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  • バルテリ・ボッタス、F1初優勝に「待ったかいがあった」

    バルテリ・ボッタス、F1初優勝に「待ったかいがあった」

    バルテリ・ボッタスは、ロシアGPでF1初優勝に「待ったかいがあった」と静かに語った。

    2013年にウィリアムズでF1デビューを果たしたバルテリ・ボッタスにとって、キャリア5年目、81戦目での優勝。フィンランド人としては2013年以来、F1では107年目のウィナーとなった。

    バルテリ・ボッタスはF1初優勝について「アメージングだ」とコメント。

    「しばらくかかったね。80戦以上だ。でも、待ったかいがあったし、いろいろと学んできたかいがあった」

    今年、チャンピオンチームに移籍したバルテリ・ボッタスは、チームとの4戦目で勝利を掴んだ。

    「冬にこのチームに入って、この勝利を可能にしてくれたチームに感謝しなければならない。このチームでなければ優勝はできなかった」

    「フェラーリとのバトルは続いているし、今回はうまく優勝できたけど、僕たちはプッシュしつづけて、2台で1-2フィニッシュを続けていく必要がある。それがこれからの目標だ」

    「でも、とても嬉しい。いつもは僕はそんなに感情的にはならないけど、フィンランド国家は特別だった」

    「ちょっと夢のなかにいるような気分だ。多くの勝利の始まりになればいいね。個人的にこれまでのベストレースなのは確かだ」

    「自信がついてきている。全てがうまくまとまれば結果を出せるとわかっていたけど、それを確認できてうれしいよ」

    関連:F1ロシアGP 結果:バルテリ・ボッタスがF1初優勝!

  • F1ロシアGP 結果:バルテリ・ボッタスがF1初優勝!

    F1ロシアGP 結果:バルテリ・ボッタスがF1初優勝!

    F1ロシアGPの決勝レースが30日(日)にソチ・オートドロームで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がF1初優勝を果たした。

    日曜日の天候は晴れ。気温26℃、路面温度41.2℃と前日の予選よりも高いコンディションで迎えた決勝。フォーメーションラップではフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が最終コーナーでストップ。フォーメーションラップが1周追加された。

    オープニングラップではジョリオン・パーマー(ルノー)とロマン・グロージャン(ハース)がクラッシュ。セーフティカーが導入される波乱のスタート。

    ダニエル・リカルド(レッドブル)は右リアブレーキにトラブルが発生して6周目にリタイアした。

    優勝は3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)。オープニングラップで首位に浮上したボッタスは第1スティントで後続にマージンを築く展開。ピットストップを7周延ばし、終盤にファステストを連発するセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の猛追を凌ぎ、0.617秒という僅差でF1参戦5年目にして嬉しい初優勝を成し遂げた。

    2位はセバスチャン・ベッテル、3位はキミ・ライコネンとフェラーリ勢がダブル表彰台を獲得。だが、ルイス・ハミルトンが4位でフィニッシュしたことで、コンストラクターズ選手権ではメルセデスが1ポイントのリードで首位に浮上した。

    1台での戦いとなったマクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが14位で今季2度目の完走を果たした。

    次戦はF1スペインGP。5月14日に決勝が行われる。

    2017年 F1 第4戦 ロシアGP 決勝 結果

    順位 No. ドライバー チーム GAP
    1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス LAP
    2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 0.617
    3 7 キミ・ライコネン フェラーリ 11.000
    4 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 36.320
    5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 60.416
    6 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 86.788
    7 31 エステバン・オコン フォース・インディア 95.004
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 96.188
    9 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1L
    10 55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 1L
    11 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1L
    12 26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1L
    13 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1L
    14 20 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1L
    15 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1L
    16 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー 2L
      3 ダニエル・リカルド レッドブル  
      14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン  
      30 ジョリオン・パーマー ルノー  
      8 ロマン・グロージャン ハース  

    関連:【動画】 F1 ロシアGP 決勝レース ハイライト

  • ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

    ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

    第84回ル・マン24時間レースは劇的な幕切れとなった。

    6月18日(土)午後3時にル・マン24時間レースがスタート。スタート直前の強い雨により、セーフティカーの先導で約50分、7周の後に本格戦を開始。トヨタの2台と昨年の王者ポルシェとの三つ巴の首位争いを展開された。

    レースは終盤までトヨタの#5号車が完全にレースを支配していた。しかし、残り6分、トヨタ TS050ハイブリッドにマシントラブルが発生。ドライバーを務める中嶋一貴の「ノーパワー、ノーパワー」と無線で悲痛な叫び声を挙げ、残り3分でホームストレート上でマシンをストップ。ポルシェの#2号車にトップの座を譲ることになった。

    優勝は、ポルシェ #2号車(ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ)。ポルシェはル・マン24時間レース2連勝を成し遂げた。

    2位はトヨタ #6号車(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉)、3位にはアウディ #8号車(ルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス)が続いた。

    トヨタ #5号車は規定の6分以内に最終周を走り切ることが出来ず、失格となった。

    関連:【動画】 2016 ル・マン24時間レース ハイライト

  • マックス・チルトン、亡きジュール・ビアンキに捧げる初勝利

    マックス・チルトン、亡きジュール・ビアンキに捧げる初勝利

    マックス・チルトンは、インディ・ライツでの初ポールポジションに続き、見事に初優勝。ポール・トゥ・ウィンを亡くなった元チームメイトのジュール・ビアンキに捧げた。

    昨年のF1日本GPでの事故で頭部に重傷を負ったジュール・ビアンキは、9ヵ月にわたって戦っていたが、17日(金)の夜にこの世を去った。

    当時、マルシャでチームメイトを務めていたマックス・チルトンは、今年はカーリンからインディ・ライツに参戦しており、アイオワで開催されたレースで成し遂げた初優勝を亡き友に捧げた。

    「正直に言えば、残酷なまでに厳しい9カ月だった」とマックス・チルトンはコメント。

    「僕は彼からたくさんのことを学んだ。この優勝は彼のおかげでもある。5周から10周ごとに彼のことを思っていたような気がする。彼はワールドチャンピオンになる運命のドライバーだったはずだからね」

    「この優勝をジュールに捧げる。彼はいつだって完璧なレースを走っていた」

    ジュール・ビアンキとマックス・チルトン (2014年 マルシャ)

    関連:ジュール・ビアンキが永眠、享年25歳

  • 【WEC】 ポルシェ 919ハイブリッドが初優勝

    【WEC】 ポルシェ 919ハイブリッドが初優勝

    ポルシェは、2014年FIA世界耐久選手権のサンパウロ最終戦においてロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組のポルシェ919ハイブリッドが初優勝を達成した。

    ティモ・ベルンハルトおよびブレンドン・ハートレーと共にもう一台のポルシェ919ハイブリッドをドライブするマーク・ウェバーは、6時間のレースの終了まで30分を切った頃、6位を走行していたが、高速の最終コーナーでタイヤバリアに非常に激しく激突した。

    チームがサーキットのメディカルセンターから最初に受け取った情報では、彼の負傷はそれほど深刻ではない、ということだった。しかし、彼は精密検査のためにサンパウロの病院に搬送された。レースは、ニール・ジャニがステアリングを握るカーナンバー14の919ハイブリッドがセーフティカーの先導でフィニッシュして幕を閉じた。

    カーナンバー14のレース展開:
    マルク・リーブは2番グリッドからスタートを切ったが、1周目でトヨタに抜かれ1つポジションを落とした。順位を取り戻すための息を呑むような追撃を見せた後、彼は37周で3位のままポルシェ919ハイブリッドをニール・ジャニに渡した。スイス人のジャニはトヨタを攻め続け、順位を入れ替えたものの、76周で車両をデュマに引き継いだ時点では、また3位になっていた。ロマン・デュマは、88周でトヨタが他車に接触した際に再び抜き返す。105周目、デュマは右側リアタイヤのパンクのため、予定より早くピットに戻らなければならなかった。再びマーク・リーブがステアリングを握った後、119周でもう一台のポルシェ919ハイブリッドがトラブルに見舞われたことにより、カーナンバー14が首位に立った。リーブは144周でピットに入り、再度デュマにクルマを預けた。183周目に、ジャニが2位でマシンを受け取った。222周目のピットストップでは、彼はコックピットに留まり、タイムを稼ぐためにタイヤを交換しないという賭けに出た。この賭けが功を奏し、919ハイブリッドは初優勝を果たした。

    カーナンバー20のレース展開:
    ティモ・ベルンハルトはポールポジションからスタートし、38周でウェバーに交代する時点で、12秒のリードを確保してした。マーク・ウェバーは多少のトラフィックの問題はあったもののリードを保ち、79周でブレンドン・ハートレーにマシンを渡した。ニュージーランド人のハートレーとカーナンバー20は、原因不明のトラブルでエンジン出力が低下したため優勝の夢は間もなく途絶えた。119周でハートレーからベルンハルトに交代し、彼は3位でレースを続けた。153周を過ぎたところでフルコースコーションが出されイエローフラッグが振られる中、ハートレーが再びステアリングを握った。193周で再びウェバーに交代したが、すでに6位に後退していた。彼は227周で最後のピットストップを終え、レース終了まで30分を切った239周目、高速の最終コーナーで激しいクラッシュを喫した。

    レース後のコメント:
    フリッツ・エンツィンガー (LMP1プロジェクトのトップ)
    「現時点における最も重要な情報は、マーク・ウェバーの容態が良好であるという医師からの第一報です。私はWECのデビューシーズンで初優勝を達成できたことが信じられません。また、マークのアクシデントもあり、勝利を素直に喜ぶことができません。今週末すべてのセッションで私達が最速で、両車共にフロントローに並びました。決勝は最終ラップまでスリルの連続でした。研究開発期間も含めた3年におよぶ厳しい年月の末、すばらしいチームによってデビューシーズンで優勝を飾ることができました。チームにはおめでとうの言葉を送ります。私は彼らを誇りに思います」

    アンドレア・ザイドル (チーム監督)
    「私達が得ている情報では、あの重大なアクシデントにもかかわらず、マークは大丈夫であるとのことです。この週末、ドライバー、メカニックおよびエンジニアの全員が、今年の課題の最終ステップを完了しました。それは、自力で優勝するということでした。私達は、デビューシーズンで学んだことを証明することができました。それは、タイヤマネージメントであり、ピットストップであり、その他のオペレーションです。私達は、あらゆる面でトップに辿りつきました。現場であるサーキット、そして本居地ヴァイザッハで貢献してくれた全員に大きな感謝の意を表します。2014年のミッションは完了した今、次のシーズンを愉しみにしています」

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 14)のドライバーのコメント
    ロマン・デュマ(36歳、フランス)
    「私達がポルシェのためにレースに勝てたことはすばらしいことです。しかし、それにも増して大切なのは、マークが大丈夫だということです。今日の私の最初のスティントは、右側リアタイヤのパンクのため、予定より早く終わりました。原因はわかりませんが、何かの破片を踏んだのでしょう。次のスティントでは、リアタイヤの空気圧を変更し路面のグリップレベルが改善できたため、ずっとよい時間を過ごすことができました。クルマは、本当に好調でした」

    ニール・ジャニ(30歳、スイス)
    「厳しいレースでした。すべての周回が予選モードで、カーナンバー8のトヨタとはよいバトルができました。最後の作戦が上手く行ったのは、ほとんど信じられないようなことでした。ロマンとマルクと一緒に、919ハイブリッドの最初のポールポジションを獲得し、今回は初優勝を達成しました。私にとって、今年は夢のシーズンでした。次の夢は、世界選手権タイトルとル・マンでの優勝です。私達は、ドライバーズタイトルでも3位になりました。このような結果を誰が信じていたでしょうか?」

    マルク・リーブ(34歳、ドイツ)
    「チームにとってすばらしい日になりました!1周目でトヨタに抜かれて順位を1つ落としました。驚いたことにトヨタはコーナーでブーストを使って私を驚かせました。その後、919ハイブリッドは最速のクルマだったにもかかわらず、トップに立つことはできませんでした。私はあらゆることを試しましたが、トヨタは隙を見せませんでした。私の2回目のスティントでの最大の問題は、トラフィックでレーシングラインを外さなければならない場面でのタイヤのグリップでした。まるで、氷の上をドライビングしているようでした」

    ポルシェ919ハイブリッド(No. 20)のドライバーのコメント
    ティモ・ベルンハルト(33歳、ドイツ)
    「私の最初のスティントは、スタートから最初のピットストップまで、レースをリードするという単純明快なものでした。私は、12秒のリードでマーク・ウェバーにクルマを渡しました。トラフィックへの対処が非常に難しく、特に私のスティントの最後にかけて、遅い車両に大いに悩まされました。高い気温も非常に厳しかったです。その後の2回目のスティントは、1回目ほど満足の行くものではありませんでした。それは、私達のクルマが持ち前のパワーを完全に発揮できない状態に陥っていたからです。ただし、それはもう重要ではなく今はマークが無事であることが何よりです」

    ブレンドン・ハートレー(25歳、ニュージーランド)
    「今回は感情が激しく揺さぶられるレースでしたが、何より重要なのはマークが大丈夫だということです。私の最初のスティントの序盤は、レースをリードして気持ちのよいものでした。ティモとマークがすばらしい仕事をして、クルマを首位につけてくれ、それは感動的でした。その後、私が10周ほどした時点で、残念ながらエンジンの出力が低下し後退しました。それでもこのサーキットを走行するのは素晴らしい経験でした。しかし、それよりマークのことが心配です」

  • 笹原右京、スポット参戦のF4開幕戦でフォーミュラーカーレース初優勝

    笹原右京、スポット参戦のF4開幕戦でフォーミュラーカーレース初優勝

    笹原右京は、F4開幕戦に急遽スポット参戦。レース2で優勝し、フォーミュラカーレースで初めて表彰台の頂点に立った。

    今年ユーロノヴァからフォーミュラ・ルノー2.0 NECに参戦する笹原右京は、同チームのフォンタナが入院したため、急遽代役としてF4に参戦。

    レース1は5位、レース3はリタイアとなったが、レース2で優勝。フォーミュラカーレースで初勝利を飾った。

    「土曜日のフリー走行がこのF4初体験で、データーが少なく、セットアップに苦戦し、両予選ともうまく行きませんでした」と笹原右京は振り返る。

    「日曜日のレース 1では、得意のスタートを決め7番手から4番手にジャンプアップしましたが、ペースが上がらず、1つポジションを落としてしまい、5位でフィニッシュ」

    「レース 1の上位10台がリバースグリッドになったレース 2では、ロケットスタートを決め、一気にトップに立ちました。すぐにSCとなり、車のパフォーマンスに苦戦している状況だったので、いかにSCでのリスタートでのギャップを作る事が大切でした。リスタートは完璧に決まりギャップを大きく築きましたが、すぐに追いつかれてしまいました。ただ、コースの特性上、抜くポイントがほとんどないので、暴れるマシンを精一杯ねじ伏せながら、要所を抑えました。そして、自身初のフォーミュラーカーレース、優勝を飾る事ができました」

    「レース 3では、マシンのセッティングを大きく変更し挑みました。スタートは今回も決めて7番手から3番手に浮上しましたが、既にブレーキトラブルを抱えていて、止まらない状況が続いていました。その後はチームの為にチームメイトを先に行かせるなど、チームの仕事に徹底しました。しかし、それも限界で、リタイアをせざる終えませんでした」

    「まず、今回、チャンスをくださったユーロノヴァ・レーシングに感謝の気持ちでいっぱいです。一生懸命頑張ってくれたチームの為にプレゼントできて本当に嬉しいです。皆様の応援が最後の一押しになりました。そして、アンドレア・フォンタナ選手の一日でも早い回復を祈っています」

    Ukyo Sasahara

  • ロビン・フラインス、GP2初優勝

    ロビン・フラインス、GP2初優勝

    ロビン・フラインスは、バルセロナで開催されたGP2第3戦のレース1でGP2初勝利。今年からGP2に参戦するヒルマー・モータースポーツに初優勝をもたらした。

    フォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオンで、今年ザウバーのリザーブドライバーを務めるロビン・フラインスは、前戦バーレーンからGP2に参戦している。初レースはノーポイントで終えていた。

    2戦目となったバルセロナでロビン・フラインスとヒルマー・モータースポーツは、6周目にソフトタイヤからハードタイヤに交換するという戦略に出た。

    素早いピットストップでコースに復帰したロビン・フラインスは、ハードタイヤスタートで首位を走っていたマーカス・エリクソンのリタイアにより首位に浮上。終盤には素晴らしいペースをみせ、2位のフェリペ・ナッセに3秒316の差をつけてGP2初勝利を挙げた。

    ロビン・フラインス
    「まず第一に勝てるとは思っていなかった。バーレーンは厳しいレースだったし、タイヤを学ばなければならなかった。バーレーンでは大きなトラブルを抱えた。あそこでかなり多くのことを学ぶことができた。バルセロナはタイヤにかなり厳しいトラックだということは誰もが知っている。でも、タイヤをかなりうまく管理できたし、レース全体でパルマーにかなりのギャップを残すことができた。そのあとナッセが戻ってきたし、彼はかなり速かった。それでも、タイヤが残っていたので、少し引き離すことができた。そうやって勝つことができた。チームにとって素晴らしい結果だ。彼らは本当に一生懸命に働いている。もっと結果を出せることを願っている」

    Robin Frinjs

  • 佐藤琢磨、インディカー初優勝は「本当に完璧なレースでした」

    佐藤琢磨、インディカー初優勝は「本当に完璧なレースでした」

    佐藤琢磨が、インディカー初優勝を果たしたロングビーチ市街地特設コースで開催されたインディカー・シリーズ第3戦のレース週末を振り返った。

    最後に佐藤琢磨が優勝したのは2001年11月のマカオGPのF3レース。このシーズンはイギリスF3で12勝を挙げてタイトルを勝ち取っただけでなく、マスターズF3でも栄冠を手に入れた。同じ頃、AJフォイトのチームはオーバルコースだけを転戦する初期のインディカー・シリーズにエントリーしていた。

    フォイトのチームが最後に勝ったのは2002年7月のこと。コースはカンザス・スピードウェイで、ドライバーはブラジル出身のエアトン・デアだった。このとき、佐藤琢磨はF1初年度のシーズン半ばをジョーダンとともに戦っている。

    オーバル以外のコースにおけるフォイト・チームの優勝となると、さらに時代をさかのぼらなければならない。それは実に1978年9月、イギリスで2連戦を行った最初のレース(サーキットはシルヴァーストーン)でAJ自身が優勝したのが最後となっているか。

    佐藤琢磨は、IZODインディカー・シリーズで過去3年間にわたって何度も速さを見せつけながら、そのたびに不運に泣かされてきた。だが、52戦目にしてAJフォイト・レーシングのダラーラ・ホンダを駆って悲願の勝利を手に入れたのである。それだけでなく、これは日本人ドライバーにとってもインディカー・シリーズにおける初の快挙だった。いや、対象をアジア人全体に広げても、これほどレベルの高いオープンホイールカーレースで勝利を挙げたドライバーはこれまでいなかった。

    今シーズン、佐藤琢磨は開幕2連戦が行われたセントピーターズバーグの市街地コースでもバーバーのロードコースでも速さをみせていた。

    「自分たちが望むようなスピードを手に入れていました。僕たちはセントピーターズバーグでコンペティティブだったし、バーバーでも充分にコンペティティブでした」

    「まずはロングビーチのスタンダード・セットアップに仕立てて、どんな様子かを確認しました。最初のプラクティスは順調でした。クルマの感触は良好で、走り始めからいいペースで走行できました。けれども、その後ギアボックスに小さな不具合が発生し、セッションを早めに切り上げることとなりました。さらに、2回目のプラクティスは3回も赤旗が提示される展開となります。このため、僕たちが行った計測ラップはそれほど多くなく、セッティングを変更しての比較テストを行うのも困難な状況でしたが、セットアップは順調に進歩していきました」

    「チームはいいムードに包まれていましたが、まだやるべき仕事は残っていました。ところが、土曜日のフリープラクティスではあまりコンペティティブではありませんでした。ニュータイアを履いたときのスピードが伸び悩んでいたのですが、やがて、ニュータイアでのバランスに問題があることに気づきました。というわけで、セッションとしてはいい結果ではありませんでしたが、予選に向けて取り組むべきポイントがわかったことは大きな収穫でした」

    予選の展開は実にシンプルなものだった。最初のセッションは3番手、2回目は5番手で、最終的には4番グリッドを手に入れた。

    「おそらく、ベストなバランスではなかったと思います」と佐藤琢磨は振り返る。

    「でも、Q1とQ2でのパフォーマンスはとても良好でした。接戦でしたが、そのなかでQ3に進出できる充分なスピードを発揮できました。4番グリッドは、チーム全員が頑張って手に入れた結果です。2列目からスタートできることは素晴らしく、僕はこの結果に満足していました」

    スタート直後に佐藤琢磨はウィル・パワーを捉え、ダリオ・フランキッティとライアン・ハンター-レイに続く3番手に浮上した。

    「僕はライアンの直後につけると、スタートでウィルをパスしました。僕以外の上位陣はみんな柔らかめのレッドタイアを履いていたので、これは嬉しい展開でした。ブラックタイアを履く僕が、もしもレッドタイアを装着したライバルたちと同じペースで走れれば、彼らはいずれブラックタイアに履き替えることになるので、僕たちの作戦は大成功だったことになります。だから、スタートで順位を落とさなければそれでいいと思っていましたが、ひとつ順位を上げられたので期待以上の展開でした!」

    「ダリオが徐々に引き離していくのが見えましたが、僕はライアンに抑えられていたので、燃料をセーブすることにしました。柔らかめのオルタネーティブタイアを履くドライバーを抜くのは容易なことではありませんでしたが、僕は虎視眈々と機会をうかがっていました。そして、ついにそのチャンスがやってきました。ヘアピンの脱出で彼の出足が鈍ったのです。僕はこのチャンスを見逃さず、プッシュ・トゥ・パスとスリップストリームを使ってライアンを捉えると、ターン1でインサイドに飛び込んで彼を仕留めました」

    佐藤琢磨がハンター-レイをオーバーテイクしたのは23周目のこと。このとき約3秒だったフランキッティとの差は、数周後には1秒差まで縮まったが、ここで上位陣は続々とピットストップを行った。フランキッティはこのピットストップに手間取って遅れ、パワーはその後のフルコーション中にピットストップを行っていたが、レースが再開したとき、佐藤琢磨はパワーとフランキッティをリードする立場に立っていた。

    「僕たちのペースは本当に力強く、次第にダリオを追い詰めていきました。さらにメカニックたちがスムーズでとても速いピット作業を行ってくれました。これで僕はトップに立ちました。しかも、ライバルの多くはブラックタイアを装着しているのに対し、僕はレッドタイアに交換したばかりで、次のスティントでもレッドタイアを履いて、そのままフィニッシュまで走りきる作戦でした。だから、これは本当に理想的なシナリオでした」

    「リスタートで肝心だったのはペースをコントロールすることです。マカオと同じように、僕は数秒ほど後続を引き離してスリップストリームを使われないように注意しました。その後はオルタネーティブタイアを持たせるように丁寧にドライブしました」

    偶然にも、このとき2番手に浮上したのは、昨年佐藤琢磨が操っていたNo.15のマシーンで、ドライバーはグレアム・レイホールだった。

    「グレアムが仕掛けてきましたが、僕はすぐにこれに応え、彼とのギャップを保ちました。本当に最高のレースでした。クルマも好調でハンドリングもよく、ドライブが本当に楽しく思えました」

    レースが残り24周となったときのリスタートでは、周回遅れのチャーリー・キンボールが佐藤琢磨に襲いかかってきたが、直後にウォールと接触したキンボールを佐藤琢磨は避けることに成功する。

    「彼のリスタートは素晴らしいものでしたが、『うーん、ちょっと待てよ』と思いました。彼は相当やる気のようだけど、僕は不運から逃れないといけない。どんなリスクも回避しなければいけなかったのです」

    ここから佐藤琢磨はレイホールを突き放していったので、フィニッシュ直前にトニー・カナーンがクラッシュしたときにはその差を5秒としていた。しかし、このアクシデントによりフルコースコーションとなり、レースはそのまま幕を閉じた。

    「最後のスティントでは、新品のオルタネーティブタイアを履いた直後の数周は抑えたペースで走行し、タイアにダメージを与えないように気をつけました。チームは、確実にというか、ある意味保険というか、燃料をセーブした走行を僕に指示するとともに、すべてをコントロールできている状態だと伝えてきました。僕は指示通りの燃費を確保しながら、それでも後続を引き離していきました。僕は心からドライビングを楽しみました」

    「本当に完璧なレースでした。2回のピットストップはうまくいき、レースでは常にペースをコントロールしていました。作戦も完璧で、信じられないような気分でした。F3からステップアップして、メジャーシリーズでの最初の優勝です! これまでヒロ松下さんを始めとする数多くの素晴らしい日本人ドライバーが長年アメリカで挑戦してきた結果が繋がり、今日その1ページをめくることができて本当に嬉しく思います。こんな風に優勝できて本当に嬉しいし、AJフォイト・レーシングにとっては久しぶりの勝利となりました。今週手術を受けることになるAJのご無事をお祈りすると共に、こんなに素晴らしいチャンスをくれたAJに改めて心から感謝します!」

    佐藤琢磨は現在ランキング2位。首位のエリオ・カストロネヴェスとは僅差で、迎えるレースは佐藤琢磨が得意とするサンパウロで開催される。ここで一気にポイントリーダーの座を狙うのか? インディカー・シリーズは常に接戦なので、現在ランキング4位、5位、もしくは6位のドライバーでも、次のレースで表彰台に上ればランキングトップに浮上する可能性があるのだ。

    「こうなるなんて想像もしていませんでした。僕たちは自分の仕事をやり続けてきただけです。サンパウロではこれまでにいくつもいい思い出があるので、ここをいい形で終え、次のインディ500に臨みたいと思います」

    「優勝してからはとてつもなく忙しい毎日です。世界中のたくさんの人々から祝福を受け、そのメッセージを読むのも返事もまるで追いつかないほどですから!でもこれは嬉しい悲鳴っていうことですね……」

  • 佐藤琢磨、インディカー初優勝後のコメント

    佐藤琢磨、インディカー初優勝後のコメント

    佐藤琢磨が、改めて念願インディカー初優勝を達成した気持ちを伝えた。

    「チェッカー受けた瞬間は本当にうれしかったです。夢のようでした!」と佐藤琢磨はコメント。

    「ここまで何度も優勝や表彰台がスルスルと手元から離れてしまう事がありましたが、ようやくチャンスや環境がすべて揃って勝つことが出来ました」

    「今日はハードタイヤからレーススタートした戦略もうまく行き、最初のスタート、そしてリスタート、それにピットストップも完璧に決まって、最後のチェッカードフラッグが振られるまで全くミスのないとてもエキサイティングなレースでした。クルマの調子も良く、運転していて本当に楽しかったです。チームは本当に素晴らしいレースをさせてくれました」

    「この後もすぐにブラジル、そしてインディ500と続きますが、全力で頑張りたいと思います。これまでサポートしてくれたみなさんに御礼を言いたいです」

    佐藤琢磨 インディカー 佐藤琢磨 インディカー 初優勝

  • パストール・マルドナド Q&A:F1初優勝について

    パストール・マルドナド Q&A:F1初優勝について

    パストール・マルドナドが、F1スペインGPでの初優勝、そして残りのシーズンへの抱負を語った。

    今日オックスフォードシャーのチームのファクトリーを訪れましたが、雰囲気はいかがでしたか?
    今朝、ファクトリーに到着した。会った全員が祝福してくれたし、僕たちが今シーズン成し遂げられることについてとても楽観的な雰囲気になっていると思う。午前中、僕たちの勝利を祝うためにファクトリーの全員が集まった。彼らの激務に対して感謝の気持ちを述べることができた。

    バルセロナを勝利で終えて、次のモナコでのレースでも優勝する現実的なチャンスがあると思いますか?
    全力を尽くすのは確かだ。僕たちのパッケージが良くなってきているのは明らかだし、現時点では最速のマシンではないけど、とても素早く改善している。モナコはいつも好きだったし、日曜日以降、自信に満ちているのは確かだ。

    去年、ウィリアムズは5ポイントしか獲得できませんでしたが、今はレースに勝った競争力のあるマシンがあります。何がパフォーマンスにこのような劇的な上昇をもたらしたと思いますか?
    僕たちには新しいテクニカルチームがあるし、すでにそれらが非常にポジティブな影響を与えていると思う。僕も今は去年と比較してより経験を積んでいるし、それが助けになっているのは確かだ。今年ひとつのことだけが僕たちを改善に導いたとは思わない。多くの小さな変更がまとまって、トラック上で僕たちをより競争的にしている。

    バルセロナでフェルナンド・アロンソとバトルをしているときも神経質になっているようには見えませんでした。最終ラップでクラッシュしたメルボルンでの経験から価値ある教訓を学びましたか?
    メルボルンではチームのためにできるだけ多くのポイントを獲得しようとかなり懸命にプッシュしていた。ちょっとハード過ぎたかもしれない。昨年行こう、チームは力強いスタートを強く望んでいたし、僕も出来る限り多くのポイントが欲しかった。そこから学んだし、その経験がバルセロナで僕をより強いドライバーにしてくれたのは確かだ。フェルナンドは多くの才能を持ったタフな相手だし、タフなバトルだったけど、今回は僕がトップに立った。

    あなたのスポンサー支援により、あなたがペイドライバーとしてF1に入ってきたという人もいます。優勝により、そのような批判家に答えられたと思いますか?
    ベネズエラからこのような素晴らしいサポートを受けられることは非常に幸運なことだ。僕が持ち込んだファイナンスは、僕がF1に到達するのを助けただけでなく、マシンの開発にも役立っている。成功のためには重要なことだ。そのようなコメントは気にしていない。トラック上で語りたいし、チームのために最高の仕事をしたい。

    現在、開幕5レースで5人のウィナーがいます。このような予測不可能性はF1にとって良いことだと思いますか?
    今年は長年見てきた中でも最も競争的なシーズンのひとつだし、チームとドライバー間でこのような力強い競争レベルがあるのは良いことだと思う。一人のドライバーが優位なのはファンにとっては退屈だし、今シーズンはマシンパフォーマンスにおいてドライバーが大きな役割を果たせるという意味でちょっとGP2に似た感じがする。タイヤもチームに異なる戦略をとらせているし、ギャンブルをすれば常に順位を挙げるチャンスがある。タイヤをうまく作動させるために懸命に作業しているし、それによってスペインでは他チームよりも最終スティントを長くすることができた。