盤でうまくマネージできたので、ライバルたちがタイヤの劣化に苦しみ出したあたりで、ルノー、マクラーレン、レーシングポイントのマシンを抜いていくことができました。トップ3チームの後ろの5位というポジションでフィニッシュできたことは小さな勝利のようにも感じているので、この結果は本当にうれしく思っています。金曜の夜にはマシンをゼロから組み立てるためにチームのみんなが本当にがんばってくれたので、今日の5位という結果を彼らに送ることができて本当によかったです」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・レーシング)
    「タフなレースで、序盤からグリップに苦しみました。マシンは速かったのですが、トラフィックの中で本来のペースを発揮できませんでした。走行ラインにうまく乗れず、最初の3ラップはタイヤ温度にも苦しみ、フロントをロックアップさせてしまいました。タイヤが温まってからのマシンはよかったのですが、ここのところタイヤを適正な温度レンジに入れるのに苦しんでいたので、温まる前に後方のトラフィックに入ってしまいました。一度DRSトレインの中に入ると、オーバーテイクは難しくなってしまいます。ライバルとは違うことを試そうと2ストップ戦略を採りましたが、振り返ってみればベストな作戦ではなかったかもしれません。今日のレースやレースウイーク全体から、学ぶべきことを見直して、イモラではいいパフォーマンスが発揮できるようにしていきます」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はよくないレースでした。1周目でポジションを落としてしまい、そこからあまりできることはありませんでした。タイヤの感覚が悪く、熱が十分に入らない感じがして、序盤はグリップに苦しみました。風もあったので簡単な状況ではなかったですし、こういう中でのレースはいつも難しいものです。いいレースができるときもあれば、悪いときもあり、僕にとって今日は悪いレースになりました。今日の走りを分析し、序盤の数周でタイヤ温度も含めてなにがあったかを見直した上で、来週はより強くなって戻ってこなければなりません」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「温度も含めて非常に難しい週末でした」

    ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「温度も含めて非常に難しい週末でした」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの決勝についてレース後の記者会見で振り返った。

    今シーズン、いくつかのサーキットが新しくF1カレンダーに加わったが、79番目のF1開催地となるポルティマオのアルガルベ・サーキットもそのひとつとなった。

    ホンダF1エンジン勢は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得。これで11戦連続でホンダのF1エンジンは表彰台を獲得したことになる。また、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが5位入賞を果たした。だが、アレクサンダー・アルボンは12位、ダニール・クビアトが19位とノーポイントでレースを終えた。

    再舗装された路面は安定しておらず、FP2が赤旗によって走行が限られたこともあり、決勝にむけて特にロングランにおけるタイヤについては未知数な部分となった。そして、それは特にレッドブル・ホンダに悪い方向に働いた。

    「今週の走り始めからドライバーは『タイヤのグリップがない』と言っていました」と田辺豊治は語る。

    「新しい舗装ということで、走行を重ねていけばラバーが乗ってグリップが向上するかなというところもあったのですけど、そうではない感じでした。タイヤのマネジメント、特に温度的なところも含めて非常に難しい週末でした」

    「今日は、車体のセットアップ、ドライビングを詰め切れたチームのドライバーが強かったと思っています。昨日の予選もソフトタイヤ、ミディアムタイヤと異なるタイヤ戦略のチームがおり、今日もレースではミディアムスタートのグループとソフトスタートのグループ、ハードが絡み、いろいろなタイヤを各チームが履いていました」

    「今週末の結果でいうと、ミディアムタイヤがベストだったのかなと思います。それぞれ使い方の中で工夫をしてやったと思いますけど、その辺の影響は大きいです」

    フリー走行2回目ではピエール・ガスリーのマシンが炎上。アルファタウリ・ホンダのスタッフたちは、カーフュー(舎監外出禁止令)を破ってシャシーとパワーユニットを交換した。

    「予選、決勝を終えてですが、ガスリー選手が今週末は非常に好調でした。トラブルでクルマを大修理するような状況になりましたけど、それを跳ね返してくれました」と田辺豊治はコメント。

    「チームのメカニック、我々のメカニック、エンジニアも非常に遅くまで作業にあたってクルマを仕立て、きっちりやったことをよい結果で応えてくれたと思っています」

    「マックス選手は3位ということで、やはりメルセデスの2台は今回も崩すことができませんでした。2人のドライバーは、レッドブル、アルファタウリそれぞれが持っているものを最大限に性能を引き出して結果を得られたと思います」

    「アルボン選手は、ちょっと大きく出遅れてスターティングポジションから最終的なレース結果を落として、クビアト選手もレース序盤にちょっと大きく落としたてからは上がれなかった。両ドライバーともにタイヤのマネジメントと、タイヤのグリップ力がなかったとのことです。同じチームのそれぞれのドライバーで状況がかなり違ったのは非常に残念だと思います」

    「4台完走、4年入賞となりませんでしたが、うまくレースを運べた2台に関しては非常によい結果だったと思います。うまく運べなかった2人のドライバーに関しては、チームとしてもこれから今回何が悪かったのをじっくり見極めていきたいと思います」

    次戦F1エミリア・ロマーニャGPが開催されるイモラ・サーキットもパワーユニット時代になってからは初めてのレースとなる。今年、ムジェロやニュルブルクリンクは現在のパワーユニットでは初めてのレースとなり、事前シミュレーションのみで望んでいた。イモラに関して、これまでの経験をシミュレーションに取り入れていきたいと田辺豊治は語る。

    「イモラも涼しいという予報が出ていますし、また雨話も出てますので、同じ状況になったときに同じところに陥らずにうまく戦えるように、PU側も車体側も準備をして次のレースに向かいたいと思います」と田辺豊治はコメント。

    「今年やってきた傾向を、さらに初めてのところにシミュレーションだけで臨んだときの傾向というのを見て、修正を加えながら事前シミュレーションを進めていきます」

    「カレンダーが発行されているため、各サーキットに対してのシミュレーションのタイミングは、レース前、何日というのは全部決まっていますし、それに対して今回学んだことを入れていく作業があります。短い1週間ですが、そこは大丈夫です」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「チームとして良い仕事ができた」

    アルファタウリ・ホンダF1 「チームとして良い仕事ができた」

    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス担当チーフエンジニアを務めるクラウディオ・パレストリが、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの決勝レースを振り返った。

    アルファタウリ・ホンダの両ドライバーにとっては対照的な週末となった。ピエール・ガスリーはすべてのタイヤで好パフォーマンスを発揮し、素晴らしいオーバーテイクをみせて5位入賞を果たした。

    一方、ダニール・クビアトはスタートで順位を落としてからは浮上することができず、完走中最下位となる19位でレースを終えた。

    「このトラックが初めてであるという不確実性はあったものの、今日は良いレースができた」とクラウディオ・パレストリはコメント。

    「オープニングラップでは小雨が降ったことでグリップレベルが低く、ダニールはいくつか順位を失った。リカバーするためにベストを尽くしたが、彼は19位でフィニッシュした」

    「反対側のガレージではピエールが異なるすべてのコンパウンドで非常に良いペースを示し、いくつか素晴らしいオーバーテイクを行い、6位でフィニッシュした」

    「我々はチームとして良い仕事をしたと思うし、タイヤ、燃料、ブレーキのマネジメントに関して難しいレースで可能な限り最高のパフォーマンスを発揮できるようマシンを最適化できた」

    「これから我々はイモラに向かう。そこでも勢いを維持して、再びポイントを争えることを期待している」

  • ダニール・クビアト 「1周目でポジションを落としたことが響いた」

    ダニール・クビアト 「1周目でポジションを落としたことが響いた」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの決勝を19位で終えた。

    13番手のダニール・クビアトはミディアムタイヤを選択してスタートしたが、オープニングラップで小雨が舞ったこともあり、序盤はソフトタイヤ勢の優位が目立つ展開となった。

    ポイント圏内を目指すべくプッシュしていたダニール・クビアトだったが、トラックリミット違反の裁定を受けて5秒加算のタイムペナルティーもあり、19位でレースを終えた。

    「今日はよくないレースだった。1周目でポジションを落としてしまい、そこからあまりできることはなかった」とダニール・クビアトは語る。

    「タイヤの感覚が悪く、熱が十分に入らない感じがして、序盤はグリップに苦しんだ。風もあったので簡単な状況ではなかったし、こういう中でのレースはいつも難しいものだ。いいレースができるときもあれば、悪いときもあり、僕にとって今日は悪いレースになった」

    「今日の走りを分析し、序盤の数周でタイヤ温度も含めてなにがあったかを見直した上で、来週はより強くなって戻ってこなければならない」

  • ピエール・ガスリー 「5位は小さな勝利。チームに恩返しできた」

    ピエール・ガスリー 「5位は小さな勝利。チームに恩返しできた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの決勝レースを5位でフィニッシュした。

    9番グリッドからソフトタイヤでスタートしたピエール・ガスリーは、序盤にトップ10以内に踏みとどまると、そこからオーバーテイクを連発。10周目にキミ・ライコネン(アルファロメオ)をパスすると、13周目にはランド・ノリス(マクラーレン)を追い抜き、6番手まで浮上する。

    29周目に同じくミディアムに履き替えたピエール・ガスリーは、ピットアウト直後にダニエル・リカルド(ルノー)にかわされるが、すぐにペースを上げて抜き返し、7番手に浮上。その後、エステバン・オコン(ルノー)のピットインによって6番手を手にすると、前方のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)を追う。

    ペレスは2ストップ作戦を採り、ソフトタイヤで最後のスティントを走行していたが、ガスリーは猛烈なペースで追い上げて背後に迫る。一度はブロックされたものの、残り2周のターン1でアウト側から鮮やかなオーバーテイクを見せ、ガスリーは5位フィニッシュを果たした。

    「今日のレースはライバルといいバトルができ、本当に楽しかった!」とピエール・ガスリーはコメント。

    「ソフトタイヤの感触が非常によく、レースの序盤でうまくマネージできたので、ライバルたちがタイヤの劣化に苦しみ出したあたりで、ルノー、マクラーレン、レーシングポイントのマシンを抜いていくことができた」

    「トップ3チームの後ろの5位というポジションでフィニッシュできたことは小さな勝利のようにも感じているので、この結果は本当にうれしく思っている。金曜の夜にはマシンをゼロから組み立てるためにチームのみんなが本当にがんばってくれたので、今日の5位という結果を彼らに送ることができて本当によかった」

    ピエール・ガスリーのアルファタウリ・ホンダF1のガレージ

  • ホンダF1:2020年 第12戦 F1ポルトガルGP 予選レポート

    ホンダF1:2020年 第12戦 F1ポルトガルGP 予選レポート

    1965年のメキシコGPでリッチー・ギンサーがホンダにF1初優勝をもたらしてからちょうど55年の節目にあたる本日のポルトガルGP予選で、レッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダの両チームは、3台がトップ10に入る奮闘をみせた。

    午前のFP3終盤にコース脇の排水溝カバーがはずれるトラブルがあり、セッション終了後に修復作業が行われた。その影響により、予定より30分遅れて開始した予選では、ホンダ PUを搭載した4台がイレギュラーな状況でも集中力を切らすことなく予選Q2に進出する。

    Q2では風が強くなり、さらに難しいトラックコンディションとなった。アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはQ1よりもタイムを上げたものの、Q3進出とはならなかった。明日の決勝ではタイヤ選択の自由がある13番手からスタートする。

    レッドブル・レーシングのフェルスタッペンとアルボン、アルファタウリ・ホンダのガスリーはQ3進出を果たす。風の影響に加え、タイヤが温まりにくい状況下で、アルボンが最初のスティントでミディアムタイヤを選択するなど、読みにくいコンディションでの戦いが続く。

    3台ともにQ3でQ1のタイムを超えることができないという非常に難しい予選だったが、フェルスタッペンはポールポジションに手が届く位置で最後まで奮闘し、最終的には3番手でフィニッシュ。アルボンは6番手、ガスリーは9番手から明日の決勝をスタートする。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のポルトガルGP予選は、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が3番手、チームメートのアルボン選手が6番手を獲得と、明日の決勝に向けて悪くない結果となりました。Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は午前のセッションから好調な走りを見せ、Q1を4番手、Q2を7番手で通過しましたが、残念ながらQ3では風の影響を受けてタイムアップできず、9番手からのレーススタートとなりました。昨日のトラブルにより大きなダメージを負ったガスリー選手でしたが、チームおよびHondaのクルーがマシンを夜通しの作業で懸命に修復してくれました。それに応えるようにガスリー選手が素晴らしい走りをしてくれたことを大変うれしく思っています。また、修復に当たったクルーたちに感謝の言葉を贈ります。クビアト選手は13番手でQ2敗退という結果でしたが、4台ともに明日の決勝に向けてポイント獲得を狙えるポジションからのスタートとなります。いいレースができるよう、明日に向けてここからさらなる準備を進めます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「予選の結果には満足しています。Q3ではいいタイムが出せましたし、3番手はいいスターティングポジションだと思います。コースは新しく舗装されていて、最適なタイヤを選ぶのが難しかったです。どこのチームも同じだと思いますが、トライ&エラーで調整をしました。メルセデスのすぐ後ろで走れているので、明日はチャンスがあると思います。スタートが重要になると思います。僕はソフトタイヤでまわりの他のマシンはミディアムタイヤですが、タイヤがどう作用するかは誰にも分からないと思います。決勝では自分たちのやり方でプッシュします。タイヤに関して予測不能な部分が、レースを面白くするかもしれません。風や雨があると、さらにレースの展開は分からなくなりますが、どんなコンディションでも、いい位置についてメルセデスといい勝負をしたいです」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・レーシング)
    「もっと上のポジションでフィニッシュできればよかったのですが、それでも6番グリッドはまずまずだと思います。自分の走りにはそれなりに満足していますが、新たに舗装された路面や風の影響で少し通常とは違うコンディションだったので、タイヤ選択が非常に難しい状態でした。Q3では他のライバルとは少し違った戦略を取り、1回目をミディアムタイヤでアタックしましたが、もう一度アタックできていればもっとタイムは上がったと思っています。最後のアタックにはソフトタイヤを選択しましたが、ミディアムタイヤと比較してパフォーマンスの出し方が全く異なりドライビングスタイルを変える必要があったので、多少走りのリズムに影響した部分がありました。明日の天気予報は雨混じりになるようなので、いろいろなことが起こりうると思います。1コーナーまでの距離は長いですし、ここではまだどのマシンもきちんとしたロングランを行っていないので、走りながら最適なバランスを探り、チャンスを逃さないようにしていきたいと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「(昨日のトラブルの後)チームが素晴らしい働きでマシンを準備してくれました。ほとんど寝る時間もない状態でシャシーを組み立て、問題なく走るようにしてくれて、感謝しています。レースウイークをとおして調子がよく、FP3ではいい位置で走れたただけに、予選の結果は少し残念に思っています。風がない時にはマシンはとてもよく機能していますが、風が強いとドライブが難しくなってしまいます。Q2とQ3がちょうどそんな状態でした。9番手という結果には満足していますが、もう少し上にいけたと思っています。明日は初めてのサーキットで決勝を走ります。同じく初めてだったムジェロでは、いろいろなことが起こりましたし、数少ないチャンスを掴むことができれば、面白い決勝になると思います」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は難しい予選でした。バランスがあまりよくない上に風の影響も受けやすかったので、あまり自信を持ってプッシュすることができませんでした。少しプッシュするたびにラインを外れてしまうので、今日の走り以上はできなかったと思っています。これだけ難しいコンディションはここのところあまりなかったのですが、決勝は混戦になると思うので、僕達にも入賞するチャンスがあると思います」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「目標は2台揃ってポイント獲得のまま」

    アルファタウリ・ホンダF1 「目標は2台揃ってポイント獲得のまま」

    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス担当チーフエンジニアを務めるクラウディオ・パレストリが、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの予選を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーがQ3に進出して9番グリッドを獲得した一方で、ダニール・クビアトはQ2で敗退を喫して13番手となった。

    「金曜日のプラクティスではかなりグリーンで滑りやすい路面によってマシンをあまり最適化することができなかった。バランスを見つけるのが難しく、今日は多くの未回答の質問とともにスタートした」とクラウディオ・パレストリはコメント。

    「その結果、予選とレースに向けて可能な限り最善の方法でマシンを準備するためにガレージの両サイドで異なる負荷とコンパウンドを評価することを目的とした集中的なプログラムを組み立てた非常に忙しいFP3を計画した」

    「午前中のセッションで我々の努力は報われ、オプションタイヤで競争力のあるラップタイムを記録し、日曜日のレースのために非常に重要なタイヤデグラデーションに関する有益なデータを収集することができた」

    「午後の予選セッションは特にQ1でトラフィックが多く簡単ではなかったし、Q2とQ3では風が強まった。だが、それらの困難にも関わらず、我々は良いパフォーマンスレベルを示すことができた。ピエールはQ3に進出して9番手でフィニッシュし、ダニールは13番手だった」

    「今は我々の焦点はレース準備に移っている。このトラックでのF1レースは初めてなので簡単なレースにはならないだろう。だが、我々の目標は非常に明確なままだ。両方のマシンでポイントを獲得することだ」

  • ダニール・クビアト 「バランスがよくない上に風の影響も受けやすかった」

    ダニール・クビアト 「バランスがよくない上に風の影響も受けやすかった」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの予選を13番手で終えた。

    Q2では風が強くなり、Q1よりもさらに難しいトラックコンディションとなった。ダニール・クビアトはQ1よりもタイムを上げたものの、Q3進出とはならなかった。明日の決勝ではタイヤ選択の自由がある13番手からスタートする。

    「今日は難しい予選だった。バランスがあまりよくない上に風の影響も受けやすかったので、あまり自信を持ってプッシュすることができなかった」とダニール・クビアトはコメント。

    「少しプッシュするたびにラインを外れてしまうので、今日の走り以上はできなかったと思っている。これだけ難しいコンディションはここのところあまりなかったけど、決勝は混戦になると思うので、僕たちにも入賞するチャンスがあると思う」