タグ: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス「ピットで勝てない?」 F1イギリスGP“シューマッハ再現”ジョーク

    ランド・ノリス「ピットで勝てない?」 F1イギリスGP“シューマッハ再現”ジョーク

    ランド・ノリスは、2026年F1第9戦イギリスGPでセーフティカー先導のままレースが終了した際、無線で「ピットレーンから優勝できないのか」と冗談交じりに尋ねていたことが明らかになった。

    結果的にノリスは4位でフィニッシュ。レース後には苦戦したマクラーレンのパフォーマンスを振り返り、「改善すべき点が多い」と率直な思いも語っている。

    セーフティカー中に飛び出した“冗談”
    終盤、マックス・フェルスタッペンがストウでスピンを喫してグラベルにストップしたことで、イギリスGPはセーフティカーが導入されたままフィニッシュを迎えた。

    4位を走行していたノリスは、最終ラップの無線でレースエンジニアのウィル・ジョセフに次のように尋ねた。

    「ピットインはできないよね? ピットレーンで勝つことはできないの?」

    ジョセフが「できない」と即答すると、ノリスは「残念だね」と笑いながら返答した。

    現在のF1では、ピットレーンを通過してフィニッシュラインを越える形で優勝することは認められていない。


    シューマッハの1998年イギリスGPがきっかけ
    この規則が明確化されるきっかけとなったのが、1998年イギリスGPでのミハエル・シューマッハの勝利だった。

    当時のシルバーストンは現在とは異なるレイアウトで、ピットレーンがナショナル・ピット・ストレートに設けられていた。

    シューマッハは最終ラップにストップ・アンド・ゴー・ペナルティを消化するためピットレーンへ入り、そのままフィニッシュラインを通過。フェラーリはこれでペナルティを消化したと解釈し、シューマッハは優勝とされた。

    しかし、この裁定を巡ってレース後に大きな論争が発生。最終的には、スチュワード側がペナルティ通知の制限時間を超過するなど複数の手続き上のミスを犯していたことが判明し、ペナルティ自体が取り消された。

    この一連の混乱を受けて当時の3人のスチュワードは辞任し、FIAは同様の事態が再発しないよう規則を見直した。そのため現在では、ノリスが冗談で口にしたような形で優勝することはできない。

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    マクラーレンの苦戦に危機感
    ノリスはレース終盤、アンドレア・キミ・アントネッリとフェルスタッペンのトラブルにも助けられ、4位まで順位を上げた。

    それでも、マシンの競争力には満足していない。

    「今日のフィーリングを考えれば、4位とスプリント3位という結果は本当に驚くべきものだと思う」

    「もちろん今日は運もあった。でもレースは最後まで走り切ることが大事だし、信頼性を確保してミスをしないことも重要だ。マックスやキミに何が起きたのかは分からない」

    「スタートも良くなかった。なぜなのか調べないといけない。それに今日はマシンのフィーリングがまったく良くなかった。改善しなければならない点はたくさんある」

    「結果だけ見ればポジティブだし、それが最終的には一番重要だ。でも、その結果を得るためのペースは本当に良くなかった。大きく前進する必要がある」

    セーフティカーフィニッシュという消化不良の結末の中で飛び出したノリスの軽妙なジョークは話題を集めた。一方で、ドライバー本人は4位という結果よりもマクラーレンの競争力不足を重く受け止めており、次戦以降に向けて大幅な改善が必要だとの認識を示している。

  • ランド・ノリス マクラーレンF1にの現状に危機感「改善すべきことは多い」

    ランド・ノリス マクラーレンF1にの現状に危機感「改善すべきことは多い」

    ランド・ノリスは、F1第9戦イギリスGPで4位、スプリントで3位を獲得したものの、母国戦でのマクラーレンの競争力不足に危機感を示し、「改善すべきことは多い」と語った。

    マクラーレンはシルバーストンでフェラーリとメルセデスのペースに及ばず、ノリスはマシンのグリップとダウンフォース不足を指摘。アップグレードによる巻き返しに期待を寄せる一方で、「必要なのは今だ」と早期改善を求めた。

    母国戦でも苦戦「改善すべきことは多い」
    ランド・ノリスは決勝を4位で終えたが、その結果以上にマシンのパフォーマンス不足を問題視した。

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のマシントラブルやマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリタイアによって順位を上げたものの、自力で優勝争いに加わる速さはなかった。

    「今日のフィーリングを考えれば、4位とスプリント3位は本当に驚くべき結果だと思う」

    「もちろん今日は運もあった。でもレースは完走することも重要だし、信頼性やミスをしないことも大切だ。マックスやキミに何が起きたのかは分からない」

    「スタートも悪かった。理由は分からないから調べないといけない。それに今日はマシンがまったく乗りやすくなかった。改善すべきことは本当に多い」

    「結果だけを見ればポジティブだけど、それが一番大事なことだとしても、その結果を得るためのペースは本当に良くなかった。大きく前進する必要がある」

    課題はグリップとダウンフォース不足
    ノリスは、マクラーレンのMCL40がシルバーストンのような高速コーナー主体のサーキットでは十分な性能を発揮できなかったと分析した。

    その原因として、グリップとダウンフォースの不足を挙げ、現在開発中のアップグレードによる改善に期待を寄せている。

    ドライバーズランキングでは首位のアントネッリに82ポイント差をつけられているが、残り13戦あることからタイトル防衛の可能性はまだ失われていないと考えている。

    「チームが状況を立て直せると信じている。レースに勝てるマシンも、チャンピオンを獲れるマシンも作れるチームだから心配はしていない」

    「今は時間との勝負だ。まだタイトル争いから脱落したとは思っていない。でも必要なのは後ではなく今なんだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    ピアストリは接触でノーポイント
    チームメイトのオスカー・ピアストリも厳しいレースとなり、1周目の接触でフロントウイングを損傷。早々にピットストップを強いられ、11位でノーポイントに終わった。

    ピアストリはスタート直後のアクシデントについて次のように説明した。

    「ターン6へ向かう途中でレーシングブルズの2台に挟まれた。ストレートで3台横並びになって、そのまま3台で1つのコーナーに入ろうとして、うまくいかなかった」

    マクラーレンは母国戦でスプリント3位と決勝4位を確保したものの、フェラーリやメルセデスとの差は明確だった。ノリス、ピアストリともにマシンの改善を課題に挙げており、今後投入されるアップグレードが巻き返しの鍵となりそうだ。

    【関連】
    ・オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリスは、F1イギリスGP予選で6番手に終わった後、現在のマクラーレンの競争力に厳しい評価を下した。「言い訳はない」と断言し、MCL40は「十分な速さがない」と認め、空力効率の低さが最大の課題だと指摘した。

    ランド・ノリスは、スプリントで3位表彰台を獲得した一方で、予選ではポールポジションを獲得したキミ・アントネッリから0.766秒差の6番手だった。自身のラップには満足しながらも、それだけでは上位争いができない現状を受け止め、チーム全体の開発スピード向上を求めている。

    「言い訳はない」MCL40の競争力不足を認める
    ノリスは予選後、今回の結果はドライバーではなくマシン性能によるものだと率直に語った。

    「厳しいね。まだまったくペースがない。ポールから0.7秒も遅れているけど、自分のラップは本当に素晴らしかったと思う。すべてのコーナーで改善できたし、マシンから出せるものは全部引き出せたと感じている」

    「つまり単純に遅いんだ。ストレートでも遅いし、コーナーでも遅い。それ以上言えることはない。今のマシンは効率が良くない。そんな状態で昨日スプリントで3位になれたのが信じられないくらいだ」

    さらにノリスは、問題を曖昧にするつもりはないと続けた。

    「言い訳はない。マシンは十分ではないし、それはチーム全員が分かっている。だから、とにかく努力を続けるしかない」

    空力効率の低さがシルバーストンで露呈
    ノリスは、アップグレードやセットアップ変更によって改善した部分はあったものの、根本的な問題は解決していないと説明した。

    「マシンはいくつかの面では改善したと思う。でも理解しなければならないことがある。ストレートでも遅いし、すべてのコーナーでも遅い。マシンの効率がとても悪いんだ。ダウンフォースが足りず、ドラッグ(空気抵抗)が大きすぎる。だから今は本当に厳しい状況なんだ」

    さらに、シルバーストンはその弱点が最も表れやすいコースだと語る。

    「このコースは空力効率が求められるサーキットなんだ。ドラッグの影響を受ける区間が多く、ストレートもたくさんある。高速コーナーでも良くないし、低速コーナーでもタイムを失っている。このサーキットは、本当に良いマシンとそうでないマシンをはっきり示してしまう。そして僕たちは、残念ながら良いマシンではない」

    シルバーストンだけの問題ではない
    シルバーストンはマクラーレンの弱点が目立ちやすいサーキットではあるものの、ノリスは今回だけ特別に悪かったわけではないと説明した。

    「今年は6位より上で終えられたことの方が少ない。このコースは、ストレートが速くてコーナーも速い、効率の良いマシンが有利になるサーキットなんだ」

    「僕たちは両方とも遅い。オーストリアでは1分のコースで0.4秒差だった。ここは1分30秒近いから0.7秒差になるのも当然だ。特別遅くなったわけじゃない。ずっと同じなんだ」

    一方で、マシンのフィーリング自体には改善を感じていたという。

    「今日はクルマの感触は良かったし、前日よりも引き出せたと思う。昨日のラップが特別だったのかもしれないし、今日は他のみんながうまくまとめたということなんだろう」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝目標は5位「レッドブル勢と戦いたい」
    ノリスは、予選でのパフォーマンスを踏まえ、決勝でも現実的な目標を見据えている。

    「正直、どうなるか分からない。でもスプリントと同じように良いスタートを決めたい。今朝3位で終えられたのは、自分でもどうやって実現できたのか分からないくらいだ。1周あたり0.7秒も遅いマシンなんだから、本当に驚きだった」

    その上で、現時点で狙える順位についても率直に語った。

    「現実的には5位が最高だと思う。目標はレッドブル勢に勝つことだ。フェラーリとメルセデスは0.7秒速いんだから、その相手に勝とうと考えるのは少し無理がある」

    開発スピードを上げなければならない
    ノリスは、ライバルとの差を縮めるには時間が残されていないと危機感を示し、チームに迅速な対応を求めた。

    「チームも時間が味方じゃないことは分かっている。一日中、一週間、一か月とかけて少しずつ理解していく余裕はない」

    「今すぐこのマシンを理解しなければならないし、できるだけ早く、新しいパーツを投入しなければならない。他のどのチームよりも速いペースで開発しなければいけない。それが今の僕たちに求められているレベルなんだ」

    スプリントでは3位表彰台を獲得したマクラーレンだったが、ノリスは現在のMCL40を「十分ではない」と厳しく評価した。空力効率の悪さによってストレート、高速・低速コーナーのすべてでライバルに後れを取っていると分析し、巻き返しにはマシンの理解と開発スピードの大幅な向上が不可欠だとの危機感を示した。

    【関連】
    ・F1イギリスGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポール獲得

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の迅速な修復を称賛「別物のマシンになった」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の迅速な修復を称賛「別物のマシンになった」

    ランド・ノリスは、F1イギリスGPスプリント予選で発生したブレーキダクトのトラブルについて、マクラーレンのメカニックが短時間で修復したことを高く評価した。新型パーツの不具合によって予選序盤は苦戦を強いられたものの、SQ3では本来のパフォーマンスを取り戻し、6番手を獲得した。

    一方で、ノリスはフェラーリやメルセデスの速さを認め、スプリントでは厳しい戦いになるとの見方も示した。チームメイトのオスカー・ピアストリも、現状のマクラーレンは上位2チームには及ばないとの認識を語っている。

    SQ1で新型ブレーキダクトにトラブル
    マクラーレンはイギリスGPに新型フロントブレーキダクトを投入したが、ノリスのマシンはSQ1序盤にそのブレーキダクトへダメージを負った。

    この影響でダウンフォースを失い、ノリスはSQ1を10番手で通過。修復する時間がなかったため、SQ2も同じ状態のまま走行し、10番手で辛うじてSQ3進出を果たした。

    SQ3前に修復成功「まったく別のマシンだった」
    チームはSQ2終了からSQ3開始までの短いインターバルで新しいブレーキダクトへ交換することに成功。ノリスは最終的に6番手を獲得した。

    ノリスは、修復前の影響が想像以上に大きかったことを明かした。

    「実際には、自分が思っていたよりずっと大きな影響があった」

    「最終アタックまでにようやく修復できた。メカニックたちは本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンは完全に別物になって、ずっと良くなった」

    さらに、予選の大半は非常に苦しい状態だったと振り返る。

    「ほとんどのセッションでは本当にひどいフィーリングだった。修復できたのは本当に幸運だったし、まるで違うマシンを運転しているようだった」

    一方で、修復後にようやく本来の感触を取り戻した頃にはアタックラップが終わってしまい、本来の速さを引き出し切れなかったと悔しさも口にした。

    「最後のラップでようやく感触を取り戻した頃には、もっと攻められたと思えた。今日は少し不運だったけど、ペース自体は十分あったと思う」

    フェラーリとメルセデスは依然として優勢と分析
    ノリスは土曜日のスプリントについて、フェラーリやメルセデスとの勝負は簡単ではないと冷静に分析した。

    「もちろん挑戦はする。でも周りにいるマシンを見ると、レッドブル・レーシングとは戦えるかもしれないけど、ジョージ(ラッセル)のメルセデスは明らかにずっと速い」

    「あれだけ速いマシンと戦うのは簡単じゃない」

    その一方で、SQ3で本来のマシンバランスを取り戻せたことは前向きな材料だという。

    「最後はずっと良い感触だった。いくつか理解しなければならないことがあるし、明日に向けて改善できる点を確認したい」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    ピアストリ「予想どおりの位置だった」
    チームメイトのオスカー・ピアストリは7番手で予選を終えた。FP1では厳しい状況だったことから、この結果は概ね想定どおりだったという。

    「プラクティスの後はかなり遅かったから、だいたい予想していた位置だった」

    「正直に言えば、キミ(アントネッリ)とルイス(ハミルトン)の後ろのグループに近い位置だと思っていた」

    自身の走りには満足しているものの、純粋なマシン性能が不足していたと振り返った。

    「今日は本当にうまく走れたと思う。でもマシンには十分なペースがなかった。それが少し残念だけど、明日また挑戦するつもりだ」

    マクラーレンは課題を修復したものの上位勢との差は残る
    新型ブレーキダクトのトラブルはSQ3までに解消され、ノリスは本来の速さの一端を示した。しかし、フェラーリとメルセデスが依然として優位に立つとの認識はチーム内でも共通しており、スプリントではその差をどこまで縮められるかが焦点となる。

    【関連】
    ・F1イギリスGP スプリント予選 結果・タイムシート:ハミルトンがポール

  • ランド・ノリス フェルスタッペンのマクラーレンF1移籍説に「誰でも歓迎」

    ランド・ノリス フェルスタッペンのマクラーレンF1移籍説に「誰でも歓迎」

    ランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンに浮上しているマクラーレン移籍説について、「チームメイトになってほしい」と歓迎する姿勢を示した。一方で、自身とオスカー・ピアストリの長期契約を踏まえ、実現性については疑問も口にしている。

    フェルスタッペンはレッドブルとの契約にパフォーマンス条項が含まれているとされ、オーストリアGPでは極秘にマクラーレン首脳陣と接触したとの報道もあり、移籍の可能性が取り沙汰されている。

    マクラーレン移籍説にも冷静な見方
    マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、フェルスタッペン獲得の可能性を明確には否定していないものの、ドライバー市場には参入していないとの立場を維持している。しかし、ノリスは自身とピアストリが長期契約を結んでいることから、現実的には簡単な話ではないと語った。

    「噂はいつだってある。いろいろな話が飛び交うものだ」

    BBCの取材に対し、ノリスはそう切り出した。

    「でも僕たちは2人とも、マクラーレンとの契約がまだかなり残っている。だから『どうやって実現するんだろう?』と思うような話が出てくるのは面白いよ」

    「最高の相手と戦うにはチームメイトになるのが一番」
    それでもノリスは、フェルスタッペンの加入そのものには前向きな考えを示した。

    「誰がチームメイトでも歓迎するよ」

    「もちろんマックスは、ルイス(ハミルトン)やフェルナンド(アロンソ)と並ぶ世界チャンピオンであり、最高のドライバーの一人だ」

    「最高の相手と自分を比べたいと思うものだし、それを証明する一番の方法は同じマシンでチームメイトになることだ。だから誰がチームメイトになっても歓迎する。本当にそう思っている」

    さらにノリスは、フェルスタッペンだけでなく、ハミルトンやアロンソとも組んでみたいと続けた。

    「マックスがチームメイトになってくれたらうれしいし、ルイスでもいいし、フェルナンドでもいい。でも同時に、オスカーというチームメイトにも満足している」

    「彼は本当に信じられないほど優れたドライバーだし、僕を常に高いレベルへ押し上げてくれる、とても強力なチームメイトなんだ」

    ランド・ノリス

    フェルスタッペンには異なる環境になる
    ノリスは、レッドブルで長年チームの中心として戦ってきたフェルスタッペンにとって、マクラーレンは大きく異なる環境になるとの見方も示した。

    「レッドブルと僕たちでは、チームの哲学も考え方も確実に違う」

    「レッドブルでは許されているようなことでも、マクラーレンでは同じようにはできないことがある。それは彼にとって違う雰囲気になるだろう」

  • ランド・ノリス アロンソの“資金力疑惑”を一蹴「F1ドライバーは話しすぎ」

    ランド・ノリス アロンソの“資金力疑惑”を一蹴「F1ドライバーは話しすぎ」

    ランド・ノリスは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが各チームのアップグレード開発競争について投げかけた疑問に反論した。

    アロンソは、新レギュレーション下で一部チームが驚異的なペースで新パーツを投入していることに対し、「ファクトリーにお金を生み出す機械があるのでは」と冗談交じりに語っていた。

    しかしノリスは、ドライバーが各チームの財務状況や開発体制を把握しているわけではないと指摘。アップグレード投入の速さは資金力だけで決まるものではなく、設計や製造の効率など多くの要素が関係しているとして、他チームを推測で語るべきではないとの考えを示した。

    「ドライバーは話しすぎ」とアロンソに反論
    オーストリアGPで取材に応じたノリスは、アロンソの発言について率直な見解を語った。

    「ドライバーは話しすぎだと思う」

    「彼らは何も分かっていない。会計担当じゃないし、実際にどう機能しているのか理解しているわけでもない」

    ノリスの発言は、各チームが2026年の新レギュレーションマシンの性能向上を目指し、それぞれ異なる開発戦略を採っている状況を受けたものだ。

    マクラーレンのように小規模なアップデートを継続的に投入するチームがある一方、アストンマーティンは大型アップグレードをシーズン後半まで温存する方針を採っている。

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    アップグレードは資金ではなく開発効率が鍵
    ノリスは、開発スピードを左右するのは予算だけではないと説明した。

    「まったく驚いていない」

    「どれだけ早く課題に取り組めるかによるし、それぞれのパーツにどれだけ時間をかけるか、風洞でどれだけ時間を使えるか、そうした細かな積み重ねが重要なんだ」

    さらに、製造工程の効率性も大きな違いを生むと続けた。

    「パーツをどれだけ効率よく製造し、完成させられるかも重要だ。だから他チームについて語るべきではないと思う」

    「どのチームも他より優れている部分があり、あらゆる面でライバルを上回らなければならない」

    開発競争はファクトリーで決まる
    2026年のF1では、サーキットでの戦いだけでなく、ファクトリーでの開発競争がかつてないほど重要になっている。

    ファンの目に映るのは週末に投入される新パーツだけだが、その裏では設計、風洞開発、製造、生産体制の効率化など、数週間から数か月にわたる作業が積み重ねられている。

    ノリスは、ライバルチームのアップグレード投入ペースを単純に資金力へ結び付ける見方を否定し、成功を左右するのは組織全体の開発力と運営効率だとの認識を示した。

  • ランド・ノリス フェラーリF1の失速に驚き「あれほどの苦戦は予想外」

    ランド・ノリス フェラーリF1の失速に驚き「あれほどの苦戦は予想外」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2026年F1オーストリアGPで最も驚いたこととして、フェラーリの予想外の苦戦を挙げた。

    わずか2週間前のバルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンが優勝したフェラーリだったが、レッドブル・リンクではペースを欠き、ノリスは「ここまで苦戦するとは思わなかった」と率直な感想を語った。

    ノリスは決勝を7位でフィニッシュ。スタート直後の順位争いとピット戦略が結果を左右したと振り返る一方、自身が予想していた以上にマクラーレンがフェラーリと互角以上に戦えたことにも驚きを示した。

    スタートと戦略で順位を失う展開
    ノリスは気温が非常に高いコンディションの中で行われたレースを振り返り、序盤に失ったトラックポジションが最後まで響いたと説明した。

    「今日のレースは、この暑さもあって決して楽ではなかった」

    「1周目に何台かに先行されてしまった。それに、ハジャーをカバーするために先にオスカーをピットへ入れたことで、自分はピットストップでも順位を失った。それがすべてだった」

    「それ以外に不満はない。結局はトラックポジションを失ったことが一番大きかった。今日はそれが何より重要だった。不運だったけど、そういうレースだった」

    ノリスは日曜日のレースペースについては、事前の予想より良かったとの手応えも口にした。

    「日曜日のペースは、正直言って予想していたより少し良かったと思う」

    「フェラーリには気の毒だった」
    ノリスは、今回のレース最大の驚きはフェラーリの失速だったと語り、その原因をパワー不足とタイヤへの負担にあると分析した。

    「一番驚いたのはフェラーリだった。本当にあれほど苦戦するとは思わなかった」

    「正直、彼らには気の毒だと思う。パワーがないとコーナーでものすごく攻めなければならない。でも、このタイヤではそれができない。彼らにとっては本当に厳しいレースだった」

    一方で、マクラーレンにも依然として課題が残っていることを認めた。

    「僕たちもバランスにはまだ苦しんでいるし、このマシンは本当に運転が難しい。でも今日はどのチームも同じような状況だったと思う」

    「何かを変えたわけではないし、同じ問題は残っている。ただ改善には時間が必要だ」

    スクーデリア・フェラーリ

    ピアストリもフェラーリの低迷は予想外
    4位でフィニッシュしたオスカー・ピアストリも、フェラーリを上回れたことは想定外だったと明かした。

    「正直、フェラーリに勝てたのは少し驚きだった。少なくとも僕の場合は本当に僅差だった」

    「今日は戦略にも助けられたけど、ペースは少しだけ彼らより良かった。ただ、メルセデスに挑めるほどではなかったし、フェルスタッペンは予想以上に速かった。それが今の僕たちの位置だ」

    また、バルセロナ・カタルーニャGPで苦戦した原因を分析した成果が、今回のレースで表れたとも語った。

    「今日のレースは、ある意味ではバルセロナと似ていたけれど、僕にとってはまったく違う結果になった」

    「なぜバルセロナがあれほど難しかったのかを理解するために多くの時間を費やした。そして今週末、特に今日に向けてアプローチを大きく変えた」

    「今回の結果は、その取り組みの成果を示していると思う。その点では本当に満足している。ただ、トロフィーを持ち帰れないと、やはりもう少し上を望んでしまう。でも今日はこれが精いっぱいだった」

    オーストリアGPでは、フェラーリが3ストップ戦略を選択しながらもペース不足に苦しみ、ハミルトンは5位、シャルル・ルクレールは8位に終わった。一方のマクラーレンは、依然としてマシンバランスに課題を抱えながらも、両ドライバーがフェラーリを上回る結果を残し、チームとして一定の前進を示すレースとなった。

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスは、金曜日のフリー走行で見せた好調ぶりから上位進出への期待が高まっていたものの、最終的な結果は「今のマシンの実力どおりだった」と受け止めた。

    マクラーレンは週末序盤に力強いペースを示し、ポールポジション争いに加わることも期待されていた。しかし予選ではメルセデス、フェラーリ、レッドブル勢に及ばず、ノリスが6番手、チームメイトのオスカー・ピアストリが7番手という結果に終わった。

    「今の実力どおりの結果だった」
    ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、フェラーリ勢が2番手、3番手を独占するなか、ノリスは最終アタックでクラッシュしたマックス・フェルスタッペンにわずかに届かず6番手となった。

    ノリスは期待より低い順位だったことは認めつつも、各車の差が極めて小さかったことを強調した。

    「たぶんみんな、僕たち自身も含めて、もう少し上の順位を期待していたと思う」

    「でも実際に見てもらえれば分かるように、本当に僅差だった。僕のラップ自体はかなり良かったと思う。オスカーも言っていたように、今日みたいな日は本当に信じられないような完璧なラップを決めないと、2つか3つ順位を上げることはできない。でも、そんなラップはそう簡単には出せないし、今の僕たちのマシンでそれを引き出すのは難しい」

    そのうえで、現状のパッケージからはほぼ最大限のパフォーマンスを引き出せたとの認識を示した。

    「だから僕たちは満足している。今回も彼らにかなり近いところにいられたからね。あとは誰かが完璧なラップをまとめられず、少しミスをしてくれることを期待するしかない。でも今日はそういうことは起きなかった」

    そして率直にこう締めくくった。

    「だから、僕たちは今いるべき位置にいるということだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝ではタイヤマネジメントが勝負の鍵
    一方でノリスは、決勝では予選とはまったく異なる展開になると予想している。高温コンディションが見込まれることから、タイヤマネジメントがレースを左右すると考えている。

    「決勝はとても暑くなるだろうし、タイヤのデグラデーションが大きな要素になる。バルセロナ・カタルーニャGPとよく似た展開になるはずだ」

    「戦略やピットストップなど、いろいろなことが起こり得る。でもレースをうまくマネジメントしてチャンスを生かすことができれば、良い結果をつかめるだけの状態にあると思う」

    71周で争われる決勝では、予選以上に戦略とタイヤマネジメントが重要になる見込みだ。マクラーレンは決勝ペースを武器に上位進出を狙うことになる。

    ノリスにとっては、現F1ワールドチャンピオンとして迎える今季初優勝を目指す戦いでもある。来週には母国シルバーストンでのイギリスGPを控えており、その前に待望の勝利を手にできるか注目される。

  • ランド・ノリス 自身初のろう人形と初対面「ちょっと不気味だった」

    ランド・ノリス 自身初のろう人形と初対面「ちょっと不気味だった」

    2025年のF1ワールドチャンピオンであるランド・ノリスが、ロンドンのマダム・タッソーで制作された自身初のろう人形と対面した。

    このろう人形は、2025年のF1王座獲得を記念して制作されたもので、7月3日から5日に開催されるイギリスGPを前に、ロンドン・ベーカー・ストリートにあるマダム・タッソーで一般公開される予定だ。

    数か月にわたる制作協力
    ノリスは制作にあたり、数か月にわたってマダム・タッソーのアーティストと協力。展示用としてマクラーレンのレーシングスーツも提供し、より本物に近い展示の実現に貢献した。

    26歳のノリスは、完成したろう人形と初めて対面した際、その精巧さに驚きを隠さなかった。

    「完成した人形を見て、隣に立ってみると、本当に不思議な気分だった。もう一人の自分を見ているようだったよ」

    「写真や動画、鏡に映る自分を見ることには慣れているけど、これは3Dの自分だからね。ちょっと不気味だよ」

    「アーティストのみんなは細部まで本当に見事に再現してくれた。驚くほど本物そっくりだ」

    「実際にレースで着用しているレーシングスーツを提供したかった。ファンに間近で見てもらえるし、人形もさらにリアルに感じてもらえると思う」

    「今年の夏にロンドンで多くの人に見てもらえるのが楽しみだし、みんなに楽しんでもらえたらうれしい」

    ランド・ノリス

    ハミルトンらと並んで展示
    マダム・タッソー・ロンドンのゼネラルマネージャーを務めるスティーブ・ブラックバーンは、ノリスの協力に感謝を示した。

    「ついにランド・ノリスのフィギュアを一般公開できることを大変うれしく思う。ファンの皆さんにもきっと楽しんでいただけるはずだ」

    「レーシングスーツなど貴重なアイテムを提供してくれたランドには心から感謝している。そのおかげでフィギュアはさらに命を吹き込まれたようになった。この夏、多くのファンを迎え、一緒に記念撮影を楽しんでもらえることを楽しみにしている」

    ノリスのろう人形は、7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンをはじめ、サッカーのハリー・ケイン、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・エムバペ、メアリー・アープス、モハメド・ファラー、アンソニー・ジョシュアら、世界的なスポーツ選手の展示エリアに加えられる。

    オーストリアGPへ
    現在ドライバーズランキング5位につけるノリスは、今週末に開催されるオーストリアGPで再びレースに臨む。イギリスGPを前に公開される自身初のろう人形は、母国ファンにとって新たな見どころの一つとなりそうだ。

  • ランド・ノリスがアントネッリを称賛 F1王者防衛苦戦も「見ていて楽しい」

    ランド・ノリスがアントネッリを称賛 F1王者防衛苦戦も「見ていて楽しい」

    2025年F1ワールドチャンピオンのランド・ノリスが、2026年シーズンを席巻しているキミ・アントネッリへの率直な思いを明かした。自身はタイトル防衛に苦しむ一方で、19歳の若きメルセデスドライバーに大きな敬意を抱いているという。

    アントネッリは開幕から6戦で5連勝を記録し、ドライバーズランキング首位を独走。そんな圧倒的な活躍を続けるライバルについて、ノリスは「見ていて楽しい」と語り、その人柄と実力を高く評価した。

    アントネッリ独走でノリスは苦戦
    2026年シーズン開幕から6戦を終えた時点で、アンドレア・キミ・アントネッリはドライバーズランキング首位を独走している。

    モナコGPで今季5連勝を達成したアントネッリは156ポイントを獲得。ランキング2位のルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけており、チームメイトのジョージ・ラッセルも68ポイント差まで後退している。

    一方、前年王者のランド・ノリスは58ポイントでランキング6位。アントネッリとの差は98ポイントに達している。

    ノリス自身も2025年シーズンには苦しいタイトル争いを経験している。第15戦オランダGP終了時点ではチームメイトのオスカー・ピアストリに34ポイント差をつけられていたが、その後6戦連続で上回り、最終的にマックス・フェルスタッペンを2ポイント差で下して初タイトルを獲得した。

    「批判する部分が見当たらない」
    スペイン紙『Mundo Deportivo』のインタビューでノリスは、アントネッリの活躍について次のように語った。

    「子供の頃から知っていたわけではないけど、とても礼儀正しい人に見える。とてもいい人だ。僕にとっては、それが一番大事なことだ」

    「彼には大きな敬意を抱いている。まだ本当に若いし、19歳で世界選手権を争っているんだ。信じられないことだ」

    「まだF1で2年目なのに、とても強力なチームメイトと戦いながら毎週のように勝っている。正直、彼を批判できる部分はほとんどない」

    「実質的に完璧な仕事をしている。もちろん、自分が同じ立場にいないことを考えると辛い部分もある。でも、こういう光景を見るのは楽しいんだ」

    若き王者候補への敬意
    ノリスは、アントネッリの人柄とパフォーマンスの両方を高く評価している。

    「良い人が素晴らしい結果を出しているのを見るのは気持ちがいい。特に彼の年齢ならなおさらだ。本当に尊敬している」

    「これほど素晴らしい仕事をしている人を見るのは楽しい。なぜなら、そういう結果を出すのに何が必要なのか僕自身が分かっているからだ」

    「だから、あれほど見事にやっている姿を見ると、ただ脱帽して敬意を示すしかない」

    さらにノリスは、タイトル争いについても公平な見方を示した。

    「ジョージが勝ったらうれしい。イギリス人だし、親しい友人だからね」

    「キミが勝ってもうれしい。正直なところ、チャンピオンになった人なら誰でも祝福する。おそらく、その人が最も勝つに値したということだからだ」

    マクラーレンを襲う信頼性問題
    ノリスのタイトル防衛苦戦の背景には、マクラーレンの深刻な信頼性問題がある。

    2026年の新レギュレーション導入後、マクラーレンは開幕から数々のトラブルに見舞われてきた。

    第2戦中国GPではメルセデス製パワーユニットのバッテリー問題により、ノリスとピアストリの両者がスタートできなかった。さらにノリスはカナダGPでギアボックストラブルによってリタイアし、モナコGPでもエンジントラブルでリタイアを喫している。

    今季ここまでの表彰台は、第4戦マイアミGPでの2位のみ。アントネッリがアンダーカットで逆転優勝を飾ったレースだった。