カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 レッドブルF1昇格で「難しいマシンでの経験が役立つ」とマルコ

    角田裕毅 レッドブルF1昇格で「難しいマシンでの経験が役立つ」とマルコ

    角田裕毅は2025年F1シーズン残りの期間でレッドブル・レーシングのRB21を運転することになるとヘルムート・マルコは断言する。

    レッドブルは、リアム・ローソンがシニアチームで苦戦した最初の2レースウィークエンドの後、角田裕毅と交代させる決断をした。だが、角田裕毅は、レッドブルでの出番が、ヘルムート・マルコのサポートを受けているリアム・ローソンのように短くなる可能性について心配する必要はない。

    リアム・ローソンはオーストラリアと中国の両グランプリで予選1回目の通過に失敗し、中国ではスプリントレースでも予選1回目の通過に失敗した。いずれのグランプリでもポイント獲得圏内に浮上できず、ローソンは雨のオーストラリアでクラッシュしてしまった。一方、中国では2ストップ戦略がうまくいかず、15位という不本意な結果に終わった。

    レッドブルはリアム・ローソンを姉妹チームのレーシングブルズに回し、経験豊富な日本人ドライバーである角田裕毅をマックス・フェルスタッペンと並んで起用するという変更を行った。これにより、レッドブル・レーシングは、メインのドライバーラインナップにレッドブルのベテラン2人を擁することになり、姉妹チームには2人のルーキーが加わることになる。

    この変更を発表したプレスリリースで、レッドブルは4つのシートをグリッドに用意できることから、この交代は「ドライバーローテーション」の一環であると説明し、角田裕毅もまた苦戦を強いられるようなことがあれば、レッドブルの2つ目のコックピットでもさらなる変更が加えられる可能性を示唆した。

    ヘルムート・マルコは、角田裕毅を「シーズン終了まで」起用することを確認した。
    しかし、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコによると、角田裕毅がスタートで躓いたとしても心配する必要はない。なぜなら、レッドブルはさらなる変更を加える予定はないからだ。

    ヘルムート・マルコはBBCの取材に対し、レッドブルでは「シーズン終了」まで角田裕毅に時間を与え、彼が「仕事ができると信じている」と語った。

    これにより、もし角田裕毅が期待外れだった場合にアイザック・ハジャーにチャンスを与えるという可能性も含め、レッドブルが今シーズン中に2人目のドライバーを起用する可能性は完全に閉ざされたことになる。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    リアム・ローソンと角田裕毅がフェルスタッペンのチームメイトの座を争うのではないかという憶測が昨シーズン終盤に流れたが、今回の交代により、多くの人がより理にかなっていると感じていたラインナップでレッドブルがレースに臨むことになる。

    リアム・ローソンは当初、レッドブルが彼のメンタリティと自信はフェルスタッペンと肩を並べて活躍するのに十分だと感じたため、候補に挙がっていた。一方、角田裕毅の感情コントロールには依然として疑問が残っていた。角田裕毅はF1での4年間で、短気から引き起こされる問題を起こしており、最も最近では、昨シーズンのバーレーングランプリで、チェッカーフラッグ後にチームメイトのダニエル・リカルドに危険なほど接近して怒りに任せて加速したことが注目すべき出来事であった。

    なぜ角田裕毅が今、優先されるオプションなのかについて、ヘルムート・マルコは「角田は大きな一歩を踏み出した。4年経って、5年目となる今、彼ははるかに強い個性を持ち、自信もついており、2つの非常に良いレースをした。ただ、レーシングブルズでは戦略がうまくいかなかった」と語った。

    「この場合、非常に難しいマシンでの経験は、役に立つだろう。それが我々の考えだ」

    リアム・ローソンはレーシングブルズでキャリアを再構築し、ピエール・ガスリーやアレックス・アルボンといったトップチームに昇格して苦戦を強いられた他のジュニアドライバーの足跡をたどるチャンスを得た。木曜の夜、ニュージーランド人ドライバーはソーシャルメディアで、移籍に関する考えを共有した。

    ローソン陣営がPlanetF1.comに語ったところによると、レッドブルの決定は受け入れられたという。ドライバーは、状況を「厳しい」と感じているが、レーシングブルズに戻れることに興奮していると語った。

    「レッドブル・レーシングのドライバーになることは、子供の頃からの夢だった。僕が人生をかけて努力してきたことだ」とローソンはインスタグラムに書き込んだ。

    「ここまで導いてくれたすべてに感謝している。僕を支えてくれたすべての人に感謝する。本当にありがとう。この気持ちは言葉では言い表せないほどだ」

  • レッドブル 角田裕毅の初戦F1日本GPで「ありがとう号」復活を匂わせ

    レッドブル 角田裕毅の初戦F1日本GPで「ありがとう号」復活を匂わせ

    レッドブル・レーシングは、角田裕毅のチームでのデビュー戦となる日本グランプリで「ありがとう号」を復活させることをソーシャルで匂わせている。

    「ありがとう号」は、2021年第16戦F1トルコGPで前年に撤退を発表したホンダへの感謝を示してRB16Bに施されたスペシャルカラーリング。本来ならば新型コロナウイルスで中止となった日本GPで走らせる予定だった。

    その後、ホンダはレッドブル・パワートレインズを介してレッドブル・レーシングのパワーユニットを運用していたが、正式復帰する2026年からはアストンマーティンとパートナーシップを組むことになっており、今年はレッドブルとの最終年となる。

    レッドブル F1 角田裕毅

    レッドブル・レーシングは、ホンダのF1パワーユニットで3回のコンストタクターズタイトルとマックス・フェルスタッペンの4回のドライバーズタイトルを獲得。ホンダのホームである鈴鹿サーキットを改めてホンダへの感謝を伝える場とする可能性がある。

    さらに2025年のF1日本GPでは、ホンダが支援してきた角田裕毅がレッドブル・レーシングでデビューを飾るため、さらにスペシャルな機会となるかもしれない。

    レッドブル・レーシングは、日本グランプリにむけてソーシャルメディアのアイコン画像を白ベースに変更。「ありがとう号」の写真や動画を投稿して、復活を匂わせている。

  • 角田裕毅 F1日本GPに向けてレッドブル・RB21でシート合わせ

    角田裕毅 F1日本GPに向けてレッドブル・RB21でシート合わせ

    角田裕毅が、レッドブル・レーシングへの昇格が発表されて以来、ミルトン・キーンズで初めてレッドブルのマシンで目撃された。

    レッドブルは木曜日の朝、来週末の日本グランプリから角田裕毅とリアム・ローソンがシートを交換することを確認した。これにより、角田裕毅は母国レースからレッドブル・レーシングーのマシンでマックス・フェルスタッペンとコンビを組み、ローソンはアイザック・ハジャーと組むためにレーシングブルズに戻る。

    この交代劇のタイミングは、角田裕毅にとってまさにふさわしいものとなった。レッドブルもまた、ホンダとの良好な関係に感謝の意を表して鈴鹿で特別なカラーリングを施したマシンを走らせると噂されている。

    レッドブル・レーシング昇格に関する角田からのオフィシャルなコメントはないが、彼は今後、マックス・フェルスタッペンのパートナーとして活躍することになる。

    レッドブルでの本格的なデビューを前にチームに慣れるために忙しく動き回っている角田裕毅は、レッドブル・レーシングのレーシングスーツを着た自身の写真を投稿し、「挑戦への覚悟はできている」とシンプルに書き込んだ。

    その後まもなく、レッドブルは新ドライバーの短い動画を公開し、角田裕毅は日本語で次のように語った。「こんにちは、皆さん。裕毅です。レッドブル・レーシングでホームグランプリを走るのが楽しみです」

    レッドブルは、角田裕毅がF1マシンに飛び乗り、シートに座って笑顔を見せている動画を投稿した。


    角田裕毅 F1 レッドブル RB21

  • 角田裕毅 レッドブルで「2025年F1シーズンを走り切る」とヘルムート・マルコ

    角田裕毅 レッドブルで「2025年F1シーズンを走り切る」とヘルムート・マルコ

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、リアム・ローソンに代わって角田裕毅がレッドブル・レーシングに昇格したことを受けて、2025年のF1シーズン終了まで角田裕毅の将来は安泰であると述べた。

    レッドブルの決定は、レッドブル・レーシングで2回目の出場となったローソンが、上海の予選セッションで両方とも最下位になるなど、再び大幅なパフォーマンス不足となった中国グランプリの後に行われた。

    レッドブルのセカンドカーを取り巻く不安定な状況の兆候として、この決定はシーズン後半に向けてさらなる憶測を呼ぶ可能性もあるが、マルコはFormel1.deのインタビューで断固とした声明を発表した。

    レーシングブルズのドライバーであるアイザック・ハジャーは、これまでのところF1デビューは概ねポジティブなものであり、もし角田裕毅が期待に応えられなかった場合、次に控えているのはハジャーなのかと尋ねられたマルコは、簡潔にこう答えた。「角田裕毅はシーズンを走り切るだろう」と答えた。

    ヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングがわずか3か月前に角田のドライブを否定したにもかかわらず、なぜすぐに考えを変えたのかについても説明した。その理由は、メルボルンと上海ラウンドでのパフォーマンスが説得力があり、精神状態も強固だったことによるものだが、後者は戦略ミスにより結果には結びつかなかった。

    「角田裕毅は速いドライバーだ。我々はそれを知っているが、浮き沈みがある。だからこそ、ローソンの方がより適任で、より強い候補者だと考えた。しかし、裕毅は変貌を遂げた。マネジメントを変えた。この状況では、これは単に最善の選択肢だった」

    「鈴鹿でも、ローソンはトラックを知っていたが、一方でハジャーは中国を知らず、すぐにペースをつかみ、予選ではほぼ裕毅と同じくらい速かった。だから、ローソンのキャリアに未来を与えるために、この悪循環を断ち切る必要があった」

    「裕毅は浮き沈みを経験してきた。例えばメキシコで2度もクラッシュしてしまったことを覚えている。彼は今ほど安定していなかった」

    「裕毅は5年目だ。そして、このような厳しい状況での経験は非常に大きな要素となる。裕毅は、自分がレッドブル・レーシングにふさわしい人間であることを繰り返し強調してきた」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    情報を得た上で決定するために、レッドブルは中国グランプリの後、角田裕毅に「2~3回のシミュレーター・セッション」を与えた。24歳の角田が違いを生み出したのはこのときだった。

    「我々は迅速に行動しなければならなかった」とマルコはコメントした。

    「そして、すべてがポジティブなものだった。また、これまで技術的なフィードバックが不足していると非難されていたこと、つまり、技術的な面を理解していない、マシンのセットアップができないということも、誤りであることが判明した」

    しかし、ドライバー交換に決定的な要因ではなかったものの、ホンダが後援しているという事実もあった。

    「日本が次のレースの開催地であることは、単なる偶然だ」とマルコは主張する。

    「そしてもちろん、ホンダは今回の決定を喜んでいる。それは明らかだ。しかし、それが決定的な要因ではなかった。いずれにしても、ホンダの関与は今年いっぱいで終わる」

    また、ホンダが今回の契約に経済的に貢献した可能性についての質問にマルコは「それは決定的な要因ではなく、決定の動機でもなかった」と語った。

  • レッドブルF1昇格の角田裕毅 オリジナルブランド『VENTI DUE』を発表

    レッドブルF1昇格の角田裕毅 オリジナルブランド『VENTI DUE』を発表

    レッドブル・レーシングへの昇格が発表されたF1ドライバー 角田裕毅が、自身が手掛けるオリジナルブランド『VENTI DUE(ヴェンティ ドゥエ』を立ち上げ。三重県・鈴鹿市の白子駅付近の特設会場でポップアップを開催する。

    『VENTI DUE』は、角田裕毅が持つ研ぎ澄まされたレーシングスピリットを体現するブランド。

    イタリア語で“22”の数字を意味するブランド名『VENTI DUE』は、内なる力を解放し、さらなる高みを目指す様子をイメージした“1+1=2”という計算式から着想。また、“22”は数々のF1世界王者が使用した縁起の良い番号であり、角田裕毅のF1カーナンバーであることからも、このブランド名に決定したという。

    加えて、同ブランドのロゴには、彼のヘルメットにもたびたび描かれている“紅葉”のモチーフを採用。202年 F1アメリカグランプリにて初めて使用されたこのデザインは、それ以来彼のトレードマークとなり、F1の世界で唯一無二の存在感を放っている。

    さらに、『VENTI DUE』のクリエイティブには、日本人アーティストのJINYA YAMAKAWAが参画していることも発表された。

    『VENTI DUE』のアイテムは、3月31日(月)よりブランドの公式オンラインストアにて先行販売ヲ開始。その後、白子駅付近で行われるポップアップストアにて発売される。

    VENTI DUE POPUP at M&D’s unite café
    日程:4月4日(金)~4月6日(日)
    時間:7:00-19:00
    場所:M&D’s unite café by MIDORI CORP
    住所:〒510-0254 三重県鈴鹿市寺家5-1-27

    角田裕毅 F1 レッドブル

  • 角田裕毅 レッドブル初戦となるF1日本GPで“ありがとう号”カラー復活?

    角田裕毅 レッドブル初戦となるF1日本GPで“ありがとう号”カラー復活?

    レッドブル・レーシングは、角田裕毅のチームでのデビュー戦となる来週末の日本グランプリでホンダに敬意を表した特別なカラーリングで鈴鹿サーキットに乗り込むと噂されている。

    通常、レッドブル・レーシングは、赤と黄色のアクセントを施した象徴的な青のカラーリングを使用しているが、鈴鹿サーキットで開催される2025年シーズンの第3戦日GPでは、長年信頼のおけるエンジンメーカーでありパートナーでもあるホンダのファクトリーに敬意を表し、カラーリングを変更する。

    レッドブルは鈴鹿サーキットでホンダの特別なカラーリングで走る?
    レッドブル・レーシングは、来週末の日本グランプリでは、日本の国旗に敬意を表して白地に赤のアクセントを配したカラーリングでスタートする可能性が高い。レッドブルにとっては、ホンダと組む最後の日本グランプリであり、マックス・フェルスタッペンに新たなチームメイトが加わるなど、多くの変化がある週末となる。

    角田裕毅がレッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンとチームを組むことになり、リアム・ローソンは2025年のキャンペーンのスタートが困難だったため、姉妹チームであるレーシングブルズに降格となった。

    角田裕毅は、母国グランプリでレッドブル・レーシングのデビューを果たすことになり、日本人ドライバーにとって大きな瞬間となる。

    また、マックス・フェルスタッペンも日本では特別なヘルメットで走る。フェルスタッペンはすでに、チームメイトの母国でどのヘルメットを使うかをソーシャルメディアで明らかにしている。このヘルメットは、マシンのデザインと完璧にマッチしているように見える。実際、フェルスタッペンのヘルメットのデザインも白地に赤のアクセントだ。

    マックス・フェルスタッペン 2025年F1 日本GP ヘルメット
    角田裕毅 レッドブル F1 日本グランプリ

  • 角田裕毅 レッドブルF1昇格:フェルスタッペンとチームメイトの対戦成績

    角田裕毅 レッドブルF1昇格:フェルスタッペンとチームメイトの対戦成績

    角田裕毅がレッドブル・レーシングに移籍してマックス・フェルスタッペンと組むことになった。チームメイトキラーの悪名高いフェルスタッペンの過去のチームメイトたちの対戦成績をみてみよう。

    F1で10年以上のキャリアを持ち、4度の世界選手権、63勝、113回の表彰台、40回のポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンは、F1史上最も成功したドライバーの一人となった。そのため、彼のチームメイトになるという見通しは、少し気が重いかもしれない。

    その任務が、今、角田裕毅を待ち受けている。24歳の角田は、リアム・ローソンの厳しい開幕2レースの後、レッドブルが彼を交代させることを選択したため、日本グランプリからフェルスタッペンとチームを組むことになった。

    角田裕毅は、フェルスタッペンにとってF1で7人目のチームメイトとなるが、彼以前にその役割を担ったドライバーたちと比べて、角田はどのような成績を収めるだろうか?

    マックス・フェルスタッペンとガレージを共有した6人のドライバーが、フェルスタッペンと比較してどのようなパフォーマンスを発揮したのか、統計データを掘り下げてみた。

    カルロス・サインツ – トロ・ロッソ
    2015年(チームメイトとして19レース出場):
    予選対決:サインツ10勝 – フェルスタッペン9勝
    レース対決:サインツ7勝 – フェルスタッペン10勝
    獲得ポイント:サインツ – 18(ポイント獲得率36.8%)、選手権15位 / フェルスタッペン – 49(ポイント獲得率52.6%)、選手権12位
    ポールポジション:サインツ 0(0%) / フェルスタッペン 0(0%)
    表彰台:サインツ 0(0%) / フェルスタッペン 0(0%)
    勝利数:サインツ 0 (0%) / フェルスタッペン 0 (0%)

    2015年シーズンは、トロ・ロッソにフェルスタッペンとカルロス・サインツというルーキー2人が加入した。前者は17歳と164日という史上最年少記録でデビューを果たした。サインツは初レースでポイントを獲得し、早くも印象的な走りを見せた。一方、フェルスタッペンはエンジン故障によりリタイアした。

    この数字が示すように、2人のドライバーはシーズンを通して互角の戦いを繰り広げた。特にシーズン中盤には、サインツの方が機械的なトラブルによるリタイアが多かったが、2015年シーズンをより多くのポイントを獲得して終えたのはフェルスタッペンだった。

    マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJrサインツとフェルスタッペンは、2015年にはトロ・ロッソチームのルーキーとしてチームに加入した。

    2016年(チームメイトとして4レース):
    予選対決:サインツ 1勝 – フェルスタッペン 3勝
    レース対決:サインツ 2勝 – フェルスタッペン 2勝
    獲得ポイント:サインツ – 4(ポイント獲得率50%、完走率50%)、選手権12位(シーズン通算ポイント46)/フェルスタッペン – 13(ポイント獲得率75%、完走率75%)、選手権5位(シーズン通算ポイント204
    ポールポジション:サインツ 0(0%)/フェルスタッペン 0(0%)
    表彰台:サインツ 0 (0%) / フェルスタッペン 0 (0%)
    勝利数:サインツ 0 (0%) / フェルスタッペン 0 (0%)

    2016年は、フェルスタッペンとサインツのチームメイトとしての在籍期間はかなり短かった。フェルスタッペンはわずか4レースでレッドブルのメインチームに昇格したのだ。しかし、ドライバー交代前の数戦では、2人は再び互角の戦いを繰り広げた。

    3勝2敗でフェルスタッペンがわずかに上回ったが、両ドライバーとも技術的な問題によりリタイアに終わっている。

    ダニエル・リカルド – レッドブル
    2016年(チームメイトとして17レース):
    予選対決:リカルド11勝 – フェルスタッペン6勝
    レース対決:リカルド10勝 – フェルスタッペン7勝
    獲得ポイント:リカルド – 220(完走率100%)、選手権3位(シーズン通算ポイント合計256) / フェルスタッペン – 191(完走率82.4%)、選手権5位(シーズン通算ポイント合計204)
    ポールポジション:リカルド 1(5.9%) / フェルスタッペン 0(0%)
    表彰台: リカルド8回(47.1%) / フェルスタッペン7回(41.2%)
    勝利数: リカルド1回(5.9%) / フェルスタッペン1回(5.9%)

    フェルスタッペンにとって新時代の幕開けとなったのは、2年目のシーズン開始から数戦でレッドブルにステップアップしたときだった。ダニエル・リカルドとチームを組むことになったオランダ人ドライバーは、ダニール・クビアトがトロ・ロッソに戻された。

    フェルスタッペンの加入は確かに記憶に残るものだった。若きドライバーはスペインでのデビュー戦で勝利を収めた。最終的には、より経験豊富なリカルドに直接対決では敗れたが、そのオーストラリア人はキャリア最高のランキング3位という素晴らしい年を過ごした。しかし、オランダ人はチームメイトと同等の勝利数を挙げ、表彰台は1つ少ないだけだった。

    マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドリカルドとフェルスタッペンはトラック外では良好な関係を築いていたが、バイザーを下ろせばお互いを脅かすこともいとわなかった。

    2017年(チームメイトとして20レース):
    予選対決:リカルド7勝 – フェルスタッペン13勝
    レース対決:リカルド9勝 – フェルスタッペン11勝
    獲得ポイント:リカルド – 200(ポイント獲得率70%)でランキング5位 / フェルスタッペン – 168(ポイント獲得率65%)でランキング6位
    ポールポジション:リカルド 0(0%) / フェルスタッペン 0(0%)
    表彰台:リカルド 9(45%) / フェルスタッペン 4(20%)
    優勝回数:リカルド1回(5%)/フェルスタッペン2回(10%)

    2017年のキャンペーンはレッドブルにとって低迷したシーズンとなり、チームはしばしば信頼性の問題に直面した。フェルスタッペンはシーズン序盤はリカルドよりもリタイアが多かったが、終盤には調子を取り戻し、最後の6レースで2勝を挙げた。

    リカルドはシーズン終了までに多くのポイントを獲得したが、フェルスタッペンはスキルを磨き続け、予選とレース当日の直接対決ではチームメイトを上回った。

    2018年(チームメイトとして21レース):
    予選対決:リカルド7勝 – フェルスタッペン14勝
    レース対決:リカルド5勝 – フェルスタッペン14勝
    獲得ポイント:リカルド170ポイント(61.9%のレースでポイント獲得)、選手権6位 / フェルスタッペン249ポイント(81%のレースでポイント獲得)、選手権4位
    ポールポジション:リカルド 2回(9.5%) / フェルスタッペン 0回(0%)
    表彰台:リカルド 2回(9.5%) / フェルスタッペン 11回(52.4%)
    勝利数:リカルド 2回(9.5%) / フェルスタッペン 2回(9.5%)

    勢いがフェルスタッペンに傾いたシーズン。リカルドは序盤の2レースで優勝したが、これはフェルスタッペンの厳しいスタートとは対照的だった。しかし、これが2018年にオーストラリア人ドライバーが表彰台に上った唯一の機会となった。

    一方、フェルスタッペンは11回の表彰台を獲得し、ほとんどの項目でチームメイトを上回る成績を収めたが、ポールポジションは獲得できず、リカルドはメカニカルトラブルによるリタイアが多かった。両ドライバーはバーレーンとアゼルバイジャンで完走できず、後者では2人の間で悪名高い衝突事故が起こった。リカルドはシーズン終了後に新たな挑戦を求め、2019年はルノーに移籍することが決まった。

    ピエール・ガスリー – レッドブル
    2019年(チームメイトとして12レース):
    予選対決:ガスリー1勝 – フェルスタッペン11勝
    レース対決:ガスリー1勝 – フェルスタッペン11勝
    獲得ポイント:ガスリー – 63(ポイント獲得率75%)、選手権7位(シーズン通算95ポイント) / フェルスタッペン – 181(ポイント獲得率100%)、選手権3位(シーズン通算278ポイント)
    ポールポジション:ガスリー0(0%)/フェルスタッペン1(5.3%)
    表彰台:ガスリー0(0%)/フェルスタッペン5(26.3%)
    勝利数:ガスリー0(0%)/フェルスタッペン2(10.5%)

    リカルドの離脱によりレッドブルに空席ができたため、チームはトロ・ロッソからピエール・ガスリーを昇格させ、フェルスタッペンのパートナーとした。

    フランス人ドライバーは、直接対決でチームメイトに匹敵する成績を残すのに苦労したが、数字を見ると、レッドブルでのレースのうち3レースを除いてすべてポイントを獲得しており、安定した走りを見せていたことがわかる。しかし、それだけではチームに残留するには十分ではなく、チームのボスは、第12戦ハンガリーGPの後、残りのシーズンをトロロッソで過ごすことを選択した。

    アレックス・アルボン – レッドブル
    2019(チームメイトとして9レース):
    予選対決:アルボン1勝 – フェルスタッペン8敗
    レース対決:アルボン4勝 – フェルスタッペン5敗
    獲得ポイント:アルボン – 76(ポイント獲得率88.9%)、選手権8位(シーズン通算92ポイント) / フェルスタッペン – 97(ポイント獲得率77.8%)、選手権3位(シーズン通算278ポイント)
    ポールポジション:アルボン 0(0%) / フェルスタッペン 1(5.3%)
    表彰台:アルボン0(0%)/フェルスタッペン4(21.1%)
    勝利数:アルボン0(0%)/フェルスタッペン1(5.3%)

    次にステップアップしたのはアレックス・アルボンで、ガスリーと交代した2019年にはレッドブルで9レースに参戦し、堅実な走りを見せた。

    タイ人ドライバーは、ブラジルを除いてすべてのレースでポイントを獲得した。ブラジルでは、ルイス・ハミルトンとの接触により順位を下げるまでは表彰台を狙える位置にいた。彼のパフォーマンスは、2020年にミルトンキーンズのチームで再びシーズンを戦うことを可能にした。

    ピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンガスリーは2019年シーズンをフェルスタッペンのチームメイトとしてスタートしたが、シーズン半ばにアルボンとシートが入れ替わった。

    2020年(チームメイトとして17レース):
    予選対決:アルボン 0勝 – フェルスタッペン17勝
    レース対決:アルボン5勝 – フェルスタッペン12勝
    獲得ポイント:アルボン – 105(70.6%のレースでポイント獲得)、選手権7位 / フェルスタッペン – 214(70.6%のレースでポイント獲得)、選手権3位
    ポールポジション:アルボン 0(0%) / フェルスタッペン 1(5.9%)
    表彰台:アルボン 2(11.8%) / フェルスタッペン 11(64.7%)
    勝利数:アルボン 0(0%) / フェルスタッペン 2(11.8%)

    新型コロナウイルス感染症のパンデミックによりシーズンが短縮された2020年シーズンは、アルボンにとって厳しいものとなった。予選ではフェルスタッペンが優勢で、レースでもアルボンを上回る結果を残した。

    アルボンはデビュー戦でムジェロで表彰台に上り、バーレーンでは2位となったが、レッドブルは再び変更を選択し、タイ人ドライバーは2021年のテスト兼リザーブドライバーに就任した。

    セルジオ・ペレス – レッドブル
    2021年(チームメイトとして22レース):
    予選対決:ペレス 2勝 – フェルスタッペン 20勝
    レース対決:ペレス 3勝 – フェルスタッペン 19勝
    獲得ポイント:ペレス – 190(ポイント獲得率72.7%)、選手権4位 / フェルスタッペン – 395.5(ポイント獲得率86.4%)、選手権1位
    ポールポジション:ペレス 0(0%) / フェルスタッペン 10(45.5%)
    表彰台:ペレス 5(22.7%) / フェルスタッペン 18(81.8%)
    勝利数:ペレス1勝(4.5%)/フェルスタッペン10勝(45.5%)

    レッドブルがドライバープログラムの枠を超えて異例の動きを見せ、経験豊富なセルジオ・ペレスと2021年の契約を結んだ。

    メキシコ人ドライバーはフェルスタッペンに敵うことはできなかったが、フェルスタッペンとルイス・ハミルトンによる激しいタイトル争いが繰り広げられたことで記憶されるシーズンにおいて、堅実なサポート役を務めた。 ペレスが2022年もレッドブルに残留することが夏に発表された。

    セルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンペレスは、2021年にフェルスタッペンが初のワールドチャンピオンシップ獲得を目指して戦う中で、サポート役を務めた。

    2022年(チームメイトとして22レース):
    予選対決: ペレス 5 – 17 フェルスタッペン
    レース対決: ペレス 5 – 17 フェルスタッペン
    獲得ポイント: ペレス – 305 (86.4% のレースでポイント獲得)、選手権3位 / フェルスタッペン – 454 (90.9% のレースでポイント獲得)、選手権1位
    ポールポジション: ペレス1回(4.5%) / フェルスタッペン7回(31.8%)
    表彰台: ペレス11回(50%) / フェルスタッペン17回(77.3%)
    勝利: ペレス2回(9.1%) / フェルスタッペン15回(68.2%)

    悪夢のような開幕戦で両ドライバーが同じ機械的問題でリタイアしたにもかかわらず、レッドブルの2022年シーズンはすぐに盛り返し、チームはますます支配的なキャンペーンを展開した。

    フェルスタッペンは残り4レースでドライバーズタイトルを獲得し、ペレスは2021年の好調を維持して表彰台と優勝の回数を2倍に増やし、デビューポールポジションも獲得した。

    2023年(チームメイトとして22レース):
    予選対決:ペレス 3勝 – 19敗 フェルスタッペン / 決勝対決:ペレス 2勝 – 20敗 フェルスタッペン
    獲得ポイント:ペレス – 285ポイント(86.4%のレースでポイント獲得)、選手権2位 / フェルスタッペン – 575ポイント(100%のレースでポイント獲得)、選手権1位
    ポールポジション:ペレス2回(8.7%) / フェルスタッペン12回(52.2%)
    表彰台:ペレス9回(39.1%) / フェルスタッペン21回(91.3%)
    勝利数:ペレス2回(8.7%) / フェルスタッペン19回(82.6%)

    2023年の統計は、フェルスタッペンの側では驚くべき内容となっている。オランダ人ドライバーは、23レース中19勝という記録的な勝利を収め、最も確実なタイトルを獲得した年である。

    フェルスタッペンのパフォーマンスは圧倒的で、メキシコ人ドライバーがキャリア最高のランキング2位を獲得したにもかかわらず、ペレスよりも290ポイント多く獲得した。

    2024年(チームメイトとして24レース):
    予選対決:ペレス1勝23敗 フェルスタッペン
    レース対決:ペレス1勝23敗 フェルスタッペン
    獲得ポイント:ペレス – 152(ポイント獲得率66.7%)、選手権8位 / フェルスタッペン – 437(ポイント獲得率95.8%)、選手権1位
    ポールポジション:ペレス 0(0%) / フェルスタッペン 8(33.3%)
    表彰台:ペレス 4(16.7%) / フェルスタッペン 14(58.3%)
    勝利数:ペレス0勝(0%)/フェルスタッペン9勝(37.5%)

    開幕戦バーレーングランプリで1-2フィニッシュを達成したことで、レッドブルが2023年に他チームに対して優位に立った状況が2024年も繰り返されるのではないかという見方もあったが、シーズンが進むにつれてチームのライバルたちがその差を劇的に縮めていったため、状況は一変した。

    フェルスタッペンが4度目のタイトルを獲得した一方で、ペレスにとっては悪夢のようなシーズンとなり、中国GPの第5戦以降、再び表彰台に上ることはできなかった。レッドブルはチーム選手権で1位から3位に転落し、シーズン終了後にペレスとチームの間で合意に達し、即時契約解除となった。

    リアム・ローソン – レッドブル
    2025年(チームメイトとして2レース):
    予選対決:ローソン 0勝 – フェルスタッペン2勝
    レース対決:ローソン 0勝 – フェルスタッペン2勝
    獲得ポイント:ローソン – 0(ポイント獲得率0%)、選手権17位(現在進行中)/フェルスタッペン – 36(ポイント獲得率100%)、選手権2位(現在進行中)
    ポールポジション:ローソン 0(0%)/フェルスタッペン 0(0
    表彰台:ローソン 0(0%)/フェルスタッペン 1(50
    勝利数:ローソン 0 (0%) / フェルスタッペン 0 (0%)

    ペレスの離脱を受け、レッドブルは2025年シーズンにリアム・ローソンをチームに昇格させることを決めた。しかし、フェルスタッペンのチームメイトとしての在籍期間は最も短いものとなり、ニュージーランド人ドライバーはRB21に慣れるのに苦労した。

    ローソンは、開幕戦の両レースで最後尾からスタートし、フェルスタッペンがそれぞれ3位と4位を獲得したのに対し、ローソンはメルボルンでのチームのデビュー戦で雨の影響を受け、クラッシュしてしまった。その後、ローソンはポイント圏外で中国グランプリを終えた。

    その後、レッドブルはローソンを第3戦からレーシングブルズの角田裕毅と交代させることを決定した。つまり、フェルスタッペンがタイトル防衛を目指す中、次のレースでは日本のドライバーがフェルスタッペンと対戦することになる。

  • 角田裕毅 レッドブル昇格でホンダがF1シート獲得に果たした重要な役割

    角田裕毅 レッドブル昇格でホンダがF1シート獲得に果たした重要な役割

    ホンダは、角田裕毅がレッドブル・レーシングのドライバーに抜擢される上で重要な役割を果たした。

    ホンダは、角田裕毅がF1に昇格し、さらにその先へと進む間、一貫して支援を続けてきた。角田がレッドブルのジュニアチームと契約を結んだ際には、共同出資も行っている。

    さらに、ホンダの要請により、レッドブルは角田裕毅にアブダビでのシーズン後テスト走行を許可した。これは、ミルトン・キーンズを拠点とするチームでの初めてのテストであり、ある意味でレッドブルとの契約でもあった。

    しかし、レッドブルは2025年末にホンダとの提携を解消し、当初は2025年にマックス・フェルスタッペンのパートナーとしてリアム・ローソンを選んだため、状況は変化し始めた。

    報道によると、ホンダが、角田裕毅に今年ドライブのチャンスを与えるために、レッドブルに1000万ユーロの追加支払いに応じる用意があったと報じている。ホンダはすでに角田裕毅のシートのために1000万ユーロをレーシングブルズに支払っていると主張されている。当時、ホーナーはローソンを好んでいたため、この動きは拒否された。

    だが、ホンダは最近再びアプローチを受けて、レッドブルが角田裕毅をマックス・フェルスタッペンの隣のシートに座らせるのにいくら払う用意があるか問い合わせたと伝えられている。ホンダは「数百万」を支払う用意があると示唆されている。

    以前のインタビューでホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、角田裕毅が“ホンダドライバー”ではなく、本田技研工業とスポンサー契約を結んでいるにすぎないと説明した。

    「角田裕毅は自ら行動を起こす必要があります」と渡辺康治は語った。「彼は今5年目で、能力もあるし、F1の世界もよく理解しています」

    「我々ができることはもうあまりありません。マネージャーも含めてサポート体制を固め、必要なシートを確保する必要があります。彼はプロですから」

    「ドライバーはいつまでもホンダに頼っているわけにはいきません。角田のようなキャリアレベルのドライバーは、自分で考えなければなりません」

    しかし、リアム・ローソンの2025年シーズンが苦しいスタートとなったことで、上海ではレッドブルが日本グランプリまでに非情な早期交代を計画しているという噂が加速した。

    デ・リンブルガーは、ホンダがレッドブルに数百万ドルを支払って角田裕毅にドライブの機会を与える用意があると報告しており、ホンダはローソンの将来が不透明な中、チャンスを感じていたに違いない。

    角田裕毅は単独でいることを示唆していたにもかかわらず、ホンダは2026年にアストンマーティンとのワークスエンジン契約が迫っていたにもかかわらず、角田の将来がどこにあるにせよ、支援することに熱心だった。

    角田裕毅 F1 レッドブル角田裕毅は母国日本でのレースでレッドブルデビューを果たす。

    ホンダ、角田裕毅のレッドブル昇格に「喜んでいる」
    ホンダにとって、次戦の日本GPはF1カレンダーで同ブランドのホームレースであり、もちろん角田裕毅にとっても同様である。

    ホンダは鈴鹿サーキットも所有しているため、メーカーとドライバーのパートナーシップにとってウィンウィンの移籍となり、角田裕毅がレッドブルの一員となる5年間の道のりに終止符が打たれる。

    「ホンダの育成プログラム出身で、F1ドライバーとして5年目を迎え大きく成長した角田裕毅選手が、強豪チームであるレッドブル・レーシングからF1に参戦することをうれしく思います」

    「彼のこれからの活躍に大いに期待しています」

    角田裕毅のレッドブル・レーシングのドライバーとしての仕事は、来週水曜日に東京で行われるレッドブルのショーランで幕を開ける。角田がRB21に乗り込み、最初のプラクティスセッションに臨むのは、その数日後だ。

    ローソンが失敗したレッドブルの2番手シートで角田裕毅が成功できるかどうかはまだわからない。しかし、角田自身は、VCARB 02と比較して、今回のマシンは速いと断言している。

    また、角田裕毅はアブダビでのRB20のテスト走行で不安を感じなかったと上海でメディアに語り、「難しいと感じなかった」と述べた。

    もし角田裕毅がレッドブルから与えられた任務を遂行できれば、日本人ドライバーのF1表彰台獲得を13年も待ち望んできた状況に終止符を打つことができるだろう。

    13年前、小林可夢偉が鈴鹿サーキットで表彰台に上がっている。

  • 角田裕毅とリアム・ローソンの迅速な交代をレッドブルF1が決断した理由

    角田裕毅とリアム・ローソンの迅速な交代をレッドブルF1が決断した理由

    レッドブルは、2025年のF1世界選手権でリアム・ローソンが苦しいスタートを切ったことを受け、迅速な対応を決定した。ローソンをレーシングブルズに降格させ、現世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンとともに、角田裕毅をレッドブル・レーシングに昇格させた。F1特派員のローレンス・バレットがその理由を説明した。

    セルジオ・ペレスは、レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンが4連覇を達成した一方で、ドライバーズ選手権で8位と大きく後退する苦しいシーズンを過ごした。

    そして、レッドブル・レーシングはシーズンを通してペレスを支え続けた後、アブダビでの最終戦後にペレスとの契約を早期終了することを選択した。

    その後、レッドブルは、姉妹チームであるレーシングブルズから、角田裕毅かリアム・ローソンのいずれかを昇格させるという選択肢を持っていた。

    リアム・ローソンはレッドブルでの素晴らしいテストに加え、昨シーズン終盤にダニエル・リカルドの代役を務めた際の好パフォーマンスにより、セルジオ・ペレスの後任として昇格するにふさわしいとレッドブルを説得するのに十分だった。

    角田裕毅 F1 レッドブルレーシングブルズでの好スタートを切った角田裕毅がレッドブルに昇格する。

    リアム・ローソンは、バーレーンで控えめなプレシーズンテストを行い、オーストラリアでは悲惨なデビュー週末を過ごした。予選では18位、決勝ではクラッシュしてしまったのだ。関係筋によると、チームの幹部の一人は、その週末の後、彼を降格させる可能性を示唆したという。

    そして中国では、レッドブルの20年の歴史の中で初めて、スプリント予選で20位となり、決勝でも20位でゴールした。3台の失格もあり、12位に分類されたものの、レッドブルはレース週末の後、彼の将来について話し合うために社内会議を開くことを決定した。

    関係者によると、株主、チーム代表のクリスチャン・ホーナー、レッドブル・モータースポーツ・アドバイザーのヘルムート・マルコは、リアムローソンを日本グランプリを前にして即時レーシングブルズに戻し、角田裕毅が彼の後任として昇格することで全員一致で合意した。

    これは、リアム・ローソンのテストと開幕2戦のデータを検討した結果、たとえマシンが非常に運転しにくいものであったことを認めながらも、ローソンが十分なレベルのパフォーマンスを発揮できていないという結論に達したためである。

    リアム・ローソンがマシンからペースを引き出せない理由が理解できないと認めたことで、ローソンが自信を失っていることもチームは認めたと見られている。

    レッドブル F1 リアム・ローソンローソンはレッドブルでの2つの厳しいレースウィークエンドを経て、レーシングブルズに戻ることとなった。

    これはレッドブルのドライバーとしては史上最短のスティントであり、2016年にダニール・クビアトが走ったレース数より2つ少ないだけだが、クビアトは前年にはレッドブルのメインチームでフル参戦していた。

    情報筋によると、レッドブルは同じミスを繰り返さないよう、また、パフォーマンス不足のドライバーを長期間起用し続けることのないよう注意していたという。

    4つのシートを持つという幸運な立場にあるため、リアム・ローソンを以前ポジティブな印象を残したレーシングブルズに戻し、自信を取り戻させるのは容易であり、2025年のキャンペーンで非常に好調なスタートを切った角田裕毅にチャンスを与えることもできる。

    ピエール・ガスリーは降格がキャリアを台無しにする必要はないという証明だ。トロロッソに復帰した8レース後にF1で初の表彰台に上り、その翌年にはモンツァで初勝利を収めた。一方、アレクサンダー・アルボンはレッドブルのリザーブドライバーに降格したが、ウィリアムズで自分自身を再構築した。

    レッドブル・レーシングピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンは、レッドブルから降格した後、自分自身を再構築した2人のレーサーだ。

    リアム・ローソンにとって、すべてが失われたわけではない。レッドブルは、彼が姉妹チームで実力を証明できれば、将来再び昇格させることを検討するだろう。

    レッドブル・レーシングは、過去に降格させたドライバーを昇格させたことは一度もないが、今後昇格させないというわけではない。情報筋によると、彼らは今シーズン、セルジオ・ペレスの代役としてアレクサンダー・アルボンを呼び戻そうとしたが、うまくいかなかった。

    角田裕毅にとっては待ちに待ったチャンスであり、多くの人が「彼ならすでに掴んでいるはず」と感じていたチャンスでもある。

    角田裕毅がこれまでのキャリアで最高のシーズンを送ったにもかかわらず、レッドブルが彼ではなくローソンを選んだことで、この日本人ドライバーは傷ついた。しかし、彼は今年、開幕戦で5位、中国では8位と予選で好成績を収め、レッドブルの多くの関係者の注目を集めた。

    24歳の角田裕毅は、今シーズンの非常にトリッキーなRB21を運転する機会もなく、シーズン半ばでチームに加入することになった。しかし、彼はグランプリで100回近くスタートを切っており、今シーズンは好調なスタートを切っている。また、彼はレースを行う最初の2つのトラックでも好成績を収めており、昨年は鈴鹿でポイントを獲得し、バーレーンではF1デビュー戦でポイントを獲得した。

    今シーズン好成績を収めることができれば、来季もチームに残留できない理由はない。ただし、リアム・ローソンがレーシングブルズで非常に好成績を収め、レッドブルを説得して再びチャンスを与えられる場合を除く。多くのドライバーが苦労してきたように、角田裕毅がレッドブルのボスを感心させるだけの実力があることを証明できるかどうかは、今や角田自身にかかっている。

  • 角田裕毅 レッドブルのF1シート獲得「挑戦への覚悟はできている」

    角田裕毅 レッドブルのF1シート獲得「挑戦への覚悟はできている」

    角田裕毅は、2025年シーズンのわずか2レースでリアム・ローソンと交代してレッドブル・レーシングに加入することが決まり、レッドブルは、ローソンがRB21の運転に適応できなかったため、レーシングブルズに戻すことを選択した。

    チームがドライバーのローテーションを選択したため、角田裕毅は急遽レッドブル・レーシングにステップアップする。彼は姉妹チームでF1参戦5シーズン目を迎えていた。

    レッドブル・レーシング昇格に関する角田からのオフィシャルなコメントはないが、彼は今後、マックス・フェルスタッペンのパートナーとして活躍することになる。

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングのレーシングスーツを着た自身の写真を投稿し、「挑戦への覚悟はできている」とシンプルに書き込んだ。

    その後まもなく、レッドブルは新ドライバーの短い動画を公開し、角田裕毅は日本語で次のように語った。「こんにちは、皆さん。裕毅です。レッドブル・レーシングでホームグランプリを走るのが楽しみです」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    角田裕毅は、ローソンが序盤のラウンドでマシンに慣れるのに苦労している中、レッドブルが交代要員を選ぶのであれば、レッドブルのシートに座る準備ができていると、週末の中国グランプリで語っていた。

    鈴鹿でのステップアップはあるかと質問された角田裕毅は「そうですね、ダメな理由はないと思います」と語った。

    「日本?もちろん100%です。そのマシンの方が速い」

    レーシングブルズのチーム代表であるローラン・メキースは、角田裕毅の昇格を受けて、「昨年、そして2025年のスタート直後からの彼の成長は、驚異的というほかない」と語った。

    「個人的にも、チーム全体としても、ファエンツァとミルトンキーンズの全員がその成長を目撃できたことは、非常に光栄なことだった」

    「裕毅のエネルギーとポジティブな姿勢は、ファクトリーやガレージの隅々まで明るく照らしてくれた。そして、彼はいつまでもレーシングブルであり続けるだろう。我々は、彼がORBRで相応しい成功を収めることを願っている」