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  • トヨタ | WEC 2019-2020年シーズン プロローグテスト プレビュー

    トヨタ | WEC 2019-2020年シーズン プロローグテスト プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing 世界チャンピオンとしてTS050 HYBRID最後のシーズンに挑む
    TOYOTA GAZOO Racingは、その歴史の一端を担ってきたTS050 HYBRIDと共に、シリーズチャンピオン防衛とル・マン24時間レース3連覇を目指し、FIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンに挑む。

    WECの2019-2020年シーズンは全8戦で争われるが、今週末のスペイン、バルセロナで行われるプロローグテストが公式な幕開けとなる。

    今季は2016年以来、WECの歴史に名を刻んだTS050 HYBRIDにとって最後のシーズンとなる。

    TS050 HYBRIDデビューの年、2016年のル・マン24時間レースは、残り1周でのトラブルにより勝利を逃がすという先例のない結末となった。翌2017年は、小林可夢偉が圧倒的なタイムでポールポジションを獲得し、マイク・コンウェイがレース中のコースレコードを更新する速さを見せたが、勝利は叶わなかった。

    2018-2019年「スーパーシーズン」として行われた昨シーズン、2018年のル・マン24時間レースで、トヨタは念願の初優勝を遂げることが出来た。そして、翌年の2019年のル・マンもトヨタは再び1-2フィニッシュを果たし、チームとドライバーの両シリーズチャンピオンを獲得した。

    トヨタのモータースポーツの歴史に名を刻んだ、4輪駆動、最高出力1000馬力を誇るTS050HYBRIDは空力性能改善、及びさらなる信頼性の向上を得て2019-2020年シーズンに臨む。

    2台体制のTS050 HYBRIDのドライバーラインナップについては、7号車は昨年と変わらず、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名。8号車は世界チャンピオンとなったセバスチャン・ブエミと中嶋一貴の2人に、2017年のル・マン勝者で、かつWECチャンピオンであるブレンドン・ハートレーが加わりる。また、テスト兼リザーブドライバーとしてチームに加入したトーマス・ローランは、同時にシグナテック・アルピーヌチームからLMP2クラスに参戦することによりさらなる経験を積んでいく。

    TS050 HYBRIDにとって最後のシーズンは、開幕戦となる9月1日のシルバーストン4時間レースを皮切りに4大陸を巡る、全8戦、計66時間の戦いとなる。シリーズは、富士スピードウェイ、アメリカのセブリング、ベルギーのスパ・フランコルシャン、といった伝統のコースを経て、来年の6月13日~14日のル・マン24時間レースで最終戦を迎えることとなる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    先月のル・マン24時間レース優勝からまだ日が浅いですが、ワールドチャンピオンとして迎えるWEC新シーズンが待ち遠しいです。今シーズンはLMP1ハイブリッド規定の最後となります。それは同時にTS050 HYBRIDにとっても最後であることを意味します。TS050 HYBRIDは多くの勝利を収めましたが、博物館に行く前に、それをさらに積み重ねることが出来れば、と願っています。チームの最大の目標はル・マンの3連覇を果たすことです。それが2015年より、設計、開発、製造、及びレース運営に関わってきたチーム全員への贈り物になると思っています。TS050 HYBRIDと共にチームは成長して強くなり、今は活力に満ちています。次世代ハイパーカーの準備も並行して進めていますが、前年の覇者として臨む今シーズンも挑戦を続け、皆様に良いレースをお見せしたいと思っています。

    パスカル・バセロン (テクニカルディレクター)
    今季向けのTS050 HYBRIDに対しては、昨シーズンから大きな変更は行なっていません。2016年のTS050 HYBRIDデビュー以来、毎シーズン、開発を進めてきましたが、今シーズンへの変更は細かな部分の最適化とさらなる信頼性向上です。目に見える変更は空力パッケージで、それ以外は信頼性向上のための細かい変更に留まっています。昨シーズンのTS050 HYBRIDは最速で、それは確かに結果に現れています。しかし、ライバル達も開発を続けており、2018年と2019年のル・マンを比べるとその車両性能が大きく伸びたことが分かります。ライバルたちの卓越した開発能力を考えると、更に性能が向上することは間違いありません。ですから我々も開発を止めるわけにはいきません。

    小林可夢偉(7号車)
    つい先日ル・マンを終えたばかりのような感覚なのに、このプロローグでもう新たなシーズンが始まってしまうのかという思いです。昨シーズンはル・マン勝利まであと一歩でした。全てが順調に見えても、厳しいレースではドラマが起こります。TS050 HYBRID 7号車のクルー全員はル・マンでの勝利を目指し攻め続けます。昨シーズンは8号車との僅差のバトルを繰り広げてきましたし、今年も同様の戦いになると期待しています。7号車、8号車共に経験豊富なドライバーが揃っているので、今シーズンもエキサイティングなレースになるでしょう。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    昨シーズン最終戦のル・マンが終わったときから新しいシーズン開幕を楽しみにしてきました。レースの現場に戻り、また新たなチャレンジに臨めるのは素晴らしいことです。今季はTS050 HYBRIDにとって最後となる特別なシーズンです。幸運にも私はデビュー当時からTS050 HYBRIDでレースし、とてもよい経験をしてきました。特に、ル・マンをこの車で走るのは本当に最高です。TS050 HYBRIDで最後のシーズンを戦うために私たちは努力を続けてきました。7号車のクルー全員でル・マン勝利を目指します。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    私の目標は、マイク、可夢偉と共に多くのレースで勝利しシリーズチャンピオンになること、そしてもちろんル・マンでの勝利です。今シーズンはTS050 HYBRIDにとって最後のシーズンということで、複雑な気分です。また新たな2020-2021年レギュレーションはとてもエキサイティングで、他のマニュファクチャラーと再び戦えるのが楽しみです。しかしながらTS050 HYBRIDのダウンフォースやスピード、パワーは最高ですし、このような素晴らしい車でレースが出来たのは幸運だったといつか言う日が必ず来るでしょう。レース中は毎周回、そして全ての瞬間を楽しみ、TS050 HYBRID最後のシーズンを楽しみたいと思います。

    中嶋一貴(8号車)
    世界チャンピオンとしてシーズンを迎えるのは素敵な気分です。目標はTS050 HYBRIDの最後のシーズンにタイトルを防衛することです。TS050 HYBRIDで長きにわたってレースを戦ってきて、多くの特別な瞬間を味わってきただけに、別れは残念です。しかし同時に、新しいレースカーでの挑戦はとてもエキサイティングなものになるでしょう。WECを新しいハイパーカーで戦うのが今から楽しみです。また今年も簡単なシーズンではないでしょう。7号車は最強のライバルとして立ちはだかるでしょうし、他のLMP1車両からの挑戦も予想されるので、エキサイティングなシーズンになるのは間違いありません。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ブレンドンが加わる今シーズンは新たなチャレンジになります。彼とはずっと友人で、一貴と私のチームに彼が加わることをうれしく思います。彼がチームを家族のように感じられるようにしたいですし、共に勝利を重ねて行ければ、と思っています。私たちはTS050 HYBRIDでずっとレースを戦ってきました。そんな時間も来年6月のル・マンでエンジンを止めた瞬間に終わると思うと、その時はすごく感慨深いものになると思います。今季の全ての瞬間を楽しみたいと思いますし、新シーズンスタートが待ちきれません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    ル・マンを出場せずにただ見ているのは少し辛い時間でしたが、新しいチームに溶け込むための良い機会でもありました。私は初めて出場した2012年からル・マンが大好きでしたが、2年間出場出来なかったので、戻れるのを心待ちにしていました。ル・マンのテスト以来、TS050 HYBRIDでの初めての本格的な実走行テストを行いましたが、既にTS050 HYBRIDに慣れ、更なるスピードアップに挑んでいます。私は常に、得られた結果よりも、自分がどれだけベストを尽くしたか、を重視します。もちろんシリーズチャンピオンやル・マンで勝利できたら最高です。

    トーマス・ローラン(テスト兼リザーブドライバー)
    私にとっては、TOYOTA GAZOO Racingの一員でありながらもLMP2クラスにも出場するという、とても忙しいシーズンになると思います。トヨタのスタッフとの仕事を楽しんでいますし、TS050 HYBRIDという素晴らしいクルマを学んでいくのはいい経験で、運転するのがいつも楽しみです。テストの時間は非常に限られていますが、シミュレータでのセッションも多くこなしており、経験豊富な他のドライバーとの共同作業も、私自身のドライバーとしての成長にも役立つと思っています。忙しく、有意義なシーズンになると思いますので、とても楽しみです。

    2019-2020 FIA世界耐久選手権(WEC)カレンダー
    2019年9月1日 シルバーストン4時間
    2019年10月6日 富士6時間
    2019年11月10日 上海4時間
    2019年12月14日 バーレーン8時間
    2020年2月1日 サンパウロ6時間
    2020年3月20日 セブリング1000マイル
    2020年5月2日 スパ6時間
    2020年6月13-14日 ル・マン24時間

  • 山下健太、TGR WECチャレンジドライバーとしてLMP2クラスに参戦

    山下健太、TGR WECチャレンジドライバーとしてLMP2クラスに参戦

    TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、WEC(FIA世界耐久選手権)の2020-2021年シーズンから、市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両での参戦を6月14日に発表した。今回この参戦に加えて、現在WEC LMP1クラスに参戦中の中嶋一貴、小林可夢偉に続く若手ドライバーを育成するため、現在推進中のトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)に「TGR WEC チャレンジドライバー」を新たに設定し、山下健太を選出。山下健太は、WEC 2019-2020シーズンHigh Class RacingからLMP2クラスに参戦する。

    山下健太は千葉県出身の23歳で、2013年FTRSスカラーシップを得てFCJ(フォーミュラチャレンジジャパン)に初参戦しチャンピオンを獲得。2014年全日本F3にステップアップし、2016年にはチャンピオンを獲得。2017年からスーパーフォーミュラにステップアップすると共に、2018年からSUPER GT GT500クラスにも参戦。2018年にスーパーフォーミュラでチームチャンピオン獲得に貢献すると共に、SUPER GTでは2019年6月の第4戦ブリーラムで初優勝を達成するなど、若手を代表するドライバーの一人に成長した。

    新たにTGR WECチャレンジドライバーに選出された山下健太は、WEC 2019-2020シーズンLMP2クラスにてル・マン24時間レースを含む全戦に参戦。7月23日、24日にバルセロナで行われるプロローグテストからチームに合流する予定となっている。なお、2019年のSUPER GT及びスーパーフォーミュラにも引き続き参戦する。

    山下健太
    WEC2019-2020シーズンのLMP2クラスに参戦することになり、本当にうれしく思っています。こんな貴重な機会を与えていただいたTOYOTA GAZOO RacingとHigh Class Racingの方々に感謝いたします。WECは世界中のさまざまなサーキットで開催されますし、LMP2は非常に競争の激しいクラスでもありますので、挑戦のしがいがあります。私にとってはまだ多くのことを学ぶ必要がありますが、7月から始まるテストが待ちきれません。

    High Class Racing
    チーム名:High Class Racing(デンマーク)
    チーム代表:Peter Utoft
    Car Number:#33
    シャシー&エンジン:Oreca 07 – Gibson engine
    チームメイト:Anders Fjordbach(デンマーク)、Mark Patterson(米国)

    High Class Racing

  • 【動画】 トヨタ GRスーパースポーツでテスト走行を実施

    【動画】 トヨタ GRスーパースポーツでテスト走行を実施

    トヨタ自動車は、2020年秋に導入されるFIA世界耐久選手権(WEC)の新レギュレーションでベース車両となる予定のGRスーパースポーツ(仮称)でのテスト走行を実施した。

    トヨタは、2020-2021年シーズンのWECに導入される新世代の耐久レース用車両で争われるトップカテゴリーに参戦することを決定。市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両を用いて、新世代の耐久レースに参戦する。

    トヨタは、富士スピードウェイでそのコンセプトカーとなるGRスーパースポーツコンセプトのテスト走行を実施。“モチゾウ”ことトヨタの豊田章男社長とGAZOO Racing Companyのプレジデントを務める友山茂樹が迷彩カラーが施されたGRスーパースポーツコンセプトのステアリングを握った。

    GRスーパースポーツコンセプトは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されたコンセプトカー。実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載。

    パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指している。

    市販車、及びレース車両は共にトヨタ自動車本社、同東富士研究所、ケルンに本拠を置くToyota Motorsport GmbH (TMG) にて開発中となっている。

    友山茂樹 TOYOTA GAZOO Racing Companyプレジデント
    TOYOTA GAZOO Racing は、2020年秋から始まるシーズンでも、新しいレギュレーションの下、挑戦をし続けることを表明します。FIA/ACO(フランス西部自動車クラブ)によるレギュレーション策定のための惜しみない努力に感謝いたします。この新レギュレーションにより、数々のマニュファクチャラーがWEC、及びル・マンに参戦し、耐久レースのさらなる繁栄を願っています。TOYOTA GAZOO Racing としては、新たな時代の耐久レースでの激しい競争を通じて、レースチームとしてだけではなく、スポーツカーメーカーとしても、確固たる地位を築きたいと思っています。ファンの皆様、我々のライバル達も新時代のWEC、及びル・マンを大変楽しみにしていると、確信しています。

  • 【動画】 2019年 ル・マン24時間レース 決勝ハイライト

    【動画】 2019年 ル・マン24時間レース 決勝ハイライト

    FIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンを締めくくる第8戦『第87回 ル・マン24時間レース』が6月15日・16日にフランスのサルト・サーキットで行われた。

    総合優勝はトヨタ TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ)。残り1時間でトップに立って中嶋一貴が駆る8号車は、ル・マン24時間レースを2連覇するとともに、WEC 2018-2019年スーパーシーズンのドライバーズチャンピオンを獲得した。

    2位には、トヨタ TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が続き、1-2フィニッシュを達成。TOYOTA GAZOO Racingは2014年以来となる、マニュファクチャラーとドライバーの両タイトルを獲得した。

    LMP2クラスは、シグナテック・アルピーヌ36号車が優勝。クラスチャンピオンに輝いた。

    LM-GTE Proクラスは、AFコルセ51号車ッフェラーリが優勝。2位はポルシェ91号車、3位にはポルシェ93号車が入り、チャンピオンはポルイェ92号車が獲得した。

    LM-GTE Amクラスはのポルシェが争っていたが、KEATING MOTORSPORTS 85号車 フォードGTがクラス優勝。TEAM PROJECT 1 56号車 ポルシェがクラスチャンピオンを獲得した。

    2019 Le Mans 24H – HIGHLIGHTS from 12AM – 1PM (GMT)

  • トヨタ、ル・マン24時間レース2連覇!8号車がドライバーズタイトル獲得

    トヨタ、ル・マン24時間レース2連覇!8号車がドライバーズタイトル獲得

    FIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンを締めくくる、第8戦ル・マン24時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が昨年に続き2連勝。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名はWECのシリーズチャンピオンも獲得。中嶋一貴は日本人として初めて、サーキットレースでのFIA世界チャンピオンに輝いた。

    レースの大半で首位を走行する速さを見せた小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、首位を独走していた残り1時間、突然のタイヤパンクで緊急ピットイン。8号車の先行を許すこととなってしまったが、2位でチェッカーを受け、TOYOTA GAZOO Racingは2年連続の1-2フィニッシュを飾った。

    6月16日(日)午後3時、25万人もの観客が見守る前で、長い24時間レースを締めくくるチェッカーフラッグが振られ、8号車がトップでこれを受けた。続いて7号車が2位でフィニッシュラインを通過。2年連続のTOYOTA GAZOO Racingの1-2フィニッシュとなったが、これは、終盤、最後の1時間でのドラマティックな展開の末の結果だった。

    レースが残り1時間となった367周目、2位の8号車に2分以上の大差をつけて首位を独走していたロペスがドライブする7号車が、タイヤのパンクを感知し、7号車は緊急ピットイン。タイヤを交換した。しかし、コースへ復帰したロペスは車両の異常を感じ、スローダウン。再度ピットへ戻らざるを得なくなり、追い上げていた中嶋一貴がドライブする8号車の逆転を許すこととなってしまった。

    レースは小林可夢偉がマークした予選最速タイムによってポールポジションからスタートした7号車を、8号車が追い、24時間という長いレースを通して、2台の1000馬力を誇るTS050 HYBRIDによる白熱した接近戦が繰り広げられた。

    終盤戦に入ると7号車が8号車との差を広げ始め、残り1時間、あとは7号車の初優勝へ向け走り切るだけと誰もが思い始めていた矢先の、信じられないようなアクシデントだった。

    残り1時間、逆に8号車に1分ほど先行されることとなってしまった7号車だったが、ホセ・マリア・ロペスは諦めることなく、逆転を目指して猛烈なアタックを続け、8号車との差をじりじりと詰めていった。しかし、その追い上げも僅か17秒及ばず2位でチェッカーを受けることとなった。

    これで8号車は昨年の第2戦に続きル・マン24時間レース2連勝。8号車の3名のドライバー、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソはWEC 2018-2019年スーパーシーズンのドライバーズチャンピオンを獲得。中嶋一貴は日本人として初めて、サーキットレースでのFIA世界チャンピオンに輝いた。TOYOTA GAZOO Racingは2014年以来となる、マニュファクチャラーとドライバーの両タイトルを獲得した。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    決勝結果: 2位(トップと16秒972差), 385周、ピットストップ37回、グリッド:1番手、ファステストラップ:3分17秒297

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ):
    決勝結果: 1位, 385周、ピットストップ34回、グリッド:2番手、ファステストラップ:3分18秒397

    友山茂樹 GAZOO Racingカンパニープレジデント:
    7回目を迎えた伝統のル・マン24時間レースにて、2年連続の優勝を1-2フィニッシュで飾ることができました。ずっと、応援頂いたファンの皆さま、また、ご支援頂いた関係企業の皆さま、そして、最後まで心ひとつに戦ったチーム全員に心より感謝申し上げます。『ル・マンに勝つにはクルマが速いだけではダメで、クルマもチームも、もっと強くならないといけない』と、昨年の優勝に満足することなく、改善を積み重ねてきたことが連覇に繋がったのではないかと思います表彰台から見た、溢れんばかりのTOYOTA GAZOO Racingの旗、そして、空高く上がった2本の日の丸を仰いで、深く感動致しました。ル・マンの歴史に新たな軌跡を刻むことができ、たいへん嬉しく思います。しかし、喜んでばかりはいられません。終始レースをリードしていた7号車に、残り1時間のところでパンクが発生、そこにタイヤセンサーのトラブルも重なり、大きなタイムロスに繋がりました。『まだまだクルマもオペレーションも改善が足りない!』と、ル・マンの女神が言っているのだと思います。来年のル・マン、そしてその後に始まるハイパーカークラスに向けて、TOYOTA GAZOO Racingは、昨日よりも今日、今日よりも明日。という、ベターベターの精神で挑戦し続けます。これからも引き続き、ファンの皆様からの暖かい応援をいただければ幸いです。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    ル・マン24時間レースの連覇を達成できましたが、優勝に十分値する活躍をしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスには大変申し訳ないことをしました。そのため気持ちは複雑です。近日中に今回起きたことの真の要因を突き止め再発防止を図ります。しかしながら我々が示すことが出来た総合的なパフォーマンス、最後の1時間を含めた戦うチームスピリットについては誇りに思います。またWECワールドチャンピオン、及び2回目のル・マン制覇を果たしたセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソを祝福します。TOYOTA GAZOO Racing にとって、歴史的なWECスーパーシーズンの最後に相応しい成果で、来年のタイトル防衛に向けての弾みとなります。

    小林可夢偉(7号車):
    ル・マンで勝つことがどんなに難しく厳しいかを見せつけられました、これまで4回チャレンジしましたが、来年こそは実現できるように頑張り続けます。全力を尽くして決して諦めないことです。勝利を目指して本当に努力しました。23時間まではとても上手くいっていましたが、結果は厳しいものでした。8号車と今日の結果を目指して来た方々にはお祝いを申し上げます。24時間レースは完走も簡単ではありません。素晴らしい仕事でした。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    ずっと目指してきたものが最後の最後に不運なパンクで水泡に帰し、とても受け入れがたい結果になってしまいました。これがル・マンなんでしょうか。チームの全員、とりわけ7号車のクルー達は素晴らしい仕事をしてくれました。終始トップを走ることが出来る車両に仕上げてくれたことがその証です。今日は8号車の優勝とチャンピオン獲得に祝福を送ります。彼らは強敵であり、それが我々の喜びでもあります。我々はもっと強くなって戻ってきます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ル・マンを目指して頑張った8号車のスタッフには優勝とチャンピオン獲得のお祝いをお伝えします。ル・マンは厳しく残酷なレースの歴史でもあります。残念ながら我々は今日、それを見せつけられることになってしまいました。チームメイトのマイクと可夢偉の素晴らしいレースを誇りに思います。素晴らしいレース内容でした。もっと強くなって必ずル・マンに戻ってきます。

    中嶋一貴(8号車):
    今年、ル・マンの勝利は実力と言うよりも運によって決まったと思っています。とても厳しいレースで、7号車に起きたことはとても信じられません。我々は2016年のル・マンでよく似た状況に遭遇しただけに、チームメイトの彼らがどんな気持ちなのかよく分かります。我々がル・マンで勝利を上げられたこと、そして世界チャンピオンになれたのは、チームメイトである7号車と互いにしのぎを削ってきたおかげですし、彼らとスーパーシーズンの長きにわたって切磋琢磨して来たことを本当に誇りに思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    我々にとっては、世界チャンピオンがかかっているという意味で重要なレースでした。レースのスタート時は7号車について行こうと思っていましたが、僅か5周したところでそれは無理だと分かりました。我々は諦めずに力強く戦い続けましたが、最後まで7号車の方が速かったことは誰の目にも明らかでした。我々は2位でフィニッシュしても満足出来たと思いますが、7号車に起こってしまったことは本当に残酷です。彼らは本当に素晴らしいレースをしました。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    2度目のル・マンで勝利を上げられて最高の気分ですが、この勝利は全く予測していませんでした。今回、我々は7号車に対して勝てる速さは持っていませんでした。今日の結果は運が大きく影響しましたし、それはモータースポーツの一面でもあります。私は彼らチームメイトをチームメイト以上の、友達と感じています。彼らは勝利にふさわしかったですが、勝利の女神は我々を選びました。我々の目標は世界チャンピオン獲得であり、それを達成出来たことを本当に誇りに思います。

    WEC 第8戦 ル・マン24時間 最終結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    385
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    385 16.972
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    379 6 Laps
    4 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    376 9 Laps
    5 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    370 15 Laps
    17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 リタイア
    4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    163 リタイア
    10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 リタイア
  • ル・マン24時間 | トヨタ、1-2体制のまま6時間先のチェッカーを目指す

    ル・マン24時間 | トヨタ、1-2体制のまま6時間先のチェッカーを目指す

    夜の闇の中での戦いは終わりを告げ、サーキットは朝を迎えた。レースは18時間、全体の4分の3を経過した。これまでに出走した61台中11台がリタイアする中、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは大きなトラブルに見舞われることなく、1-2体制を維持して走行中。2台が勝利を争いながら、最後の6時間に臨む。

    首位を行くTS050 HYBRID 7号車は小林可夢偉からホセ・マリア・ロペス、そして3度目のドライブとなるマイク・コンウェイへとバトンを渡しながら着実に周回を重ねている。

    一方、チームメイトの7号車を追う8号車は、12時間過ぎにステアリングを握ったフェルナンド・アロンソのドライブ中、右側のドアが開いてしまうトラブルに見舞われ、空力性能悪化による影響か、最高速が伸びないまま、7号車との差は1分ほどに開いてしまった。チームはピットイン時にドアを交換するなどの対策を取り、空が明るくなり始めた午前6時過ぎにアロンソから中嶋一貴へ、そして現在は中嶋から交代したセバスチャン・ブエミが7号車に1分半ほどの差で追走を続けている。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    18時間経過時順位: 1位, 286周

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ):
    18時間経過時順位: 2位 (トップと1分38秒642差), 286周

    WEC第8戦 ル・マン24時間 18時間経過時順位(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    286
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    286 1:38.642
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    282 4 Laps
    4 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    279 7 Laps
    5 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    278 8 Laps
    17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 リタイア
    4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    163 リタイア
    10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 リタイア

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  • フェルナンド・アロンソ、ハイパーカー規約でのWEC参戦に興味

    フェルナンド・アロンソ、ハイパーカー規約でのWEC参戦に興味

    フェルナンド・アロンソは、ハイパーカー規則が導入される2020-2021年シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦することに興味を示していると語る。

    6月14日、ACO(フランス西部自動車クラブ)はマニュファクチャラーなど諸関係者と共に協議を重ね、2020年秋に始まる2020-2021年シーズンからWECに導入される新世代の耐久レース用車両で争われる最終確定した新技術レギュレーションを発表。

    すでにアストンマーティンとトヨタは、2020-2021年シーズンのWECへの参戦を表明している。

    フェルナンド・アロンソは、今期トヨタからWECに参戦。ル・マン24時間レースを制し、今年のチャンピオンシップ獲得を目指している。

    フェルナンド・アロンソは、今期限りでトヨタを離れ、すでに後任としてブレンドン・ハートレーが乗ることが決まっているが、将来的にハイパーカーでWECに参戦したいとの願望を明らかにした。

    「ハイパーカー、新しいレギュレーションのアイデアを気に入っているし、アストンマーティンとトヨタもコミットした。今後数週間でもっと多くのブランドが参戦を表明することを期待している」

    フェルナンド・アロンソは、いつWECに戻ってきたいかについて次のように語った。

    「そうだね、ハイパーカーで2021年、2022年、もしくは2023年になると思う。すでにWECから離れることが最終的なさよならではないと言っているし、戻ってくるつもりだ。でも、2年後になるのか3年後になるのか、もしくは5年後になるのかはわからない」

  • トヨタ、2020年度のWECに市販車ベースの新世代ハイブリッド車両で参戦

    トヨタ、2020年度のWECに市販車ベースの新世代ハイブリッド車両で参戦

    トヨタは、2020年秋に導入される新レギュレーションが確定したことを受けて、FIA世界耐久選手権(WEC)2020-2021年シーズンへの参戦を表明した。

    既にトヨタは、現行のLMP1規定で競われる最終シーズンとなる、WEC 2019-2020年シーズンに参加することを発表しているが、続く2020年秋に始まる2020-2021年シーズンからWECに導入される新世代の耐久レース用車両で争われるトップカテゴリーに参戦することを決定した。

    6月14日(金)午前中、ACO(フランス西部自動車クラブ)が、TOYOTA GAZOO Racingを含むマニュファクチャラーなど諸関係者と共に協議を重ね、最終確定した新技術レギュレーションを発表した。

    それを受けてTOYOTA GAZOO Racingは、市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両を用いて、新世代の耐久レースに参戦する。市販車、及びレース車両は共にトヨタ自動車本社、同東富士研究所、ケルンに本拠を置くToyota Motorsport GmbH (TMG) にて開発中となっている。

    TOYOTA GAZOO Racingは「大変チャレンジングな新世代のWEC及びル・マン24時間レースのトップカテゴリーにおいて、他のスポーツカーメーカーと共に戦うことを心待ちにしています」と語った。

    新レース車両は、2020-2021年シーズン開幕前の適切なタイミングで走行テストを開始する。なお参戦車両の名称および、ベース車両となるGRスーパースポーツ(仮称)の詳細については現時点では非公開となっている。

    友山茂樹 TOYOTA GAZOO Racing Companyプレジデント
    TOYOTA GAZOO Racing は、2020年秋から始まるシーズンでも、新しいレギュレーションの下、挑戦をし続けることを表明します。FIA/ACO(フランス西部自動車クラブ)によるレギュレーション策定のための惜しみない努力に感謝いたします。この新レギュレーションにより、数々のマニュファクチャラーがWEC、及びル・マンに参戦し、耐久レースのさらなる繁栄を願っています。TOYOTA GAZOO Racing としては、新たな時代の耐久レースでの激しい競争を通じて、レースチームとしてだけではなく、スポーツカーメーカーとしても、確固たる地位を築きたいと思っています。ファンの皆様、我々のライバル達も新時代のWEC、及びル・マンを大変楽しみにしていると、確信しています。

  • トヨタ、3年連続でル・マン24時間レースを最前列グリッドからスタート

    トヨタ、3年連続でル・マン24時間レースを最前列グリッドからスタート

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 2018-2019年スーパーシーズン 第8戦 ル・マン24時間レースの予選2回目、3回目が6月13日(木)に行われ、TS050 HYBRID 7号車が小林可夢偉のアタックでポールポジションを獲得。中嶋一貴がアタックした8号車も2番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingは一昨年、そして昨年の第2戦に続き、3年連続で最前列グリッドに並んでル・マン24時間レースのスタートを切ることとなった。

    TS050 HYBRID 7号車は、予選2回目の開始早々に小林可夢偉が記録した3分15秒497というタイムで、彼にとって2度目、トヨタにとっては通算5度目となるポールポジションを獲得した。

    過去に2度のル・マンでのポールポジション獲得経験を持ち、昨年セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソと共にル・マン初優勝した中嶋一貴が2番手タイム。TOYOTA GAZOO Racingは3年連続で最前列グリッドを占めることとなった。

    7号車をドライブするマイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名は、このポールポジションにより1ポイントを獲得。ドライバーズポイントで首位を走るブエミ、中嶋、アロンソの3名との差を僅かに詰めた結果、8号車と7号車の差は30ポイントとなった。決勝レースでは最大38ポイント獲得可能なため、タイトル争いは決勝レースを終えるまでわからない。

    前日まで雨模様が続いたル・マンだが、予選2日目となったこの日は、ドライコンディションの下で、2時間ずつ2回の予選セッションが行われ、前日の予選1回目を合わせた総合ベストタイムでグリッドが決定された。

    まだ明るい日差しの下で午後7時から始まった予選2回目は、開始早々に7号車は小林可夢偉、8号車は中嶋一貴がステアリングを握り、新品タイヤと少なめの燃料でアタックに入った。2台共に前日の予選セッションでマークしたベストタイムを更新し、タイムシートの1-2位へ浮上。その後、チームは決勝レースへ向けた準備とセットアップの最適化へと目的を切り替えた。

    日が落ちた午後10時に開始された予選3回目も、小林可夢偉と中嶋一貴がセッション開始直後のアタックに向かったが、コース後半で出されたイエローコーションに阻まれ、タイム更新はならず。その後は再びセットアップ作業に重きを置いて周回を重ねた。

    その後、ライバル勢はタイムを更新してきたが、2台のTS050 HYBRIDのタイムは破られることなく、トータルで6時間にわたる予選セッションの総合順位で、TS050 Hybrid 7号車がポールポジションを獲得。0.411秒差の2番手で8号車が続くこととなった。3年連続での最前列独占とはなったが、3番手のSMPレーシング17号車はトップと0.662秒差、4番手のレベリオン・レーシング3号車は0.907秒差と、2011年に新生WECが始まって以来の予選トップ4が1秒位内に入る僅差となった。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    予選総合 : 1番手 (3分15秒497), 80周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    予選総合 : 2番手 (3分15秒908), 83周

    小林可夢偉(7号車):
    再びポールポジションが獲得出来て本当に嬉しく思っています。2017年の記録更新を狙っていたのですが、それは上手くいきませんでした。路面コンディションやコースの混雑状況は今日より2年前の方が良かったと思います。ただ、ル・マンでポールポジションを獲得することはやはり気分が良いものです。既に気持ちは切り替わり、日曜日の決勝での結果を出すため全力を尽くします。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    昨日のアクシデントにより大修理を余儀なくされましたが、今日の予選に間に合わせてくれたスタッフの皆には本当に感謝します。大変な作業だったと思いますが、彼らの頑張りによってポールポジションが獲得出来たものと思っています。チームの仕事と可夢偉の予選ラップは素晴らしいものでした。その後の走行では車両セッティングの煮詰めに集中し、有意義な一日になりました。ポールポジションによる選手権ポイントは貴重な1点になるかもしれません。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ポールポジションは素晴らしい気分ですが、嬉しがってばかりいられません。喜びたい気分の反面、24時間レースの長丁場で、最終的な結果を出すことが目標です。チームの皆、特に車両を間に合わせてくれたメカニック達には感謝したいと思います。今日のポールポジションは彼らによって獲得出来たものです。ここからは、決勝レースへの準備にベストを尽くします。

    中嶋一貴(8号車):
    2番手タイムで、チームの最前列独占に貢献出来てとても嬉しいです。予選セッションはとても混み合っており、特に予選3回目は大変でした。そんな中、予選2回目の自分のラップタイムにはまずまず満足しています。更なるタイムアップも狙えたとは思いますが、悪くない結果です。最前列グリッドを確保し、決勝レースへ向けた充分な準備を行うことが今日の主目的で、それは達成出来ました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    チームが一丸となって戦い、目標であった最前列グリッドを占めることが出来ました。7号車のタイムは素晴らしいものでした。良い仕事をした7号車のクルーを祝福します。これでレースイベントの導入部分が終わったと言えます。24時間レースは何が起こるか分かりませんので、これからは重要な決勝レースに全てを集中します。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    この結果には満足しています。皆良くやりました。我々の目標はトヨタの2台が最前列グリッドを獲得することであり、それは果たせました。LMP1のライバル勢は非常に速く、タイムで拮抗してきましたが、我々は彼らを上回ることが出来、決勝レースへ向けた準備も整いました。24時間レースはタフで厳しいものです。明日金曜日は自分自身の体調を整え、長い戦いへ備えます。

  • ル・マン24時間レース | トヨタ7号車がポールポジション獲得!

    ル・マン24時間レース | トヨタ7号車がポールポジション獲得!

    2019年のル・マン24時間レースの予選2回目と予選3回目が6月13日(木)にサルト・サーキットで行われ、トヨタ TS050 HYBRIDの7号車がポールポジションを獲得。8号車も2番手に続き、トヨタがフロントローを独占した。

    ル・マン24時間レースは、3回の予選セッションが行われ、それら予選3セッション中の最速ラップタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。

    3回の予選で最速タイムを記録したのはトヨタ 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)。3分15秒497をマークしてポールポジションを獲得。2番手にも3分15秒908でトヨタ 8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ)が続き、トヨタがフロントローを独占した。

    LMP2クラスはグラフ・レーシング39号車、LM-GTE Proクラスは95号車アストンマーチンがポールポジションを獲得。LM-GTE Amクラスは、星野敏が参戦するデンプシー・プロトンの88号車がポールポジションを獲得した。

    2019年 ル・マン24時間レース 総合結果

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3’15.497
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3’15.908
    3 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3’16.159
    4 3 ナタナエル・ベルトン
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3’16.404
    5 11 ミカエル・アレシン
    ヴィタリー・ペトロフ
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3’16.665
    6 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3’16.810
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    3’20.200
    8 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    3’23.109