カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅のF1アブダビGPの激走を生んだアルファタウリのアップグレード

    角田裕毅のF1アブダビGPの激走を生んだアルファタウリのアップグレード

    角田裕毅がF1アブダビGPでAT04での予選を6位で通過して実証したように、アルファタウリはシーズンを最も遅いマシンでスタートし、5番手に速いマシンで終えた。

    これは、当初期待外れだったパフォーマンスを好転させるために、年間を通して多大な努力をしたことを表している。

    最初の弱点は、クルマの車高が最も高くなる低速コーナー進入時の安定性だった。ドライバーたちは、これが頂点に向かうスピードを制限していると報告していた。

    マシンの空力特性は、スピードが落ちて車高が上がるとダウンフォースが不釣り合いに減少することを意味していた。先週末のアブダビGPで、マクラーレンのチームプリンシパルであるアンドレア・ステラは、彼らのデータによると、低速コーナーで最も速かったのはアルファタウリだったと語った。

    角田裕毅 F1 スクーデリア・アルファタウリアルファタウリ (写真はバーレーンGP) は最も遅い車として今年をスタートした。

    この変身は、何か啓示的な開発によって達成されたのではなく、マシンの主要な弱点を狙った絶え間ない風洞開発の連続だった。それはアンダーフロアを中心としたもので、このレギュレーションではほとんどすべてのパフォーマンスポテンシャルがそこにあるからだ。

    残念ながら、クルマがクレーンでトラックから吊り上げられない限りアンダーフロアを見ることはできないが、ジョルジオ・ピオラの図面(写真下)には、フロアエッジやトンネルインレット周辺のフェンスに加えられた変更の一部が示されている。

    フェンスは、クルマの下に低圧エリアを生み出すトンネルを通過する気流と、フロアエッジの外側に供給される気流の分担を決定する。フロアエッジに沿って渦が働きにくいほど、アンダーフロアの密閉効果は高まる。

    この2つの流れを最適化することがエアロダイナミクスの専門家が追い求めていることだが、それだけではない。というのも、気流の挙動は車の車高によって非常に大きく変化し、それは車の速度によって常に変化するからだ。その分割は、車高が高い場合、低い場合、またはその中間に対して最適化することができる。

    アルファタウリ AT04バーレーンとジェッダで走ったAT04のオリジナルフロア

    スクーデリア・アルファタウリ AT04第3戦メルボルンは、トンネルインレットのベーン周りのジオメトリーが変更されたことが唯一の視覚的な手がかりとなった。これはすべて、低速コーナーのパフォーマンス向上を狙ったものだった。

    AT04が走ってすぐに明らかになったのは、マシンのコンセプトで強調されていた部分が間違っていたということだ。それが、当初の低速コーナーでのパフォーマンスの悪さの根源だった。フロアが新しくなるたびに、チームの理解も深まった。

    フロアに最初の変更が加えられたのは、早くも第3戦メルボルンだった。トンネル間の平らな「カヌー」セクションの形状が変更されたことは知っているが、それはチームから知らされたからにほかならない。

    そのフロアで目に見える特徴は、完全に形を変えたアウターベーンと、インナーベーンの再調整だった。変貌を遂げるようなアップデートではなかったが、開発の旅路に沿った最初のステップだった。

    大きな一歩を踏み出したのは、7月のイギリスGPで導入された新型フロアだった。フロアボディ、フェンス、フロアエッジのジオメトリー、ディフューザーはすべて新しいものだった。

    コークボトル部分の上のボディワークが広げられ、より高い静圧が得られ、前輪の後流損失がヨーやステアでボディワークに衝突する程度が軽減される。これにより、オンセット・フローの質が向上し、フロア・エッジからより多くの荷重が発生する。

    角田裕毅 アルファタウリ AT04アルファタウリAT04(シルバーストーン)は、イギリスGPのためにもうひとつ新しいフロアを導入した。

    テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、シルバーストーンのフロアは特に重要な構成要素であり、彼らの理解を飛躍させるものだったと認めた。

    「そう、あれが僕たちにとっては新たなベースラインとなった。それ以降のすべてのアップデートはそのベースに基づいていた」とエギントンは語った。

    「それは私たちが『よす、成果が出ている、風洞実験で我々が従うこの哲学がうまくいっている。我々はこの方向に進み続ける』と言った場所だ」

    最大の視覚的変化はシンガポールで起こり、サイドポッドが持ち上げられ、気流がサイドポッド前部のアンダーカットにぶつかると、この渦はフロアエッジまで引き込まれる。この渦はフロアエッジまで引き込まれ、ベーンから導かれる流れを後押しする。

    オースティンにまた新しいフロアが登場し、このアップデートに角田裕毅は大いに興奮した。次のメキシコレースでは、ダニエル・リカルドがレッドブルのマックス・フェルスタッペンからわずか0.15秒差の2列目で予選を通過した。

    最後にアブダビについては、さらに別のフロアだ。このフロアでは、最も外側のフェンスが再配置されており、フロアエッジウィングのエネルギーをより高めるために行われ、前方部分が削られ、後方が広くなった。これにより、車のその部分にかかる負荷が直接増加すると主張されている。

    アルファタウリ AT04 アップグレードシンガポールではサイドポッドの前部が高く持ち上がり、ポッドのアンダーカットからフロアエッジにかけてより強力な渦が発生するようになった。

    スクーデリア・アルファタウリ AT04 アップグレード最終的なアップデートは、先週末にアブダビで開催されたシーズン最終戦に間に合わせたばかり。アンダーボディ、トンネルインレットのフェンス、フロアエッジはすべて新しくなった。アンダーフロアの前方と中央部分の変更は、新しいフェンスと連動している。

    トラックサイドでエンジニアリング・チーフを務めるジョナサン・エドルスは、ウィリアムズを抜いてコンストラクターズ選手権7位に浮上しようとするチームが最終戦に新しいフロアを投入した背景について語った。

    「数週間前に風洞で興味深い新しい方向性を見つけていたので、シーズン最終戦であるにもかかわらず、新しいパーツを作ってマシンに装着したかったんだ。ただ、それを間に合わせるのはアグレッシブなスケジュールで、各車に1つずつ、計2つしかなく、スペアもなかった」

    「今は低速コーナーのパフォーマンスが良いが、来年に向けてはマシンの空力効率に取り組む必要がある。なぜなら、クルマは現在ストレートで最も遅いクルマの1つだからだ。荷重と効率のバランスに再度取り組む必要がある。

    開発は決して止まらず、F1 の頭脳はさらに多くのことを発見し続ける。

  • 角田裕毅 F1アブダビGPで憧れのジェイソン・ステイサムと対面

    角田裕毅 F1アブダビGPで憧れのジェイソン・ステイサムと対面

    角田裕毅は、2023年F1最終戦アブダビGPが開催されたヤス・マリーナ・サーキットで憧れのジェイソン・ステイサムと対面。ツーショット写真とエピソードが公開された。

    ジェイソン・ステイサムは映画『ワイルド・スピード』や『トランスポーター』への出演で知られるハリウッドスター。インスタグラムに角田裕毅とのツーショットを掲載した。

    ステイサムは「Drive fast brother!(速く走れ、ブラザー)」とのキャプションをつけて角田裕毅と肩を組んだ写真を公開した。ステイサムのファンであることを公言している角田裕毅は「あり得ない瞬間でした。来てくれてありがとう」とリプライしている。

    アルファタウリ公式SNSでも「裕毅の興奮がわかる?」として二人が対面する動画を公開。対面を果たした角田裕毅は驚いた様子を見せ、握手をかわし「初めまして。会えてうれしいです」と興奮した様子で胸を押さえた。

    チームスタッフがステイサムに「彼は携帯に『ジェイソンの息子』という名前をつけている」と伝えると、ステイサムも「グッドチョイスだ」と角田裕毅とグータッチをかわす。

    さらに「車に携帯がつながる度に『ジェイソン・ステイサムの息子』と表示が出る」とスタッフが伝えると、ステイサムは「君の面倒を見る責任があるね」と笑った。

    角田裕毅はサイン入りのチームシャツをステイサムにプレゼントして記念撮影を行った。


    角田裕毅 F1 アブダビGP ジェイソン・ステイサム角田裕毅 F1 アブダビグランプリ ジェイソン・ステイサム角田裕毅 ジェイソン・ステイサム F1 アブダビGP角田裕毅 ジェイソン・ステイサム F1 アブダビグランプリ

  • 角田裕毅 「アルファタウリF1のクレイジーな開発がラップリードを生んだ」

    角田裕毅 「アルファタウリF1のクレイジーな開発がラップリードを生んだ」

    角田裕毅は、スクーデリア・アルファタウリの「クレイジー」なアップグレードスケジュールが、F1アブダビGPでラップをリードするチャンスを生んだと語り、チームが苦戦を強いられていたシーズン初期には、このようなシナリオは考えられなかったと付け加えた。

    AT04のフロアアップデートも手伝って、角田裕毅はヤス・マリーナ・トラックで予選6位となり、序盤のラップでポジションを守り、上位勢がピットインするにつれて順位を上げた。

    シャルル・ルクレールがピットインすると、角田裕毅は5周にわたってトップに立ち、その後、最初で唯一のピットストップを行った。

    角田裕毅は、2004年に佐藤琢磨がニュルブルクリンクで短期間ながらトップに立った後、グランプリをリードした2人目の日本人ドライバーとなった。

    チームプリンシパルであるフランツ・トストの最後の指揮の日、6位を獲得すればウィリアムズのコンストラクターズ世界選手権7位を奪えるはずだった。

    しかし、角田裕毅はセルジオ・ペレスとフェルナンド・アロンソの後塵を拝して8位でフィニッシュ。ウィリアムズを上回るには十分ではなかった。

    「全力を尽くしました」と角田裕毅は語った。「正直なところ、自分がトップを走っているとは知りませんでした」

    「だから、そのことにとても驚いています。振り返ってみると、シーズン前半では、自分たちがトップを走るなんて夢にも思っていませんでした」

    「大変光栄なことですが、チームの努力がなければこれほどのことは達成できませんでした。今年の彼らのプッシュ量は、ほぼすべてのレースでアップグレードがあり、クレイジーでした。彼らはそれに値します」

    「フランツに最大の贈り物を渡すことはできなかったかもしれませんが、少なくとも僕はすべてを出し切りました。少なくとも、彼へのある意味で感謝の気持ちをパフォーマンスで示すことができたました」

    週末序盤はタイヤのデグラデーションが予想以上に高かったため、ほとんどのドライバーが2ストップ作戦をとったが、角田裕毅のアルファタウリは例外だった。

    「計画通りでしたが、それが難しいことは分かっていました」と角田裕毅は認めた。「僕たちはタイヤが何を言っているかに耳を傾けていました」

    「そして、タイヤは最初のスティントで非常によく踏ん張ったので、それは助けになりました。それが重要な瞬間だったと思います」

    「結局のところ、戦略自体に関して僕たちが行ったことは問題ありませんでした。たとえトップチームと全く同じ戦略をとったとしても、6位でフィニッシュできるかどうかは分からないので、悔いはないです」

    重要ポイントを失ったメキシコシティでの乱雑なレースなど、シーズンを通して何か後悔はあるかとの質問に「正直に言うと、特にメキシコでは後悔がいくつかあります」と答えた。

    「しかし、そうですね、これは学びです。あそこでやったことは間違いなくシーズンを通しての最大のミスでした。そして僕はそこから学ばなければなりません」

    角田裕毅 スクーデリア・アルファタウリ

    角田裕毅は、シーズン終盤のチームの調子は、チームのブランドが変更され、ローラン・メキーズが新チーム代表に就任する2024年に向けて良い前兆であると強調した。

    「アブダビで行ったアップグレードは、ある意味で来年の哲学でもあります」と角田裕毅は語った。

    「このアップグレードがうまくいけば、来年に向けてもいい兆候になると思います。少なくともポジティブな材料は得られたし、いいデータも得られました」

    「だから、僕たちはこれまでやってきたことを続けていきます。明らかにまだ十分ではありません」

    「でも、来年は多くのことが変えなければならないことは分かっています。そしてそれが僕たちに一歩前進をもたらすことを願っています」

  • 角田裕毅 F1で初のリードラップも「気づいていなかった」

    角田裕毅 F1で初のリードラップも「気づいていなかった」

    角田裕毅は、F1アブダビGPのレース中、自分がトップを走っていることに気づいていなかったと明かした。

    好調な予選を経て6番グリッドからレースをスタートした角田裕毅は、フィールドの多くの選手と同様にミディアムタイヤを装着していた。しかし、角田は老朽化したタイヤで快適なドライビングを披露し、他のドライバーよりもスティントを伸ばした。

    レースリーダーたちが最初のストップを行った後、角田は数周にわたってラップをリード。スクーデリア・アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストの最後のレースにチームにリードラップが記録された。

    18周目から22周目までの4周をリードした角田裕毅は、2004年ヨーロッパGPでの佐藤琢磨に次いで日本人2人目となるラップリーダーとなった。

    8位でレースを終えた角田裕毅は、1ストップ戦略で完走した数少ないドライバーの1人だった。

    トップを走っていたにもかかわらず、角田裕毅はその時点では自分のポジションに気づいていなかったと明かした。

    「全力を尽くしました」と角田裕毅はメディアに語った。「正直に言うと、自分が先頭に立っているとは思っていなかったし、とても驚いています」

    「シーズン前半を振り返ってみても、集団のリードするなんてまったく考えてもいませんでした」

    「つまり、大規模な大幅な改善であり、今年のほぼすべてのレースでアップグレードが行われましたが、これはクレイジーなことだし、それに値するものです」

    「フランツに最大の贈り物(コンストラクターズチャンピオンシップ7位)をすることはできませんでしたが、すべてを捧げられたい、少なくとも彼への感謝として自分のパフォーマンスを示しすことができたと思います」

    角田裕毅 F1 ラップリーダー

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝「1ストップ戦略にトライしたことに後悔はない」

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝「1ストップ戦略にトライしたことに後悔はない」

    角田裕毅は、2023年F1第23戦(最終戦)アブダビGPの決勝を8位でフィニッシュした。

    6番グリッドからスタートした角田裕毅は1ストップ戦略を敢行。2ストップのドライバーとのシークエンスの違いにより、自身初となるリードラップを記録。日本人として2004年の佐藤琢磨以来となるラップリーダーとなった。

    ウィリアムズとのコンストラクターズ選手権7位争いに勝つためには、少なくとも6位でフィニッシュする必要があった。しかし、交換にはタイヤに苦戦して順位を下げることなった。

    それでも、ファイナルラップには、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に一度は抜かれながらも、再び抜き返す熱い走りをみせて8位でフィニッシュ。24%のファン投票率でドライバー・オブ・デ・デイを獲得した。

    「ドライバー・オブ・ザ・デーに投票してくださったみなさん、ありがとうございます」と角田裕毅はコメント。

    「とてもタフなレースで、一時は6位以内もいけると思いました。ピットストップの1ストップ戦略はうまくいきませんでしたが、試した価値はあったと思います。全力を尽くすことができたので満足です」

    「今シーズンは楽しく過ごすことができました。序盤はパフォーマンス面で苦労しましたが、シーズンを通して前進することができました。惜しくもコンストラクターズ・チャンピオンシップで7位を逃してしまいましたが、終盤に10位から8位まで順位を上げることができ、ビスターとファエンツァのチームのみんなにも感謝しています。特にメキシコGPのように、私のミスが響いてしまったときもありました。ウィリアムズとのバトルは楽しかったですし、彼らはよくやったと思います」

    「そして、フランツ・トストさんに感謝しています。ともに過ごした3年間はとても楽しかったですし、彼がいなくなるのは本当に寂しい。彼のアドバイスなしでは、F1のキャリアでこんなに成長することはできませんでした。彼には本当に感謝していますし、これからも連絡を取り合いたいと思います」

    角田裕毅 F1 アブダビグランプリ

  • 角田裕毅 F1アブダビGP決勝8位でアルファタウリ惜しくもランキング8位

    角田裕毅 F1アブダビGP決勝8位でアルファタウリ惜しくもランキング8位

    角田裕毅は、2023年第23戦(最終戦)アブダビGPで8位入賞。コンストラクターズ選手権を争っていたウィリアムズに1ポイント及ばずスクーデリア・アルファタウリがランキング8位でシーズンを終えた。

    6番グリッドからスタートした角田裕毅は1ストップ戦略を選択。18周目から23周目まで自身初のラップリーダーとなった。日本人としては2004年のヨーロッパGPでの佐藤琢磨以来2人目。

    その後も上位を走行する周回もあったが、徐々に2ストップ勢に抜かれて後退。ファイナルラップではルイス・ハミルトン(メルセデス)の猛追を受けたが、一度は抜かれたバトルを制して8位でフィニッシュ。

    7ポイント差だったウィリアムズはノーポイントに終わったが、3ポイント届かず、スクーデリア・アルファタウリはランキング8位。今年で引退するチーム代表のフランツ・トストに7位をプレゼントすることはできなかったが、角田裕毅はラップリーダーという形で思い出を残すことができた。

    また、角田裕毅は24%の票を獲得して、アブダビGPのドライバー・オブ・ザ・デイに選出された。

    角田裕毅 F1 アブダビグランプリ

    2023年 F1アブダビGP 決勝 結果・順位

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    4.セルジオ・ペレス(レッドブル)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    8.角田裕毅(アルファタウリ)
    9.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    10.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    11.ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
    12.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    16.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
    17.周冠宇(アルファロメオ)
    18.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    19.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
    20.ケビン・マグヌッセン(ハース)

  • 角田裕毅 「トストさんにF1ランキング7位を贈るために全力を尽くす」

    角田裕毅 「トストさんにF1ランキング7位を贈るために全力を尽くす」

    角田裕毅は、コンストラクターズチャンピオンシップでウィリアムズを破って7位となり、スクーデリア・アルファタウリを去るフランツ・トストに「最高の贈り物」を与えることを期待している。一方、アレックス・アルボンはアブダビGPでのチーム間の接戦を予想している。

    角田裕毅は予選を通して良いペースを見せ、Q1ではマックス・フェルスタッペンとアルボンに次ぐ3番手タイムを記録し、Q2終了時点では8番手となった。

    Q3でも印象的な走りを見せ、最初のラップで6番手まで浮上。最後のアタックでは7番手に十分な成績を収めたが、セルジオ・ペレスのタイムが削除されたことで順位が上がった。

    自身のパフォーマンスを振り返って「6番手スタートは素晴らしいポジション。後ろに速いクルマが何台もいるので、簡単ではない。もちろん、本当に、本当にすべてをまとめなければならない。これまでのところ、チームは素晴らしい仕事をしてくれています」と角田裕毅は語った。

    「昨日は簡単ではなかったし、とても苦労したけど、一晩でかなり良くなったし、クルマの感触は本当に本当に良かった。だから明日はどうなるか見てみるつもりです。あらゆることが起こる可能性がありますが、特にデグラデーションは予想よりもかなり高そうだから、どうなるか見てみましょう」

    6番手は角田裕毅にとってF1キャリアの予選ベストリザルトであり、ウィリアムズとわずか7ポイント差のため、6位でフィニッシュし、ライバルがノーポイントで完走すれば、アルファタウリはチャンピオンシップで7位となる。

    角田裕毅は、チームプリンシパルのトストが今週末で17年間のチーム生活に終止符を打つため、その別れを惜しみつつ、この目標を達成することを期待している。

    トストに7位をプレゼントとして贈りたいかと質問された角田裕毅は「100パーセント」と答えた。「今のところ、彼がハッピーであることを願っています。明日は6番手スタートだから、彼は喜んでいると思う。最終的には6位にならなければならないことはわかっているし、彼にとっては7位が最高の贈り物になると思います」

    「不可能なことじゃないし、彼の喜ぶ顔が見たいです。特に彼がいなければ、僕はドライバーとしてここまで成長できなかったでしょうからね。だから、結果で彼に感謝したい。できる限りのことはするつもりです」

    角田裕毅Q2でペースを上げられず悔しがるアルボン

    一方、アルボンはQ1のペースをQ2に反映させることができず、予選Q2敗退を喫した。日曜のレースは14番手からスタートする予定だが、チームメイトのローガン・サージェントは20番手に並ぶことになる。

    「予選を通してトラックは速くなっていなかった。Q1の1本目からグリップがあることがわかったし、それが変わることもなかった」とアルボンは説明した。

    「僕にとって悔しいのは、Q2でQ1よりも10分の1半遅かったこと。ターン6でシフトミスがあったから、あのコーナーでタイムをロスしてしまった。Q1のラップより速く走ることはできなかった。僕たちはタイヤをオーバーヒートさせることがよくあるけど、今日もその例だった」

    レースについてのフィーリングを聞かれたアルボンは「レースペースは悪くなかった。いいマシンを持っていると思う。アルファタウリもアルファロメオもハースも、グリッド全体が団子状態だ」と語った。

    「そして、僕たちにとって通常の週末を考えると、比較的強力なレースカーを持っていると感じている。でも、他のみんなもいいタイムを持っているようだ。ラップタイムはご覧のように接近している。明日は接戦になると思うよ」

  • 角田裕毅 F1アブダビGP予選6番手 「トップ10フィニッシュは可能」

    角田裕毅 F1アブダビGP予選6番手 「トップ10フィニッシュは可能」

    角田裕毅は、2023年F1第23戦(最終戦)アブダビGPの予選で6番グリッドを獲得した。

    今大会にスクーデリア・アルファタウリは、大規模なアップグレードを投入。フリー走行ではマシンのバランスに苦戦し、角田裕毅は土曜日を迎えてもフリー走行3回目で15番手とタイムシートの下位に沈んでいた。

    しかし、予選に入ると本領を発揮。Q1を3番手で通過した角田裕毅は、Q2でも8番手タイムをマークして日本GP以来となる今季4回目のQ3進出を果たすと、Q3でも並みいる強豪を抑えて6番手タイムをマーク。相性のいいヤス・マリーナ・サーキットでF1キャリアの予選ベストリザルトを獲得した。

    「今日は予選を楽しむことができて、よい一日になりました」と角田裕毅はコメント。

    「昨日は僕たちにとって簡単にいった日ではなかったので、チームはいい仕事をしてくれました」

    「今回持ち込んだアップグレードは、データ上では有効に見えたのですが、マシンのバランス的に、ここ最近のレースと比べて大きく違い、最初は苦戦していました。そこでデータを解析して、変更を加え、セッションごとに改善をしてきました」

    「だんだんマシンの感触がよくなり、予選では、いいマシンに仕上げることができました。チームのみんなの努力がなければ、明日6番手からスタートすることはかなわなかったと思います」

    「ポイントを獲得できるいい位置にいますが、後ろには速い選手たちがいますし、タイヤのデグラデーションも高いので、明日のレースは展開が読めません。トップ10内で終えることは可能だと思うので、できる限りを尽くして、より上位を狙いたいと思います」

    角田裕毅 アブダビGP F1 スクーデリア・アルファタウリ

    F1アブダビGP 予選 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.角田裕毅(アルファタウリ)
    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    8.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    9.セルジオ・ペレス(レッドブル)
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    11.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    13.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    15.ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
    16.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    17.ケビン・マグヌッセン(ハース)
    18.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
    19.周冠宇(アルファロメオ)
    20.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)

  • 角田裕毅 F1アブダビGP初日 「アップグレードはポジティブな前進」

    角田裕毅 F1アブダビGP初日 「アップグレードはポジティブな前進」

    角田裕毅は、2023年F1第22戦(最終戦)アブダビGPの初日を15番手で終えた。

    スクーデリア・アルファタウリは、ヤス・マリーナ・サーキットにフロアの大規模アップデートを投入しており、角田裕毅はFP1で10番手、FP2で15番手だったものの、その効果を実感。Q3進出を争うえることを期待していると語った。

    「全体的に見て、今日はポジティブな一日でした」と角田裕毅はコメント。

    「ここに持ち込んだアップグレードに関する多くのデータを収集し、多くのことを学びました。明らかな違いを感じいるし、パフォーマンス万で間違いなくポジティブな一歩を踏み出しました」

    「すべてをまとめるためにやるべきことと微調整がまだいくつかありますが、FP1とFP2の間に行ったステップにはすでに気づいています」

    「これで明日はQ3で戦えることを期待しているし、可能だと思っています。このチャンスを最大限に活かしていきたいと思います」

    角田裕毅 F1 アブダビグランプリ

    F1アブダビGP フリー走行1回目 結果・タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分24秒809
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分24秒852
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分24秒982
    4.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ) – 1分25秒024
    5.セルジオ・ペレス(レッドブル) – 1分26秒112
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分26秒122
    7.周冠宇(アルファロメオ) – 1分25秒223
    8.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分25秒315
    9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分25秒321
    10.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分25秒361
    11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分25秒397
    12.ダニエル・リカルド(アルファタウリ) – 1分25秒467
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分25秒492
    14.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分25秒566
    15.角田裕毅(アルファタウリ) – 1分25秒669
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分26秒081
    17.ケビン・マグヌッセン(ハース) – 1分26秒413
    18.ローガン・サージェント(ウィリアムズ) – 1分26秒659
    19.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分26秒707
    20.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) – 1分26秒147

  • 角田裕毅 F1アブダビGPで“フランツ・トスト送別”ヘルメット

    角田裕毅 F1アブダビGPで“フランツ・トスト送別”ヘルメット

    角田裕毅は、2023年F1第23戦アブダビGPで、今回のレースを最後にスクーデリア・アルファタウリのチーム代表を辞任するフランツ・トストに捧げた。

    ヘルメットには、フランツ・トストと笑顔で収まる写真がプリントされ、今季のデザインモチーフのもみじはカラフルなラメで飾られる。

    角田裕毅は、最終戦で7ポイント差のウィリアムズを倒してランキング7位に入り、トストさんを笑顔にしたいと語っている。

    「僕が一緒に仕事をしたF1チームのボスはフランツ・トストだけです。今年は彼のために戦ってきたと感じているし、チーム代表としての最後のレースで彼のためにウィリアムズを倒したいと心から思っています。彼がしてくれたことには感謝しています。彼がいなかったら、僕はここでレースをしていなかったし、彼のアドバイスがなかったら、これほどの進歩はなかったでしょう。良い形でシーズンを終え、望む形でシーズンを終えることができ、彼の顔に笑顔をもたらすことができることを願っています」

    「最後のトリプルヘッダーとシミュレーターセッションはかなり疲れていたので、しばらく休みを取ることを楽しみにしています。どのレースでも常に全力を尽くしているし、今週末も同じように努力します。アブダビで残ったエネルギーを全て使い切るつもりです」

    角田裕毅 F1アブダビGP角田裕毅 F1 アブダビグランプリ角田裕毅 F1 アブダビGP スクーデリア・アルファタウリ角田裕毅 F1 アブダビグランプリ スクーデリア・アルファタウリ