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  • WEC:トヨタ8号車(ブエミ/ハートレー/平川)がドライバーズタイトル2連覇

    WEC:トヨタ8号車(ブエミ/ハートレー/平川)がドライバーズタイトル2連覇

    FIA世界耐久選手権(WECの)2023年シーズン最終戦となるバーレーン8時間の決勝が11月4日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のGR010 HYBRID 8号車が今季2勝目を挙げて2年連続でのドライバーズチャンピオンを獲得。7号車は2位で続き、TGRは今季4度目の1-2フィニッシュでハイパーカーによる激戦となったシーズンを締めくくった。

    セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車はポールポジションからレースをスタートし、一度もそのポジションを譲ることなく今季2勝目。2年連続でのWECドライバーズチャンピオンを獲得した。ブエミとハートレーはWEC史上新記録となる4度目のチャンピオン。平川はハイパーカークラス参戦開始から2年連続でタイトル獲得ということになった。

    このレースで8号車と首位を争った小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車は、スタート直後の1コーナーで追突され大きく順位を落としながらも、見事な追い上げを見せ、2位でチェッカーを受けた。逆転タイトルへ向け優勝を目指した7号車だったが、この結果によりドライバーズランキングも2位となった。

    今季はキャデラック、フェラーリ、プジョー、ポルシェ、ヴァンウォール、そして、グリッケンハウスという強力なライバルとのエキサイティングなハイパーカー同士の争いとなる中で、TGRは5年連続でのマニュファクチャラーズ/ドライバーズのダブルチャンピオンを獲得するという完璧なシーズンフィニッシュを飾った。

    6マニュファクチャラーによるハイパーカー間の激戦最終ラウンドは、暑く晴れ渡ったバーレーンで現地時間午後2時に幕を開けた。ポールポジションからスタートしたブエミの8号車が順当に首位をキープする一方で、逆転タイトルを目指す7号車のコンウェイは2番手スタートからすぐ後で追う形としたが、1コーナー進入で後方のキャデラック2号車に追突されコースオフ。大きく順位を落とすこととなってしまった。

    しかし、7号車のコンウェイはすぐに追い上げを開始。スタートから35分ほどでプジョー、ポルシェ勢を次々と交わしていきトップ5へ浮上。一方、その間に首位を行くブエミの8号車は安定した速さを見せ、追うフェラーリの2台に対し大きなマージンを築いた。

    スタートから1時間を前に、各車最初のピットストップへ。コンウェイはそれまでにさらにフェラーリ50号車とポルシェ38号車をかわして3位へとポジションを取り戻した。

    最初のピットを終え2スティント目に入ったブエミがさらに後方との差を広げていく中、コンウェイは2位のフェラーリ51号車との差を詰めていったが、タイヤの摩耗が激しくなり、逆転には至らず。しかし、ほぼ2時間の走行を終えたところでコンウェイから7号車のステアリングを受けとった小林が、すぐにファステストラップを更新する速さを見せてフェラーリ51号車をパス、2位へと浮上した。

    8号車はハートレーへドライバーチェンジ。コースは日没を迎えて闇に包まれる中、2位の7号車小林に対し30秒ほどの差をつけて首位を堅守。周回遅れの車両を慌てることなく正確なドライビングでかわしながら走行を続けた。レースが折り返しを過ぎる頃には8号車は平川、7号車はロペスへと交代。2台のGR010 HYBRIDは後半のナイトランでも安定したペースでレースをリードした。

    レースが残り2時間となったところで、8号車はブエミ、7号車はコンウェイが再びステアリングを握り、最後の1時間は8号車ハートレー、7号車小林がドライブ。2位に40秒ほどの差をつけたハートレーの駆る8号車は、リスクを犯さず安定したペースで走行。3位との差も大きく開いていた2位小林の7号車は終盤ファステストラップを更新する速さを見せた。

    セーフティカーの出ない安定した展開となった8時間のレースで、249周を走り切ったハートレーの8号車は2位の7号車に対し47.516秒差で現地のファンの皆様に見守られながら、トップチェッカー。8時間レースでトップ4台が同一周回という激戦を制した。レース後には、表彰台に向かうTGRメンバーにフェラーリチームから拍手が送られるなど、ハイパーカーで戦い合ったライバル同士、チームの垣根を越えて称え合った。

    全7戦で争われた2023年シーズン、決勝の総走行時間は64時間、TGRは7戦中6勝を挙げ、4回の1-2フィニッシュ。そしてチームは、2012年に現行WECに参戦して以来45勝目を挙げることとなった。

    WEC2023年シーズン 第7戦 バーレーン8時間 決勝

    豊田章男(TOYOTA GAZOO Racing チームオーナー)
    TOYOTA GAZOO Racingの2台が最後まで繰り広げた“アスリートとしての戦い”最高でした。6人のドライバーたち、それを支えた両車のメカやエンジニアのみんな、素敵なレースをありがとう。セブ、ブレンドン、亮、2年連続のドライバーズタイトルおめでとう!ワンツーでそれを決めてくれた7号車のホセ、マイク、可夢偉もありがとう!

    今日は、2台ともトラブルを抱えながら走ることになってしまいました。気持ちよく最終戦を走ってもらうことができず、ドライバーたちには申し訳なく思います。7号車はスタートでのアクシデントもありましたが、すぐに差を詰め、8号車とどちらが勝ってもおかしくないような優勝争いをしてくれました。レースに向かう全員でクルマを走らせて、戦ってくれたと感じられるレースでした。

    モータースポーツの主人公はクルマを走らせる人々です。だからこそ“スポーツ”であり、そこに集う人は、みんながアスリートでありファイターであると思っています。今年のWECはライバルも増え、ファンが待ち望んでいた“戦いの場”になりました。そんな選手権の場で、今日はアスリートたちが全力を尽くして結果を勝ち取りにいく姿を見せてくれました。いちファンとして、私もその姿にとても興奮しました。アスリートが戦える場を整えてくれた主催者の皆さまにも感謝いたします。

    この最終戦にむけて可夢偉は、チーム代表として“どうすべきか?”、ドライバーとして“どうしたいか?”かなり悩んでいたと思います。

    チーム代表の可夢偉は、チームを鼓舞したり、リラックスさせるために戯けたり、改善点を探すためにメカやエンジニアたちと話したり、そんな代表としての役割を、これ以上ないほどにやってくれていました。本当に感謝しています。今日のレースを見ていても、チーム全員が勝利に向けて戦うアスリートになり、だけどお互いを信頼し尊重し合っている…ずっと目指してきた「家族的でありプロフェッショナルなチーム」になってきたと感じます。可夢偉代表、今年もお疲れさまでした。ありがとう。

    一方で、ドライバーの可夢偉に私が望んでいることは“たったひとつ”「誰より速く走ってほしい。全力で戦ってほしい。」ということだけです。これは以前から変わりません。他のドライバーに対しても同じ気持ちです。
    予選でポールを取れずに悔しがる姿、決勝に向けてエンジニアと相談し続ける姿、そして最終スティントでファステストラップを叩き出す走り、今週の可夢偉は、私が見たいドライバーの姿そのものでした。チャンピオンを取れず悔しい結果だとは思いますが、ドライバー可夢偉としても、これ以上ない仕事をしてくれたと思います。

    そんな一人二役の姿を見せることでTOYOTA GAZOO Racingは“ドライバーファーストなチーム”にも変わってきました。これからも2つの顔の狭間で悩むことはあるかもしれませんが、来シーズンも引き続き、“可夢偉だからこそできるドライバーファースト”を続けて、チームを強くしていってもらえればと思います。

    追伸
    このメッセージを書き終えたところでチームから映像が届きました。見てみると「ドライバーたちがレース後のクルマを磨いているシーン」でした。みんなクルマを大切にしてくれてありがとう。(特にホセは一生懸命、楽しそうに磨いてくれていましたね!ありがとう。)みんなにもっと気持ちよく走ってもらえるクルマをつくっていきたいと改めて思いました!

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    シーズン最終戦で1-2フィニッシュを達成し、最高のパフォーマンスを見せて締めくくることができました。7号車のタイトル獲得は叶いませんでしたが、素晴らしい仕事を成し遂げた8号車の全員を祝福します。今季もずっとチームメイト同士の僅差の戦いが続きました。今日のこの素晴らしい結果は、ミスすることなく戦い続けたチームとドライバーの努力の賜物です。パートナーと日本の関係者の皆様の多大なサポートに感謝いたします。そして、もちろんここまで我々が強くなるように支えてくれたモリゾウこと豊田会長、佐藤社長のお二方にも感謝しています。今年は多くのマニュファクチャラーとの激戦となる中で、我々のチームとクルマの強さを証明することができました。このような形でシーズンを締めくくることができたことは、間違いなく我々全員にとって誇りとなります。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    複雑な感情の湧くシーズンエンドとなりました。今レースはチームメイトの後方からのスタートで、少しでもポイントを挽回するつもりでしたが、スタート直後のアクシデントでポジションを落としてしまいました。多くの車両をパスしながらの困難な追い上げを強いられ、タイヤにも負担をかけてしまいました。ベストを尽くしましたが、今日は2位が精一杯でした。タイトルを勝ち取った8号車に祝福を贈ります。彼らの戦いぶりはタイトルにふさわしいものでした。今年もハードワークで支えてくれた7号車のメンバー全員に心から感謝しています。そして、常に素晴らしい仕事をしてくれたチームメイトの可夢偉、ホセにも感謝します。良いシーズンでしたし、4勝できたのは素晴らしいことだと思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
    チームに取って最高の1年でしたし、全員が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。2台のGR010 HYBRIDが全てのレースで競い合いながらも、常にチームとして協力しあってきました。それが最も重要なことです。今日のレースに勝ち、そしてチャンピオンも勝ち取ったセブ、ブレンドン、亮、おめでとう。我々の7号車も今年は何度も勝利を挙げ、その一員として戦えることができた、本当に素晴らしい1年でした。今日も勝利を目指し、逆転タイトルのチャンスをつかむために全力で挑みましたが、1コーナーでその望みはかなり難しいものになってしまいました。とは言え、そこからよく挽回しましたし、最終的な結果には満足しています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    また世界チャンピオンを獲得でき、信じられない気分です。本当にチームに感謝します。全てが順調にいき、最後までレースとタイトル争いをリードすることができ、最高の夜になりました。本当に価値のあるタイトルだと思います。もちろん、ル・マンで勝てなかったことは残念でしたが、このタフなシーズンの戦いの中でチャンピオンを勝ち取れたことで、我々の強さは証明できました。何度でもチャンピオンは格別なものですが、今年は安定した走りで勝ち取ったタイトルでした。常に最速というわけではありませんでしたが、困難なレースでも着実にポイントを獲得してきました。最終戦で優勝し、チャンピオンを獲得するというのはシーズンの締めくくりにおいて最高の形です。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    最高の1年でした。8号車、そして、TGRのチームの一員であることを誇りに思います。この最高のシーズンを支えてくれた全員に感謝します。シーズンを通して7号車、またライバルたちとの激しいバトルを繰り広げてきましたが、今日も同じでした。ラップタイムとしては、我々8号車が最速ではないこともあったので、とにかくプッシュし続けました。セバスチャンは今日のレースで最もプレッシャーのかかる、スタート直後の1コーナーをトップで抜けるという大役をこなし、亮と共に素晴らしい仕事をしてくれました。4度目の世界チャンピオン獲得を実感するまでにはまだ時間がかかりそうですが、本当に嬉しいです。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    今日のレースに勝利し、チャンピオンを獲得できて最高です。我々はチャンピオン獲得のために努力を続けてきたので、本当に嬉しいです。今年は厳しいレースもありましたが、常にプッシュを続け、タイトル連覇を達成することができました。シーズンを通して強力なライバルと、難しいコンディションでの戦いを続けてきましたが、今日のレースはいつも以上に厳しいものでした。我々は後続とのギャップを広げてそれを維持する走りを強いられましたが、タイヤの摩耗が激しく、容易ではありませんでした。2年連続で世界チャンピオンを獲得できるなんて、チームに入った2年前には想像もできませんでした。このチャンスを与えてくれたトヨタとハードワークで支えてくれたチーム全員に感謝します。このチャンピオン獲得という結果を、チャンスを与えてくれた皆様への感謝の気持ちとして捧げたいと思います。

    TOYOTA GAZOO Racing、ブエミ/ハートレー/平川組GR010 HYBRIDが最終戦を制しドライバーズチャンピオン2連覇!

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 8 セバスチャン・ブエミ
    ブレンドン・ハートレー
    平川亮
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    249
    2 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    249 47.516
    3 50 アントニオ・フオコ
    ミゲル・モリーナ
    ニクラス・ニールセン
    フェラーリAFコルセ/
    フェラーリ 499P
    249 1:36.286
    4 38 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
    ウィル・スティーブンス
    イェ・イーフェイ
    ハーツ・チームJOTA/
    ポルシェ 963
    249 1:37.248
    5 6 ケビン・エストレ
    アンドレ・ロッテラー
    ローレンス・バンスール
    ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ/ポルシェ 963 248 1 Lap
  • WEC:トヨタ 2023年シーズン 第7戦 バーレーン8時間 プレビュー

    WEC:トヨタ 2023年シーズン 第7戦 バーレーン8時間 プレビュー

    トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing/TGR)はドライバーズチャンピオン獲得を目指し、2023年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)の最終戦となる第7戦バーレーン8時間レースに挑む。チームは先月行われた前戦富士で、最終戦を待たずしてマニュファクチャラーズチャンピオンを決めている。そして、フェラーリ、ポルシェ、キャデラック、プジョー、ヴァンウォールといったハイパーカーでエキサイティングな戦いとなっている2023年シーズンをドライバーズチャンピオン獲得で締めくくるべく、今週末11月4日(土)に行われるバーレーンでの決勝レースに臨む。

    GR010 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名は、1シーズン5勝のWEC新記録を目指すと共に、ここ4シーズンで3度目の世界チャンピオン獲得へ向け最終戦もプッシュを続ける。

    チームのホームコースである富士スピードウェイで7号車が勝利したことで、ドライバーズランキング首位を守るGR010 HYBRID 8号車のセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮と7号車の3人との差は、15ポイントまで縮まった。しかし、8号車はこのバーレーンで、2位以上でフィニッシュすれば自力でチャンピオンを獲得できる。

    ドライバーズチャンピオン争いのトップ2はTGRの2台だが、TGRの2台どちらかによる5年連続ドライバーズチャンピオンはまだ確定していない。フェラーリ50号車は首位と36ポイント差、51号車は31ポイント差につけており、バーレーンでは最大39ポイントが獲得できるため、この2台にも可能性が残されている。

    1周5.412kmのバーレーン・インターナショナル・サーキットは、これまでもTGRにとって非常に相性の良い舞台だった。2012年からの11戦中、8勝を上げており、今年は7連覇及び6レース連続の1-2フィニッシュを目指す。

    15のコーナーを持つバーレーンは、特にタイヤに厳しいサーキット。さらに、4日(土)の決勝レースは午後2時にスタートし、気温、路面温度が下がる日没後も走行を続けるため、大きく変化するコンディションへの対応が求められる。

    この異なるコンディションに対応するため、2日(木)の練習走行は昼間と夕刻暗くなってからの2回に渡って行われ、3日(金)の最終練習走行が予選へ向けた最後の準備となる。予選はちょうど日没にかかる現地時間午後5時5分にハイパーカークラスのセッションが開始される。4日(土)の決勝レースは現地時間午後2時にスタートが切られる。

    バーレーン8時間の決勝が終わっても、2023年シーズンの活動は終わりではない。翌5日(日)はWECのルーキーテストが行われ、TGRも参加する。TGRはLMP2クラスの新星、17歳のジョシュ・ピアソンにテストの機会を設ける。5日(日)のテストでは30周以上の走行が計画されており、彼が史上最年少のハイパーカードライバーとなる。また、このルーキーテストでは今季米国IMSA ウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDプロクラスでバッサー・サリバンのレクサスRC F GT3を駆り、シリーズチャンピオンを獲得したジャック・ホークスワースとベン・バーニコートもGR010 HYBRIDを初めてドライブする。

    WEC FIA世界耐久選手権

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    今季はエキサイティングなシーズンで、チームの誰もが新たなハイパーカーのライバルとの戦いを楽しんできました。ただ、まだ我々にはドライバーズタイトルという、達成していない大きな目標がひとつ残されています。7号車はややポイントで遅れを取っているので簡単ではありませんが、プッシュを続け、シーズン5勝目を目指します。最も重要なポイントは我々TGRの2台のうちどちらかがタイトルを勝ち取ることであり、そのために一丸となって最後まで戦います。バーレーンは我々TGRにとってこれまで好結果を残してきたサーキットで、その記録をさらに伸ばしたいと思っていますが、競争は激化しています。特に前戦富士ではフェラーリだけでなくポルシェも大きなライバルになって来ていると感じたので、接戦になるでしょう。我々の準備はできていますし、レースを楽しみにしています。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    バーレーンは私にとってこれまでずっと良いサーキットで、レースも楽しいです。私のトヨタでのWEC初勝利は2014年のバーレーンでしたし、その後2回の世界チャンピオンを決めたのもここバーレーンでした。我々7号車はまだ今季のタイトル争いの可能性を残しているので、とにかく勝ちに行きます。ベストを尽くし、後は8号車がどうなるか見ていくだけです。今季は素晴らしいシーズンでしたし、チャンピオンシップの結果にかかわらず、シーズン全7戦中5勝という素晴らしい結果を達成したいと思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
    暑いコンディションや夜の走行もあるバーレーンで、またレースができるのが楽しみです。我々のGR010 HYBRIDはこれまでもここバーレーンでいつも好調でしたし、チームも良い記録を重ねて来ているので、私自身は楽観視しています。しかし、簡単にいくものではないことはいつも通りで、ハイパーカーのライバル全車が、シーズンを少しでも好成績で終えようとしてくるので、戦いは熾烈になるでしょう。このレースも、適切な車両セットアップを見出し、全てのコンディションに合わせたタイヤマネージメントができるかが重要になるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    バーレーンはシーズンを締めくくるのに最適な舞台ですし、2度のタイトル決定という最高の思い出のある、私にとって特別な場所でもあります。ドライバーとしては、バーレーンは追い越しが可能な長いストレートと高速コーナー、そして、高低差もあり、全ての要素を持っている非常に良いコースで、いつも楽しんでいます。ナイトレースも特別ですし、バーレーンでタイトル獲得のために戦うのが待ちきれません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    我々にとって非常に重要なレースであり、チームにとってシーズンを締めくくるのにふさわしいレースにしたいと思っています。前戦の日本でマニュファクチャラーズタイトルを決められたことは素晴らしかったですし、これでバーレーンではドライバーズタイトル争いに集中することができます。チームメイトの7号車はシーズンを通してとても速く、今回も最大のライバルになることは間違いありません。他のハイパーカーのライバルも非常に競争力が高く、上位争いは熾烈なものになるでしょう。しかし、我々は何度もここバーレーンでタイトルを決めてきた良い思い出もありますし、この土曜夜もそれが再現できることを願っています。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    1年前、セバスチャン、ブレンドンと私は、ここバーレーンで世界チャンピオンを決めたので、もちろん今年もその再現をさせたいです。我々はどれだけのポイントが必要なのかわかっていますが、これだけ接近した戦いの中では簡単なことではありません。練習走行からの車両セットアップ作業で、特に暑い昼間と涼しい夜という2つの異なるコンディションでの妥協点を見出さなくてはなりません。8時間と長いレースなのでクルマのバランス、またタイヤの摩耗も大きく変わるでしょう。クルマがどう変わるのかを理解し、最適解を見出すと共に、ドライバーとしても、ミスのない安定した走りが求められます。シーズン最終戦を1-2フィニッシュで締めくくるために誰もがハードワークを続けていることはわかっていますし、それに応えられるよう頑張ります。

  • トヨタ、宮田莉朋をWECチャレンジドライバーに選出

    トヨタ、宮田莉朋をWECチャレンジドライバーに選出

    トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)は、今シーズンSUPER GT、スーパーフォーミュラに参戦している宮田莉朋が、TGR WECチャレンジドライバーに選出されたことを発表した。

    TGR WECチャレンジプログラムでは、サステナブルなモータースポーツ業界の実現に向け、将来FIA世界耐久選手権(WEC)で活躍できるドライバーの育成・輩出を目指している。

    WECチャレンジドライバーに選ばれた宮田莉朋は、WECで活躍することを目指し、今年はドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe GmbH(TGR-E)でのドライビングシミュレータートレーニングやフィジカルテストに参加する。また、6月のル・マン24時間レース、7月のモンツァ6時間レース、および9月の富士6時間レースでは、TOYOTA GAZOO Racing WECチームと共に行動し、コミュニケーション力の向上、チームとの融和を目指す。なお、本プログラムへの参加継続については、毎年のパフォーマンスと成長を評価した上で判断される。

    現在23歳の宮田莉朋は、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)出身で、今季SUPER GTのGT500クラスにTGR TEAM au TOM‘Sから、スーパーフォーミュラにVANTELIN TEAM TOM’Sからそれぞれ参戦している。国内レースで安定した速さを見せてきていること、海外参戦への強い意志を持ち、それに向けた自助努力をしてきていること、そして昨年末のTGR-Eでのシミュレータセッションに参加し、レギュラードライバーに劣らぬタイムでの走行パフォーマンスを見せ、チームからも高い評価を得ていることが今回の選考理由となる。

    またエントリーレベルの若手ドライバーを対象として、6月ル・マン24時間レースにてWECチャレンジプログラム特別研修を実施。世界最高峰のレースをル・マンで体感し、海外経験によって視野を広げるとともに、将来WECで活躍することを目標にすべく、今回はTGRドライバー・チャレンジ・プログラム レーシングスクール(TGR-DC RS)の中村 仁、小林利徠斗が参加を予定している。

    トヨタは「プログラムの参加を通じて、ドライバーたちが将来につながる多くの経験を積み、成長していくことを期待しています」とした。

    宮田莉朋

  • WEC:小林可夢偉のトヨタ7号車が0.024秒差でポールポジション獲得

    WEC:小林可夢偉のトヨタ7号車が0.024秒差でポールポジション獲得

    FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦スパ・フランコルシャン6時間の予選が4月28日(金)ベルギーで行われ、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)のGR010 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得した。

    今季開幕戦のセブリングと第2戦ポルティマオを制しているトヨタは、6月に待ち受けるル・マン24時間100周年記念大会を前にした最後のレースとなる今大会スパ6時間で、開幕3連勝を目指す。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするGR010 HYBRID 7号車は、小林が予選アタックを担当し、2分00秒812のタイムでポールポジションを獲得、貴重な選手権ポイントも加えた。小林のタイムは、2番手のフェラーリ50号車に対し、0.024秒という僅差だった。

    明暗を分ける形となったセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車は、ハートレーがアタックを担当したが、スタート後すぐにタイヤバリアへとヒット。ハートレーは無事だったが、8号車は予選ノータイムとなり、決勝レースはハイパーカークラスの最後尾、13番手グリッドからスタートすることとなった。

    ハイパーカークラスの予選は、直前に行われた他クラスでのアクシデントにより、予定より10分遅れの現地時間午後6時に開始された。今季最多となる13台のハイパーカーが、高低差が激しく、ハイスピードなスパを舞台にポールポジションを目指し、激戦を繰り広げた。

    セッションが始まってまもなく、8号車のハートレーは低速で慎重に走り始めたが、ピットロード出口から数百メートル走ったところでタイヤのグリップを失い、オー・ルージュを駆け上った先のラディオンコーナーでコースオフし、タイヤバリアにヒット。今季よりタイヤウォーマーであらかじめタイヤを暖めておくことが禁止となったこと、また、低い路面温度の影響も重なってタイヤグリップが非常に低い状況となり、コースオフを喫してしまった。

    この日、予選前の午後早い時間に行われた公式練習3回目は、降雨によるウェットコンディションから、徐々に乾いていく状況下で行われ、このセッションでは小林のマークしたタイムで7号車がトップにつけ、その勢いのまま、今季最も熱い争いとなったハイパーカークラスの予選へと挑んだ。

    予選アタックでコースインした7号車の小林は、タイヤの温度が十分に暖まると、アタック3周目でその時点でのトップタイムをマーク。ポールポジションには充分なタイムだと判断した小林は、ピットへ戻ったが、その後、アタックを続けていたフェラーリ51号車がチェッカー直前に僅か0.035秒ながら小林のタイムを更新した。しかし、セッション終了後、フェラーリ51号車のタイムはコース外走行のペナルティにより抹消され、7号車の正式なポールポジション獲得が決定された。

    ハイパーカーのポールポジション争いは非常に接近したものとなり、3つのマニュファクチャラーが分け合ったトップ4のタイム差は、僅か0.231秒だった。更なる接近戦が予想される決勝は、29日(土)現地時間午後12時45分(日本時間午後7時45分)、大観衆の見守る前で6時間レースのスタートが切られる。

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    フェラーリにタイムを更新されたと思っていたので、最終的にポールポジションとなって少し驚いていますが、ポールを獲得できたのはとても嬉しいです。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、我々のGR010 HYBRIDは最高の仕上がりでした。個人的に、練習走行では新品タイヤでの走行ができず、予選でいきなりのアタックだったので、準備万端だったというわけではありませんでした。私が最初のアタックラップに入ろうとしたところでフェラーリのスピンがあり、一旦仕切り直しになってしまったので、タイヤはベストコンディションではなかったですが、その後のアタックラップでは、幸運にも他の車両に引っかかることもなく、良いアタックでポールポジションには充分なタイムを出せた手応えがありました。フェラーリとの僅差のポール争いとなりましたが、我々は最終的にポールポジションを獲得し、決勝レースは最高の位置からスタートできます。明日もとても激しい戦いになると思いますが、トップを守りきりたいと思います。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    本当に残念です。ピットを出た直後でタイヤが冷えており、オー・ルージュ頂上の第3コーナーで壁に当たってしまいました。壁へ当たった時の衝撃は大して大きくはなかったですが、タイムを出す前に予選を終えることになり、決勝レースは最後尾グリッドと、厳しいポジションからスタートすることになってしまいました。明日は全力で追い上げるつもりですが、戦いは厳しくなるでしょう。7号車のポールポジション獲得は素晴らしいですし、祝福します。

    トヨタ WEC(世界耐久選手権)

  • WEC:トヨタ 2023年 第3戦 スパ6時間 公式練習 レポート

    WEC:トヨタ 2023年 第3戦 スパ6時間 公式練習 レポート

    FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦スパ・フランコルシャン6時間のレースウィークが開幕。初日となった27日(木)は90分間の公式練習走行が2回行われ、赤旗中断などで走行時間が限られる中、初日からハイパーカーによる僅差の争いが繰り広げられた。

    第3戦となる今大会スパ6時間は、6月に行われる第4戦ル・マン24時間100周年記念大会前の最後のレースということもあり、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)の2台を含め、今季最多となる13台のハイパーカーがエントリー。

    2週間前の第2戦ポルティマオ6時間で今季初勝利を挙げ、ドライバーズ選手権で首位につけるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮がドライブするGR010 HYBRID 8号車は、1日を通した統合順位で、トップのフェラーリ51号車から1.111秒遅れの2番手につけた。

    この日は1周のタイムよりも決勝レースへ向けた準備に優先度を置いてプログラムをこなしたこともあり、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車は5番手となった。

    トヨタは今シーズンのWECで開幕から2連勝を飾っており、第3戦の今大会の目標は、キャデラック、フェラーリ、プジョー、ポルシェといったハイパーカーの強力なライバルに打ち勝ち、今季連勝記録を続けると共に、1周7.004kmのこの伝統的なスパでの7連勝を達成することだ。

    これまでの2戦、セブリングとポルティマオでは暑いコンディションでのレースが続いたが、今大会スパは一転、肌寒いコンディションで幕を開けた。初日となったこの日、最初の公式練習が開始されたときの気温は9度。中盤に12分ほど赤旗で中断するなど混乱のスタートとなったこのセッションで、2台のGR010 HYBRIDはガレージでの調整に時間を費やした。

    このセッションでは7号車はコンウェイとロペス、8号車はブエミと平川がドライブし、メカニカル、及び空力に関するセットアッププログラムをこなした。赤旗から再開されてすぐに、ブエミがこのセッションでのトップタイムをマーク。コンウェイの最初のアタックタイムがセッション3番手となった。

    午後の公式練習2回目では、29日(土)決勝でのパフォーマンスを最大限に引き出すことを優先、また、チームのシーズン開幕2連勝では安定したタイヤマネジメントが大きく寄与したこともあり、二つの異なるタイヤコンパウンドの特性を分析することに焦点を当てた。

    公式練習2回目は、3回のフルコースイエローと2度の赤旗により何度も走行を妨げられ、全てのチームにとって貴重な時間が削られる中、公式練習1回目では走行しなかった小林とハートレーにとっては忙しいセッションとなったが、8号車は平川がマークしたタイムが最速で4番手。7号車は小林のタイムが7番手となった。

    明日28日(金)は午前中に、最終調整の機会となる1時間の公式練習走行3回目を行い、午後の予選で、29日(土)に行われる決勝レースのスターティンググリッドが決定される。

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
    残念ながら私は午前中走れなかったため、公式練習2回目が最初の走行となりました。スパは私が大好きなコースのひとつなので、また走ることができて嬉しいです。今日は、これまでのレースと比べて路面温度が低く、このコンディションに合わせるための調整作業を行いました。現時点での競争力を評価するのは難しいですが、まずはバランスを向上させる作業に取り組んでいます。まずまずのスタートが切れたと思いますし、さらにプッシュを続けます。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
    赤旗やその他要因で中断があり、走行時間が限られることとなって難しい一日でした。全体的に見れば、与えられた時間内でできる限りのことを学べたと思いますが、もっと多くの周回を走りたかったです。今日得られたことを活かし、今夜も改善を続けます。明日は天候が変わりそうですが、決勝レースへ向けて最大限の努力をしていきます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
    今日は2回の短いセッションのような感覚でした。我々は可能な限りの努力を続け、特にタイヤのテストに注力しました。路面温度がとても低かったので、ピットアウト直後は非常に難しく、タイヤのウォームアップが大きな課題になりそうです。今日は悪い一日ではありませんでしたが、もっと時間が必要でした。明日はどうなるかわかりませんが、楽観的に捉えています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
    赤旗やフルコースイエローが何度も出て、波乱の一日でした。私は公式練習2回目で走れなかったので、決勝レースへ向けた理想的な準備ができたとは言えません。走行時間が限られたことは、全チーム同じ状況です。データを見直し、持っているパフォーマンスの全てを引き出すよう改善する必要がありますが、明日は雨になりそうなので、一筋縄ではいかないかもしれません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
    コース上での様々な状況により、多くの時間を失ってしまったので、順調な一日だったとは言えません。走行が限られ、タイヤマネジメントについて学ばなければならない点が、まだ多くあります。予選までに、これまで得られたデータを分析し、クルマの最大のパフォーマンスを引き出すにはどうすれば良いか見出すべく、全力で取り組みます。

    平川亮(8号車 ドライバー)
    多くの中断で、各ドライバーの周回が多く限られた状況でしたが、これまでのところは順調に進んでいるように感じます。スパのように1周が長いコースではよくあることです。明日はウェットコンディションになりそうなので、また状況は変わるでしょう。今日得られたデータを分析し、決勝レースへ向けて準備する必要があります。明日の予選も全力を尽くしますが、重要なのは決勝です。

    トヨタ WEC(FIA 世界耐久選手権)

  • WEC:トヨタ 2023年 第1戦 セブリング1000マイル 決勝レポート

    WEC:トヨタ 2023年 第1戦 セブリング1000マイル 決勝レポート

    3月17日(金)、米国フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2023年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦セブリング1000マイルの決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ)のGR010 HYBRID 7号車が優勝。8号車が2位で続き、11台のハイパーカーによる新時代バトルの初戦を1-2フィニッシュで飾った。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブする7号車は、クラッシュを喫した16日(木)の公式練習走行からの見事な復帰で、米国耐久レースの聖地であるセブリングでの239周にわたる激戦を制し、見事今季初勝利を挙げた。

    2022年のWECシリーズチャンピオンであり、ル・マンウィナーでもあるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の8号車は、レースを通して僅差のトップ争いを繰り広げ、トップの7号車と僅か2.168秒差の2位でチェッカー。トヨタは1-2フィニッシュという完璧な結果でシーズン初戦を制した。

    トヨタは完璧なチームオペレーションとタイヤマネージメントで8時間にわたるレースを安定して走り抜き、キャデラック、フェラーリ、ポルシェといった新たなハイパーカー勢の挑戦を退け、現行WECでの40回目の優勝を果たした。

    17日(金)、フロリダのまぶしい日差しが降り注ぐ中、現地時間正午に長いレースのスタートが切られた。16日(木)に行われた予選で、トヨタは惜しくもポールポジション獲得は逃すこととなったが、2台のGR010 HYBRIDは2、3番手グリッドの好位置からスタートを切るとすぐに首位争いを展開。スタートドライバーを担当した8号車のブエミが、1周目からポールシッターのフェラーリ50号車にプレッシャーをかけ続け、コンウェイもすぐ後方の3位で続いた。

    スタートして間もない5周目に、GTクラス車両のアクシデントにより早くもセーフティカーが導入され、25分ほどしてレースは再開された。このセーフティカー走行中に、首位のフェラーリが給油のためにピットイン。これで2台のGR010 HYBRIDは1-2位に浮上した。8号車のブエミはファステストラップをマークする速さを見せ、7号車のコンウェイと共に後続との差を広げていった。

    スタートから2時間を過ぎた時点で、2台のGR010 HYBRIDは最初のドライバー交代を行ったが、ライバル勢から1-2位の順位は守れるだけの充分なギャップを築いていた。7号車はコンウェイから小林へとドライバー交代。2周後に首位を行く8号車がブエミからハートレーへと交代したが、まもなくチームメイトの7号車からのプレッシャーを受けることとなった。

    レースが折り返しに近付く頃、7号車の小林が8号車をパスし首位へと浮上。5時間目を迎えたところで7号車のステアリングをロペスへと託した。2位で追う8号車も平川へと交代。この時点で3位以下とは1周ほどの差がついており、チームメイト同士での優勝争いが続けられた。

    その後は再び小林とブエミがドライブ。7時間を迎える頃には首位7号車と2位8号車の差がやや開き始めており、残り47分ほどで、コンウェイが7号車の最後の担当として乗り込み、8号車をハートレーが受け継いだときには、2台の差は23秒ほどに広がっていた。

    日没を迎えたセブリングを闇が覆っていく中、首位を行く7号車のコンウェイはリスクを負うことなく周回を重ね、2位の8号車ハートレーは首位との差を詰めていき、暗闇をライトが照らす中でチェッカーフラッグが振られた。7号車は2.168秒差で逃げ切り、現行WECでの最上位クラス過去最多出場となった開幕戦を制覇。8号車が2位で続き、TGRはこの決勝レースで最大のポイントを獲得することとなった。

    1か月後の4月16日(日)にポルトガルで開催される今季第2戦ポルティマオ6時間レースで、ハイパーカー間の激戦が再び始まる。

    小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー):
    このレースで勝つことができて最高の気分ですし、TGRチームオーナーである豊田次期会長、また佐藤次期社長を含む日本で支えてくれた皆様をはじめとして、サポートしてくれた全ての方に感謝いたします。TOYOTA GAZOO Racingファミリーは今シーズンへ向けた準備のために本当に一生懸命、努力をしてくれました。昨日の予選はとても大変でしたが、力強く復帰することができ、全員の努力によるワンチームという我々の哲学を示せました。1-2フィニッシュは望みうる最高の結果ではありますが、まだ激戦が予想される今シーズンが始まったばかりです。今日の決勝で我々は勝つことができましたが、ライバル勢を過小評価してはなりません。今日は経験が助けてくれましたが、今季はライバルからの挑戦に立ち向かうことになるでしょう。我々もさらに強くならなくてはなりませんし、戦いは激しさを増すことになります。チャンピオン争いは本当に面白いものになるでしょうし、その中に居られるのはとても嬉しいことです。

    マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー):
    1-2フィニッシュでシーズンのスタートを切れたというのは最高の結果です。2台によるレースはとても僅差で、それを制して勝てたことは本当に嬉しいです。セブリングは路面が荒れており、ミスもしやすいとても難しいコースですが、7号車のクルーは全員が全て上手くやってくれました。可夢偉もホセも素晴らしい走りでした。最後は、1年前に亡くなった父のことを思い出し、感慨深いものがありました。今日の勝利を彼に捧げます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー):
    チームのためにも本当に嬉しいです。全員が素晴らしい仕事をし、激戦にもかかわらず1-2フィニッシュを果たせました。予選こそ最高の結果とは言えませんでしたが、決勝レースへ向けては良いクルマに仕上がっていることはわかっていましたし、クルーも素晴らしい仕事をしてくれました。昨日のアクシデントの後、最初にクルマへ戻るのは簡単ではありませんでしたし、自信を取り戻すのに数周かかりました。とは言え、私自身のスティントには満足しています。もちろんマイクと可夢偉もしっかりと仕事をしてくれました。完璧なレースで、最高のシーズンスタートとなりました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー):
    チームにとって、このような力強いパフォーマンスを見せて1-2フィニッシュでシーズンのスタートが切れたということには、もちろん非常に満足しています。全てのドライバーが勝利を望んでいますが、我々のように2台体制のチームでは、勝つことができるのは1台だけです。7号車のクルーは今日とても良い仕事をしました。チーム全体のパフォーマンスは本当に良かったですし、レースウィークを通して、ライバルに対しても良い位置で戦うことができました。今日のレースはまだ一歩目であり、今シーズンは厳しい戦いになると思いますが、まず1-2フィニッシュが飾れて本当に嬉しいです。

    ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー):
    チームにとって最高の結果であり、ハードワークを続けてきてくれた皆に応えられたという意味でも本当に嬉しいです。僅差のレースで、我々も首位を走っていただけに、8号車が2位だったのは少し残念ですが、我々にはやや運が足りなかったのだと考え、優勝した7号車を祝福します。あのような激しいレースで、最終的に2台が僅か2秒差でフィニッシュできたというのは、チームがいかに素晴らしい仕事をしてくれたかを示していると思います。

    平川亮(8号車 ドライバー):
    ハイパーカー新時代のスタートとなる、新たなシーズンの開幕を1-2フィニッシュで飾ることができ、チームにとって完璧なレースでした。セブリングでのこの結果は本当に嬉しいですが、シーズンはスタートしたばかりで、今季は最大の目標であるル・マンを含めまだ6戦残っています。我々は順調ですが、ライバルも改良を続けてくるはずなので、プッシュを続けて行く必要があります。このチャレンジの一員であることは楽しいですし、もう次のレースが楽しみです。

    WEC第1戦セブリング1000マイル 決勝結果(総合順位)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    239
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    ブレンドン・ハートレー
    平川亮
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    239 2.168
    3 50 アントニオ・フオコ
    ミゲル・モリーナ
    ニクラス・ニールセン
    フェラーリAFコルセ/
    フェラーリ 499P
    237 2 Laps
    4 2 アール・バンバー
    アレックス・リン
    リチャード・ウェストブルック
    キャデラック・レーシング/
    キャデラック V-Series.R
    237 2 Laps
    5 5 デイン・キャメロン
    ミカエル・クリステンセン
    フレデリック・マコヴィッキィ
    ポルシェ・ペンスキー・
    モータースポーツ/
    ポルシェ 963
    235 4 Laps

    トヨタ WEC (FIA 世界耐久選手権)

  • WECセブリング:トヨタがワンツー、フェラーリがデビュー戦で表彰台

    WECセブリング:トヨタがワンツー、フェラーリがデビュー戦で表彰台

    トヨタは、2023年FIA世界大衆選手権の開幕戦セブリング1000マイルを圧倒的なワンツーフィニッシュを制し、フェラーリの挑戦をあっさり退けた。

    セブリング・インターナショナル・レースウェイのWEC開幕戦で、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスがドライブするトヨタGR010ハイブリッドの7号車が、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の8号車を下した。

    レース序盤は8号車がリードしていたが、5時間目にロペスのアウトラップが特に速く、平川がスピードに乗るのに時間がかかったため、7号車が主導権を握った。ハートレーは4時間目に2回のピットストップを行い、そのうちの1回はフルコースイエローの下で燃料補給を行ったが、トップの座を守りきった。

    残り90分、小林とブエミはコンマ1秒の差で交代した。しかし、ブエミはトラフィックでマシンが走行不能になったと報告し、レースが最終時間に入ると10秒以上の差をつけ、最終ピットストップが遅かったため、その差は倍増した。

    その後方では、2周遅れで表彰台をめぐる激しいバトルが展開された。予選でポールポジションを獲得したアントニオ・フオコが駆るフェラーリ499Pの50号車は、序盤をリードしていたが、セーフティカー導入に伴うピットインの戦略が裏目に出てしまう。

    彼はリスタート時にドライブスルーに見舞われ、正しい手順に従わなかったとしてさらに 5 秒のペナルティが科せられたが、50号車はさらに遅れてハイパーカー パックの真ん中に落ちた。

    残り2時間、51号車のアレッサンドロ・ピエル・グイディはピット入口付近のターン15でGTE Am フェラーリ488の50号車のフランチェスコ・カステラッチに衝突し、スピンしてプロジェクト1 ポルシェの56号車の左リアコーナーを壊してしまったが、ピエル・グイはさらに車を3輪で引きずるようにして損傷し、20分間ガレージで待つことになった。

    その前にフェラーリ勢は、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ963のペアやキャデラックV-Series.Rの1台とコース上でバトルを楽しんでいた。後者は、2時間目終了時にFCY手順を守らなかったとしてアレックス・リンがドライブスルーペナルティを受け、遅れてしまった。

    リン、アール・バンバー、リチャード・ウェストブルックのキャデラックは、フオコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンの50号車フェラーリを追いかけたが、フェラーリが初出場で表彰台に上った。

    ポルシェ963は、ケビン・エストレ、アンドレ・ロッテラー、ローレンス・ヴァンスールの6号車が、デーン・キャメロン、マイケル・クリステンセン、フレデリック・マコヴィッキィの5号車がFCY違反でドライブスルーペナルティを受けたため、チーム内の争いに一役買って、さらに2周遅れで5、6位に入った。しかし、残り1時間で電気系統がリセットされ、順位が入れ替わったため、5号車が勝利した。

    プジョーは、多くの技術的な問題により、9X8 LMHの2台が長時間にわたって壁の後ろに追いやられるという悲惨なレースを経験した。94号車はレース開始直後にギアシフトの問題が発生し、その後も高電圧エネルギー貯蔵装置の問題でロイック・デュバル、グスタボ・メネズ、ニコ・ミュラーの3人が乗るマシンは数時間ガレージで待機することになった。

    93号車の姉妹車もまた、ミケル・イェンセンとエステバン・ゲリエリのヴァンウォール・ヴァンダーベル680の間で起きた事故により、フランス車メーカーの不幸はさらに大きくなった。ジェンセンは、3時間目の終わりにゲリエリがFCYに反応して減速したときに巻き込まれ、スピンしてしまった。

    唯一のヴァンウォールはその過程でパンクを拾い、すぐにピットインしなければならなかったが、サンセットコーナーでジャック・ビルヌーブがサスペンションの不具合によりスピンし、元F1ワールドチャンピオンがピットに戻ってくるというアクシデントに見舞われた。しかし、修理が終わったヴァンウォールは回復し、ファクトリーで走るプジョー勢を打ち負かした。

    唯一のグリッケンハウスは、2時間目にロマン・デュマが電気系統の問題でターン17でコース上に停止したため、レースをリタイアした。

    WEC FIA世界耐久選手権

  • トヨタのWECドライバー、公道マリオカートを満喫

    トヨタのWECドライバー、公道マリオカートを満喫

    トヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦する豪華ドライバー陣が11月20日(火)に東京で公道マリオカートで「マリカー」を楽しんだ。

    先週末に開催された上海6時間レースでは、7号車が優勝、8号車が2位で続き、2戦連続で1-2フィニッシュを達成。2018年のWECシリーズ戦を最高の形で締めくくった。

    ドライバーたちは、11月25日(日)に富士スピードウェイで開催される「トヨタ ガズーレーシング フェスティバル 2018」に向けて日本に帰国。束の間のオフを利用して東京でマリカーを楽しんだようだ。

    各ドライバーのInstagramには小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソとジェームス・ロシターという豪華ドライバー陣がコスチュームに身を包んでマリカーを楽しんでいる画像が投稿されている。

    マリカー

  • 【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ 予選レポート…アロンソ8号車がポール昇格

    【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ 予選レポート…アロンソ8号車がポール昇格

    FIA世界耐久選手権(WEC) 2018/2019年のスーパーシーズン開幕戦となるスパ6時間レースの予選で、TOYOTA GAZOO Racingは7号車ポールポジションと8号車が2番手グリッド獲得。

    しかし、予選後の車検で7号車に予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとの通達がなされ、8号車がポールポジションからスタートすることとなった。

    予定より5分遅れで開始されたLMPクラスの予選で、TOYOTA GAZOO Racingはマイク・コンウェイとフェルナンド・アロンソが最初のアタックを担当し、まずタイミングシートの1-2につけた。

    しかし、2人目のアタッカーである小林可夢偉と中嶋一貴は、他車のクラッシュの影響で40分ほどの赤旗中断を余儀なくされる。だが、小林可夢偉と中嶋一貴は集中力を途切れさせることなく、セッション再開後に好タイムをマーク。小林可夢偉が全体ベストのタイムを叩き出したことにより、2名の平均タイム1分54秒583をマークし、8号車を平均で0.379秒上回り、7号車がポールポジションを獲得。

    フェルナンド・アロンソにとって初めてのWECでの予選セッションは、中嶋一貴と共に8号車のアタックを担当し、平均で2番手タイム。2台のTS050 HYBRIDが最前列グリッドに並んで決勝レースのスタートを切ることとになると思われた。

    しかし、予選後の車検で7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。7号車の予選タイム抹消されてピットスタートとなることで、明日の決勝レースは、中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ組のTS050 HYBRID 8号車がポールポジションからスタートを切ることとなった。

    TOYOTA GAZOO Racingがポールポジションからスタートを切るのは15度目。最前列グリッドから、昨年から続く4戦連続、通算はで17度目となる優勝を目指す。

    明日、土曜日の決勝レースではもちろん勝利が目標。明日は現地時間午後1時半(日本時間午後8時半)に6時間で争われる決勝レースのスタートが切られる。

    ドライバーコメント ※7号車の予選タイム抹消以前

    小林可夢偉(7号車)
    まずは冬のオフシーズンの間のチーム全員の頑張りに感謝します。彼らは今日もとても良い仕事をしてくれましたし、マイクも素晴らしいアタックタイムを刻んでくれました。昨年とは状況が変わっても、我々は更に強くなり、それを本日の予選でお見せすることが出来ました。今は、最も重要な明日の決勝レース向けて集中しています。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    私と可夢偉とで、素晴らしい予選タイムを刻むことが出来ました。TS050 HYBRIDは予選アタックの時もとても良いフィーリングで、それが好タイムに繋がりました。ポールポジションでポイントを獲得出来たことと、明日最前列からスタートを切れるのは素晴らしい気分です。チームメイトと常に刺激し合いながらレースに臨む中、今日は予選で1-2を獲得出来ました。明日の決勝もこの調子を維持して、優勝を目指したいと思います。

    中嶋一貴(8号車)
    自分のアタック前に赤旗による長い中断があったので、集中力を維持するのが大変でした。アタック前半での小さなミスが悔やまれるところです。車両のバランスはまずまずでしたが、明日の決勝に向けては、もう少し改善したい部分があります。特にタイヤを痛めずに長い距離を走り続けられるようにクルマを仕上げる必要があります。明日の決勝は長いですが、今日の予選結果はチームにとっては幸先よいシーズンのスタートになったのではないでしょうか。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    まずまずの予選で、アタックを楽しむことが出来ました。今日のWECの予選を経験出来でとても良かったです。自分自身は、セクター2の前半をもう少し上手くまとめられれば、もっと良いタイムを出せたかと思いますが、一貴の方はとても上手に予選アタックしてくれました。ともあれ、予選1-2の結果は、チームにとっても最高の予選と言えるのではないでしょうか。明日の決勝は6時間の長丁場ですが、しっかり上位フィニッシュを目指します。

  • 【WEC】 富士6時間レース フリー走行2回目:トヨタ 7号車がトップタイム

    【WEC】 富士6時間レース フリー走行2回目:トヨタ 7号車がトップタイム

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第7戦 富士6時間レースのフリー走行2回目が13日(金)、富士スピードウェイで行われ、トヨタの7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)がトップタイムを記録した。

    富士スピードウェイはトヨタにとってWECカレンダーの一戦というだけの存在ではない。ハイブリッド・パワートレーンが開発されたのはサーキットから20km程しか離れていないトヨタ東富士研究所であり、まさに生まれ故郷でのレースでもある。

    午後になっても富士スピードウェイは雨。15時30分からウェットコンディションで90分のセッションはスタートした。だが、クラッシュや大雨の影響により、途中で50分の赤旗中断となった。

    フリー走行2回目では、トヨタ7号車の小林可夢偉が1分39秒202でタイムシートのトップに立った。2番手にはポルシェ #1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)、3番手にはトヨタ #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)が続いた。

    LMPクラスは、ジャッキー・チェン DCレーシング #38号車、GTE Proクラスはフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの#66号車、GTE Amクラスはクレウォーター・レーシングの#61号車がトップタイムを記録した。

    明日14日(土)は、10時30分からフリー走行が行われ、14時30分から予選Q1がスタートする。

    WEC 第7戦 富士6時間 フリー走行2回目 結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種  
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分39秒202
    2 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1分40秒523
    3 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分41秒413
    4 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1分42秒783