タグ: Juju

  • 野田樹潤 フォーミュラEテストで高評価 ジャガーが適応力を絶賛

    野田樹潤 フォーミュラEテストで高評価 ジャガーが適応力を絶賛

    ジャガーTCSレーシングは、マドリードで初開催されたフォーミュラEルーキーテストにおいて、野田樹潤(Juju)とブライス・アロンの両名が印象的な走りを披露したと明かした。

    同テストは、ハラマ・サーキットで行われた第6戦でチームが1-2フィニッシュを達成した翌日に実施されたもので、両ドライバーにとって貴重な走行機会となった。

    今回がジャガーでの初走行となったブライス・アロンに対し、野田樹潤は前年11月のバレンシアでのウィメンズテストに続く2度目の参加となった。両者は準備力と適応力の高さ、そしてプロフェッショナルな姿勢でチームに強い印象を残した。

    午前のセッションは、2度の赤旗と混雑したトラフィックの影響により断続的な展開となった。セッション最速は1分29秒216で、ブライス・アロンはトップから3.679秒差の15番手、野田樹潤は3.978秒差の18番手でセッションを終えた。多くのルーキーにとってクリーンな350kWラップをまとめるのは難しい状況だったが、両ドライバーはマシンへの理解とデータ収集に集中した。

    午後のセッションでも状況は大きく変わらず、トラフィックの影響を受けながらの走行となった。ブライス・アロンは1分32秒108で16番手、野田樹潤は1分33秒199で19番手に入り、それぞれ着実に理解を深めた。

    「ジャガーTCSレーシングに戻ることができてうれしく、最初のテストからの進歩も感じることができました。このトラックは難しく、多くの情報を処理する必要がありますが、大きな学びがあり、再びチームと仕事ができて本当に楽しかったです」と野田樹潤はコメント。

    野田樹潤(Juju) フォーミュラE

    「今回の経験は本当に素晴らしく、このチームと仕事をする機会を得られたことに感謝している。学ぶことは多かったが、チームがすぐに順応できるようサポートしてくれたし、一日を通して自分たちが進歩できたことを誇りに思う」とブライス・アロンはコメント。

    「Jujuとブライスは非常に成熟した姿勢とプロフェッショナリズムでこの一日に臨んだ。フォーミュラEマシンでの経験が限られているにもかかわらず、彼らは素早く適応し、大量の情報を吸収し、チームが求める仕事を的確にこなした。フィードバックも的確で、姿勢も申し分なく、将来有望な才能であることを示した」とイアン・ジェームズはコメント。

    ジャガーTCSレーシングは次戦、2026年5月2日と3日に開催されるベルリンE-Prix(第7戦・第8戦)に向けて再び走行を開始する。

  • 野田樹潤 GEN3 Evoで2度目のフォーミュラEテスト ジャガー新人テスト参加

    野田樹潤 GEN3 Evoで2度目のフォーミュラEテスト ジャガー新人テスト参加

    フォーミュラEのマドリード・ルーキーテストで、ジャガーTCSレーシングは日本の野田樹潤(Juju)とアメリカのブライス・アロンを起用することを発表した。両者は将来有望な若手ドライバーとして、チームの評価を受ける重要な機会を得る。

    今回のルーキーテストはマドリードE-Prix週末の一環として実施され、ジャガーは次世代ドライバーの発掘と育成を目的に2人を起用。チームにとっても将来を見据えた評価の場となる。

    野田樹潤 GEN3 Evoで2度目のフォーミュラEテスト
    野田樹潤は3歳でカートを始め、9歳の時点で日本のサーキットでシングルシーターのテストを行っていた。2024年にはTGMグランプリから参戦し、日本最高峰のシングルシーターシリーズであるスーパーフォーミュラに参戦した初の日本人女性ドライバーとして歴史を作った。

    今回のマドリード・ルーキーテストは、野田樹潤にとってGEN3 Evoマシンでの2度目の機会となる。彼女は2025年にバレンシアで行われたウィメンズテストにも参加しており、フォーミュラEマシンでの経験を積んでいる。

    「ジャガーTCSレーシングがこの機会を与えてくれたことにとても感謝しています」と野田樹潤は語った。

    「昨年バレンシアでジャガーI-TYPE 7をテストできたことは素晴らしい経験でしたし、チームからのサポートとフィードバックによってドライバーとして大きく成長できました」

    「今回、マドリードでの公式ルーキーテストに参加できるのは私にとって大きな瞬間です。できる限り多くのことを学び、自分の力を示したいと思っています」

    野田樹潤(Juju) フォーミュラE

    インディNXT参戦中のブライス・アロンも参加
    ジャガーTCSレーシングのガレージには、アメリカ人ドライバーのブライス・アロンも加わる。フォーミュラEでは初の走行となる。

    22歳のアロンは現在インディNXTに参戦しており、今季で3年目。これまでに2度の表彰台と複数のトップ10フィニッシュを記録している。

    「マドリードのルーキーテストでジャガーTCSレーシングに加われることをとても楽しみにしています」とアロンは語った。

    「フォーミュラEはプロフェッショナルな世界選手権なので、これほど高いレベルで戦っているチームと仕事ができる機会を得られたことは大きなチャンスです」

    「エンジニアやドライバーからできるだけ多くを学び、すべてのラップを最大限に活用したいと思っています」

    ジャガー代表イアン・ジェームス 若手ドライバーの可能性を評価
    ジャガーTCSレーシングのチーム代表イアン・ジェームスは、今回のテストがチームと若手ドライバー双方にとって重要な機会になると強調した。

    「ここ数戦でチームはスピードと粘り強さを示し、それを強い結果につなげてきました」とイアン・ジェームスは語った。

    「マドリードはアントニオの選手権150戦目でもあり、シーズンの中でも特にエキサイティングな瞬間になる可能性があります。我々は築いてきた基盤をさらに強化していきたい」

    「また野田樹潤とブライスという次世代のレースタレントをサポートできることを誇りに思っています。2人はこれまでのキャリアで優れた能力とプロフェッショナリズムを示してきました」

    「このルーキーテストは彼らにとって貴重な機会になります。ハラマ・サーキットで彼らを迎え入れ、次のステップにどう挑むのかを見るのを楽しみにしています」

  • 野田樹潤 フォーミュラEテストで躍動「スーパーフォーミュラ全車抜ける加速」

    野田樹潤 フォーミュラEテストで躍動「スーパーフォーミュラ全車抜ける加速」

    スーパーフォーミュラに参戦中の野田樹潤が、ジャガーからフォーミュラEのテストに参加した。チームメイトには同じく女性ドライバーのジェイミー・チャドウィックが加わり、野田樹潤にとっては貴重な国際的機会となった。

    テスト前の1週間、野田樹潤はチームの通常セッションに帯同し、ドライバーたちのブリーフィングにも積極的に参加。技術的な議論を楽しみながら、チームのワークフローを熱心に学ぶ姿が見られたという。

    実走ではシミュレーターでの走行時間が限られていたにもかかわらず、チャドウィックとの差は0.8秒以内と健闘。午前から午後にかけて1.3秒タイムを縮め、クリーンな2セッションを走り切った。

    「シミュレーターを走った時点で、このクルマのトラクションがすごいと感じました。特に350kWモードでは、これまで乗ったどのマシンとも違う感覚でした」と野田樹潤は『The Race』に語った。

    「加速がとにかく速くて、スーパーフォーミュラの全車を抜けるんじゃないかと思うほどです。電動車のすごさを改めて実感しました。最高速はスーパーフォーミュラより遅いですが、加速が勝っているので、その特性をうまく活かせるように走りながら調整していました。とても良い経験になりました」

    野田樹潤(Juju) フォーミュラE

    フォーミュラEのポテンシャルを体感した野田樹潤
    野田樹潤はミッチ・エバンスのマシンをドライブし、限られた準備時間ながらも堅実にプログラムを消化。電動パワートレインのレスポンスやエネルギーマネジメント特性に順応する姿勢を見せ、チーム関係者からも高い評価を受けた。

    スーパーフォーミュラでの経験を活かし、異なるカテゴリーでも順応力を証明した野田樹潤の挑戦は、今後のキャリアにおいて大きなステップとなりそうだ。

  • 野田樹潤 フォーミュラE女子テストで9番手タイムをマーク

    野田樹潤 フォーミュラE女子テストで9番手タイムをマーク

    野田樹潤が、フォーミュラEマシンでの初走行に挑み、ジャガーTCSレーシングから9番手タイムを記録した。

    フォーミュラEが開催するウイメンズテストは、昨年の初開催よりも走行時間が倍に延長され、多様性推進への取り組みの一環として実施された。このプログラムは、女性ドライバーたちにフォーミュラEのワールドクラスチームやメーカーと関係を築く機会を提供することを目的としている。

    マヒンドラ・レーシングから参加したクロエ・チェンバースが両セッションを制し、午後のセッションで1分22秒767という最速タイムを記録した。F1アカデミーでの活躍で知られるチェンバースは、今回の走行に向けてチームと入念に準備を重ねてきた。

    テスト全体では、マヒンドラにとって朗報が続いた。というのも、同チームのエドアルド・モルタラも、週初めに行われた公式テスト4日間の総合最速タイムをマークしていたからだ。

    昨年の最速ドライバーであるアビー・プリングはニッサンから出走し、チェンバースとの差はわずか0.064秒で2番手につけた。ビアンカ・ブスタマンテ(クプラ・キーロ)が3番手。アリス・パウエル(エンビジョン・レーシング)は午後のセッションの大部分をバッテリーシステムの不具合で欠場したものの4番手に入った。チームメイトのエラ・ロイドは5番手、続いてジェイミー・チャドウィック(ジャガーTCSレーシング)、タチアナ・カルデロン(シトロエン・レーシング)、そして地元バレンシア出身のネレア・マルティ(アンドレッティ)が8番手となった。

    スーパーフォーミュラに参戦している野田樹潤は、今回が初めてのフォーミュラEマシン体験で、ジャガーTCSレーシングから9番手タイムを記録した。マルタ・ガルシア(ローラ・ヤマハABT)が10番手。ガブリエラ・ジルコバ(ポルシェ)が11番手で、チームメイトのヤニナ・シャルは13番手だった。DSペンスキーのジェシカ・エドガーとリンジー・ブリュワーは、それぞれ12番手と14番手で走行を終えた。

    このテストでは、複数の現役フォーミュラEドライバーも現場に残り、データ収集やドライバー支援を行いながら、12月6日に開幕する2025/26シーズンの初戦サンパウロ戦に向けた準備を進めていた。

    フォーミュラE

  • 野田樹潤 ジャガーTCSレーシングからフォーミュラE女性テストに参加

    野田樹潤 ジャガーTCSレーシングからフォーミュラE女性テストに参加

    日本人女性として史上初のスーパーフォーミュラ参戦を果たした野田樹潤が、ジャガーTCSレーシングからフォーミュラEの「ウィメンズ・テスト」に参加することが発表された。

    同テストは2025/26年ABB FIAフォーミュラE世界選手権のプレシーズンプログラムの一環として行われるもので、女性ドライバーの発掘と育成を目的に実施されている。

    野田樹潤は、同チームから参加するもう一人のドライバーであるイギリス人ジェイミー・チャドウィックとともに、10月31日にスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで走行する予定だ。両者は世界トップクラスの女性ドライバーとして注目を集めている。

    野田樹潤、日本人女性初のスーパーフォーミュラ参戦者としてフォーミュラEに挑戦
    2006年東京生まれの野田樹潤は、3歳でカートを始め、9歳になる頃にはすでに日本のサーキットでシングルシーターのテストを行っていた。2019年のルーカス・オイル・ウィンターシリーズで競技デビューを果たし、2020年のF4デンマーク選手権では初戦で優勝、年間6位に入るなど早くも才能を発揮。その後、Wシリーズやユーロフォーミュラ・オープンを経て、2024年にはTGMグランプリからスーパーフォーミュラに参戦し、日本人女性として史上初めて最高峰シングルシーターカテゴリーで走行した。

    「フォーミュラEのウィメンズ・テストでジャガーTCSレーシングに参加できるのを本当に楽しみにしています」と野田樹潤は語る。「GEN3 Evoマシンを走らせるのは初めてなので、この新しい環境で多くを学びながら、自分の力を試したいと思います。モータースポーツにおける女性支援の取り組みに加われることを光栄に思います」。

    ジェイミー・チャドウィック、経験豊富な英国人ドライバーとして再登場
    野田樹潤とともにジャガーTCSレーシングから参加するのは、イギリス人ドライバーのジェイミー・チャドウィックだ。チャドウィックは2024/25シーズンにマドリードでの初開催ウィメンズ・テスト、ジェッダでのルーキーフリー走行、ベルリンでのルーキーテストを経験しており、チームとの関係は2020年のマラケシュ・ルーキーテストから続いている。

    2017年にBRDCブリティッシュF3でシングルシーターデビューを果たしたジェイミー・チャドウィックは、その後Wシリーズで無敗の3連覇を達成。2022年にはアンドレッティ・オートスポーツに加入し、インディNXTで女性ドライバーとして14年ぶりの勝利を挙げた。さらに2024年にはル・マン24時間レースにも初出場し、LMP2クラスで複数の勝利を記録している。

    「バレンシアでのウィメンズ・テストで再びジャガーTCSレーシングに戻れるのは本当にうれしい」とジェイミー・チャドウィックは語る。「昨シーズンI-TYPE 7を走らせているので、その経験を活かしてさらに成長していきたい。フォーミュラEで走ることは特別な挑戦であり、その一員として再びチャンスを得られたことに感謝している」。

    ジャガー代表イアン・ジェームズ「2人の才能を誇りに思う」
    「野田樹潤とジェイミー・チャドウィックをチームに迎えられることをうれしく思う」とジャガーTCSレーシングのチーム代表イアン・ジェームズは述べた。「このプログラムは、女性ドライバーに実質的な機会を与える重要な役割を果たしており、2人とも卓越したスキルと経験、そして強い意志をチームにもたらしてくれる」。

    女性テストは10月31日にバレンシアで開催
    フォーミュラEは今週、プレシーズンテストの日程を正式発表。ウィメンズ・テストは10月31日にバレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、昨年の倍となる走行時間が確保される。
    各チームは10月27日から30日にかけて、シーズン12仕様マシンを初めて一斉にシェイクダウンし、12月6日にサンパウロで開幕する2025/26シーズンに備える。

  • Juju スーパーフォーミュラの2024年人気ナンバーワンドライバーに選出

    Juju スーパーフォーミュラの2024年人気ナンバーワンドライバーに選出

    スーパーフォーミュラは、2024年シーズンの「IIJ Group SFgo AWARD」の最終結果を発表。Jujuが2024年人気ナンバーワンドライバーに選ばれた。

    「IIJ Group SFgo AWARD」は、SUPER FORMULA公式アプリ『SFgo』で取得しているファンの登録情報やテレメトリーデータを用い、定量的かつ公正に計ることができる称号を設定し、ドライバーやチームスタッフに様々な視点でスポットライトを当てるため、2023年にスタートした取り組みで、次の3つの部門が設定されている。

    (1) お気に入り登録No.1ドライバーは誰だ!?「推しドラ部門 supported by IIJ」
    (2)お気に入り登録No.1チームはどこだ!?「推しチーム部門」
    (3)シーズン最速のタイヤ交換はどこだ!?「ピットクルー部門 supported by FACTORY GEAR」

    「推しドラ部門 supported by IIJ」は今シーズン、歴代最年少かつ日本人初となる女性ドライバーとして参戦したJuju(TGM Grand Prix)が、「推しチーム部門」は、昨年に続き「TEAM MUGEN」が受賞した。また「ピットクルー部門 supported by FACTORY GEAR」は、シーズンを通じて安定して早いタイヤ交換を行ったVANTELIN TEAM TOM’S(36号車・37号車)を破り、第4戦富士大会でのTGM Grand Prix(55号車)が見事獲得した。

    今回の「IIJ Group SFgo AWARD」は、11月29日(金)に開催される「2024年 JAFモータースポーツ表彰式」で表彰される。

  • Juju(野田樹潤) 「モータースポーツだけは絶対誰にも負けたくなかった理由」

    Juju(野田樹潤) 「モータースポーツだけは絶対誰にも負けたくなかった理由」

    Juju(野田樹潤)は、今年で50周年を迎える騒音計やトルク計など、物理計測を得意とするBtoBの計測機器メーカーの株式会社小野測器と5月にスポンサー契約を締結。今回、スポンサー契約締結を記念し、Jujuと父であり元F1ドライバーの野田英樹、同社の大越祐史社長、幡章子執行役員とともに座談会を行った。

    「小野測器が何故Juju選手にスポンサーを決めたのか?」や「Juju選手のオフの過ごし方は?」などなど、普段聞けない話も飛び出し、座談会は大盛り上がり? 今回はその模様をお伝する。

    Jujuの目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。現在はアジア最高峰のフォーミュラレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)」にフル参戦しながら、欧州では「BOSS GP」シリーズに挑戦を行っている。

    Juju インタビューl写真左から野田英樹さん、Juju選手、小野測器代表取締役社長・大越祐史、幡章子執行役員

    なぜJuju選手は挑戦を諦めないのか?
    大越:私が4年前に社長になったときに、創業者である小野義一郎さんの言葉「誰もやらないから、挑戦する価値がある」を思い出しました。そうだ、原点に返ろう、と。それからあらゆる挑戦を続けていく中で、2024年に70周年を迎えるにあたり、これまでと違うことがやりたい、と感じました。当社は自動車産業に支えられて今があるのですから。

    そんな折、私はあるきっかけでJuju選手のことを知り、自動車産業の花形であるモータースポーツで世界に挑戦している若い人を後押ししたくなった……というのが今回のスポンサーの発端だったのです。「負けても負けても諦めない」というJuju選手の姿勢に感銘を受けましたね。

    そこでまず、お伺いしたいのですが、Juju選手は報道で「ほかは負けてもいいけど、モータースポーツだけは負けたくない」とおっしゃっていたのを聞いたのですが、一体何故でしょうか?

    Juju(野田樹潤)

    Juju:バレリーナだった母の影響でバレエをしたり、空手をしたり、サッカーをしたり……本当にいろんなスポーツをやったし、それ以外のこともたくさん経験させてもらいました。ですが、スポーツの中だとモータースポーツだけは負けると悔しくて。何故か……といわれるとよくわからないところもあるのですが、これだけは言えるのは「レースが大好きで、走っていて楽しい」ということですね。 好きなことだから他の人に負けたくなかったのです。

    世界に飛び出して痛感した、ヨーロッパと日本の違いとは
    大越:Juju選手は今年18歳を迎えていますが、幼少期からヨーロッパのレースに挑戦していると伺いました。日本と海外のモータースポーツの違いはなんでしょう?

    Juju:まずなにより、認知度の違いですね。ヨーロッパでは、モータースポーツはサッカーと並んで人気があると感じました。去年はイタリアに住んでいましたが、同年代の友達に「昨日F1観た? 今日ピザ食べながらF1観ようよ」と言われるくらいでした。

    日本だと、友達に「レースをやっている」と言っても「レースって何?」というところから始まってしまいます。F1でギリギリ「聞いたことある」くらい。イタリアだと、フェラーリのシャルル・ルクレール選手のようなスター選手がいますが、翻って、日本だと……。

    幡: Jujuさんがそうなれるといいですね。ヨーロッパのレースを戦ってみて、その印象は?

    Juju:2023年はZinox F2000(※イタリアのフォーミュラカテゴリー)のデビュー戦で勝つことができました。それは自分の自信になりましたね。ただ、強豪のヨーロッパのチームも必死で挑んできますし、2戦目から私に対してのマークもきつくなりましたね。正直、理不尽なことはたくさんありましたけど、ヨーロッパで学んだことは多かったです。

    大越:そうなのですね。やはり圧倒的に男性が多い世界ですから、女性ならではの苦労をされることもあるのかなと思います。

    幡:私はお父さんと同じ世代ですが、親心もよくわかるし、私の娘がもしこんな苦労をしていたら悔しいだろうな……と思います。当社の女性社員の比率は約3割、昔より女性エンジニアが増えてきました。作業着を現場で着替える場所がなかったり、困った状況を経験することも少なくないと聞いています。どういう風に快適に過ごせるか若い人と話し合う機会を持つようにしています。

    アジア最高峰のレース「SUPER FORMULA」のすさまじい世界
    大越:現在「SUPER FORMULA」に参戦していますが、これまで戦っていたカテゴリーとの違いはありますか?

    Juju:今年はSUPER FORMULAと、ヨーロッパの「BOSS GP(※F1、GP2、F3000が混走可能なヨーロッパのレース)」でGP2をドライブしていますが、SUPER FORMULAは別物です。F1の次に速いと言われていますが、いざ乗ってみたら今まで経験したフォーミュラとは比べ物にならなかったです。

    パワーもすごくあるのですけど、強烈に効くダウンフォースのおかげで、コーナリングスピードが異次元。F3の感覚で走るとマシンの持てるパフォーマンスを引き出せないのです。SUPER FORMULAマシンの限界で走ろうとすると、頭では「そのスピードでは絶対にコーナーに入っていけない」と考えてしまう速度域で進入できてしまいます。最初はそこで苦戦しました。

    野田:ただでさえコーナリング中でマシンの挙動が不安定なのに、そこからさらにアクセルを踏み込まないと車体が安定しないというのは、なかなか頭では理解できないですよね。

    Juju:そうですね。たとえば鈴鹿サーキットで難しいのはS字コーナーなのですが、父から「アクセル踏めばもっと安定する」「根性だ」とアドバイスを受け、「そんなこと言われても……」と思うのですけど、実際にその領域まで持っていくことがなかなか難しかったです。

    大越:サーキットって、TV中継でわからない傾斜がいっぱいあるじゃないですか。以前ある仕事で鈴鹿サーキットを歩いたことがあるのですが、平らな路面なんてないと思いました。SUPER FORMULAでは初めて走るサーキットが多かったと聞きましたが、そこが一番大変なのだろうな、と思いましたね。

    Juju:はい。おっしゃるとおりで、シミュレーターで事前に練習しても「このコーナーの縁石、こんなに高かったのか」「ここは結構下っているな」とか。また、雨が降ると実際にコースを走ってみないと、どこに水が溜まるかわかりません。その上SUPER FORMULAは練習する機会が制限されているので、ルーキーにとっては厳しいです。

    野田:練習ができなくていきなり本番……というのが今一番の悩みですね。私の現役時代は、仮病使って今日はサーキット行くのをやめようかなと思うくらい本当に嫌というほど走ることができました(笑)。

    先ほどJujuが述べたZinox F2000ではいい結果を残すことができましたが、日本に比べたら半端ない距離走って練習し、経験を積んだ上の戦績です。だから上達もしています。また、チームとしてもそれをやるからどんどんフォーミュラマシンを開発していくことができます。今は厳しい状況ですが、与えられた条件の中でベストを尽くすしかないです。

    野田英樹

    幡:毎年、というか毎戦が常に新しい挑戦なんですね……。

    女性という体力的ハンデをものともしない、Jujuならではの理由
    大越:話は変わるのですが、今年の春、大学に進学されましたが、何を学びたくて進学されたのですか?

    Juju:女性としてモータースポーツをやっていて感じるのは、モータースポーツってすごく体力を使うということです。ブレーキ踏力は100kgを優に超えますし、コーナリング中は瞬間的に体重の4倍くらいのGがかかることもあります。男性がやっていても、すごく過酷なスポーツです。

    そのなかで、父からもよく言われるのですが「なんでこの体で走れているの?」ということです。レース終了後、自分の倍くらいある体格の選手よりも自分のほうが疲れてないなって感じることもあって。その理由が知りたくて、日本大学スポーツ科学部に進学しました。

    ひとつ自分の経験の中で思うことは、3歳の頃からレースをやっていますが、その年齢では当然Gに耐えられる体つきではないです。そのなかで、頭で考えた理屈ではなくて「どうしたらその小さい体つきでクルマを乗りこなせるだろうか」と体が覚えてくれたのではないかな。

    それを明確にするためにも、大学に行けばこの研究ができるのではないか。そこがわかればもっとそこを伸ばしていけると思います。自分のパフォーマンスアップにもつながるし、あとは次世代の女性ドライバーに貢献もできるのではないでしょうか?

    Juju(野田樹潤) と野田秀樹

    大越:しっかりされていますね。親の顔が見てみたい……。あ、そちらにいらっしゃいましたね(笑)。

    幡:素朴な疑問なのですが、これほどお忙しい中で、普段どのようにリフレッシュしているのですか?

    Juju:シーズン中はリフレッシュする時間はあまり取れないのですが、去年ヨーロッパにいたときは、家族みんなでキャンピングカーに乗って移動していたので、家族みんなでご飯を食べることで息抜きができました。日本に帰国しただけでも少しリラックスはできますが、私にとって一番は家に帰って、ネコとか犬と遊んでいる時間ですね。家に帰っている時間もあまり取れないですが……。

    「ドライバーの先輩として」「父として」ときには葛藤することも
    大越:家族……といえば、野田さんにお伺いしたいのですが、「監督」と「親」の使い分けはどのようされているのでしょうか?

    野田:その質問、良くいただきます。モータースポーツに関しては親という意識はないですね。私はこの業界で生きてきたので、「如何に勝つか」という意識が強いです。Jujuといてもドライバーの先輩として、チーム運営をしていたらチーム監督としての考えを伝えます。親の意識がゼロかと言うとそんなことはないですが……。

    例えば、いいラップタイムが出ていたとしても、ドライバーならさらにアクセルを踏んでいこうとします。ですが雨の場合「これ以上踏んでいかんでもいいのでは?」と思うけど、そこをいかないと、さらに上を目指せないから……。と葛藤するときもありますが、ほぼほぼ「行け」という気持ちです。

    幡:本当に……すごい世界ですね。

    Juju(野田樹潤) スーパーフォーミュラ

  • 野田樹潤(Juju) DHLのフォーミュラEアンバサダーに就任

    野田樹潤(Juju) DHLのフォーミュラEアンバサダーに就任

    国際エクスプレスとロジスティクスのグローバルリーダーであるDHLは、日本初となるABB FIAフォーミュラE世界選手権東京大会の開催に向け、世界で戦う女性レーサーのJujuこと野田樹潤のアンバサダー就任を発表した。

    DHLは、オフィシャルロジスティクスパートナーとして、創設以来フォーミュラEのレースをロジスティクス面でサポートし、今年で10年目を迎える。

    このたびのアンバサダー契約は、野田樹潤の持つ信条がまさしくDHLが掲げる「スピード」、「パッション」、「チームワーク」のコアバリューに一致することから始まった。このパートナーシップは、DHLグループが推進するダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン・ビロンギング(DEIB)へのコミットメントとも志を同じくするもの。競技人口の大半を男性が占めるモータースポーツ界で、日本人女性初のワールドチャンピオンを目指し戦ってきた野田樹潤。圧倒的な資金力を持つ競合を相手に、知恵と結束力を武器としたファミリーチームでレースへ参戦してきた。

    DHLは野田樹潤とこれらの価値観を共有しながら、3月29日に開幕する「フォーミュラE 世界選手権東京大会」の盛り上げに尽力していく。3月27日(水)、都内でDHLグループ主催の記者説明会に登場した野田樹潤は、「このたび、F1、フォーミュラE、インディーカーなどのトップカテゴリーを支えるDHLのアンバサダーとして、東京e Prixのイベントに参加する運びとなりました。大変光栄に思っていますし、DHLのアンバサダーとしてこのイベントに携わり、1人でも多くの人達に喜んでいただけるような活動に取り組んで参りたいと思います。そしていつかDHLのカラーリングを纏ったレーシングカーを駆って、レースに参戦できたら夢のようだと思っています」と、アンバサダー就任への思いを語った。

    野田樹潤 フォーミュラE新たにDHLブランドアンバサダーに就任した野田樹潤

    今シーズンのフォーミュラEは、東京での初開催を含む世界10都市で開催される16のレースで構成される。DHLは、2014年の創設以来、世界初のオール・エレクトリック・モータースポーツ選手権に不可欠な存在であり、フォーミュラEのオフィシャルファウンディング&ロジスティクスパートナーとして、レースカー、バッテリー、充電ユニット、放送機材、マーケティングやホスピタリティに関する資材など、1レースあたり400トンに上る貨物の輸送を担っている。

    DHLジャパン株式会社 代表取締役社長のトニー カーンは、「最高のパフォーマンスを追求し世界への挑戦を続ける野田選手と共に、日本のファンの皆さんへ、フォーミュラEの感動と興奮をお届けできるのはこの上ない喜びです。DHLは、フォーミュラEのレース運営の根幹に関わるロジスティクスを支援すると共に、日本初開催となる大会の盛り上げを強力にバックアップしていきます」と述べた。

    DHLサプライチェーン株式会社の代表取締役社長ジェローム ジレは、「このたび日本でのフォーミュラE開催を通して、モータースポーツのファンの皆さんに都内で迫力あるレースとDHLのグリーンロジスティクスへの取り組みをお届けできることを大変嬉しく思います。また、このたび野田選手をアンバサダーとして迎えることを誇りに思います。世界一を目指し挑戦し続ける野田選手の努力と才能は、サポーターのみならず、我々DHLにとっても大きな励みになります」と述べた。

    DHLグローバル フォワーディング ジャパン株式会社 代表取締役社長のカールステン ミカエリスは、「フォーミュラEとの10年にわたるロジスティクスパートナーは,安全かつ迅速なロジスティクスを提供するDHLの専門知識と献身の証です。世界へ果敢に挑戦を続ける野田選手が参戦する、フォーミュラE世界選手権を最も持続可能なロジスティクスでサポートできることを大変誇りに思います 」と述べた。

    DHLは、最先端の持続可能なロジスティクスを提供し、海上輸送と陸上輸送の両方を含む複合一貫輸送ソリューションを活用して、フォーミュラEの物流効率を最大化している。さらに、過去3シーズン、バイオ燃料の使用に大きな焦点が当てられ、その結果、陸上および海上輸送から発生する温室効果ガスの排出量が大幅に削減された。この試みは次シーズン以降も継続され、近い将来、持続可能なロジスティクスソリューションの追加導入が予定されている。

    DHLグループは業界でいち早く、持続可能なロジスティクスへの取り組みとして、2050年までに二酸化炭素排出量ネット・ゼロ達成を目指した「ミッション2050」を宣言した。この目標達成へ向けたロードマップの一環で、2030年までの中間目標を設定し、その実現のため2021年に70億ユーロの投資を発表している。

    日本においても電動車両の導入、物流施設のオペレーションにおける二酸化炭素排出量削減、また荷主のお客様の脱炭素化を支援すべく、お客様とのワークショップ実施、航空・海上輸送時の持続可能な航空燃料(SAF)と海上燃料(SMF)を活用した輸送サービス「GoGreen Plus」の提供を開始している。

  • 野田樹潤(Juju) スーパーフォーミュラ参戦マシンのカラーリングを披露

    野田樹潤(Juju) スーパーフォーミュラ参戦マシンのカラーリングを披露

    Jujuこと野田樹潤が、2024年のスーパーフォーミュラに参戦するマシンのカラーリングを所属チームのTGM Grand Prixが公開した。

    2月2日で18歳になったJujuは、今年、TGM Grand Prixからスーパーフォーミュラに参戦。日本人女性が参戦するのは、前身である 1973 年にスタートした「全日本 F2000選手権」以来、史上初となる。

    TGM Grand Prixは、Jujuが駆る53号車のカラーリングを発表。ヨーロッパ参戦時でもお馴染みの赤・白のカラーリング、ミキハウスを始め、新たにスポンサー契約を結んだ内山工業、フォーデイズ、西牧アンドカンパニー、父親で元F1ドライバーの野田英樹の現役時代にスポンサーを務めていたプロスタッフなど多数のスポンサーロゴが掲載されている。

    また、Jujuは2月15日(木)に記者会見を開催し、今年日本大学のスポーツ科学部への入学することを明らかにしている。

    野田樹潤 スーパーフォーミュラJuju スーパーフォーミュラ野田樹潤(Juju) スーパーフォーミュラスーパーフォーミュラ 野田樹潤(Juju)

  • フォーデイズ Juju(野田樹潤)へのスポンサー支援を開始

    フォーデイズ Juju(野田樹潤)へのスポンサー支援を開始

    核酸栄養の健康食品および化粧品を販売するフォーデイズは、このたびJuju(野田樹潤)へのスポンサー支援を開始した。

    Juju(野田樹潤)は2006年2月生まれ、東京都出身、岡山県美作市育ち。4歳でKIDSカートデビュー、11歳で国際クラスFIA-F4マシンで「U-17大会」に出場し、2020年には14歳でデンマークF4に参戦。

    2023年にはF1の登竜門といわれるユーロフォーミュラオープンに17歳で優勝し、ジノックスF2000フォーミュラ・トロフィーでは女性として大会史上初の年間チャンピオンに輝いた。2024年は日本国内で開催される「全日本スーパーフォーミュラ選手権」への参戦を表明しており、さらなる活躍が期待されている。

    父は元F1ドライバーの野田英樹氏で、目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。フォーデイズは「女性の自立を支援する」という企業ミッション実現の一環として、Juju(野田樹潤)を応援していく。

    野田樹潤

    フォーデイズ
    主力製品の核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」は、人の細胞の中に存在し健康と若さに役立つといわれる栄養素「核酸」に注目し、1999年12月に販売を開始。以後、現在に至るまで9度の改良を施し、10年以上にわたり、核酸サプリメント国内販売額No.1なっている。ネットワークビジネス業界において、国内では第4位の売上規模となっており、核酸栄養のリーディングカンパニーとして、健康食品と化粧品市場を牽引中。