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  • 中上貴晶 MotoGP日本GPにワイルドカード参戦「開発成果をレースで証明したい」

    中上貴晶 MotoGP日本GPにワイルドカード参戦「開発成果をレースで証明したい」

    ホンダ・レーシング(HRC)は7月22日、2026年MotoGP第16戦日本グランプリ(10月4日決勝/モビリティリゾートもてぎ)に、HRC開発ライダーの中上貴晶がワイルドカードで参戦すると発表した。

    2025年からHRCの開発ライダーを務める中上貴晶は、現在MotoGPマシンの開発を担当しており、今回の日本GPでは実戦環境でテストの成果を確認する重要な機会となる。

    千葉県出身の中上貴晶は、全日本ロードレース選手権GP125クラスでタイトルを獲得した後、ロードレース世界選手権へ進出。Moto2では2勝を挙げ、2018年にMotoGPクラスへ昇格した。2018年から2024年まで7シーズン連続でMotoGPにフル参戦し、2025年からはHRC開発ライダーとしてホンダのマシン開発に携わっている。

    中上貴晶は母国グランプリへの参戦決定について、次のように喜びを語った。

    「日本グランプリにワイルドカードライダーとして参戦できることを大変うれしく思います。現在はHRC開発ライダーとしてホンダのMotoGPマシンの開発に取り組んでおり、このレースはテストで積み重ねてきた成果を実戦の中で評価できる貴重な機会になります」

    「母国グランプリで日本のファンの皆さんの前を走れることは、私にとって特別なことです。週末を通してできる限り多くの有益なデータを収集し、ホンダMotoGPマシンの競争力向上に貢献したいと思います」

    中上貴晶にとって、日本GPでのワイルドカード参戦は、開発ライダーとして磨き上げてきたホンダの最新パッケージを実戦で検証する重要な役割を担うレースとなる。

  • 中上貴晶 フルタイムMotoGPライダーとして最後のレースを17位完走

    中上貴晶 フルタイムMotoGPライダーとして最後のレースを17位完走

    中上貴晶は、バルセロナで行われたIDEMITSU Honda LCRのフルタイムのライダーとして最後のグランプリを17位で終えた。

    今日のレースは、貴晶とLCRチームにとって一つの時代の終わりを告げるものとなった。7シーズンにわたる努力、喜び、苦難、情熱、そして忘れられない思い出を経て、二人三脚の最後のレースを完走した。

    中上貴晶は最後まで気持ちを切らさず、周回を楽しむことに集中し、自身のパッケージで最善を尽くしてフィニッシュ。その後ガレージでチームと最後の瞬間を噛みしめた。

    「もっと良い結果を望んでいましたが、難しい状況だったので、レースを完走し、バイクとともにピットに戻ることだけに集中しました」と中上貴晶はコメント。

    「これが最後のレースなので、それが主な目標でした。LCRチーム、HRC、そしてIDEMITSUには、これまでのシーズンでの仕事とサポートに心から感謝しています。彼らは常に私の心にいますし、彼らと共有した素晴らしい思い出は決して忘れません」

    LCRチームは「中上貴晶の長年にわたる揺るぎない献身、困難に対する前向きな姿勢、常に持ち続けた闘志、そしてシーズンを通じて関わったすべてのメンバーに対する思いやりに深く感謝しています。彼の新たなステージでの活躍を心より願っています」と語った。

  • 中上貴晶 2024年MotoGPを戦うLCRホンダのカラーリングが公開

    中上貴晶 2024年MotoGPを戦うLCRホンダのカラーリングが公開

    中上貴晶とヨハン・ザルコが2024年のMotoGPを戦うバイクをホンダのサテライトチームであるLCR Teamが披露した。

    例年のように、LCRは2024年のMotoGPマシンのカラーリングについて、2台のサテライトホンダR213Vのうち1台はカストロールのカラーを、もう1台は日本の石油会社である出光のカラーを採用するというスプリットアプローチを採用した。

    LCRは木曜日の朝、カストロールのおなじみの緑、白、赤の外観を備えた2台のバイクのうちの最初の1台を公開し、ザルコもチームの2024年用ギアを着て正式に登場した。

    中上貴晶が再び乗る出光支援の2台目のバイクは、午後遅くのオンラインプレゼンテーションで明らかになった。

    どちらのカラーリングも前年と比較してわずかに調整されており、ザルコのバイクにはストライプパターンが採用されている。

    ヨハン・ザルコ MotoGP ロードレース世界選手権CASTROL Honda LCR

    LCRは、フランコ・モルビデリの代わりにファクトリー・ヤマハ・チームに移籍したアレックス・リンスの驚異的なパフォーマンスに続き、オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでホンダの2023年MotoGPシーズン唯一の勝利を収めた。

    LCRにおけるリンスの地位は、ドゥカティでの3年間の勤務を経て今年ホンダに加わったザルコに引き継がれた。

    ザルコは、2023年フィリップアイランドでついにMotoGP初勝利を収めた。彼の経験は、長期間低迷していたホンダをチャンピオンシップの最前線に導く上で役立つだろう。
    一方、中上貴晶はホンダの唯一のサテライトチームで7年目を迎え、継続性をもたらしている。

    中上貴晶 MotoGP ロードレース世界選手権IDEMITSU Honda LCR

    中上貴晶は、2023年のランキングでホンダの2023年のランキングで20回のレース週末で56ポイントを獲得し、ファクトリーエントリーのRC213Vで6回チャンピオンに輝いたマルク・マルケスに次ぐ2番目に成績の良いライダーとなった。

    中上貴晶とヨハン・ザルコは、2024年シーズンが3月10日に中東のカタールでスタートする前に、来週カタールで行われる最後のプレシーズンテストに参加する。

  • MotoGP:中上貴晶「日本のレースファンの前でいい結果を出したい」

    MotoGP:中上貴晶「日本のレースファンの前でいい結果を出したい」

    LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、土曜日に行われたロードレース世界選手権(MotoGP)第14戦日本GPのスプリントを17位でゴールした。

    予選18番手からスプリントに挑んだ中上貴晶は、オープニングラップで19番手と、スタート直後の第1コーナーの混雑でポジションを落とす厳しいスタートとなった。その後は、カル・クラッチロー(ヤマハ)を追走し、中盤にはアレイシ・エルパルガロ(アプリリア)がリタイア、さらにクラッチローをかわして17番手へとポジションを上げた。

    しかし、金曜日から続いているバランスの問題が解消していないことから、思うようにペースを上げられず、13周のスプリントは17位でチェッカーを受けた。厳しい走りを強いられた中上貴晶だが、日曜日の決勝に向けて問題点をクリアにするために最後まで周回を重ねた。

    今大会LCR Honda CASTROLからレースに復帰したアレックス・リンスは、ケガの回復が十分ではないため、土曜日以降の走行をキャンセルした。代わりに出場したステファン・ブラドルは、予選20番手、スプリント20位だった。

    土曜日のセッションから日本GPに参加することになったブラドルは、最初の走行となった午前中のフリー走行(FP)2では、路面コンディションを確認し、予選とスプリント、そして日曜日の決勝に向けて周回を重ねた。

    ほぼぶっつけ本番となったFP2では、21台が参加して19番手。予選Q1では20番手だったが、着実に周回を重ねた。そしてスプリントでは、ベストを尽くし、ライバルたちと戦い20位でフィニッシュ。ブラドルにとっては満足できる結果ではないが、日曜日の決勝に向けて、多くのデータを収集した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「小さなステップでしたが、フリー走行ではセットアップが着実に進み、マシンのフィーリングはよくなりました。しかし、スプリントでポイント圏内に入るのは難しい状況でした。ポテンシャルはあると思うので、明日の決勝では、日本のレースファンの前でいい結果を出したいです」

    ステファン・ブラドル(LCR Honda CASTROL)
    「ライダーは常にいい結果を望んでいるだけに、今日の結果はとても悔しいものでした。思うような走りができず、フラストレーションがたまりました。しかし、LCRのみんなと一緒にいるのはいつも楽しくて充実した時間を過ごすことができます。彼らをサポートするのはとても楽しいです。明日の決勝は厳しいと思いますが、ベストを尽くします」

  • MotoGP:中上貴晶、2024年もLCRホンダ IDEMITSU残留が決定

    MotoGP:中上貴晶、2024年もLCRホンダ IDEMITSU残留が決定

    MotoGP:ホンダ・レーシング(HRC)は、FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「LCR Honda IDEMITSU」より参戦している中上貴晶(31歳)と2024年の契約に合意したことを発表した。

    中上貴晶選手は2012年にFIMロードレース世界選手権のMoto2クラスへ初参戦。ホンダが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「IDEMITSU Honda Team Asia」より参戦してきた。

    2018年には最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、今年で6シーズン目となりMotoGPクラスでの通算出場回数は95戦となっている(2023年9月10日 第12戦サンマリノGP終了時点)

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU )
    「2024年も引き続き『LCR Honda IDEMITSU』からMotoGPに参戦できることになりました。ここまで大変厳しい状況が続いており納得がいく結果を残せておらず、応援いただいているファンの皆様に申し訳ない限りでしたが、この報告を皆様にできたことは、自分自身にとってもうれしい限りです。来週は日本GPが開催されますので、ファンの皆様のご声援をエネルギーに変え全力で挑みたいと思います。少しでも上位でフィニッシュし、それをきっかけに、来シーズンにつなげられたらと思っています。最後になりましたが、日頃よりサポートしていただいている出光興産株式会社様、ならびにHonda様に改めて御礼を申し上げます」

    渡辺康治 株式会社ホンダ・レーシング(HRC)代表取締役社長
    「最高峰のMotoGPクラスで、来シーズンも引き続き中上貴晶選手と共に戦えて、とてもうれしく思います。出光興産株式会社様をはじめとする、多くの皆様からのサポートに感謝申し上げます。今シーズンは、これまでにないほどの厳しいシーズンですが、このような状況においても、中上選手ならびにHondaを応援くださっているファンの皆様に、感謝の気持ちを伝えしたいと思っております。1日でも早くファンの皆様の期待に応えられるように、HondaおよびHRCが一丸となり、現状を打破したいと思っています」

    中上貴晶 MotoGP

    中上貴晶(なかがみ たかあき)

    生年月日:1992年2月9日(31歳)
    出身地:日本 千葉県

    主な戦績
    2012 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス 15位
    2013 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス 8位
    2014 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス 22位
    2015 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス 8位
    2016 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス 6位
    2017 FIMロードレース世界選手権 Moto2クラス 7位
    2018 FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラス 20位
    2019 FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラス 13位
    2020 FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラス 10位
    2021 FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラス 15位
    2022 FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラス 18位
    2023 FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラス 17位※

    ※ 2023年9月10日 第12戦サンマリノGP終了時点

  • MotoGP:LCRホンダ、中上貴晶がル・マンで9位入賞

    MotoGP:LCRホンダ、中上貴晶がル・マンで9位入賞

    MotoGP フランスGP決勝で、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は9位でチェッカーを受けた。

    フランスGPは27周で決勝レースが行われ、今シーズン最もエキサイティングなレースとなった。その厳しい戦いの中で中上は、ミスをせず、クレバーに走ってチェッカーを受けた。

    14番手から好スタートを切った中上は、転倒者の多い難しいレースの中で着実にラップを刻んだ。集中力を切らさず安定したペースをキープして9位でフィニッシュ。2戦連続となる9位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。

    LCR Honda CASTROLのアレックス・リンスは、フランスGPでトップ10争いに加わったが、レース中盤に転倒を喫しリタイアに終わった。

    アレックス・リンスは、18番グリッドから好スタートを切り、10番手までポジションを上げたが、15周目の9コーナーで転倒し、リタイアに終わった。今大会はブレーキングに課題を抱え、転倒はフロントからのスリップダウンだった。今大会、チームはブレーキングの改善に取り組んだが、大きなステップを刻むことはできなかった。リンスにとっては、今季もっとも厳しいレースの一つとなったが、転倒によるケガはない。次戦は気持ちを切り替えて挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日は1周目からプッシュする感覚がつかめず、タフなレースとなりました。1周目から限界を探りながらの走行となり、ミスやクラッシュを避けるために集中しました。目標はトップ10でフィニッシュすることでした。それを達成したという点では、いい仕事ができたと思います。しかし、ブレーキングが難しく、なかなか攻めの走りができませんでした。ポテンシャルがあることは分かっているので、ムジェロで一歩前進するために、これからデータを分析しなければなりません」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「いいスタートが切れました。そして、バイクも快適に乗れるようにいろいろなことにトライし、ポジションをばん回しようとしました。しかし、14周目ぐらいからフロントが切れ込むようになり、15周目に転倒してしまいました。今日は、リアのフィーリングに苦労しました。しかし、これもレースです。次戦ムジェロでもプッシュしていきます」

  • MotoGP:LCRホンダ、中上貴晶はル・マンのスプリントで10位

    MotoGP:LCRホンダ、中上貴晶はル・マンのスプリントで10位

    MotoGP:LCR Honda IDEMITSTUの中上貴晶は、ル・マンのスプリントレースを10位でフィニッシュ。LCR Honda CASTROLのアレックス・リンスは11位でフィニッシュした。

    14番手、5列目からスタートした中上貴晶は、ライバルとバトルを繰り広げ、ポイント獲得まであとひとりだった。中上貴晶は好スタートを切り、その後、序盤はフランコ・モルビデリ(ヤマハ)、終盤はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)とバトルするなど好走したが、惜しくもポイント獲得には届かなかった。

    アレックス・リンスすばらしいスタートを切り、18番手グリッドからすぐにポジションを回復し、最終コーナーまでミスを犯さずオープニングラップを乗り切った。その後も厳しい状況の中で着実にポジションを上げて11位でフィニッシュ。ポイントを獲得することはできなかったが、リンスはRC213Vの改善に向けて、正しい方向に進んでいることを感じ取るレースとなった。明日の決勝レースは、クルーともに最大限の努力をする意気込みだ。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「序盤は、前のライダーをなかなか抜けずタイムロスをしてしまいましたが、そのライダーを抜いた後は、いいペースで走ることができました。終盤は、前にいたライダーのペースが速くて、追い抜くことができなかったのは残念です。今日は一歩前進することができました。明日は27周のレースなので、トップ10を目標に頑張ります」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「全体的に見れば、正しい方向に向かっていると思います。スプリントは、18番グリッドからのスタートという難しい状況でしたが、セットアップを変更したおかげで、より快適に走ることができました。今大会はいくつかポジティブなポイントを見つけることができました。これはとても重要なことです。まだ、トップグループにはほど遠い状況ですが、明日のレースで何が起こるか見てみたいと思います」

  • MotoGP:ホンダ、2023年 アルガルベ公式テスト レポート

    MotoGP:ホンダ、2023年 アルガルベ公式テスト レポート

    2023年MotoGPシーズン開幕戦の舞台となるポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキット(以下、アルガルベ・サーキット)で、3月11日~12日の2日間、今季2回目の公式テストが行われた。

    ホンダ勢は、Repsol Honda TeamとLCR Hondaの2チーム4選手がテストに参加。Repsol Honda Teamは、これまで6回タイトルを獲得しているマルク・マルケスと20年のチャンピオンで今季新加入のジョアン・ミルの両選手、LCR Honda CASTROLからは新加入のアレックス・リンス、LCR Honda IDEMITSUからは6年目のシーズンを迎える中上貴晶が参加した。

    開幕戦ポルトガルGPに向けて2日間のテストが終了。ホンダ勢の4選手は、開幕戦に向けて準備を整える
    開幕戦の舞台となるアルガルベ・サーキットは、2月上旬に行われたマレーシア・セパンとは、コースのキャラクターが全く異なる。起伏に富んだジェットコースターのようなレイアウトは、難易度の高いサーキットとして知られているが、このテストが開幕に向けて最後の調整の場となるだけに、2日間を通じて集中したテストが行われた。

    マルケスは2日間で154周、ミルは135周を走行した。両ライダーともに、新しいシャシーや数々の空力パーツ、そして電子制御の見直しなど、テストメニューを着実にこなした。昨年は、RC213Vのパフォーマンスを存分に発揮することができず、ホンダ勢は厳しい一年となったが、再び、RC213Vを優勝争いに戻すための懸命な作業が続けられた。

    そのため、両ライダーともに満足の行くタイムアタックをこなす時間が取れなかったが、ミルはトップから0.794秒差の13番手、マルケスは0.810秒差の14番手だった。

    今年は大会スケジュールが大幅に変わり、土曜日に通常の半分の距離で戦われるスプリントレース、日曜日には従来のレースが開催される1大会2レース制という大きな変化が訪れる。今年は全21戦で42レース。これまでだれも経験したことがないハードな日程となる。土曜日に行われるスプリントレースは、ポイントも半分になるが、これまで以上にグリッドが重要になる。選手にとっては、集中力が要求されるレースウイークとなるが、ファンにとっては、これまで以上に見どころあふれるレースウイークになることが予想される。

    そうした新しい日程に向けてマルケスは、2日目の午後にスプリントレースのシミュレーション行い、1分39秒台前半から中盤の好タイムで連続周回をこなした。20年7月のスペイン・ヘレスで骨折した右腕は、4度の手術を受けて完全に回復している。マルケスにとって、次のテーマは、本来の走りができるRC213Vに仕上げることだが、マレーシア・セパン、ポルトガル・アルガルベでは、周回を重ねる毎に、着実に前進した。

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)

    チームメートのミルは、マレーシアテスト、そして今回のテストと、着実にHonda RC213Vに順応し、マルケス同様、多くのデータをコース上から持ち帰った。その効果は大きく、2023年型RC213Vの開発プロセスを加速させることに成功している。こうして20年のMotoGPチャンピオンのミルは、Honda移籍後の初レースを待ちきれない様子だ。

    今季、LCR Honda CASTROLに移籍したリンスも、今オフは、RC213Vに順応するためのテストを行ってきた。リンスは、これまでMotoGPクラスで5勝を挙げているだけに、RC213Vのパフォーマンス向上に大きな貢献が期待される。

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)

    リンスは2日間で162周をこなし、ニューパーツのテストにも参加した。今回のテストでは、Repsol Honda Teamのミルとマルケスに続いて15番手。ホンダ勢3人の差はわずか0.02秒だった。リンスは、開幕に向けてスプリントレースのシミュレーションを行ったが、マレーシア・セパンテストよりペースは向上し、上位グループに近い走りができた。マレーシア・セパン、そしてアルガルベと着実に前進してきたリンスに、ますます期待が膨らむ。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、2日間で146ラップをこなし、トップから1.341秒差で20番手だった。ポジション的には満足できるものではないが、午後に行ったスプリントレースでは、1分39秒台の好タイムでラップを重ねた。その要因は、マシンのセットアップが前進したことと電子制御の変更だった。前回のマレーシアテストと今回の初日はリアのスピニングに苦しみ、加速、最高速に影響を受けましたが、着実に前進した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)

    テストライダーのステファン・ブラドル(Team HRC )も今回のテストでは、さまざまなシャシー、電子制御、そして空力パーツなど、マルケスや他のRC213Vライダーがシーズンを通して向上できるようにサポートした。

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「今日はHondaのマシンに順応し、さらに前進することができました。まだ新しいマシンなので、学ばなければならないことも多く、まだ慣れない部分もあります。しかし、もちろんライダーとしては、もっともっと多くのことを望んでいます。開幕戦では、改善を続けながら、何が可能なのかを確かめたいです」

    マルク・マリケス(Repsol Honda Team)
    「今日は、これまで参加してきた、セパンとアルガルベの計5日間のテストの中で最高のフィーリングでした。ライディングもよかったし、スプリントレースのシミュレーションもできました。長い距離を走ることで、自分のライディングに集中することができたし、改善し続けることができました。リズムも悪くなかったので、ポルトガルGPでさらに努力したいです。いくつかのステップを踏むことができたましたが、もっと上を目指したいです。今日、最も重要なことは、最もマシンのフィーリングがよかったということです」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「プレシーズンテストを終えて、満足しています。セパンから一歩前進し、ポルティマオでは新しいパーツを使うことで、自分たちの現状を理解することができました。HRCに有益な情報を提供するために、テストに専念してきました。その結果、マシンの状態は改善されました。これはとても重要なことです。すばらしい仕事をしてくれたチーム全員に感謝したいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今回は、2日間にわたって本当に重要なテストが行われました。初日はマシンのフィーリングをつかむのに少し苦労しましたが、今日は朝の走行から大きな前進がありました。マシンのセットアップと電子制御を変更し、大きく改善することができました。一歩一歩、トップグループとの差を縮めています。いい感じで前進しているので、ここで行われるシーズン最初のレースが本当に楽しみです。引き続き、プッシュしていこうと思ってます」

  • LCRホンダ、中上貴晶とアレックス・リンスの2023年カラーリングを発表

    LCRホンダ、中上貴晶とアレックス・リンスの2023年カラーリングを発表

    LCRホンダは、中上貴晶とアレックス・リンスが2023年シーズンのMotoGPで使用する2つのカラーリングを発表した。

    2017年にデビューして以来、MotoGPキャリアのすべてをスズキで過ごしてきたリンスは、スズキが昨年シリーズへの関与を終了することを選択したため、2023年にLCRサテライトチームからホンダに移籍した。

    リンスは、アレックス・マルケスの後任として、LCRと直接2年契約を結びました。5回のMotoGPレースウィナーは、チームで中上貴晶のパートナーとなる。

    2018年からそうであるように、LCRは2人のライダーに対して2つの異なるリバリーを走らせる予定で、火曜日の朝、チームによってリンスのものが最初に明らかにされた。リンスのLCRホンダは、2022年に離脱するマルケスが乗っていたものとほぼ同様のカラーリングを採用された。

    LCRはリンスのカラーリングの1時間後に中上貴晶のカラーリングを公開し、日本人ライダーは再び出光の支援を受けてレースに臨む。

    中上貴晶は、ホンダが小椋藍をMoto2から昇格させることで2023年のLCRでの居場所を失うと思われた。しかし、2022年のMoto2ランキング2位の小椋藍は今年MotoGPへのステップアップを断念し、インターミディエイトクラスに留まることになったため、HRCのテストライダーとなる予定だった中上貴晶は猶予を得ることになった。

    アレックス・リンス LCRホンダ MotoGP

    また、リンスの元スズキのチームメイトであるジョアン・ミルは、2023年からホンダに移籍し、マルク・マルケスのパートナーとしてファクトリーチームと契約した。

    また、長年HRCのテクニカルディレクターを務めてきた横山健男に代わり、元スズキのテクニカルチーフである河内健がRC213Vの開発の指揮をとることになった。

    ホンダはここ数年、MotoGPで苦難の時を過ごしており、2022年は3年ぶり2度目の未勝利キャンペーンとなった。

  • 【動画】 F1ドライバーの角田裕毅とMotoGPライダーの中上貴晶が対談

    【動画】 F1ドライバーの角田裕毅とMotoGPライダーの中上貴晶が対談

    F1に参戦する角田裕毅(Scuderia AlphaTauri)とMotoGPに参戦する中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)の対談がHonda Racing THANKS DAY 2022の舞台裏で実現。四輪レースと二輪レースの最高峰で闘う両選手ならではの話を語った。

    角田裕毅と中上貴晶は昨年のMotoGPサンマリノGP前にレッドブルの企画で初対面を果たしている。

    世界の舞台で戦う二人が、お互いの印象、F1とMotoGPの違い、最高峰の舞台で戦い続けることの難しさなどを語った。