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  • ルイス・ハミルトン:F1シンガポールGPプレビュー

    ルイス・ハミルトン:F1シンガポールGPプレビュー

    ルイス・ハミルトンが、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。

    ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
    「去年のシンガポールでの優勝は、F1キャリアで最も満足した勝利のひとつだった。チーム全体がその結果のために週末の始めからプッシュしていたし、たくさんの問題を解決して、それを手に入れるまで決して諦めなかった。ラインを横切ったことは素晴らしい感覚だったよ」

    「モンツァにはすでに線を引いている。経験から学んだし、かなり落ち込んだけど、そのようなことはシーズンの重要な時に心を研ぎ澄まして、ゲーム運びやモチベーションを高めるために必要だったりする」

    「シンガポールでどれくらい競争力があるかを正確に話すのは難しい。モンツァがカナダに最も似ているトラックだとすれば、シンガポールは僕たちが比較的苦しんでいたモナコやハンガリーに近い。でも、エンジニア達は僕たちが良い進歩を遂げたと確信しているので、トラックに出て行って、実際に変化を試すのを楽しみにしている」

    「ポジティブなテストと風洞での開発によって、自信を新たに週末に向かえると思う。チャンピオンシップはあと5レースでなので、僕たちの立ち位置がよりはっきるするレースではあるけど、今回のグランプリで出来るだけ多くのポイントを獲りたいのは確かだ」

  • ジェンソン・バトン:F1シンガポールGPプレビュー

    ジェンソン・バトン:F1シンガポールGPプレビュー

    ジェンソン・バトンが、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。

    ジェンソン・バトン (マクラーレン)
    「シンガポールGPは、ワールドチャンピオンの運命がよりはっきりすると思うので、とても面白い週末になるだろう。低速でハイダウンフォースのトラックは8月始めのハンガリー以来だ。そこで僕たちのクルマはあまり競争的ではなかったし、ちょうど2つの高速サーキットを訪れていたところだったので、トップチームの相対的なペースをきちんと表していなかったかもしれない」

    「でも、同時にブタペストのレースから多くのことが変わった。特にボディワークの柔軟性に関するルールブックはかなり大きく改訂になったし、その上、MTCでエンジニアの作業によって今では僕たちのクルマはより低速サーキットに合っている」

    「シンガポールは僕たち全員にとって面白くなるだろう。フェラーリとレッドブルのスピードがわかるだけでなく、ここ2カ月間にわたる僕たち全員の努力が、どれくらいハイダウンフォーストラックで助けになっているか初めてわかるからね」

    「個人的、シンガポールはカレンダーで最高のレースのひとつとしてすぐに確立したと思っているし、すでにレースをするのを楽しみにしている」

  • ミハエル・シューマッハ:F1シンガポールGPプレビュー

    ミハエル・シューマッハ:F1シンガポールGPプレビュー

    ミハエル・シューマッハが、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。

    ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
    「新しいサーキットを知ることはいつだって楽しみだし、シンガポールがエキサイティングな会場なのは確かだ。週末を楽しみにしているのは3つの理由がある。新しいサーキットであり、シティレースであり、そして初めてのナイトレースだ」

    「新しいトラックをドライブすることはそんなに難しいことではないし、たいていはすぐに学習してリズムを掴むことができる。チームとして力強いパフォーマンスをしたいし、出来る限り良いショーを届けられるように全力を尽くすよ」

  • ニコ・ロズベルグ:F1シンガポールGPプレビュー

    ニコ・ロズベルグ:F1シンガポールGPプレビュー

    ニコ・ロズベルグが、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。

    ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
    「シンガポールは、シーズンのハイライトのひとつだし、ここ2戦は本当に楽しかった。素晴らしい雰囲気だし、一旦ヨーロッパ時間のままのルーチンに入ってしまえば、ナイトレースのコンセプトは本当にうまく働く。2008年のシンガポールでは2位というこれまでのキャリア最高フィニッシュをしているので、レースには良い思い出がある」

    「トラックは運転するのがとても楽しいし、本当にチャレンジだ。特有のストリートサーキットだし、非常に狭くて囲まれているような感じがする。ストップ&ゴーなのでリラックスするチャンスがないんだ。ここ2レースではそれなりの結果を出せているので、来週末のシンガポールでもポイントフィニッシュを続けられることを期待している」

  • ヤルノ・トゥルーリ:F1シンガポールGPプレビュー

    ヤルノ・トゥルーリ:F1シンガポールGPプレビュー

    ヤルノ・トゥルーリが、F1イタリアGPへの意気込みを語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (ロータス)
    「レース後はイタリアに残っていて、トスカーナで友人とサイクリングをする予定だ。レースの間にリラックスできるし、友人と会ってそれにちょっとしたトレーニングを組み合わられて次のレースの準備にもいいんだ。シンガポールのレースのチャレンジは本当に好きだ。ドライバーとしてはプッシュできるし、トラック自体はカレンダーの他のトラックとそんなに違わないけど、ナイトレースということで独特なイベントになる」

    「シンガポールはマレーシアに近いし、トラックでマシンを見せる初めてのチャンスなので、ファンに示したいし、僕たち全員が楽しみにしている。レースの準備については、それほど多くのことはできない。トワイライトの状況で最大限の視認性を確保するためにクリアなバイザーを使うけど、体内時計をヨーロッパ時間のままにすることを除けば、他のレースとそれほど変わらない。暑さ対策をして、確実な準備をする」

  • ヘイキ・コバライネン:F1シンガポールGPプレビュー

    ヘイキ・コバライネン:F1シンガポールGPプレビュー

    ヘイキ・コバライネンが、F1イタリアGPへの意気込みを語った。

    ヘイキ・コバライネン (ロータス)
    「シンガポールはいつもちょっと違ったレースになるけど、楽しみにしている。レース主催者はトラックの準備で常に素晴らしい仕事している。市街地コースでクルマはカッコ良く見えるし、音も凄いので、ファンにとってはかなり強烈だね」

    「クルマとドライバーにはかなり厳しいレースだけど、僕たちは体内時計をヨーロッパ時間のままにするし、可能な限り睡眠をとって、いつも通りのスケジュールを貫く。うまく対処しているよ」

    「レース前、残りのフライアウェイレースに備えて来週は集中的にトレーニングをする。シンガポールのためだけでなく、日本、韓国、ブラジル、アブダビに向けて十分に蓄えておくことが重要だ」

  • F1シンガポールGPのサポートレースにV8スーパーカーを誘致

    F1シンガポールGPのサポートレースにV8スーパーカーを誘致

    バーニー・エクレストンは、2011年のF1シンガポールGPのサポートレースとして、オーストラリアのツーリングカーカテゴリーであるV8スーパーカーを組み入れることに取り組んでいる。

    現在V8スーパーカーのCEOを務めるのは、長年F1に携わり、最近ではバーレーンのサーキットの代表を務めていたマーティン・ホィッチカー。

    彼は、F1関係者が「(シンガポールに)我々(V8スーパーカー)が来ることを望んでいる」と V8X にコメント。

    「彼(F1最高権威者バーニー・エクレストン)は、そこで早い時間帯に我々にレースをさせたがっている。シンガポールに関する限り、観客によっても、都市にとってもよいことだし、さらに4時間のショーが加わることになる」

    だが、オーストラリア内ではV8(チャンネル7)とF1(ネットワーク10)とでテレビ放映権が衝突するため、V8レースは、チャンピオンシップポイントには加算されないかもしれない。

    マーティン・ホィッチカーは、シンガポールラウンドを確定する前に、テレビの問題が「明らかに取り組まなければならないことのひとつだ」と認めている。

    V8スーパーカーは、2011年の日程表を10月まで延期している。

  • ティモ・グロック、F1シンガポールGPの2位表彰台を振り返る

    ティモ・グロック、F1シンガポールGPの2位表彰台を振り返る

    ティモ・グロックが、F1シンガポールGPでの2位表彰台を振り返った。

    2位入賞おめでとうございます。どんな気持ちでしたか?
    2位は素晴らしい結果だったよ。特に、1年を通じて一生懸命仕事をしてきたチーム全体にとってもすごく良かったね。僕たちはこれまで限界まで必死で戦ってきたし、チームのみんなは全力を尽くしてきたから、そうした彼らのために表彰台に戻れて本当に嬉しかった。

    スタートはどうでしたか?
    実はちょっと期待はずれだったんだ。というのも、スタートでフェルナンド(アロンソ)を抜くのが僕の目標だったのに、上手くそれができなかったからね。自分たちのレース戦略を生かすには、彼の前に出なければならなかったんだ。でも、その直後に彼がマーク(ウェバー)と戦っているのが見えた。そして二人はいずれもコーナーを大回りしたんだ。次のコーナーで僕は小さな隙間を見つけてそこに賭けた。前を走るマークに接触しないよう気を付けなければならなかったけど、そこを上手く切り抜けて、フェルナンドの前に出ることができた。あれが今回のレースで決定的な瞬間だったよ。その後は本当に上手く自分たちのレース戦略を生かすことができたし、そのお陰で表彰台に上がれたんだ。

    その後のレースはどんな展開でしたか?
    僕はとにかく一つもミスをせずに自分のラップタイムを維持すべく、本当に必死になって集中し続けた。今回のようなストリートコースの場合、簡単にミスを犯してしまうものだけど、僕は集中し続け、自分たちのレース戦略を守ったよ。1回目のピットストップの時点で、表彰台が現実的に可能だということが明らかだったし、僕の2回のピットストップではピットクルーたちが素晴らしい仕事をしてくれた。時間を全くロスしなかったからね。湿度の影響でとてもキツかったけど、レースはスムーズに進んだし、2位でフィニッシュラインを通過するのは素晴らしい気持ちだったよ。

    あれだけの暑さと湿度の中でドライブするのは、どのくらい厳しいのでしょうか?
    ドライバーとしては本当に厳しかった。今回のような状況に対処できるよう、シーズンを通してしっかり身体を鍛えておかなければならないのはそのためでもあるんだ。今回は暑さよりも湿度が問題だったんだ。というのも、とにかく常に汗をかいているような感じで、そのため機会があれば常に水分を多量に摂って、身体を冷やすよう努めなければならなかったからね。そうしないと自分がオーバーヒートしてしまうんだ。レース中はとにかく信じられないような状況だった。僕のレーシンググローブは完全にびしょ濡れだったよ! こうした状況の中、限界までプッシュすることがどれほど水分を失うものなのかは、クルマから降りてくるドライバーを見れば誰でも理解できると思う。でも、ステアリングホイールを前にしてレースしている時は、そんなことは考えないものなんだ。ドライバーは、とにかく可能な限り必死でプッシュすることに集中しているからね。

    TF109の改良パーツをどう評価していますか?
    新しいパッケージには満足だよ。この週末に向けてクルマに装着する新パーツを用意すべく、あれほど一生懸命に仕事をしてくれたケルンのみんなにはお礼を言わなければならないね。現代のF1では、常に開発を続けることがとても重要だから、今回のレースのために幾つか新パーツを持って来れたのは良かった。1回目のフリー走行でその新パーツをクルマに装着すると、すぐにそれらが上手く機能してくれた。レースの週末より前にコース上で新パーツをテストできないこと考えると、この段階から既に良い兆候が見えていた。新パッケージから更にある程度のパフォーマンスを得られたと思うし、今は、これが鈴鹿でどう機能するのかを見るのが楽しみだよ。

    予選は如何でしたか?
    ある意味、今回の予選はちょっと風変わりだったかもしれない。というのも、第1セッションではクルマの感触が良かったものの、僕は15位止まりだった。ラップタイムがとにかく縮まらなかった。でも第2セッションで、新品オプションタイヤの別のセットを履いたら、すぐに1秒速くなってクルマの感触がとても良くなった。このセッションでは5番手になれたんだから、第1セッションとの違いがどれほど大きかったか、みんなにも分かると思う。なぜそうしたことが起こったのかは僕には分からないけど、既にトップ6入りできたことは、当然ながら第3セッションに向けて僕の自信になった。結果的に第3セッションは欲求不満のまま終わったけど、それは最後に赤旗になり、新品のオプションタイヤで最後のラップを走る機会が得られなかったからだ。僕のその前のラップタイムは使用済みのオプションタイヤを履いて出したものだったし、そのタイヤで最高の性能を発揮できるタイミングは既に過ぎていたから、自分には更にラップタイムを縮められる可能性があると分かっていたんだ。それでも、予選でトップ10に戻れたことと、トップ6からスタートできることは素晴らしかったよ。

    この週末の間、コースの路面状態はどのように変わっていきましたか?
    週末の初めの段階、特に1回目のフリー走行の時点では、信じられないくらい埃っぽかった。グリップがほんの僅かしかなかったし、それがトラクションに関する問題の原因になっていた。ストリートコースではこうした状況は事前に予測できるものなので、別に驚くことではなかった。また、予想通り、走行ラインにラバーが乗っていくにつれて、状況は更に改善されていった。既に2回目のフリー走行の時にはかなり状況が良くなっていたし、この傾向は週末の最後までずっと続いた。走行ラインを外れると、かなり埃っぽかったけどね。

    いつもと異なる行動時間帯にはうまく対応できましたか?
    僕には全く問題なかった。チーム全体がヨーロッパ時間のまま過ごしたしね。これがちょっと厄介だったのは僕が最初に到着した時だけだ。飛行機での長い移動の後はいずれにせよ疲れているから、一日中寝ないで過ごし、そのまま夜遅くまで起きているのは最初の日は大変だったよ。でも、自分でできる限りのことをする必要がある。そうしないと、(今回の行動時間帯に)適応しないままになるからね。その後は問題なかった。僕のスケジュールは全てコース上でやるべきことに集中していたから、たとえそれがちょっと変に思えても、慣れてしまうものなんだよ。

  • F1シンガポールGP:予選後の全F1マシンの燃料搭載量

    F1シンガポールGP:予選後の全F1マシンの燃料搭載量

    F1シンガポールGP予選後の全マシンの重量が発表された。

    予選Q3終盤にルーベンス・バリチェロがクラッシュしたことにより、ほぼ全員が計測ラップを行えなかったため、パフォーマンスを読み取るのは難しいが、レッドブル勢をはじめ、何人かのドライバーはアグレッシブな戦略を狙っていたことがわかる。

    マリーナ・ベイ・ストリートコースは、オーバーテイクが難しいサーキットのため予選順位が非常に重要なことを考えると、ポールポジションで燃料も多く、加えてKERSもあるルイス・ハミルトンが優勝の最有力候補ということになる。

    Q2を見ると、マシンパフォーマンス的にはニコ・ロズベルグが好調であり、第1スティントの戦い方によっては、面白い存在になるだろう。

    ヤルノ・トゥルーリとエイドリアン・スーティルあたりは、1ストップが可能な燃料搭載量だが、コーナーが多いストップ&ゴー特性のこのサーキットはフューエルエフェクトが大きく、またタイヤのデグラデーションも大きい。またセーフティカー導入の可能性も高いため、1ストップが成果をあげる可能性は極めて低いと言える。

    F1 シンガポールGP マシン重量

    グリッド ドライバー チーム マシン重量 予想ピットイン 予選タイム
    1. ルイス・ハミルトン マクラーレン 660.5kg 19周目 1分47秒891
    2. セバスチャン・ベッテル レッドブル 651kg 15周目 1分48秒204
    3. ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ 657.5kg 17周目 1分48秒348
    4. マーク・ウェバー レッドブル 654.5kg 16周目 1分48秒722
    5. ルーベンス・バリチェロ ブラウンGP 655.5kg 17周目 1分48秒828
    6. フェルナンド・アロンソ ルノー 658kg 18周目 1分49秒054
    7. ティモ・グロック トヨタ 660.5kg 19周目 1分49秒180
    8. ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 650kg 14周目 1分49秒307
    9. ロバート・クビサ BMWザウバー 664kg 20周目 1分49秒514
    10. ヘイキ・コバライネン マクラーレン 664.5kg 20周目 1分49秒778
    11. 中嶋一貴 ウィリアムズ 680.7kg 27周目  
    12. ジェンソン・バトン ブラウンGP 683kg 28周目  
    13. キミ・ライコネン フェラーリ 680.5kg 27周目  
    14. セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソ 678kg 26周目  
    15. ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 690kg 31周目  
    16. エイドリアン・スーティル フォース・インディア 693kg 32周目  
    17. ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソ 683.5kg 28周目  
    18. ジャンカルロ・フィジケラ フェラーリ 678.5kg 26周目  
    19. ロマン・グロージャン ルノー 683kg 28周目  
    20. ヴィタントニオ・リウッツィ フォース・インディア 656kg 17周目  
  • パスカル・バセロン:F1シンガポールGPテクニカルプレビュー

    パスカル・バセロン:F1シンガポールGPテクニカルプレビュー

    F1初のナイトレースになった昨年のシンガポールでは、何か意外だったことはありましたか?
    我々はナイトレースをとても真剣に考慮し、点滅するピットボード及びガレージ周囲に追加の照明を用意したほか、チームの行動スケジュールを変更するなど、用心深く十分な準備をした。最終的に、レースの週末はスケジュールに関して特に問題なくスムーズに進んだ。唯一述べておくべきこととしては、二人のドライバーがレース後にコメントしたことについてだ。彼らにとっては無数の照明設備の下を高速でドライブするのは、照明の視覚的影響があり、通常よりも骨が折れる仕事だった。

    行動予定が通常と異なる場合、チームに対し全般的にどのような影響があるのでしょう?
    地元の町中の生活とは完全に違うリズムで過ごすことになるが、これはかなりユニークな体験だ。チーム全体がヨーロッパ時間のまま過ごしたわけだが、何一つ問題なくうまく機能した。ただし、そうした中で過ごすのは、かなり奇妙な状況だけどね。その結果として、午前2時に夕食のためにレストランを探すことになるし、夜明けと共にベッドに向かうことになる。幸運にも私は簡単に眠れる人間だから、これに関しては問題なかった。とにかく午後も中頃になってから“おはよう”と挨拶を交わすのは普通じゃなかったけどね。

    セッション中、路面温度が低下することで問題はありますか?
    多少はその影響があるため、我々のタイヤ管理には、そういった気温の状況を想定した対策を盛り込んである。各セッションのためにタイヤの内圧と温度の目標を設定し、それらを達成するために予想される気温と路面温度を参照している。通常、シンガポールではセッションが進むにつれて気温が下がるが、これを考慮していないと、当然ながら想定通りのタイヤの内圧や温度を得ることができなくなる。しかし、我々はタイヤを管理する際にそういった要素を考慮することに慣れているため、そうした状況も目新しいものではなく、特別な状況が生じることもなかった。

    シンガポールとモナコを比較してもらえますか?
    一見してロケーションの面で似ている部分があるように思えたとしても、他の市街地コースとモナコを比較するのは困難だ。モナコには長い歴史があり、また伝統はモータースポーツの歴史を遥か遡った所から続いているから、どこかの新しいコースがそれを再現することは絶対にできない。そういった感情面の背景があるため、他のコースとモナコを比較する際に公正な目で判断するのは難しいね。ただし、昨年のシンガポールは完璧に成功したと言えるし、私は非常に感銘を受けた。あの場所は素晴らしいし、参加した全員にとって、ナイトレースという新たな体験は最高だった。あれは忘れ難いイベントだったが、モナコと比べるのはフェアじゃない。モナコは唯一無二の特別な場所だからね。

    シンガポールのバンプ(路面のでこぼこ)について教えてください。
    昨年は信じられないほどバンプが多く、それに対処するためのサスペンションのセットアップが、週末の最大の課題になるほどだった。そのため我々は通常とかなり異なるサスペンションのセットアップを施さなければならなかったが、そういった問題に直面したチームは我々だけではなかったはずだ。ただし、プロモーターからは彼らもコース特性に起因するその問題を認識しており、路面の再舗装を行ったと報告を受けている。願わくば、そのお陰でバンプが緩和されていると良いが、これについては金曜日の練習走行で確認することになる。

    シンガポールのコースについて、それ以外の特徴は何でしょう?
    高ダウンフォースサーキットで、ドライバーが非常に重要な役目を担う。コーナーが23カ所もあり、ドライバーにとっては適切なリズムを見つけることが非常に重要になる。ストリートサーキットではいつもそうだが、ドライバーはバリヤに接触しないようにしつつ、ギリギリまでそれに接近する必要があり、集中力を保つという意味ではこれがかなり厳しい要素になる。昨年のシンガポールでは、ドライバーのパフォーマンスがもっと平均的なコースよりもラップタイムに大きく影響するコースの一つだと分かった。シンガポールで考慮すべきその他の要素としては、ブレーキに非常に厳しいという点が挙げられる。ブレーキの寿命の限界について、昨年のレース前は幾つか疑問を抱えていたが、結果的には何も大きな問題は起こらなかった。

    コースの中で、あなたにとって特に気になる箇所はありますか?
    いくつか興味深いコーナーがあるが、私の記憶に特に鮮明に残っているのは、大きな縁石があるシケインのターン10だ。ここは非常に風変わりなコーナーで、かなり低速にも関わらず、極度に要求が厳しい場所だ。もしもあの巨大な縁石にクルマをぶつけてしまったら、クルマが飛び跳ねてコース横の壁にすぐに激突してしまうからね。あそこを通過する際にドライバーは特に集中しなければならない。

    シンガポールGPに向けて、チームは何か新しいパーツを用意していますか?
    このレースに向けて、いくつかアップグレードする予定だ。実際、シンガポールではTF109の最後のアップグレードパッケージを使用することになる。我々はクルマのパフォーマンスに大きく関わるパーツにずっと集中してきたが、その結果、いくつかの分野で性能の向上を発見することができた。フロントウイングとリヤエンドにアップグレードを施す。リヤウイングやその他のパーツだ。シンガポールの後も2、3の新パーツを目にすることにはなるが、これが今シーズンの最後のアップグレードパッケージになる。

    開催日程:2009年 F1 シンガポールGP