タグ: MotoGP

  • MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPは、チームスズキエクスターライダーのふたりが、終始エキサイティングかつコンスタントな走りで、アンドレア・イアンノーネが3位に、そしてアレックス・リンスもチームメイトから僅かな遅れで4位と大健闘を見せた。

    テクニカルなサーキットながら、オープニングの金曜日から快調な滑り出しで速いタイムを刻んできたイアンノーネとリンスは、日曜日も変わらずその強いパフォーマンスを維持。朝のウォームアップでは、セッション最後に転倒を喫するも、イアンノーネがトップタイムを記録。

    決勝は気温も路面温度も上昇し、さらに63,000人のファンの熱気が加わり、最高潮の雰囲気の中でスタート。23周の長いレースのひとつの鍵となるタイヤはそれぞれ違ったコンビネーションの選択をするも、週末のデータに基づいた選択はどちらにも正しい戦略をもたらし、さらにふたりのライダーはスタートをうまく決め、5番手、9番手ポジションから3番手、4番手にジャンプアップしてフロントグループになだれ込む。M・マルケス(ホンダ)とA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)のふたりが数度のトップ争いを繰り広げる激しいレースで、終盤にイアンノーネもふたりのトップ争いに果敢に加わり、残り数周では一時トップを奪うも、すぐにオーバーテイクを許し3位でチェッカーを受けた。地元レースとなったリンスも最後までトップグループに食らいつき、チームメイトから僅かな差で、前戦サンマリノGPから2戦連続の4位を獲得した。

    アンドレア・イアンノーネ (3位)
    「今日は本当に良いレースができたよ。スタートはうまく決まったけど、直後に目の前でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒したのを見た時はちょっとショックだったね。中盤まではスロットルの開け方や乗り方を工夫して、できるだけタイヤをセーブするための走りをしていたから、100%全開で走ったのは終盤になってからだったけど、後半にタイヤがきつくなることを予想していたから、その戦略が上手く行ったんだ。ストレートで離されちゃうところは今後まだ対策が必要だけど、ここ数戦なかなか思うような結果を残すことができてなかったから、久しぶりにまた表彰台を獲得できたことがとにかく嬉しいよ。」

    アレックス・リンス (4位)
    「この週末は色々なことを試し、理解することができて、チームにとってもとても実りがあったし、レースの結果にも満足しているよ。決勝中のバトルは本当に面白かったし、マルケス、ドビツィオーゾ、アンドレアのバトルをすぐ後ろで見ることができて、学んだことも沢山あった。とにかく素晴らしかったね。今日のパフォーマンスは自分のモチベーションをさらに上げたし、次戦のタイは大好きなサーキットだから、すぐにでもレースしたい気分だよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「非常に良いレースでした。今年の後半戦、我々は少し苦戦していたので、この表彰台はとても大きな意味があります。もうひとつポジティブな要素は、ふたりのライダーが揃って最後までトップから離れることなく、表彰台を目指して良いレースができたことです。この結果は、ライダー、チーム、日本で開発をしてくれているスタッフ、そしてこのプロジェクトに参加してくれている全ての皆の努力の成果だと思うので、その全員に感謝の気持ちを伝えたいです。これから先は我々の得意なサーキットが続きますので、この調子でさらなる表彰台と、そのまた上の結果を残していけるよう頑張っていきます。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日はふたりのライダーが揃ってトップグループで戦い、さらに最後までトップから離されることなく優勝争いに加わることができ、本当に素晴らしいレースでした。今日のアンドレアはとても強かったですし、アレックスのパフォーマンスも素晴らしかったです。タイヤの選択も正解でしたし、タイヤマネージメントもうまくでき、全てがポジティブだったと思います。今日の結果により、我々のチームはコンセッションの権利を失ってしまいましたが、それはイコール、チームの戦闘力が増したことを意味しているので、喜ぶべきでしょう。チームスタッフと日本で頑張ってくれている全ての皆の努力に心から感謝しています。残りのレースではさらに目標を高く持ち、良い形でシーズンを終えることができるようさらに努力を続けていきます。」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP 結果 | マルク・マルケスが優勝

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP 結果 | マルク・マルケスが優勝

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝レースが9月23日(日)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝を飾った。

    30.5℃、45.8℃のドライコンディションで23周のレースはスタート。1コーナーでポールポジションからスタートしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がハイサイドを起こして転倒リタイアするという波乱の幕開け。ロレンソはこの転倒で右足の親指を脱臼した。

    ホールショットを奪ったのは3番グリッドからスタートしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。だが、すぐにアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を奪う。その後ろではアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネのスズキ勢がチームメイト同士で3位争いを繰り広げる。5番手にはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続きチャンスを狙う。

    レースはしばらく膠着状態が続いたが、残り10周でマルク・マルケスが12コーナーでアンドレア・ドヴィツィーゾを抜いてトップに浮上。だが、2周後に再びドヴィツォーゾがポジションを取り戻す。バトルの間にアンドレア・イアンノーネが上位2台との差を縮める。

    残り4周で上位3台が3つ巴の戦いを展開。だが、ドヴィツィオーゾ、マルケス、イアンノーネの順は変わらない。

    抜きつ抜かれつのバトルのなか、残り3周でマルク・マルケスがトップに浮上。そのままリードを守りトップでチェッカー。4戦ぶりとなる今シーズン6勝目、アラゴンでは3年連続の優勝。2位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3位にはアンドレア・イアンノーネが入り、表彰台を獲得した。

    以下、アレックス・リンス(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アレイシ・アスパルガロ(アプリリア)、ダニロ・ペトルッチ(アルパ・プラマック)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)までがトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は12位でフィニッシュし、今シーズン7度目のポイントフィニッシュを果たした。

    ランキングはマルク・マルケスが2461ポイントでトップ。2位には174ポイント差でアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3位には159ポイントでバンレンティーノ・ロッシ、4位には130ポイントでホルヘ・ロレンソとなっている。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    3 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    4 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    5 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    6 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    7 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    9 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    11 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    15 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    16 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    17 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    20 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング
    RT 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    RT 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    RT 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、2日連続で青空が広がる絶好のコンディションとなり、フリー走行でトップタイムをマークしてQ2進出を果たしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、大接戦の予選で3番手につけ、今季8回目のフロントローを獲得した。

    1回目のアタックは、ライバルのスリップをうまく利用し、1分46秒台を2周連続でマークする快走で、この時点でトップに浮上した。

    しかし、リアタイヤを新品にして挑んだ2回目のアタックは、Q2に進出した多くの選手が牽制し合う接近戦となり、大会2連覇中で、フリー走行でも快調な走りを見せたマルケスをマークする選手も多く、そのため完全なアタックができず、3番手へとダウンした。

    こうしてマルケスは、今季5回目のポールポジション(PP)獲得は果たせなかったが、タイトル獲得に向けて重要な戦いとなるだけに、あえて無理せず、着実にフロントローを獲得した。昨年の大会は予選5番手から圧倒的な速さで大会2連覇を達成した。「今年は無理に優勝を狙うレースはしない」とコメントしているが、チャンスがあれば地元ファンの期待に応えて今季6勝目を目指す意気込みだ。

    初日4番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、予選でも4番手タイムをマークした。2回目のアタックでは、前を走る選手がラインを外し、それを回避するため通常とは違うラインを走行し、その結果、転倒を喫し、タイム短縮を果たせなかった。今大会は、アラゴンで事前テストを行っているドゥカティ勢が好調な走りを見せているが、クラッチローは、2列目から2戦連続の表彰台と今季2勝目に挑む。

    2年連続の表彰台と今季初表彰台を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が6番グリッドを獲得した。今年で引退を表明しているペドロサだけに、地元ファンの声援は一段と大きく、自然と気合の入った走りになっている。今年はここまで表彰台のないペドロサだが、今季初表彰台と2年連続のアラゴンGP表彰台獲得が期待される。

    初日19番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、2日目のフリー走行で17番手へとややポジションを上げ、予選11番手以下の選手が出場するQ1では、これまで課題だったソフトタイムを攻略してQ2進出を果たした。今季3回目となったQ2では、ロングストレートをうまく利用しようと牽制しあうセッションとなり、上位陣の走りを学ぼうと思っていた中上は思惑が外れ、Q2最下位の12番手だった。しかし、今大会はレースペースもよく、決勝では今季初のトップ10フィニッシュを目指す。

    初日11番手と好調なスタートを切ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は13番手だった。フリー走行では、トップ10に入れず、11位以下の選手で競うQ1でも中上貴晶にわずかに届かず3番手だった。その結果、13番グリッドが確定したが、予選終了後、コース上でスロー走行をしたことで3列後退のペナルティを科せられ19番グリッドとなった。しかし、アラゴンを得意とするモルビデリだけに、決勝では追い上げのレースに挑む。チームメートで初ポイント獲得に挑むトーマス・ルティは20番グリッドから決勝に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「今日はポールポジション争いができました。実際にラップタイムは接戦でした。ここではスリップストリームがかなり大きな役割を果たすので、あるポイントでは、みんなそれを待っていました。最初のアタックでは、スリップストリームを使ってトップに立つことができました。そして、最後のアタックでもスリップを使いたかったのですがうまくいきませんでした。最後のラップは、ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)の後ろでいいペースで走っていましたが、いくつかミスを犯しました。一つは12コーナー。少しだけラインをミスし、チャンスを失いました。しかし、フロントロースタートは僕たちの目標だったし、それを達成することができました。今回もまた僕とドゥカティ勢の戦いになりそうです。どうなるかは様子を見たいです。FP4ではブレーキングを少し遅らせたことで転倒してしまいましたが、それまでのペースはユーズドタイヤでもとてもよかったです。コーナーでの限界を見つけることができたのでそれもいい警告になりました。長いレースになると思いますが、力はあると思います。ほかのセッションでも楽にマシンを乗りこなすことができたので、明日は可能であれば最後まで戦いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今回の予選は、最後のラップでブレーキングミスをしてしまったので少し残念でした。マーベリック(ビニャーレス)か、ほかのブルーのマシンのライダーがコースを外れたのが見えたので、フルブレーキのあと、早めにマシンを寝かせたのですが、それで転倒してしまいました。でも僕は大丈夫です。チームも一生懸命仕事をしています。事前テストもしていないのに、このサーキットでドゥカティ勢に対していい戦いができています。彼らのペースは僕たちよりも強いことは疑いの余地はありません。彼らはマルクよりも力強いペースがあります。でも明日のレースでなにができるかは様子を見て考えたいです。ほぼすべてのセッションでかなりいいところに来ているので楽しみです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
    「上位のラップタイムはとても接戦でした。そのため、小さなミスでも、2つか3つポジションを落としてしまいます。ここアラゴンでは少なくとも前の2列に入ることが重要です。なぜなら1コーナーがスタートからとても近く、少しトリッキーになるからです。いいスタートを切って、最初の2つのコーナーでいいラインを見つけなければなりません。明日のペースがどうなるかはまだわかりませんが、全体的にレースのリズムはいつもよりいいです。明日のウォームアップでもう少し調整を進め、様子を見たいです」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「昨日の課題だったフロントタイヤを今日は少しうまく使えてタイムを上げることができました。これで3回目のQ2進出となりましたが、とてもポジティブでした。しかし、今日は1分48秒台が限界で、それ以上を狙うには、さらにセットアップを進めなくてはいけないと感じました。そのためにもQ2でみんなの走りを見たいと思いました。特にマルクの走りを参考にしたかったのですが、今日のQ2はみんなが集団になってしまい、Moto3クラスのように牽制しあう予選になってしまったので、ちょっと残念でした。とは言ってもソフトの走り方のきっかけを見つけられたのは大きな収穫でした。明日の決勝はトップ10を目指しがんばります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13番手) ※決勝のスターティンググリッドは19番手
    「今日はいいスピードがありましたが、残念ながら予選では2度目のアタックができませんでした。でも全体的には今日は満足しています。速いペースのライダーがたくさんいるので、厳しいレースになると思います。明日はとても暑くなると思うので、タイヤのマネジメントが重要になると思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「ポジティブな日でした。そして前進することができましたが、それはほかのライダーたちも同じです。今日は、昨日よりもマシンの感触がよく、予選もポジティブでした。レースに向けてタイヤを選択するためには、まだ十分ではなく、すべてのインフォメーションを分析して理解する必要があります。このサーキットはフロントタイヤが少し特別なものが要求されます。今日はハードのフロントタイヤの方が感触がよかったです」

  • MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    モーターランド・アラゴンで初日に好スタートを切ったチームスズキエクスターのライダー達は、予選に大きな期待を掛けて2日目の走行をスタート。ふたりのライダーは共に金曜のフリー走行で快調な走りを見せていたが、トップ10を決めるFP3では常に激しい順位争いが繰り広げられるため、さらなる強いパフォーマンスが求められる。しかしこの走行でアンドレア・イアンノーネはさらにタイムを上げてポジションをアップし、またFP2まではトップ10圏外だったアレックス・リンスも大幅にタイムを上げ、ふたり揃ってトップ10に留まる。

    Q2へのチャレンジが確定したふたりは、FP4では予選に向けたセッティングを再確認。ここでもイアンノーネは強いパフォーマンスを維持し、セッションを2番手で終え、予選への自信をさらに確信。

    Q2はさらに激しいタイム争いとなり、マージンが取りにくい中、イアンノーネは終盤に5番手へとジャンプアップし、セカンドローを獲得、地元レースで多くのサポーターの声援を受けて熱い走りを見せたリンスは9番手で終え、明日の決勝を3列目グリッドからスタートする。

    アンドレア・イアンノーネ (5番手)
    「総じてポジティブな1日だったとは思うけど、今日はフロントローを獲得できるチャンスがあっただけに、ちょっと残念な気持ちでもあるよ。最後のタイムアタックの最中に、コースアウトしたM・マルケス(ホンダ)がコースに戻り、運悪く僕の前に入ったせいでタイムロスしちゃったんだ。ま、でもそんなことは日常茶飯事だから、別に気にもしてないけどね。この週末は良いペースでスタートして、走行毎にさらに進歩していっているから、今のところ順調なんじゃないかな。もうちょっとリアのトラクションが欲しいところだけど、明日はとにかくベストを尽くすのみさ。」

    アレックス・リンス (9番手)
    「フィーリングは良いよ。今日はタイヤも含めて色々な事を試す事ができて、興味深い1日だった。FP3でうまくセッティングがまとまった事も大きなアドバンテージになったしね。明日のタイヤ選択が難しいところだけど、それは明日の天候次第だから、今は考えないようにするよ。セカンドグループでは確実に戦えるペースだと思うから、とにかくスタートを決めて、地元のファンの為にも強いバトルを見せるよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「アンドレアは2列目からのスタートなので、ポジション的には悪くないと思います。今日は常に安定した良いペースで走れていましたし、明日が楽しみですね。アレックスはこの2日間、色々とセッティングを試しながら懸命にチャレンジを繰り返し、その結果3列目のグリッドを獲得しました。アンドレアからは1列後ろですが、サンマリノGPのように良いスタートを決めてトップグループにしがみついていければ、十分チャンスはあるでしょう。ライダーふたり共に良い状態ですし、マシンのパフォーマンスも出せているので、決勝で強いレースができるポテンシャルは十分揃っていると思っています。」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP アラゴンGPの予選でMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスはQ1の最初のアタックでベストラップを記録し、Q2へ進出して11番手を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはQ2に進出することができず、18番手に留まった。

    Q1の序盤でベストラップを記録したビニャーレスはQ2でもタイムを更新して11位を獲得。一方のロッシはQ1で力を出し切れず、グリッド6列目に留まっている。

    ビニャーレスはクリアスペースを確保するため最後尾からスタート。最初のアタックで初めて18秒台の壁を破り、1分47秒823を記録してトップに立った。次のトライではタイムを更新できず、残り6分強でピットイン。タイヤを交換してコースに戻ったときには依然として0.186秒のアドバンテージを維持しており、その後もタイム更新はならなかったものの、2番手に0.123秒差をつけてトップでセッションを終了した。

    Q2も同様の戦略で臨み、後方からスタートするや、すぐさまアタックを開始。1分47秒810へ更新して一旦3番手に浮上したが、全員が2ラップ目を終えるころには10番手へと後退した。残り8分でピットに戻り、コース復帰後は2回のトライを行ったが、ラップタイムを更新することができずにトップから0.929秒差の11番手となった。

    ロッシもQ2進出を目指してQ1に臨んだが、一時2位に上がったあとまもなく4位に後退。2回目のアタックをあきらめて5番手に下げてからピットに戻ってきた。残り4分で復帰してクリアスペースを探すも、フィーリングをつかみきれないまま、ビニャーレスに0.804秒遅れる1分48秒627でQ1を終了。これで8番手となり、決勝グリッド18番手が決定した。

    予選セッション終了後にビニャーレスは、Q1のアタック中にB・スミスを妨害したとして3ポジション・ダウンのペナルティを科されて14番手へ。一方ロッシは、F・モルビデリのペナルティによってひとつ上げて17番手となっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは予選セッションで懸命の走り。自分自身とYZR-M1から最大限の力を引き出して前日より一歩前進し、Q2進出まで0.106秒差と迫った。日曜日の決勝はグリッド5列目からスタートする。

    ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも少しずつ調子を上げてきており、前日のフリープラクティス第1セッションから1.719秒も短縮。Q1ではロッシのひとつ後ろの9番手を獲得し、グリッド7列目からのスタートが決定した。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選14番手/1分47秒810)
    「予選セッションでは十分にポテンシャルを出し切ることができませんでした。Q2で は電子制御システムに不具合があったので、それがなければもう少しいい走りができたのではないかと思っています。明日までにまだ時間があるので、このあと も作業を継続していきます。モチベーションを高く維持して、明日の決勝で今まで以上の走りができるよう頑張ります。ルールはルールですからペナルティには 納得しています。私はおそらく、ブラッドリーのアタック中にそのラインに入ってしまったのだと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (予選17番手/1分48秒627)
    「今日は朝から難しい状況でした。問題が出たときに、それを何とか改善しようとしているのに逆に悪くしてしまうことがあるのです。フリープラクティス第3セッションでは転倒もしてしまったのですが、そのあとの午後のセッションがそれ以上にひどくて、ペースがまったく上がりませんでした。Q1ではちょっと混乱があって時間を無駄にしてしまい、ラップタイムもペースも上がらないまま終わってしまいました。ピットのなかでの作業ではほとんど効果がなく、問題はそこに残ったままという状態が続いています。明日は何か別のものを試し、様子を見守りたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今 日もまた厳しい一日になってしまいました。フリープラクティス第4セッションでマーベリックがややペースを上げた以外は、昨日と同様の問題に悩まされてい ました。他のエリアに影響を及ぼすことなくリア・グリップを向上させるという、私たちのこれまでの方向性をキープしながら、ふたりに良いマシンを提供でき るよう努力を続けています。明日のウォームアップ・セッションでそれをテストする予定です。物事がうまく運ばない時に問題はさらに大きくなっていくもの。 マーベリックはQ2でセンサーが故障し、終盤で十分に攻め切れませんでした。その上に3ポジションもペナルティを受け、1列下げられてしまったのです。バレンティーノは午前中のプラクティス・セッションで転倒。ここから混乱が始まり、Q1ではアタックを行う前に時間切れになり、このような結果になってしまいました」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選12番手/1分48秒052)
    「ハッ ピーかアンハッピーかを答えるのは簡単ではありません。ポジションは期待していたものとは明らかに違っていますが、これ以上のことは不可能だったと思って います。何とか改善しようと毎ラップで最大限の努力をしてきましたが、あまり成果を得られず、これ以上は無理だと感じてしまうのです。前回のミサノ以来、 厳しい状況が続いていて、今回もあとコンマ1秒というところでQ2進出のチャンスを逃してしまいました。明日の決勝は後方からのスタートとなりますが、できることなら序盤からハイペースでポジションを上げていき、終盤でライバルたちのグリップの変化を見たいと思います。トップ10を目指します」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分48秒975)
    「チームとともに頑張ってきた作業の状況にはとても満足しています。昨日まではコーナー進入でブレーキを使いすぎてマシンの向き換えに非常に苦労していましたが、今朝のプラクティス・セッションでは一歩前進し、そのあとの第4セッションはとても好調に走れるようになったのです。Q1の最初の走行はセッティングを変更してフィーリングは上々。ところが2回目の走行では成果を求めるあまり考え過ぎてしまい、残り5分を切ったところでミスをしてしまいました。ここからさらに上げていこうとしていたところだったので、チームのみんなにとても申し訳なく思っています。明日のウォームアップ・セッションでは決勝用のセッティングでペースアップを図り、午後からのレースに臨みます」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP | ホルヘ・ロレンソが3戦連続PP獲得

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP | ホルヘ・ロレンソが3戦連続PP獲得

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの予選が9月22日(土)ににモーターランド・アラゴンで行われ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がポールポジションを獲得した。

    気温28℃、路面温度45℃のドライコンディションで予選セッションは開始。ホルヘ・ロレンソは1分46秒81をマーク。3戦連続、今シーズン4度目となるポールポジションを獲得した。

    2番手にも0.014秒の僅差でアンドレア・ドヴィツォーゾ(ドゥカティ)が続き、ドゥカティが1-2を達成。3番手には0.079秒差でホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    2列目にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)。3列目にはダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、アレックス・リンス(スズキ)が続いた。

    モビスター・ヤマハは、マーベリック・ビニャーレスが11番手、バレンティーノ・ロッシは18番手。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)はQ2進出を果たし、4列目12番グリッドを獲得した。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分46秒881
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分46秒895
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分46秒960
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分47秒146
    5 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒169
    6 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒224
    7 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒351
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分47秒678
    9 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分47秒737
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒792
    11 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒810
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分48秒284
    13 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒009
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒052
    15 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒181
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒216
    17 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒398
    18 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒627
    19 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒975
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒988
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒303
    22 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒699
    23 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分50秒336
  • FIM、危険行為のロマーノ・フェナティのライセンスを撤回

    FIM、危険行為のロマーノ・フェナティのライセンスを撤回

    FIM国際モーターサイクリズム連盟は9月18日、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP決勝レースで他車のブレーキを握るという危険をもたらす無責任な行為により、スチュワートパネルから2戦の参戦停止処分を受けた22歳のイタリア人ライダー、ロマーノ・フェナティをスイス・ヴォー州のミーに位置する本部に召喚。今年末までライセンスを撤回した。

    会長ヴィト・イポリトと副会長兼法務部長リチャード・ペレは、法定代理人と共に出席したフェナティに対して直接の説明を求めると同時に、モーターサイクルスポーツにおけるライダーの安全とフェアプレーの重要性を強調。

    特にハイレベルに到達したライダーがトラックの内外で多くの重圧を受けていることを認める一方で、ファンや若い世代の人々に与える影響力を心配し、将来において、模範的な責任ある行動を取ることを促し、今年末までライセンスを撤回。競技規則に定められた条件に従い、2019年シーズンに新しいライセンスを発行できることを決定した。

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    終日、青空が広がったMotoGP アラゴンGPのフリー走行は、過去2年連続で大会を制覇しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が順調にセットアップを進め、トップタイムで初日を終えた。FP1は、前後ミディアムコンパウンドのタイヤを装着して、1セッション1セットで走り続けて6番手。FP1より気温が5℃上がり、最高気温が30℃まで上昇した午後のFP2は、前後ともにハードを装着してセットアップを進めた。そしてセッション終盤、フロントにミディアム、リアにソフトの新品タイヤを入れてタイムを短縮してトップに浮上、地元ファンの声援の中で、大会3連覇に向けて順調なスタートを切った。

    前戦サンマリノGPで3位、今季2度目の表彰台に立ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、初日4番手とまずまずのスタートを切った。この日は、2台のマシンを使い、異なるセッティングにトライしながら順調にセットアップを進めた。そして最後のアタックでは、オーバーランを喫するミスがあったが、それでもトップのマルケスから0.480秒差の4番手。「ミスがなければ、あと0.3秒はタイムは短縮できたはず」と語るだけに、土曜日の予選では、マルケスとともにポールポジションとフロントロー獲得が期待される。

    昨年の大会でマルケスと1-2フィニッシュを果たしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が7番手と、2年連続表彰台獲得に向けて、まずまずのスタートを切った。マルケス同様にFP1は1セットのタイヤでセッションを走りきって18番手だったが、午後のFP2では前後にハードタイヤを装着してセットアップを進めると、セッション終盤にリアにソフトを装着して7番手に浮上した。ソフトタイヤを入れて、思うようにタイムが上がらなかったと語るペドロサ。2日目のフリー走行と予選で、問題を解消して上位を狙う。

    2戦連続3度目のQ2進出を狙うフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が11番手と好調なスタートを切った。Moto2時代の16年に3位、17年に優勝しているが、MotoGPでもコース攻略をスムーズに済ませ、順調なスタートを切った。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、ソフトタイヤでタイムを出せず、やや苦戦の一日となった。トップとの差も1.741秒と大きく、2日目はトップと1秒差以内を目標にセットアップを進めることになる。初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、リアタイヤのグリップに課題を残した。2日目のフリー走行、予選でタイム短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はかなりいい仕事ができました。午前中から午後にかけて、特にリアタイヤの面で前進できました。今シーズン初めてこのサーキットを走ったので、マシンのセッティングや電気系を調整しなければなりませんでした。明日もこの調子で引き続き取り組みたいです。FP2の最後にみんなが新品リアタイヤを使いました。僕たちもそうしました。僕たちが金曜日からこれを使ったのはおそらく今年初めてだと思います。いくつか調整した部分がどのような結果になるのか理解することは大事なことです。これで疑問点が減りましたが、明日は、いくつか再確認したいと思います。幸い、天気がよく、とても暑いです。ドゥカティはここで事前テストを行っているので、同じレベルになるためにも、一つでも違った方向のセッティングをしないようにしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今日はそれほど悪くありませんでした。マシンの感触はかなりよかったです。今日は違うセッティングを2つ試しました。両方ともポジティブとネガティブな部分があったので、そのちょうど中間の状態を作りあげようとしているところです。マシンはこのサーキットで感触がよく、うまく機能しています。アタックしている周の最終コーナーで、ポル(エスパルガロ)の後ろで大きなミスをしてしまい、コースから外れてしまいました。それでもまずまずのラップタイムを刻むことができました。ミスがなければ、あと0.3秒は速く走れたと思うのでとてもポジティブです。感触はいいので、レースのセットアップに集中して、明日の予選がどうなるか様子を見たいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
    「今日はタイヤやサスペンション、そしてコースの感触をつかむことに集中して取り組みました。かなり暑く、決勝日も同じような気候になりそうなので、レースに向けていい感触をつかむことが重要になってきます。FP1の最後に新品タイヤは使いませんでしたが、午後のセッションでは最後に使いました。ソフトタイヤで思ったようにラップタイムは上げられなかったので、理由を調べたいと思います。また引き続きレースペースにも取り組んでいきたいと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11番手)
    「今日はMotoGPマシンで初めて走るこのサーキットを学ぶことに集中しました。いい日になったと思います。少しグリップが足りませんが、全体的にはレースへ向けて前進できたと思います」

    中上貴晶(MotoGP 19番手)
    「かなり暑いコンディションでした。予想通り路面温度も上がりましたが、思ったより路面の状態はよかったと思います。午前中はミディアム、午後はハードでスタートして最後にソフトを入れました。今日はハードで1分49秒台で走れるようになりましたが、ソフトでは、思ったようにタイムを出せませんでした。これは、これまでずっと抱えている課題なので、どこが遅れているのか、どこを改善しなくてはいけないのかをしっかりチェックしたいです。カルのデータも参考にしながら明日のフリー、予選に挑みたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「FP1からとてもいい感触があったので、セットアップにかなり取り組むことができました。でもまだ改善の余地はあります。特にリアグリップです。レースでは戦闘的になれるようにセットアップに集中しなければなりません。ソフトタイヤの方がマシンはうまく機能しますが、レースタイヤではそれほどではありません」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPのウイーク初日は暑さの中で始まった。そのなかでMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、マシン・セッティングの向上に努めて、それぞれ総合9番手と10番手につけた。

    Movistar Yamaha MotoGPは3週間前にここアラゴンでプライベート・テストを行っている。バレンティーノ・ロッシはそのときのデータを生かして、フリープラクティス第1セッションの開始早々から好調な走り。

    45分間のセッションのほとんどをデータ確認に集中し、終盤でペースアップを図ると残り2ラップで1分48秒958を記録して6番手に浮上した。しかし最終ラップではラップタイム更新ならず、7番手に後退してセッションを終了。トップとの差は0.938秒だった。

    午後からの第2セッションでは、もう一歩前進を狙う。マシン・セッティングの追求を続けながら終盤でその成果をチェック。他の多くのライダーがポジション・アップを目指すなかでもロッシは遅れてタイムアタックを開始したが、最終的には第1セッションのタイムを0.5秒近く短縮して1分48秒501を記録。トップから1.119秒差の9番手となった。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、今季3度目となるホームGPに意欲満々。スペインのナショナル・カラーに合わせた赤×黄のカラーリングを施したヘルメットにはアラゴンをイメージするステッカーを貼ってお気に入りのコースに飛び出していった。そして45分間のセッションのなかで少しずつペースを上げてゆき、最後の6分では暫定ポールに並ぶ1分48秒803をマーク。ところがそのあとさらに全体のペースが上がったため、ビニャーレスはトップから0.783秒離されて5番手となった。

    第2セッションでは、難しいコースの攻略に不可欠となるマシンの重量配分に作業を集中。この日と同様の暑さが予想される決勝日に向けて、さらなるセッティング向上に努めた。その結果、セッション終盤で1分48秒552に短縮し、トップから1.170秒差の10番手でセッションを終了。

    第2セッションで全員がタイムを更新したため、ロッシとビニャーレスはそれぞれ総合9位と10位につけて明日のフリープラクティス第3セッションを迎える。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはフリープラクティス第1セッションで8番手を獲得。第2セッションでは、わずかにラップタイムを更新したが、ヤマハ勢のトップから0.496秒差の17番手に後退した。

    一方、ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンは、コース攻略法を探りながら第2セッションで0.757秒も短縮。順位では23番手に留まり厳しい状況だが、明日のフリープラクティス第3セッションでさらにペースアップを狙う。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合9番手/1分48秒501)
    「ここアラゴンでは、いつも厳しい戦いを強いられてきたので、今日はトップ10に入ることがとても重要でした。前回のミサノもかなり苦戦しましたが、ここでも同様の問題があり、トップ10に入ったと言ってもトップとの差は非常に大きくなっています。私たちは決勝に向けて集中し、すべての細かい部分を改善し、少しでも上を目指していかなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合10番手/1分48秒552)
    「前回のテストのときと比べると、路面の状態がかなり良くなっていると思います。しかしどういうわけか、マシンがあのように順調には走ってくれません。セッティングは完全に同じにしているのに、どうしてもうまく働いてくれず、私たちとしては、ひたすら忍耐力を持って作業に集中し、できることをすべて行うしかありませんでした。リアタイヤは、私の感覚ではまったくグリップしていないと言ってよく、ピットに戻ってきたときには、ひどく消耗しているのです。テストのときには一本のタイヤで30ラップを走ることができたのですが…。原因をつきとめたいと思っていますが、これがなかなか難しい状況です。そういう意味では、今日は前回のテストの成果を生かすことができませんでした。私自身はとても好調ですが、ただマシンのほうが違う動きをしてしまうのです。これからデータを分析して明日に備えます」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「非常に厳しいスタートになりました。3週間前のテストのときよりコース・コンディションは良くなっているにもかかわらず、あのときの成果を少しも生かすことができません。課題は一か所ではなく、本当にたくさんあって、タイヤが問題をさらに大きくしてしまっているような状況です。決して簡単ではありませんが、明日の予選でライダーたちにベストのマシンを提供できるように、チームとして努力を続けます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合17番手/1分48秒997)
    「フリープラクティス初日は厳しい一日になりました。第1セッションは自分の想像よりはうまくいって、マシンのフィーリングが良かったので満足できました。しかし午後になって気温が上がると、この良いフィーリングがすべてなくなってしまい、グリップが落ちてどうすることもできなくなりました。できることはすべてやったつもりですが、すべてのラップで遅すぎたのです。このように非常に残念な状況ですが、トップ10を目指して戦い続けます。しかし今のところは、この大きなギャップを埋める方法が見つかりません」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合23番手/1分49秒937)
    「フリープラクティス第2セッションで良いフィーリングをつかみ、状況が好転しました。最初の走行で早くも、第1セッションからコンマ6秒更新できたのです。そのあともう一台のマシンを使って異なるセッティングを試してみましたが、タイヤは同じものなのにグリップが落ちてしまいました。終盤では新品タイヤを履きましたが、残念ながらコーナー途中でフロントのフィーリングが良くなく、原因はわかっていません。順位でかなり遅れてしまっているので、改善すべき箇所を見つけ出せるよう努力していきたいと思っています。私があらゆることをもっとよく理解することが重要なのだと思っています。私自身もマシンも良い状態にあるのですが、ただコースに出ると、どういうわけかうまくいかないのです」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP | マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP | マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPのフリー走行が9月21日(金)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が初日のトップタイムを記録した。

    気温30度、路面温度43度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分47秒382をマーク。今季29度目のトップタイムをマーク、第2戦アルゼンチンGP以来、今季2度目となる初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.138秒差でホルヘ・ロレンソ、3番手には0.453秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティ勢が続いた。

    以下、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、1.741秒差の19番手だった。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP フリー走行2回目 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒382
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分47秒520
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒835
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分47秒862
    5 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒919
    6 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒134
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒389
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒452
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒501
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒552
    11 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒654
    12 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒680
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒808
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒850
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒861
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分48秒902
    17 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒997
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分49秒016
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分49秒123
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒441
    21 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒690
    22 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒925
    23 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒937
    24 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分51秒081