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  • 小椋藍 MotoGPアラゴンGP欠場 左手親指付近を骨折し手術へ

    小椋藍 MotoGPアラゴンGP欠場 左手親指付近を骨折し手術へ

    MotoGP世界選手権でタイトル争いを繰り広げている小椋藍が、今週末に開催されるアラゴンGPを欠場することが決まった。日本でのトレーニング中に左手を負傷し、親指付近の骨折が判明。手術を受けることになった。

    トラックハウス・MotoGPチームは、小椋藍に代わってアプリリアのテストライダーを務めるロレンツォ・サバドーリを起用すると発表した。サバドーリはシルバーストンで優勝したラウル・フェルナンデスとともに、今週末のアラゴンGPに出場する。

    小椋藍は現在、アプリリアのファクトリーライダーであるホルヘ・マルティンとマルコ・ベッツェッキに続くMotoGPライダーズランキング3位につけている。しかし、今回の負傷によってスペインで行われるアラゴンGPを欠場せざるを得なくなった。

    小椋藍がアラゴンGPを欠場するのは2年連続となる。2025年には脚の負傷によって同大会への出場を断念していた。

    トラックハウスによると、小椋藍は日本でトレーニングを行っていた際に左手を負傷。その後ヨーロッパに到着してから詳しい検査を受け、左手親指付近の骨折には手術が必要であることが判明した。

    手術は8月27日(木)に行われる予定となっている。

    トラックハウスが小椋藍の欠場を発表
    トラックハウス・MotoGPチームは水曜日午後に声明を発表し、小椋藍の負傷とアラゴンGP欠場について説明した。

    「トラックハウス・MotoGPチームの#79 小椋藍は、日本でのトレーニング中に左手を負傷した」

    「ヨーロッパ到着後、左手親指付近の骨折には手術が必要であることが判明し、今週木曜日に手術を受けることになった」

    「チームは、アラゴンで行われる今大会に代役として出場する#32 ロレンツォ・サバドーリを歓迎する」

    「藍の一日も早い回復を願うとともに、このような急な要請にもかかわらず代役を引き受けてくれたロレンツォに感謝している」

    小椋藍 MotoGP

    ランキング3位の小椋藍 タイトル争いにも痛手
    今季の小椋藍はMotoGPタイトル争いに加わっており、現在ランキング首位のホルヘ・マルティンから37ポイント差の3位。ランキング2位のマルコ・ベッツェッキとの差はわずか6ポイントとなっている。

    アッセンで勝利を挙げるなど好調なシーズンを送っている小椋藍にとって、シルバーストンでの転倒は今季初めてと言える大きなレース上のミスだったが、それでも年間を通して安定した結果を残し、タイトル争いの上位に踏みとどまっている。

    一方、小椋藍の後方にはマルク・マルケス、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、そしてチームメイトのラウル・フェルナンデスが迫っている。この3人はいずれも小椋藍から19ポイント以内につけている。

    そのため、小椋藍がノーポイントとなるアラゴンGPの結果次第では、ランキング6位まで後退する可能性もある。

    タイトル争いの重要な局面で手術を余儀なくされた小椋藍。まずは左手の回復が最優先となり、今後は手術後の状態とMotoGP復帰時期が焦点となる。

  • 小椋藍 ヤマハMotoGPファクトリーチーム加入決定 マルティンと2027年新体制

    小椋藍 ヤマハMotoGPファクトリーチーム加入決定 マルティンと2027年新体制

    小椋藍が2027年からヤマハMotoGPファクトリーチームに加入することが決定した。ヤマハは7月1日、2027年と2028年シーズンのファクトリーライダーとしてホルヘ・マルティンと小椋藍を起用すると正式発表。MotoGPが新レギュレーション時代へ突入する2027年に向け、新たなラインアップでタイトル奪還を目指す。

    ヤマハは、世界王者ホルヘ・マルティンの実績と、小椋藍の将来性を組み合わせた布陣で長期プロジェクトを推進する考えを示した。

    ヤマハが2027年の新体制を正式発表
    MotoGPは2027年から新しい技術レギュレーションへ移行する予定となっており、ヤマハはその新時代を見据えたライダー体制を正式に決定した。

    加入するホルヘ・マルティンはMotoGP世界王者であり、グランプリ優勝経験も豊富なトップライダー。ヤマハは「スピード、決断力、そして常にトップレベルで戦う能力を証明してきた存在」と高く評価している。

    一方、小椋藍については「MotoGPで最も有望な若手の一人として急速に頭角を現した」と位置付け、ファクトリーチーム昇格のタイミングとして最適だと説明。日本人ライダーとしてヤマハの将来を担う存在になることへの期待を示した。

    ヤマハは、経験豊富なチャンピオンライダーと将来性豊かな若手という補完関係にある2人の組み合わせが、新時代の競争力向上につながるとしている。

    パオロ・パヴェジオ「野心を示す契約」
    ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターを務めるパオロ・パヴェジオは、新ラインアップ決定について次のように語った。

    「2027年の新時代を迎えるにあたり、ホルヘと藍をヤマハMotoGPファクトリーチームに迎えられることを大変うれしく思っています。このレベルのライダーと契約できたことは、私たちの野心とプロジェクトへの自信を示すものです」

    「ホルヘはMotoGPを代表するライダーの一人であり、勝利や世界タイトルを争うスピード、決意、そしてメンタリティをすでに証明しています。初戦からチームの競争力向上を力強く牽引してくれると期待しています」

    「藍はこの1年半で目覚ましい成長を遂げました。その才能、仕事への姿勢、そして将来性を考えれば、MotoGPを代表するライダーへ成長できると確信しています。同時に、日本人ライダーをヤマハMotoGPファクトリーチームへ迎えられることを大変誇りに思います」

    2027年のMotoGP新時代へ向けた布陣
    2027年のMotoGPは、排気量850ccエンジンや新しい車両規定の導入により、大きな転換期を迎える。

    ヤマハは世界王者ホルヘ・マルティンと、日本期待の小椋藍という新コンビを軸に、新レギュレーション初年度から再びタイトル争いへ返り咲くことを目指す。特に日本メーカーであるヤマハにとって、日本人ライダーのファクトリーチーム起用は象徴的な意味合いも持つことになりそうだ。

  • 小椋藍 MotoGP初優勝の裏で「怖かった」車高調整デバイスのトラブルを告白

    小椋藍 MotoGP初優勝の裏で「怖かった」車高調整デバイスのトラブルを告白

    2026年MotoGP第10戦オランダGPで最高峰クラス初優勝を飾った小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が、レース終盤に発生した車高調整デバイス(ライドハイトデバイス)のトラブルについて詳細を明かした。

    小椋藍はレース終盤にラウル・フェルナンデスとホルヘ・マルティンを攻略して歴史的な初優勝を飾ったが、その道のりは決して順調ではなかった。本人は「怖かった」と振り返るアクシデントが勝利を危うくしていた。

    誤ってライドハイトデバイスを作動
    レース終盤、小椋藍はトップ2台との差を縮めながら3番手を走行。16周目のターン4でコースアウトを喫した際、リプレイ映像ではリアのライドハイトデバイスが作動した状態になっていたことが確認された。

    レース後、小椋藍はMotoGP公式『After the Flag』で、その原因は自身の操作ミスだったと説明した。

    「リアのデバイスに問題が起きるまでは状況をコントロールできていて、ラウルとホルヘの様子も見えていた」

    「『チャンスはある』と思っていたけど、その問題が起きてしまって、またギャップが開いてしまった」

    一時は優勝争いから脱落することも懸念したが、ペースには自信があったという。

    「それは心配だった。でも僕のペースは十分に良くて、追いついてオーバーテイクできたし、最後は引き離すこともできた」

    続けて、小椋藍は問題の詳細を説明した。

    「最後のシケインでリアのデバイスを作動させて、そのデバイスはターン1で解除する仕組みになっている」

    「でも、ターン1からターン3の間で、なぜかまたリアのデバイスが作動してしまった。たぶん僕がどこかでボタンに触れてしまったんだと思う」

    「自分のミスだったと思う。あれは本当に怖かった。でも幸い、大きくタイムを失わずに済んだ」

    タイトル争いには冷静な姿勢
    この勝利により、小椋藍は2004年以来となる日本人ライダーのMotoGP最高峰クラス優勝を達成。ランキング首位との差も16ポイントまで縮めた。

    それでも、自身をタイトル争いの本命と見るかという質問には冷静な姿勢を崩さなかった。

    「次のレースでも自分の仕事を続けるだけ」

    「それで十分ならうれしい。でも、ほかのライダーがもっと良い走りをしたなら、彼らの方が優れていただけだ」

    小椋藍 MotoGP初優勝

    「最後の数周は長く感じた」
    トップに立ってからの数周は、これまでとは違う精神的な戦いだったという。

    「彼らの状況は見えていたし、自分のペースの方が少し良いことも分かっていた」

    「無理をすることはなく、自分の走りを続けていたらギャップは少しずつ広がっていった」

    しかし、ゴールまでの時間は非常に長く感じられた。

    「もちろん、気持ちのいい時間ではなかった。残り4、5周がものすごく長く感じた」

    さらに、アッセンでの優勝だったことも特別な意味を持っていたと語る。

    「アッセンは僕のお気に入りのサーキットの一つだから、ここで勝てたことはさらに特別だ」

    「Moto2でも勝ったことがあるし、この場所でたくさんのファンの前を走れたこともうれしい。チェッカーを受けた瞬間は、本当に大きな満足感があった」

    今回の初優勝は、小椋藍の高いレースペースだけでなく、思わぬトラブルを乗り越えた末につかみ取った価値ある勝利となった。タイトル争いについては慎重な姿勢を崩さない一方で、ランキング首位との差を16ポイントに縮め、今後のチャンピオン争いに向けても存在感を大きく高める結果となった。

  • MotoGP オランダGP:小椋藍が優勝!日本人ライダーとして22年ぶりの快挙

    MotoGP オランダGP:小椋藍が優勝!日本人ライダーとして22年ぶりの快挙

    MotoGP第10戦オランダGP決勝がTTサーキット・アッセンで行われ、小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が最高峰クラス初優勝を飾った。日本人ライダーのMotoGP(500ccクラスを含む)優勝は2004年の玉田誠以来22年ぶりとなる歴史的快挙となった。

    小椋は3番グリッドからスタート。序盤はチームメイトのラウル・フェルナンデス、ポールシッターのホルヘ・マルティンらを追走しながらレースを進めた。

    レース中盤には一時的にライドハイトデバイスが解除されないトラブルに見舞われてタイムを失う場面もあったが、冷静に対処してペースを維持。終盤にフェルナンデスとの差を一気に縮めると、20周目のターン9で首位を奪取した。

    トップに立った小椋はそのまま後続との差を広げ、最後まで危なげない走りでトップチェッカー。最高峰クラス参戦以来初となる優勝を、伝統のアッセンで成し遂げた。

    2位にはラウル・フェルナンデスが入り、トラックハウス・アプリリアが1-2フィニッシュを達成。3位にはホルヘ・マルティンが続いた。

    4位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ。5位アレックス・マルケス、6位マルク・マルケス、7位エネア・バスティアニーニ、8位ファビオ・クアルタラロ、9位ブラッド・ビンダー、10位アレックス・リンスという結果となった。

    一方、マルコ・ベッツェッキは首位争いの最中に転倒リタイア。フランチェスコ・バニャイアはブレーキトラブルでリタイアし、ペドロ・アコスタも右腕の身体的な問題により13周目でレースを終えた。

    今回の優勝は、小椋にとってMotoGPキャリア初勝利であると同時に、日本人ライダーとして22年ぶりとなる最高峰クラス優勝という歴史的な一勝となった。トラックハウス・アプリリアにとっても、前日のスプリントに続く好結果となり、決勝ではチーム初の1-2フィニッシュを達成した。

  • 小椋藍 MotoGP初スプリント優勝へ課題明確「最初の数周を改善すれば勝てる」

    小椋藍 MotoGP初スプリント優勝へ課題明確「最初の数周を改善すれば勝てる」

    トラックハウス・アプリリアの小椋藍は、2026年MotoGP第10戦オランダGPスプリントで2位表彰台を獲得した。しかし、初のスプリント優勝を逃した要因はスタート直後の数コーナーにあったと振り返り、決勝に向けて改善点を明確にした。

    小椋は元Moto2優勝経験者で現在はSky Italiaの解説者を務めるマッティア・パシーニからアドバイスを受け、自身の走りを見直したことも明かしている。

    勝敗を分けたオープニングラップ
    2番グリッドからスタートした小椋は、1コーナーでポールシッターのホルヘ・マルティンを抑えてトップに浮上。しかし、5コーナー立ち上がりでマルティンに逆転を許すと、一時は3番手まで後退した。

    その後は終盤にファビオ・ディ・ジャンアントニオを攻略して2位を奪還し、チームメイトのラウル・フェルナンデスに続くワンツーフィニッシュを達成した。

    レース後、小椋は勝利を逃した最大の要因について次のように語った。

    「最初のラップです」

    「Sky TVでパシーニが『5コーナーのラインが良くなかった』と教えてくれました。間違っていたというより、後ろのライダーにスペースを与えすぎてしまいました。そういうことを教えてもらえて良かったです」

    「決勝では最初の2〜3周を改善できると思います」

    終盤のオーバーテイクには自己評価厳しく
    終盤、小椋は最終シケインでディ・ジャンアントニオをオーバーテイクして2位を奪った。

    しかし、このパッシングについて本人は満足していない。

    「いいオーバーテイクでしたか? いや、違います。僕が好きなタイプのオーバーテイクではありません。でも2人とも表彰台だったので、それで良かったです」

    「16コーナー、最後のシケインへ入る前には、もう少しディ・ジャに接近しているつもりでした」

    「追い抜くための準備はあまり良くありませんでした。でも、仕掛けるべきタイミングだったので行きました」

    「運が良かったのは相手がディ・ジャだったことです。別のライダーだったら、おそらく何か起きていたでしょう」

    小椋藍 MotoGP

    勝利への手応えは十分
    ブルノでのスプリントと比較し、今回のアッセンでも優勝まであと一歩だったかと問われた小椋は、状況は非常によく似ていたと説明した。

    「すごく似ています」

    「もう少し積極的になれれば……いや、積極的になる必要はありませんが、最初の2〜3周で重要なポジションを失わなければ、優勝できる大きなチャンスがあります」

    「ブルノでもポジションを落としましたし、今回もポジションを落としました。だから2位だったんです」

    今回のスプリントでは優勝こそ逃したものの、小椋は敗因を具体的に把握しており、改善点も明確にしている。スタート直後の数周を課題に挙げた日本人ライダーは、その修正ができればMotoGP初のスプリント優勝に十分手が届くとの手応えを示した。

  • MotoGPオランダGPスプリント:小椋藍2位 トラックハウスが圧巻ワンツー

    MotoGPオランダGPスプリント:小椋藍2位 トラックハウスが圧巻ワンツー

    2026年MotoGP第10戦オランダGPのスプリントレースが6月27日にTTサーキット・アッセンで行われ、トラックハウス・アプリリアのラウル・フェルナンデスが優勝を飾った。

    小椋藍も2位でフィニッシュし、トラックハウス・アプリリアが見事なワンツーフィニッシュを達成。終盤にはフランチェスコ・バニャイアのトラックリミット違反によるペナルティもあり、マルク・マルケスが6位へ繰り上がった。

    トラックハウス・アプリリアが圧巻のワンツー
    アプリリア勢が予選で上位4グリッドを独占したなか、フロント・ホールショットデバイス禁止後初のMotoGPスタートとなったレースでは、ポールポジションのホルヘ・マルティンがターン1で小椋藍に先行を許した。

    その後マルティンは首位を奪い返したが、3周目終盤にラウル・フェルナンデスがトップへ浮上。さらにVR46ドゥカティのファビオ・ディ・ジャンアントニオも小椋をかわして2番手へ上がる。

    しかし小椋は終盤にディ・ジャンアントニオを攻略して2位を奪還。フェルナンデスがトップチェッカーを受け、小椋とのワンツーフィニッシュを完成させた。

    一方、マルティンは首位争いから後退し、ディ・ジャンアントニオ、小椋、そしてチームメイトのマルコ・ベッツェッキにも先行を許して5位でレースを終えた。

    終盤に順位変動 バニャイアはペナルティ
    現王者マルク・マルケスは序盤6番手を走行していたが、スタート直後のウイリーから順位を落としたフランチェスコ・バニャイアに一度先行を許す展開となった。

    バニャイアは終盤にマルティン攻略を狙ったものの、最終ラップでトラックリミットを超えたことによりレース後に1順位降格のペナルティを受けた。これによりマルク・マルケスが6位、バニャイアは7位へ順位が入れ替わった。

    KTMのペドロ・アコスタは2周目のコースオフで14番手まで後退しながらも9位まで挽回した。

    また、前日の転倒で椎骨を骨折したフェルミン・アルデグエルは欠場。一方、予選を欠場していたアレックス・マルケスは決勝に復帰し13位で完走した。

    全ライダーがフロントにミディアム、リアにソフトタイヤを選択してレースに臨んだ。

    MotoGP オランダGP スプリントレース

    2026 MotoGP第10戦オランダGP スプリントレース結果
    1位:ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)
    2位:小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +0.362秒
    3位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +1.131秒
    4位:マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +2.161秒
    5位:ホルヘ・マルティン(アプリリア) +4.591秒
    6位:マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ) +4.801秒
    7位:フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ) +4.652秒(トラックリミット違反により1順位降格)
    8位:エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM) +5.237秒
    9位:ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM) +9.598秒
    10位:ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) +11.134秒
    11位:ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +11.811秒
    12位:ルカ・マリーニ(ホンダHRC) +12.983秒
    13位:アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ) +13.102秒
    14位:ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM) +13.414秒
    15位:アレックス・リンス(ヤマハ) +14.513秒
    16位:マーベリック・ビニャーレス(テック3 KTM) +15.286秒
    17位:トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +19.188秒
    18位:アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー) +29.001秒
    19位:カル・クラッチロー(LCRホンダ) +29.213秒
    リタイア:フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)
    リタイア:ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)
    リタイア:ジョアン・ミル(ホンダHRC)

    トラックハウス・アプリリアはラウル・フェルナンデスと小椋藍によるワンツーフィニッシュで今季屈指の結果を残した。一方、ランキング首位のマルコ・ベッツェッキは4位でポイントを積み重ね、タイトル争いでリードをさらに広げる結果となった。

  • 小椋藍がマルク・マルケスに冗談「なぜ勝たせてくれない?」 初優勝まであと一歩

    小椋藍がマルク・マルケスに冗談「なぜ勝たせてくれない?」 初優勝まであと一歩

    小椋藍がMotoGP第9戦チェコGPで圧巻の走りを披露した。ポールポジションからスタートしたトラックハウス・アプリリアの小椋藍は、終盤までマルク・マルケスと優勝争いを繰り広げたものの、0.4秒差で惜しくも初優勝を逃した。

    それでもスプリントと決勝の両方で2位を獲得し、MotoGP参戦後最高の週末となった。ランキングでもペドロ・アコスタを上回り、選手権5位に浮上している。

    ポールポジションから堂々のレース展開
    小椋藍の好調ぶりはスタート直後から際立っていた。

    これまでアプリリア勢はスタート加速で苦戦する場面もあったが、今回はポールポジションから完璧な蹴り出しを決めてレースをリード。前日のスプリントでも好スタートを見せており、その勢いを決勝でも維持した。

    しかしレース前半はファクトリー・ドゥカティ勢のペースが勝った。まずフランチェスコ・バニャイアに先行を許し、その数コーナー後にはマルク・マルケスにも抜かれた。

    それでも小椋藍は冷静にレースを組み立てた。

    「自分を責めるとしたら、レース戦略が理想的ではなかったことです。序盤でもう少しアグレッシブに走れたかもしれません」

    終盤はマルケスを追い詰める
    レース後半になると小椋藍は再びペースを上げた。

    終盤にはトップを走るマルク・マルケスとの差を縮め、初優勝への期待を高めた。しかし最後の一撃を放つにはわずかに足りなかった。

    「僕にとっても非常に厳しいレースでした。そしてマルクには少しだけ余裕がありました」

    「それでもチームがこういうバイクを用意してくれたことは素晴らしいことです。もちろん勝ちたかったですが、僕にとって重要なのは週末全体のクオリティです。間違いなくこれまでで最高の週末でしたし、とても嬉しい驚きでした」

    「満足していますし、決勝終盤のスピードはスプリントよりもさらに良かったです」

    勝利に届かなかった要因
    終盤にマルケスへアタックできなかった理由について、小椋藍はバンク中のグリップ不足を挙げた。

    「バンク中のグリップが少し足りませんでした。もしそこにもっと自信があれば、1回か2回は仕掛けるチャンスがあったかもしれません」

    優勝争いを最後まで演じながらも、決定的なオーバーテイクを仕掛けるだけの余裕はなかったという。

    レース後には小椋らしいユーモアも
    惜しくも初優勝を逃した小椋藍だったが、レース後には笑顔も見せた。

    「残り数周で厳しいと分かっていました。マルクも本当にいいペースでしたからね」

    そして冗談交じりにこう語った。

    「『なんで僕に勝たせてくれないんだろう』って思いましたよ。だって彼はもうたくさん勝っているんですから!」

    会場はこのユーモアあふれるコメントに笑いに包まれた。

    MotoGPキャリア最高の週末に
    ブルノでの小椋藍は週末を通して圧倒的な安定感を示した。

    FP1で5番手、プラクティス最速、FP2で5番手、ポールポジション獲得、スプリント2位、決勝2位。これまで課題となることもあった週末序盤から高いパフォーマンスを維持し続けた。

    初優勝にはあと一歩届かなかったものの、現MotoGP最強ライダーのマルク・マルケスを最後まで追い詰めた走りは大きなインパクトを残した。小椋藍はブルノで、MotoGPトップライダーの一角として戦える実力を改めて証明した。

  • 小椋藍あと0.421秒届かず2位 マルク・マルケスがMotoGPチェコGP優勝

    小椋藍あと0.421秒届かず2位 マルク・マルケスがMotoGPチェコGP優勝

    マルク・マルケスが2026年MotoGP第9戦チェコGPで今季2勝目を挙げた。ポールポジションから好スタートを切った小椋藍との激しい争いを制し、出場停止処分を受けたランキング首位マルコ・ベッツェッキとの差を大きく縮めた。

    ベッツェッキは前日のスプリントでのマーシャルへの暴力行為により決勝出場停止となり、タイトル争いの流れは一変。マルケスはこの好機を逃さず、ポイント差を40点まで圧縮した。

    ベッツェッキ不在でタイトル争いが急展開
    前戦イタリアGP終了時点で、マルケスはベッツェッキに102ポイント差をつけられていた。しかしスプリントでベッツェッキが転倒し、さらに決勝出場停止処分を受けたことで状況は大きく変化した。

    マルケスはスプリントと決勝を通じて大量ポイントを獲得。チェコGP終了時点でベッツェッキとの差を40ポイントまで縮め、タイトル争いに完全復帰した。

    一方でアプリリアのホルヘ・マルティンも9位入賞を果たし、ランキングではベッツェッキから8ポイント差の位置につけている。

    小椋藍が主導権握るもドゥカティ勢が逆転
    21周で争われた決勝は、小椋藍がポールポジションからホールショットを奪ってスタートした。

    序盤は小椋藍、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、マルク・マルケスの順でレースが進行。しかし2周目にフランチェスコ・バニャイアが小椋藍を攻略すると、マルケスも続いて前へ出て小椋藍は3番手へ後退した。

    その後はファクトリードゥカティのバニャイアとマルケスによる激しい首位争いが展開された。両者の差はコンマ数秒の範囲で推移し、真夏のブルノで緊迫した攻防が続いた。

    マルケスが終盤勝負を制す
    勝負が動いたのは16周目だった。

    マルケスはターン4でバニャイアをオーバーテイクして首位に浮上。直後に約0.6秒のギャップを築くことに成功した。

    さらに翌周、小椋藍がターン10でバニャイアを攻略して2番手に浮上。そこからマルケスを追い詰める展開となった。

    小椋藍は終盤数周にわたってマルケスの背後に迫り続けたが、8度の世界王者は冷静なレース運びを披露。最後までトップを守り切り、0.421秒差でチェッカーを受けた。

    小椋藍はMotoGP初優勝こそ届かなかったものの、キャリア最高位となる2位を獲得。ポールポジションと表彰台を手にした自身最高の週末となった。

    小椋藍が自己最高2位 フォトフィニッシュ級の表彰台争いも
    3位争いは最後まで激しかった。

    バニャイアはVR46のディ・ジャンアントニオからの猛追を受けたが、わずか0.169秒差で逃げ切り表彰台最後の一角を確保した。

    5位にはホンダのジョアン・ミルが入り、グレシーニのフェルミン・アルデゲルが6位。ラウル・フェルナンデスが7位、ルカ・マリーニが8位で続いた。

    マルティンは2回のロングラップペナルティを消化しながら9位入賞。10位にはエネア・バスティアニーニが入った。

    なお、ペドロ・アコスタは終盤まで上位を走行していたが、最終ラップにマシントラブルでリタイア。ファビオ・クアルタラロもオープニングラップで転倒を喫している。

    MotoGP チェコGP

    MotoGP チェコGP決勝結果
    1位 マルク・マルケス(ドゥカティ) 39分51秒297
    2位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +0.421秒
    3位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +2.255秒
    4位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +2.424秒
    5位 ジョアン・ミル(ホンダ) +12.810秒
    6位 フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ) +14.874秒
    7位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +18.657秒
    8位 ルカ・マリーニ(ホンダ) +21.265秒
    9位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) +21.401秒
    10位 エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM) +22.273秒
    11位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +22.881秒
    12位 ブラッド・ビンダー(KTM) +22.942秒
    13位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +25.003秒
    14位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +25.806秒
    15位 マーベリック・ビニャーレス(テック3 KTM) +26.360秒
    16位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +33.121秒
    17位 カル・クラッチロー(LCRホンダ) +44.784秒

    リタイア ペドロ・アコスタ(KTM)
    リタイア アレックス・リンス(ヤマハ)
    リタイア ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)

    今回の結果により、MotoGPタイトル争いは再び混戦模様となった。ベッツェッキが不在だった週末でマルケスが最大限の結果を持ち帰り、シーズン後半戦へ向けて王座争いは一気に熱を帯びてきた。

  • 小椋藍 スプリント2位も課題痛感「フロントタイヤがかなり難しかった」

    小椋藍 スプリント2位も課題痛感「フロントタイヤがかなり難しかった」

    チェコGPスプリントでMotoGP初のスプリント表彰台となる2位を獲得した小椋藍。しかし、ポールポジションからスタートしながらも優勝を逃した内容には満足しておらず、レース後はフロントタイヤのフィーリングに苦しんでいたことを明かした。

    フランチェスコ・バニャイアにスタート直後の首位争いで敗れ、その後は終盤に差を縮めながらもオーバーテイクの機会を作れなかった小椋藍。決勝に向けては改善すべき点がまだ多く残されていると語った。

    ポール発進もバニャイア攻略ならず
    小椋藍はブルノでMotoGP初ポールポジションを獲得し、スプリントで初優勝の期待を背負ってスタートを切った。しかし、スタート直後のターン1でフランチェスコ・バニャイアに先行されると、そのまま首位奪還には至らなかった。

    レース終盤には差を縮める場面もあったが、オーバーテイクを仕掛けるまでには至らなかった。

    小椋藍はレース後、「ペッコとの差を少し縮めることはできましたが、それ以上は無理でした。オーバーテイクすることも、仕掛けることさえできませんでした」と振り返った。

    さらに、「彼は本当に素晴らしいレースをしました」とバニャイアの走りを称賛した。

    結果には満足もフロントに課題
    小椋藍はスプリント後、「結果には満足していますが、パフォーマンスには満足していません」と率直な心境を明かした。

    その最大の理由はフロントタイヤのフィーリングだった。小椋藍はセットアップを大きく変更したわけではなく、コンディションの影響によって期待していた感触を得られなかったと説明した。

    「フロントのフィーリングは期待していたものではありませんでした。バイク自体にはそれほど手を加えていません」

    さらに、「バイクのフィーリングはベストではありませんでしたし、かなり難しかったです。特にフロントタイヤの感触がかなり難しかったです」と振り返った。

    ポールポジションから優勝を狙える位置にいながら、思うようにペースを上げられなかった背景には、このフロントタイヤへの不安があったようだ。

    ミディアムタイヤ選択は正解だった
    小椋藍は上位勢の中で唯一ミディアムのリアタイヤを選択したが、この判断自体は間違っていなかったと考えている。

    レース終盤にはソフト勢よりもグリップ面で優位に立ったものの、バニャイア攻略には至らなかった。

    「少なくとも僕たちにとってはミディアムが正しい選択でした」

    「僕にできたのはペッコのミスを待つことだけでした。でも彼はミスをしませんでした。それだけです」

    スタート失敗も勝敗を分ける要因に
    ポールポジションからスタートした小椋藍だったが、発進ではバニャイアに先行を許した。

    本人も週末を通じて最も悪いスタートのひとつだったと認めている。

    「スタート自体は問題ありませんでしたが、練習スタートより遅かったです」

    「この週末は5回か6回スタート練習をしましたが、スプリントでのスタートはその中でも最悪のひとつでした。理由は分かっています」

    小椋藍 MotoGP チェコGP スプリント

    決勝へ向けて改善を誓う
    それでも小椋藍は週末全体の内容については前向きに評価している。

    「金曜日の朝からとても良いスタートを切ることができています。僕のライディングスタイルはこのサーキットにとても合っていると思います」

    また、レース中はバニャイアの背後を長く走ったことで、多くの学びも得られたという。

    「ペッコの後ろを走りながら、注意深く見ておくべきポイントや覚えておくべき小さなことをいくつか見ることができました」

    決勝に向けてはさらなる改善が必要だと認識している。

    「明日に向けて改善しなければならないことがかなりあります」

    それでも悲観はしていない。

    「それでも良いレースでしたし、明日またチャンスがあります」

    また、MotoGP史上最年少の日本人ポールシッターとなったことについて質問されると、小椋藍はユーモアを交えながら答えた。

    「日本人ライダーが少ないから、僕が最年少なんだと思います」

    「でも最年少であることには変わりないので、それは良いことですね」

    MotoGP初ポールポジションとスプリント2位という大きな成果を手にした小椋藍。決勝ではバニャイア攻略に向けてマシンを改善し、MotoGP初優勝に挑む。

  • 小椋藍がMotoGP初ポール獲得 ブルノで史上最速ラップを記録

    小椋藍がMotoGP初ポール獲得 ブルノで史上最速ラップを記録

    2026年MotoGP第9戦チェコGPの予選がブルノで行われ、トラックハウス・アプリリアの小椋藍が1分51秒139のオールタイムラップレコードを記録し、MotoGPキャリア初となるポールポジションを獲得した。

    金曜午後のプラクティスでも最速だった小椋藍は、予選Q2でも圧倒的な速さを発揮。VR46ドゥカティのファビオ・ディ・ジャンアントニオに0.211秒差をつけ、ブルノの歴代最速記録を更新する走りでトップに立った。

    小椋藍が歴史的ポールポジション
    2025年にMotoGPへ昇格した小椋藍にとって、これが最高峰クラスで初のポールポジションとなった。トラックハウス・アプリリア勢としても大きな成果であり、スプリントおよび決勝へ向けて絶好のスタートポジションを手にした。

    2番手にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ、3番手にはフランチェスコ・バニャイアが入り、フロントローをドゥカティ勢が占めた。

    一方、前年ブルノ優勝者のマルク・マルケスは最初のアタックでトラックリミット違反によりタイムを抹消される不運に見舞われたが、その後のアタックで5番手まで挽回した。

    タイトル争い勢は苦戦
    選手権首位のマルコ・ベッツェッキは4番手を確保したものの、小椋藍には0.289秒届かなかった。

    また、負傷から復帰したホルヘ・マルティンはQ1突破を果たしたものの、Q2では10番手止まり。決勝ではダブルロングラップペナルティを消化しなければならず、厳しい戦いが予想される。

    ホンダ勢ではLCRの新人ディオゴ・モレイラが6番手と健闘。ワークスHRCのジョアン・ミルも12番手に入り、Q2進出を果たした。

    小椋藍がポール スプリントは日本時間22時開始
    ブルノで行われる10周のスプリントレースは現地時間15時(日本時間22時)にスタート予定。初ポールを獲得した小椋藍が、その勢いのままMotoGP初優勝争いに加わることができるか注目される。

    MotoGP 小椋藍

    2026年MotoGPチェコGP予選結果
    1位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) 1分51秒139
    2位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +0.211秒
    3位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +0.244秒
    4位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +0.289秒
    5位 マルク・マルケス(ドゥカティ) +0.297秒
    6位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +0.552秒
    7位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +0.633秒
    8位 ペドロ・アコスタ(KTM) +0.682秒
    9位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +0.712秒
    10位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) +0.770秒
    11位 フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ) +0.905秒
    12位 ジョアン・ミル(ホンダHRC) +0.945秒

    13位 マーベリック・ビニャーレス(Tech3 KTM)
    14位 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)
    15位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
    16位 ルカ・マリーニ(ホンダHRC)
    17位 エネア・バスティアニーニ(Tech3 KTM)
    18位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)
    19位 アレックス・リンス(ヤマハ)
    20位 ブラッド・ビンダー(KTM)
    21位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)
    22位 カル・クラッチロー(LCRホンダ)