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  • 桜井孝太郎、スタートと同時にエンジンブロー (AUTO GP)

    桜井孝太郎、スタートと同時にエンジンブロー (AUTO GP)

    桜井孝太郎は、AUTO GPワールドシリーズ最終戦ソノマの第2レースをエンジンブローによるリタイアで終えた。

    第1レースの結果により、第2レースをフロントロウ、2番手グリッドからのスタートとなったことで、桜井孝太郎には日本人初の表彰台への期待が高まった。

    しかし、悪夢が桜井孝太郎を襲う。

    最前列にマシンを並べ、スタートへ向かうためにフォーメーションラップへと走り出した頃、桜井孝太郎のマシン後方から少しづつ白煙が出ているのを後続車両が確認していたが、そのままグリッドにロックオン。シグナルがグリーンに変わると同時に、桜井孝太郎のマシンは、その場で大きな白煙を吹いてエンジンがブローアップ。

    後続からの追突を避けるために、必死で両手を高くあげてアピールする桜井孝太郎のマシンの横を全車がすり抜けたが、コース上に取り残された桜井孝太郎のマシンを撤去するために、セーフティカーが導入されました。

    再開されたレースは、桜井孝太郎のチームメイト、セルゲイ・シロトキン選手が6番手グリッドから果敢な追い上げを見せて、見事に逆転優勝を飾り、今シーズンの有終の美を飾った。

    桜井孝太郎
    「まず初めに、この素晴らしい舞台を用意してくれた全ての関係者に感謝したいですし、最終戦で優勝したチームに心からおめでとうと言いたいです。今回は全てが新しい挑戦でチャレンジングな素晴らしいウィークでした。ぶっつけ本番でも今の自分なら充分にトップ集団で戦える速さは証明できた。それは素直に自信にしたいです。でもその速さがあっただけに最後は素晴らしい結果をチームと共に出したかった。もの凄く悔しいしこのままでは終わりたくない。それはエンジニアを含め全てのチームスタッフが思っている気持ちです。今はリベンジしたい気持ちでいっぱいです。」

  • 桜井孝太郎、AUTO GP デビュー戦で7位

    桜井孝太郎、AUTO GP デビュー戦で7位

    桜井孝太郎は、アメリカ合衆国ソノマサーキットで開催されたAUTO GPワールドシリーズ最終戦に日本人として初参戦。予選9番手から第1レースを7位完走、初ポイントを獲得した。日曜日の第2レースは、フロントロー、2番グリッドからスタートする。

    金曜日、朝の30分間のフリー走行で初めてAUTO GPのマシンに乗り込んだ桜井孝太郎は、アップダウンの激しいタフなソノマ・サーキットのコース習熟とともに、550馬力のマシンを着実にものにするために、まずはゆっくりと周回を重ねた。

    そして幅広いタイヤのグリップ感や、巨大なウィングが発生するダウンフォースを確かめながら次第にペースアップ。最終的には、元F1ドライバーで前戦ブラジルで2連勝を挙げたアントニオ・ピッツオニアに0秒05差まで迫り、見事8番手のタイムをマーク。衝撃的なAUTO GPデビューを飾った。

    午後の2回目のフリー走行では、別のコンパウンドのタイヤを試し、セットアップの違いを実感するとともに、エンジニアとともに予選に向けての方向性を煮詰めた。

    そして迎えた土曜日の予選。さすが強豪ひしめくAUTO GPだけに、F1やGP2経験のあるドライバーが前日のタイムを大幅に更新する好タイムを続々とマーク。激しいアタック合戦の中、桜井孝太郎も何度かアタックを決めて上位に顔を出しましたが、最終的に9番手で予選を終えた。

    午後の決勝第1レースは、波乱の展開となった。スタート直後の第1コーナーで3台がクラッシュし、続く第2コーナーでも多重クラッシュが発生。見事なスタートで6番手までジャンプアップしていた桜井孝太郎は目の前のクラッシュを避けるために自ら瞬時にマシンをスピンさせ、アクシデントを回避。そのままレースに復帰したところでセーフティーカーが導入され、11番手で周回を重ねた。

    チームはセーフティーカー解除の絶妙のタイミングでタイヤ交換を決行。素晴らしいタイミングで9番手までポジションをあげることに成功した。

    勢いに乗る桜井孝太郎は、初めての550馬力のマシンを果敢にコントロールしながら素晴らしいブレーキングで前車をパスしてポジションアップ。デビュー戦となる初のAUTO GP決勝を最後まで走りきり、7位でフィニッシュ。見事デビュー戦でポイント獲得を果たした。

    この結果、日曜日に開催される決勝ファイナルレースは、上位8番手までがリバース・グリッドとなるため、桜井孝太郎選手はグリッド最前列、フロントロー、アウト側2番手グリッドからの決勝スタートとなることが確定した。

    桜井孝太郎
    「今年は不思議とタフなことが多いですね(笑)今回も初めての乗るAUTO GPと言うパワフルな車を、ソノマという素晴らしく難しいサーキットでデビューするという豪華な盛り合わせで迎えました。それに加えてF1のようにソフトとハードの2種類のタイヤを1レース中に使いこなすピットストップ作戦は、僕にとってはまた人生初めての経験だったのでワクワクドキドキでした。今までのレースとは頭を使うところが少し違うし、タイヤとの対話もまるで違いました。でも今年一年間色々な経験をしてきたし、乗り越えてきました。そこから得た強さが、ここに来て強敵強豪を相手に生きているのだと思います。これも多くの人の支えがあったおかげです。明日は皆さんの分も全身全霊で挑みたいし、全身全霊で楽しみたいです。今の自分に100%集中します。」

    ビンチェンゾ・ソスピリ
    「初めて550馬力のビッグフォーミュラに乗ったにもかかわらず、ミスもなく、とても落ち着いていたのが好印象でした。私の予想では、デビュー戦で予選10番手、決勝が8位でまとめられれば最高の出来だと思っていたのですが、予選で9番手、決勝で7位はともに想像以上の結果でした。AUTO GPに参戦しているドライバーは本当に経験豊かなドライバーで、タフな連中なので、その中で桜井孝太郎選手が見せたパフォーマンスと、そのポテシンャルは充分な評価に値すると思います」

  • 桜井孝太郎、AUTO GP World Seriesの最終戦ソノマに参戦決定

    桜井孝太郎、AUTO GP World Seriesの最終戦ソノマに参戦決定

    桜井孝太郎が、AUTO GP World Seriesの2012年最終戦ソノマに名門ユーロノバ・レーシングから参戦することが決定した。日本人ドライバーのAUTO GP参戦は初となる。

    今年ステイタスGPからGP3に参戦した桜井孝太郎だが、シーズン途中に資金問題によりシートを失った。

    2010年からスタートした「AUTO GP World Series」はWTCC世界ツーリングカー選手権と併催されるイベントでヨーロッパ大陸、アフリカ大陸、そしてアメリカ大陸の世界3大大陸を転戦し、7イベント全14戦で争われる。

    ローラ製シャシーに約550馬力を発生するザイテック製3400ccV型8気筒自然吸気エンジンを搭載したビッグマシンで戦われる。今シーズン戦ってきたGP3は280馬力のマシンであるが、今回参戦するAUTO GPワールドシリーズのマシンはその約2倍の550馬力ものパワーを発生する。

    同シリーズの初代チャンピオンは現在ロータスF1チームで活躍するロマン・グロージャン。また今回の最終戦には、元F1ドライバーのアントニオ・ピッツオニアを筆頭にGP2やインディカーで好成績を収めた選手が多数参戦する。

    今回、桜井孝太郎が契約した「ユーロノバ・レーシングチーム」は往年の名ドライバー、ビンチェンゾ・ソスピリが2002年に設立したチーム。若手ドライバー育成には定評があり、過去にはロバート・クビサ、ヴィタリー・ペトロフ、ジェローム・ダンブロジオ、ルカ・フィリッピといったドライバーをF1まで引き上げた実績を持つ名コーチでもあります。

    桜井孝太郎が参戦する「AUTO GP World Series」最終戦は、今週末の9月21日〜23日にアメリカ合衆国ソノマ・サーキットにて開催される。

    桜井孝太郎
    「もう気がつけばF1の目の前のカテゴリーにまで来てしまったんですね?(笑)僕以上に周りの皆さんがビックリされている事だと思います。でもこれは今年、いや、人生最高のチャンスだと思います。今週末からはもう敵がF1ドライバーになるわけですから、そうとう面白い戦いになると思います。だから自分の走りに100パーセント集中して、今の自分を全て出し切って来年のために最高のスタートを切ろうと思います。皆さんも知っての通り、僕は今年GP3の参戦をシーズン途中で切り上げる事にしました。なのでエネルギーは充分に充電ずみです。その全てを今回のレースにぶつけたい。そうすれば必ず得られる物はあると確信しています。人生最高のぶっつけ本番ですけど、この素晴らしい舞台を造ってくれた皆様に心からの感謝をこめてレースに挑みたいと思っています。もう僕だけのレースではありませんからね」

    ビンチェンゾ・ソスピリ
    「私は、桜井孝太郎選手がフォーミュラBMWに参戦していた頃から、彼のマネージャーに対してラブコールを送っていました。今回、孝太郎選手を我々のチームの一員として迎えることができて、本当に嬉しく思っています。パワフルなAUTO GPのマシンに乗った孝太郎選手の姿を想像するだけで興奮しますし、彼にとって本当に大きなステップになるはずです。しかし、私は桜井孝太郎選手が、我々の期待どおりの成果をあげてくれることを信じていますし、そしてこの挑戦が、お互いにとって、将来にわたる長いコラボレーションのスタートになることを願っています」

  • 桜井孝太郎、GP3ハンガリーもスポンサー問題で欠場

    桜井孝太郎、GP3ハンガリーもスポンサー問題で欠場

    桜井孝太郎は、GP3シリーズ、第11戦&12戦ハンガリー・ラウンドを欠場することになった。桜井孝太郎は、前戦ドイツ・ラウンドもスポンサー問題で欠場している。

    桜井孝太郎のマネジメントを担当する町田英明は「スポンサーさんとの問題が解決に至らず、マクラーレンでF1テストをした経験もある、ベテランのウィリアムソン選手が継続参戦となりました」と自身のブログで述べた。

    「日本では弁護士さんが頑張って問題解決に臨んでくれたのですが、再びタイムオーバー。個人的には、いても立ってもいられない気分です」

    しかし、ステイタスGPは、桜井孝太郎を走らせたいことで意見が一致していたとし、「連続欠場ではありますが、チーム側との問題や軋轢は全然なく、チームには相変わらず日常的に顔を出しています」とチームとの関係は問題ないことを強調。

    ただし、ステイタスGPとの契約上、翌週に参戦を予定していたイギリスF3選手権スネッタートンへの参戦も見合わせることになったという。

    今回の欠場により、桜井孝太郎が残り全戦優勝してもチャンピオンの可能性はなくなった。

    「頭を切り換えて、来シーズンのための準備期間としての今シーズン後半戦を考えることにしました」と町田英明はコメント。

    「まだ正式には発表できませんが、後半戦はいくつかの他のカテゴリーのレースに参戦しようと交渉を開始しています。もちろんGP3参戦は最重要事項です」

  • 桜井孝太郎、再びスポンサー問題でGP3ドイツを欠場

    桜井孝太郎、再びスポンサー問題でGP3ドイツを欠場

    桜井孝太郎が、再びスポンサー問題でドイツで開催されるGP3シリーズ 第9戦、第10戦を欠場することが明らかになった。だが、翌週のハンガリーには参戦の意向を示している。

    「残念ながら今週末にドイツ ホッケンハイム・リンクでF1の前座で行なわれるGP3シリーズ 第9戦&10戦を欠場する事となりました」と桜井孝太郎は自身のブログで報告。

    桜井孝太郎は、バレンシアで開催されたGP3シリーズ第5戦、第6戦もスポンサー問題で欠場している。

    「スポンサーとチームとの話し合いが解決せずバレンシアのテストとレース同様に欠場する事となりました」

    「でも僕は諦めていません。F1ドライバーになったらこんな事は、日常茶飯事ですから、GP3でアタフタしたって仕方がないですよネ?」

    「もう、気持ちはハンガリーの予選で最高の走りをして結果を出す事だけしか考えていません」

    桜井孝太郎のシートには、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズから降格となるルイス・ウィリアムソンが座ることが決定している。

  • 桜井孝太郎、予選8番手から波乱のレースを連続完走

    桜井孝太郎、予選8番手から波乱のレースを連続完走

    桜井孝太郎は、シルバーストン・サーキットで開催されたGP3シリーズ第7&8戦に参戦。連続完走を果たした。

    バレンシアでの合同テスト、そして6月にバレンシアで開催されたGP3シリーズ第5戦、第6戦を諸般の問題で欠場。

    昨年のイギリスF3ルーキーチャンピオンである桜井孝太郎は、凱旋レースとしての意地も含めて相当な意気込みでイギリスGPに臨んだ。

    木曜日のフリー走行はあいにくの雨。6週間ぶりにコックピットに戻った桜井孝太郎は、マシンと身体の調和リズムを確認するため、1度もピットに戻ることなく45分間のセッションを走り続け、チームメイトとの各コーナーでのデータを比較しながら、遅くまでエンジニアとセッティングについて話し込んだ。

    しかし、金曜日早朝の予選は、曇り。路面コンディションがまるで違う状況となったが、第2の母国ともいえるイギリスだけに、桜井孝太郎は予選開始早々から積極的なアタックを開始。モナコGPで優勝したチームメイトよりも速いタイムを常にマークし、最終的に今季自己ベストの8番手グリッドを獲得して、その速さをチーム内にアピールした。

    午後はF1の予選が中断せざるを得ない大雨だったが、決勝がはじまる頃には雨もあがり、第1レースは路面はウェットながら、スリックタイヤでのスタートとなった。

    桜井孝太郎は、4列目イン側から無難なスタートを見せたものの、リスク覚悟で決めたセットアップが裏目に出ていまひとつペースがあがらず、4周目以降、次第に順位を落とし始め、最終的に15位チェッカー。気持ちを切り換えて第2レースに臨んだ。

    日曜日の第2レースは荒れた展開となった。スタート直前に降り出した雨に対して、多くの選手がウェットタイヤを選択したが、何人かの選手がスリックタイヤという状況。

    桜井孝太郎は、ウェットタイヤを装着してスタート。着実に順位を上げながら、12番手まであがったところでタイヤ交換のためにピットイン。コース上、ウェットタイヤで走るドライバーの中では誰よりも早いタイミングだったが、躊躇せずピットに飛び込んだ桜井孝太郎は、F1さながらの短時間のタイヤ交換でコースに復帰する。

    一時的にグリッド最高尾近くまで落ちたものの、ライバルたちより1周5秒近い速さで追い上げ続け、セクター1ではコース上の誰よりも速い最速タイムをマークし、前車をオーバーテイクし続けた。再び12番手まで復帰したところで、小さなミスでハーフスピンし、タイムロスをしたものの、最終的に13番手チェッカー。荒れたレースを無事に2戦連続完走し、チーム内ではいずれも最上位フィニッシュを確保することができた。

    桜井孝太郎
    「週末を通してチーム内で最速だったのは嬉しかったですが、走り始めからイギリスらしい大雨で、まったく前も見えない状況だったのは厳しかったですね。しかし、それよりも苦しんだのは、バレンシアのテストとレースの両方を欠場した事で、自分の頭の中で考えて、考え抜いて結論を出した多くのセットアップを一度もトライできずにぶっつけ本番でやるしかなかったことです。それは本当に苦しかったです。それでもドライ路面になった予選では、頭でイメージした中から、良い車を作れたし自分のパフォーマンスも出せたと思います。予選8番手は自信になりました。イギリスの熱狂的なファンの前でアピールできる最高のチャンスだっただけに、レース結果そのものは悔しいですが、それでもここが僕らのターニングポイントになるはずです。正直に言うと、コクピットに戻れてエンジンをかけた時には、嬉しくて泣きました。イギリスのシルバーストンはレースの聖地と言ってもいいと思います。だからきっとレースの神様が、「頭を一回冷やせ」と雨で僕に訴えてくれたのかも知れません。次はドイツのホッケンハイムですが、シルバーストンでつかんだヒントをしっかりと自分の中で咲かせて現地に乗り込みたいと思っています。ポールスタートを目指します。応援よろしくお願いします」

    デビッド・ケネディ (ステイタスGP チーム監督)
    「なにより孝太郎がサーキットに戻ってきてくれたことが嬉しいです。彼の才能は、走り続けることで磨かれます。今回の予選では、孝太郎がいかに精神的に厳しい中でも努力し続けてきたかを証明してくれました。第1レースは残念な結果でしたが、第2レースは、ラップタイムを計算すると、もしあと1周早くスリックタイヤに交換し、あの1度のミスがなければ確実に表彰台をゲットできた速さでした。ただし、レースに「たら、れば」はありません。実力で運すらつかみとるのがレースです。次のレースで、彼がその実力を証明してくれることを信じています」

  • 桜井孝太郎、スポンサー問題でGP3バレンシアを欠場

    桜井孝太郎、スポンサー問題でGP3バレンシアを欠場

    桜井孝太郎は、スポンサー問題により、F1ヨーロッパGPのサポートイベントとして開催されたGP3シリーズ第5戦、第6戦に出場できなかった。

    桜井孝太郎(17歳)は、前週にバレンシアで行われたテストにも不参加だったが、所属チームのステイタスGPは“次のラウンドではコックピットに戻ることを期待している”としていた。

    だが、ステイタスGPは22日(金)に声明を発表。スポンサーの問題で桜井孝太郎が金曜フリー走行に出走しないことを明らかにしていた。

    「ステイタスGPの3人目のドライバーである桜井孝太郎は、スポンサー上の問題により今日は走らなかった。チームは、できるだけ早く調整されることを願っており、ステイタスGPでの彼のレースシートで孝太郎を支える続ける」

    25日(月)、桜井孝太郎は自身のブログを更新。今の気持ちを率直に語った。

    「まずはじめにチームと僕との関係は今でもなんら問題はありません。むしろ今回の一件でチームとは今までよりもずっとずっと深い関係を作ることが出来ました。そこは安心してください」

    「スタッフも僕を走らせたくて仕方がないと言ってくれました。でもGP3まで来たらレースもプロフェッショナルなビジネスなので、ここはお互いの『プロ』と言う自覚を守るためにテストとレースを欠場しました」

    「正直、皆が走っているのを見ているのはものすごく辛いです」

    「これは恥ずかしい話ですが、他人のレース中に初めて涙を流しながら観戦していました。それくらい精神的にキツかったです」

    「けれどレースには参戦出来なくても僕もてっぺんを目指すドライバーですし、まだまだこれっぽちも諦めていないので自分にしか出来ない仕事を一生懸命探してみました。一台一台の車を見て回ったりタイヤの状態をエンジニアと丸々一日話したり走れないと言う不利な状況を逆にアドバンテージにしようとサーキットを朝から晩まで駆けずり回っていました」

    「そんな僕の行動を見てか、チームマネージャーとオーナーに『君は強くなれるよ!』と言われました。この言葉は痛いほど胸に刺さりました。僕の短いレースキャリアの中でここまで言葉で背中を押された事はありませんでした」

    「今はそんな思いを僕によせてくれているチームのためにも走りたい気持ちでいっぱいです」

    桜井孝太郎は、日本人最年少BMWスカラシップドライバーとして契約。2011年のイギリスF3で史上最年少ルーキーチャンピオンに輝き、今年日本人と初めてGP3シリーズに参戦している。

    「でも考えて見ればこう言う状況はレーサーとしてF1を目指して歩んでいけば、誰でも必ずぶち当たる局面だと思います。それを今年のまだ前半戦でしかも17歳の内にGP3で経験出来たことは『ポジティブ』にとらえるべきだと思います。一回も地獄を見ずに上まで駆け上がった後でアタフタするよりもここで経験する事の方がはるかに大切だったと凄く思います」

    「だから僕にとってはここからが出発点だと思います。自分自身、今までと違う強さを手に入れられたと思います」

    最後に桜井孝太郎は、まだまだ諦めないと述べ、今後についての意気込みを語った。

    「今年のレースは 僕のキャリアは まだまだこれからです!!!!」

  • 桜井孝太郎、GP3モナコで連続完走を果たす

    桜井孝太郎、GP3モナコで連続完走を果たす

    桜井孝太郎は、F1モナコGPのサポートイベントとして開催されたGP3シリーズ第3戦、4戦で連続完走を果たした。17歳でのモナコ市街地サーキットレース参戦&完走は、過去の日本人としては最年少記録となる。

    GP3モナコ戦は5月24〜26日、モンテカルロ市街地コースで開催。今年は伝統あるモナコGPの70周年記念イベントということもあり、街中が華やかなお祭りムードで賑わい、多くのクルーザーやヨットがモナコに集結。スタンド観客席もほぼ完売という大盛況の中でレースが行なわれた。

    木曜日、フリー走行1回目。日本人として最年少でのモナコ挑戦となった桜井孝太郎は、サーキットの特長をつかむべく周回を重ね、最終的に16番手タイムをマーク。

    金曜日の予選は早朝7時40分から実施。台数が多いためにA組、B組に別れて、各組わずか14分間のタイムアタック。慎重にアタックするタイミングを見計らいながら、見事7番手タイムをマーク。全車合わせて総合では10番手のタイムをマークすることができたが、予選の規定により、スターティンググリッドは12番手となった。

    午後の第1レース。抜群のスタートを見せたものの、第1コーナーでの接触を避けるために、逆にひとつポジションダウン。レースは上位15台がほぼ順位変動のないまま、誰もミスすることのない厳しい消耗戦となり、桜井孝太郎もそのまま13位でチェッカー。

    迎えた第2レース。13番手グリッドから勝負を賭けたスタートだったが、微妙なクラッチミートが災いして、逆にエンジンがストール。一気に最後尾まで落ちたものの、前方で3台が第1コーナーで接触し、1台が横転してしまう事故が発生。レースはセーフティーカーが出動することになった。

    レース再開後、前をいくマシンを激しく追い上げ、フェアーモント・ヘヤピンでインを刺してオーバーテイク。さらに前を追い上げる。しかし、レース終盤、トンネル出口でコナー・デイリーが前をいくマシンに接触し、宙を舞って100メートルほど飛びながらシケイン手前のフェンスに激突する大事故が発生。ほぼ残骸となったマシンはデイリーを乗せたままシケイン出口まで滑り続け、停止。幸いドライバーに怪我はなかった。この事故で一旦、セーフティーカーが出動したが、赤旗、中断。そのままレース終了となった。桜井孝太郎は21位完走という形でレースを終えた。

    また、第2レースではステイタスGPのチームメイト、マーロン・ストッキンジャー選手がGP3挑戦2年目で初優勝を飾り、チームは勝てる力を実証した。

    桜井孝太郎
    
「伝統と憧れが集うモンテカルロを日本人最年少として戦えたことは本当に誇りに思います。ただ今は素直に悔しさだけでいっぱいです。70回という記念すべき大会がモナコデビューだっただけに残せる結果は残したかった。自分にできる限りの攻めの走りは最後まで貫きたかった。結果的に第2レースはスタートで失敗し、残念なリザルトとなってしまいましたが、開幕戦のバルセロナ(スペイン)で残した課題はクリアできたと思います。それは予選のラップをみてもわかる通り、この狭いモナコで全セクターでの区間ベストタイムを揃えられたのは、次につながる自信になりました。しかしモナコに忘れてきた課題と目標もあります。それをモナコの戦いで、そしてなによりF1のバトルの凄さを、生でこの目で観て感じました。今の自分に欠けているところをしっかりと認めて、もう一度、自分自身を鍛え上げたいと思います」

    デビッド・ケネディ監督
    「モナコ市街地サーキットは、本当に短い時間の中で集中してタイムを出していかなければならない難しいサーキットです。道幅は狭く、危険で、一瞬のミスですべてを失うコースですし、余程のことがない限り前車を抜けないコースです。孝太郎選手は、フリー走行、予選、決勝の流れの中で、ミスなく着実に周回を重ね、大きくタイムアップしていきました。来年のモナコに向けていい経験を積んだと思います。第2レースでのスタート失敗は、逆にアクシデントに巻き込まれなかったという意味ではラッキーでしたし、そのあとのペースは優勝したマーロン選手と遜色ないばかりか、ヘヤピンで唯一のオーバーテイクを見せてくれたドライバーとなりました。あのチャレンジは素晴らしかった。次のバレンシアの市街地レースにも、期待がもてると実感できたレースでした」

  • 桜井孝太郎、GP3デビュー戦で連続完走

    桜井孝太郎、GP3デビュー戦で連続完走

    桜井孝太郎は、GP3でのデビュー戦で第1レースを18位、第2レースを12位でフィニッシュし、2戦連続完走を果たした。

    今年、桜井孝太郎はステイタスGPから日本人と初めてGP3シリーズに参戦。5月11〜13日にバルセロナ・サーキットで2012年の開幕戦が開催された。

    GP3は、金曜日早朝に45分間のフリー走行、土曜日に予選と第1レース、日曜日に第2レースというスケジュールで行われる。

    桜井孝太郎は、金曜日のフリー走行を16番手タイムで終了。土曜日の予選では、終盤まで9番手につけていたが、路面状況が好転したラスト3分で次々と各選手がタイムアップし、決勝スタートは15番手グリッドとなった。

    土曜日午後の第1レースでは、オープニングラップの1コーナーから2コーナーにかけて2台をパス。その後、12番手まで順位をあげたところでアクシデントのためセーフティーカーが入り、再スタート。順位をキープしつつ周回を重ねたところ、ラスト2周のヘヤピンコーナーで前の2台が軽く接触。桜井孝太郎は、さらにそのインに飛び込み2台を一気に抜こうとしたが、アウト側のマシンと接触してハーフスピン。一気に5台のマシンに抜かれ、一瞬にして逆に18番手まで順位を落とし、そのままチェッカーを受けた。

    日曜日の第2レースは、18番手グリッドからスタート。一時は11番手を上げた桜井孝太郎だったが、前方で発生した多重クラッシュを避けるためダートに飛び出し、大きく順位を落とす。だが、再び粘り強いアタックで毎ラップのようにポジションをあげ、最終的に12位完走を果たした。

    桜井孝太郎
    「プラクティスから、テクニカルセクションでは、全ドライバー中、最速の区間タイムを出せていただけに悔しさの残るレースでした。予選でも最後のひと押しと言うところで踏ん張れなかった。それが今の一番の課題ですね。予選でひとつでも前にいられたのなら、もっと違うウィークエンドになっていたと思います。でもレースでは自分から積極的に動いてチャンスを作り、セカンド・レースのポールポジションを争っていました。自ら攻めた結果、ポジションを落としてしまいましたが、まだまだシーズンは先が長いのでチャンスがきたら常にハングリーに攻めていないとダメだと思ったので、今後に上手くつなぐ事のできるレース内容だったと思います。次は伝統のモナコGPです。17歳のうちにモナコで戦える環境に感謝しますし、とても幸せに感じています。後は自分の走りでもっともっと幸せになります(笑)」

    桜井孝太郎 ステイタスGP

  • 桜井孝太郎、ステイタスGPからGP3に参戦

    桜井孝太郎、ステイタスGPからGP3に参戦

    ステイタスGPは、2012年のGP3チームのドライバーとして桜井孝太郎と契約したことを発表した。

    桜井孝太郎(17歳)は、昨年イギリスF3に参戦して史上最年少ルーキーチャンピオンに輝いた。

    2010年にカーリンで2度のGP3テストを経験している桜井孝太郎は、昨シーズン末のバルセロナとバレンシアで行われたテストにステイタスGPから参加していた。

    桜井孝太郎、来週シルバーストンで行われる最終プレシーズンテストにステイタスGPの正式ドライバーとして参加し、GP3デビューに備える。

    桜井孝太郎
    「今シーズン、ステイタスGPとGP3シリーズに参戦できることを嬉しく思っています。去年はイギリスF3で多くのことを学びましたし、全てのテストを完了してGP3マシンはよくわかっています。キャリアにおけるこの次のステップへの準備はできていますし、チームから学び、力強い結果を成し遂げることを楽しみにしています」

    テディ・イップ (ステイタスGP チーム代表)
    「ステイタスGPは、過去18カ月間にわたってドライバーとしての孝太郎の発展に関わり、ドライバーとしての彼の成熟と成長を見てきた。彼を今シーズンのGP3シリーズでフルタイムでチームに迎え入れることを大変嬉しく思っている。天賦の才能を備えた彼の成功のための献身と決意は、F1ステージでシーズンを通して進歩していく彼を見ることになるだろう」