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  • 女性限定「Wシリーズ」に55名の候補…日本人は小山美姫が最終選考へ

    女性限定「Wシリーズ」に55名の候補…日本人は小山美姫が最終選考へ

    2019年からスタートする女性ドライバーによって争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』は、初開催の55名の候補者を発表した。最終選考で18名に絞り込まれる。

    新カテゴリーとして誕生した『Wシリーズ』は2019年5月に開幕。初年度はDTMのサポートレースとしてヨーロッパで6ラウンドの開催が予定されている。

    Wシリーズは、FIAがF3仕様としてホモロゲートしたタトゥースF3 T-381を使用するワンメークシリーズとなり、チャンピオンを獲得したドライバーには150万ドル(約5,700万円)の賞金が与えられる。

    参戦にはスポンサーシップを用意する必要はないが、ドライバーは事前に先行プロセスが行われ、そこで能力を証明して合格しなければならない。

    初年度のグリッドは18台だが、Wシリーズの主催は“世界30か国から100名以上の応募者”から連絡があったとし、55名に絞り込んだ候補者リストを公開した。

    WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・ミュアは「興奮していますが、そのレスポンスには驚いていません」とコメント。

    「今日でさえ、モータースポーツにおけるジェンダーは不均衡であり、Wシリーズはそれを修正するための第一歩を踏み出します」

    「世界中からドライバーが足を踏み入れることになるでしょうし、適切な枠組みによって、このスポーツを必然的に必要となる変更を行うことができると思っています」

    「Wシリーズは、世界中の女性の才能に光を当てるよう特別にデザインされています。次のステージに入り、実際にその才能を確認するのが待ち切れません」

    55名の候補者は、複数のドライビングスキルのテストを始め、フィットネスや心理プロファイリングなど3日間にわたる最終選考が行われる。ドライバー選考は、元F1ドライバーのデビッド・クルサード、アレックス・ブルツ、元マクラーレンのスポーティングディレクターのデイブ・ライアンが行う。

    Wシリーズ ドライバー候補

    Driver Nationality Age Background
    Ayla Agren Norway 25 Road to Indy, F1600 (champion)
    Amna Al Qubaisi UAE 18 Italian F4
    Chelsea Angelo Australia 22 Supercars Development Series
    Carmen Boix Gil Spain 22 NASCAR Whelen Euro
    Sarah Bovy Belgium 29 Lamborghini Super Trofeo
    Toni Breidinger United States 19 USAC Midget, ARCA
    Ivana Cetinich South Africa 22 Kart racing
    Jamie Chadwick United Kingdom 20 British F3, British GT (GT4 champion)
    Veronika Cicha Czech Republic 31 Boss GP
    Sabre Cook United States 24 Road to Indy, US F4
    Courtney Crone United States 17 Formula Car Challenge
    Natalie Decker United States 21 ARCA
    Mira Erda India 18 JK Tyre Championship
    Carlotta Fedeli Italy 26 TCR
    Cassie Gannis United States 27 NASCAR K&N
    Marta Garcia Spain 18 Spanish F4
    Michelle Gatting Denmark 24 Danish Supertourisme
    Angelique Germann Germany 27 Austrian F3
    Megan Gilkes Canada 17 F1200 Canada
    Samin Gomez Venezuela 26 GP3
    Grace Gui China 27 Asian Formula Renault
    Michelle Halder Germany 19 TCR Germany
    Esmee Hawkey United Kingdom 20 Porsche Carrera Cup GB
    Jessica Hawkins United Kingdom 23 Mini Challenge
    Shea Holbrook United States 28 Lamborghini Super Trofeo
    Carmen Jorda Spain 30 GP3
    Vivien Keszthelyi Hungary 17 Audi SS R8 Cup
    Emma Kimilainen Finland 29 STCC
    Natalia Kowalska Poland 28 Formula Two
    Stephane Kox Netherlands 24 GT4 European
    Miki Koyama Japan 21 Japanese F4
    Fabienne Lanz South Africa 32 Kart racing
    Milla Makela Finland 25 Finnish Formula Ford
    Alexandra Marinescu Romania 18 British F4
    Milou Mets Netherlands 28 LMV8 Oval Series
    Sheena Monk United States 29 Lamborghini Super Trofeo
    Sarah Moore United Kingdom 25 LMP3, Ginetta Junior (champion)
    Marylin Niederhauser Germany 22 GT4 European
    Tasmin Pepper South Africa 28 VW Engen Polo Cup
    Vicky Piria Italy 25 GP3, European F3 Open
    Taegen Poles Canada 20 Kart racing
    Alice Powell United Kingdom 25 GP3, Formula Renault UK (champion)
    Charlotte Poynting Australia 20 Aussie Racing Cars
    Naomi Schiff Belgium 24 Formula Renault 2.0, GT4 European
    Carrie Schreiner Germany 20 Lamborghini Super Trofeo (Middle East Pro-Am champion)
    Sharon Scolari Switzerland 23 Formula Renault 2.0
    Doreen Seidel Germany 33 VW Scirocco, GT4 European
    Siti Shahkirah Malaysia 24 F4 SEA
    Sneha Sharma India 28 JK Tyre Championship
    Bruna Tomaselli Brazil 21 Road to Indy
    Shirley van der Lof Netherlands 32 German F3
    Beitske Visser Netherlands 23 Formula Renault 3.5, GT4 European
    Fabienne Wohlwend Liechtenstein 21 Ferrari Europe
    Caitlin Wood Australia 21 Blancpain GT
    Hanna Zellers United States 21 US F4, IMSA Prototype Challenge
  • 女性ドライバーの新レースシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタート

    女性ドライバーの新レースシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタート

    女性ドライバーだけによって争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタートすることが発表された。

    新カテゴリーとして誕生した『Wシリーズ』は2019年5月に開幕。初年度はヨーロッパで6戦の開催が予定されており、レース時間は30分になるという。将来的にはアジア・オセアニア、アメリカなどにも拡大することを視野に入れており、F1を目指す女性ドライバーたちが参戦する。

    Wシリーズは、FIAがF3仕様としてホモロゲートしたタトゥースF3 T-381を使用するワンメークシリーズとなり、チャンピオンを獲得したドライバーには50万ドル(約5,700万円)の賞金が与えられる。

    参戦にはスポンサーシップを用意する必要はないが、ドライバーは事前に先行プロセスが行われ、そこれ能力を証明して合格しなければならない。

    F1では、長らく女性ドライバーが不在となっており、F1への足が変わりになることが期待されている。

    選考では、元F1ドライバーのデビッド・クルサードが審査員の一人として参加することが決定している。

    デビッド・クルサードは、Wシリーズが現在のレーシングピラミッドの中でしばしば女性が遭遇している“ガラスの天井”を打ち破る助けになるシリーズになることを期待していると語る。

    「我々Wシリーズのメンバーは、同じような機会さえ与えられれば、女性も男性のレーシングドライバーと互角に戦えるという強い信念を持っている」とデビッド・クルサードは述べた。

    「しかし、現時点では、女性レーシングドライバーは、発展途上でGP3/F3付近のレベルで“ガラスの天井”にぶつかってしまう。それは才能不足のためではなく、資金不足に起因している部分が大きい」

    「だからこそ、全く新しい女性だけのシングルシーター・モーターレーシング・シリーズであるWシリーズが必要とされている。競争力があり、構造的なポジションをモータースポーツ界に確立し、ドライバーたちが既存のハイレベルな主流レーシングシリーズへとステップアップし、男性のトップドライバーたちと互角に競い合うために必要な一連のスキルを身につけるための場所が必要だ」

    デビッド・クルサードの他、選考委員には元マクラーレンやマノーのチーム運営に関わり、Wシリーズのレーシングディレクターを務めることになったデイブ・ライアン、レッドブルの最高技術責任者(CTO)を務めるエイドリアン・ニューウェイらが名を連ねる。

    エイドリアン・ニューウェイは「これまでレースの最高レベルで男性を相手に戦った女性の成功が少ないのは、能力の問題ではなく、機会が欠如していたためだと考えている」とコメント。

    「だからこそ、私はWシリーズに関わることで、女性ドライバーが互いに競い合いながら成長し、それを弾みにしてキャリアを進めるようなプラットホームの構築に貢献できることを本当に嬉しく思っている。もちろん、最終的には男性ライバルたちを相手に戦い、倒してくれることを願っている」

    女性ドライバーが最後にF1にエントリーしたのは、1976年のオーストリアGPのグリッドに着いたレラ・ロンバルディと40年以上も前にさかのぼる。今年、ザウバーはタチアナ・カルデロンとテストドライバー契約を結んでいるが、まだ一度もF1のセッションに参加していない。