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  • 【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    村田久武が8月1日(火)より新たにドイツケルン市に拠点を構えるTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表並びにTOYOTA Motorsport GmbH(TMG)社長に就任した。

    新社長となる村田久武は、2006年、初めて専用ハイブリッド車両でレースに挑戦し、2012年からトヨタが参戦することになったFIA世界耐久選手権(WEC)におけるレース用ハイブリッドパワートレーン開発を率いてきた。

    2015年4月からTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表、並びにTMG社長として職務に携わってきた佐藤俊男は、この度、トヨタ自動車パワートレーンカンパニーへ帰任することになり、村田久武が佐藤俊男のポジションを引き継ぐ。

    かつての米国CARTシリーズやグループCカーによるル・マン24時間レースに挑戦した経験を持ち、更には近年、好成績を上げているSUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で培ったモータースポーツへの広い見識を持つ村田久武新社長のTMGでの活躍が期待される。

    TOYOTA GAZOO RacingのWECプロジェクトと共に、村田久武は、新社長として、トヨタ自動車の先行開発プロジェクトや一般カスタマー向けの技術開発事業等、TMGの全般の事業にも関わり、経営を担うことになる。

    新社長となる村田久武は、TMG着任後、ロブ・ロイペン チーム・ディレクター兼ビジネスオペレーション担当副社長、パスカル・バセロン技術部門担当副社長とともにTMGを支える。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 新チーム代表

    TMGで新しい業務を担うことを誇らしく思います。LMP1ハイブリッド車両開発プロジェクトのスタート当初より、TMGの関係者とは強い絆を結んできておりましたが、この度、更に緊密な関係を築きつつ、すべての分野において成功に向かって挑戦していくことになりました。2015年以来TMGのトップとしてリーダーシップを発揮されてきた佐藤俊男社長には格別な労いを述べるとともに、新しい職場での活躍をお祈り申し上げたいと思います。

    佐藤俊男TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 元チーム代表

    これまでの3シーズン、一緒に懸命に働いてくれたTOYOTA GAZOO RacingチームとTMGの関係者の皆様全員に心から感謝を申しあげます。このチームとTMG、両方の組織の一員になれたことを嬉しく思いますし、低迷した2015年シーズンから着実な進歩を遂げられたことを誇らしく思います。今後、自分自身はトヨタ自動車に帰任し、パワートレーンカンパニーの中で新たな業務に携わることになりますが、日本からチームとTMGを応援して参ります。引き継ぐ村田久武新社長を全面的に支援すると共に彼の成功を心からお祈り申し上げます。また最後になりますが、ファンの皆様、関係会社の皆様、これまでの暖かいご支援、本当にありがとうございました。

  • トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、ポルシェがFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退することを受けてコメントを発表した。

    ポルシェは29日(金)、今シーズン限りでWECのLMP1クラスから撤退し、2019年からフォーミュラEに参戦することを発表した。

    豊田章男社長は「ポルシェがWEC(世界耐久選手権)LMP1から撤退することを決めたと聞き大変残念に思います」とTOYOTA GAZOO RacingのFacebookページにコメントを寄せた。

    「昨年、ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェチームとは、優勝を懸けて競い合うような良い戦いができ、私どもトヨタのことをライバルと認めていただけました」

    「そして本年の戦いに向けて、そのポルシェの気持ちに応えたい、そして超えたい…その想いで我々は努力を重ねることができ、新たな技術や技能を実現することに力を尽くせています」

    「今年のル・マンでは、Dr.ポルシェと再会でき、お話をさせていただきました。ポルシェも、我々と同じく、もっといいクルマづくりの為にモータースポーツに取り組んでいるというお話を聞きました。それを、ずっと前から、継続して取り組まれているポルシェは本当に尊敬すべきカーメーカーです」

    「そのポルシェと、来年は同じ道で競い合い、技術を高め合うことが出来なくなると思うと、本当に寂しく、残念に感じます。しかし、まだ戦いは終わっていません。今年、残された5戦を全力で競い、お互いの心に・・・、そしてファンの皆さまの心に残る素晴らしいレースをしましょう」

    「感謝の気持ちでいっぱいですが、感謝の言葉は、シリーズが終わった後に、述べさせてください。その時に、どちらが「チャンピオンおめでとう」という言葉を添えられるか?それを楽しみに戦いを続けましょう」

    「ポルシェの皆さま、よろしくお願いします」

    関連:ポルシェがフォーミュラEに参戦 | 公式リリース

  • ポルシェがフォーミュラEに参戦 | 公式リリース

    ポルシェがフォーミュラEに参戦 | 公式リリース

    ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)は2019年よりフォーミュラEに参戦することを決定いたしました。これに伴い、FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1カテゴリーからは2017年末をもって撤退いたします。ポルシェは911 RSRによるGTカテゴリーに注力し、ル・マン24時間およびWECとアメリカのIMSAウェザーテックスポーツカーチャンピオンシップ、その他の耐久レースにおけるGTカテゴリーへの参戦は継続します。

    この新しいモータースポーツ活動の方針は、例えるならピュアなGTカーでありながらフル電動スポーツカーである、ポルシェが現在開発中のミッションEに代表される経営方針「ポルシェ ストラテジー2025」に沿ったものです。ポルシェAGの研究開発担当役員のミヒャエル・シュタイナーは「フォーミュラEへ参戦し、成功を収めることは、我々が開発中のミッションEの論理的な成果といえます。独自に開発したテクノロジー採用の自由度が増しているフォーミュラEは非常に魅力的なカテゴリーです」と語ります。「ポルシェはこれまでにない革新的なドライブコンセプトに取り組んでいます。我々は極限のレベルで争われるフォーミュラEを、環境性能、効率性そして持続可能性を前進させるための最良の競争の場として捉えています」。ポルシェはすでにフォーミュラE車両を開発するための取り組みを始めています。

    フォーミュラEと合わせて、ポルシェはGTカテゴリーでの活動を活発化させます。「多様なマニュファクチュアラーが参戦し、高いクオリティのシリーズを運営するWECとIMSAは、我々の労力を911RSRに集中することを決意させました。ナンバーワンになるという目標を達成するには、投資が必要です」とシュタイナーはコメントしました。

    ル・マン24時間での3連勝と2015年、2016年のドライバーおよびチームタイトル獲得をはじめとした輝かしい4年間の活動を経て、ポルシェはLMP1カテゴリーから撤退します。しかしヴァイザッハを拠点とするポルシェ ワークスチームは、今年も2つの世界タイトルを防衛すべく努力しています。今シーズンのWECは11月18日のバーレーンで幕を閉じます。

    2014年にポルシェがトップレベルのモータースポーツに復帰する際に中心的な役割を果たしたLMP1担当副社長のフリッツ・エンツインガーは、「何もないところからル・マンに向けてチームを作ることは大きなチャレンジでした。この数年間で、私たちは信じられないほどの成功を収める優れたチームへと成長しました。これは我々が前へ進むための基礎となります。私はフォーミュラEでも高いレベルで戦えることを確信しています。モチベーションは高く、新しいチャレンジに興奮しています」。

    ポルシェは成功を収めたワークスドライバーを含めたLMP1チーム全体を保持します。またポルシェは継続参戦するカテゴリーとフォーミュラEへ集中的な準備を行うため、様々な分野における研究開発について検証する予定です。

    世界初のフル電動車両によるレースシリーズであるフォーミュラEは2014年9月13日にスタートしました。フォーミュラ1も管轄するFIAは若者をターゲットとして、電気自動車に賛同する意志を示すべくフォーミュラEを立ち上げました。その他の多くのレースと違って、フォーミュラEのシーズンは秋に始まり夏に終わります。レースはより多くの観客を集める為、大都市の中心部において特別に設計されたコースで開催されます。電気自動車は、特に大都市圏においてモビリティの未来に重要な役割を果たしています。

    ポルシェ

  • トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    ポルシェのWEC撤退発表を受け、ライバルであるトヨタがチームの公式Twitterでコメントを発表した。

    28日(金)、ポルシェは今シーズン限りでFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスから撤退することを発表。2019/2020シーズンからフォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェの撤退により、LMP1クラスに参戦する自動車メーカーはトヨタ1社となる。

    トヨタは「2018年にポルシェがLMP1でレースをしないのは悲しい。我々は2014年以降、ポルシェチームと多くの激しいレースを戦ってきたことを名誉に思う」とコメント。

    「2017シーズンはまだ終わっていない。我々は残り5レースでバトルを続けていく。歴史に残るような素晴らしいレースをしよう!」

    関連:ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

  • ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェは、今シーズン限りでWEC(FIA 世界耐久選手権)のLMP1クラスでの活動から撤退し、フォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェは、2014年にWECのLMP1クラスに復帰。2018年まで参戦をコミットしていたが、1年前倒しで撤退することを決定。ポルシェは、2019/20シーズンからフォーミュラEに参戦する。

    ポルシェは、今週2018年限りでDTMから撤退し、フォーミュラEへの参戦を表明したメルセデスと同じタイミングでの参戦することになる。

    ポルシェの研究開発担当役員を務めるミヒャエル・シュタイナーフォーミュラEへ参戦し、成功を収めることは、我々が開発中のミッションEの論理的な成果といえます。独自に開発したテクノロジー採用の自由度が増しているフォーミュラEは非常に魅力的なカテゴリーです」とコメント。

    ポルシェはこれまでにない革新的なドライブコンセプトに取り組んでいます。我々は極限のレベルで争われるフォーミュラEを、環境性能、効率性そして持続可能性を前進させるための最良の競争の場として捉えています」

    フォーミュラEと合わせて、ポルシェはGTカテゴリーでの活動を活発化させていく。

    「多様なマニュファクチュアラーが参戦し、高いクオリティのシリーズを運営するWECとIMSAは、我々の労力を911RSRに集中することを決意させました。ナンバーワンになるという目標を達成するには、投資が必要です」

    ポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「何もないところからル・マンに向けてチームを作ることは大きなチャレンジでした」とコメント。

    「この数年間で、私たちは信じられないほどの成功を収める優れたチームへと成長しました。これは我々が前へ進むための基礎となります。私はフォーミュラEでも高いレベルで戦えることを確信しています。モチベーションは高く、新しいチャレンジに興奮しています」

    フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは、ポルシェの決定はフォーミュラEにとって巨大な瞬間だと述べた。

    「このプロジェクトを開始した5年前に誰かにポルシェのようなブランドとのパートナーシップを発表することになると言われても信じなかっただろう」とアレハンロド・アガグはコメント。

    「フォーミュラEにあらゆるレースと遺産を代表するポルシェのような名前があることは一般の認識を変える我々の探求の変曲点だ」

    ポルシェは911 RSRによるGTカテゴリーに注力し、ル・マン24時間およびWECとアメリカのIMSAウェザーテックスポーツカーチャンピオンシップ、その他の耐久レースにおけるGTカテゴリーへの参戦は継続する。

    昨年のアウディの撤退に続くポルシェの決定により、LMP1クラスには自動車メーカーはトヨタしか残らなくなる。トヨタは、2018年までWECへの参戦をコミットしているが、それはポルシェがこのシリーズを継続することが前提条件だて述べている。

    2014年よりLMP1クラスにポルシェ 919ハイブリッドで参戦し、2015年、2016年、2017年のル・マン24時間レースにおいて3連覇をして19勝目を達成していた。

  • ポルシェ、WEC撤退を検討 … 7月中に決断

    ポルシェ、WEC撤退を検討 … 7月中に決断

    ポルシェは、今月末までにWECのLMP1クラスでの将来を決断することを明かした。

    ポルシェ撤退の噂は、フォーミュラEのモナコおよびベルリンで同社の関係者が目撃されたことで加速。また、今月5日(水)には2021年以降のF1エンジンのレギュレーションを検討する会議“パワーユニット ワーキンググループ”にメーカーとして参加しており、F1参戦も噂されている。

    この件についてポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「7月末までに決断を下すつもりだ」と実際にWEC撤退を検討していることを認めた。

    だが、フリッツ・エンツィンガーはそれ以上は語ろうとせず、週末のWEC 第4戦 ニュルブルクリンクに集中しているとした。

    2015年8月、ポルシェは当初の2014年から2016年までの3年間のレースプログラムを延長。理論的には2018年末までLMP1でのレースにコミットしている。

    ライバルであるトヨタは2019年までWECへの参戦をコミットしているが、ポルシェが撤退することになった場合、そのプランがどうなるかは不明だと述べている。

    「現時点で我々がわかっている状況では、我々のマネジメントは来年までコミットしている」とトヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはコメント。

    パスカル・バセロンは、2016年末のアウディに続いてポルシェが撤退することになれば“問題”だと認める。

    「状況が変わったとき、我々の戦略を見直すことになる。だが具体化されていないことについてこれ以上述べることはできない」

    「我々のポジションがどうなるかはわからない。だが、我々には競争相手が必要なのは確かだ」

    パルカル・バセロンは、先月のル・マン24時間レースの週に2020年の新レギュレーションが発表された際、新たなメーカーがLMP1クラスに参戦することを期待していると述べていた。

    関連:ポルシェ、WECを撤退してF1に参戦?

  • 【WRC】 トヨタ、マイクロソフトと新たなWRC観戦体験サービスを提供

    【WRC】 トヨタ、マイクロソフトと新たなWRC観戦体験サービスを提供

    TOYOTA GAZOO Racingは、WRCにおけるテクノロジー・パートナーであるマイクロソフトのクラウド「Microsoft Azure」を活用し、全く新しいWRC観戦体験サービス「EchoCam(エコーカム)」を来週開催されるラリー・フィンランドで提供する。

    EchoCamは、“ファンの皆様とヤリスWRCがつながること(コネクティッド)” をコンセプトにしたサービスである。

    ファンが、幾つかのSS(スペシャルステージ)に設置されたEchoCamブースにて、目の前を走り抜けるヤリスWRCをスマートフォンで撮影し、写真をEchoCamウェブサイトに投稿すると、走行中のヤリスWRC側からファンを撮影した動画がプレゼントされる。

    参戦する3台のヤリスWRCには、ファンを撮影する専用のオンボードカメラが設置されており、ファンが撮影した写真のタイムコードに基づいて動画が生成される。

    ※EchoCamブースの場所については、EchoCamウェブサイトとTOYOTA GAZOO Racing WRTのSNSアカウントで後日お知らせする。

    TOYOTA GAZOO Racingは、今後も引き続きマイクロソフトの技術を用いた、ヤリスWRCのデータ分析プラットフォームの開発、チーム活動の情報共有システムの活用と共に、ITを活用した新しいモータースポーツの楽しみ方をファンに提供していきたいと考えている。

    トヨタ マイクロソフト EchoCam

  • BMW、2018年 WEC参戦マシン『M8 GTE』の初トラックテストを実施

    BMW、2018年 WEC参戦マシン『M8 GTE』の初トラックテストを実施

    BMWは、2018年からFIA 世界耐久選手権(WEC)のGTE Proクラスに参戦するマシン『M8 GTE』の初トラックテストをドイツのユーロスピードウェイ・ラウジッツを実施。マシンの画像を公開した。

    BMWは2015年9月に2018年からWECのGTE Proクラスに参戦することを発表。今年5月にはGTEマシンが、市販車のBMW 8シリーズのMバージョンをベースにすることをアナウンスしていた。

    BMWは7月1日にミュンヘン近郊のディンゴルフィングの工場でBMW M8 GTEのシェイクダウンを実施。そして、先週、ラウジッツで3日間にわたるトラックテストを実施し、ファクトリードライバーのマキシム・マルタン、マルティン・トムチェクがステアリングを握った。

    「まず最初に、レーストラックでのBMW M8 GTEの初テストでドライブすることができたことを非常に光栄に感じている」とマルティン・トムチェクはコメント。

    「クルマはとても楽しかった。BMW M8 GTEは、初めからドライブしていて優れていたし、ドライバーが扱い方を解明しやすいクルマだ。それは重要なことだ」

    「僕たちは多くの走行距離を稼ぎ、多くのデータを収集した。パフォーマンスに関しても第一歩を踏み出せたし、それは初テストでは考えられないことだ」

    「今後のテストでより集中的に作業をしていくし、ここディンゴルフィングで確立させた強力な基礎をベースの進めていく」

    BMW M8 GTEは、2018年のデイトナ24時間でレースデビューを果たす予定となっており、2017年はヨーロッパと北米でより多くのテストが実施されることになっている。

    BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルトは「レーストラックでBMW M8 GTEを目にすることをできたことをとても誇りに思う」とコメント。

    「GTレーシングシーンのための我々の新たなフラッグシップに開発におけるこのマイルストーンに到達するために関与する全員がここ数カ月間で素晴らしい仕事をしてくれた」

    「まず第一にこのようなテストの目的はクルマを知ることだ。その点で、パフォーマンスよりも安全面により重点が置かれている」

    「しかし、BMW M8 GTEのトラックでの第一印象は非常にポジティブだった」

    BMW M8 GTE 画像

  • 【WEC】 トヨタ、7号車の失速の原因を特定…マシンに大きな損傷

    【WEC】 トヨタ、7号車の失速の原因を特定…マシンに大きな損傷

    トヨタは、WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間での#7号車のボディワークを分析し、レース中に空力パフォーマンスに予想外の変化を引き起こし問題を特定した。

    ポールポジションからスタートしたトヨタ #7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉.ホセ-マリア・ロペス)は、小林可夢偉がスタートドライバーを務めて序盤リードを保ったが、レース中盤にパフォーマンスを失い、ポルシェの2台にかわされた。

    レース中、トヨタはそれが空力バランスが移動による問題であることを特定していた。

    レース後の調査により、7号車はアンダーフロアに大きな損傷を確認。また、リアウイングには穴が開いており、それによってレース中にメインプレートにクラックが入ったとしている。

    トヨタは、アンダーフロアのダメージは縁石を乗り越えた際、リアウイングの損傷はデブリがリアウイングのメインプレートの最先端にぶつかったことが原因だと考えている。

    ニュルブルクリンク6時間レースで、トヨタ #7号車は優勝したポルシェ#1号車から1分4秒768遅れの3位でレースを終え、チームにとっては初めてのニュルブルクリンクでの表彰台入賞と、貴重な選手権ポイントを獲得。

    レース序盤に燃料ポンプのトラブルに見舞われていた最後尾の29位へと後退したトヨタ #8号車も問題を解決してコンスタントな走行を続け、上位へと猛追し、5周遅れながら4位でゴールした。

    関連:【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート

  • 【WEC】 ポルシェ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート

    【WEC】 ポルシェ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート

    ポルシェの919ハイブリッドはル・マン24時間で3連勝を果たした後、ニュルブルクリンクで行われたWEC第4戦においても見事3年連続で優勝した。ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレーは2015年、2016年に続いて表彰台の一番高い場所に昇り、今シーズンからトリオを組むアール・バンバーにとって、ここアイフェルでの優勝は初めての経験でとなった。ポルシェLMP1チームは今シーズン2勝目を飾ったが、ポルシェ919ハイブリッドによる勝利数は2014年のデビューから数えて15回となった。

    同じく919ハイブリッドを駆る現ワールドチャンピオンのニール・ジャニ、アンドレ・ロッテラー、ニック・タンディは長きに渡りレースをリードしましたが、2位でチェッカーを受けた。ポルシェ919ハイブリッドによるワン・ツーフィニッシュは2015年の上海戦以来、5度目となる。

    朝に小雨が降ったが、ドライコンディションで行われたWECの第4戦(全9戦)での勝利により、ポルシェのマニュファクチュアラー部門ポイントは154となり39.5ポイント差でトヨタをリードしている。ドライバー部門のランキングでは、バンバー/ベルンハルト/ハートレーが108ポイントでトップに立ち、2位のトヨタTS050ハイブリッド8号車トリオに30点差をつけている。ジャニ/ロッテラー/タンディは46ポイントでランキング4位に浮上した。

    FIA WECの次戦は夏季休暇を挟んで、9月3日にメキシコシティで開催される。

    カーナンバー#1のレース展開:

    3番グリッドからレースをスタートしたアンドレ・ロッテラーは序盤、カーナンバー#7のトヨタTS050ハイブリッドとカーナンバー#2のポルシェ919ハイブリッドに続く3位で走行。この上位3台のギャップはレース開始から24周、約46分間に渡り1秒以内という僅差だった。31ラップを終えて給油およびタイヤ交換のためにピットインしたロッテラーは、ニール・ジャニへ交代する。コースに復帰した際、ジャニはカーナンバー#7トヨタの後ろとなる2番手だったが、35周目にトラフィックに邪魔されチームメイトのカーナンバー#2に先行を許し3位に下がる。46周目、2台の919ハイブリッドはトヨタをかわして、ワン・ツー体制に入る。64周後にピットに入ったジャニは給油のみを済ませて、引き続き2位で走行する。

    ジャニは68周目にハートレーをパスして、トップに立つ。97周後、ステアリングはニック・タンディに託される。123周目にカーナンバー#67のフォードGTをパスする際、タンディは軽く接触してしまうが、幸いにも両車ともダメージは無く走行を続ける。130周を終えてピットインしたタンディは給油後、2位でコースに復帰する。135周目にチームメイトを抜いて首位に立ったタンディは163周後に再びロッテラーへ繋ぐ。ロッテラーが最終ピットストップで給油を行う間にシリーズポイントで首位に立つチームメイトが先行したため、カーナンバー#1の919ハイブリッドは2位でレースを終えた。

    カーナンバー#2のレース展開:

    カーナンバー#8のトヨタにトラブルが発生したため、追加のフォーメーションラップが行われたレースで、ティモ・ベルンハルトはカーナンバー#7のトヨタとチームメイトのカーナンバー#1に挟まれた2番手からスタートした。32周を終えた後にベルンハルトは、2位のままブレンドン・ハートレーに代わる。給油およびタイヤ交換を行った919ハイブリッドでコースに出たハートレーは、ジャニのすぐ後ろとなる3番手につけるが、35周目にチームメイトをパスして2位に浮上する。

    ハートレーは43周目、ついにカーナンバー#7のトヨタを攻略してトップに立ち65周後に給油を行う。2スティント目に入ったこともありパフォーマンスが僅かに落ちたハートレーは68周目にジャニに先行を許して2位に後退する。99周目、2位を保持したままアール・バンバーへドライバー交代を行う。このピットストップでリヤウイングに付着したタイヤカスを取り除いたため、通常よりも4秒程度時間を擁したが、バンバーは見事なペースでタイムロスを取り戻すだけにとどまらず、111周目にはカーナンバー#1の919ハイブリッドを捉えてトップに躍り出る。131周目にピットで給油を行った後もバンバーはトップを維持するが、目の前でスピンしたLMP2クラスのマシンを避ける隙にチームメイトに逆転される。164周目、ベルンハルトは、919ハイブリッドのコックピットに戻る。素早い給油を済ませた197周目にはトップの座を取り戻し、204周目にチェッカーフラッグを受けたベルンハルトは、自身とポルシェとにとってのホームレースを優勝で飾った。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)

    「ここアイフェルにおける3連勝、そしてル・マン24時間での勝利からわずか4週間に得た919ハイブリッドにとって通算15勝目を達成できたなんて、信じられません。これでマニュファクチュアラーとドライバー両部門のタイトルを防衛するという我々の目標に、また一歩近づきました。できるだけ多くのポイントを獲得して、タイトル争いをより優位に進められるのは大事です。私にとってなによりも重要なのは、チームが夏休みに入ることで数か月に渡る激務から解放されリフレッシュできることです。メキシコではまた目標に向かって戦います」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)

    「今日の様なレース展開は理想的と言えるでしょう。919ハイブリッドは2台とも優勝に値するパフォーマンスを発揮しました。両車は準備も万端だったし、レースでも完璧だった。6人のドライバーは最高のパフォーマンスに加えて、素晴らしいチームプレーも演じてくれました。幾度かボディに付着したタイヤカスが問題を引き起こしましたが、それもピットストップで取り除いた後はパフォーマンスを取り戻すことができました。数回起きたチームメイト同士でのオーバーテイクにおいても、ドライバー達はいつも見事な動きを見せました。新しいハイダウンフォースエアロキットを、ここまで仕上げてくれた全ての人に感謝しています。このエアロキットが、ワン・ツーフィニッシュを可能にしました。レース結果は2つのチャンピオンシップ争いには理想的で、両タイトルの防衛がポルシェにとって重要なのです」

    ニール・ジャニ (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)

    「担当したスティントでトラフィックに阻まれた際、ブレントンに抜かれ2位に落ちました。チームメイト相手にリスクを冒したくなかったので、過度なディフェンスも避けました。その後もトラフィックには恵まれませんでしたが、激しいながらもクリーンなバトルをトヨタとブレントンに仕掛けるまでにペースを取り戻しました。トップに立ってからは僅かにタイヤの劣化がありましたが、順位をキープできました」

    アンドレ・ロッテラー (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)

    「良いスタートを切ってレーシングラインを走っていましたが、第1コーナーでティモが前に出ました。最初のスティントでは小林可夢偉、ティモと私はほぼ同じ速さで、楽しくトラフィックの中を走ることができました。919ハイブリッドは2台とも力強く、何回かリードを入れ替えるなどポルシェにとって良い日でした。我々が勝つチャンスもありましたが、チームのためチャンピオンシップ争いを念頭に戦いました」

    ニック・タンディ (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)

    「しっかりと担当スティントをこなして、トップでアンドレにつなぐことができました。ニュルブルクリンクのコースではトラフィックの処理が難しいので、いつも以上にタフなレースでした。ダブルスティントでは体力も消耗しました。タイヤゴムのカスによりパフォーマンスが低下するということも分かりました」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)

    「リスクを負わずに安定したペースでスティントを担当できました。チームが素晴らしい準備をしてくれたおかげで、919ハイブリッドはレース中ずっと良いバランスでした。目の前でスピンしたLMP2の車を避ける必要が起きましたが、それがレース中唯一のドラマでした。日曜午後のドライブを楽しみました」

    ティモ・ベルンハルト (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)

    「スタートも決まり、しばらくの間、可夢偉とロッテラーの3人で戦いました。トラフィックがそれぞれに優位な状況を作り出しましたが、それ以外の場面で3台のスピードは同等だったと言ってよいでしょう。始めの1時間、誰一人として余計なリスクを負うことなくバトルしました。ホームレースでワン・ツーフィニッシュという結果を得て、ポルシェにとって素晴らしい1日となりました。最初から最後まで接戦で、どちらのポルシェにも勝つチャンスがありました」

    ブレンドン・ハートレー (ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)

    「ティモから引き継いだ最初のスティントでは良い仕事ができました。チームメイトのすぐ後ろでコースに戻り、数周後にはトップに立てました。クルマのフィーリングも良くトヨタとのギャップも築く事ができました。スティントが中盤に差し掛かる頃、フロントに着いたタイヤカスによりパフォーマンスを失いましたが、その後はまたバランスを取り戻しました」