カテゴリー: F1アブダビGP

  • F1アブダビGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

    F1アブダビGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

    F1最終戦 アブダビGPのフリー走行1回目が30日(金)、ヤス・マリーナ・サーキットで行われた。

    2009年のフィナーレとして初開催されるF1アブダビGP。できたばかりのヤス・マリーナ・サーキットは、美しい現代的なトラック。全てのドライバーが午前中のフリー走行がヤス・マリーナでの初走行となった。

    フリー走行1回目のトップタイムを記録したのは、マクラーレンのルイス・ハミルトンで、タイムは1分43秒939。2番手にはブラウンGPのジェンソン・バトン、3番手にはレッドブルのセバスチャン・ベッテルが続いた。

    トヨタ勢は、ヤルノ・トゥルーリが10番手、小林可夢偉が19番手。中嶋一貴(ウィリアムズ)は14番手タイムでセッションを終えた。

    フリー走行2回目はこのあと日本時間22時(現地時間17時から開始される。

    F1最終戦 アブダビGP フリー走行1回目

    順位 ドライバー コンストラクターズ ベストタイム 周回
    1 ルイス・ハミルトン マクラーレン 1分43秒939 18
    2 ジェンソン・バトン ブラウンGP 1分44秒035 20
    3 セバスチャン・ベッテル レッドブル 1分44秒153 29
    4 ルーベンス・バリチェロ ブラウンGP 1分44秒207 23
    5 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1分44秒667 23
    6 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソ 1分44秒687 32
    7 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソ 1分44秒688 14
    8 エイドリアン・スーティル フォース・インディア 1分44秒805 25
    9 マーク・ウェバー レッドブル 1分44秒955 33
    10 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1分44秒958 25
    11 ロバート・クビサ BMWザウバー 1分44秒988 22
    12 ヘイキ・コバライネン マクラーレン 1分45秒123 20
    13 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ 1分45秒649 27
    15 中嶋一貴 ウィリアムズ 1分45秒679 25
    16 キミ・ライコネン フェラーリ 1分45秒704 27
    14 フェルナンド・アロンソ ルノー 1分45秒865 22
    17 ヴィタントニオ・リウッツィ フォース・インディア 1分46秒239 22
    18 ジャンカルロ・フィジケラ フェラーリ 1分46秒267 26
    19 小林可夢偉 トヨタ 1分46秒364 28
    20 ロマン・グロージャン ルノー 1分46秒411 27
  • ジャンカルロ・フィジケラ (F1アブダビGPプレビュー)

    ジャンカルロ・フィジケラ (F1アブダビGPプレビュー)

    ジャンカルロ・フィジケラが、最終戦F1アブダビGPへの意気込みを語った。来年からフェラーリのサードドライバーになることが内定しているフィジケラにとって、今回が現役最後のレースになるかもしれない。

    ジャンカルロ・フィジケラ (フェラーリ)
    レースのためにうまく準備できていると期待しているし、シミュレーターでのこのトラックのドライビングはうまくいった。フェラーリがコンストラクターズランキングで3位に返り咲くために良い結果を残せることを願っているし、全力をつもりだ。

    僕にとって、フェラーリでレースをするというチャンスは子供のころからの夢だったし、もう起こらないだろうと諦めていたんだ。だから、やる前から諦めるべきではないんだ! 僕がしてきたことにとても満足しているし、フェラーリでのここ数レースで苦戦しているけど、時間を戻したいとは思わない。慣れていないクルマに乗るのは簡単ではなし、KERSの使用は実際ブレーキング時の扱いが非常に異なるのでもっと複雑にだった。最近、僕はレースでキミのペースに匹敵しているので、今週末はポイントを取る第一歩として予選をもっとうまくやりたいね。

    僕は来年フェラーリと契約しているけど、他のチームからオファーがあった場合は、サードドライバーか他のF1チームでレースをするかの評価はフェラーリに従うだろう。

    現時点ではまだ決まっていないけど、フェラーリのようなトップチームのサードドライバーになることをすでにとても誇りに思っているんだ。ここの雰囲気は素晴らしいし、本当に居心地がいいんだ。

  • ジェンソン・バトン (F1アブダビGPプレビュー)

    ジェンソン・バトン (F1アブダビGPプレビュー)

    ジェンソン・バトンが、最終戦F1アブダビGPへの意気込み、ヤス・マリーナ・サーキットの印象を語った。

    ジェンソン・バトン (ブラウンGP)
    ブラジルでドライバーズチャンピオンシップに勝つという夢を実現し、チームとともにコンストラクターズチャンピオンシップを手にして最終レースに向うのは素晴らしい気分だね。素晴らしいリザルトでスタイリッシュにシーズンを終えたいけど、ちょっとはリラックスして週末にアプローチすることができるね!

    バーレーンGPのあとに湾岸地域で短い休暇をとって、ヤス・マリーナ・サーキットを見に行ったんだ。建物工事はまだ進行中だったけど、当時でさえ施設は際立っていたし、主催者は豪華な会場を作るために素晴らしい仕事をしたと思う。

    新しいレーストラックに挑むのはいつも楽しいし、特にヤス・マリーナの独特なピットレーン出口やデイ/ナイトレースはユニークそうだね。アブダビがエキサイティングな週末を主催してくれて、2009年F1シーズンの素晴らしいフィナーレになることを確信しているよ。

  • ルーベンス・バリチェロ (F1アブダビGPプレビュー)

    ルーベンス・バリチェロ (F1アブダビGPプレビュー)

    ルーベンス・バリチェロが、最終戦F1アブダビGPへの意気込み、ヤス・マリーナ・サーキットの印象を語った。

    ルーベンス・バリチェロ (ブラウンGP)
    新しい会場でレースをするのはいつだって良いチャレンジだし、レポートを見たけど、ヤス・マリーナ・サーキットは、かなり見事なようだ。サーキットのレイアウトは、楽しさとチャレンジングを兼ね備えていると思うし、日光のもとでスタートして、夜の状態でフィニッシュするのは面白そうだね。

    木曜日のトラックウォークはサーキットの特性を初めて感じるのに重要になるだろうし、金曜日の最初の数周はレイアウトを把握するために費やすつもりだ。そのあと、いつものように標準的なプラクティスプログラムに取り組むことになるだろう。

    チームはこれまで素晴らしいシーズンを送ってきたし、今週末も力強いパフォーマンスを発揮して高い位置でフィニッシュしたいね。

  • フェルナンド・アロンソ (F1アブダビGPプレビュー)

    フェルナンド・アロンソ (F1アブダビGPプレビュー)

    フェルナンド・アロンソが、最終戦F1アブダビGPへの意気込み、ヤス・マリーナ・サーキットの印象を語った。来年フェラーリへの移籍が決まっているアロンソにとって、アブダビGPではルノーでの最後のレースとなる。

    フェルナンド、短いブラジルGPのあとの気分を要約していただけますか・・・
    レースでポイントを獲れると思っていたので、かなり期待はずれだった。スタートはうまくいったけど、一周目にたくさんの事故があって、それに捕まってしまった。トゥルーリと接触したスーティルと衝突してしまった。インテルラゴスでレースをするのが大好きなので本当に残念だったし、素晴らしいサーキットでのエキサイティングなレースに加われなくてがっかりしたよ。

    アブダビでの初めてのレースを楽しみにしていますか?
    新しいサーキットに挑戦することはいつだって楽しいし、アブダビのトラックはとても印象的に見えるね。誰にとっても新しい経験なので、すべてのセッションを最大限に活用して、アドバンテージを見出すためにできる限り多くを学ぶことが重要だ。施設は素晴らしそうだし、アブダビの人々にとっても最高だと思う。僕たちは数年前にストリート・デモのためにアブダビに行って、ファンがどれくらいF1に熱狂的かがわかった。

    ルノーでの最後のレースになりますね。高い位置でその関係を終えることを狙っていますか?
    まったくその通りだ。最高の結果でシーズンとルノーでのキャリアを終えたいと思っている。チームとはたくさんの特別な思い出があるし、多くの友達と離れることになるので、感情的なレースになるだろう。ルノーはF1で最高のチームのひとつだし、来年から彼らとトラック上で戦うことを楽しみにしている。

    フェルナンド、アブダビの新しいサーキットの第一印象はどうですか?
    一周で20以上のコーナーがあるし、それらのいくつかはとてもチャレンジングに見えるので、ドライバーにとってかなり厳しいサーキットになると思う。でも、マップを見ただけで実際にサーキットを理解することは難しいし、そこに行ってサーキットを歩いて初めて実際にサーキットがどのようなものかを感じ始めることができる。

    通常、新しいサーキットにはどのように準備していますか?
    シミュレーションデータをたくさん見て、僕がすでに知っているトラック以上にそのトラックの要求を理解するためにチームと非常に密接に取り組む。新しい会場に備えるために5時間以上を費やすかもしれないし、サーキットを歩くことは僕とエンジニアにとって非常に重要になるだろう。

    どのコーナーに注目していますか?
    ターン11、12、13は面白そうだね。初めてサーキットのマップを見たとき、シンガポールのターン10の難しいシケインを思い出させたのを覚えている。ターン8とターン11はビック・ブレーキング・ゾンになりそうだし、そこがオーバーテイクのチャンスになるだろうね。

    新しいトラックを学ぶのにどれくらいかかりますか?
    マップを研究しているので、心の中では完璧にサーキットを理解してマシンに飛び乗るから、時間はかからない。3〜4周すればラインやブレーキングポイントがわかるので、トラックの多くを知るには5周で十分と言えるだろう。でも、実際にはすべてのラップで、より自信を感じて、トラックとそこからどのように最大限を引き出すかを学んでいる。だから、通常トラックを最も理解するのはレースの最終ラップなんだ。

  • ロマン・グロージャン (F1アブダビGPプレビュー)

    ロマン・グロージャン (F1アブダビGPプレビュー)

    ロマン・グロージャンが、最終戦F1アブダビGPへの意気込み、ヤス・マリーナ・サーキットの印象を語った。

    ロマン、インテルラゴスの初の経験を楽しみましたか?
    変わりやすい天候によってサーキットを学び、良いセットアップを見つけることが制限されてしまったけど、素晴らしいトラックだったし、とてもチャレンジングだった。レースではスタートは良かったけど、タイヤのウォームアップにいくつか問題があって、序盤にグリップを失ってしまい多くの順位を失った。レースの終盤にクルマの感触は良くなったけど、スタートでの問題のせいで回復するにはあまりに遅すぎた。

    ヤス・マリーナ・サーキットに何を期待していますか?
    誰にとっても新しい冒険だし、トラックにはとても期待しているので、どのようになるかとても好奇心をそそられている。マリーナの写真を見たけど素晴らしいかったし、シーズンの締めくくりには最適だと思う。レイアウトは楽しそうだね。いくつかロングストレートがあって速いだろし、うまくいけばオーバーテイクのチャンスがある。また大きな建物やハーバーにはヨットが停泊していて、ストリートサーキットのような感じがすると思う。

    シーズン最終戦の目標は何ですか?
    ドライバー全員にとって新しいトラックなので、僕たち全員がトラックを学ばなければならないので、僕にとって物事はより簡単になるだろう。目標はフェルナンドに匹敵して、予選をうまくやって、レースでポイントを争えればいいね。

  • 小林可夢偉 (F1アブダビGPプレビュー)

    小林可夢偉 (F1アブダビGPプレビュー)

    小林可夢偉が、最終戦F1アブダビGPへの意気込み、ヤス・マリーナ・サーキットの印象を語った。

    小林可夢偉 (トヨタ)
    またF1GPで走ることができないかと思っていたこともあり、この予想外の貴重な機会を最大限に活かしたい。ティモのことは非常に残念だが、彼が遠くから応援してくれていると分かっている。ティモには、一日も早く良くなってほしい。ほとんどのドライバーはブラジルのトラックを経験済みの一方、僕は初めて走行したので、自分には少し不利だった。しかし、アブダビでは違う。

    全ドライバーにとって、新しいトラックなので、僕にもチャンスがある。また、ピットストップや2種類のタイヤコンパウンドへの対応などレース週末の決まり事や、クルマにもより慣れてきたので、アブダビではもっと競争力を示したい。クルマの競争力は間違いなく高いので、F1で初めてのポイントを上げられるように、ベストを尽くす。もちろん、非常に強い競争相手ばかりで、僕にはまだ2回目のGPだから、初ポイント達成はとても難しいと思うが、全力で頑張る。

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1アブダビGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1アブダビGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、最終戦F1アブダビGPへの意気込み、ヤス・マリーナ・サーキットの印象を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタ)
    力強いスタートを切った後、ヨーロッパラウンドで残念なレースが続き、シーズン終盤で非常に高い競争力を出すなど、今季はアップダウンがある。アブダビは新しいトラックなので、僕たちのパフォーマンスを正確に予想することは難しいが、過去の3レースで僕たちが示した速さから考えれば、好成績でシーズンを終えることができると思う。

    僕たちは、ブラジルでの週末を通じて、とても速く、表彰台に上るチャンスが十分あると心から信じていたので、事故でレースを完走できず、非常にフラストレーションを感じた。今週末のレースも自信があり、今季の最終戦を素晴らしい成績で飾ろうと、モチベーションが上がっている。素晴らしい他の新しいサーキット同様、アブダビを走行するのはどんな感じなかとワクワクしている。金曜日のフリー走行が待ち遠しい。

  • イエンツ・マークアート Q&A:トヨタのF1アブダビGPへの準備

    イエンツ・マークアート Q&A:トヨタのF1アブダビGPへの準備

    トヨタF1チームのチーム・マネージャーであるイエンツ・マークアートが、F1アブダビGPへ向けての物流やチームの準備について語った。

    新しいサーキットのためにロジスティクスの準備を進める際、最初にやることは何ですか?
    最初にやるのは、とにかく事前にできる限り多くの情報を収集するよう努めることだ。そのためには、そのサーキットと直接連絡を取る場合もあるし、あるいは、たいていの場合がそうだが、サーキット側から我々に対し現況を教えてくれることもある。例えば鈴鹿の場合、ピット施設がいろいろと変わった。そのため彼らは我々に施設の図面と彼らのプランに関する情報を送ってきたし、写真を撮ったり、質問をしたり、こちらから要望を伝えたりなど現場の状況がどうなっているのかを把握するための現地視察の招待状を送ってきた。電気設備やネットワーク関連などについて、こちらが何を必要としているのかを事前に聞いておくことも、彼らにとって役に立つからね。

    新コースの施設について何か3つ願いがかなうとしたら、何をお願いしますか?
    まずは快適に仕事をし、全てを問題なく収納するための十分なスペースだ。チーム数が増える来年のことを考えると尚更だ。次に優先事項となるのは、他のサーキットのものと、できるだけ似通った設備にしてもらうことだろうね。そうすれば、我々の機材を頻繁に変えたり、調整したりする必要がなくなる。最後に、良好な輸送のためのインフラが不可欠だ。これがないと、チームにとっては深刻な不都合が生じかねないからね。

    今度のアブダビに関しては如何でしょう?
    アブダビの場合、完全に新しいサーキットなので、鈴鹿とは状況が異なる。なぜなら、既存の情報が何一つないからね。バーレーンGPの後、我々はアブダビに招待され、その時点でどんな準備が整っているのか、そしてどんなことが計画されているのかを見せてもらった。彼らは我々の意見に耳を傾けていたし、ピットとオフィスの配置や、アクセスに関する問題についても話し合った。しかしアブダビは通常とは幾分状況が違う。というのも、以前トヨタチームにいたリチャード・クレーガンとアンディ・ビーヴンがこの計画に携わっているからね。当然ながら我々は彼らとは緊密な連絡が取れている。彼ら二人はチーム側の視点から見た様々な専門知識を有しているので、何が必要とされているのか、彼らには正確に分かっているんだ。

    サーキット以外のロジスティクスについては如何ですか?
    サーキットそのものを確認した後の次の任務は、ロジスティクスに関する状況を把握することだ。例えば、どんなホテルがあるのか、どの空港が最適なのか、そしてチームが現地に入った際、彼らをどのようにして移動させるか、といったことだ。我々は、外国人がレンタカーを運転することに関して何か規制があるのかどうかや、バスを使った方がより好都合なのかどうか、といったことも確認する。そして、最も便利で効率よく、かつ費用対効果に優れた手段がどれなのかを基準にして決断を下す。これは実はかなり長期にわたる準備作業になり、やるべき仕事もかなり多い。それにはレース前の6カ月から1年ほどの時間がかかるんだ。

    アブダビのサーキットへの人員輸送に関して、ロジスティクスはどんな状況でしょう?
    アブダビのロジスティクスに関しては、全てが良好だと言っていいだろう。我々のホテルは空港と市街地とサーキットの間に位置しているから、人員の輸送に関しては良好のはずだし、車の運転も問題ないはずだ。入国とヤス・アイランドへのアクセスに関しては、通常の場合許可が必要で、その点やや不安があった。しかしこの件は既にFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)と政府の間で話がついているので、チームにとってはかなり手続きが楽なはずだ。

    予約するホテルはどうやって決めるのですか?
    たいていそれは経費と場所と快適性を天秤にかけて決まる。我々には、チームに提供したいと思っている一定の基準があり、同時に我々には各イベントに割り当てている予算があるため、一番うまく当てはまるホテルを探す必要がある。アブダビの場合、我々はドバイに宿泊して、毎日サーキットに通うことも検討した。ホテルが我々の要求に叶っていればそうするつもりでいたんだ。だけど、実際の所、それはまるで現実的ではなかったね。移動時間が長くなるし、砂嵐や交通事故の可能性もある。だから最終的に我々はアブダビ市内にあるホテルを選んだ。我々の哲学として、コースから適切な距離にある適切な宿泊施設を利用できれば、スタッフからより質の高い仕事を引き出せる、と考えている。長時間の仕事を終えた後、更にホテルへの移動に1時間以上も費やすというのは、かなりの負担になるからね。

    レースのスタート時間が夕刻ですが、これのせいで状況が複雑になったり、あるいは通常の仕事の手順に変更が必要になったりしますか?
    ありがたいのは、今回が今シーズンの最終戦だということだ。シンガポールでのナイトレースとは違い、スタート時間が遅くてもロジスティクスや、荷造りの面で特に問題にはならない。シンガポールの場合、日本GPと2週連続開催だった影響もあったしね。あの状況は日曜日のロジスティクスの面でかなり問題だった。我々は遅い時間にレースをし、その上、貨物は通常の時間までに、つまり、月曜日の午前4時までに間に合わせなければならなかったんだ。その時間内に全ての手はずを整えるのは、担当者たちにとってかなり骨の折れる仕事だったんだが、アブダビではそれは問題にはならない。今回は最終戦だから、次のサーキットへ機材を運ぶために慌てる必要はないし、我々の貨物機は月曜日の夜なので、時間は十分にある。

    ブラジルからアブダビまで、TF109はどうやって運んだのですか?
    クルマはFOMの貨物機でブラジルからアブダビへ直接搬入した。先週末に到着して、チームスタッフが現地に到着して月曜午前中に作業を開始するまで、アブダビに保管されていた。

    ヤス・マリーナ・サーキットの全体的な印象は如何でしょう?
    サーキットは最高だ。4月に視察に訪れた際、彼らは既に太陽が出ている時間の全てを使って作業を進めていた。ただし、一番暑い時間を除いてね。というのも、それは不可能だからだ。あれ以降に我々が確認できている最新の設備はとにかく素晴らしい。ああいうのは、F1コースでは今まで一度も目にしたことがないね。建設中のマリーナを囲むようにコースが走り、ホテルの間には橋があるんだ。彼らはサーキット一帯にかなりの投資をしており、間違いなく他とは違ったものになっている。彼らは我々の希望を全て正確に準備するよう、各F1チームために相当な努力をしてきた。我々にとって近年で一番楽な新開催レースになればいいね。

  • トヨタ:F1アブダビGPプレビュー

    トヨタ:F1アブダビGPプレビュー

    パナソニック・トヨタ・レーシングは、新設のヤス・マリーナ・サーキットで初めて開催されるアブダビGPのためにアラブ首長国連邦に向かい、好成績を収めてきた今季の最終戦に臨む。

    今週末のレースは、新しい開催地というだけでなく、現地時間午後5時、日中の明るさの中で始まり、55周を駆け抜ける頃には日も暮れ、照明の下でレースが終了するというユニークな状況で開かれる。

    F1世界選手権を開催する67個目のトラックは、ヤス・マリーナの周りを曲がりくねるように設計され、90度のコーナーが連続し、かつ、走行速度は時速300キロ以上にも達するであろう2本の長いバックストレートが特徴だ。

    前戦のブラジルで、ヤルノ・トゥルーリが日本GPに続く表彰台を狙ったが、事故で惜しくもそれがかなわなかったトヨタは、今週末のアブダビで、今季これまで稼いだ54.5ポイントを、更に増やそうとしている。ブラジルGPで印象的なF1デビューをした小林可夢偉は今回も、脊髄損傷からの回復に専念するティモ・グロックに代わり参戦し、アブダビで戦う。

    ジョン・ハウエット – TMG社長
    「初開催のアブダビGPを迎えるのが大変楽しみである。ここが、多くの出来事があり、良い成績を残してきたシーズン最後のGPとなる。必ずしも全ての目標を達成できなかったが、非常に競争力のあるクルマをつくり出し、そのクルマのポテンシャルを最大限に引き出せたので、表彰台を狙う戦いができた。ティモと彼のマネジメントと診断結果について話し合った結果、チームはティモの大事を取り、可夢偉を起用することを決めた。可夢偉は、難しい状況のF1ブラジルGPで、素晴らしい走りを見せており、アブダビでも果敢なパフォーマンスを彼に期待している。アブダビは可夢偉にとっては初めて走行するトラックだが、それは皆同じであり、このことが可夢偉に有利に働くだろう。両ドライバーは、力強い走りをしてくれるはずだ」