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  • MotoGP | フランスGP:マーベリック・ビニャーレスが初日のトップ

    MotoGP | フランスGP:マーベリック・ビニャーレスが初日のトップ

    MotoGP 第5戦 フランスGPのフリー走行が5月17日(金)、ル・マンのブガッティ・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がトップタイムをマークした。

    フランスGPは、1951年に第1回大会が行われ、今年で56回目を迎える。ル・マンでは、1969年に初めてグランプリが開催された。その後、ポール・リカール、ノガロ、マニクールなどを経て、2000年に再びグランプリの舞台となり、今年で20年連続、ル・マンでは通算32度目の開催となる。

    初日のトップタイムを記録したのはヤマハのマーベリック・ビニャーレス。1分31秒428をマークし、今季4度目のトップタイム、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.190秒差でマルク・マルケス(ホンダ)、FP1でキャリアで初めて1番手発進を決めたファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)が0.285秒差の3番手につけた。

    以下、ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ポル・エスパルガロ(KTM)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、中上貴晶(LCR・ホンダ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハSRT)がトップ10入り。

    カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)は今季3度目の転倒を喫して12番手、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は14番手、アレックス・リンス(スズキ)は16番手だった。

    2019年 MotoGP 第5戦 フランスGP 初日総合順位

    Pos. No. Rider Team Time
    1 12 マーベリック・.ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分31秒428
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒618
    3 20 fビイオ・クラルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分31秒713
    4 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒716
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分31秒736
    6 9 ダニロ・ペトルッチ ドゥカティ・チーム 1分31秒899
    7 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分31秒923
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒132
    9 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分32秒203
    10 43 ジャック・ミラー プラマック・レーシング 1分32秒238
    11 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分32秒239
    12 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分32秒270
    13 63 フランチェスコ・バニャイア プラマック・レーシング 1分32秒285
    14 46 バレンティーノ・ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分32秒320
    15 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分32秒322
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒385
    17 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分32秒574
    18 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分32秒999
    19 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒141
    20 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分33秒401
    21 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分33秒431
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分33秒903
  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP プレビュー

    Monster Energy MotoGPがフランスGPへ
    スペインのヘレス・サーキットでマシン・テストを終えたMonster Energy MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、今週末、ル・マン・ブガッティ・グランプリ・サーキットで行われる第5戦に出場するためフランスへ向かう。

    バレンティーノ・ロッシは第4戦終了時点でランキング4位となっているが、トップとの差がわずか9ポイントという接戦。ヤマハのマシンの機敏な特性がコースにマッチしていることから、今季3度目となる表彰台獲得が目標となる。

    ここル・マンでは多くの好成績を残しており、最高峰クラスにおいては優勝3回(2002年、2005年、2008年)、2位6回(2003年、2010年、2012年、2014年、2015年、2016年)、3位4回(2000年、2001年、2011年、2018年)を獲得している。

    一方のビニャーレスはスペインGPでの表彰台獲得で自信を深め、フランスでもその再現を狙おうというところ。ル・マンでは2017年にYZR-M1で激しいバトルを制して優勝。その前年も3位を獲得している。ランキングでは前回の活躍により、12位から6位へとジャンプアップしてトップとの差は40ポイント。ヘレス・テストも順調にこなしており、さらなるポジションアップを目指す。

    ブガッティ・グランプリ・サーキットは1965年、ル・マンの町から数キロのところに建設された。1960年代の終盤に初めてグランプリが開催されて以来、30年以上にわたり使用されてきたが、1995年には安全性を考慮して改修工事が行われ、2000年から再びGPサーキットとして復活。5つの左コーナーと9つの右コーナーから成る全長4.2kmのコースではハードなブレーキングとハードな加速が求められ、リアエンドのトラクションが重要な鍵となる。2017年にはビニャーレスとロッシがヤマハ500勝目を賭けて激しいバトルを演じた場所でもある。

    モルビデリが3戦連続のトップ10を目指す
    クアルタラロはホームGPに期待
    第4戦スペインGPでは予選で1-2を記録し、歴史的快挙を成し遂げたPETRONAS Yamaha Sepang Racing Team。最高峰クラスでトップライダーたちと互角に戦えることを証明したフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは、グランプリ翌日にヘレス・サーキットで行われたテストでも最速ペースを披露した。

    モルビデリはMotoGPで自身初となる2戦連続のトップ10入りを果たしている。スペインGP決勝ではグリッド2位から7位を獲得してトップ・サテライトとなり、その後、同サーキットで行われたマシン・テストでも3位のタイムを記録した。フランスのル・マンには良い思い出が多くあり、Moto2チャンピオンを獲得した2017年には、ここで優勝を飾っている。

    一方のクアルタラロもヘレス・サーキットでコースレコードを記録するなど絶好調。スペインGP決勝ではトラブルのためリタイアを余儀なくされたが、ホームレースとなる今回は母国ファンの前で好成績獲得を実現したいところ。ル・マンでは2015年にMoto3でポールポジションを獲得、2014年にはFIM CEVで優勝を果たしている。

    第5戦フランスGP決勝は5月19日、現地時間14:00にスタート。全27ラップで競われる。

    Monster Energy MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「ヘレスでのテストがとても順調だったので、フランスでもまたいくつかのトライができると思います。ル・マンは大好きなコースですし、ヤマハのマシンはいつもここで素晴らしい走りをしてくれます。目標は良い週末にすることなので、初日からハイペースで走れるよう、フリープラクティス第1セッションからしっかり仕事に取り組みます。昨年は決勝用のセッティングが決まって好調でした。その経験をアドバンテージにできるでしょう。フル・ポテンシャルを発揮するためにもウイークを通して好天に恵まれることを願っています。チームとともにベストを尽くし、また表彰台に上りたいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ヘレスでの3位獲得が大きな自信になり、今はとてもポジティブな気持ちになっています。ル・マンは大好きなコースで何度か良い成績もおさめているので、もう一度ここで表彰台の真ん中に立つことが目標です。そのためにも天気が少しでも味方してくれることを期待しています。というのも、もしそうでなかったとしたら、ここは非常に難しいコースになってしまうからです。COTAではウエットでもいい走りができたので、ル・マンでどうなるか興味もありますが…」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「スペインGPのあと、フランスでの活躍を目標に忙しく作業に取り組んできました。ヘレス・テストのなかでいくつか細かい改良を行っており、それがここル・マンでも機能するかどうかを確認することが課題のひとつです。ヤマハのマシンと相性の良いコースであることはこれまでの成績が証明してくれているので、今年も全力を尽くしてフル・ポテンシャルを引き出し、最高のポジションを目指したいと思います。マーベリックもバレンティーノも好調を維持しています。ウイーク中のすべてのセッションで力を発揮し、トップ争いを展開してくれると信じています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「非常に良い状態でル・マンを迎えることができます。前回のヘレスではいい走りができましたし、そのあとの月曜日に行われたテストでさらにマシンが改良され、ここから数戦にわたって助けになるであろう改善策を見つけることができました。ル・マンとヘレスは特徴が異なるので、状況を見ながら引き続き作業に取り組むつもりです。ここまで4戦を終えて、トップ・サテライトを競い合うなど、おおよそ希望通りのポジションに来ていると思います。でも今はもっと上を目指したい気持ちになっているのです。スペインGPのあと、表彰台獲得の夢が、より現実的なものになったと感じています。課題はいろいろありますが、ひとつひとつに取り組みながら前進を目指します」

    ファビオ・クアルタラロ
    「スペインGPは残念な結果ではありましたが、それ以上に多くの成果を記憶に残すことができました。ポールポジションを獲得し、表彰台を競い合い、翌月曜日のマシン・テストでは今後のためにいろいろなことを試しながらも最速タイムを記録したのです。このように好調な状態を維持したままフランスGPを迎えられることをうれしく思います。ル・マンには大勢のファンが来てくれるはずで、私にとっては彼らの存在が大きなモチベーションになるでしょう。同時にストレスやプレッシャーもあると思いますが、やはり、ファンに支えられながらレースができるのは素晴らしいことに違いありません。Yamaha YZR-M1はル・マンで何度も活躍していますから、このコースに合っているのだと思います。私も好成績獲得を目指すために、いつものようにベストを尽くします。とても楽しみです」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第5戦 フランスGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 2019年 第5戦 フランスGP プレビュー

    2019年のMotoGP 第5戦フランスGPが、5月17日(金)~19日(日)の3日間、ル・マン・サーキットで開催される。フランスGPは、1951年に第1回大会が行われ、今年で56回目を迎える。ル・マンでは、1969年に初めてグランプリが開催された。その後、ポール・リカール、ノガロ、マニクールなどを経て、2000年に再びグランプリの舞台となり、今年で20年連続、ル・マンでは通算32度目の開催となる。

    ル・マンは、自動車の24時間耐久レースの舞台としても知られている。このレースは、一部に一般道路を利用するサルテ・サーキットで行われる。一方、グランプリや2輪の24時間耐久レースは、一周4.185kmのブガッティ・サーキットで行われる。

    ブガッティは、全体的にストレートが短く、典型的なストップ&ゴーのレイアウト。パッシングポイントが少なく、シケインやヘアピンが勝負どころとなり、激しいブレーキング競争が見もの。俊敏な旋回性とエンジンの鋭い加速性能が問われるル・マン。こうした特徴を持つサーキットだけに、決勝レースではグリッドが非常に重要となり、予選では激しいアタック合戦が繰り広げられることになる。

    またこの時期のル・マンは雨が多く、過去12年を振り返れば、2007~09年の3年間と、2012年と13年は雨のレースとなり、レース中にマシンを乗り換えることができる“フラッグ・トゥ・フラッグ”が適用された。過去5年は天候に恵まれドライコンディションで行われた。

    前戦スペインGPで今季2勝目を達成、総合首位に浮上したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、今季3勝目に挑む。ル・マンでは、MotoGPクラスにデビューした13年にポールポジション(PP)を獲得し、雨となった決勝では3位でフィニッシュした。14年には2年連続PP(Moto2クラスから数えると3年連続)を獲得。オープニングラップでは、他車との接触を避けるために10番手までポジションを落としたが、そこからすばらしい追い上げをみせて優勝を果たした。15年はMotoGPクラスで3年連続(通算4年連続)となるPPを獲得するも、決勝ではタイヤの消耗に苦しんで4位。その雪辱に燃えた16年は予選2番手、決勝では転倒再スタートという厳しい戦いとなり13位。17年はタイヤとマシンのマッチングに苦しんで予選5番手、決勝は転倒リタイアと3年連続で優勝、表彰台から見放されていましたが、18年は予選2番手から優勝を達成した。

    2000年にル・マンが復活してから過去19年間でHondaは9勝を挙げているが、マルケスはMotoGPクラスにデビューしてから6年間で2勝と、どちらかと言えば苦手とするサーキットの1つ。昨年はRC213Vのセットアップも進み、マルケスがライバルを圧倒した。今年は2年連続、3回目のフランスGP制覇を目指す。

    開幕戦カタールGPから4戦連続でトップ10フィニッシュを果たしている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、5戦連続トップ10フィニッシュとベストリザルトに挑む。前戦スペインGPでは、初めてダイレクトでQ2進出を果たし、ベストグリッドとなる8番手でスタートし、9位でフィニッシュした。フリー走行や予選では、RC213Vのパフォーマンスを確実に引き出せるようになったが、決勝は序盤にペースを上げられないことが課題になっている。スペインGP終了後の公式テストではその対策に挑み、今大会は予選、決勝ともにベスト更新が期待される。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、今季2回目の表彰台と今季初優勝に挑む。今年は開幕戦カタールGPで3位表彰台に立ち幸先のよいスタートを切ったが、第2戦アルゼンチンGPではジャンプスタートのペナルティーの影響で13位、第3戦アメリカズGPは予選3番手からトップグループを追走するも転倒リタイア。第4戦スペインGPでもタイヤの選択が決まらず8位と苦戦が続いている。昨年のフランスGPは、優勝争いに加わるペースがあったが、予選の転倒の影響で、決勝は8位でした。ル・マンでは13年に2位表彰台を獲得していて、それ以来となる表彰台獲得、さらには今季初優勝が期待される。

    Repsol Honda Teamに移籍するも、序盤の4戦を終えて苦戦が続くホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、今季ベストリザルトに挑む。ロレンソは、08年にMotoGPクラスに参戦してから11年間で5勝を挙げている。前戦スペインGPではフリー走行で本来の力を発揮する走りを随所で見せていて、今大会はさらにRC213Vのパフォーマンスを引き出すことは間違いない。今季初表彰台と初優勝が期待される。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「ヘレスで行われたスペインGPはとても力強いレースができました。その後行われたテストも実りあるものとなりました。しかし、MotoGPクラスは、常に仕事をし続けなければなりません。今回のインターバルでは、F1とサッカーのライプツィヒ対バイエルンのゲームを楽しみました。サッカーのスタジアムで自分のマシンに乗ることができたのは、すばらしい体験で、音も最高でした。ル・マンは天候が不安定で難しいGPになるかもしれないので、どのようなコンディションに対しても準備を整えなければなりません。昨年の大会では優勝できましたが、今大会もライバルはたくさんいます」

    中上貴晶(MotoGP 総合8位)
    「ヘレスでのテストは、今シーズン最初の公式テストでした。テストではマシンのフィーリングがよくなり、今週末に向けて自信がつきました。昨年のル・マンGPでは少し苦戦しましたが、今年はポテンシャルを発揮できることを願っています。すべてのセッションに集中して、いつものように一生懸命がんばります。そして常にトップ10に入れるように努力することで、予選でいいポジションを獲得できると思います。ル・マンの天気はレースに大きく影響するので、どんな天気にも対応できるようにしたいです。チームといい仕事をして、日曜日には力強い走りをしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「ヘレスで行われたテストはとてもよかったので、ル・マンに行くのが楽しみです。HRCは僕たちにもっといいマシンとパッケージを提供するため一生懸命仕事に取り組んでいます。そのアドバンテージを生かし、日曜日にいい結果を出せることを願っています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合14位)
    「ヘレスのスペインGPは厳しい結果に終わりましたが、インターバルがそれほどなくてよかったです。フランスでは過去にいいレースをしてきました。今週末もコンディションに合わせてがんばらなければなりません。スペインGP後の月曜日にヘレスで行われたテストは、RC213Vに乗る時間が増えたことで実りのあるものになりました。マシンを理解することができたし、前進するために役に立つと思います」

  • MotoGP | スズキ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGPカテゴリー300戦目を迎えた記念すべき2019年スペインGPは、ヘレス・サーキット−アンヘル・ニエトを75,000人の熱狂的スペイン人ファンが埋め尽くし、興奮の渦に包まれた。

    予選9番手、12番手からそれぞれ追撃を狙うアレックス・リンス、ジョアン・ミルは共に好スタートを決め、25周の熱いレースが幕を開ける。

    アレックス・リンスは1周目にトップ6まで順位を上げ、ファクトリードゥカティ2台の間に挟まる形で、3周目にはファステストラップタイムをマーク。ドビツィオーゾ(ドゥカティ)との数周のバトルを制した後、リンスはさらにペースを上げて前を行く3台のヤマハを猛追撃。ビニャーレス(ヤマハ)、モルビデリ(ヤマハ)をオーバーテイクして2つポジションを上げたところで2番手を走行していたクアルタラロ(ヤマハ)がマシントラブルでリタイヤ。一気に2番手まで順位を上げたリンスはその後も追撃を緩めることなくハイペースで後続グループを引き離し、そのまま2位でチェッカー。リンスはこの2位表彰台獲得により、チャンピオンシップランキングはトップから1ポイント差の2位となった。

    MotoGPルーキーのジョアン・ミルは安定したハイペースで走行を続け、ロッシ(ヤマハ)のすぐ後方まで近付きトップ10圏内に。しかし残り4周の13コーナーで転倒を喫し、痛恨のリタイヤ。ミルに怪我はなかった。

    チームスズキエクスターはこのままヘレスに残り、月曜にテストライダーのシルバン・ギントーリを迎えて3人体制でテストを行う。

    河内健 テクニカルマネージャー
    「アメリカに続いて良いレースができました。アレックスが常に表彰台圏内を走れるようになってきたことは我々にとっても喜ばしいことですし、彼の成長を見ることができてとても嬉しいです。このまま表彰台争いを続け、2勝目を目指してチャレンジをしていきたいと思います。一方ジョアンですが、転倒・リタイヤという残念な結果となってしまいました。しかし転倒するまでのペースは非常に良かったので、このレースで彼はまたひとつ勉強できたと思いますし、次こそはしっかり結果を残してくれると信じています。アメリカに続いて連続で表彰台を獲得できたことを、このプロジェクトに参加していただいている全ての方々に改めてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「このサーキットで9番グリッドから2位まで順位を上げるのは容易ではないですが、アレックスは終始冷静にレースをコントロールし、最後までペースを落とすことなく本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。彼と彼のスタッフに心からおめでとうと言いたいです。ジョアンは残り4周で転倒してしまい、残念な結果ではありますが、レースペースはトップグループと大差がなかったですし、トップ10フィニッシュのチャンスが十分にあったと思うので、我々チームにとってはポジティブな1日だったと言えるでしょう。」

    アレックス・リンス
    「アメリカでの優勝に続いて、今回は2位で連続表彰台を獲得できたなんて本当に嬉しいよ。ヘレスで3列目グリッドからのスタートではかなり厳しいレースになるだろうと思っていたけど、レースペース的にはマルク(ホンダ)とそんなに大きな差はなかったから、とにかく良いスタートを切ってフロントグループの中で戦うことが目標だった。ペルキコーナーに僕を応援してくれるファンがたくさん集まっていて、僕が通過する度に大きな声援を送ってくれたこともかなり力になったね。この調子で次のフランスGPでもまた表彰台を狙うよ。」

    ジョアン・ミル
    「今週末は調子も良かったし、良い結果を残せるチャンスがあっただけに、決勝を完走できなくて本当にがっかりしている。マシンのフィーリングも良くて、前のグループにも無理なく追いついていけていたから残念でならないよ。次戦のルマンは僕の大好きなサーキットだし、次こそ結果を残せるように頑張るよ。」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    ビニャーレスが3位で今季初表彰台、ロッシは13番グリッドから6位を獲得
    Monster Energy MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは好スタートから終盤での目覚ましい追い上げで見事、3位を獲得しランキング6位へ浮上。一方、グリッド5列目からスタートしたロッシは厳しい戦いを強いられたが、中段の混戦を潜り抜け、最後は6位でチェッカーを受けた。

    ビニャーレスは5番グリッドから絶好のスタート。すぐさま全力でプッシュし、第1コーナーを4番手で抜けてトップグループに食らいついてゆく。レース中盤に差し掛かる頃には前のPETRONAS Yamaha SRTの2台が互いにバトルする間に着々と差を詰めるも、背後にはA・リンス(スズキ)が迫り4番手の座を明け渡すことに。

    13ラップ目、ファビオ・クアルタラロがトラブルで戦列を離れたためビニャーレスは自動的にひとつ上げて4番手。2ラップ後にはフランコ・モルビデリをとらえてついに3番手へと浮上した。トップ2台はすでにアドバンテージを広げていたが、その後もペースを緩めることなく走行を続け、終盤ではA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)の激しい追撃を振り切った。この間に多くのセクションで自己ベストを更新したほか1分38秒157のベストラップも記録。最終的にはトップに2.443秒差でチェッカーを受け、3位表彰台を獲得した。

    ロッシもまた、最終ラップまで懸命の走りを続けた。13番グリッド、5列目からのスタートと苦しい状況だったが、ベテランらしい巧みさを見せてスタート直後にふたつポジションを上げると、そのすぐあとにもう1台パスして10番手につけた。

    その後は前後ハードコンパウンドのタイヤをセーブしながらペースを抑えて走行。クアルタラロのリタイアによって9番手に上がったあともそのポジションをキープしていたが、残り8ラップになってから一気にペースアップ。2ラップの間に3台をパスし、残り5ラップで6番手に浮上した。この時点で5番手との差は2秒ほどあり、最後までプッシュし続けるも届かなかった。

    トップから7.547秒離されて5位でチェッカーを受けたロッシは貴重な10ポイントを手中にし、シリーズポイントではトップに9ポイント差の4位。一方のビニャーレスはランキング12位から6位へジャンプアップ。トップとの差は40ポイントとなっている。コンストラクターズランキングではヤマハが4位。チームランキングでは2位につけている。チームは翌月曜日にIRTAテストに参加したあと、次回フランスGP出場のためル・マンへ向かう。

    モルビデリがトップサテライトとなる7位、クアルタラロは不運なリタイア
    グリッド1-2からスタートしたPETRONAS Yamaha Sepang Racing Team。2台とも序盤から果敢に攻めて順調に走行を続け、ほとんどの時間帯でトップ3をキープした。フランコ・モルビデリは終盤で下げたものの7位でチェッカーを受けてサテライト勢トップ。一方のファビオ・クアルタラロは2位走行中にギアシフトのトラブルが発生してリタイアとなった。

    モルビデリは前回に続いてトップ10入り。2番グリッドから好スタートを切って15ラップ目までは表彰台圏内を維持していたが、その後トップグループから徐々に離された。終盤はトップサテライトの座を守り切ることに集中し、チーム初の栄誉を受けた。

    ポールシッターのクアルタラロも序盤で2位につけてそのままハイペースをキープ。力強い走りで表彰台獲得が期待されたが、残り11ラップで不運なトラブルに見舞われてリタイアを余儀なくされた。

    この結果、モルビデリはシリーズポイントで合計25ポイントのランキング10位、クアルタラロは合計17ポイントでランキング13位となり、トップルーキーを維持している。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「表彰台に上ることは、今の私にとって優勝と同じような感覚です。ドビツィオーゾとペトルッチがついて来たときには、ひたすらベストの走りを心掛けました。実際、この頃にはタイヤをかなり消耗していたので苦しかったのですが、何とか抑え切ることができてハッピーです。もしもあと数ラップあったら、どうなっていたかわかりません。今回、このようにして私たちの実力を証明できたことがとても重要だと思っています。私たち自身も自信を取り戻すことができました。決勝前のセッティング変更によってスタートでの安定性が増していたので、精確な操作によってポジションをひとつ上げ、さらにレース中にももう1台パスすることができました。ウイークを通じてずっとよい仕事ができていたので、その成果が出たと思います。昨日のフリープラクティス第3セッションではQ2進出のチャンスを逃してしまいましたが、そのあと大幅に挽回することができたのです。今日のレースで自分たちの立ち位置をしっかり確認でき、トップとの差も決して大きくないことがわかりました。今後はコンスタントに表彰台に上ることが目標になります。全力を尽くせば頂点も不可能ではありません。だからレースが終わっても休む暇はありません。明日は1日テストを行い、次のル・マンに備えます」

    バレンティーノ・ロッシ (6位)
    「決勝スタート前、最後の最後にタイヤを決めました。私はミディアムコンパウンドでいきたかったのですが、みるみるうちに気温が上がってきたので、”ミディアムか?ハードか?”を何度も繰り返した末にハードコンパウンドを選択したのです。これは大きな決断でした。マーベリックは結局ミディアムを選んだので、もしそうしていたら、という気持ちもあります。私は好スタートを切りましたが、序盤はあまりペースを上げられませんでした。でも後半からはペースが上がりオーバーテイクも楽にできるようになりました。その結果としてこうして貴重なポイントを獲得できたことは、チャンピオンシップ全体を考えたときにとても重要なことだと思います。しかしもしも、序盤でもっと前へ行っていたとしたら、マーベリックと同様にトップグループについて行くことができたかもしれません。今日はレースペースが非常に速く、私自身も去年と比べたら25秒くらい速くなっています。それでもトップとの差は少なくなり、マシンの感触がよくなっているので手ごたえを感じます。とくに最終ラップは絶好調でした。次のレースが楽しみです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「昨日のフリープラクティス第3セッションのことを考えれば、すばらしい結果となりました。ビニャーレス選手についてはフリープラクティス第4セッションでよいセッティングが見つかって、今日も好スタートからトップグループにつくことができました。このことが表彰台への鍵になりました。同時に最後までハイペースを維持し、最終ラップでは1分38秒1台をマークしてドビツィオーゾ選手を抑え切りました。彼にとってはここ数戦、厳しい戦いが続いていたので、今日の表彰台が大きな自信になったと思います。ロッシ選手は、Q1での不調が最後まで影響する結果となりました。このコースはグリッド5列目からの挽回は非常に大変です。しかも序盤であまりペースが上がらず、ハードコンパウンドのフロントタイヤに好感触を得ることができませんでした。それでも最終的に6位を獲得できたことは大きな収穫です。昨年も一昨年も苦戦続きだったのですから、今日の表彰台は大きな励みになりますし、オフシーズからのハードワークが実ったことをうれしく思います。明日のテストでは、おもに電子制御システムについていくつか試してみたいことがあります。よい結果が得られれば、次のル・マンで採用します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (7位)
    「7位という結果で、このウイークを締めくくることができました。スタート直後から非常にペースが速かったのですが、フィーリングをつかんで気持ちよく走りながらトップグループについていくことができました。タイヤの感触もとてもよかったのですが、周回を重ねるうちに変化し、スピードを抑えなければならなくなりました。それによって最後までグリップを保ち、終盤の数ラップでカル・クラッチローとトップサテライトを競うことができたのです。初めてこの栄誉を獲得してとてもうれしく、これからまた何度も挑戦したいと意気込んでいます。この好成績が私たちの日々の進化を証明してくれたと思います。明日のテストもベストを尽くし、次のル・マンに備えます」

    ファビオ・クアルタラロ (DNF)
    「非常に残念であると同時に満足もしています。レース自体はとても順調で、マシンのフィーリングもすばらしかったし、トップグループに加わって彼らと競り合うこともできました。しかし、ほんの小さなトラブルでしたが走りへの影響は大きく、レースを続けることはできませんでした。でもこのこと以外はとても満足しています。ウイークを通じてチームとともによい仕事ができました。でもレースというスポーツにおいては自分たちだけでコントロールできないこともあるのです。開幕戦のカタールと同様、よかったことを大切にして次につなげたいと思います。シーズン前には、私たちのなかで誰ひとりとして、わずか4戦目でポールポジションを獲得したり表彰台争いをしたりすることを考えたことはなかったでしょう。だからこの状況を、ここまでの成長を喜ぶできなのです。次のレースを楽しみにしています。唯一のホームGPでベストを尽くします」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「スペインGPの最終結果は、カタールGPと少し似ています。すべてが想像以上にうまくいっていたのです。しかしトラブルが発生したときに、このスポーツが技術的な問題に大きく左右されるものであることを再確認しました。すばらしい仕事をしても、結果につながらないこともあります。チームの全員とクアルタラロ選手がウイークを通じて全力を尽くしたのですから、誰かを責めることではありません。彼は最初から最後まで学び続け、成長し続ける姿を見せてくれました。クアルタラロ選手もモルビデリ選手もレース序盤からハイペースをキープ。モルビデリ選手は中盤からそれを維持しきれなくなり、1ラップでコンマ5秒ほど落としてポジションを下げることとなりました。最後には7位獲得とトップサテライトの座をあきらめない強さを見せ、見事にそれを勝ち取ったのです。このようにふたりともよいところを存分に発揮してくれました。すべてを誇りに思います」

    ラズラン・ラズリ (チーム代表)
    「まるでおとぎ話のような、夢のようなシナリオが終幕となりました。でも依然としてハッピーエンドであったと考えています。我がチームのライダーたちは持てる力を出し切り、揃ってトップグループを走り続けたのです。わずか4レース目の挑戦であることを忘れてはいけないと思います。クアルタラロ選手のトラブルは非常に残念なことでした。一方でモルビデリ選手はトップサテライトに輝きました。サテライトチームの頂点に立つことが常に私たちの目標ですから、今日はそれを達成できたことになります。もちろん、モルビデリ選手自身がもっと上を目指していたことは承知していますし、それだけの力もあったと思っています。今日のふたりの走りを見て、チームとしてより上を目指したいという気持ちが強くなっていることも確かです。しかし、私たちはこれまで通り、ステップ・バイ・ステップで前進し、ライダーとチームがともに学び続けなければならないと思うのです。今回はとてもよい仕事ができました。自分たちのポテンシャルを確認することもできました。次はクアルタラロ選手のホームレースなので楽しみにしています」

    鷲見崇宏 (MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ビニャーレス選手が、昨年オーストラリア以来の表彰台に立つことができたことをうれしく思います。今シーズンはこれまで”速さ”はあっても、様々な要因でレースでの結果につなげられていませんでしたが、スタートから最終ラップまでプッシュを続けたライダー、プラクティス中の不調を乗り越えて粘り強く車両セッティング改善に取組んだチームともに、今後につながる大きな自信を得ることができました。ロッシ選手、モルビデリ選手はタイヤとバイクのマッチングの変化によって難しい場面もありましたが、最後まで粘りを見せてそれぞれ6位、7位を獲得。昨日最年少ポールポジションの記録を塗り替えたルーキーのクアルタラロ選手は、決勝でもすばらしい走りでトップのマルケス選手を追っていましたが、マシントラブルによりリタイヤという非常に残念な結果となってしまいました。しかしながらこのウィークの活躍はすべてのMotoGPファンに強い印象を与えたことは間違いありません。確実な問題解決を行い、次のチャンスに向けサポートをしていきます。勝利には届きませんでしたが、ここ2年間苦戦していたヘレスサーキットで、マシンパフォーマンスが改善していることを確認できました。明日も引き続きここでテストを行い、次戦につながる改善策を見つけだせるよう全力で取組んでいます。引き続き応援よろしくお願いします」

  • MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP 第4戦スペインGP決勝は、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、予選3番手から好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季2勝目を達成した。スペインGPでは昨年に続き2連勝(大会通算3度目の優勝)を達成、Moto2時代の12年を含めて、ヘレスでは8年連続で表彰台に立った。この結果、Repsol Honda Teamは、スペインGP3連覇を達成、06年から14年連続で表彰台に立ち、地元ファンの期待に応えた。

    2年連続で優勝を達成、地元ファンの大きな声援を受けたマルケスは、予選3番手からホールショットを奪うと、1分38秒台前半のタイムを刻み、じりじりと後続を引き離した。レース中盤までは、今大会、マルケスの史上最年少ポールポジション記録をブレイクしたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が2番手、後半はアレックス・リンス(スズキ)が2番手に浮上したが、マルケスは2位以下に3秒から4秒のリードをキープし、ライバルを寄せ付けない速さだあった。

    前戦アメリカズGPでは、トップを快走も転倒を喫し、優勝を逃した。その雪辱を果たしたマルケスは、再び、総合ポイントで首位に浮上。ノーポイントに終わったアメリカズGPの遅れを取り戻すことに成功した。

    フリー走行、予選で2度の転倒を喫し、セットアップが完全ではなかったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、8位でフィニッシュした。この日の最高気温は21℃だったが、強い日差しが降り注いだことから路面温度が42℃まで上昇した。ほとんどの選手がリアにハードコンパウンドを選択したが、クラッチローは、ハードタイヤでは、思うような走りができないことから、あえてミディアムを選択。その結果、厳しい走りを強いられたが、粘り強い走りで8位でチェッカーを受けた。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、クラッチローに続き、9位でフィニッシュした。中上は、9番グリッドから好スタートを切るも、序盤の混戦の中で12番手までポジションを落とした。しかし、想定していた1分38秒台のタイムで走行できたことから、終盤にかけてポジションを回復、9位でチェッカーを受けた。これで開幕から4戦連続でトップ10フィニッシュを達成した。

    ワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(Team HRC)が予選14番手から10位でフィニッシュした。オープニングラップ14番手につけたブラドルは、ホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)を従えてラップを刻み、着実にポジションを上げた。終盤にはアレックス・エスパルガロ(アプリリア)をかわし10位でチェッカーを受けた。

    そのブラドルを追撃したロレンソは、後半、1分39秒台へとタイムを落とすことも多く、厳しい走りとなりましたが、粘り強い走りで12位でフィニッシュ。Honda勢3チーム5選手が、全員ポイントを獲得した。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今大会は体力よりメンタルに厳しいレースでした。オースティンでミスをしてから、最初から最後までレースをリードするのが簡単なことではないと感じました。しかし、今大会は、それができるペースで走れることが分かっていました。アルゼンチンGPのようなレースをしたいと思っていましたが、オースティンでは、それが間違いだということを痛感しました。今大会はレースウイークを通していいフィーリングがあり、スムーズに乗ることができましたし、快適でした。思ったように走ることができました。ここ数週間にわたって、すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したいです。再びチャンピオンシップをリードすることができました。とてもうれしいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8位)
    「レースウイークを通して、いいセッティングを見つけることができませんでした。それが見つかれば、ハードコンパウンドのリアタイヤを使えたと思います。FP3は、ハードリアタイヤでいいペースで走れましたが、決勝では、いいフィーリングをつかめる自信がありませんでした。そのためミディアムタイヤで走ることにしましたが、その選択は間違いでした。それでもベストを尽くしました。8位という結果は、期待したものではありませんが、リタイアよりはいいです。今大会は快適に走ることができなかったので、もっとセッティングに取り組む必要があります」

    中上貴晶(MotoGP 9位)
    「今日は厳しいレースでした。内容的には納得できませんが、最終的に9位でフィニッシュできたのはよかったと思います。しかし、得意のヘレスなので、もう少し上の順位を狙っていました。序盤、アグレッシブさに欠けたことが今日の反省点となりました。スタート直後、スペースを見つけたらすぐに前で出ていくという積極性が足りませんでした。今、振り返れば、もう少しいけたし、いけばよかったなと感じています。今日の反省点を克服するためにも、明日のテストでは、スタート直後のライン取り、ペースアップの仕方などをテストメニューにいれていこうと思います。今大会は自分の中でいくつか大きな課題が残りましたが、トップ10フィニッシュを果たせましたし、開幕戦からのスピードは完全に自分のものになってきたと感じています。マシンもタイヤもよかったです。チームのすばらしい仕事には感謝しています。次戦フランスもベストリザルトを目指し、全力を尽くします」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 10位)
    「先月のテストでいい仕事ができていたので、この結果はとてもうれしいです。ポジティブなことを見つけられましたし、それを結果につなげることができました。これは僕にとって重要なことです。いいスピードがあることがよく分かりました。また、チームにとってもこれは重要なことです。たくさんの仕事をしてきました。ポイント獲得を果たし、ポジティブなフィードバックができたと思います。今、取り組んでいる仕事は、これから重要になってくると思います。チームとHRCの努力に感謝しています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 12位)
    「難しいレースでした。もっと強いレースをしたかったのですが、まだ快適に乗れていません。ほかのHondaライダーたちに比べても、まだスピードが足りません。特に今日は快適さがなくて、とても難しい走りとなりました。明日のテストは、フィーリングをよくするために重要なテストになります。特にコーナーの進入は、もっともタイムをロスしているところなので、引き続き、仕事に取り組まなければなりません」

  • MotoGP | スペインGP 結果:マルク・マルケスが今季2勝目

    MotoGP | スペインGP 結果:マルク・マルケスが今季2勝目

    2019年 MotoGP 第4戦スペインGPの決勝レースが5月5日(日)にヘレス・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が今季2勝目を挙げた。

    ヘレス・サーキットは、一周4.423km。バラエティーに富んだ大小13のコーナーのすべてがパッシングポイントと言っても過言ではなく、毎年、厳しい戦いが繰り広げられる。

    前日の予選ではヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがMotoGPの史上最年少のポールポジションを記録。2番手にもフランコ・モルビデリが続き、ヤマハのサテライトチームが躍進した。

    決勝日のヘレスは気温20℃、路面温度43℃のドライコンディション。スタートでは3番グリッドのマルク・マルケス(ホンダ)がホールショットを奪い、フランコ・モルビデリ、ファビオ・クアルタラロが続く展開。4番手にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、1周目から激しいバトルが展開される。

    残り14周でファビオ・クアルタラロがフランコ・モルビデリを抜いて2番手に進出。マルク・マルケスとの差は約2秒。ラップタイム的にはマルケスの方が速く、ギャプは少しずつ広がっていく。4番手には前戦で優勝したアレックス・リンス(スズキ)が4番手まで順位を上げている。

    残り12周でファビオ・クアルタラロが突然のスローダウン。ギアボックストラブルによってリタイアする。2番手にはアレックス・リンスが浮上、マルク・マルケスとの差は3.7秒ついており、さらにその差は広がっていく。

    残り9周でマーベリック・ビニャレースがフランコ・モルビデリを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ダニロ・ペトルッチもモルビデリを抜き、モルビデリは徐々に順位を落としていく。

    優勝はマルク・マルケス。今シーズン2勝目を挙げてランキングトップに浮上。2位にはアレックス・リンスが2戦連続で表彰台、3位のマーベリック・ビニャーレスは今シーズン初の表彰台獲得となった。母国グランプリとなったスペイン人ライダー3名が表彰台を占めた。

    2019年 MotoGP 第4戦 スペインGP 決勝・結果
    1.マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
    2.アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)
    3.マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
    4.アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィナウ・ドゥカティ)
    5.ダニロ・ペトルッチ(ミッション・ウィナウ・ドゥカティ)
    6.バレンティーノ・.ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
    7.フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)
    8.カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)
    9.中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
    10.ステファン・ブランドル(チームHRC)
    11.アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
    12.ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)
    13.ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
    14.ヨハン・ザルコ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
    15.ティト・ラバット(レアーレ・アビンティア・レーシング)
    16.カレル・アブラハム(レアーレ・アビンティア・レーシング)
    17.ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)
    18.ブラッドリー・スミス(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)
    19.ハフィス・シャーリン(レッドブルKTMテック3)

    ジャック・ミラー(アルマ・プラマック・レーシング)
    ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)
    ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)
    フランセスコ・バグナイア(アルマ・プラマック・レーシング

  • MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    終日、雲の多い天候となったMotoGP 第4戦スペインGPの予選は、前日のフリー走行より、気温も路面温度も下がったことでタイムの出やすい好条件となり、レベルの高いラップタイムの応酬となった。

    その中で初日総合2番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、午前中に行われたFP3で前日より約1秒をタイムを短縮して2番手をキープ、ダイレクトでQ2に進出した。

    そして、ハイレベルな戦いとなったQ2でも1回目のアタックで1分36秒台に入れる好走で3戦連続ポールポジション(PP)の期待が寄せられたが、2回目、3回目のアタックをうまくまとめられず、最終的に3番グリッドが確定した。

    しかし、連続ラップの安定性では、依然としてライバルをしのぐもので、決勝では優勝候補の筆頭。地元ファンの声援の中で、今季2勝目と昨年からの大会2連覇、そしてスペインGP通算3回目の優勝に挑む。

    前日転倒を喫して5番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、フリー走行で再び転倒を喫し、思うようにタイムを更新できなかったが、総合8番手でQ2進出を果たすと、6番グリッドを獲得した。2戦連続フロントロー獲得は果たせなかったが、FP4ではセットアップを進めることに成功し、2列目から今季2回目の表彰台と今季初優勝に挑む。

    初日7番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、午前中に行われたFP3で前日より1秒以上タイムを短縮して7番手をキープ。初めてダイレクトでQ2進出を果たすと、トップから12番手までが0.634秒差という大接戦の中で8番手。開幕戦カタールGP、第2戦アルゼンチンGPでマークしたベストグリッド9位を更新することに成功した。予選の目標は2列目以内だったが、3列目から好スタートを切って、トップグループでの戦いに挑む。

    初日4番手と好調なスタートを切ったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、FP3で約1秒タイムを短縮するが、厳しいアタック合戦の中で10番手へとポジションを落とした。しかし、今季初めてダイレクトでQ2進出を果たし、確実に調子を上げていることを感じさせた。そしてQ2では、2コーナーで痛恨の転倒を喫して11番手。ロレンソ自身が期待した結果にはならなかったが、地元ファンの声援を力に今季ベストタイ記録のグリッドから決勝に挑む。

    ワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(Team HRC)は、フリー走行、予選と着実にタイムを短縮することに成功、Q2進出は果たせなかったが、14番グリッドを獲得した。今季初めての出場でまずまずのグリッドを獲得したブラドルの追い上げのレースが期待される。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。ヘレスではいつも、いい走りを一周にまとめるのにもう少し苦労してきました。今日は、レースに向けてしっかり準備を整えられたことが、最も重要なことです。明日は、ライバルたちと比較することで、今の自分のレベルを理解できると思います。明日の気温がどうなるかは分かりませんが、明日の天候を見ていろいろ確認したいです。僕の持つPP最年少記録をブレイクした、ファビオ・クアルタラロにおめでとうと言いたいです。彼は今日、とてもいい仕事をしました。明日はいろいろなライダーがトップグループに加わる、いいレースになると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
    「FP3はセッティングが思ったように進みませんでしたが、明日は進められることを願っています。全体的に、今日はそれほど悪くありませんでしたが、FP3で転倒してしまったことが残念です。しかし、FP4ではセットアップを進められたし、予選では2列目グリッドを獲得できました。もちろん、もう少し前のグリッドがよかったと思いますが、ベストを尽くしました。レースに向けて、今夜セッティングに一生懸命取り組みたいと思います。チームもHondaもすばらしい仕事をしています。ヘレスの観客の前でいいレースができることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 8番手)
    「2列目以内というのが今日の目標でしたが、わずかに届きませんでした。しかし、FP3、FP4でいいペースで走ることができたので、決勝に向けては満足のいくものでした。予選では、何台かが1分36秒台に入るだろうと思っていました。その通りの結果になりました。自分は、FP3で1分37秒3が出たときに、予選では、1分37秒1を目標にしました。そのタイムを達成できず、ちょっと残念な気持ちでした。自分自身、もう少し行けたんじゃないかと不甲斐ない気持ちにもなりましたが、決勝に向けては、すごくいいかたちになったので、決勝でその悔しさをぶつけたいです。明日の決勝はトップ6を目標に最後まで戦います。チームもすばらしい仕事をしてくれているので、その期待に応えたいです。昨日、今日と流れはいいと思います。明日は、3列目からスタートを決めて、最後までトップグループで戦えるよう全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 11番手)
    「予選はとても順調で、最初のアタックから、かなりプッシュしました。2回目のアタックでは、よりハードなブレーキングとしたのですが、残念ながらフロントが切れ込み、転倒してしまいました。幸い、ケガはありませんでした。4列目というのは理想的なポジションではありませんが、がんばります。みんなとても速いので、スタートがとても重要になります。11番手というのは満足できる結果ではありませんが、これまでのレースと比べてもトップとの差はかなり縮まっていると思います」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 14番手)
    「今日もいい日になりました。金曜日ほどいいポジションではありませんが、前進できてうれしいです。明日のレースは、ポイント獲得を目標に挑みます。全体的にいい一日となりました」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    PETRONAS Yamaha SRTがスペインGP予選で1-2達成の快挙
    今シーズンからMotoGP参戦を開始したばかりのPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamが、わずか4戦目で予選1-2の快挙。ファビオ・クアルタラロが最高峰クラス史上、最も若いライダーとしてポールポジションを獲得し、フランコ・モルビデリも自己ベストの2番手で続いた。

    フリープラクティス第3セッションではクアルタラロが1分37秒232で3番手、モルビデリが1分37秒370で9番手と、ともにQ2進出を決定。そのあとの第4セッションでは決勝用セッティングに専念していたが、Q2では弱冠20歳のクアルタラロがラップレコード(1分36秒957)を塗り替えて1分36秒880を記録し、史上最年少のポールシッターとなった。モルビデリも同様に、自己ベストを更新する1分36秒962で2番手を獲得。初めてのフロントローを手中にしている。PETRONAS Yamaha SRTにとって忘れられない一日となった。

    Monster Energy Yamaha MotoGPは5番手と13番手からスタート
    スペインGPのウイーク2日目、Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第3セッションでペースが上がらずともにQ1に出場し、ビニャーレスはQ2進出を果たしたものの、ロッシは0.072秒差でチャンスを逃した。その結果、ビニャーレスは5番手、ロッシは13番手で決勝に臨むこととなった。

    ビニャーレスはフリープラクティス第4セッションで2番手と好調。リズムを維持してQ1に臨み、早々にピットレーンを離れてアタックを開始した。そして1分37秒378でいきなりトップに浮上。そのあと一旦ピットに戻って2度目の走行に備えたが、この間にチームメイトのロッシがわずかに上回ったため、ビニャーレスが残り8分でコースへ戻ったときには2番手に後退していた。

    僅差を取り戻そうと懸命にプッシュを続けたビニャーレスは1分37秒316へ更新して再びトップへ。しかしここで終わらず、さらに1分37秒164へと短縮し、2番手以下に0.135秒差をつけてトップを獲得した。続いて臨んだQ2では、スタートを遅らせてクリアスペースを確保。しかしタイムアタック用のソフトコンパウンドのリアタイヤが1本しか残っていなかったため、最初の走行はミディアムタイヤで行いポールポジションへのチャレンジはできなかった。その後ピットに戻ってタイヤを交換。残り5分でコースに戻ると激しくプッシュし、すぐさま3番手に浮上したものの5番手へと後退した。そのあと1分37秒114へ更新するも順位は変わらず、トップから0.234秒差の5番手でセッションを終了している。

    一方のロッシはQ1で1分37秒371を記録し、ビニャーレスを上回って暫定トップに。そのあとピットに戻って残り5分で再びアタックに臨んだが、このときにはそれまでのような好調な走りを維持することができなくなっていた。ふたつのセクションで自己ベストを更新しながら、前車に阻まれるなどの不運でラップタイムが上がらず。終盤で抜かれて2番手の座を明け渡し、0.072秒差でQ2進出のチャンスを逃すこととなった。この結果、明日の決勝は予選13番手・グリッドは5列目からのスタートとなった。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (予選トップ/1分36秒880)
    「今日、とてもすばらしい経験をしました。いまだに信じられない気持ちです。ポールポジションなど予想すらしていなかったので、まさにファンタスティックとしか言いようがありません。これは、チーム全員でここまで積み重ねてきた仕事の結果です。このような経験をさせてくれたすべての人に感謝します。今日は1ラップの速さだけでなく、全体のペースもとてもよかったので、この好調を維持して、明日も好成績を目指します。今シーズンから参戦を開始したばかりの新しいチームが、わずか4戦目で1-2を達成したのですから、チームにとっては非常に特別なものです。これからも何度も再現できるようベストを尽くします」

    フランコ・モルビデリ (予選2番手/1分36秒962)
    「Q2の走りにとても満足しています。非常に楽しいセッションでした。すべてはチームのすばらしい仕事のおかげです。私たちはウイークのスタートからここまで順調に作業を続け、少しずつ調子を上げ、1ラップごとに前進してきました。とくにフリープラクティス第3セッションでは大きく進化し、好タイムを記録してQ2に進出することができたのです。そしてQ2で2番手を獲得。あのすばらしいラップを走り終えたとき、ビデオスクリーンにチームのみんなが喜んでいる姿が映っているのを見て、信じられないような気持ちになりました。そのあとクアルタラロ選手がポールポジションを決定し、チームとしては期待以上の結果で本当にすばらしい一日になりました。明日もしっかりがんばります」

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選5番手/1分37秒114)
    「フリープラクティス第3セッションは非常に厳しい状況でした。よいフィーリングがつかめず思うように乗れなかったので、第4セッションではセッティングを大幅に変更したら劇的に変化したのです。とくに決勝用セッティングでハイペースを掴めたことがよかったです。予選では作戦をミスしてしまいました。ホルヘについて行こうとしたのですが、私の後ろにモルビデリとクアルタラロがついて来ていることを忘れていました。MotoGPでのポールポジション獲得は簡単なことではありませんから、クアルタラロには”おめでとう”と言いたいです。モルビデリも同様にすばらしい仕事をして、ふたりの1-2という見事な結果となりました。私はフリープラクティス第3セッションの状況を考えれば5番手を獲得できてよかったと思っています。明日は2列目から好スタートを決めることが非常に重要。このコースではリズムがよく、ブレーキングも十分に遅らせることができているので、他のコースよりもスムースにオーバーテイクができると考えているからです。今日の第4セッションと同じようないい走りができると信じています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選13番手/1分37秒371)
    「まず初めに、クアルタラロとモルビデリの1-2を祝福します。私は昨日から大きな問題にぶつかり非常に苦労したのですが、今日は少しよくなって、フリープラクティス第3セッションではとてもいい走りができました。マシンのフィーリングも上々で常に5〜7番手あたりを維持できたのです。ところがアンラッキーが重なって僅差でQ2進出を逃してしまいました。グリッド5列目からのスタートは厳しいですが、ペース自体は決して悪くありません。速いライダーが大勢いることは間違いありませんが、私もそれほど負けていないと思っています。昨晩と同様に、今晩、明日に向けてしっかり準備します。そしてもう一歩、前進して決勝に臨みます」

    マッシモ・メレガリ、チーム・ディレクター
    「午前中のプラクティスでいくつか解決策を講じましたが、そのすべてが成功したわけではなかったため、第4セッションでも引き続き作業を行わなねばなりませんでした。Q1に臨むビニャーレス選手とロッシ選手のためにマシンの状態をもう少し引き上げておきたかったのですが、十分ではありませんでした。それでもビニャーレス選手はペースをつかんでQ1でトップを獲得。しかしその代償として、ソフトコンパウンド1本だけでQ2に臨むことになりました。そのなかでの5番手獲得は見事な結果だとうれしく思っています。一方でロッシ選手は0.072秒差でQ2進出を逃してしまいました。ペースは非常にいいのですから、本来ならトップ10は確実。それだけに残念でなりません。グリッド5列目からと厳しい戦いになりますが、いつもレース中に見せてくれる彼の可能性を信じています。明日のウォームアップではまた別のセッティングを試す予定です。タイヤはほぼ決まっているので、あとはマシンの旋回性向上を追求したいと考えています。最後になりましたが、PETRONAS Yamaha SRTの1-2達成を祝福します」

  • MotoGP | スズキ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP 第4戦 スペインGPの 2日目午前に行われたFP3セッションは、トップ10入りを賭けて激しいタイム争いが展開。トップから14台がコンマ5秒差という接近戦の中、ルーキーのジョアン・ミルが5番手につけ、チームメイトのアレックス・リンスもミルに続く6番手につけて、ふたり揃ってストレートQ2行きを決める。

    午後のFP4ではふたりのライダーが共に決勝のセットアップで、いくつかのタイヤを試して周回した。

    決勝グリッドが決定するQ2ではタイム争いがさらに熾烈となり、リンス、ミルは共にフロント・ミディアム、リア・ソフトのタイヤコンビネーションで2度のタイムアタックに挑む。セッション序盤を快調に滑り出したふたりだったが、どちらも2度目のタイムアタックで思うようにタイムを上げることができず苦戦。リンスは第3セクターでタイムをロスし、トップから0.471秒差の9番手で終了して決勝は3列目からのスタートに。最後まで健闘を続けたミルはトップから0.634秒差で12番手、チームメイトより1列後ろの4列目からのスタートとなる。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「FP3、FP4共にふたりのライダーがどちらも安定した好ペースで走行でき、FP3ではふたり揃ってトップ10入りができたので、どちらのセッションも我々にとってはポジティブなものだったと言えるでしょう。ところが予選では思ったような結果を出すことができず、決勝グリッドは3列目、4列目と後方になってしまいました。明日の決勝ではふたりとも序盤にどれだけ追い上げることができるかが鍵となりますが、ふたりの活躍を信じています。」

    アレックス・リンス
    「昨日に比べてラップタイムを大幅に上げることができたし、基本的には計画通り順調に進めることができたと思っている。予選はフロントタイヤのフィーリングがあまり良くなくて思い切りプッシュできず、決勝は3列目スタートになっちゃったけど、明日は必ず良いレースをするよ。地元スペインのファンに喜んでもらえるように頑張らなくちゃね。」

    ジョアン・ミル
    「12番手というポジションには全く納得できていないし、予選で自分のポテンシャルを全て出し切れなかったことが悔しいね。予選のフィーリングがあまり良くなかったせいで、FP3、FP4同様の走りができなかったんだ。でも今週はまたひとつ大きな前進ができたし、基本的にはかなりポジティブな気持ちさ。予選での問題も含め、決勝に向けてまだ改善しなくちゃいけないことはあるけど、明日の決勝が楽しみでならないよ。」